JP6034081B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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この発明は、枚葉スピン方式により基板を処理する技術に関する。
半導体製造工程における、基板である半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の洗浄は、処理液(脱イオン水、イソプロピルアルコールなど)を使用したウェット洗浄と、プラズマなどを用いたドライ洗浄がある。現状、ウエハを低コスト、大量に処理するため、一般的には、ウェット洗浄が主に行われている。
ウェット洗浄では、1枚のウエハを処理液で処理する枚葉洗浄と、複数のウエハを同時に処理液に浸漬させて処理するバッチ洗浄と知られている。今日、ウエハに形成される配線が微細化しておいるため、基板が大型化する中でウエハ面を任意に処理可能な枚葉洗浄が主流となっている。
枚葉洗浄の方式としては、大きく2種類知られている。1つは、回転させたウエハに処理液を供給し、処理を行う枚葉スピン方式であり、もう1つは、ウエハを処理液に浸漬させる枚葉ディップ方式である。現状では、ウエハ裏面からの汚染の転写が無く、ウエハ表面に対して、洗浄状態の制御が容易な枚葉スピン方式が主流である。
この枚葉スピン方式では、例えば、回転させたウエハの中央(もしくは中央付近)に処理液が供給され、処理液が遠心力によってウエハ全面に拡げられることにより、ウエハが処理される(例えば、特許文献1)。
特開平2012−74589号公報
ところが、枚葉スピン方式では、ウエハの中心部に(回転中心)に近い領域において、ウエハ回転により処理液に作用する遠心力が弱い。そこで、特許文献1に記載の基板処理装置では、ウエハの回転中心部に、ウエハの半径の1/10〜1/8程度の半径を有する対向面が配置される。そして、処理にあたっては、まず、ウエハ表面と対向面との間に処理液の液溜まりが形成され、その後、遠心力の作用により処理液を拡げるように構成されている。
しかしながら、特許文献1の基板処理装置の場合、処理液の液溜まりを形成する時間が必要となり、高速に処理液を拡げることが困難である。また、ウエハに対して対向面が小さいため、その直ぐ外側の領域において作用する遠心力は、必ずしも十分な大きさでない。このため、ウエハ上における、遠心力の弱い領域と、遠心力が強い領域(周端部付近など)との間で、処理液の流速が異なり、処理にバラツキが発生する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板の表面における、処理液の流速を向上することで、基板上で処理液を高速に拡げるとともに、基板を良好に処理する技術を提供すること目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、基板を処理液により処理する基板処理装置であって、基板を水平姿勢に保持しつつ回転させる基板回転部と、前記基板回転部に保持された基板の表面と間隔を隔てて対向するとともに、前記基板が前記処理液により処理される際に、前記基板上に形成された液膜に接する対向面を有する対向部と、前記対向部の周縁部よりも内側の位置に吐出口が形成されており、前記基板回転部に保持された基板に向けて前記吐出口から前記処理液を吐出する吐出部と、を備え、前記対向部が無い状態で、前記吐出口から前記処理液を供給することで、前記基板回転部により回転する前記基板に形成される液膜の厚さ成分を水平距離で微分したときに、その微分値が、前記基板の回転中心から前記基板の周端部に向かって、増大から減少に転じる位置を第一変曲位置とすると、前記対向面が、前記基板のうち、前記基板の回転中心付近から、少なくとも、前記第一変曲位置まで延びており、前記対向面の半径が、前記基板の半径の1/8よりも大きく、1/2よりも小さい
また、第2の態様は、第1の態様に係る基板処理装置において、前記対向面は、前記対向部が無い状態で、前記吐出口から前記処理液を供給しつつ、前記基板回転部により前記基板を回転させることで該基板上を移動する前記処理液の流速が、所定の基準流速よりも小さくなる領域において、前記基板と対向する。
第1及びの態様に係る基板処理装置によると、対向部が無い場合において、基板の吐出部に対向する対向位置から第一変曲位置までの位置で発生する処理液の滞留を、対向部を設けることによって軽減することができる。これにより、基板の回転中心から第一変曲位置までにおける、処理液の流速を向上することができる。したがって、基板の表面上において、処理液が拡がり易くなる。また、基板に形成されているホールなどの凹部に対して、内部の処理液を別の処理液に置換する際、流速を高速に維持することで、置換を高効率で行うことができる。したがって、基板を良好に処理することができる。
また、処理液の流速が遅いことにより、処理液が滞留し易い領域を、対向面で覆うことができる。また、対向面の大きさを制限することによって、ウエハ表面と対向面との間の距離が制御しやすくなる。これにより、対向面が基板に接触する事故などを抑制できる。
また、第2の態様に係る基板処理装置によると、基板上における、対向面に覆われた領域において、処理液の流速を基準値以上とすることができる。
実施形態に係る基板処理装置の概略全体図である。 図1に示されるノズルの概略断面図である。 円板部が除去されたノズルから処理液を吐出したときに、回転するウエハの表面に形成される液膜を示す概略側面図である。 図3に示される液膜における、処理液の流速の平均値を示すグラフである。 図3に示される液膜の膜厚を示すグラフである。 ウエハに形成された凹部における、処理液の置換を説明するための図である。 ウエハに形成された凹部における、処理液の置換を説明するための図である。 処理液の流速(横軸)と、凹部における処理液の置換に必要な時間(縦軸)の関係を示すグラフである。 基板処理装置で行われる処理例を示す流れ図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。また、図1および以降の各図においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数量などを誇張または簡略化して描かれている場合がある。
<1. 実施形態>
<1.1. 基板処理装置の構成および機能>
図1は、実施形態に係る基板処理装置1の概略全体図である。また、図2は、図1に示されるノズル3の概略断面図である。図1に示される基板処理装置1は、円形の半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)の表面(処理対象面)に、処理液(薬液またはリンス液)による処理を施す、枚葉スピン方式の処理装置である。ウエハWは、基板の一例である。
基板処理装置1は、不図示の隔壁により区画された処理室内において、ウエハWを水平姿勢に保持して、回転させるスピンチャック2(基板回転部)と、スピンチャック2に保持されたウエハWの上面(表面)に処理液を供給するためのノズル3とを備えている。なお、「水平姿勢」とは、ウエハWが水平面に対して平行な状態をいう。
スピンチャック2は、スピンモータ4、スピンモータ4の駆動軸と一体化されたスピン軸5、スピン軸5の上端にほぼ水平に取り付けられた円板状のスピンベース6、および、スピンベース6の周縁部の複数箇所にほぼ等間隔で設けられた複数の挟持部材7、を備えている。スピンチャック2は、複数の挟持部材7によってウエハWを挟持した状態で、スピンモータ4の回転駆動力によってスピンベース6を回転させることにより、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢を保った状態で、スピンベース6とともに、鉛直方向に延びる回転軸Q周りに回転させる。
なお、スピンチャック2としては、挟持式のものに限らず、例えば、ウエハWの裏面を真空吸着することにより、ウエハWを水平姿勢で保持する真空吸着式のもの(バキュームチャック)が採用されてもよい。
ノズル3には、薬液供給管8およびリンス液供給管9が接続されている。薬液供給管8の途中には、薬液供給管8を開閉するための薬液バルブ11が設けられている。リンス液供給管9の途中には、リンス液供給管9を開閉するためのリンス液バルブ13が設けられている。
なお、薬液としては、ウエハWの表面に対する処理の内容に応じたものが用いられる。例えば、ウエハWの表面からパーティクルを除去するための洗浄処理を行うときは、SC1(ammonia-hydrogen peroxide mixture:アンモニア過酸化水素水)などが用いられる。また、ウエハWの表面から酸化膜などをエッチングするための洗浄処理を行うときは、フッ酸またはBHF(Bufferd HF)などが用いられ、ウエハWの表面に形成されたレジスト膜を剥離するレジスト剥離処理や、レジスト剥離後のウエハWの表面にポリマーとなって残留しているレジスト残渣を除去するためのポリマー除去処理を行うときは、SPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水)またはSC1(ammonia-hydrogen peroxide mixture:アンモニア過酸化水素水)などのレジスト剥離液やポリマー除去液が用いられる。金属汚染物を除去する洗浄処理には、フッ酸、SC2(hydrochloric acid/hydrogen peroxide mixture:塩酸過酸化水素水)またはSPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水)などが用いられる。また、リンス液としては、例えば、IPA(イソプロピルアルコール)または脱イオン水(DIW)などが用いられる。
基板処理装置1では、リンス液バルブ13を閉じつつ、薬液バルブ11を開くことによって、薬液供給源からの薬液が、薬液供給管8を通してノズル3に供給される。これにより、ノズル3の吐出口26(図2参照)から、薬液が吐出される。また、薬液バルブ11を閉じつつ、リンス液バルブ13を開くことにより、リンス液供給源からのリンス液が、リンス液供給管9を通してノズル3に供給される。これにより、ノズル3の吐出口26から、リンス液が吐出される。
また、基板処理装置1において実行される処理において、ノズル3から吐出される薬液またはリンス液は、例えば、0.1L/min〜2L/min程度とされるが、もちろんこの範囲に限定されるものではない。
ノズル3は、アーム14の先端部に取り付けられている。アーム14は、スピンチャック2の上方において水平に延びている。アーム14には、モータなどを含むノズル移動機構12が、連結されている。ノズル移動機構12の駆動力により、アーム14は、スピンチャック2の側方に設定された鉛直な回動軸線を中心に水平面内で揺動する。このアーム14の揺動に伴い、ノズル3が、スピンチャック2の上方で水平移動する。また、アーム14は、ノズル移動機構12の駆動力により、上下に昇降する。このアーム14の昇降に伴い、ノズル3は、上下に昇降する。このように、ノズル移動機構12は、ノズル3をウエハWに対して、接近または離反させる駆動機構を構成している。
ウエハWの処理時には、アーム14の揺動および昇降により、ノズル3が、上下方向においてウエハWに近接する近接位置に配置される。この近接位置は、ノズル3がウエハWに対向する位置であって、ウエハWの中央部付近である。ウエハWの処理が行われないときは、ノズル3は、ウエハWの回転範囲外にある退避位置に配置される。
図1または図2に示されるように、ノズル3は、中空筒状の管状部20と、該管状部20の下端において、管状部20と同心に固定された円板部21とを備えている。管状部及び円板部21は、例えば、塩化ビニル、PCTFE(ポリクロロトリフルエチレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などの、樹脂材料により形成されている。
管状部20には、鉛直方向に延びる流通路24が形成されている。流通路24は、管状部20の基端側で導入口25として開口するとともに、対向面23の中心に、吐出口26としてほぼ円形状に開口している。導入口25を介して流通路24に導入された薬液またはリンス液が、流通路24を流通した後、吐出口26から吐出される。本実施形態では、処理時において、ウエハWにおける、吐出口26と対向する部分の位置P11(吐出口対向位置)は、ウエハWの回転軸Qの位置と一致している。
円板部21は、ウエハ処理時において、ウエハWとの間に所定の間隔GA1を隔てて配置される。この間隔GA1は、処理液が吐出口26から吐出されたときに、ウエハWと円板部21との間が液密状態(液体で充填された状態)となるように設定される。具体的に、間隔GA1は、主に、吐出口26から単位時間当たりに吐出される処理液の量(換言すると、管状部20における処理液の流量)、および吐出口26の開口の大きさなどによって、決定される。
円板部21は、水平方向に広がるように延びており、その下面には、スピンチャック2に保持されたウエハWに対向する円形の水平平坦面(対向面23)を有している。円板部21は、対向部の一例である。円板部21の対向面23は、親液化処理が施されている。このため、処理液がウエハWに供給されたときに、ウエハWと円板部21との間が、液密状態になり易くなっている。
対向面23の半径R10は、スピンチャック2に保持されるウエハWの半径(回転半径)より小径とされている。具体的には、対向面23の半径R10は、ウエハWの半径に対して、1/8〜1/2(より好ましくは、1/5〜1/2)程度とされている。なお、対向面23の半径R10は、円板部21が無い状態で、吐出口26から処理液(薬液またはリンス液)を供給することで、スピンチャック2により回転するウエハW上に形成される液膜LF1の厚さ成分に基づき、決定される。あるいは、この液膜LF1における、処理液の流速に基づき、決定される。これらの詳細については、後述する。
図1に示されるように、基板処理装置1は、CPU、ROMおよびRAMなどを備えたマイクロコンピュータで構成される制御部18を備えている。制御部18は、予め定められたプログラムに従って、スピンモータ4およびノズル移動機構12の駆動を制御する。また、制御部18は、薬液バルブ11、または、リンス液バルブ13の開閉を制御する。
以上が、基板処理装置1の構成についての説明である。次に、対向面23の半径R10の決定方法について説明する。
<1.2. 対向面23の半径R10>
図3は、円板部21が除去されたノズル3aから処理液を吐出したときに、回転するウエハWの表面に形成される液膜LF1を示す概略側面図である。図3に示されるノズル3aは、ノズル3のうちの、円板部21が除去された管状部20のみで構成されている。スピンチャック2によって回転するウエハWに、ノズル3aの吐出口26から一定の吐出量で処理液が供給されることにより、液膜LF1が形成される。
図4は、図3に示される液膜LF1における、処理液の流速の平均値を示すグラフである。図4に示されるグラフにおいて、横軸は、回転中心からの水平距離Dを示しており、縦軸は、処理液の流速の平均値Vを示している。図4に示されるグラフは、1000rpmで回転する半径150mmのウエハW対して、ノズル3aからリンス液であるDIWが2L/minで吐出されたときの、膜厚Hを示している。また、処理液の流速の平均値は、流体解析に基づいて算出されたものであり、具体的には、ウエハWの表面から所定の高さ(ここでは、0.1mm)における、複数の時点で算出される処理液の流速の絶対値を、平均したものである。
ここで、ウエハWの表面上における、処理液の流速は、処理液の供給量(ノズル3からの吐出量)に依存した速度成分と、ウエハWの回転に依存する速度成分とを合成した速度となっている。このうち、処理液の供給量に依存した速度成分は、吐出口に最も近い位置(すなわち、ウエハWの回転中心)で最も大きく、ウエハWの回転中心から周端部にかけて、吐出口対向部(=回転中心)からの距離の2乗に略反比例して減少していく。一方、ウエハWの回転に依存する速度成分は、回転中心からの距離の2乗に略比例して増加し、ウエハWの周端部において最大となる。このため、図4に示されるように、処理液の流速の平均値Vは、処理液の供給を受けるウエハWの回転中心付近で大きいものの、ウエハWの周端部に向かうに連れて、大きく減少する。そして、ウエハWの回転中心から離れる(すなわち、ウエハWの周端部に近づく)に連れて、流速が増加する。
処理液の流速が相対的に小さい領域(区間SC11)では、ウエハWの表面上における処理液の移動量が相対的に小さいため、処理液が滞留し易い。このため、この領域において、次に説明するように、膜厚Hが、他の領域よりも厚くなり易くなっている。
図5は、図3に示される液膜LF1の膜厚Hを示すグラフである。図5に示されるグラフにおいて、横軸は、回転中心(回転軸Q)からの水平距離Dを示しており、縦軸は、LF1の膜厚を示している。なお、図5に示されるグラフは、図4に示される流速測定時と同様の条件で得られる膜厚Hである。つまり、図5に示されるグラフは、1000rpmで回転する半径150mmのウエハW対して、ノズル3aからリンス液であるDIWが2L/minで吐出されたときの、膜厚Hを示している。
図5に示される膜厚Hは、実測により取得することもできるし、あるいは、シミュレーションにより算出することも可能である。また、誤差を減らすために、測定位置毎に、異なる時点で複数回測定した測定結果の平均値を、膜厚Hとしてもよい。また、液膜LF1は、必ずしもウエハWの全面に形成されている必要は無い。特に、ウエハWの周端部付近においては、人の目で膜と認識できたとしても、高速カメラにより撮影を行うと、粒状に処理液が拡がっている場合がある。このような場合においては、ウエハW上において、液膜LF1が形成されている(すなわち、膜厚Hが計測可能である)領域のみを、膜厚Hの測定対象領域とすればよい。
図5に示される膜厚Hのグラフによると、回転中心に近いほど、液膜LF1の膜厚Hは、厚くなっており、ウエハWの中心部から周端部(水平距離がD10の位置)に向かうに連れて、膜厚Hが、薄くなる。ただし、膜厚Hは、ウエハWの回転中心から周端部にかけて、一様に減少するのでは無く、部分的に不均一に減少する区間SC11が存在する。この区間SC11において、液膜LF1が上側凸状に盛り上がる理由は、図4において説明したように、処理液の流速が相対的に低くなっているためと考えられる。
区間SC11では、ウエハWの周端部に近づくにつれて、膜厚Hが減少しているものの、その減少する割合が他の区間よりも小さくなっている。特に、この区間SC11に含まれる領域であって、ウエハWの回転中心からの距離が、ウエハWの半径の1/8〜1/3である、ドーナツ状の領域(区間SC110)において、膜厚Hの減少が、他の領域に比べて大きく抑えられている。換言すると、膜厚Hを回転中心からの水平距離Dで微分(一階微分)したとき、その微分値が、回転中心から、水平距離がD11の位置までの区間SC13において増加している(二階微分が正)。また、水平距離がD11の位置からD12の位置までの区間SC14においては、微分値が減少している(二階微分が負)。さらに、水平距離がD12の位置からウエハWの周端部までの区間SC15においては、その微分値が再び増加している(二階微分が正)。
回転中心からの水平距離がD11の位置では、膜厚Hの微分値が、増加(二階微分が正)から減少(二階微分が負)に転じており、二階微分がゼロとなる第一変曲位置となっている。また、その先の水平距離がD12である位置では、膜厚Hの微分値が、減少(二階微分が負)から増加(二階微分が正)に転じており、二階微分がゼロとなる第二変曲位置となっている。
このように上記区間SC11には、微分値が増加する区間SC13,SC15の間に挟まれた、膜厚Hの微分値が減少する区間SC14が、含まれている。このため、区間SC11において、液膜LF1の表面が上側凸状に盛り上がるように、変化することとなる。
このような処理液の滞留が起こると、ウエハWの表面において、処理液を高速に拡げることが困難となってしまう。また、処理液の流速が遅い場合、ウエハWに一般的な半導体構造であるホールなどの凹部が形成されている場合において、凹部内の処理液を高速に置換することが困難となる。この処理液の置換が処理液の流速に依存する点について、図6〜図8を参照しつつ説明する。
図6および図7は、ウエハWに形成された凹部100における、処理液の置換を説明するための図である。また、図8は、処理液の流速(横軸)と、凹部100における処理液の置換に必要な時間(縦軸)の関係を示すグラフである。
図6に示されるように、凹部100の内部には、先の処理で用いられた別の処理液L10が残留している。この状態のウエハWに、処理液L11が供給されると、処理液L11が凹部100へ侵入し、再び凹部100から出ていく。このとき、図7に示されるように、凹部100の開口部の直径が狭いほど、あるいは、その深さが深くなるほど、処理液L11が、凹部100の底まで侵入することが困難となり、底に到達する前に凹部100から出て行き易くなる。このため、凹部100の内部は、主に処理液L11が侵入する上層部100Aと、主に先の処理液L10が残留する下層部100Bとに分離される。
上層部100Aおよび下層部100Bの境界部分では、処理液L10および処理液L11の間での拡散が起こる。これにより、下層部100Bの処理液L10は、時間の経過とともに、上層部100Aの処理液L11へ置換されていくこととなる。このとき、処理液L11の流速が遅いと、上層部100Aにおける処理液L11の入れ替わりが遅くなる。このため、下層部100Bにおける、処理液L10から処理液L11への置換も遅くなってしまう。したがって、凹部100の上層部100Aに対して、新鮮な処理液L11を常に供給するため、処理液の流速を高く維持することが必要となる。
実際に、図8に示されるように、凹部100の内部において残留した処理液L10を処理液L11に置換するのに必要な時間は、処理液L11の流速が大きくなるほど、短縮される。なお、或る一定以上の流速(=V1)を超えると、置換に要する時間は変化しなくなる。
このように、ウエハWに形成されている凹部において、処理液の置換を効率的に行うためには、処理液の流速を、置換に要する時間が飽和する流速V1を超える流速とすることが望ましい。また、上述したように、処理液をウエハWに対して効率的に拡げるためにも、ウエハWの各領域において、処理液の移動速度は高く維持されていることが要求される。
そこで、本実施形態では、ウエハWにおける、処理液の流速が遅い領域について、ウエハWを対向面23で覆うこととしている。ウエハWを対向面23で覆うことにより、ウエハW上における、処理液の移動空間を、高さ方向に関して制限することができる。つまり、対向面23が配置されることにより、処理液が水平方向に拡がり易くなり、水平方向における処理液の流速が低下することを抑制することができる。
より具体的に、ウエハWにおける、対向面23が覆う領域は、例えば、図5に示される、処理液が滞留する区間SC11(特に、区間SC110)に及ぶものとされる。より具体的には、対向面23が、少なくとも、ウエハWの回転中心付近から、その回転中心からの水平距離がD11の位置(第一変曲位置)まで延びるように、円板部21が形成される。より好ましくは、さらにその第一変曲位置よりも先にある、回転中心からの水平距離がD12の位置(第二変曲位置)まで、対向面23が延びるように円板部21が形成される。さらに好ましくは、回転中心からの水平距離がD12を超える位置まで、対向面23が延びるように円板部21が形成される。
なお、対向面23が大きくし過ぎた場合、ウエハWの表面と対向面23の間の間隔GA1を制御することが困難となり、対向面23をウエハWに近接させたときに、対向面23がウエハWに接触してしまう事故などが発生する虞がある。このため、好ましくは、対向面23の半径R10は、ウエハWの半径の1/2以下とされる。
また、図5に示される膜厚Hのグラフを取得する際、ウエハWの処理条件は、好ましくは、円板部21を有するノズル3を用いてウエハWを処理するときの処理条件に合わせられる。具体的には、処理液の吐出条件(例えば、ノズル3からの単位時間当たりの吐出量、吐出口26のウエハWからの距離など)、および、ウエハWの回転速度の条件が同一とされることが好ましい。さらに、同一の処理液、または、使用される処理液に近い性質(ウエハWに対する接触角(濡れ性)、粘性など)を有する液体が用いられることが好ましい。
なお、対向面23の半径R10の別の決定方法として、図4に示されるように、解析によって取得される平均流速が、所定の基準流速よりも小さい領域を、対向面23で覆うようにすることも考えられる。例えば、上述した処理液の置換に要する時間が飽和する流速V1を、を所定の基準流速とし、少なくとも、処理液の流速が、この所定の基準流速を下回る領域を、対向面23で覆うようにすることが考えられる。この場合、対向面23が、少なくとも、図4に示される平均流速が基準流速となる位置(ウエハWの回転中心から水平距離D13の位置)まで延びるように、円板板21が形成される。
より具体的に、基板処理装置1において、ウエハWの処理条件として、ウエハWの半径が150mm、ノズル3から供給される処理液(DIW)の供給量が2.0L/s、ウエハWの回転速度が1000rpmであったとする。このとき、上記基準流速を0.1m/sとすると、水平距離D13は、およそ40mmとなる。したがって、対向面23の半径R10を40mm以上とすることで、ウエハWの表面における処理液の流速を、基準流速(0.1m/s)以上とすることができる。また、ウエハWと対向面23との間の間隔GA1は、例えば、1.3mm程度とされる。
また、上記と同条件において、対向面23の半径R10を60mm(ウエハWの半径の2/5)以上とした場合、処理液の平均流速は、いずれの領域においても、図8に示される流速V1(具体的には0.1m/s)以上となる。したがって、これよりも対向面23が大きい場合、対向面23を設けることによる、置換に要する時間の短縮効果はほとんど得られない。また、対向面23が大き過ぎると、対向面23とウエハWとの間の距離を精密に制御することが難しくなる。このため、対向面23の半径R10は、上記処理条件の場合、好ましくは、60mm以下とされる。
また、上記説明は、対向面23の半径R10が、処理液をDIWとしたときの膜厚Hまたは流速に基づいて決定されている。もちろん、DIWをその他の処理液(薬液またはリンス液)として、対向面23の半径R10が決定されもよい。また、基板処理装置1において、複数の処理液毎に、回転数などの処理条件を変更して基板処理が行われる場合も想定される。このような場合、上記区間SC11のように、流速が遅くなる領域の位置を、処理液毎に分析し、それらのうち、最も回転中心から遠い位置に合わせて、対向面23が延びるよう、円板部21を形成することが考えられる。
<1.3 基板処理装置1の動作>
図9は、基板処理装置1で行われる処理例を示す流れ図である。処理対象のウエハWは、不図示の搬送ロボットによって、不図示の処理室に搬入される(図9:ステップS1)。そして、ウエハWの表面が上方に向けた状態で、ウエハWがスピンチャック2に保持される。このとき、ノズル3は、ウエハWの搬入の妨げにならないように、ウエハWの回転範囲外の位置(退避位置)に配置される。
ウエハWがスピンチャック2に保持された後、制御部18は、ノズル移動機構12を制御してアーム14を揺動させる。このアーム14の揺動により、ノズル3が、退避位置からウエハWの回転軸Q上に移動する。また、制御部18は、ノズル移動機構12を制御してノズル3を近接位置まで下降させる。これにより、円板部21が、下降して、ウエハWに近接する(図9:ステップS2)。この近接位置では、ノズル3の対向面23は、ウエハWの表面に対して、間隔GA1が1mm以上5mm未満(より好ましくは1mm以上2mm以下)となるように対向する。また、この状態では、対向面23の中心がウエハWの回転軸Qに位置している。
また、制御部18は、スピンモータ4を制御して、ウエハWを回転させる。ウエハWの回転開始直後には、制御部18は、薬液バルブ11を閉じたままリンス液バルブ13を開いて、ノズル3の吐出口26からDIWを吐出する。これにより、対向面23と、ウエハWの表面における対向面23と対向する領域(対向領域)との間の空間にDIWが供給されて、対向面23とウエハWとの間の空間がDIWによって液密状態にされるとともに、当該空間から溢れたDIWが側方に押し出される。押し出されたDIWは、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を周縁部に向けて拡がる。
吐出口26からのDIWの吐出開始から所定時間が経過すると、制御部18は、リンス液バルブ13を閉じて、吐出口26からのDIWの吐出を停止する。また、制御部18は、リンス液バルブ13を閉じ、同タイミングで薬液バルブ11を開いて、吐出口26から薬液を吐出する。これにより、DIWの吐出に連続して薬液が吐出口26から吐出され、その薬液が、対向面23とウエハWの表面との間の空間に供給される。当該空間に供給された薬液は、DIWで液密状態にされた当該空間内を、DIWを押し退けながら拡がる。そして、当該空間が液密状態に維持されつつ、当該空間内のDIWが薬液に置換されることで、ウエハWが薬液処理される(図9:ステップS3)。
薬液の液膜は、その周長が最短状態になるような形状で、すなわちほぼ円形のまま周縁部に向けて拡がり、後続の薬液の液膜は、先行の薬液の液膜に引っ張られて、ウエハWの表面をほぼ円形のまま周縁部に向けてウエハWの周縁部に向けて拡がる。そして、薬液の液膜がウエハWの表面のほぼ全域を覆う。すなわち、ウエハWの表面を覆う液膜が、DIWから薬液へと置換される。なお、ステップS3の薬液処理において、ウエハWにDIWを供給した後、薬液を供給するのではなく、始めから薬液を供給するようにすることも考えられる。
吐出口26からの薬液の吐出開始から所定時間が経過すると、制御部18は薬液バルブ11を閉じて、吐出口26からの薬液の吐出を停止する。また、制御部18は薬液バルブ11を閉じた後、リンス液バルブ13を開いて、吐出口26からDIWを吐出する。これにより、薬液に連続してDIWが吐出口26から吐出され、そのDIWが、対向面23とウエハWの表面との間の空間に供給される。当該空間に供給されたDIWは、DIWで液密状態にされた当該空間内を、薬液を押し退けながら拡がる。そして、当該空間が液密状態に維持されつつ、当該空間内の薬液がDIWに置換されることで、ウエハWがリンス処理される(図9:ステップS4)。
DIWの液膜は、その周長が最短状態になるような形状で、すなわちほぼ円形のまま周縁部に向けて拡がり、後続のDIWの液膜は、先行のDIWの液膜に引っ張られて、ウエハWの表面をほぼ円形のまま周縁部に向けてウエハWの周縁部に向けて拡がる。そして、DIWの液膜がウエハWの表面のほぼ全域を覆う。すなわち、ウエハWの表面を覆う液膜が、薬液からDIWへと置換される。
DIWの吐出開始から所定時間が経過すると、制御部18は、リンス液バルブ13を閉じて、吐出口26からのDIWの吐出を停止する。また、制御部18はノズル移動機構12を制御して、アーム14を上昇および揺動させ、ノズル3をスピンチャック2の側方の退避位置に戻す。これにより、円板部21が、退避する(図9:ステップS5)。
さらに、制御部18は、スピンチャック2を高回転速度(例えば2500rpm程度)まで加速する。これにより、DIWによるリンス後のウエハWの上面に付着しているDIWを遠心力で振り切って乾燥させるスピンドライが実施される(図9:ステップS6)。スピンドライが所定時間にわたって行われると、スピンチャック2の回転が停止される。その後、不図示の搬送ロボットによってウエハWが搬出される(図9:ステップS7)。
以上が、基板処理装置1における、ウエハWの処理の流れである。本実施形態に係る基板処理装置1では、ウエハWのDIWが遠心力を十分に受けることができないために、流速が低下する虞のある領域を、対向面23で覆うように、円板部21が設けられている。このため、ステップS3,S4において、十分に遠心力を受けることができない領域においても、ウエハW上におけるDIWまたは薬液の流速を高めることができる。このため、DIWまたは薬液を、ウエハW上において、短時間で拡げることができる。また、ステップS3において、先にDIWでプリウェット処理した後、薬液に置換する際に、ホールなどの凹部構造の内部に残留するDIWを薬液に高効率で置換することができる。同様に、ステップS4において、ウエハWの薬液をDIWに置換するリンス処理する際にも、ホールなどの凹部構造の内部に残留する薬液をDIWに高効率で置換することができる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、円板部21がノズル3の一部を構成している。しかしながら、ノズル3から円板部21を除いて、円板部21を別体として設けることも考えられる。
また、円板部21の対向面23は、必ずしも円形である必要はない。ただし、処理条件の均一化するためには、対向面23が、平面視において円形状に形成されていることが望ましい。
また、対向面23は、必ずしも水平平坦面である必要はない。例えば、対向面23が、その中央部から周端部にかけて、次第に、ウエハWへ接近するように、あるいは、ウエハWから離反するように、テーパー面を形成していてもよい。
また、ノズル3は、スピンチャック2に保持されたウエハWの中央部に向けて、処理液を供給しているが、例えば中央部から水平方向に15mm以内の範囲でずらした位置(偏心位置)に処理液を供給するようにしてもよい。この場合、処理液の流速が低下する領域が、中心部に処理液を供給する場合とは異なることとなる。ただし、吐出位置を15mmずらした程度では、流速が低下する領域は、ほとんど変化しないことから、そのまま円板部21を流用することも可能である。もちろん、吐出位置をずらした条件下において、円板部21が無い状態での液膜の膜厚Hまたは、流速の平均値Vを取得することで、流速が低下する領域を特定し、その領域が適切に覆われるように、対向面23の半径R10を決定してもよい。
さらに、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
1 基板処理装置
11 薬液バルブ
12 ノズル移動機構
13 リンス液バルブ
14 アーム
18 制御部
100 凹部
100A 上層部
100B 下層部
2 スピンチャック
21 円板部(対向部)
23 対向面
26 吐出口
3,3a ノズル
4 スピンモータ
D 水平距離
GA1 間隔
H 膜厚
L10,L11 処理液
LF1 液膜
Q 回転軸
R10 対向面23の半径
SC11,SC110,SC13〜SC15 区間
V 流速(平均値)
V1 基準流速
W ウエハ(基板)

Claims (2)

  1. 基板を処理液により処理する基板処理装置であって、
    基板を水平姿勢に保持しつつ回転させる基板回転部と、
    前記基板回転部に保持された基板の表面と間隔を隔てて対向するとともに、前記基板が前記処理液により処理される際に、前記基板上に形成された液膜に接する対向面を有する対向部と、
    前記対向部の周縁部よりも内側の位置に吐出口が形成されており、前記基板回転部に保持された基板に向けて前記吐出口から前記処理液を吐出する吐出部と、
    を備え、
    前記対向部が無い状態で、前記吐出口から前記処理液を供給することで、前記基板回転部により回転する前記基板に形成される液膜の厚さ成分を水平距離で微分したときに、その微分値が、前記基板の回転中心から前記基板の周端部に向かって、増大から減少に転じる位置を第一変曲位置とすると、
    前記対向面が、前記基板のうち、前記基板の回転中心付近から、少なくとも、前記第一変曲位置まで延びており、
    前記対向面の半径が、前記基板の半径の1/8よりも大きく、1/2よりも小さい、基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記対向面は、
    前記対向部が無い状態で、前記吐出口から前記処理液を供給しつつ、前記基板回転部により前記基板を回転させることで該基板上を移動する前記処理液の流速が、所定の基準流速よりも小さくなる領域において、前記基板と対向する、基板処理装置。
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