JP6033743B2 - 車両用変速装置 - Google Patents

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本発明は、回動操作可能なチェンジ操作子と、変速機ケースに収容される変速機にシフト操作力を入力するようにして前記変速機ケースから一部を突出させる操作力入力部材と、前記変速機ケースの外側で前記チェンジ操作子および前記操作力入力部材間に設けられるリンク機構と、前記チェンジ操作子による操作を検出するようにして前記リンク機構に介設されるシフト操作検知手段とを備える車両用変速装置に関する。
変速ペダルと、変速機のシフトスピンドルとの間に設けられるリンク機構の一部が、上部リンクおよび下部リンクと、上部リンクおよび下部リンク間に設けられる中間アームとで構成され、上部リンクにシフト操作量検出センサが介設されるようにした自動二輪車用変速装置が、特許文献1で知られている。
特許第5002516号公報
ところが、上記特許文献1で開示される構成では、リンク機構の中間アームをクランクケース等の変速機ケースに支軸を介して回動可能に支持する必要がある。しかるに変速機ケースに支軸を設けることは、特に小型に設計される小型車両のエンジンおよび変速機では配設位置に制約がある上に、リンク機構の配置位置に合わせて支軸を変速機ケースに配置しようとすると、エンジンや変速機の大きな設計変更を招く可能性があり、シフト操作検知手段が介設されたリンク機構の配置自由度をエンジンや変速機に影響を及ぼすことなく高めることが望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、シフト操作検知手段が介設されたリンク機構の配置自由度をエンジンや変速機に影響を及ぼすことなく高めることを可能とした変速装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、回動操作可能なチェンジ操作子と、変速機ケースに収容される変速機にシフト操作力を入力するようにして前記変速機ケースから一部を突出させる操作力入力部材と、前記変速機ケースの外側で前記チェンジ操作子および前記操作力入力部材間に設けられるリンク機構と、前記チェンジ操作子による操作を検出するようにして前記リンク機構に介設されるシフト操作検知手段とを備える車両用変速装置において、前記リンク機構が、回動可能な前記操作力入力部材の回動軸線からオフセットしつつ相互に離隔した2箇所に第1および第2連結部を有して前記操作力入力部材に固定されるシフトアームと、第1連結部に連結ピンを介して回動可能に連結される第3連結部ならびに第3連結部から離隔した第4連結部を有するとともに前記連結ピンの軸線まわりに回動する操作力が前記チェンジ操作子から入力されるリンクアームと、両端部が第2および第4連結部に回動自在に連結されるとともに前記シフト操作検知手段が中間部に介設される連結手段とを備えることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記リンクアームが、第3連結部および第4連結部と、前記チェンジ操作子からの荷重が入力される荷重入力部とを相互に異なる頂部に配置するようにして三角形状に形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記荷重入力部に、前記チェンジ操作子からの操作荷重を伝達する連結ロッドの一端部が回動可能に連結されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、上下方向に延びる前記連結ロッドの他端部が、ペダル式の前記チェンジ操作子の中間部の連結部に回動可能に連結されることを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記シフトアームおよび前記リンクアームが、ペダル式の前記チェンジ操作子よりも上方に配置されることを第5の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記シフトアームおよび前記リンクアームが、ペダル式の前記チェンジ操作子が備える操作部よりも前方に配置されることを第6の特徴とする。
本発明は、第6の特徴の構成に加えて、前記シフトアームおよび前記リンクアームが上下に分かれて配置されるとともに前記連結手段が上下方向に延びて配置され、ペダル式の前記チェンジ操作子が、前記シフトアームおよび前記リンクアームの水平方向への投影範囲内に配置されることを第7の特徴とする。
さらに本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記荷重入力部に、車両運転者の足で踏み動かされる前記チェンジ操作子が直接設けられることを第8の特徴とする。
なお実施の形態のクランクケース5が本発明の変速機ケースに対応し、実施の形態のシフトスピンドル7が本発明の操作力入力部材に対応し、実施の形態のロードセル12が本発明のシフト操作検知手段に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、チェンジ操作子および操作力入力部材間に設けられるリンク機構が、第1および第2連結部を有して操作力入力部材とともに回動するシフトアームと、第1連結部に連結ピンを介して第3連結部が回動可能に連結されるとともにチェンジ操作子から操作力が入力されるのに応じて連結ピンの軸線まわりに回動するリンクアームと、第3連結部から離隔した位置でリンクアームが有する第4連結部およびシフトアームの第2連結部間を連結するとともにシフト操作検知手段が中間部に介設される連結手段とを備えるものであり、リンクアームを独立して支持する支軸を変速機ケースに設けることが不要であり、エンジンや変速機に影響を及ぼすことなくリンク機構の配置上の自由度を高めることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、リンクアームが三角形状に形成され、第3および第4連結部と、荷重入力部とが三角形の各頂部に配置されるので、チェンジ操作子からの操作力入力に応じて、第3連結部を回動支点としてリンクアームを回動させ、連結手段を介してシフトアームに操作荷重を伝達することができる。
本発明の第3の特徴によれば、チェンジ操作子からの操作荷重がリンクアームの荷重入力部に連結ロッドを介して伝達されるので、操作力入力部材およびチェンジ操作子が比較的離れて配置される場合に、リンク機構およびチェンジ操作子の相対配置の自由度を高めることができる。
本発明の第4の特徴によれば、上下方向に延びてペダル式のチェンジ操作子の中間部の連結部に回動可能に連結される連結ロッドがリンクアームの荷重入力部に回動可能に連結されるので、チェンジ操作子の前後方向の配設位置を、上下方向に延びる連結ロッドに連結可能な範囲に設定することができ、ペダル式のチェンジ操作子の配置自由度を確保することができる。
本発明の第5の特徴によれば、ペダル式であるチェンジ操作子よりも上方にシフトアームおよびリンクアームが配置されるので、変速機の上部に操作力入力部材が配置される場合に、車両運転者の足によるチェンジ操作子の操作を阻害しない位置にシフトアームおよびリンクアームが配置されるようにして、車両運転者の足置きスペースを確保することができる。
本発明の第6の特徴によれば、ペダル式であるチェンジ操作子の操作部よりも前方にシフトアームおよびリンクアームが配置されるので、変速機の下部に操作力入力部材が配置される場合に、車両運転者の足によるチェンジ操作子の操作を阻害しない位置にシフトアームおよびリンクアームが配置されるようにして、車両運転者の足置きスペースを確保することができる。
本発明の第7の特徴によれば、上下に配置されるシフトアームおよびリンクアーム間を連結する連結手段が上下方向に延びて配置され、シフトアームおよびリンクアームの水平方向への投影範囲内にペダル式のチェンジ操作子が配置されるので、リンク機構が前後方向で占めるスペースを小さくするとともに、リンク機構およびチェンジ操作子の上下方向幅を小さく抑えて、全体としての小型化を図ることができる。
さらに本発明の第8の特徴によれば、リンクアームにチェンジ操作子が直接設けられることで部品点数の低減を図ることができるとともにリンク機構の小型化を図ることができる。
第1の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 変速装置の側面図である。 第2の実施の形態の変速装置の側面図である。 第3の実施の形態の変速装置の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1および図2を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク36および操向ハンドル37を操向可能に支承するヘッドパイプ38と、該ヘッドパイプ38から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム39と、それらのメインフレーム39の後端から下方に延びるようにして各メインフレーム39と一体に形成されるピボットフレーム40と、前記メインフレーム39の後端に連結されて後ろ上がりに延びる左右一対のシートフレーム41とを備える。
車体フレームFには、前輪WFおよび後輪WR間で前記メインフレーム39の下方に配置されるようにしてエンジンEが搭載されており、前記エンジンEが備えるクランクケース5内に収容される変速機6(図2参照)の出力軸42が、前記クランクケース5から左側方に突出され、その出力軸42の前記クランクケース5からの突出端部に固設される駆動スプロケット43と、前記後輪WRの車軸46に固設される被動スプロケット44とには無端状のチェーン45が巻き掛けられる。
また前記車体フレームFのピボットフレーム40には、後輪WRの前記車軸46を後端部で軸支するスイングアーム47の前端部が支軸48を介して上下揺動可能に支承され、前記チェーン45のうち前記被動スプロケット44から前記駆動スプロケット43側への走行部分の一部を上方から覆うチェーンカバー49が前記スイングアーム47に取付けられる。
また前記スイングアーム47および前記ピボットフレーム40間にはリンク機構50が設けられており、そのリンク機構50と、前記スイングアーム44との間にはリヤクッションユニット51が設けられる。
前記車体フレームFのメインフレーム39には、前記エンジンEの上方に位置する燃料タンク52が搭載され、その燃料タンク52よりも後方に位置する乗員用シート53と、該乗員用シート53の後方に位置するピリオンシート54とが前記シートフレーム41で支持される。
前記支軸48の後方で前記ピボットフレーム40には後方に延びるステップホルダ55が支持されており、それらのステップホルダ55の後部に、前記乗員用シート53に着座した乗員が足を載せるためのステップ56が設けられる。また前記シートフレーム41の前後方向中間部には、後下がりに延びるピリオンステップホルダ57がそれぞれ支持されており、それらのピリオンステップホルダ57の後部に、前記ピリオンシート54に着座した同乗者が足を載せるためのピリオンステップ58が設けられる。
また前記車体フレームFにおいて左側のピボットフレーム40の下部には、サイドスタンド59が、自動二輪車を左側に傾けて停車せしめる起立位置(図1で示す位置)ならびに自動二輪車の走行を可能とする収納位置間での回動可能として配設されるとともに、前記クランクケース5内の変速機6の変速位置を変化させるためのチェンジ操作子8が回動可能に配設される。
図2において、前記エンジンEのクランクケース5内には、シフト操作力の入力に応じて段階的に変速段を切換える変速機6が収容されており、前記変速機6にシフト操作力を入力するための操作力入力部材であるシフトスピンドル7が前記クランクケース5で回動自在に支承され、前記シフトスピンドル7の一部は前記クランクケース5から外部に突出される。
一方、車両運転者に操作されるペダル式のチェンジ操作子8が前記クランクケース5の外部で前記ピボットフレーム40の下部に回動自在に支持されており、このチェンジ操作子8は、前端部が前記ピボットフレーム40の下部に支軸10を介して回動自在に支承されて前後方向に延びるアーム部8aの後端部に、車両運転者の足9で操作可能な操作部8bが突設されて成る。
前記クランクケース5の外側で前記チェンジ操作子8および前記シフトスピンドル7間にはリンク機構11が設けられ、このリンク機構11には、前記チェンジ操作子8による操作を検出するシフト操作検知手段としてのロードセル12が介設される。
前記リンク機構11は、回動可能な前記シフトスピンドル7の回動軸線からオフセットしつつ相互に離隔した2箇所に第1および第2連結部13a,13bを有して前記シフトスピンドル7に固定されるシフトアーム13と、第1連結部13aに第1の連結ピン16を介して回動可能に連結される第3連結部14aならびに第3連結部14aから離隔した第4連結部14bを有するとともに第1の連結ピン16の軸線まわりに回動する操作力が前記チェンジ操作子8から入力されるリンクアーム14と、両端部が第2および第4連結部13b,14bに回動自在に連結されるとともに前記ロードセル12が中間部に介設される連結手段15とを備える。
前記連結手段15は、前記シフトアーム13の第2連結部13bに第2の連結ピン17を介して回動可能に連結されるロッド18と、長さを調節可能としつつ前記リンクアーム14の第4連結部14bに第3の連結ピン19を介して回動可能に連結されるアジャスト機構20とを備え、該アジャスト機構20および前記ロッド18間に前記ロードセル12が介設される。
前記リンクアーム14は、第3および第4連結部14a,14bと、前記チェンジ操作子8からの荷重が入力される荷重入力部14cとを相互に異なる頂部に配置するようにして三角形状に形成されており、前記荷重入力部14cに、前記チェンジ操作子8からの操作荷重を伝達する連結ロッド21の一端部が第4の連結ピン22を介して回動可能に連結される。また上下方向に延びる前記連結ロッド21の他端部が、ペダル式の前記チェンジ操作子8の中間部すなわちアーム部8aの長手方向中間部に設けられる連結部8cに第5の連結ピン23を介して回動可能に連結される。すなわち前記シフトアーム13および前記リンクアーム14が、ペダル式の前記チェンジ操作子8よりも上方に配置されており、チェンジ操作子8のアーム部8aの中間部の前記連結部8cに連結される前記連結ロッド21が上方に延びて前記リンクアーム14の荷重入力部14cに連結される。
なおこの実施の形態では、前記シフトアーム13および前記リンクアーム14を連結する第1の連結ピン16が、前記シフトアーム13が固定されるシフトスピンドル7との間の距離ならびに前記チェンジ操作子8からの操作荷重を伝達する連結ロッド21を前記リンクアーム14に連結する第4の連結ピン22との間の距離がほぼ等しくなる位置に配置されているが、リンク機構11の特性を変えたい場合には、第1の連結ピン16および前記シフトスピンドル7間の距離と、第1の連結ピン16および第4の連結ピン22との間の距離とを相互に異ならせて設定するようにしてもよい。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、チェンジ操作子8と、シフトスピンドル7との間に設けられるリンク機構11が、回動可能な前記シフトスピンドル7の回動軸線からオフセットしつつ相互に離隔した2箇所に第1および第2連結部13a,13bを有して前記シフトスピンドル7に固定されるシフトアーム13と、第1連結部13aに第1の連結ピン16を介して回動可能に連結される第3連結部14aならびに第3連結部14aから離隔した第4連結部14bを有するとともに第1の連結ピン16の軸線まわりに回動する操作力が前記チェンジ操作子8から入力されるリンクアーム14と、両端部が第2および第4連結部13b,14bに回動自在に連結されるとともにロードセル12が中間部に介設される連結手段15とを備えるので、リンクアーム14を独立して支持する支軸をクランクケース5に設けることが不要であり、エンジンEや変速機6に影響を及ぼすことなくリンク機構11の配置上の自由度を高めることができる。
また前記リンクアーム14が、第3および第4連結部14,14bと、前記チェンジ操作子8からの荷重が入力される荷重入力部14cとを相互に異なる頂部に配置するようにして三角形状に形成されるので、チェンジ操作子8からの操作力入力に応じて、第3連結部14aを回動支点としてリンクアーム14を回動させ、連結手段15を介してシフトアーム13に操作荷重を伝達することができる。
また前記リンクアーム14の前記荷重入力部14cに、前記チェンジ操作子8からの操作荷重を伝達する連結ロッド21の一端部が回動可能に連結されるので、シフトスピンドル7およびチェンジ操作子8が比較的離れて配置される場合に、リンク機構11およびチェンジ操作子8の相対配置の自由度を高めることができる。
また上下方向に延びる前記連結ロッド21の他端部が、ペダル式の前記チェンジ操作子8の中間部の連結部8cに回動可能に連結されるので、チェンジ操作子8の前後方向の配設位置を、上下方向に延びる連結ロッド21に連結可能な範囲に設定することができ、ペダル式のチェンジ操作子8の配置自由度を確保することができる。
さらに前記シフトアーム13および前記リンクアーム14が、ペダル式の前記チェンジ操作子8よりも上方に配置されるので、変速機6の上部にシフトスピンドル7が配置される場合に、車両運転者の足9によるチェンジ操作子8の操作を阻害しない位置にシフトアーム13およびリンクアーム14が配置されるようにして、車両運転者の足置きスペースを確保することができる。
本発明の第2の実施の形態について図3を参照しながら説明すると、前記クランクケース5の外側でチェンジ操作子25および前記シフトスピンドル7間に設けられるリンク機構11のリンクアーム14およびシフトアーム13は上下に分かれて配置されており、この第2の実施の形態では、前記シフトアーム13の上方に前記リンクアーム14が配置される。また前記リンク機構11の連結手段15は上下に延びるようにして前記シフトアーム13の第2連結部13bおよび前記リンクアーム14の第4連結部14b間に設けられる。
前記チェンジ操作子25は、後端部が支軸26を介して車体フレーム(図示せず)に回動自在に支承されて前後方向に延びるアーム部25aと、車両運転者の足Fで操作することを可能として前記アーム部25aの前端部に設けられる操作部25bと、前記アーム部25aの後端部から上方に延びる連結アーム部25cとを有するように形成される。
前記リンク機構11は、前記チェンジ操作子25の操作部25bよりも前方に配置されており、前記リンクアーム14の荷重入力部14cに、前後方向に延びる連結ロッド27の端部が第6の連結ピン28を介して回動可能に連結され、前記連結ロッド27の後端部は第7の連結ピン29を介して前記連結アーム部25cの上端部に回動可能に連結される。
しかも前記チェンジ操作子25は、前記シフトアーム13および前記リンクアーム14の水平方向への投影範囲内に配置されるものであり、前記シフトアーム13の下端部を通る第1の水平線L1と、前記リンクアーム14の上端部を通る第2の水平線L2との間に前記チェンジ操作子25が配置される。
この第2の実施の形態によれば、前記シフトアーム13および前記リンクアーム14が、ペダル式の前記チェンジ操作子25が備える操作部25bよりも前方に配置されるので、変速機6の下部に前記シフトスピンドル7が配置される場合に、車両運転者の足Fによるチェンジ操作子25の操作を阻害しない位置にシフトアーム13およびリンクアーム14が配置されるようにして、車両運転者の足置きスペースを確保することができる。
また前記シフトアーム13および前記リンクアーム14が上下に分かれて配置されるとともに前記連結手段15が上下方向に延びて配置され、ペダル式の前記チェンジ操作子25が、前記シフトアーム13および前記リンクアーム14の水平方向への投影範囲内に配置されるので、リンク機構11が前後方向で占めるスペースを小さくするとともに、リンク機構11およびチェンジ操作子25の上下方向幅を小さく抑えて、全体としての小型化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態について図4を参照しながら説明すると、リンク機構31は、回動可能なシフトスピンドル7に固定されるシフトアーム13と、シフトアーム13の第1連結部13aに第1の連結ピン16を介して回動可能に連結される第3連結部32aならびに第3連結部32aから離隔した第4連結部32bを有するリンクアーム32と、両端部が第2および第4連結部13b,32bに第2および第3の連結ピン17,19を介して回動自在に連結されるとともにロードセル12が中間部に介設される連結手段15とを備える。
前記リンクアーム32は、第3および第4連結部32a,32bと、荷重入力部32cとを相互に異なる頂部に配置するようにして三角形状に形成されており、前記荷重入力部に、車両運転者の足Fで操作可能なチェンジ操作子33が直接設けられる。
この第3の実施の形態によれば、部品点数の低減を図ることができるとともにリンク機構31の小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
5・・・変速機ケースであるクランクケース
6・・・変速機
7・・・操作力入力部材であるシフトスピンドル
8,25,33・・・チェンジ操作子
8a・・・チェンジ操作子の中間部の連結部
11,31・・・リンク機構
12・・・シフト操作検知手段であるロードセル
13・・・シフトアーム
13a・・・第1連結部
13b・・・第2連結部
14,32・・・リンクアーム
14a,32a・・・第3連結部
14b,32b・・・第4連結部
14c,32c・・・荷重入力部
15・・・連結手段
16・・・連結ピン
21,27・・・連結ロッド
25b・・・操作部

Claims (8)

  1. 回動操作可能なチェンジ操作子(8,25,33)と、変速機ケース(5)に収容される変速機(6)にシフト操作力を入力するようにして前記変速機ケース(5)から一部を突出させる操作力入力部材(7)と、前記変速機ケース(5)の外側で前記チェンジ操作子(8,25,33)および前記操作力入力部材(7)間に設けられるリンク機構(11,31)と、前記チェンジ操作子(8,25,33)による操作を検出するようにして前記リンク機構(11,31)に介設されるシフト操作検知手段(12)とを備える車両用変速装置において、前記リンク機構(11,31)が、回動可能な前記操作力入力部材(7)の回動軸線からオフセットしつつ相互に離隔した2箇所に第1および第2連結部(13a,13b)を有して前記操作力入力部材(7)に固定されるシフトアーム(13)と、第1連結部(13a)に連結ピン(16)を介して回動可能に連結される第3連結部(14a,32a)ならびに第3連結部(14a,32a)から離隔した第4連結部(14b,32b)を有するとともに前記連結ピン(16)の軸線まわりに回動する操作力が前記チェンジ操作子(8,25,33)から入力されるリンクアーム(14,32)と、両端部が第2および第4連結部(13b;14b,32b)に回動自在に連結されるとともに前記シフト操作検知手段(12)が中間部に介設される連結手段(15)とを備えることを特徴とする車両用変速装置。
  2. 前記リンクアーム(14,32)が、第3連結部(14a,32a)および第4連結部(14b,32b)と、前記チェンジ操作子(8,25,33)からの荷重が入力される荷重入力部(14c,32c)とを相互に異なる頂部に配置するようにして三角形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用変速装置。
  3. 前記荷重入力部(14c)に、前記チェンジ操作子(8,25)からの操作荷重を伝達する連結ロッド(21,27)の一端部が回動可能に連結されることを特徴とする請求項2に記載の車両用変速装置。
  4. 上下方向に延びる前記連結ロッド(21)の他端部が、ペダル式の前記チェンジ操作子(8)の中間部の連結部(8c)に回動可能に連結されることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速装置。
  5. 前記シフトアーム(13)および前記リンクアーム(14)が、ペダル式の前記チェンジ操作子(8)よりも上方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用変速装置。
  6. 前記シフトアーム(13)および前記リンクアーム(14)が、ペダル式の前記チェンジ操作子(25)が備える操作部(25b)よりも前方に配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速装置。
  7. 前記シフトアーム(13)および前記リンクアーム(14)が上下に分かれて配置されるとともに前記連結手段(15)が上下方向に延びて配置され、ペダル式の前記チェンジ操作子(25)が、前記シフトアーム(13)および前記リンクアーム(14)の水平方向への投影範囲内に配置されることを特徴とする請求項6に記載の車両用変速装置。
  8. 前記荷重入力部(32c)に、車両運転者の足で踏み動かされる前記チェンジ操作子(33)が直接設けられることを特徴とする請求項2に記載の車両用変速装置。
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