JP6033530B2 - エアゾール容器用の金属缶の製造方法、該金属缶を用いたエアゾール製品 - Google Patents
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Description
エアゾール組成物は原液の種類や噴射剤との組み合わせなどによって金属を腐食する場合があり、エアゾール製品の金属缶の内面には腐食を防止するために合成樹脂製のコートが設けられている。前記コートは一般的にはエポキシフェノールやポリアミドイミドなどの熱硬化性樹脂を有機溶剤に溶解させた溶液を缶の内面にスプレーし、熱処理することにより設けられている。しかし、前述の方法で設けたコートはスプレーにより付着した樹脂の膜厚や熱の伝わり方などによりコートの厚さが不均一になる場合があり、極端に薄い部分があるとその部分から集中的に腐食されて穴があく恐れがある。そのため、前述の方法以外に缶の内面を保護する手段が検討されている。
例えば、特許文献1には、筒状で合成樹脂製のプリフォームを金属缶内において膨張させて、膨張させたプリフォーム(内袋)を金属缶に配置したエアゾール容器用の金属缶が開示されている。
また特許文献2には、両端が開口した筒状の缶銅の内面に合成樹脂製の粉末を付着させ、その後、熱処理をすることによって合成樹脂製の内面コートを設けたエアゾール容器用の缶胴が開示されている。
さらに特許文献3には、合成樹脂製の粉末粒子を分散させたディスパーション型塗料を塗装し、乾燥させることによって内面コートを設けたエアゾール容器用の金属缶が開示されている。
また、特許文献2は、缶胴の一方の開口から他方の開口への空気流に荷電させた合成樹
脂粉末を乗せることによって合成樹脂粉末を缶胴内面全体に所望の厚さで均一に塗装するものであるが、金属缶とするには、缶胴に内面コートを設けた後、缶胴の両端に缶底と目金をそれぞれ巻き締めて固定する工程が必要となり、内面コートを傷つけやすい。
さらに、特許文献3は、溶液をスプレーして塗装するため、塗膜にムラが出来やすく、さらに均一にスプレーできずピンホールが発生しやすい。
本発明は、金属缶の内面に均一なコートを設けることができ、さらにエアゾールバルブを取り付けてもコートが損傷しにくいエアゾール容器用の金属缶の製造方法を提供することを目的としている。
このような製造方法であって、前記噴霧装置が缶体の口部外周と当接することにより閉鎖空間を形成する方法、または、前記噴霧装置が前記ホルダーと当接することにより閉鎖空間を形成する方法が好ましい。
また前記缶体内に樹脂粉末を噴霧した後、加熱処理をする前に、缶体内をバキューム装置で吸引し、余分な樹脂粉末を回収する方法が好ましい。
さらに、前記缶体内に樹脂粉末を噴霧した後、加熱処理をする前に、缶体内をバキューム装置で吸引し、余分な樹脂粉末を回収する場合、閉鎖空間に浮遊する樹脂粉末を効率良く回収できる。
本発明のエアゾール製品は、染毛剤などの浸透性の高い内容物に使用していた従来の容器の様に内袋を入れないため、容器に対する内容物の充填率が大きい。
よって金属缶を小型に設計しても十分な内容物を保管できる。そのため、2つのエアゾール容器を連結した2液式エアゾール製品としても好ましく使用できる。
エアゾール容器10は、図1aに示すように、上端が開口している有底筒状の金属缶11と、その金属缶11の開口を閉じるエアゾールバルブ12とからなる。このエアゾール容器10は、反応性の高い内容物、特に、金属缶11に使用される金属を腐食しやすい内容物に好ましく用いられる。
缶体20は、円筒状の胴部16と、その胴部の下端を閉じる略平面状の底部17と、その胴部の上端に設けられる肩部18と、その肩部18の上端に設けられる口部19とからなる一体成形体である。また、肩部18と口部19の境界には、缶体20の中心方向に向けて凹んだ環状凹部15が形成されている。また、口部19の上端の環状の切り口19aは、真っ直ぐ上を向いている。つまり、缶体20は、上端が内面と外面とが連続しているビード部を備えておらず、口部19の真っ直ぐ上を向いている切り口19aを挟んで内面と外面とが設けられている。この実施形態において、底部17は平らになっている。しかし、上述したように、若干凹んで(内面側に凸)いてもよい。例えば、全体として、球面状あるいは円錐状に凹んでいてもよく、外周部は平面で中心部のみが球面状あるいは円錐状に凹んでいてもよく(図1d、参照)、外周から中心に向かって、環状の平面部、環状のテーパー部、中心円形部(全体として円錐台状)(図1e、参照)となっていてもよい。その中でも少なくとも外周部は平面となっているものが好ましい。これらの場合、それぞれの高さ(凹み)は、缶(底部)の直径に対して5%以下、好ましくは4%以下であることが好ましい。
缶体20の外周面を電極などでプラスまたはマイナスに荷電させ、胴部16、略平面状の底部17、肩部18、口部19の内面には、缶体とは反対の電荷を持った樹脂粉末を付着させる。その後、加熱処理して内面コート21が形成される。内面コート21は、内容物による腐食を防止するために設けられている。
缶体20は、アルミニウム、アルミニウム合金、ブリキなどの金属によって成形される
。
0.3mmよりも薄い場合は強度が不充分になり、2mmよりも厚い場合は樹脂粉末が付着しにくくなり、コートの厚さが不均一になりやすい。
前記粉末のうち、PE粉末、PA粉末は、原液が酸性である内容物および原液がアルカリ性の原液である内容物を充填する場合に用いることが好ましく、PET粉末は、原液が酸性である内容物を充填する場合に用いることが好ましい。熱処理後の内面コート21の膜厚は、10〜300μm、特に30〜200μmにすることが好ましい。膜厚が10μm未満の場合は膜厚が薄すぎ、浸透性の高い染毛剤などの内容物では金属缶が腐食されやすい傾向がある。膜厚が300μmよりも厚い場合は、膜厚が不均一になりやすく、また剥がれやすくなる傾向がある。
また、栓体26と、缶の口部19の上端との間には、リング状のシール材32が設けられている。この実施形態では、栓体26を用いているが、図4のように栓体26を用いずに合成樹脂製のハウジング27aを環状凹部15に保持させ、直接金属缶11の口部を塞いでもよい。その場合、シール材32は、ハウジング27aと、金属缶の口部19の上端との間に設けられ、カバーキャップ31は、ハウジングを覆い、下端が金属缶11の環状凹部15にカシメつけられる。このときも環状凹部15は若干変形するが、その変形を合成樹脂製のハウジング27aの弾性力で最小限に抑えることができ、内面コート21に傷等がつきにくい。また、この場合も、ハウジング27aは、環状凹部16と当接する外周部27a1の内側に半径方向内側の外力を受けることにより内側に収縮する環状凹部27a2が形成されている。
静電粉末塗装装置35は、缶体20を挿入して保持する有底筒状のホルダー36と、ホルダー36に対してホルダー36の軸方向に移動し、保持された缶体20の開口部から樹脂粉末Pを噴霧する噴霧装置37とからなる。ホルダー36は、外筒のカバー部36aと、内筒の帯電部36bとからなる。帯電部36bは、高圧電源36cに接続されており、缶体20を陽イオンまたは陰イオンに帯電させるものである。噴霧装置37は、円筒状の外壁部37aと、その内部に設けられる円筒状の保持部37bと、その中心に設けられたノズル部37cとからなる。噴霧装置37は、ホルダー36方向に移動することにより、缶体20と噴霧装置37とで閉鎖空間S1が形成され、ノズル部37の先端が缶体20の開口部近辺に配置される。この実施形態では、保持部37bが缶体20の口部外周と当接することにより、閉鎖空間S1は形成される。保持部37bには、バキューム装置37dが設けられており、缶体の内面に付着せずに閉鎖空間に浮遊する樹脂粉末を回収することができる。また、閉鎖空間は、噴霧装置37の外壁部37aとホルダー36のカバー体36aとを当接させて形成してもよい。
缶体20および樹脂粉末Pは、それぞれ逆のイオンで荷電してもよい。また、図3aのように缶体20の外周面を帯電部36bを介してアース線に連結し、陽イオンまたは陰イオンに荷電された樹脂粉末Pを噴霧してもよい。この場合も、樹脂粉末Pを缶体20の内面に均一に付着させることができる。
本発明の金属缶の製造方法では、缶体20の外周面で高圧電源あるいはアースと連結させるため、外面塗装等の外面処理は金属缶11の製造後に行うのが好ましい。
前記2液式染毛剤の染毛剤用第1エアゾール組成物としては、酸化染料、染毛補助成分、アルカリ剤、安定化剤、粘度調整剤、染毛効果以外の効果を発揮する他の有効成分、界面活性剤、油性成分などを溶媒に含有した第1剤原液、および噴射剤からなるものが挙げられる。
前記酸化染料の含有量は第1剤原液中に0.01〜10質量%、さらには0.1〜5質量%が好ましい。酸化染料の含有量が下限より少ない場合は充分な染毛効果が得られにくい傾向があり、上限より多く含有した場合でも染毛力は変わらず経済的でない。
前記酸性染料としては、例えば、アマランス(赤色2号)、エリスロシン(赤色3号)、ニューコクシン(赤色102号)、ローズベンガル(赤色105号)、アシッドレッド(赤色106号)、タートラジン(黄色4号)、サンセットイエロー(黄色5号)、ファ
ストグリーン(緑色3号)、ブリリアントブルーFCF(青色1号)、インジゴカルミン(青色2号)、ローズベンカルK(赤色232号)、オレンジII(だいだい色205号)、ウラニン(黄色202号)、キノリンエローWS(黄色203号)、アリザニンシアニングリーンF(緑色201号)、ピラニンコンク(緑色204号)、パテントブルー(青色203号)、レゾルシンブラウン(かっ色201号)、ビオラミンR(赤色401号)、オレンジI(だいだい色402号)、ナフト−ルエローS(黄色403号)、ナフトールグリーンB(緑色401号)、アリズロールパープル(紫色401号)、ナフトールブルーブラック(黒色401号)などが挙げられる。
前記直接染料としては、例えば4−ニトロ−O−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、1−アミノ−4−メチルアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクリン酸などが挙げられる。
前記他の補助成分としては、例えば、レゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、ジフェニルアミン、パラメチルアミノフェノール、フロログルシン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール等およびそれらの塩、ベンジルアルコールなどの芳香族アルコール、フェネチルアルコール、ベンジルオキシエタノール等、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドンなどのアルキルピロリドン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどの低級アルキレンカーボネートなどが挙げられる。
前記アルカリ剤を含有させる場合は第1剤原液中に0.01〜10質量%、さらには0.1〜5質量%が好ましい。アルカリ剤の含有量が下限より少ない場合は染毛効果が得られにくい傾向があり、上限より多い場合は、頭髪や頭皮などへの刺激が強くなる傾向がある。
常の有効成分であれば特に限定されず、例えばプロピレングリコール、グリセリン、1、3−ブチレングリコール、コラーゲン、ヒアルロン酸、乳酸ナトリウム、尿素などの保湿剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、銀などの殺菌・防腐剤、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチルなどの紫外線吸収剤、グリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ビタミンD2、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸などのビタミン類、エラストラジオール、エチニルエストラジオールなどのホルモン類、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどの酸化防止剤、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などの各種抽出液、ポリオクタニウム6、ポリオクタニウム7、ポリオクタニウム22などのコンディショニング剤、香料などの1種または2種以上を用いることができる。
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの多価アルコールなどが挙げられる。
前記酸化剤として過酸化水素を含有させる場合は第2剤原液中に純分換算で0.1〜10質量%、さらには1〜6質量%が好ましい。酸化剤の含有量が下限より少ない場合は酸化力が不充分であり良好な染毛効果が得られにくくなる傾向があり、上限より多い場合は、頭髪や頭皮への刺激が強くなる傾向がある。
前記酸化酵素としては、酸化染毛剤に使用される通常の酸化酵素であれば特に限定されず、例えばラッカーゼ、パーオキシターゼ、ウリターゼ、カタラーゼ、チロシナーゼなどの1種または2種以上を用いることができる。
されず、例えばリン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸などの1種または2種以上を用いることでき、第2剤原液のpHを1〜6、さらに2〜5の範囲に調整することが好ましい。
また、1液式の酸性染毛剤の場合は、酸性染料、染毛補助成分、pH調整剤、安定化剤、粘度調整剤、染毛効果以外の効果を発揮する他の有効成分、界面活性剤、油性成分などを溶媒に含有した原液、および噴射剤からなるものが挙げられ、
これら成分は前述の2液式染毛剤で例示したものと同じ成分を用いることができる。
図4に示す2液式エアゾール製品40は、上記染毛剤第1エアゾール組成物Aを充填した第1エアゾール製品41と、上記染毛剤第2エアゾール組成物Bを充填した第2エアゾール製品42と、それらを連結し、それぞれのエアゾール製品を同時に操作する吐出部材43とからなる。
第1エアゾール製品41は、アルカリ性の染毛剤第1原液と噴射剤とからなる第1エアゾール組成物Aが充填されているため、金属缶11の内面コート21としてPAあるいはPEが用いられている。一方、第2エアゾール製品42は、酸性の染毛剤第2原液と噴射剤とからなる第2エアゾール組成物Bが充填されているため、金属缶11の内面コート21として、PA、PEまたはPETが用いられている。
吐出部材43は、2本のエアゾール容器10を保持する筒状の保持部材46と、2本のエアゾール容器10のステム28に取り付けられる押ボタン47とからなる。保持部材46は、筒状の外筒部46aと、その内部に設けられ、それぞれのエアゾール容器10を保持する2つの筒状の保持部46bと、外筒部46aと保持部46bとを繋ぐ外連結部46cと、保持部46b同士を連結する内連結部46dとからなる。押ボタン47は、矩形状の本体47aと、その前面から前方に突出した筒状のノズル部47bとからなる。本体47aの下端には、それぞれのエアゾール容器10のステム28と連結するステム連結部48aが2つ形成されている。さらに、本体47aの内部には、その2つのステム連結部48aとノズル部47bとを連結する連通路48bが形成されている。
このように構成されているため、押ボタン47を下方に押し下げることにより、第1および第2エアゾール製品41、42のステム28を同時に押し下げることができ、2つの内容物をノズル部47bから吐出できる。
エアゾール製品40は、本発明によって製造される金属缶11を用いているため、2液式の染毛剤であってもそれぞれのエアゾール容器内で安定して、長期間保管することができる。
11 金属缶
12 エアゾールバルブ
15 環状凹部
16 胴部
17 底部
18 肩部
19 口部
19a 切り口
20 缶体
21 内面コート
26 栓体
27 ハウジング
28 ステム
29 ステムラバー
30 バネ
31 カバーキャップ
32 シール材
35、35a 静電粉末塗装装置
36 ホルダー
36a カバー部
36b 帯電部
36c 高圧電源
37 噴霧装置
37a 外壁部
37b 保持部
37c、39 ノズル部
37d バキューム部
39a 噴霧口
40 2液式エアゾール製品
41 第1エアゾール製品
42 第2エアゾール製品
43 吐出部材
46 保持部材
46a 外筒部
46b 保持部
46c 外連結部
46d 内連結部
47 押ボタン
47a 本体
47b ノズル部
48a ステム連結部
48b 連通路
A 染毛剤用第1エアゾール組成物
B 染毛剤用第2エアゾール組成物
Claims (4)
- 開口部の上端の切り口が真っ直ぐ上を向いており、開口部の下部にエアゾールバルブを保持するための環状凹部を有する有底筒状の金属製の缶体を成形し、
前記缶体をプラスまたはマイナスに荷電させる静電粉末塗装装置の有底筒状のホルダーに挿入し、
静電粉末塗装装置の噴霧装置を缶体の上方からホルダー方向に移動させて、缶体と噴霧装置との間に缶体ごとに独立した閉鎖空間を形成し、
前記噴霧装置のノズル部から前記缶体の内面に缶体とは反対に荷電された樹脂粉末を噴霧して付着させ、
加熱処理により内面コートを形成する、
エアゾール容器用の金属缶の製造方法。 - 前記噴霧装置が缶体の口部外周と当接することにより閉鎖空間が形成される、
請求項1記載の製造方法。 - 前記噴霧装置が前記ホルダーと当接することにより閉鎖空間が形成される、
請求項1記載の製造方法。 - 前記缶体内に樹脂粉末を噴霧した後、加熱処理をする前に、缶体内をバキューム装置で吸引し、余分な樹脂粉末を回収する、
請求項1記載の製造方法。
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