JP6036023B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとを利用して発電する燃料電池装置に関する。
特許文献1に開示されている燃料電池装置では、都市ガス等の被改質ガスを燃料ガスに改質する改質器が組み込まれている。改質器は、所定の間隔で配列された複数の燃料電池セルの集合体である燃料電池セルスタックの上方に配置される。燃料電池スタックの下端から上端に向かって上昇する燃料ガスと酸化剤ガスとを利用して、燃料電池セルスタックは発電を行う。燃料電池セルスタックで利用された燃料ガス及び酸化剤ガスは燃料電池セルスタックの上方で燃焼し、その燃焼熱によって改質器が加熱され、被改質ガスの燃料ガスへの改質が進行する。
特許文献1に開示された改質器は、改質器の一端に接続されて改質器に被改質ガスを供給する被改質ガス供給管及び改質器に水を供給する水供給管と、改質器の他端に接続されて改質器から燃料ガスを流出させる燃料ガス供給管によって支持されている。
特開2011−96577号公報
改質器は金属製の容器に改質触媒が充填されているものであるため、重量が大きい。燃料電池装置、特に固体電解質形燃料電池装置では定常運転における運転温度が700℃近くの高温になるため、起動時から定常運転時にかけての温度変化や、定常運転時から停止時にかけての温度変化が極めて大きなものとなる。このような温度変化の大きな中で、重量の大きな改質器を3本の供給管によって支えていると、高負荷下において各供給管や各供給管と改質器との接続部分が膨張及び収縮を繰り返すことになり、各供給管や接続部分における金属疲労及び熱疲労の進行が促進され長期間の使用に耐えられなくなる懸念が生じる。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、改質器に接続された各供給管における劣化や改質器と各供給管との接続部分における劣化を抑制し、長期間の使用に耐えうる燃料電池装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者らは、改質器を支持するための支持部材を各供給管とは別に新設し、改質器の重量が各供給管に作用するのを低減させ、各供給管や接続部分に大きな機械的負荷がかかるのを抑制することを考えた。このように支持部材を別途設けると、確かに改質器の重量がそのまま各供給管に作用することはなくなる。しかしながら、支持部材と各供給管との熱膨張量の差が想定以上に存在し、その熱膨張量の差に起因して各供給管や改質器と各供給管との接続部分に応力がかかり、それらの部分の劣化が進行してしまうという新たなる課題が発生することを本発明者らは見出した。本発明は、かかる知見に基づいてなされたものである。
この新たなる課題を解決するために本発明に係る燃料電池装置は、燃料ガスと酸化剤ガスとを利用して発電する燃料電池装置であって、内部に燃料ガスを通すための燃料ガス通路が形成された複数の燃料電池セルを有する燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルスタックの上方に配置され、一端から他端へと被改質ガス及び水を通すことでその被改質ガスを燃料ガスへと改質する改質器と、前記改質器の一端に接続され、前記改質器に被改質ガス及び/又は水を供給する第1供給管と、前記改質器の他端に接続され、前記改質器から前記燃料ガス流路に燃料ガスを供給する第2供給管と、を備え、前記燃料電池セルスタックが全体として直方体形状を成すように、前記複数の燃料電池セルが互いに沿うように立設されている。本発明では、前記燃料電池セルの立設方向に沿った前記燃料電池セルスタックの一側面と、その一側面とは反対側の他側面とのそれぞれに対向するように配置される第1支持部材及び第2支持部材が設けられており、前記第1支持部材は前記改質器の前記一端側を支持し、前記第2支持部材は前記改質器の前記他端側を支持するものであって、前記第1供給管には、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の熱膨張量と前記第1供給管の熱膨張量との差分に基づく相対的な変位を許容するため、前記第1供給管の延伸方向に沿って伸縮可能な伸縮領域が形成され、前記伸縮領域は、前記第1供給管のみに設けられている。
このように本発明では、改質器を支持するための第1支持部材及び第2支持部材を、燃料電池セルの立設方向に沿った前記燃料電池セルスタックの一側面と、その一側面とは反対側の他側面とのそれぞれに対向するように配置し、燃料電池セルスタックの上方に配置される改質器を確実に支持することで、改質器の重量を第1支持部材及び第2支持部材で支えることができる。第1支持部材及び第2支持部材は、燃料電池セルスタックの側方に配置されるため、燃料電池セルスタックを含む領域の温度上昇に伴って熱膨張する。一方で、改質器に被改質ガス及び/又は水を供給する第1供給管の温度は相対的に低い中で熱膨張するので、両者の熱膨張量には差が生じる。そこで本発明では、改質器に被改質ガス及び/又は水を供給する第1供給管に、第1支持部材及び第2支持部材の熱膨張量と改質器に被改質ガス及び/又は水を供給する第1供給管の熱膨張量との差分に基づく相対的な変位を許容するため、第1供給管及び第2供給管の少なくとも一方の延伸方向に沿って伸縮可能な伸縮領域を設けている。従って、改質器を支持する第1支持部材及び第2支持部材と第1供給管との間で熱膨張量の差が生じたとしても、伸縮領域が供給管の延伸方向に沿って伸縮することでその差分による相対的な変位を吸収し、改質器と第1供給管の接続部分にかかる応力を抑制することができ、長期間の使用に耐えうる燃料電池装置を提供することができる。
また、本発明に係る燃料電池装置では、前記第1供給管は、前記改質器に被改質ガスを供給する被改質ガス供給管と、前記改質器に水を供給する水供給管とで構成され、前記伸縮領域は、前記被改質ガス供給管に設けられた第1伸縮領域と、前記水供給管に設けられた第2伸縮領域とを有し、前記第1伸縮領域及び前記第2伸縮領域は、前記被改質ガス供給管の熱膨張量と前記水供給管の熱膨張量との差分を吸収するため、前記延伸方向に沿った互いの伸縮量が異なるように構成されていることも好ましい。
被改質ガスの温度よりも水の温度が低いため、被改質ガスが被改質ガス供給管から奪う熱よりも、水が水供給管から奪う熱が大きくなる。従って、被改質ガス供給管及び水供給管を取り巻く環境温度が同じであっても、被改質ガス供給管の温度よりも水供給管の温度は低くなる。従って、被改質ガス供給管の熱膨張量よりも水供給管の熱膨張量が小さくなり、水供給管水供給管と改質器との接続部分にかかる応力が過大になるおそれがある。そこでこの好ましい態様では、被改質ガス供給管に第1伸縮領域を設けると共に、水供給管に第2伸縮領域を設け、延伸方向に沿った互いの伸縮量が異なるように構成している。このように伸縮量の異なる第1伸縮領域と第2伸縮領域を設けることで、被改質ガス供給管の熱膨張量と水供給管の熱膨張量との差分を吸収し、水供給管水供給管と改質器との接続部分にかかる応力が過大にならないようにすることができる。
また、本発明に係る燃料電池装置では、前記伸縮領域は、前記延伸方向に直交する横方向においても、前記第1支持部材及び前記第2支持部材と前記第1供給管との相対的な変位を許容するように構成されていることも好ましい。
本発明において第1支持部材は改質器の一端側を支持し、第2支持部材は改質器の他端側を支持している。改質器は、一端側から被改質ガス及び水を供給し、他端側から改質反応後の燃料ガスを取り出す構造になっている。従って、他端側から燃料ガスを取り出すための第供給管は、改質反応後の高温の燃料ガスが通っているので、その近傍に配置される第2支持部材も第1支持部材に比較して高温になる。そのため、第1支持部材の熱膨張量に比較して第2支持部材の熱膨張量は大きなものとなり、結果として改質器が第1支持部材側に傾くおそれがある。このように第2支持部材側を支点として第1支持部材側が下降すると、第1供給管には横方向に撓らせるような力が加わる。そこでこの好ましい態様では、伸縮領域を、横方向においても、第1支持部材及び第2支持部材と第1供給管との相対的な変位を許容するように構成することで、このような撓らせる力が加わったとしても、改質器と第1供給管との接続部分にかかる応力を抑制することができる。
また、本発明に係る燃料電池装置では、前記第1供給管は、前記改質器に被改質ガスを供給する被改質ガス供給管と、前記改質器に水を供給する水供給管とで構成されるものであって、前記改質器に隣接して配置されると共に、前記水供給管から供給された水を前記改質器へ供給する前に水蒸気へと気化させる蒸発室を備え、前記蒸発室及び前記改質器は前記第1支持部材及び前記第2支持部材によって支持され、前記蒸発室は前記改質器よりも前記伸縮領域側に配置されることも好ましい
本発明における改質器には改質触媒が充填されている一方で、蒸発室の内部は空洞となるように構成されている。従って、相対的に改質器が重く、蒸発室が軽い部分となる。そこでこの好ましい態様では、比較的軽い蒸発室を伸縮領域側に配置することで、第1支持部材及び第2支持部材に熱膨張量の差ができてしまっても、伸縮領域側に過度な負担をかけることが低減される。
また、本発明に係る燃料電池装置では、前記伸縮領域は、前記複数の燃料電池セルが配置されている高さに対応した位置に設けられていることも好ましい。
燃料電池セル上端で残余の燃料ガスと空気とが燃焼する燃焼ガスは、燃料電池セル上端から上方に向かうので、燃焼ガスに伴う燃焼熱も同様に上方に伝播する。そこで、この好ましい態様では、伸縮領域を燃焼電池セルが配置されている高さに対応した位置に設けることで、燃焼熱の伸縮領域への回りこみを抑制することができる。従って、伸縮領域の伸縮性能を低下させることなく、より確実に改質器と配管との接続部にかかる応力を抑制することができる。
また、本発明に係る燃料電池装置では、前記第1支持部材は、前記伸縮領域と前記燃料電池セルとの間に介在するように形成されていることも好ましい。
この好ましい形態では、燃料電池セル側から伝搬する熱を直接伸縮領域に伝えないように第1支持部材を介在させているので、伸縮領域の伸縮性能を低下させることなく、より確実に改質器と配管との接続部にかかる応力を抑制することができる。
本発明によれば、改質器に接続された各供給管における劣化や改質器と各供給管との接続部分における劣化を抑制し、長期間の使用に耐えうる燃料電池装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池装置の燃料電池モジュールの外観を示す斜視図である。 図1の燃料電池モジュールの断面図である。 図1のケーシングの一部を取り除いた状態を示す側面図である。 図1のケーシング及び熱交換器を取り除いた状態を示す斜視図である。 図1のケーシング及び熱交換器を取り除いた状態を示す側面図である。 スペーサ及び支持部材の構造を概略的に示す斜視図である。 図2に相当する模式図であって、酸化剤ガス及び燃焼ガスの流れを示す模式図である。 図3に相当する模式図であって、酸化剤ガス及び燃焼ガスの流れを示す模式図である。 燃料電池セルユニットを示す部分断面図である。 燃料電池セルスタックの構造を示す斜視図である。 図1のケーシングの一部を取り除いた状態を示す側面図であって、燃料電池装置の支持部材が熱膨張した状態を示す図である。 燃料電池装置の伸縮領域を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池装置の燃料電池モジュール2の外観を示す斜視図である。燃料電池モジュール2は、固体電解質型燃料電池(SOFC)装置の一部を構成するものである。すなわち、燃料電池装置は、燃料電池モジュール2と、補機ユニット(図示せず)と、を備える。
図1において、燃料電池モジュール2の高さ方向をy軸方向としている。このy軸に直交する平面に沿ってx軸及びz軸を定義し、燃料電池モジュール2の短手方向(幅方向)に沿った方向をx軸方向とし、燃料電池モジュール2の長手方向(長さ方向)に沿った方向をz軸方向としている。図2以降において図中に記載しているx軸、y軸、及びz軸は、図1におけるx軸、y軸、及びz軸を基準としている。また、z軸の負方向に沿った方向をA方向とし、x軸の正方向に沿った方向をB方向としている。
燃料電池モジュール2は、燃料電池セルスタック(詳細は後述する)を収容するケーシング56と、ケーシング56の上部に設けられている熱交換器22と、を備える。ケーシング56は例えば直方体形状に形成されている。熱交換器22はケーシング56の上面上に配置されている。ケーシング56内には後述の燃料電池セルスタックが配置されている。ケーシング56には、被改質ガス供給管60(第1供給管)と、水供給管62(第2供給管)と、が連結されている。その一方で、熱交換器22には、発電用空気導入管74と、燃焼ガス排出管82と、が連結されている。
被改質ガス供給管60は、ケーシング56の内部に都市ガスといった改質用の被改質ガスを供給する管路である。水供給管62は、被改質ガスを水蒸気改質する際に用いる水をケーシング56の内部に供給する管路である。発電用空気導入管74は、改質によって生成された燃料ガスと発電反応を起こさせるための発電用空気(酸化剤ガス)をケーシング56の内部に供給する管路である。燃焼ガス排出管82は、発電に寄与しなかった残余の燃料ガス及び酸化剤ガスを燃焼させた結果生じる燃焼ガスをケーシング56の外部に排出する管路である。
次に、図2〜図5を参照しながら、本発明に係る燃料電池装置の燃料電池モジュール2の内部構造について説明する。図2は、図1のxy平面に平行な切断面に沿って燃料電池モジュール2を切断した断面図である。図3は、図1に示す燃料電池モジュール2からケーシング56の一部を取り外した状態を示す燃料電池モジュール2の短手方向の側面図である。図4は、図1に示す燃料電池モジュール2からケーシング56及び熱交換器22を取り外した状態を示す斜視図である。図5は、図1に示す燃料電池モジュール2からケーシング56及び熱交換器22を取り外した状態を示す燃料電池モジュール2の長手方向の側面図である。
図1〜図3に示すように、ケーシング56は燃料電池セルスタック12の全体を覆っている。燃料電池セルスタック12は、直立姿勢で相互に平行に配置される燃料電池セルユニット16の集合体から形成されている。図4に示すように、燃料電池セルスタック12は、全体としてB方向よりA方向の方が長いほぼ直方体形状の輪郭を有しており、改質器20の下面に沿ってxz平面に平行に広がる上面と、燃料ガスタンク68の上面に沿ってxz平面に平行に広がる下面と、yz平面に平行に広がる一対の長辺側の側面と、xy平面に平行に広がるとともに一対の長辺側の側面同士を相互に接続する一対の短辺側の側面と、を備えている。
本実施形態の場合、水供給管62から供給される水を蒸発させるための蒸発混合器は改質器20に隣接して設けられている。蒸発混合器は、後述の燃焼部18で燃焼させられる燃焼ガスにより加熱され、水を水蒸気にすると共に、この水蒸気と被改質ガス(都市ガス等)とを混合するためのものである。被改質ガス供給管60及び水供給管62は、ケーシング56の内部に導かれた後、共に改質器20に繋がる。より具体的には、図3に示すように、被改質ガス供給管60及び水供給管62は、改質器20の上流端である図3中右側の一端に繋がれている。
改質器20は、燃料電池セルスタック12の上方に形成された燃焼部18の更に上方に配置されている。従って、改質器20は、発電反応後の発電に寄与しなかった残余の燃料ガス及び酸化剤ガスによる燃焼熱によって熱せられ、蒸発混合器としての役割と、改質反応を起こす改質器としての役割とを果たすように構成されている。改質器20の下流端である図3中左側の他端には燃料供給管66(第3供給管)の上端が接続されている。この燃料供給管66の下端側66a(図2参照)は、燃料ガスタンク68内に入り込むように配置されている。
図3及び図4に示すように、燃料ガスタンク68は燃料電池セルスタック12の真下に設けられている。また、燃料ガスタンク68内に挿入された燃料供給管66の下端側66aの外周には、長手方向(A方向)に沿って複数の小穴(図示せず)が形成されている。改質器20で生成された燃料ガスは、これら複数の小穴(図示せず)によって燃料ガスタンク68内に長手方向に均一に供給される。燃料ガスタンク68に供給された燃料ガスは、各燃料電池セルユニット16の内部にある燃料ガス流路(詳細は後述する)内に供給され、燃料電池セルユニット16内をその下端から上端に向かって上昇して、燃焼部18に至る。
図2〜図4に示すように、燃料電池セルスタック12の一対の長辺側の側面には、それぞれ支持部材30a(第1支持部材)、支持部材30b(第2支持部材)が対向して配置されている。支持部材30a、30bは、それぞれ内向き面で燃料電池セルスタック12の長辺側の側面に対向している。支持部材30a、30bは、燃料電池セルスタック12の一対の長辺側の側面からそれぞれ等距離に規定される中間面(図示せず)に対して面対称の構造を有している。本実施形態では、中間面は、xy平面に平行に規定されるとともに、燃料電池セルスタック12の長手方向の中心位置を通る平面で規定される。
支持部材30a、30bは、燃料電池セルスタック12の側面に沿って広がる側板31と、側板31の上端から内向きに突き出てxz平面に平行に広がる上板32と、を備えている。一方の支持部材30aの側板31の外側に前述の被改質ガス供給管60及び水供給管62が配置され、他方の支持部材30bの側板31の外側に前述の燃料供給管66が配置されている。被改質ガス供給管60、水供給管62及び燃料供給管66は対応の側板31の外向き面にそれぞれ対向している。支持部材30a、30bは例えばステンレス鋼などの金属材料から形成されている。
1対の支持部材30a、30bの各上板32の上面には改質器20が固定されている。改質器20の一端すなわち上流端は、一対のスペーサ33a、33bによって支持部材30aの上板32に固定される一方で、改質器20の他端すなわち下流端は、同様に、一対のスペーサ33a、33bによって支持部材30bの上板32に固定される。スペーサ33a、33bは改質器20の底面に例えば溶接やねじ止めによって固定されてよい。また、スペーサ33a、33bは上板32に例えばねじ止めによって固定されてよい。スペーサの数は一対より大きな数に設定されてもよい。
図2及び図5から明らかなように、支持部材30a、30bの各上板32と改質器20の底面との間にはスペーサ33a、33bの働きで空気流路34が形成される。発電反応後の発電に寄与しなかった残余の燃料ガス及び酸化剤ガスや、これらの燃料ガス及び酸化剤ガスの燃焼部18での燃焼によって生成された燃焼ガスが、空気流路34を通って流通する。本実施形態では、スペーサ33a、33bは、支持部材30a上の空気流路34と支持部材30b上の空気流路34とが前述の中間面に対して面対称に形成されるように配置されている。言い替えれば、空気流路34は、燃料電池セルスタック12の長手方向に見通した場合に同じ位置に配置される。
図4及び図5から明らかなように、被改質ガス供給管60及び水供給管62にはその長手方向に沿ってそれぞれ伸縮領域35a、35bが形成されている。伸縮領域35a、35bは、被改質ガス供給管60及び水供給管62の他の部分に比べて薄肉化され、蛇腹形状をなしており、長手方向に沿って伸縮可能なように構成されている。伸縮領域35a、35bは、被改質ガス供給管60及び水供給管62と同様に金属材料から形成されており、被改質ガス供給管60及び水供給管62に一体化されている。また、伸縮領域35a、35bと燃料電池セルスタック12との間には支持部材30aが配置されており、伸縮領域35a、35bは側板31の外向き面に対向している。
こうした伸縮領域35a、35bは蛇腹形状の働きで例えば被改質ガス供給管60及び水供給管62の長手方向に伸展したり収縮したりすることができる。また、伸縮領域35a、35bより上側の被改質ガス供給管60や水供給管62の部分と、伸縮領域35a、35bより下側の被改質ガス供給管60や水供給管62の部分との相対変位を許容することができる。なお、燃料供給管66にも同様に伸縮領域を形成しても良い(図示せず)。
図6は、スペーサ33a、33b及び支持部材30aの構造を概略的に示す斜視図である。図6から明らかなように、すべてのスペーサ33a、33bは同一の形状及び同一の大きさを有している。本実施形態では、スペーサ33a、33bは、例えばz軸方向に長尺に延びてxz平面に平行に平たく広がる平板から形成されている。前述したように、一方の支持部材30a上のスペーサ33a、33bと、他方の支持部材30b上のスペーサ33a、33bとは、一対の空気流路34、34が前述の中間面に対して面対称に形成されるように配置されている。
また、一方の支持部材30a上のスペーサ33a、33b、及び、他方の支持部材30b上のスペーサ33a、33bは、燃料電池セルスタック12の一対の短辺側の側面から等距離に規定される第2の中間面に対して面対称の位置に配置されている。言い替えれば、燃料電池モジュール2の短手方向に見通した場合に、スペーサ33a、33a同士は相互に同じ位置に配置される。第2の中間面は、yz平面に沿って広がるとともに、燃料電池セルスタック12の短手方向の中心位置を通る平面で規定される。なお、スペーサ33a、33bの配置や形状、大きさは、燃料電池セルスタック12を流れる酸化剤ガスや燃料ガスの流量によって変更されてよい。
次に、図2〜図5に加えて図7及び図8を参照しながら、燃料電池モジュール2の内部に発電用空気を供給するための構造を説明する。図7は、図2に対応する模式図であって、酸化剤ガス及び燃焼ガスの流れを示す図である。図8は、図3に対応する模式図であって、同様に酸化剤ガス及び燃焼ガスの流れを示す図である。これらの図に示すように、改質器20の上方に熱交換器22が配置されている。熱交換器22内には、複数の燃焼ガス配管70と、この燃焼ガス配管70の周囲に形成された発電用空気流路72と、が設けられている。
熱交換器22の上面における一端側(図3における右端)には上述の発電用空気導入管74が取り付けられている。この発電用空気導入管74により、発電用空気流量調整ユニット(図示しない)から熱交換器22内に酸化剤ガスが導入される。熱交換器22の上側の他端側(図3における左端)には、発電用空気流路72の一対の出口ポート76a、76aが形成されている。この出口ポート76aの各々はそれぞれ連絡流路76につながっている。さらに、図2に示すように、ケーシング56の幅方向の両側の外側には発電用空気供給路77が形成されている。
従って、発電用空気供給路77には、発電用空気流路72の出口ポート76a及び連絡流路76から酸化剤ガスが供給される。この発電用空気供給路77は、燃料電池セルスタック12の長手方向に沿って形成されている。さらに、その下方側であり且つ燃料電池セルスタック12の下方側に対応する位置に、発電室10内の燃料電池セルスタック12の各燃料電池セルユニット16に向けて酸化剤ガスを吹き出すための複数の吹出口78a、78bが形成されている。これらの吹出口78a、78bから吹き出された酸化剤ガスは、各燃料電池セルユニット16の外側に沿って燃料電池セルユニット16の下部から上部に向かって流れる。すなわち、燃料電池セルユニット16、16同士の間に酸化剤ガス流路79が形成される。
次に、燃料ガスと酸化剤ガスとが燃焼して生成される燃焼ガスを排出するための構造を説明する。燃料電池セルユニット16の上方で発生した燃焼ガスは、燃焼部18内を上昇し、整流板21に至る。整流板21には開口21aが設けられており、開口21a内に燃焼ガスが導かれる。同時に、燃焼ガスは、改質器20の両端に形成された空気流路34、34を通って上昇し、開口21a内に導かれる。この開口21aを通った燃焼ガスは熱交換器22の他端側に至る。熱交換器22内には、燃焼ガスを排出するための複数の燃焼ガス配管70が設けられている。これらの燃焼ガス配管70の下流端側には、燃焼ガス排出管82が接続され、燃焼ガス排出管82によって燃焼ガスが外部に排出される。このとき、燃焼ガスや燃料に利用されなかった残余の酸化剤ガスは空気流路34、34を通って流れる。
次に、図9を参照しながら燃料電池セルユニット16について説明する。図9は、燃料電池セルユニット16を示す部分断面図である。図9に示すように、燃料電池セルユニット16は、燃料電池セル84と、この燃料電池セル84の上下方向端部にそれぞれ接続された内側電極端子86と、を備えている。燃料電池セル84は、上下方向に延びる管状構造体であり、内部に燃料ガス流路88を形成する円筒形の内側電極層90と、内側電極層90と同心円状に広がる円筒形の外側電極層92と、内側電極層90と外側電極層92との間に配置された電解質層94と、を備えている。内側電極層90は、燃料ガスが通過する燃料極であり、(−)極となり、一方、外側電極層92は、空気と接触する空気極であり、(+)極となっている。
燃料電池セルユニット16の上端及び下端に取り付けられた内側電極端子86は同一構造であるため、ここでは、上端に取り付けられた内側電極端子86について具体的に説明する。内側電極層90の上部90aは、電解質層94及び外側電極層92に対して露出された外周面90bと上端面90cとを備えている。内側電極端子86は、導電性のシール材96を介して内側電極層90の外周面90bに接続され、さらに、内側電極層90の上端面90cに直接接触することにより、内側電極層90に電気的に接続されている。内側電極端子86の中心部には、内側電極層90の燃料ガス流路88と連通する燃料ガス流路98が形成されている。
内側電極層90は、例えば、Niと、CaやY、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレードとの混合体、の少なくとも一種から形成される。
電解質層94は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から形成される。
外側電極層92は、例えば、Sr、Caから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンコバルタイト、銀、などの少なくとも一種から形成される。
次に、図10を参照しながら燃料電池セルスタック12について説明する。図10は、燃料電池セルスタック12を示す斜視図である。図10に示すように、燃料電池セルスタック12は、16本の燃料電池セルユニット16の集合体ごとにその下端及び上端が、それぞれ、セラミック製の燃料ガスタンク上板68a及び上支持板100により支持されている。これらの燃料ガスタンク上板68a及び上支持板100には、内側電極端子86が貫通可能な貫通穴がそれぞれ形成されている。
さらに、燃料電池セルユニット16には集電体102及び外部端子104が取り付けられている。この集電体102は、燃料極である内側電極層90に取り付けられた内側電極端子86と、隣接する燃料電池セルユニット16の集合体の空気極である外側電極層92の外周面と、を電気的に接続する。さらに、燃料電池セルスタック12の端に位置する2個の燃料電池セルユニット16の集合体の上側端及び下側端の内側電極端子86にはそれぞれ外部端子104が接続されている。これらの外部端子104は、隣接する燃料電池セルユニット16の集合体の端にある燃料電池セルユニット16の集合体の外部端子104に接続され、160本の燃料電池セルユニット16の全てが直列接続される。
次に図11を参照しながら支持部材30a、30bが熱膨張した場合について説明する。図11に示すように、燃料ガス及び酸化剤ガスの燃焼熱によって改質器20が加熱され、改質器20を支持する支持部材30a、30bが熱の影響を受けて熱膨張し、改質器の位置が変動する。被改質ガス供給管60及び水供給管62には常温の流体が流れているので、支持部材30aと被改質ガス供給管60及び水供給管62との間に、熱膨張差が生じる。その結果、改質器20と被改質ガス供給管60及び水供給管62との接続部分に応力が生じ、破損するおそれがある。しかしながら、本実施形態では、被改質ガス供給管60及び水供給管62に、伸縮領域35a、35bが形成されているので、伸縮領域35a、35bの伸展又は収縮により、熱膨張の差分による相対変位を許容することができる。
このように構成することにより、改質器20に接続された配管や改質器20と配管との接続部分の劣化を抑制し、長期間にわたって使用することができる。
また、改質器20の支持部材30bの近傍には、改質反応が起こった高温の燃料ガスが通るため、支持部材30bは熱の影響を受けて高温になる。一方、改質器20の支持部材30aは、被改質ガス供給管60及び水供給管62に比較的低温の流体が流れているため、支持部材30bより低温になる。このため、支持部材30a、30b同士でも熱膨張差が生じる。その結果、改質器20が傾くことで配管にしなりが生じ、配管と改質器20との接続部分に応力が生じて破損するおそれがある。しかし、本実施形態では、伸縮領域35a、35bは、図11に示すように、水平方向(図1におけるA方向、横方向)における相対変位を許容することができるように形成されているので、接続部分にかかる応力を抑制することができる。なお、伸縮領域35a、35bの伸縮方向は、水平方向(図1におけるB方向、横方向)における相対変異を許容するように構成しても良い。
このように伸縮領域35a、35bを構成することにより、支持部材30a、30bの熱膨張による改質器20の傾きによって生じる配管のしなりを吸収することができる。その結果、改質器20と被改質ガス供給管60及び水供給管62との接続部分にかかる応力を抑制することができ、接続部分における劣化をさらに抑制することができる。
また、水が水供給管62を通る際に奪う熱量は、被改質ガスが被改質ガス供給管60を通る際に奪う熱量よりも多いので、水供給管62と被改質ガス供給管60との間でも熱膨張差が生じる。したがって、本実施形態では、被改質ガス供給管に設けられた伸縮領域35a及び水供給管に設けられた伸縮領域35bにおいて、水供給管に設けられた伸縮領域35bの伸び量を、被改質ガス供給管に設けられた伸縮領域35aの伸び量よりも大きくなるように形成し、熱膨張差を吸収する。この結果、水供給管62と被改質ガス供給管60との間の熱膨張差により生じる応力を抑制することができる。
また、改質器20に隣接して配置され、水供給管62から供給された水を改質器20に供給する前に水蒸気へ気化させる蒸発混合器は、支持部材30a、30bに支持されている。そして、蒸発混合器は、改質器20よりも伸縮領域35a、35bの近傍に配置するように構成する。
このように構成することにより、支持部材30aと支持部材30bとの熱膨張差によって被改質ガス供給管60及び水供給管62へ応力が生じる場合でも、伸縮領域35a、35bによって吸収することができる。これにより、被改質ガス供給管60及び水供給管62と改質器との接続部分における劣化をさらに抑制することができる。
また、図11及び図12に示すように、伸縮領域35a、35bは、燃焼部18よりも下方に配置されている。言い換えれば、燃料電池セル84の配置されている高さに配置する。これにより、燃焼熱は燃料電池セル84よりも上部へ向かうため、燃焼部18で発生した熱が伸縮領域35a、35bに与える影響を小さくするができ、伸縮領域35a、35bの伸縮性能の低下を防ぐことができる。よって、改質器20と配管との接続部分における劣化をさらに抑制することができる。
また、支持部材30aは、被改質ガス供給管60又は水供給管62に設けられた伸縮領域35a、35bと燃料電池セル84との間に介在するように形成する。
このように構成することにより、支持部材30a、30bによって、燃焼部18で生じた燃焼ガスが伸縮領域35a、35bに与える熱影響や、燃料電池セルユニット16側から伝搬する熱影響を小さくすることができるので、伸縮領域35a、35bの伸縮性能の低下を防ぐことができる。この結果、改質器20と配管との接続部分にかかる応力を抑制でき、接続部分の劣化を防ぐことができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかしながら、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 燃料電池モジュール
10 発電室
12 燃料電池セルスタック
16 燃料電池セルユニット
18 燃焼部
20 改質器
21 整流板
21a 開口
22 熱交換器
30a 支持部材
30b 支持部材
31 側板
32 上板
33a スペーサ
34 空気流路
35a 伸縮領域
35b 伸縮領域
56 ケーシング
60 被改質ガス供給管
62 水供給管
66 燃料供給管
66a 下端側
68 燃料ガスタンク
68a 燃料ガスタンク上板
70 燃焼ガス配管
72 発電用空気流路
74 発電用空気導入管
76 連絡流路
76a 出口ポート
77 発電用空気供給路
78a 吹出口
79 酸化剤ガス流路
82 燃焼ガス排出管
84 燃料電池セル
86 内側電極端子
88 燃料ガス流路
90 内側電極層
90a 上部
90b 外周面
90c 上端面
92 外側電極層
94 電解質層
96 シール材
98 燃料ガス流路
100 上支持板
102 集電体
104 外部端子

Claims (6)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを利用して発電する燃料電池装置において、
    内部に燃料ガスを通すための燃料ガス通路が形成された複数の燃料電池セルを有する燃料電池セルスタックと、
    前記燃料電池セルスタックの上方に配置され、一端から他端へと被改質ガス及び水を通すことでその被改質ガスを燃料ガスへと改質する改質器と、
    前記改質器の一端に接続され、前記改質器に被改質ガス及び/又は水を供給する第1供給管と、
    前記改質器の他端に接続され、前記改質器から前記燃料ガス流路に燃料ガスを供給する第2供給管と、を備え、
    前記燃料電池セルスタックが全体として直方体形状を成すように、前記複数の燃料電池セルが互いに沿うように立設され、
    前記燃料電池セルの立設方向に沿った前記燃料電池セルスタックの一側面と、その一側面とは反対側の他側面とのそれぞれに対向するように配置される第1支持部材及び第2支持部材が設けられており、
    前記第1支持部材は前記改質器の前記一端側を支持し、前記第2支持部材は前記改質器の前記他端側を支持するものであって、
    前記第1供給管には、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の熱膨張量と前記第1供給管の熱膨張量との差分に基づく相対的な変位を許容するため、前記第1供給管の延伸方向に沿って伸縮可能な伸縮領域が形成され
    前記伸縮領域は、前記第1供給管のみに設けられていることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記第1供給管は、前記改質器に被改質ガスを供給する被改質ガス供給管と、前記改質器に水を供給する水供給管とで構成され、
    前記伸縮領域は、前記被改質ガス供給管に設けられた第1伸縮領域と、前記水供給管に設けられた第2伸縮領域とを有し、
    前記第1伸縮領域及び前記第2伸縮領域は、前記被改質ガス供給管の熱膨張量と前記水供給管の熱膨張量との差分を吸収するため、前記延伸方向に沿った互いの伸縮量が異なるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 前記伸縮領域は、前記延伸方向に直交する横方向においても、前記第1支持部材及び前記第2支持部材と前記第1供給管との相対的な変位を許容するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  4. 前記第1供給管は、前記改質器に被改質ガスを供給する被改質ガス供給管と、前記改質器に水を供給する水供給管とで構成されるものであって、
    前記改質器に隣接して配置されると共に、前記水供給管から供給された水を前記改質器へ供給する前に水蒸気へと気化させる蒸発室を備え、
    前記蒸発室及び前記改質器は前記第1支持部材及び前記第2支持部材によって支持され、前記蒸発室は前記改質器よりも前記伸縮領域側に配置されることを特徴とする請求項3
    に記載の燃料電池装置。
  5. 前記伸縮領域は、前記複数の燃料電池セルが配置されている高さに対応した位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  6. 前記第1支持部材は、前記伸縮領域と前記燃料電池セルとの間に介在するように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池装置。
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