JP6038009B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コピー機や複合機等の画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、コピー機や複合機等の画像形成装置が設置された建物の屋根にソーラーパネルを設置し、このソーラーパネルにて発電された電力によって画像形成装置を動作させると共に、画像形成装置に内蔵された蓄電器の充電を行う技術が開示されている。この技術によると、商用電源からの電力供給を受けずに画像形成装置を動作させることができるので、電気料金の節約につながる。
特許第3597967号公報
上記従来技術では、画像形成装置の動作に必要な全電力を賄うために、大容量の発電能力を有する高価なソーラーパネルが必要となり、屋根へのパネル設置費用も含めて設備の導入にかかったイニシャルコストを電気料金の節約分で補填しきれず、かえってユーザーのコスト負担増を招く虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、商用電源以外の電源からの電力供給にかかるイニシャルコストを抑えて、ユーザーのコスト負担を軽減することの可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、画像形成装置に係る第1の解決手段として、画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する装置本体と、光を受けて発電する光発電モジュールとを備える画像形成装置において、前記光発電モジュールは、受光面が光源に向けられた状態で前記装置本体に着脱自在に装着されると共に、電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブルを介して前記装置本体に電気的に接続され、前記装置本体は、通常モード時には商用電源から供給される電力にて動作する一方、省電力モード時には前記コネクタ付ケーブルを介して前記光発電モジュールから供給される電力にて動作する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記光発電モジュールは、自身の総発電量が前記装置本体による省電力モードの維持に必要な電力を下回った場合、前記コネクタ付ケーブルを介して電力供給が不可能である旨を前記装置本体に通知し、前記装置本体は、前記省電力モード時に前記光発電モジュールから前記電力供給が不可能である旨の通知を受けた場合、前記省電力モードの維持に必要な電力の供給元を前記商用電源に切替える、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記光発電モジュールは、前記コネクタ付ケーブルを複数本備え、自身の総発電量と前記コネクタ付ケーブルの1本当たりの電力規格値に基づいて給電可能なケーブル数を決定する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、前記光発電モジュールは、給電可能な前記コネクタ付ケーブルをユーザーに通知するための通知手段を備える、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記通知手段は、前記コネクタ付ケーブルの各々に対応して設けられた発光素子である、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第6の解決手段として、上記第1〜第5のいずれかの解決手段において、前記コネクタ付ケーブルは、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したUSBケーブルである、という手段を採用する。
本発明によれば、装置本体の省電力モードの維持に必要な電力のみを光発電モジュールで賄うので、光発電モジュールの小容量化及び小型化を実現できる。従って、光発電モジュールの製造コストだけでなく、光発電モジュールを装置本体に装着させるための費用も含め、商用電源以外の電源(光発電モジュール)からの電力供給にかかるイニシャルコストを抑えて、ユーザーのコスト負担を軽減することが可能となる。
また、本発明の副次的な効果として、光発電モジュールを、地震等の停電を伴う災害発生時に、装置本体から取り外すことで、電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブルを介して接続可能な各機器の電源として利用することができる。
本実施形態に係る複合機Aの外観図である。 複合機A(特に装置本体1)の要部構成を示す正面透視図である。 複合機Aの装置本体1の機能ブロック図である。 本実施形態に係る光発電モジュール2の外観図である。 光発電モジュール2の制御基板140の制御回路図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下では、本発明に係る画像形成装置として、コピー機、プリンター及びファクシミリ等の機能を併せ持つ電子写真方式の複合機を例示して説明する。
図1は、本実施形態に係る複合機Aの外観図である。この図1に示すように、複合機Aは、画像データに基づく画像を印刷用紙(記録媒体)上に形成する装置本体1と、光を受けて発電する複数の光発電モジュール2とを備えている。装置本体1は、オフィスやコンビニエンスストア等の施設内において、太陽光を受けやすい窓際、或いは室内照明の光を受けやすい場所等に設置されている。
装置本体1の上部には、原稿がセットされるプラテンガラス(図1では図示省略)が設けられていると共に、原稿押圧部材としての役割を担うプラテンカバー10がプラテンガラスに対して開閉自在に設けられている。装置本体1の下部には、所定サイズの印刷用紙を収容する給紙カセット11が装置本体1の正面に対して引き出し自在に設けられている。装置本体1の中央部には、排出された印刷物(画像形成後の印刷用紙)を溜め置くための排紙トレイ12が設けられている。
装置本体1は、プラテンガラス上にセットされた原稿をスキャンして得られた画像データ、或いは外部機器から受信した画像データに基づく画像を、給紙カセット11に収容されている印刷用紙上に形成した後、画像形成後の印刷用紙を印刷物として排紙トレイ12に排出する。なお、装置本体1の側面には、側面に対して手前側に開閉自在な手差しトレイ13が設けられており、この手差しトレイ13にセットされた印刷用紙に画像を形成できるようになっている。
光発電モジュール2は、受光面(具体的には後述の太陽光電池110、120、130の受光面)が光源(例えば太陽或いは室内照明)に向けられた状態で装置本体1のプラテンカバー10の上面に着脱自在に装着されると共に、電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブル(具体的には後述のUSBケーブル150、160、170)を介して装置本体1に電気的に接続される。
詳細は後述するが、装置本体1は、自機の動作モードに応じて、電源電力の供給元を、商用電源(例えばAC100V電源)或いは光発電モジュール2のいずれか一方に切替える機能を有している。なお、光発電モジュール2は、プラテンカバー10の上面に限らず、光源からの光を受けやすい位置であれば、装置本体1のどの部分に装着しても良い。また、光発電モジュール2の受光面の傾斜角を最も光を受けやすい角度に変えられる機構を装置本体1に設けても良い。
図2は、複合機A(特に装置本体1)の要部構成を示す正面透視図である。この図2において、符号20は、原稿をスキャンしてその原稿の画像データを生成する原稿読取部であり、プラテンガラス21、白色基準板22、フルレートキャリッジ23、ハーフレートキャリッジ24、集光レンズ25及びCCD(Charge Coupled Devices)センサー26を備えている。
プラテンガラス21は、読み取り対象の原稿を1枚ずつセットするためのガラス板である。白色基準板22は、シェーディング補正用の白色基準データを取得するための白色板である。フルレートキャリッジ23は、プラテンガラス21の下方において、不図示のキャリッジ搬送機構によりプラテンガラス21に沿って左右方向(走査方向)に往復移動可能に設けられており、照明光を斜め上方に向けて出射するランプ23aと、照明光の反射光を後述するハーフレートキャリッジ24に向けて反射するミラー23bを内蔵する。
ハーフレートキャリッジ24は、フルレートキャリッジ23と同様に、不図示のキャリッジ搬送機構によりプラテンガラス21に沿って左右方向に往復移動可能に設けられており、フルレートキャリッジ23のミラー23bからの入射光を下方に向けて反射するミラー24aと、ミラー24aからの入射光を後述する集光レンズ25に向けて反射するミラー24bを内蔵する。なお、キャリッジ搬送機構により、フルレートキャリッジ23の移動量とハーフレートキャリッジ24の移動量との比率は1:0.5となるように制御されている。これにより、集光レンズ25に達するまでの照明光の光路長が一定となるように制御される。
集光レンズ25は、ハーフレートキャリッジ24のミラー24bからの入射光を集光してCCDセンサー26の受光面に結像させる。CCDセンサー26は、不図示のCCD駆動部から供給されるタイミング信号に同期して作動し、受光面にて受光した光を光電変換することにより、読み取った原稿の画像に応じたアナログ電圧信号を生成してAFE(アナログフロントエンド:図示省略)に出力する。なお、AFEは、上記のアナログ電圧信号を所定のゲイン設定値にて増幅した後にデジタル変換することで、読み取った原稿の画像を表す画像データを生成し、この画像データを後述の制御部60に出力する。
また、図2において、符号30は、原稿読取部20から得られた画像データ或いは外部機器から受信した画像データに基づくトナー画像を印刷用紙上に形成(転写)するトナー画像形成部であり、中間転写ベルト31と、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色にそれぞれ対応したトナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)と、駆動ローラー32と、テンションローラー33と、二次転写ローラー34と、クリーナー35とから構成されている。
中間転写ベルト31は、各トナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)によって形成(現像)される各色のトナー画像を順次重ねて1次転写するための中間転写体であり、駆動ローラー32及びテンションローラー33に張架されて、図2において時計回りに回走する構成となっている。
トナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)は、それぞれ感光体ドラムFaと、帯電部Fbと、露光部Fcと、現像部Fdと、一次転写ローラーFeとを備え、さらに不図示のクリーニング装置及び除電装置等とを備える。感光体ドラムFaは、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー画像が形成されるものである。帯電部Fbは、感光体ドラムFaに対して対向配置され、感光体ドラムFaの周面を帯電状態とするものである。
露光部Fcは、レーザー光を帯電状態の感光体ドラムFaの周面において走査して静電潜像を形成するものであり、詳細には、トナーを配置すべきドット位置に対応する感光体ドラムFa上の位置に対してレーザー光を照射する。現像部Fdは、感光体ドラムFaの周面に対してトナーを付着させることによって感光体ドラムFaの周面上に静電潜像に基づくトナー画像を現像するものである。
一次転写ローラーFeは、中間転写ベルト31を挟んで感光体ドラムFaと対向配置され、感光体ドラムFaに現像されたトナー画像を中間転写ベルト31に一次転写するものである。二次転写ローラー34は、中間転写ベルト31を挟んで駆動ローラー32と対向配置されており、中間転写ベルト31表面に転写されているトナー画像(各色のトナー画像が重ね合されたもの)を、給紙カセット11から給紙された印刷用紙上に2次転写するものである。クリーナー35は、クリーニングローラーやクリーニングブレード等を備え、中間転写ベルト31の残留トナーを除去する。
また、図2において、符号40は、上記のトナー画像形成部30によって印刷用紙上に二次転写されたトナー画像を定着させて完成画像とする定着部であり、加圧・加熱することによりトナー画像を定着させる加熱ローラー41を備えている。なお、この加熱ローラー41の発熱温度(つまり定着部40の定着温度)は、後述の制御部60によって制御可能となっている。
また、図2において、符号50は、給紙カセット11に収容されている印刷用紙を搬送するための用紙搬送機構であり、給紙カセット11から印刷用紙を1枚ずつ搬出するためのピックアップローラー51と、ピックアップした印刷用紙をトナー画像形成部30(駆動ローラー32と2次転写ローラー34とのニップ部分)に搬送するための給紙ローラー52と、定着部40による定着処理後の印刷用紙を印刷物として排紙トレイ12に排出するための排紙ローラー53等から構成されている。なお、手差しトレイ13に載置された印刷用紙は、用紙搬送機構50によって搬送可能な構成となっている。
図3は、装置本体1の機能ブロック図である。この図3において、図2と同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。図3において、符号60は制御部、符号70は操作表示部、符号80は画像データメモリー、符号90は通信I/F、符号100はUSBポートである。また、符号Bは、画像データの送信元であるパーソナルコンピューター或いはファクシミリ等の外部機器である。
制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)コアや、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリー、入出力インターフェイスなどが一体的に組み込まれたマイクロコンピューターであり、操作表示部70から入力される操作信号、原稿読取部20から得られた画像データ或いは通信I/F90を介して外部機器Bから受信した画像データに基づいて、装置本体1の全体動作(原稿読取部20によるスキャン動作、トナー画像形成部30によるトナー画像形成動作、定着部40による定着動作、用紙搬送機構50による用紙搬送動作など)を制御する。
また、この制御部60は、原稿読取部20から得られた画像データ或いは外部機器Bから受信した画像データがRGB色空間データである場合には、それらの画像データをCMYK色空間データに変換する機能も有している。周知のように、RGB色空間データとは、光三原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する画素(画像を構成する最小単位)の階調値を示すデジタルデータであり、CMYK色空間データとは、CMYKの各色のトナー画像について、どの位置のドットにトナーを配置するのかを2値で示すデジタルデータである。
操作表示部70は、操作キー部71と表示部72とを備えており、利用者による操作に応じた操作信号を制御部60に出力すると共に、制御部60による制御の下、装置本体1の状態を示す情報等の各種情報を表示する。操作キー部71は、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)等のハードキーを備えている。表示部72は、例えばタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイであり、ソフトキーを含む画面を表示する。
画像データメモリー80は、例えばフラッシュメモリーなどの書き換え可能な不揮発性メモリーであり、制御部60による制御の下、画像読取部20から得られた画像データや、外部機器Bから受信した画像データ、及びCMYK色空間データに変換された画像データなどを記憶する。通信I/F90は、制御部60による制御の下、公衆回線網やLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して外部機器Bとの通信を行う通信インターフェイスである。
USBポート100は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したシリアルインターフェイスであり、光発電モジュール2を含むUSB規格に対応した各機器との電気的な接続を可能とする。光発電モジュール2の電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブル(具体的には後述のUSBケーブル150、160、170)は、このUSBポート100に接続される。
装置本体1は、通常モード時には商用電源から供給される電力にて動作するが、省電力モード時にはUSBポート100を介して光発電モジュール2から供給される電力にて動作する。このように、自機の動作モードに応じて、電源電力の供給元を、商用電源或いは光発電モジュール2のいずれか一方に切替える機能を制御部60が有している。
図4は、光発電モジュール2の外観図である。この図4に示すように、光発電モジュール2は、3個の太陽光電池110、120、130と、後述の制御回路が設けられた制御ユニット140と、制御ユニット140に接続された3本のUSBケーブル150、160、170とから構成される。USBケーブル150、160、170は、USB規格に準拠したコネクタ付ケーブルであり、それぞれの一端に装置本体1を含むUSB規格に対応した各機器との電気的な接続を可能とするUSBコネクタ151、161、171が取り付けられている。
図5は、制御ユニット140に設けられた制御回路を示す回路図である。3個の太陽光電池110、120、130の出力電力は、電力合流器141にて合流した後、電源スイッチ142と、給電スイッチ143、144、145に分配される。給電スイッチ143に分配された電力は、給電スイッチ143がオンの時に例えば発光ダイオード等の発光素子146を介してUSBケーブル150に出力される。給電スイッチ144に分配された電力は、給電スイッチ144がオンの時に発光素子147を介してUSBケーブル160に出力される。給電スイッチ145に分配された電力は、給電スイッチ145がオンの時に発光素子148を介してUSBケーブル170に出力される。
電源制御部149は、太陽光電池110、120、130の総発電量を監視し、その総発電量に応じて各給電スイッチ143、144、145のオン/オフを制御する。なお、電源スイッチ142の操作によって、電源制御部149の電源電力の供給元を太陽光電池110、120、130とするか、外部電源入力とするかを切替えることができる。また、図5では図示を省略しているが、USBケーブル150、160、170に含まれるデータ通信線は、電源制御部149に接続されており、電源制御部149は、装置本体1を含むUSB規格に対応した各機器との通信が可能となっている。
次に、上記のように構成された複合機Aの動作について説明する。
前述のように、装置本体1は、通常モード時には商用電源から供給される電力にて動作する一方、省電力モード時にはUSBポート100を介して光発電モジュール2から供給される電力にて動作する。例えば、欧州連合(EU)のエネルギー関連製品指令(ErP指令)によれば、画像形成装置を含む電子機器の省電力モード時の待機電力を0.5Wとすることが義務付けられている。従って、省電力モード時には、光発電モジュール2から装置本体1へ0.5Wの電力を供給すれば良い。
USB規格によると、USBケーブル150、160、170の1本当たり(言い換えれば、USBポート100の1個当たり)の電力規格値は、ちょうど0.5W(但し、電圧規格値が5V(±10%)、電流規格値が100mAの場合に限る)であるので、装置本体1のUSBポート100に、光発電モジュール2のUSBケーブル150、160、170のいずれか1本を接続すれば、光発電モジュール2から装置本体1へ0.5Wの電力を供給できることになる。以下では、装置本体1のUSBポート100に、光発電モジュール2のUSBケーブル150が接続されたと仮定して複合機Aの動作を説明する。
このように、装置本体1のUSBポート100に、光発電モジュール2のUSBケーブル150が接続されると、光発電モジュール2の電源制御部149は、装置本体1の制御部60との通信により、装置本体1にUSBケーブル150が接続されたことを認識すると共に、現在の装置本体1の動作モードを認識する。ここで、光発電モジュール2の電源制御部149は、装置本体1の動作モードが通常モードであった場合、全ての給電スイッチ143、144、145をオフに制御することで、装置本体1への電力供給を停止する。
装置本体1は、制御部60による制御により、通常モード時には商用電源から供給される電力にて動作しているが、例えば、ユーザーによる操作や画像データの受信が一切無い状態で一定時間経過するなどの省電力モードへの移行条件が成立すると、制御部60は、電源電力の供給元を、商用電源から光発電モジュール2に切替えて装置本体1を省電力モードに切替える。この省電力モードでは、制御部60以外の各機能ブロックへの電力供給が停止され、制御部60のみが光発電モジュール2から電力供給を受ける。
光発電モジュール2の電源制御部149は、装置本体1の制御部60との通信により、装置本体1が省電力モードに切替わったことを認識すると、装置本体1に接続されているUSBケーブル150に対応する給電スイッチ143のみをオンに制御して装置本体1へ省電力モードの維持に必要な0.5Wの電力供給を開始する。これにより、装置本体1の制御部60は、省電力モードの維持に必要な電力を受けて動作を継続することができる。
ここで、光発電モジュール2の電源制御部149は、太陽光電池110、120、130の総発電量を監視し、その総発電量が装置本体1による省電力モードの維持に必要な電力(つまり0.5W)を下回った場合、USBケーブル150を介して電力供給が不可能である旨を装置本体1に通知する。一方、装置本体1の制御部60は、省電力モード時にUSBポート100を介して光発電モジュール2から電力供給が不可能である旨の通知を受けた場合、省電力モードの維持に必要な電力の供給元を商用電源に切替える。
以上のように、本実施形態による複合機Aは、装置本体1の省電力モードの維持に必要な電力のみを光発電モジュール2で賄うので、光発電モジュール2の小容量化及び小型化を実現できる。従って、光発電モジュール2の製造コストだけでなく、光発電モジュール2を装置本体1に装着させるための費用も含め、商用電源以外の電源(光発電モジュール2)からの電力供給にかかるイニシャルコストを抑えて、ユーザーのコスト負担を軽減することが可能となる。
また、本実施形態による光発電モジュール2は、地震等の停電を伴う災害発生時に、装置本体1から取り外すことで、USB規格に対応する各機器の電源として利用することができる。各光発電モジュール2は、それぞれ3本のUSBケーブル150、160、170を備えているので、1つの光発電モジュール2に対してUSB規格に対応する機器を同時に最大3つ接続することができる。但し、光発電モジュール2に接続可能な機器は、USBケーブル150、160、170の1本当たりの電力規格値で動作可能なものに限る。
しかしながら、停電を伴う災害発生時において、光発電モジュール2は、専ら太陽光を受けて発電することになるため、天候や時間帯等の影響を大きく受けて総発電量が変動しやすくなると考えられる。従って、総発電量が低い状態で、1つの光発電モジュール2に3つの機器を同時に接続してしまうと、電力が3つに分配されて、結局、3つの機器を共に動作させることができなくなる可能性がある。そこで、本実施形態における光発電モジュール2の電源制御部149は、太陽光電池110、120、130の総発電量とUSBケーブル150、160、170の1本当たりの電力規格値に基づいて給電可能なケーブル数を決定する機能を有している。
具体的には、太陽光電池110、120、130の総発電量をPt(W)、USBケーブル150、160、170の1本当たりの電力規格値をPs(W)とすると、光発電モジュール2の電源制御部149は、下記(1)式で示される条件が成立した場合(総発電量Ptが3つの機器を同時に動作させるのに十分な電力であった場合)に、全ての給電スイッチ143、144、145をオンにして、3本のUSBケーブル150、160、170の全てを給電可能なケーブルとする。
Pt≧Ps×3 ・・・(1)
また、光発電モジュール2の電源制御部149は、下記(2)式で示される条件が成立した場合(総発電量Ptが2つの機器を同時に動作させるのに十分な電力であった場合)に、給電スイッチ143、144のみをオンにして、2本のUSBケーブル150、160のみを給電可能なケーブルとする。
Ps×3>Pt≧Ps×2 ・・・(2)
また、光発電モジュール2の電源制御部149は、下記(3)式で示される条件が成立した場合(総発電量Ptが1つの機器を動作させるのに十分な電力であった場合)に、給電スイッチ143のみをオンにして、1本のUSBケーブル150のみを給電可能なケーブルとする。
Ps×2>Pt≧Ps ・・・(3)
そして、光発電モジュール2の電源制御部149は、下記(4)式で示される条件が成立した場合(総発電量Ptが1つの機器も動作させることのできない電力であった場合)に、全ての給電スイッチ143、144、145をオフにして、3本のUSBケーブル150、160、170の全てを給電不可能なケーブルとする。
Pt<Ps ・・・(4)
これにより、停電を伴う災害発生時においても、光発電モジュール2を利用して、可能な限り多くの機器を同時に動作させることができる。なお、USBケーブル150、160、170に電流が流れると、それぞれのケーブルに対応する発光素子146、147、148が点灯するので、給電可能なケーブルをユーザーに通知することができる。
以上、本発明の一実施形態による複合機Aについて説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、光発電モジュール2のコネクタ付ケーブルとしてUSBケーブル150、160、170を例示した(言い換えれば、USB規格対応の光発電モジュール2を例示した)が、電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブルであれば規格は問わない。
また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置が複合機Aである場合を例に挙げて説明したが、本発明は、プリンター、コピー機、ファクシミリ等の画像形成装置に広く適用することができる。
A…複合機、1…装置本体、2…光発電モジュール、10…プラテンカバー、20…原稿読取部、30…トナー画像形成部、40…定着部、50…用紙搬送機構、60…制御部、100…USBポート、110、120、130…太陽光電池、140…制御ユニット、150、160、170…USBケーブル

Claims (6)

  1. 画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する装置本体と、光を受けて発電する光発電モジュールとを備える画像形成装置において、
    前記光発電モジュールは、受光面が光源に向けられた状態で前記装置本体に着脱自在に装着されると共に、電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブルを介して前記装置本体に電気的に接続され、
    前記装置本体は、通常モード時には商用電源から供給される電力にて動作する一方、省電力モード時には前記コネクタ付ケーブルを介して前記光発電モジュールから供給される電力にて動作し、
    前記光発電モジュールは、自身の総発電量が前記装置本体による省電力モードの維持に必要な電力を下回った場合、前記コネクタ付ケーブルを介して電力供給が不可能である旨を前記装置本体に通知し、
    前記装置本体は、前記省電力モード時に前記光発電モジュールから前記電力供給が不可能である旨の通知を受けた場合、前記省電力モードの維持に必要な電力の供給元を前記商用電源に切替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光発電モジュールは、前記コネクタ付ケーブルを複数本備え、自身の総発電量と前記コネクタ付ケーブルの1本当たりの電力規格値に基づいて給電可能なケーブル数を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する装置本体と、光を受けて発電する光発電モジュールとを備える画像形成装置において、
    前記光発電モジュールは、受光面が光源に向けられた状態で前記装置本体に着脱自在に装着されると共に、電力供給及びデータ通信に使用されるコネクタ付ケーブルを介して前記装置本体に電気的に接続され、
    前記装置本体は、通常モード時には商用電源から供給される電力にて動作する一方、省電力モード時には前記コネクタ付ケーブルを介して前記光発電モジュールから供給される電力にて動作し、
    前記光発電モジュールは、前記コネクタ付ケーブルを複数本備え、自身の総発電量と前記コネクタ付ケーブルの1本当たりの電力規格値に基づいて給電可能なケーブル数を決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記光発電モジュールは、給電可能な前記コネクタ付ケーブルをユーザーに通知するための通知手段を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記通知手段は、前記コネクタ付ケーブルの各々に対応して設けられた発光素子であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記コネクタ付ケーブルは、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したUSBケーブルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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