JP6032639B2 - 衣類処理装置 - Google Patents

衣類処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6032639B2
JP6032639B2 JP2012187230A JP2012187230A JP6032639B2 JP 6032639 B2 JP6032639 B2 JP 6032639B2 JP 2012187230 A JP2012187230 A JP 2012187230A JP 2012187230 A JP2012187230 A JP 2012187230A JP 6032639 B2 JP6032639 B2 JP 6032639B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
icon
image
factor
unit
clothing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012187230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014042704A (ja
Inventor
宏文 佐古
宏文 佐古
柳 真介
真介 柳
美幸 大宮
美幸 大宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012187230A priority Critical patent/JP6032639B2/ja
Priority to CN201380032044.6A priority patent/CN104520490B/zh
Priority to PCT/JP2013/004516 priority patent/WO2014034016A1/ja
Publication of JP2014042704A publication Critical patent/JP2014042704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6032639B2 publication Critical patent/JP6032639B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F25/00Washing machines with receptacles, e.g. perforated, having a rotary movement, e.g. oscillatory movement, the receptacle serving both for washing and for centrifugally separating water from the laundry and having further drying means, e.g. using hot air 
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F34/00Details of control systems for washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F34/28Arrangements for program selection, e.g. control panels therefor; Arrangements for indicating program parameters, e.g. the selected program or its progress
    • D06F34/32Arrangements for program selection, e.g. control panels therefor; Arrangements for indicating program parameters, e.g. the selected program or its progress characterised by graphical features, e.g. touchscreens
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F2101/00User input for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F2103/00Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F2103/02Characteristics of laundry or load
    • D06F2103/04Quantity, e.g. weight or variation of weight
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F2103/00Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F2103/16Washing liquid temperature
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F2105/00Systems or parameters controlled or affected by the control systems of washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F2105/10Temperature of washing liquids; Heating means therefor

Description

本発明は、衣類に対する洗濯、脱水や乾燥といった処理を行う衣類処理装置に関する。
衣類を洗濯する洗濯機、衣類を乾燥する乾燥機や洗濯機能及び乾燥機能を有する洗濯乾燥機といった衣類処理装置は、典型的には、処理内容を設定するための入力インターフェースを備える。使用者は、入力インターフェースを操作し、洗濯水の温度、脱水処理の間の回転ドラムの回転数や衣類の種類といった様々な種類の情報を入力することができる。
特許文献1は、洗濯機に取り付けられる表示装置を開示する。当該表示装置は、上述の入力インターフェースとして機能する。特許文献1の表示装置は、洗濯機の動作内容に関連する情報を表示する表示領域と、表示領域の周囲に配置された多数のボタンと、を備える。使用者は、表示領域に表示される情報を参照し、多数のボタンを操作することができる。洗濯機は、入力された情報に応じて、適切な洗濯処理を実行することができる。
特開2008−66163号公報
洗濯機に対する設定項目が増加するならば、洗濯機の動作は、洗濯環境(例えば、衣類の種類や水温)に対して最適な動作に近づくことができる。しかしながら、多数の設定項目は、多数のボタンに帰結するので、入力インターフェースは大型化する。
本発明は、多数の設定項目を適切に表示し、使用者に、衣類の処理に関する設定を促すことができる衣類処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る衣類処理装置は、衣類に対して所定の処理を行う処理機構と、該処理機構が実行する処理に関する入力情報を受け付ける入力インターフェースと、前記入力情報に応じて、前記処理機構を制御する制御部と、を備える。前記入力インターフェースは、前記入力情報を入力するための入力操作が実行される操作領域を規定する操作部と、前記操作領域に前記入力情報に関連する少なくとも1つの主アイコンが描かれる第1表示領域を含む第1操作画像と、前記少なくとも1つの主アイコンに関連づけられた複数の副アイコンが描かれる第2表示領域を含む第2操作画像と、を選択的に表示する表示部と、を含む。前記少なくとも1つの主アイコンに対する操作がなされるならば、前記表示部は、前記操作領域に表示される画像を前記第1操作画像から前記第2操作画像に切り替える。前記第2表示領域は、前記第1表示領域よりも広い。
上記構成によれば、使用者は、入力インターフェースを操作し、入力情報を入力することができる。制御部は、入力情報に応じて、処理機構を制御するので、処理機構は、入力情報に基づいて適切に所定の処理を実行することができる。
操作部が規定する操作領域には、第1操作画像及び第2操作画像が選択的に表示される。使用者が、第1操作画像中の第1表示領域に描かれた主アイコンを操作すると、表示部は、操作領域に表示される画像を、第1操作画像から第2操作画像へ切り替える。第2表示領域は、第1表示領域よりも広いので、主アイコンに関連づけられた複数の副アイコンは適切に表示される。したがって、衣類処理装置は、多数の設定項目を適切に表示し、使用者に、衣類の処理に関する設定を促すことができる。
上記構成において、前記操作領域は、第1方向における第1寸法と、前記第1方向に対して直角方向の第2方向における第2寸法と、を有してもよい。前記第2寸法は、前記第1寸法より長くてもよい。前記第2表示領域は、前記第2方向において、前記第1表示領域よりも長くてもよい。
上記構成によれば、操作領域は、第2方向において比較的長い。同様に、第2表示領域も第2方向において、第1表示領域よりも長い。したがって、画像が、第1操作画像から第2操作画像へ切り替えられると、第1表示領域から第2方向に長い第2表示領域に切り替わることとなる。この結果、主アイコンに関連づけられた複数の副アイコンは適切に表示される。したがって、衣類処理装置は、多数の設定項目を適切に表示し、使用者に、衣類の処理に関する設定を促すことができる。
上記構成において、前記第2方向は、水平方向であってもよい。
上記構成によれば、第2方向は、水平方向であるので、使用者は、主アイコンに関連づけられた複数の副アイコンを視認しやすい。したがって、衣類処理装置は、多数の設定項目を適切に表示し、使用者に、衣類の処理に関する設定を促すことができる。
上記構成において、前記操作部は、前記操作領域における接触を検出し、該接触がなされた接触位置に関する位置情報を前記制御部へ出力する検出部を含んでもよい。前記制御部は、前記位置情報に応じて、前記少なくとも1つの主アイコンに対する操作がなされたか否かを判定してもよい。前記制御部が、前記少なくとも1つの主アイコンに対する操作がなされたと判定するならば、前記表示部は、前記第1操作画像から前記第2操作画像へ前記画像を切り替えてもよい。
上記構成によれば、制御部が、検出部から出力された位置情報に応じて、主アイコンに対する操作がなされたと判定すると、表示部は、画像を、第1操作画像から第2操作画像へ切り替えるので、表示部は、使用者の接触操作に応じて、画像を適切に切り替えることができる。
上記構成において、前記表示部は、光を出射する光源と、前記光を変調し、前記画像を表示するための映像光を作り出す液晶パネルと、を含んでもよい。前記検出部は、前記映像光の透過を許容してもよい。
上記構成によれば、検出部は、液晶パネルから出射される映像光の透過を許容するので、検出部は、液晶パネルに重畳されてもよい。したがって、液晶パネルは、操作領域に画像を適切に表示することができる。
上記構成において、前記第2操作画像を表示する前記表示部は、前記複数の副アイコンが前記第2方向に整列した帯画像を前記第2表示領域内で描いてもよい。
上記構成によれば、第2表示領域も第2方向において、第1表示領域よりも長いので、表示部は、帯画像を第2表示領域内で適切に描くことができる。この結果、第2表示領域内において、複数の副アイコンが第2方向に整列するので、使用者は、主アイコンに関連づけられた複数の副アイコンを容易に視認することができる。したがって、衣類処理装置は、多数の設定項目を適切に表示し、使用者に、衣類の処理に関する設定を促すことができる。
上記構成において、前記少なくとも1つの主アイコンは、前記衣類の汚れの因子に応じた洗浄動作を前記処理機構に実行させるための因子設定アイコンを含んでもよい。前記複数の副アイコンは、前記衣類の汚れの因子を表す複数の因子アイコンを含んでもよい。前記因子設定アイコンに対する操作がなされるならば、前記表示部は、その後、前記複数の因子アイコンが前記第2方向に整列した前記帯画像を前記第2表示領域内で描いてもよい。
上記構成によれば、使用者は、因子設定アイコンを操作し、表示部に複数の因子アイコンを帯画像として表示させることができる。衣類処理装置は、複数の汚れ因子を適切に表示し、使用者に、衣類の汚れの因子の特定を促すことができる。
上記構成によれば、前記位置情報が前記第2表示領域における前記第2方向への前記接触位置の変位を表すならば、前記表示部は、前記接触位置の変位方向へ前記帯画像をスクロールさせ、前記第2表示領域に表示される前記複数の因子アイコンの組み合わせを変更してもよい。
上記構成によれば、位置情報が第2表示領域における第2方向への接触位置の変位を表すならば、表示部は、接触位置の変位方向へ帯画像をスクロールさせるので、使用者は、操作部を直感的に操作することができる。複数の因子アイコンの組み合わせは、帯画像のスクロールに応じて変更されるので、表示部は、第2表示領域に多数の因子アイコンを表示することができる。したがって、衣類処理装置は、多数の汚れ因子を適切に表示し、使用者に、衣類の汚れの因子の特定を促すことができる。
上記構成において、前記制御部は、前記複数の因子アイコンに関するアイコンデータを格納する記憶部と、該記憶部から前記アイコンデータを読み出し、前記帯画像に関する帯画像データを生成する画像生成部と、を含んでもよい。該画像生成部は、前記接触位置の前記変位に応じて生成された前記帯画像データを前記表示部へ出力してもよい。
上記構成によれば、画像生成部は、記憶部からアイコンデータを読み出し、帯画像に関する帯画像データを生成するので、表示部は、第2表示領域に多数の因子アイコンを表示することができる。したがって、衣類処理装置は、多数の汚れ因子を適切に表示し、使用者に、衣類の汚れの因子の特定を促すことができる。
上記構成において、前記第2表示領域は、前記帯画像がスクロールされるスクロール領域と、前記複数の因子アイコンから選択された少なくとも1つの因子アイコンが表示される選択表示領域と、を含んでもよい。
上記構成によれば、選択表示領域に、使用者が選択した因子アイコンが表示されるので、表示部は、使用者自身が実行した選択動作の結果を明確に表示することができる。
上記構成において、前記選択表示領域内に、前記1つの因子アイコン表示された場合、前記制御部は、前記少なくとも1つの因子アイコンに応じて、前記処理機構を制御してもよい。
上記構成によれば、使用者は、因子アイコンを選択することができる。したがって、処理機構は、選択された因子に対して適切な選択動作を実行することができる。
上記構成において、前記表示部は、前記スクロール領域から前記選択表示領域へドラッグされる前記少なくとも1つの因子アイコンを描いてもよい。
上記構成によれば、表示部は、ドラッグされる因子アイコンを表示するので、使用者は、操作部を直感的に操作することができる。
上記構成において、前記表示部は、前記選択表示領域内に、前記複数の因子アイコンから選択された2以上の因子アイコンがそれぞれ表示される複数の表示窓を描いてもよい。前記制御部は、前記複数の表示窓に描かれた前記2以上の因子アイコンに応じて、前記処理機構を制御してもよい。
上記構成によれば、使用者は、複数の因子アイコンを選択することができる。したがって、処理機構は、複数の因子に対して適切な選択動作を実行することができる。
上記構成において、前記処理機構は、前記衣類が収容される収容槽と、該収容槽へ給水する給水機構と、前記収容槽内の水温を調整する温調部と、を含んでもよい。前記少なくとも1つの主アイコンは、前記水温を設定するための水温設定アイコンを含んでもよい。前記複数の副アイコンは、前記水温の設定値を表す複数の水温アイコンを含んでもよい。前記水温設定アイコンに対する操作がなされるならば、前記表示部は、その後、前記複数の水温アイコンが前記第2方向に整列した前記帯画像を前記第2表示領域内で描いてもよい。前記複数の水温アイコンのうち1つの水温アイコンが選択されるならば、前記制御部は、前記1つの水温アイコンが表す前記設定値に応じて、前記温調部を制御してもよい。
上記構成によれば、使用者は、水温設定アイコンを操作し、表示部に複数の水温アイコンを帯画像として表示させることができる。したがって、表示部は、複数の水温設定値の中から1つの水温設定を選択することを使用者に促すことができる。制御部は、1つの水温アイコンが表す設定値に応じて、温調部を制御するので、衣類は、使用者によって洗濯された水温環境の下、適切に洗浄される。
上記構成において、前記少なくとも1つの主アイコンは、前記収容槽が収容する前記衣類の種類に関する情報を入力するための衣類設定アイコンを含んでもよい。前記複数の副アイコンは、前記衣類の前記種類を表す複数の衣類アイコンを含んでもよい。前記衣類設定アイコンに対する操作がなされるならば、前記表示部は、その後、前記複数の衣類アイコンが前記第2方向に整列した前記帯画像を前記第2表示領域内で描いてもよい。前記複数の衣類アイコンのうち1つの衣類アイコンが選択されるならば、前記制御部は、前記1つの衣類アイコンが表す前記衣類の前記種類に応じて、前記処理機構を制御してもよい。
上記構成によれば、使用者は、衣類設定アイコンを操作し、表示部に複数の衣類アイコンを帯画像として表示させることができる。したがって、表示部は、複数の種類の衣類の中から1つの種類の衣類を選択することを使用者に促すことができる。制御部は、1つの衣類アイコンが表す衣類種に応じて、処理機構を制御するので、処理機構は、選択された衣類種に適した洗浄動作を行うことができる。
上記構成において、前記制御部は、前記少なくとも1つの因子アイコンに応じて、前記温調部が、前記収容槽内の水を加熱する頻度を決定してもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者が選択した因子アイコンに応じて、温調部が、収容槽内の水を加熱する頻度を決定するので、温調部は、汚れの因子に適した水温調整を行うことができる。
上記構成において、前記制御部は、前記少なくとも1つの因子アイコンに応じて、前記1つの水温アイコンが表す前記設定値よりも高い水温を目標値とするか否かを決定してもよい。前記設定値よりも高い前記水温が、前記目標値として設定されるならば、前記温調部は、前記制御部の制御下で、前記目標値に向けて前記水温を調整してもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者が選択した因子アイコンに応じて、使用者が選択した水温アイコンが表す設定値よりも高い水温を目標値とするか否かを決定するので、温調部は、汚れの因子に適した水温調整を行うことができる。
上記構成において、前記制御部は、前記1つの水温アイコン及び前記1つの衣類アイコンの組み合わせに応じて、前記衣類を洗浄する洗浄期間を決定してもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者が選択した水温アイコン及び衣類アイコンの組み合わせに応じて、衣類を洗浄する洗浄時間を決定するので、処理機構は、洗濯対象の衣類種及び使用者が設定した洗浄環境の下、適切な洗浄期間において、衣類を洗浄することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記少なくとも1つの因子アイコンに応じて、前記洗浄期間を延長するか否かを決定してもよい。
上記構成によれば、使用者が選択した因子アイコンに応じて、洗浄期間を延長するか否かを決定するので、汚れの因子に応じた適切な洗浄期間が設定される。
上記構成において、前記給水機構は、第1洗剤を収容する第1収容室と、前記第1洗剤とは異なる第2洗剤を収容する第2収容室と、を有する洗剤収容部と、該洗剤収容部へ向かう水の経路を開閉する給水弁と、前記水を前記第1収容室又は前記第2収容室へ選択的に案内する案内部と、を含んでもよい。前記洗浄期間において、前記第1洗剤と前記水との混合液が前記収容槽へ供給されてもよい。前記制御部は、前記1つの水温アイコン、前記1つの衣類アイコン及び前記少なくとも1つの因子アイコンの組み合わせに応じて、前記第2洗剤を用いて、前記衣類を洗浄するか否かを決定してもよい。前記第2洗剤を用いて、前記衣類が洗浄されることが決定されるならば、前記第1洗剤が前記水槽へ供給される前に、前記制御部は、前記案内部を制御し、前記水を前記第2収容室へ供給し、前記衣類を予備的に洗浄してもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者による水温アイコン、衣類アイコン及び因子アイコンの選択に応じて、第2洗剤を用いた衣類の洗浄をするか否かを決定することができる。したがって、処理機構は、洗濯対象の衣類種並びに使用者が設定した洗浄環境の下、衣類を適切に洗浄することができる。
上記構成において、前記収容槽は、鉛直線に交差する回転軸周りで回転する回転ドラムを含んでもよい。該回転ドラムは、回転方向を交互に切り換え、前記衣類を攪拌する第1動作と、前記衣類を上方へ変位させ、その後、落下させる第2動作と、前記衣類を前記回転軸周りで周回させる第3動作と、を前記制御部の制御下で実行してもよい。前記制御部は、前記1つの水温アイコン、前記1つの衣類アイコン及び前記少なくとも1つの因子アイコンの組み合わせに応じて、前記第1動作、前記第2動作及び前記第3動作の実行タイミングを決定してもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者による水温アイコン、衣類アイコン及び因子アイコンの選択に応じて、回転ドラム実行タイミングを適切に決定することができる。したがって、処理機構は、洗濯対象の衣類種並びに使用者が設定した洗浄環境の下、衣類を適切に洗浄することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記1つの水温アイコン、前記1つの衣類アイコン及び前記少なくとも1つの因子アイコンの組み合わせに応じて、前記洗浄期間の開始前に前記衣類を前記収容槽内の前記水に所定期間浸ける浸洗動作を実行するか否かを決定してもよい。前記制御部が前記浸洗動作を実行することを決定するならば、前記回転ドラムは、前記浸洗動作が実行される間、前記洗浄期間よりも小さな攪拌を前記衣類に与えてもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者による水温アイコン、衣類アイコン及び因子アイコンの選択に応じて、浸洗動作を実行するか否かを決定することができる。したがって、処理機構は、洗濯対象の衣類種並びに使用者が設定した洗浄環境の下、衣類を適切に洗浄することができる。
上記構成において、前記処理機構は、前記収容槽内の水を循環させる循環部を備えてもよい。前記制御部は、前記1つの水温アイコン、前記1つの衣類アイコン及び前記少なくとも1つの因子アイコンの組み合わせに応じて、前記収容槽と前記循環部との間で循環される水量を決定してもよい。
上記構成によれば、制御部は、使用者による水温アイコン、衣類アイコン及び因子アイコンの選択に応じて、収容槽と循環部との間で循環される水量を決定することができる。したがって、処理機構は、洗濯対象の衣類種並びに使用者が設定した洗浄環境の下、衣類を適切に洗浄することができる。
本発明に係る衣類処理装置は、多数の設定項目を適切に表示し、使用者に、衣類の処理に関する設定を促すことができる。
衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的なブロック図である。 図1に示される洗濯機の概略的な断面図である。 図1に示される洗濯機の給水機構の概略的なブロック図である。 図1に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図1に示される洗濯機の入力インターフェースの概略的な断面図である。 図5に示される入力インターフェースの透明電極板の概略図である。 図6に示される透明電極板からの出力信号を概念的に表すグラフである。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図1に示される洗濯機の制御部の概略的なブロック図である。 図11に示される制御部の画像表示動作を表す概略的なフローチャートである。 図11に示される制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図1に示される洗濯機の概略的なブロック図である。 図11に示される制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の画像生成部が行う処理の概念図である。 図4に示される洗濯機の画像生成部が行う処理の概念図である。 図11に示される制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図11に示される制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図11に示される制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される洗濯乾燥メニュー画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図11に示される制御部の動作を概略的に表すブロック図である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 図4に示される洗濯機の操作領域に表示される例示的な画像である。 汚れ因子の除去に貢献する洗浄パラメータを概略的に表すグラフである。 図11に示される制御部による制御を表す概略的なブロック図である。 図11に示される制御部の制御信号生成部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図11に示される制御部の制御信号生成部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図11に示される制御部の制御信号生成部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図11に示される制御部の判定処理の概念図である。 図11に示される制御部の判定処理の概念図である。 循環水量を決定するための手順を表す概略的なフローチャートである。 図2に示される洗濯機の回転ドラムの概略図である。 図2に示される洗濯機の回転ドラムの概略図である。 図2に示される洗濯機の回転ドラムの概略図である。 因子アイコンの設定の効果を例示する表である。
以下、図面を参照しつつ、衣類処理装置として例示される洗濯機が説明される。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とする。したがって、これらの用語は、衣類処理装置の原理を何ら限定するものではない。以下に開示される洗濯機は、衣類を洗濯する洗濯機能だけでなく、衣類を乾燥する乾燥機能を有する。代替的に、衣類処理装置は、乾燥機能を有さない洗濯機であってもよい。更に代替的に、衣類処理装置は、洗濯機能を有さない乾燥機であってもよい。衣類処理装置の原理は、衣類に所定の処理を行うための様々な装置に適用されてもよい。
<洗濯機>
図1は、洗濯機100の概略的なブロック図である。図1を参照して、洗濯機100が説明される。尚、図1に示される実線矢印は、情報の伝達経路を概略的に表す。図1に示される点線は、水の流れを概略的に表す。図1に示される二点鎖線は、空気の流れを概略的に表す。
洗濯機100は、衣類に対して所定の処理を行う処理機構200と、処理機構200が実行する処理に関する入力情報を受け付ける入力インターフェース400と、入力情報に応じて、処理機構200を制御する制御部600と、を備える。処理機構200は、衣類を収容する収容機構210と、収容機構210へ水を供給する給水機構220と、収容機構210へ供給された水を循環する循環機構230と、衣類を乾燥する乾燥空気を収容機構へ送り込む乾燥機構240と、を備える。
洗濯機100は、衣類を洗浄する洗浄工程と、衣類を濯ぐ濯ぎ工程と、衣類を脱水する脱水工程と、衣類を乾燥する乾燥工程と、を実行することができる。洗浄工程において、給水機構220は、洗剤を含有する水(以下、洗濯水と称される)を収容機構210に供給する。収容機構210は、洗濯水の中で衣類を攪拌する。この結果、衣類に付着した汚れ成分が分離される。洗浄工程の間、循環機構230は、収容機構210内の水を循環してもよい。必要に応じて、循環機構230は、収容機構210内の水を排出してもよい。濯ぎ工程において、給水機構220は、収容機構210に柔軟剤を含む水及び水道水を供給してもよい。収容機構210は、柔軟剤を含む水及び水道水の中で衣類を攪拌してもよい。濯ぎ工程の間、循環機構230は、柔軟剤を含む水及び水道水の循環及び排水を繰り返してもよい。この結果、衣類から洗剤が適切に除去される。脱水工程において、収容機構210は、衣類から水を遠心分離するように回転動作をする。循環機構230は、衣類から分離された水を排水してもよい。乾燥工程において、乾燥機構240は、乾燥空気を収容機構210へ送り込む。収容機構210を通過した空気は、乾燥機構240に回収される。乾燥機構240は、収容機構210から回収した空気から乾燥空気を作り出す。乾燥機構240と収容機構210との間の空気の循環の間、収容機構210は衣類を攪拌する。この結果、衣類は、略一様に乾燥される。処理機構200の機械的構造は、既知の洗濯機の構造と同様であってもよい。
図2は、洗濯機100の概略的な断面図である。図1及び図2を参照して、洗濯機100が更に説明される。
洗濯機100は、処理機構200を収容する筐体110と、筐体110に取り付けられた回動可能な扉体120と、を更に備える。筐体110は、扉体120が取り付けられる前壁111と、前壁111とは反対側の後壁112と、前壁111と後壁112との間で略水平に横たわる天壁113と、天壁113の下方で略水平に横たわる底壁114と、を含む。
収容機構210は、衣類が収容される収容槽211を備える。扉体120に向けて開口した収容槽211は、衣類を攪拌するように回転する回転ドラム212と、回転ドラム212を収容する水槽213と、を含む。収容機構210は、回転ドラム212を駆動する駆動部214を更に備える。駆動部214は、例えば、駆動力を生じさせるモータ並びに駆動力を回転ドラム212に伝達する無端ベルト、プーリ及びシャフトを用いて構築されてもよい。
図2には、鉛直線VLと、鉛直線VLに交差する回転軸RXが示されている。回転軸RXは、前壁111に向けて上方に傾斜している。図1を参照して説明された制御部600は、駆動部214へ制御信号を出力し、回転ドラム212の回転動作を制御する。この結果、回転ドラム212は、回転軸RXに回転する。回転ドラム212が回転している間、衣類は、回転ドラム212内で攪拌される。
図3は、給水機構220の概略的なブロック図である。図2及び図3を参照して、洗濯機100が更に説明される。
図3に示される如く、給水機構220は、給水口221と、給水弁222と、切替機構223と、を備える。給水口221は、蛇口(図示せず)から延びるホースに接続される。したがって、給水口221は、図2を参照して説明された天壁113上に露出してもよい。給水弁222は、制御部600の制御下で、給水口221と切替機構223との間の給水経路を開閉する。図2に示される如く、切替機構223は、収容槽211と天壁113との間に配置されてもよい。
図3に示される如く、切替機構223は、切替弁224と、洗剤収容箱225と、を備える。洗剤収容箱225は、洗剤が収容される第1室226と、第1室226に収容された洗剤とは異なる種類の洗剤が収容される第2室227と、柔軟剤が収容される第3室228と、を含む。制御部600は、切替弁224を制御し、給水経路を、第1室226へ向かう経路と、第2室227へ向かう経路と、第3室228へ向かう経路との間で切り替える。この結果、給水弁222を通過した水は、切替弁224によって、第1室226、第2室227又は第3室228へ選択的に案内される。本実施形態において、洗剤収容箱225は、洗剤収容部として例示される。第1室226は、第1収容室として例示される。第1室226に収容される洗剤は、第1洗剤として例示される。第2室227は、第2収容室として例示される。第2室227に収容される洗剤は、第2洗剤として例示される。切替弁224は、案内部として例示される。
図2に示される如く、給水機構220は、切替機構223から水槽213へ延びる給水管219を更に備える。図3に示される如く、第1室226、第2室227又は第3室228を通過した水は、給水管219を通じて、水槽213へ流入する。
図2に示される如く、循環機構230は、循環ポンプ231と、排水弁232と、第1フィルタ装置233と、を備える。循環ポンプ231及び排水弁232は、制御部600の制御下で動作する。循環機構230は、水槽213と第1フィルタ装置233との間で延びる循環管234と、第1フィルタ装置233から延び、且つ、循環ポンプ231の吸引口に接続される吸引管235と、循環ポンプ231の吐出口から水槽213に向けて延びる吐出管236と、排水弁232が取り付けられる排水管237と、を更に備える。
洗浄工程及び/又は濯ぎ工程の間、制御部600は、排水弁232を閉じ、且つ、循環ポンプ231を作動させてもよい。このとき、水槽213内の水は、循環管234を通じて、第1フィルタ装置233へ向かう。第1フィルタ装置233は、流入した水から塵埃を除去する。第1フィルタ装置233を通過した水は、吸引管235を通じて、循環ポンプ231へ向かう。循環ポンプ231は、水を、吐出管236を通じて、収容槽211へ送り出す。水が収容槽211と循環ポンプ231との間で循環されている間、吐出管236から流出した水は、回転ドラム212内に収容された衣類に降り注がれる。洗浄工程において、水槽213と循環ポンプ231との間で循環される水は、衣類の洗浄に寄与することができる。本実施形態において、循環機構230は、循環部として例示される。
必要に応じて、制御部600は、循環ポンプ231を停止させ、且つ、排水弁232を開いてもよい。循環機構230は、水槽213の下方で構築されるので、水槽213内の水は、重力によって、循環管234、第1フィルタ装置233及び排水管237を通じて排出される。
図2に示される如く、乾燥機構240は、第2フィルタ装置241と、ヒートポンプ装置242と、送風機243と、を備える。ヒートポンプ装置242及び送風機243は、制御部600の制御下で動作する。乾燥機構240は、水槽213から送風機243へ向かって流れる空気の流動経路を規定する排気管244と、送風機243から水槽213へ向かって流れる空気の流動経路を規定する送気管245と、を更に備える。第2フィルタ装置241は、排気管244内に配置される。ヒートポンプ装置242は、送気管245内に配置される。送風機243は、天壁113に沿って延びる排気管244と後壁112に沿って延びる送気管245との間の屈曲部に配置される。
乾燥工程において、制御部600が送風機243を作動させると、送風機243は、排気管244内に負圧環境を作り出す。この結果、収容槽211内の空気は、排気管244へ流入する。排気管244に流入した空気は、第2フィルタ装置241を通過する。このとき、第2フィルタ装置241は、空気中を浮遊する塵埃を除去する。その後、送風機243は、送気管245内のヒートポンプ装置242へ向けて、空気を送り出す。
ヒートポンプ装置242は、空気を冷却し、空気中の水分を除去する。この結果、空気は、乾燥する。その後、ヒートポンプ装置242は、乾燥した空気を加熱し、空気の飽和水蒸気量を増加させる。この結果、衣類の乾燥に適した乾燥空気が作り出される。乾燥空気は、その後、収容槽211内へ流入する。送風機243と収容槽211との間での空気の循環の間、回転ドラム212は回転し、衣類を攪拌する。したがって、収容槽211内へ流入した乾燥空気は、衣類に略一様に衝突することができる。この結果、衣類は、適切に乾燥される。
図4は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図1乃至図4を参照して、洗濯機100が更に説明される。
図4に示される如く、前壁111は、扉体120が取り付けられる上板115と、上板115の下方に配置される下板116と、を含む。上板115には、略円形の扉体120と相補的な投入口117が形成される。図2に示される扉体120は、投入口117を閉塞する閉位置に存する。図4に示される扉体120は、投入口117を開放する開位置に存する。使用者は、扉体120を開位置へ回動させ、投入口117を通じて、衣類を回転ドラム212内へ投入することができる。その後、使用者は、扉体120を閉位置へ回動させ、衣類を収容槽211内に閉じ込めることができる。
図3を参照して説明された洗剤収容箱225は、投入口117の左上に露出する。使用者は、前壁111上に現れた洗剤収容箱225を引き出し、洗剤や柔軟剤を補充することができる。
下板116は、第1扉118を含む。使用者は、第1扉118を開き、図2を参照して説明された第1フィルタ装置233のフィルタを交換することができる。
天壁113は、第2扉119を含む。使用者は、第2扉119を開き、図2を参照して説明された第2フィルタ装置241のフィルタを交換することができる。
図1に示される如く、入力インターフェース400は、タッチパネル410と、バックライト装置420と、を備える。タッチパネル410は、操作部411と、液晶パネル412と、を備える。バックライト装置420は、液晶パネル412に向けて光を照射する。本実施形態において、バックライト装置420は、光源として例示される。
図4に示される如く、入力インターフェース400は、上板115と天壁113との間に配置される。操作部411は、略矩形の操作領域413を規定する。操作領域413は、略水平に延びる長辺414と、長辺414に対して略直角に延びる短辺415と、からなる輪郭を有する。本実施形態において、長辺414の延設方向は、第2方向として例示される。長辺414の長さは、第2寸法として例示される。短辺415の延設方向は、第1方向として例示される。短辺415の長さは、第1寸法として例示される。
操作領域413は、使用者が実行する入力操作に用いられる。例えば、使用者は、操作領域413を押圧し、様々な情報を入力することができる。使用者は、指先で、操作領域413をなぞり、操作領域413に表示される画像を変更することができる。以下の説明において、操作領域413を通じて使用者によって入力される情報は、「入力情報」と称される。
本実施形態において、入力インターフェース400は、前壁111に沿って配置される。代替的に、入力インターフェースは、天壁に沿って配置されてもよい。
本実施形態において、長辺414は、略水平に延びる。代替的に、長辺が他の方向に延びるように、入力インターフェースが配置されてもよい。
図1に示される如く、操作部411は、入力情報に応じた信号を制御部600に出力する。制御部600は、操作部411からの信号に応じて、処理機構200を制御するための制御信号を出力する。制御部600は、液晶パネル412に、操作部411からの信号に応じた映像信号を出力する。液晶パネル412は、制御部600からの映像信号に応じて駆動される。液晶パネル412は、制御部600の制御下で、バックライト装置420からの光を変調し、画像を表示するための映像光を作り出す。操作部411は、液晶パネル412からの映像光を透過するので、使用者は、操作領域413上で、液晶パネル412によって描かれた映像を視認することができる。本実施形態において、液晶パネル412は、表示部として例示される。代替的に、表示部は、映像を光学的に表示することができる他の装置であってもよい。例えば、液晶パネル412に代えて、有機EL(エレクトロルミネセンス)素子を利用した表示装置が表示部として用いられてもよい。
<入力インターフェース>
図5は、入力インターフェース400の概略的な断面図である。図1及び図5を参照して、入力インターフェース400が説明される。
操作部411は、操作領域413を形成する透明板416と、透明板416と液晶パネル412との間に配置される透明電極板417と、透明電極板417と透明板416との間に配置される透明な両面テープ418と、を含む。透明板416及び透明電極板417は、両面テープ418によって一体化される。
透明板416、両面テープ418及び透明電極板417は、液晶パネル412が出射する映像光を透過させるので、使用者は、操作領域413上に現れる映像を視認することができる。使用者が操作領域413に接触すると、透明電極板417は、操作領域413上の接触位置を検出する。透明電極板417は、その後、制御部600へ、接触位置に関する位置情報を出力する。本実施形態において、透明電極板417は、検出部として例示される。
操作部411は、透明電極板417に電気的に接続されたICチップ431と、ICチップ431に電気的に接続されたマイクロコンピュータ432と、を含む。ICチップ431は、透明電極板417上の静電容量の変化を検出する。ICチップ431は、静電容量の変化に関する情報をマイクロコンピュータ432へ出力する。マイクロコンピュータ432は、ICチップ431からの出力情報を用いて、接触位置を演算する。マイクロコンピュータ432は、演算結果を位置情報として、制御部600へ出力する。
図6は、透明電極板417の概略図である。図5及び図6を参照して、透明電極板417が説明される。
透明電極板417は、酸化インジウムスズが蒸着されたガラス基板433と、ガラス基板433上でX方向に延びる複数のX電極434と、ガラス基板433上で、X方向に対して直角のY方向に延びる複数のY電極435と、X電極434に電気的に接続される複数の第1透明電極436と、Y電極435に電気的に接続される複数の第2透明電極437と、を含む。図6において、第1透明電極436には、ハッチングが付されている。X電極434、Y電極435、第1透明電極436及び第2透明電極437は、ガラス基板433に対するエッチング処理によって形成されてもよい。
X電極434及びY電極435は、ICチップ431に電気的に接続される。略菱形の第1透明電極436は、X電極434に沿って、X方向に整列される。略菱形の第2透明電極437は、Y電極435に沿って、Y方向に整列される。したがって、第1透明電極436及び第2透明電極437は、行列状に配列される。
互いに隣接する第1透明電極436及び第2透明電極437の間には静電容量成分が存在する。ICチップ431は、X電極434に略一定周期で電圧を印加する。X電極434への電圧の印加に応じて、Y電極435から電圧信号が出力される。ICチップ431は、Y電極435からの電圧信号を受け取る。
使用者が操作領域413に接触すると、使用者は、透明板416及び両面テープ418を介して、透明電極板417に電気的に接続される。この結果、接触位置に対応する第1透明電極436及び第2透明電極437を通じて出力される電圧信号が大きく変動する。したがって、操作部411は、接触位置を適切に検出することができる。
図7は、使用者が操作領域413を指で押圧したときにおける透明電極板417からの出力信号を概念的に表すグラフである。図4、図6及び図7を参照して、透明電極板417からの出力信号が説明される。
図7のグラフのX軸は、図4を参照して説明された長辺414の延設方向に対応する。図7のグラフのZ軸は、図4を参照して説明された短辺415の延設方向に対応する。図7のグラフのY軸は、透明電極板417が出力する電圧のレベルを表す。
ICチップ431は、閾値電圧VTを予め記憶している。ICチップ431は、閾値電圧VTを用いて、使用者が操作領域413に接触したか否かを判断する。例えば、透明電極板417からの出力電圧のピークに対応するピーク電圧VPが閾値電圧VTより大きいならば、ICチップ431は、使用者が操作領域413に接触したと判定してもよい。
ICチップ431は、第1透明電極436及び第2透明電極437の位置と、操作領域413上の位置とを関連づける座標データを予め記憶していてもよい。ICチップ431は、座標データを参照し、ピーク電圧VPに対応する座標値を表す信号をマイクロコンピュータ432に出力してもよい。
マイクロコンピュータ432は、ICチップ431からの出力信号を、制御部600によって読取可能な信号に変換し、位置情報を生成してもよい。使用者が操作領域413上で指をスライドさせるならば、ピーク電圧VPからの出力信号が表す座標値は、経時的且つ連続的に変動する。経時的且つ連続的な座標値の変動を検出したマイクロコンピュータは、接触位置の移動方向や移動速度といった付加情報を伴う位置情報を制御部600に出力してもよい。
上述の操作部411の機械的及び電気的な構造は、例示的である。既知のタッチパネル装置に用いられる位置検出技術が、操作部に用いられてもよい。
本実施形態の原理は、物理的な接触位置を検出する技術に限定されるものではない。例えば、光学的な接触位置の検出に基づいて、操作領域に現れる画像が変更されてもよい。
<画像表示>
図8A及び図8Bは、操作領域413に表示される例示的な画像である。図1、図4、図8A及び図8Bを参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
使用者が、洗濯機100のメインスイッチ(図示せず)をオンにすると、制御部600は、液晶パネル412を制御し、図8Aに示される立ち上げ画像を生成する。この結果、立ち上げ画像は、操作領域413に表示される。
所定時間が経過した後、制御部600は、液晶パネル412を制御し、図8Bに示されるメインメニュー画像を生成する。この結果、メインメニュー画像は、操作領域413に表示される。
メインメニュー画像には、洗濯機100に洗浄工程、濯ぎ工程及び脱水工程のみを実行させるための洗濯アイコンと、洗濯機100に洗浄工程、濯ぎ工程及び脱水工程だけでなく、乾燥工程をも実行させるための洗濯乾燥アイコンと、洗濯機100に乾燥工程のみを実行させるための乾燥アイコンと、が表示される。使用者は、洗濯アイコン、洗濯乾燥アイコン及び乾燥アイコンのうち1つを押圧する。この結果、操作部411は、押圧されたアイコンに対応する位置情報を制御部600に出力する。
図9は、使用者が洗濯乾燥アイコンを選択した後に操作領域413に表示される例示的な画像である。図1、図2、図4、図8B及び図9を参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
使用者が、洗濯乾燥アイコンを押圧すると、操作部411は、操作領域413上の接触位置を表す位置情報を制御部600へ出力する。制御部600は、操作部411からの位置情報に基づき、使用者が洗濯乾燥アイコンを押圧したことを判定する。その後、操作部411は、液晶パネル412を制御し、洗濯乾燥アイコンに関連づけられた洗濯乾燥メニュー画像を表示する。
図8Bを参照して説明されたメインメニュー画像において操作領域413の略中央に描かれた洗濯乾燥アイコンは、図9に示される洗濯乾燥メニュー画面において、操作領域413の左端に描かれている。使用者は、洗濯乾燥メニュー画像中の洗濯乾燥アイコンによって、使用者自身が洗濯機100に洗濯乾燥を実行させることを指示したことを確認することができる。
洗濯乾燥アイコンの右に、衣類設定アイコンが描かれる。衣類設定アイコンは、収容槽211が収容する衣類の種類を洗濯機100に通知するために用いられる。
衣類設定アイコンの右に、水温設定アイコンが描かれる。水温設定アイコンは、収容槽211内の水温を設定するために用いられる。
水温設定アイコンの右に、脱水設定アイコンが描かれる。脱水設定アイコンは、脱水工程中の回転ドラム212の回転数を設定するために用いられる。
脱水設定アイコンの右に、オプション設定アイコンが描かれる。オプション設定アイコンは、洗濯機100の動作に関する様々な設定を行うために用いられる。
オプション設定アイコンの右に、予約設定アイコンが描かれる。予約設定アイコンは、洗濯機100が洗濯乾燥動作を開始する時刻を設定するために用いられる。
予約設定アイコンの右の領域は、タイマ表示領域である。タイマ表示領域には、使用者が設定した運転条件の下で、洗浄工程、濯ぎ工程、脱水工程及び乾燥工程といった一連の工程に要する総時間を表示する。
図9において、洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAA1」で表されている。衣類設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAB1」で表されている。水温設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAC1」で表されている。脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAD1」で表されている。オプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAE1」で表されている。予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAF1」で表されている。タイマ表示領域が表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAG1」で表されている。
図10は、使用者が衣類設定アイコンを選択した後に操作領域413に表示される例示的な画像である。図1、図4、図9及び図10を参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
使用者が、衣類設定アイコンを押圧すると、操作部411は、操作領域413上の接触位置を表す位置情報を制御部600へ出力する。制御部600は、操作部411からの位置情報に基づき、使用者が衣類設定アイコンを押圧したことを判定する。その後、操作部411は、液晶パネル412を制御し、衣類設定アイコンに関連づけられた衣類設定メニュー画像を表示する。この結果、操作領域413に表示される画像は、洗濯乾燥メニュー画像から衣類設定メニュー画像に切り替えられる。
洗濯乾燥メニュー画像と同様に、洗濯乾燥アイコンは、操作領域413の左端に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、タイマ表示領域は、操作領域413の右端に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、予約設定アイコンは、タイマ表示領域の左に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、オプション設定アイコンは、予約設定アイコンの左に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、脱水設定アイコンは、オプション設定アイコンの左に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、水温設定アイコンは、脱水設定アイコンの左に描かれる。洗濯乾燥アイコンと水温設定アイコンとの間に設定領域が表示される。設定領域内には、様々な種類の衣類を表す複数の衣類アイコンが表示される。複数の衣類アイコンは、図9を参照して説明された衣類設定アイコンに関連づけられている。本実施形態において、衣類設定アイコンは主アイコンとして例示される。複数の衣類アイコンは、副アイコンとしてそれぞれ例示される。衣類設定アイコンが表示される領域(記号「HAB1」で表された領域)は、第1表示領域として例示される。洗濯乾燥メニュー画像は、第1操作画像として例示される。
図9において、洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAA2」で表されている。複数の衣類アイコンが表示される設定領域の水平方向の寸法は、記号「HAB2」で表されている。水温設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAC2」で表されている。脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAD2」で表されている。オプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAE2」で表されている。予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAF2」で表されている。タイマ表示領域が表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HAG2」で表されている。本実施形態において、複数の衣類アイコンが表示された設定領域(記号「HAB2」で表された領域)は、第2表示領域として例示される。衣類設定メニュー画像は、第2操作画像として例示される。
衣類設定メニュー画像中の洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAA2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAA1」よりも小さい。衣類設定メニュー画像中の水温設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAC2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の水温設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAC1」よりも小さい。衣類設定メニュー画像中の脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAD2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAD1」よりも小さい。衣類設定メニュー画像中のオプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAE2」は、洗濯乾燥メニュー画像中のオプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAE1」よりも小さい。衣類設定メニュー画像中の予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAF2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAF1」よりも小さい。衣類設定メニュー画像中のタイマ表示領域の水平方向の寸法「HAG2」は、洗濯乾燥メニュー画像中のタイマ表示領域の水平方向の寸法「HAG1」よりも小さい。一方、衣類設定メニュー画像中の設定領域の水平方向の寸法「HAB2」は、対応する衣類設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAB1」よりも大きい。衣類設定メニュー画像中の設定領域は、衣類設定アイコンが表示される領域から水平方向に延長される。したがって、衣類設定メニュー画像中の設定領域は、衣類設定アイコンが表示される領域よりも広くなる。
液晶パネル412は、制御部600の制御下で、水平方向に整列した複数の衣類アイコンが描かれた帯画像を形成する。したがって、水平方向に長い設定領域内において、複数の衣類アイコンが適切に表示される。
図11は、上述の画像表示に関連する機能構成を概略的に表す制御部600のブロック図である。図8A乃至図11を参照して、制御部600が説明される。
制御部600は、座標判定部610と、画像生成部620と、第1記憶部630と、第2記憶部640と、を含む。操作部411は、位置情報を座標判定部610に出力する。第1記憶部630は、液晶パネル412が表示する画像に対応する座標データを格納している。第1記憶部630は、図8Bを参照して説明された洗濯アイコン、洗濯乾燥アイコン及び乾燥アイコンの位置に関連づけられた座標データを格納してもよい。第1記憶部630は、図9を参照して説明された衣類設定アイコン、水温設定アイコン、脱水設定アイコン、オプション設定アイコン及び予約設定アイコンに関連づけられた座標データを格納してもよい。第1記憶部630は、図10を参照して説明された設定領域内で表示される複数の衣類アイコンそれぞれに対応する座標データを格納してもよい。座標判定部610は、液晶パネル412が表示する画像に対応する座標データを読み出すことができる。
座標判定部610は、第1記憶部630から読み出された座標データと、操作部411から出力された位置情報と、を比較し、使用者が選択したアイコンを判定する。その後、座標判定部610は、判定結果を画像生成部620に出力する。
第2記憶部640は、図8Aを参照して説明された立ち上げ画像、図8Bを参照して説明されたメインメニュー画像、図9を参照して説明された洗濯乾燥メニュー画像や図10を参照して説明された衣類設定メニュー画像といった様々な画像を生成するための画像データを格納する。画像生成部620は、座標判定部610から出力された判定結果に応じて、第2記憶部640から画像データを読み出す。画像生成部620は、第2記憶部640から読み出された画像データに応じて、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。液晶パネル412は、映像信号に応じて駆動され、画像を形成する。
画像生成部620は、映像信号を出力するだけでなく、座標判定部610にトリガ信号を出力する。座標判定部610は、トリガ信号に応じて、第1記憶部630から座標データを読み出す。
図12は、制御部600の画像表示動作を表す概略的なフローチャートである。図4、図8A乃至図9、図11及び図12を参照して、制御部600の動作が説明される。
(ステップS105)
ステップS105において、使用者は、洗濯機100のメインスイッチをオンにする。この結果、画像生成部620は、第2記憶部640が格納する立ち上げ画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。この結果、操作領域413に立ち上げ画像が表示される。その後、ステップS110が実行される。
(ステップS110)
ステップS110において、画像生成部620は、洗濯機100の他の要素のセットアップが完了するまで、立ち上げ画像に対応する映像信号を液晶パネル412に出力し続ける。画像生成部620が、所定期間、映像信号を出力し続けた後、ステップS115が実行される。
(ステップS115)
ステップS115において、画像生成部620は、第2記憶部640が格納するメインメニュー画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。この結果、操作領域413にメインメニュー画像が表示される。その後、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
ステップS120において、画像生成部620は、トリガ信号を座標判定部610に出力する。その後、ステップS125が実行される。
(ステップS125)
ステップS125において、座標判定部610は、トリガ信号に応じて、メインメニュー画像に関連づけられた座標データを第1記憶部630から読み出す。この結果、座標判定部610は、洗濯アイコンに関連づけられた座標データ、洗濯乾燥アイコンに関連づけられた座標データ及び乾燥アイコンに関連づけられた座標データを保持する。その後、ステップS130が実行される。
(ステップS130)
ステップS130において、座標判定部610は、使用者が操作領域413上で操作したか否かを判定する。使用者が、洗濯アイコン、洗濯乾燥アイコン及び乾燥アイコンのうち1つを押圧するならば、ステップS135が実行される。他の場合には、座標判定部610は、使用者からの操作を待つ。
(ステップS135)
ステップS135において、座標判定部610は、使用者の操作に対応した位置情報と、第1記憶部630から読み出された座標データと、を比較する。位置情報が、洗濯アイコンに関連づけられた座標データに一致するならば、ステップS140が実行される。位置情報が、乾燥アイコンに関連づけられた座標データに一致するならば、ステップS150が実行される。位置情報が、洗濯乾燥アイコンに関連づけられた座標データに一致するならば、ステップS160が実行される。
(ステップS140)
ステップS140において、座標判定部610は、位置情報が洗濯アイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS145が実行される。
(ステップS145)
ステップS145において、画像生成部620は、第2記憶部640に格納された洗濯メニュー画像(図示せず)を読み出し、洗濯メニュー画像を表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。この結果、洗濯メニュー画像は、操作領域413へ映し出される。使用者は、操作領域413上に映し出された洗濯メニュー画像に応じて、必要な操作を実行することができる。液晶パネル412への映像信号の出力の後、ステップS170が実行される。
(ステップS150)
ステップS150において、座標判定部610は、位置情報が乾燥アイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS155が実行される。
(ステップS155)
ステップS155において、画像生成部620は、第2記憶部640に格納された乾燥メニュー画像(図示せず)を読み出し、乾燥メニュー画像を表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。この結果、乾燥メニュー画像は、操作領域413へ映し出される。使用者は、操作領域413上に映し出された乾燥メニュー画像に応じて、必要な操作を実行することができる。液晶パネル412への映像信号の出力の後、ステップS170が実行される。
(ステップS160)
ステップS160において、座標判定部610は、位置情報が洗濯乾燥アイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS165が実行される。
(ステップS165)
ステップS165において、画像生成部620は、第2記憶部640に格納された洗濯乾燥メニュー画像を読み出し、洗濯乾燥メニュー画像を表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。この結果、洗濯乾燥メニュー画像は、操作領域413へ映し出される。使用者は、操作領域413上に映し出された洗濯乾燥メニュー画像に応じて、必要な操作を実行することができる。液晶パネル412への映像信号の出力の後、ステップS170が実行される。
(ステップS170)
ステップS170において、画像生成部620は、トリガ信号を座標判定部610に出力する。その後、ステップS175が実行される。
(ステップS175)
ステップS175において、座標判定部610は、第1記憶部630から座標データを読み出す。ステップS135において、位置情報が洗濯アイコンを指し示しているとの判定結果が得られているならば、座標判定部610は、洗濯メニュー画像に対応した座標データを読み出す。位置情報が乾燥アイコンを指し示しているとの判定結果が得られているならば、座標判定部610は、乾燥メニュー画像に対応した座標データを読み出す。位置情報が洗濯乾燥アイコンを指し示しているとの判定結果が得られているならば、座標判定部610は、洗濯乾燥メニュー画像に対応した座標データを読み出す。
図13は、操作領域413に洗濯乾燥メニュー画像が表示されているときの制御部600の動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図7、図9、図10、図12及び図13を用いて、制御部600の動作が説明される。
(ステップS210)
ステップS210において、座標判定部610は、使用者が操作領域413上で操作したか否かを判定する。尚、座標判定部610は、ステップS210の前に実行されたステップS175において、衣類設定アイコン、水温設定アイコン、脱水設定アイコン、オプション設定アイコン及び予約設定アイコンに関連づけられた座標データを保持している。使用者が、衣類設定アイコン、水温設定アイコン、脱水設定アイコン、オプション設定アイコン及び予約設定アイコンのうち1つを押圧するならば、ステップS220が実行される。他の場合には、座標判定部610は、使用者からの操作を待つ。
(ステップS220)
ステップS220において、使用者の操作に対応した位置情報と、第1記憶部630から読み出された座標データと、を比較する。位置情報が、衣類設定アイコンに関連づけられた座標データに一致するならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS290が実行される。
(ステップS230)
ステップS230において、座標判定部610は、位置情報が衣類設定アイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS240が実行される。
(ステップS240)
ステップS240において、画像生成部620は、第2記憶部640に格納された衣類設定メニュー画像を読み出し、衣類設定メニュー画像を表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。尚、画像生成部620は、複数の衣類アイコンが水平方向に整列した帯画像のデータを生成並びに保持してもよい。この結果、衣類設定メニュー画像は、操作領域413へ映し出される。液晶パネル412への映像信号の出力の後、ステップS250が実行される。
(ステップS250)
ステップS250において、画像生成部620は、トリガ信号を座標判定部610に出力する。その後、ステップS260が実行される。
(ステップS260)
ステップS260において、座標判定部610は、使用者が操作領域413上で操作したか否かを判定する。座標判定部610が操作領域413上での操作が行われたことを判定するならば、ステップS270が実行される。他の場合には、座標判定部610は、使用者からの操作を待つ。
(ステップS270)
ステップS270において、座標判定部610は、位置情報が変動しているか否かを判定する。例えば、使用者が操作領域413上で指を水平にスライドさせるならば、図7を参照して説明されたピーク電圧VPのX座標の値は変動する。座標判定部610が、位置情報が変動していると判定するならば、ステップS280が実行される。他の場合には、制御部600は、位置情報に対応する衣類アイコンが選択されたことを表すデータを保持する。制御部600が保持したデータは、その後、処理機構200に対する制御に用いられる。
(ステップS280)
ステップS280において、座標判定部610は、スクロール表示の指示を画像生成部620へ出力する。画像生成部620は、ステップS240において生成された帯画像のデータを用いて、帯画像を水平にスクロールさせるための映像信号を液晶パネル412へ出力する。その後、ステップS250が実行される。
(ステップS290)
ステップS290において、座標判定部610は、位置情報が衣類設定アイコン以外のアイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS300が実行される。
(ステップS300)
ステップS300において、制御部600は、他の表示処理を実行する。
図14は、使用者が水温設定アイコンを選択した後に操作領域413に表示される例示的な画像である。図9及び図14を参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
使用者が、水温設定アイコンを押圧すると、操作部411は、操作領域413上の接触位置を表す位置情報を制御部600へ出力する。制御部600は、操作部411からの位置情報に基づき、使用者が水温設定アイコンを押圧したことを判定する。その後、操作部411は、液晶パネル412を制御し、水温設定アイコンに関連づけられた水温設定メニュー画像を表示する。この結果、操作領域413に表示される画像は、洗濯乾燥メニュー画像から水温設定メニュー画像に切り替えられる。
洗濯乾燥メニュー画像と同様に、洗濯乾燥アイコンは、操作領域413の左端に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、衣類設定アイコンは、洗濯乾燥アイコンの右に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、タイマ表示領域は、操作領域413の右端に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、予約設定アイコンは、タイマ表示領域の左に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、オプション設定アイコンは、予約設定アイコンの左に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、脱水設定アイコンは、オプション設定アイコンの左に描かれる。衣類設定アイコンと脱水設定アイコンとの間に設定領域が表示される。設定領域内には、様々な水温を表す複数の水温アイコンが表示される。複数の水温アイコンは、図9を参照して説明された水温設定アイコンに関連づけられている。本実施形態において、水温設定アイコンは主アイコンとして例示される。複数の水温アイコンは、副アイコンとしてそれぞれ例示される。水温設定アイコンが表示される領域(記号「HAC1」で表された領域)は、第1表示領域として例示される。洗濯乾燥メニュー画像は、第1操作画像として例示される。
図14において、洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HBA2」で表されている。衣類設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HBB2」で表されている。複数の水温アイコンが表示される設定領域の水平方向の寸法は、記号「HBC2」で表されている。脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HBD2」で表されている。オプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HBE2」で表されている。予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HBF2」で表されている。タイマ表示領域が表示される領域の水平方向の寸法は、記号「HBG2」で表されている。本実施形態において、複数の水温アイコンが表示された設定領域(記号「HBC2」で表された領域)は、第2表示領域として例示される。水温設定メニュー画像は、第2操作画像として例示される。
水温設定メニュー画像中の洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HBA2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の洗濯乾燥アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAA1」よりも小さい。水温設定メニュー画像中の衣類設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HBB2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の衣類設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAB1」よりも小さい。水温設定メニュー画像中の脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HBD2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の脱水設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAD1」よりも小さい。水温設定メニュー画像中のオプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HBE2」は、洗濯乾燥メニュー画像中のオプション設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAE1」よりも小さい。水温設定メニュー画像中の予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HBF2」は、洗濯乾燥メニュー画像中の予約設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAF1」よりも小さい。水温設定メニュー画像中のタイマ表示領域の水平方向の寸法「HBG2」は、洗濯乾燥メニュー画像中のタイマ表示領域の水平方向の寸法「HAG1」よりも小さい。一方、水温設定メニュー画像中の設定領域の水平方向の寸法「HBC2」は、対応する水温設定アイコンが表示される領域の水平方向の寸法「HAC1」よりも大きい。水温設定メニュー画像中の設定領域は、水温設定アイコンが表示される領域から水平方向に延長される。したがって、水温設定メニュー画像中の設定領域は、水温設定アイコンが表示される領域よりも広くなる。
液晶パネル412は、制御部600の制御下で、水平方向に整列した複数の水温アイコンが描かれた帯画像を形成する。したがって、水平方向に長い設定領域内において、複数の水温アイコンが適切に表示される。
図15は、洗濯機100の概略的なブロック図である。図11、図13及び図15を参照して、使用者の設定に基づく、動作制御が説明される。
制御部600は、表示制御部605と、動作制御部650と、を含む。表示制御部605は、図11を参照して説明された座標判定部610、画像生成部620、第1記憶部630及び第2記憶部640を含む。動作制御部650は、設定記憶部660と、制御信号生成部670と、を含む。
座標判定部610は、操作部411に対する使用者の操作によって決定された入力情報(図13を参照して説明されたフローチャートに従って決定された衣類に関する情報、水温設定アイコンの操作によって定められた水温や脱水設定アイコンの操作によって定められた脱水設定に関する情報)を設定記憶部660へ出力する。設定記憶部660は、入力情報を記憶する。制御信号生成部670は、設定記憶部660に格納された入力情報を読み出し、制御信号を生成する。制御信号は、制御信号生成部670から収容機構210、給水機構220や循環機構230へ送られる。
収容槽211は、給水機構220から送られた水を加熱するためのヒータ215及び収容槽211内の水温を測定する温度センサ216を備える。温度センサ216は、収容槽211内の水温を表す検出信号を制御信号生成部670に出力する。制御信号生成部670は、使用者が、図14に示される水温設定メニュー画像から選択した水温アイコンが表す設定値並びに温度センサ216からの検出信号に応じて、制御信号を生成する。制御信号は、制御信号生成部670からヒータ215へ出力される。ヒータ215は、制御信号生成部670からの制御信号に応じて、収容槽211内の水温を調整する。本実施形態において、ヒータ215及び温度センサ216は、温調部として例示される。
図16は、図13を参照して説明されたステップS220において、座標判定部610が、位置情報が水温設定アイコンに対して定められた座標データに一致すると判定した後の制御部600の動作を表す概略的なフローチャートである。図7、図13、図15及び図16を用いて、制御部600の動作が説明される。
(ステップS310)
ステップS310において、座標判定部610は、位置情報が水温設定アイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS320が実行される。
(ステップS320)
ステップS320において、画像生成部620は、第2記憶部640に格納された水温設定メニュー画像を読み出し、水温設定メニュー画像を表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。尚、画像生成部620は、複数の水温アイコンが水平方向に整列した帯画像のデータを生成並びに保持してもよい。この結果、水温設定メニュー画像は、操作領域413へ映し出される。液晶パネル412への映像信号の出力の後、ステップS330が実行される。
(ステップS330)
ステップS330において、画像生成部620は、トリガ信号を座標判定部610に出力する。その後、ステップS340が実行される。
(ステップS340)
ステップS340において、座標判定部610は、使用者が操作領域413上で操作したか否かを判定する。座標判定部610が操作領域413上での操作が行われたことを判定するならば、ステップS350が実行される。他の場合には、座標判定部610は、使用者からの操作を待つ。
(ステップS350)
ステップS350において、座標判定部610は、位置情報が変動しているか否かを判定する。例えば、使用者が操作領域413上で指を水平にスライドさせるならば、図7を参照して説明されたピーク電圧VPのX座標の値は変動する。座標判定部610が、位置情報が変動していると判定するならば、ステップS360が実行される。他の場合には、衣類アイコンを用いた設定と同様に、座標判定部610は、位置情報に対応する水温アイコンが選択されたことを表すデータを設定記憶部660へ出力する。制御信号生成部670は、その後、設定記憶部660が格納するデータを用いて、ヒータ215に対する制御信号を生成並びに出力する。
(ステップS360)
ステップS360において、座標判定部610は、スクロール表示の指示を画像生成部620へ出力する。画像生成部620は、ステップS320において生成された帯画像のデータを用いて、帯画像を水平にスクロールさせるための映像信号を液晶パネル412へ出力する。その後、ステップS330が実行される。
図17は、使用者がオプション設定アイコンを選択した後に操作領域413に表示される例示的な画像である。図1、図4、図9及び図17を参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
使用者が、オプション設定アイコンを押圧すると、操作部411は、操作領域413上の接触位置を表す位置情報を制御部600へ出力する。制御部600は、操作部411からの位置情報に基づき、使用者がオプション設定アイコンを押圧したことを判定する。その後、操作部411は、液晶パネル412を制御し、オプション設定アイコンに関連づけられたオプション設定メニュー画像を表示する。この結果、操作領域413に表示される画像は、洗濯乾燥メニュー画像からオプション設定メニュー画像に切り替えられる。
洗濯乾燥メニュー画像と同様に、洗濯乾燥アイコンは、操作領域413の左端に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、衣類設定アイコンは、洗濯乾燥アイコンの右に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、水温設定アイコンは、衣類設定アイコンの右に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、脱水設定アイコンは、水温設定アイコンの右に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、タイマ表示領域は、操作領域413の右端に描かれる。洗濯乾燥メニュー画像と同様に、予約設定アイコンは、タイマ表示領域の左に描かれる。脱水設定アイコンと予約設定アイコンとの間に設定領域が表示される。設定領域内には、6つのオプションアイコン(第1オプションアイコン乃至第6オプションアイコン)が表示される。
設定領域において、最も左に描かれる第1オプションアイコンは、予備的な洗浄の選択に用いられる。使用者が第1オプションアイコンを押圧するならば、制御部600は、切替弁224を制御し、予備的な洗浄に用いられる洗剤を収容する第2室227への給水経路を開く。その後、制御部600は、給水機構220を制御し、予備的な洗浄を実行する。
第1オプションアイコンの右に描かれる第2オプションアイコンは、濯ぎ時間の延長に用いられる。使用者が第2オプションアイコンを押圧するならば、制御部600は、収容機構210、給水機構220及び循環機構230を制御し、比較的長い期間、衣類が濯がれることとなる。
第2オプションアイコンの右に描かれる第3オプションアイコンは、衣類の皺の軽減のために用いられる。例えば、使用者が第3オプションアイコンを押圧するならば、制御部600は、収容機構210を制御し、脱水期間を短縮する。
第3オプションアイコンの右に描かれる第4オプションアイコンは、衣類に付着した汚れの因子を洗濯機100に通知するために用いられる。第4オプションアイコンに関連する制御は、後述される。
第4オプションアイコンの右に描かれる第5オプションアイコンは、洗浄工程及び濯ぎ工程の短縮に用いられる。使用者が第5オプションアイコンを押圧するならば、制御部600は、収容機構210、給水機構220及び循環機構230を制御し、比較的短い時間で衣類を洗濯する。
第5オプションアイコンの右に描かれる第6オプションアイコンは、消費電力を低減するために用いられる。例えば、使用者が第6オプションアイコンを押圧するならば、制御部600は、水槽213内の液体の濁度に応じた動作を収容機構210に与え、消費電力を低減してもよい。
図18は、使用者が第4オプションアイコンを押圧した後に、操作領域413に表示される例示的な画像である。図1、図15、図17及び図18を参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
図17を参照して説明された如く、使用者は、衣類の汚れの因子に応じた洗浄動作を処理機構200に実行させるために、第4オプションアイコンを操作してもよい。使用者が第4オプションアイコンを押圧すると、オプション設定メニュー画像において、第1オプションアイコン乃至第6オプションアイコンを表示するために割り当てられた設定領域内に複数の因子アイコン及び使用者の選択を決定する決定アイコンが表示される。複数の因子アイコンは、互いに異なる汚れ因子を表す。本実施形態において、第4オプションアイコンは、主アイコン及び/又は因子設定アイコンとして例示される。第4オプションアイコンが表示されるオプション設定メニュー画像中の領域は、第1表示領域として例示される。オプション設定メニュー画像は、第1操作画像として例示される。
第2記憶部640は、汚れ因子を表す写真データを保存してもよい。例えば、第2記憶部640は、トマトの汁に関する汚れを表すために、トマトの写真データを記憶してもよい。第2記憶部640は、タマゴの黄身に関する汚れを表すために、目玉焼きの写真データを記憶してもよい。第2記憶部640は、コーヒに関連する汚れを表すために、コーヒが入れられたカップの写真データを記憶してもよい。このように、第2記憶部640が、汚れ因子をそれぞれ直感的に想起させる写真データを記憶することによって、使用者は、因子アイコンを直感的に選択することができる。本実施形態において、写真データは、アイコンデータとして例示される。第2記憶部640は、記憶部として例示される。
使用者が第4オプションアイコンを押圧すると、画像生成部620は、第2記憶部640に記憶された写真データを読み出し、因子アイコンが水平に整列した帯画像を表す画像データを作り出す。帯画像を表す画像データに対応する映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。この結果、因子アイコンの帯画像は、設定領域内に表示される。本実施形態において、因子アイコンの帯画像が表示される設定領域は、第2表示領域として例示される。帯画像を表す画像データは、帯画像データとして例示される。図18に示される汚れ因子設定メニュー画像は、第2操作画像として例示される。
使用者は、操作領域413上に表示される複数の因子アイコンからなる帯画像を水平になぞり、帯画像を水平にスクロールさせることができる。したがって、操作領域413上に様々な種類の因子アイコンが生じされる。図18において5つの因子アイコンが表示された領域は、スクロール領域として例示される。
設定領域において因子アイコンの帯画像の上には、3つの表示窓が示される。本実施形態において、3つの表示窓が示される領域は、選択表示領域として例示される。本実施形態において、3つの表示窓を用いて、因子アイコンが設定される。代替的に、3未満の表示窓が因子アイコンの設定に用いられてもよい。或いは、4以上の表示窓が因子アイコンの設定に用いられてもよい。
図19は、使用者が3つの因子アイコンを選択した後に、操作領域413に表示される例示的な画像である。図15、図18及び図19を参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
使用者は、設定領域に表示された複数の因子アイコンから1つを選択することができる。選択された因子アイコンを表示窓へドラッグすると、表示窓に選択された因子アイコンが表示される。この結果、使用者は、因子アイコンの選択が完了したことを確認することができる。使用者が、因子アイコンの選択及びドラッグを3回繰り返すならば、図19に示される如く、3つの表示窓は、3つの因子アイコンによって占められることとなる。
使用者が因子アイコンをドラッグしている間、画像生成部620は、選択された因子アイコンの写真データを第2記憶部640から読み出し、表示窓に向けてドラッグされる因子アイコンを表示するための映像信号を生成してもよい。因子アイコンのドラッグ操作の間、映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412に出力される。この結果、操作領域413には、表示窓に向かってドラッグされる因子アイコンが描かれることとなる。
図20Aは、使用者が因子アイコンの帯画像を右方へスクロールしている間の画像生成部620が行う処理の概念図である。図20Bは、使用者が因子アイコンの帯画像を左方へスクロールしている間の画像生成部620が行う処理の概念図である。図15、図18、図20A及び図20Bを用いて、画像生成部620の処理が説明される。
上述の如く、画像生成部620は、第2記憶部640から汚れ因子を表す写真データを読み出し、帯画像データを生成する。画像生成部620は、帯画像データのうち設定領域に表示される表示データ部分を設定し、表示データ部分に対応する映像信号を液晶パネル412へ出力する。この結果、表示データ部分に対応する帯画像が設定領域に表示される。
使用者が、帯画像を右方へスクロールするならば、図20Aに示される如く、画像生成部620は、表示データ部分を順次左方へスライドさせる。この結果、操作領域413上において帯画像は右方へ移動したように知覚される。使用者が、帯画像を左方へスクロールするならば、図20Bに示される如く、画像生成部620は、表示データ部分を順次右方へスライドさせる。この結果、操作領域413上において帯画像は左方へ移動したように知覚される。したがって、使用者のスクロール操作に応じて表示される因子アイコンの組み合わせが変更される。
図21A及び図21Bは、図13を参照して説明されたステップS220において、座標判定部610が、位置情報がオプション設定アイコンに対して定められた座標データに一致すると判定した後の制御部600の動作を表す概略的なフローチャートである。図13、図15、図17乃至図19、図21A及び図21Bを用いて、制御部600の動作が説明される。
(ステップS405)
ステップS405において、座標判定部610は、位置情報がオプション設定アイコンを指し示していることを表す判定結果を画像生成部620に出力する。その後、ステップS410が実行される。
(ステップS410)
ステップS410において、画像生成部620は、第2記憶部640に格納されたオプション設定メニュー画像を読み出し、オプション設定メニュー画像を表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。液晶パネル412への映像信号の出力の後、ステップS415が実行される。
(ステップS415)
ステップS415において、画像生成部620は、トリガ信号を座標判定部610に出力する。座標判定部610は、トリガ信号に応じて、第1記憶部630から第1オプションアイコン乃至第6オプションアイコンに対応する座標データを読み出す。その後、ステップS420が実行される。
(ステップS420)
ステップS420において、座標判定部610は、使用者が図17を参照して説明された設定領域上で操作したか否かを判定する。座標判定部610が設定領域上での操作が行われたことを判定するならば、ステップS425が実行される。他の場合には、座標判定部610は、使用者からの操作を待つ。
(ステップS425)
ステップS425において、座標判定部610は、使用者の操作によってもたらされた位置情報が第1オプションアイコンに対応する座標データに一致するか否かを判定する。位置情報が座標データに一致するならば、ステップS430が実行される。他の場合には、ステップS435が実行される。
(ステップS430)
ステップS430において、画像生成部620は、第2記憶部640から、予備洗浄工程を設定するためのメニュー画像(図示せず)に関するデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。
(ステップS435)
ステップS435において、座標判定部610は、使用者の操作によってもたらされた位置情報が第2オプションアイコンに対応する座標データに一致するか否かを判定する。位置情報が座標データに一致するならば、ステップS440が実行される。他の場合には、ステップS445が実行される。
(ステップS440)
ステップS440において、画像生成部620は、第2記憶部640から、濯ぎ時間の延長のためのメニュー画像(図示せず)に関するデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。
(ステップS445)
ステップS445において、座標判定部610は、使用者の操作によってもたらされた位置情報が第3オプションアイコンに対応する座標データに一致するか否かを判定する。位置情報が座標データに一致するならば、ステップS450が実行される。他の場合には、ステップS455が実行される。
(ステップS450)
ステップS450において、画像生成部620は、第2記憶部640から、皺を軽減するための設定メニュー画像(図示せず)に関するデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。
(ステップS455)
ステップS455において、座標判定部610は、使用者の操作によってもたらされた位置情報が第4オプションアイコンに対応する座標データに一致するか否かを判定する。位置情報が座標データに一致するならば、ステップS460が実行される。他の場合には、ステップS465が実行される。
(ステップS460)
ステップS460において、画像生成部620は、第2記憶部640から、汚れ因子を設定するためのメニュー画像(図18及び図19参照)に関するデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。
(ステップS465)
ステップS465において、座標判定部610は、使用者の操作によってもたらされた位置情報が第5オプションアイコンに対応する座標データに一致するか否かを判定する。位置情報が座標データに一致するならば、ステップS470が実行される。他の場合には、ステップS475が実行される。
(ステップS470)
ステップS470において、画像生成部620は、第2記憶部640から、洗濯時間を短縮するための設定メニュー画像(図示せず)に関するデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。
(ステップS475)
ステップS475において、画像生成部620は、第2記憶部640から、消費電力を低減するための設定メニュー画像(図示せず)に関するデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、その後、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。
図22は、図18を参照して説明された汚れ因子設定メニューが表示された後の制御部600の動作を表す概略的なフローチャートである。図15、図18、図20A乃至図22を用いて、制御部600の動作が説明される。
(ステップS505)
ステップS505において、座標判定部610は、カウント値を「0」に設定する。その後、ステップS510が実行される。
(ステップS510)
ステップS510において、座標判定部610は、使用者が図18を参照して説明された決定アイコン又は帯画像に対する操作したか否かを判定する。座標判定部610が決定アイコン又は帯画像に対する操作が行われたことを判定するならば、ステップS515が実行される。他の場合には、座標判定部610は、使用者からの操作を待つ。
(ステップS515)
図21A及び図21Bを参照して説明されたステップS470において、画像生成部620は、座標判定部610へトリガ信号を出力する。座標判定部610は、トリガ信号に応じて、決定アイコン及び各因子アイコンに対応する座標データを第1記憶部630から読み出す。したがって、ステップS515において、座標判定部610は、位置情報と決定アイコンに対応する座標データとを比較することができる。位置情報が決定アイコンに対応する座標データに一致するならば、汚れ因子の設定処理は完了する。他の場合には、ステップS520が実行される。
(ステップS520)
ステップS520において、座標判定部610は、位置情報の座標値の上方への変動速度が水平方向の変動速度よりも大きいか否かを判定する。位置情報の座標値の上方への変動速度が水平方向の変動速度よりも大きいならば、ステップS525が実行される。他の場合には、ステップS550が実行される。
(ステップS525)
ステップS525において、座標判定部610は、ドラッグされる因子アイコンを表示することを画像生成部620に指示する。画像生成部620は、座標判定部610からの指示に応じて、ドラッグされる因子アイコンを表示するための映像信号を液晶パネル412へ出力する。その後、ステップS530が実行される。
(ステップS530)
図21A及び図21Bを参照して説明されたステップS470において画像生成部620から出力されたトリガ信号に応じて、座標判定部610は、表示窓に対応する座標データを第1記憶部630から読み出す。したがって、ステップS530において、座標判定部610は、位置情報と表示窓に対応する座標データとを比較することができる。位置情報が表示窓に対応する座標データに一致するならば、ステップS530が実行される。他の場合には、ステップS525が実行される。
(ステップS535)
ステップS535において、座標判定部610は、画像生成部620に、表示窓中に選択された因子アイコンを表示することを指示する。画像生成部620は、座標判定部610からの指示に応じて、選択された因子アイコンを表示窓中に表示するための映像信号を、液晶パネル412へ出力する。画像生成部620は、映像信号の出力に同期して、トリガ信号を座標判定部610へ出力する。その後、ステップS540が実行される。
(ステップS540)
ステップS540において、座標判定部610は、トリガ信号に応じて、カウント値を「1」だけ増加させる。その後、ステップS545が実行される。
(ステップS545)
ステップS545において、座標判定部610は、カウント値が「3」に等しいか否かを判定する。カウント値が「3」に等しいならば(即ち、全ての表示窓が因子アイコンで占められるならば)、汚れ因子の設定処理は完了する。他の場合にはステップS510が実行される。
(ステップS550)
ステップS550において、画像生成部620は、図20A及び図20Bを参照して説明されたように、表示データ部分をスライドする。この結果、表示データ部分が再設定される。再設定された表示部分は、因子アイコンの他の組み合わせを表す。その後、ステップS555が実行される。
(ステップS555)
ステップS555において、画像生成部620は、再設定された表示部分に対応する映像信号を液晶パネル412へ出力する。また、画像生成部620は、座標判定部610へトリガ信号を出力する。その後、ステップS560が実行される。
(ステップS560)
ステップS560において、座標判定部610は、位置情報の座標値の上方への変動速度が水平方向の変動速度以下であるか否かを判定する。位置情報の座標値の上方への変動速度が水平方向の変動速度以下であるならば、ステップS565が実行される。他の場合には、ステップS525が実行される。
(ステップS565)
ステップS565において、座標判定部610は、位置情報の座標値の変動が停止したか否かを判定する。位置情報の座標値の変動が停止しているならば、ステップS510が実行される。他の場合には、ステップS550が実行される。
図23は、使用者が様々な設定を完了した後の洗濯乾燥メニュー画像を表す。図2及び図23を参照して、洗濯乾燥メニュー画像を表示する操作領域413に対する操作が説明される。
図23に示される洗濯乾燥メニューは、使用者が、衣類の種類としてコットンを選択したことを表している。洗濯乾燥メニューは、使用者が、水温を「40℃」に設定したことを表している。洗濯乾燥メニューは、使用者が、脱水工程中の回転ドラム212の回転数を「1000rpm」に設定したことを表している。洗濯乾燥メニューは、使用者が、オプション設定メニュー画像を用いて、汚れ因子を設定したことを表している。洗濯乾燥メニューは、使用者が、皺を低減させるための処理の実行を洗濯機100に設定したことを表している。洗濯乾燥メニューは、使用者が、予約設定をしなかったことを表している。使用者は、洗濯乾燥アイコンを押圧し、上述の設定条件下において、洗濯機100に運転を実行させることができる。
図24は、洗濯乾燥アイコンが押圧された後に、操作領域413に表示される例示的な画像である。図12、図13、図15及び図24を参照して、洗濯乾燥アイコンが押圧された後の洗濯機100の動作が説明される。
図12を参照して説明されたステップS175において、座標判定部610は、第1記憶部630から洗濯乾燥アイコンに対応する座標データを第1記憶部630から読み出す。したがって、座標判定部610は、図13を参照して説明されたステップS220において、使用者が洗濯乾燥アイコンを操作したか否かを判定することができる。使用者が洗濯乾燥アイコンを押圧するならば、座標判定部610は、画像生成部620へ、図24に示される画像データを読み出すことを指示する。画像生成部620は、座標判定部610からの指示に応じて、画像データを第2記憶部640から読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。この結果、操作領域413には、図24に示される画像が表示される。
図25は、図24に示される画像が表示されている間の制御部600の動作を概略的に表すブロック図である。図2、図24及び図25を用いて、制御部600の動作が説明される。
図2に示される如く、収容機構210は、収容槽211を弾性的に支持するダンパ217を備える。ダンパ217は、シリンダ218と、収容槽211内に収容された衣類及び水の重量に応じてシリンダ218に没入するように形成されたロッド298と、を備える。
図25に示される如く、収容機構210は、シリンダ218へのロッド298の没入量に応じた検出信号を制御信号生成部670へ出力する重量センサ299を備える。図24に示される画像が操作領域413に表示されている間、制御信号生成部670は、重量センサ299からの検出信号を用いて、収容槽211に収容された衣類の重量を評価する。例えば、制御信号生成部670は、衣類の重量に応じて、給水機構220から収容槽211へ供給される水量を決定してもよい。
図26A乃至図26Eは、収容機構210が動作を開始した後に、操作領域413に表示される例示的な画像を示す。図15、図25乃至図26Eを参照して、操作領域413に表示される画像が説明される。
制御信号生成部670は、収容槽211に収容された衣類の重量を評価した後、画像生成部620に、図26Aに示される画像を生成することを要求する。画像生成部620は、制御信号生成部670からの要求に応じて、第2記憶部640から、図26Aに示される画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。図26Aに示される画像は、洗浄工程の間、操作領域413に表示され続ける。
操作領域413に、図26Aに示される画像が表示されている間、制御信号生成部670は、収容機構210、給水機構220及び循環機構230を制御し、洗浄工程を洗濯機100に実行させる。
制御信号生成部670は、洗浄工程の後、画像生成部620に、図26Bに示される画像を生成することを要求する。画像生成部620は、制御信号生成部670からの要求に応じて、第2記憶部640から、図26Bに示される画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。図26Bに示される画像は、濯ぎ工程の間、操作領域413に表示され続ける。
操作領域413に、図26Bに示される画像が表示されている間、制御信号生成部670は、収容機構210、給水機構220及び循環機構230を制御し、濯ぎ工程を洗濯機100に実行させる。
制御信号生成部670は、濯ぎ工程の後、画像生成部620に、図26Cに示される画像を生成することを要求する。画像生成部620は、制御信号生成部670からの要求に応じて、第2記憶部640から、図26Cに示される画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。図26Cに示される画像は、脱水工程の間、操作領域413に表示され続ける。
操作領域413に、図26Cに示される画像が表示されている間、制御信号生成部670は、収容機構210及び循環機構230を制御し、脱水工程を洗濯機100に実行させる。
制御信号生成部670は、脱水工程の後、画像生成部620に、図26Dに示される画像を生成することを要求する。画像生成部620は、制御信号生成部670からの要求に応じて、第2記憶部640から、図26Dに示される画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。図26Dに示される画像は、乾燥工程の間、操作領域413に表示され続ける。
操作領域413に、図26Dに示される画像が表示されている間、制御信号生成部670は、収容機構210及び乾燥機構240を制御し、乾燥工程を洗濯機100に実行させる。
制御信号生成部670は、乾燥工程の後、画像生成部620に、図26Eに示される画像を生成することを要求する。画像生成部620は、制御信号生成部670からの要求に応じて、第2記憶部640から、図26Eに示される画像のデータを読み出し、映像信号を生成する。映像信号は、画像生成部620から液晶パネル412へ出力される。この結果、使用者は、衣類に対する全ての処理が完了したことを認識することができる。
図26A乃至図26Dに示される如く、タイマ表示領域に示される時間データは、衣類に対する処理が進むにつれて、減少している。画像生成部620は、図26Aに示される画像の表示の開始からの経過時間に応じて、時間データを減少させてもよい。この結果、使用者は、衣類の処理の完了までの期間を知ることができる。
<因子アイコンに関連する制御>
図27は、汚れ因子の除去に貢献する洗浄パラメータを概略的に表すグラフである。図14、図15、図18及び図27を参照して、洗浄パラメータと汚れ因子との関係が説明される。
図27には、洗浄パラメータとして、温度、洗剤及び機械力が示されている。また、図27において、多種の汚れ因子が5つのカテゴリーに分類されている。
図27において、第1群の汚れ因子として、コーヒ、茶、ソース、カレー、デザート、ケチャップ、ビール、血液、ココア、チョコレート、コーラ、ココア、ワイン、果物、ジュース、野菜、トマト、雑草が例示される。第1群の汚れ因子の除去には、洗剤及び/又は温度が寄与する。
図27において、第2群の汚れ因子として、タマゴ、離乳食、牛乳及び襟首汚れが例示される。第2群の汚れ因子の除去には、洗剤及び/又は機械力が寄与する。
図27において、第3群の汚れ因子として、インク、化粧品、汗、口紅、皮脂、臭い成分、靴下汚れ及びカーボンブラックが例示される。第3群の汚れ因子の除去には、温度及び/又は機械力が寄与する。
図27において、第4群の汚れ因子として、泥、土砂、泥炭及び庭園土壌が例示される。第4群の汚れ因子の除去には、機械力が主に寄与する。
図27において、第5群の汚れ因子として、オイル、ラード、バター及びオリーブオイルが例示される。第5群の汚れ因子の除去には、機械力及び/又は温度が主に寄与する。
図18を参照して説明された複数の因子アイコンは、第1群から第5群に含まれる汚れ因子を表してもよい。因子アイコンを用いた上述の設定は、洗濯機100の洗浄動作に主に寄与する。動作制御部650は、因子アイコンの設定に応じて、洗濯機100の洗浄動作を決定してもよい。図18を参照して説明された如く、使用者は、1若しくはそれ以上の因子アイコンを表示窓に設定することができる。したがって、動作制御部650は、1若しくはそれ以上の因子アイコンの設定に応じて、収容機構210、給水機構220及び循環機構230の動作を決定することができる。
(温度調整の頻度に対する制御)
図28は、図14を参照して説明された水温アイコンの設定に応じた制御を概略的に表す制御部600のブロック図である。図14、図27及び図28を参照して、水温制御が説明される。
図27において洗浄パラメータとして示される温度は、ヒータ215、温度センサ216及び制御信号生成部670の間の温度制御によって調整される。図14を参照して説明された如く、使用者は、タッチパネル410上で水温アイコンを選択する。水温アイコンに関連して定められた水温の設定値「Ts」は、表示制御部605を通じて、設定記憶部660へ出力される。制御信号生成部670は、設定記憶部660から水温の設定値「Ts」を読み出す。
温度センサ216は、収容槽211内で測定された水温「Tm」を表す検出信号を制御信号生成部670へ出力する。制御信号生成部670は、設定記憶部660から読み出された水温の設定値「Ts」を目標温度「Tt」と定め、且つ、目標温度「Tt」からの温度差に対して、閾値温度差「ΔTth」を設定する。測定された水温「Tm」が目標温度「Tt」を大幅に下回り、目標温度「Tt」と測定された水温「Tm」の差分値が閾値温度差「ΔTth」を超えるならば、制御信号生成部670は、収容槽211内の水を加熱するための制御信号をヒータ215へ出力する。
制御信号生成部670が、タッチパネル410上で選択された因子アイコンに応じて、閾値温度差「ΔTth」を変更するならば、ヒータ215への制御信号の出力頻度が調整される。制御信号生成部670がヒータ215を加熱するための制御信号を頻繁に出力するならば、経時的な温度の降下は小さくなる。この場合、第1群、第3群及び/又は第5群に含まれる汚れ因子は、衣類から効果的に除去される。
図29は、因子アイコンの選択に応じて、収容槽211内の水に対する加熱頻度を変更する制御を行う制御信号生成部670の動作を表す概略的なフローチャートである。図18、図19、図27乃至図29を用いて、制御信号生成部670の動作が説明される。
(ステップS605)
ステップS605において、制御信号生成部670は、設定記憶部660に記憶された水温の設定値「Ts」を読み出す。その後、ステップS610が実行される。
(ステップS610)
ステップS610において、制御信号生成部670は、設定記憶部660から読み出された設定値「Ts」を目標温度「Tt」に設定する。その後、ステップS615が実行される。
(ステップS615)
ステップS615において、制御信号生成部670は、閾値温度差「ΔTth」を設定する。その後、ステップS620が実行される。
(ステップS620)
図18及び図19を参照して説明されたタッチパネル410上での因子アイコンの選択結果(因子アイコンの設定データ)は、表示制御部605を通じて、設定記憶部660に出力される。制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データを設定記憶部660から読み出す。その後、ステップS625が実行される。
(ステップS625)
ステップS625において、制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データが、高い水温下で効果的に除去される汚れ因子か否かを判定する。例えば、因子アイコンの設定データが、第1群に含まれるコーヒ、茶、ソース、第3群に含まれるインク、化粧品、皮脂や第5群に含まれるオイル、ラード、バターといった汚れ因子を含んでいるならば、制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データが、高い水温下で効果的に除去される汚れ因子であると判断してもよい。制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データが、高い水温下で効果的に除去される汚れ因子であると判定するならば、ステップS630が実行される。他の場合には、ステップS640が実行される。
(ステップS630)
ステップS630において、制御信号生成部670は、閾値温度差「ΔTth」に対する補正値「αt(>0)」を設定する。その後、ステップS635が実行される。
(ステップS635)
ステップS635において、制御信号生成部670は、ステップS630において設定された補正値「αt」を用いて、閾値温度差「ΔTth」を補正する。この結果、ステップS635において再設定される閾値温度差「ΔTth」は、ステップS615において設定された閾値温度差「ΔTth」よりも補正値「αt」だけ小さくなる。
(ステップS640)
ステップS640において、制御信号生成部670は、温度センサ216からの検出信号を待つ。検出信号が温度センサ216から制御信号生成部670へ入力されると、ステップS645が実行される。
(ステップS645)
ステップS645において、制御信号生成部670は、温度センサ216からの検出信号が表す温度「Tm」が目標温度「Tt」を下回っているか否かを判定する。温度センサ216からの検出信号が表す温度「Tm」が目標温度「Tt」を下回っているならば、ステップS650が実行される。他の場合には、ステップS640が実行される。
(ステップS650)
ステップS650において、制御信号生成部670は、目標温度「Tt」と検出信号が表す温度「Tm」との差分値が閾値温度「ΔTth」を上回っているか否かを判定する。目標温度「Tt」と検出信号が表す温度「Tm」との差分値が閾値温度「ΔTth」を上回っているならば、ステップS655が実行される。他の場合には、ステップS640が実行される。
(ステップS655)
ステップS655において、制御信号生成部670は、ヒータ215へ制御信号を出力する。
(目標温度の設定に対する制御)
閾値温度差「ΔTth」に代えて、制御信号生成部670は、タッチパネル410上で選択された因子アイコンに応じて、目標温度を変更してもよい。タッチパネル410上で選択された因子アイコンに応じて、目標温度が、使用者が選択した水温アイコンによって定められる温度よりも高い値に設定されるならば、第1群、第3群及び/又は第5群に含まれる汚れ因子は、衣類から効果的に除去される。
図30は、因子アイコンの選択に応じて、収容槽211内の水に対する目標温度を変更する制御を行う制御信号生成部670の動作を表す概略的なフローチャートである。尚、図30において、図29に関連して説明されたステップと同一のステップに対して、同一の番号が付されている。同一の番号が付されたステップの説明は省略される。図28乃至図30を参照して、制御信号生成部670の動作が説明される。
(ステップS632)
図29を参照して説明されたステップS630に代えて、ステップS632が実行される。ステップS632において、制御信号生成部670は、目標温度「Tt」に対する補正値「βt(>0)」を設定する。
(ステップS637)
図29を参照して説明されたステップS635に代えて、ステップS637が実行される。ステップS637において、制御信号生成部670は、ステップS632において設定された補正値「βt」を用いて、目標温度「Tt」を補正する。この結果、ステップS637において再設定される目標温度「Tt」は、ステップS610において設定された目標温度「Tt」よりも補正値「βt」だけ大きくなる。
(洗浄期間の長さに対する制御)
図27を参照して、洗浄期間の長さに対する制御が説明される。洗浄期間に対する設定は、機械力に関連する。機械力は、衣類に加わる物理的な力を意味する。洗浄期間が長く設定されるならば、機械力は増大する。この結果、第4群に含まれる汚れ因子は効果的に除去される。
図31は、因子アイコンの選択に応じて、洗浄期間を変更する制御を行う制御信号生成部670の動作を表す概略的なフローチャートである。図10、図15、図27及び図31を参照して、制御信号生成部670の動作が説明される。
(ステップS705)
ステップS705において、制御信号生成部670は、設定記憶部660に記憶された水温の設定値「Ts」を読み出す。その後、ステップS710が実行される。
(ステップS710)
使用者は、図10を参照して説明された操作部411上の操作によって、衣類の種類を選択できる。使用者が設定した衣類種に関するデータ「LT」は、座標判定部610を介して、設定記憶部660に出力される。制御信号生成部670は、衣類種に関するデータ「LT」を読み出す。その後、ステップS715が実行される。
(ステップS715)
ステップS715において、制御信号生成部670は、水温の設定値「Ts」と衣類種に関するデータ「LT」との組み合わせに応じて、洗浄期間「WT(Ts,LT)」を設定する。その後、ステップS720が実行される。
(ステップS720)
ステップS720において、制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データを設定記憶部660から読み出す。その後、ステップS725が実行される。
(ステップS725)
ステップS725において、制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データが、機械力によって効果的に除去される汚れ因子か否かを判定する。例えば、因子アイコンの設定データが、第4群に表される汚れ因子を含んでいるならば、制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データが、機械力によって効果的に除去される汚れ因子であると判断してもよい。制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データが、機械力によって効果的に除去される汚れ因子であると判定するならば、ステップS730が実行される。他の場合には、ステップS745が実行される。
(ステップS730)
ステップS730において、制御信号生成部670は、洗浄期間に対する補正値「ωt(>0)」を設定する。その後、ステップS735が実行される。
(ステップS735)
ステップS735において、制御信号生成部670は、ステップS715において設定された洗浄期間「WT(Ts,LT)」に補正値「ωt」を加算し、洗浄期間「WT」を決定する。この結果、洗浄期間「WT」は、ステップS715において設定された洗浄期間「WT(Ts,LT)」から補正値「ωt」だけ延長される。その後、ステップS740が実行される。
(ステップS740)
図10を参照して説明された衣類アイコンに関連して、許容される洗浄期間の長さ「WTmax(LT)」が定められている。制御信号生成部670は、ステップS735で設定された洗浄期間「WT」と、許容される洗浄期間の長さ「WTmax(LT)」と、を比較する。洗浄期間「WT」が、許容される洗浄期間の長さ「WTmax(LT)」未満であるならば、制御信号生成部670は、洗浄期間「WT」を維持する。他の場合には、ステップS750が実行される。
(ステップS745)
ステップS745において、制御信号生成部670は、洗浄期間「WT」を、ステップS715で定められた洗浄期間「WT(Ts,LT)」に設定する。
(ステップS750)
ステップS750において、制御信号生成部670は、洗浄期間「WT」を、許容される洗浄期間の長さ「WTmax(LT)」に設定する。
図31に示されるフローチャートに従って定められた洗浄期間「WT」の期間、収容機構210、給水機構220及び循環機構230は、制御部600の制御下で、洗浄工程を実行する。
(予備的な洗浄に対する制御)
図32は、予備的な洗浄を行うか否かを判定する制御部600の概念図である。図3、図10、図14、図17乃至図19、図27及び図32を参照して、予備的な洗浄に対する制御が説明される。
図27に示される如く、予備的な洗浄は、機械力及び洗剤によって除去されやすい汚れ因子に対して効果的である。例えば、機械力及び洗剤によって除去されやすい汚れ因子として、第2群に含まれるタマゴ、離乳食や牛乳といった汚れ因子が例示される。
使用者が図18及び図19を参照して説明された操作を通じて選択した汚れ因子が、機械力及び洗剤によって除去されやすい汚れ因子を含まないならば、制御部600は、第1洗浄コースを選択する。使用者が選択した汚れ因子が、機械力及び洗剤によって除去されやすい汚れ因子を含むならば、制御部600は、第2洗浄コースを選択する。尚、図17を参照して説明されたオプション設定メニュー画像を用いて、使用者が第1オプションアイコンを操作し、予備的な洗浄を要求しているならば、制御部600は、第2洗浄コースを選択する。第1洗浄コースが選択されるならば、洗浄期間「WT」の間、給水機構220は、第1室226を通じて、水槽213へ水を供給する。この結果、第1室226へ収容された洗剤と水との混合液が水槽213へ供給される。第2洗浄コースが選択されるならば、洗浄期間「WT」の間において、給水機構220は、制御部600の制御下で、切替弁224を動作させ、第2室227を通じて、水槽213へ水を供給し、その後、第1室226を通じて給水する。この結果、第1室226へ収容された洗剤と水との混合液だけでなく、第2室227に収容された洗剤と水との混合液も水槽213へ供給される。
第2室227には、予備的な洗浄に専ら用いられる洗剤が収容されている。第2室227に収容される洗剤は、第1室226に収容される洗剤よりも、短期間で汚れ因子を衣類から分離する能力に優れていてもよい。
制御部600が第1洗浄コースを選択するならば、比較的少ない洗剤量の下、衣類が洗浄される。したがって、洗浄工程の後の濯ぎ工程が短く設定されてもよい。また、洗浄工程及び濯ぎ工程に用いられる水量が低減される。
制御部600が第2洗浄コースを選択するならば、比較的多い洗剤量の下、衣類が洗浄される。したがって、タマゴ、離乳食や牛乳といった汚れ因子は、衣類から効果的に除去される。
図32に示される如く、予備的な洗浄が行われるならば、洗浄期間「WT」は、多くの場合、長くなる。この結果、機械力も増大される。したがって、使用者が選択した複数の汚れ因子のうち一方が、洗剤の洗浄力によって効果的に除去され、且つ、他のもう1つが機械力によって効果的に除去されるならば、制御部600は、第2洗浄コースを選択してもよい。
図32に示される如く、第1洗浄コースの洗浄期間「WT」は、第2洗浄コースの洗浄期間「WT」よりも、多くの場合、短くなる。したがって、使用者が、図10を参照して説明された操作を通じて、傷みやすい衣類を選択しているならば、制御部600は、第1洗浄コースを選択してもよい。尚、使用者が、図14を参照して説明された操作を通じて、高い水温を設定しているならば、必要な洗浄期間「WT」は短くなる。したがって、第2洗浄コースの洗浄期間「WT」が、衣類種によって許容される洗浄期間の長さ「WTmax(LT)」未満であるならば、制御部600は、第2洗浄コースを選択してもよい。
(浸洗工程に対する制御)
図33は、洗浄工程の前に浸洗工程を行うか否かを判定する制御部600の概念図である。図2、図10、図14、図18、図19、図27及び図33を参照して、浸洗工程に対する制御が説明される。
浸洗工程が開始されると、給水機構220から収容槽211に洗剤を含有する水を供給される。その後、衣類は、浸洗工程が終了するまで、収容槽211内に留められる。浸洗工程の間、回転ドラム212は、ほとんど回転されない。したがって、浸洗工程の間に衣類に与えられる攪拌は、後の洗浄工程よりも少ない。浸洗工程の間、衣類に付着した汚れ因子は、洗剤によって除去されるので、浸洗工程は、図27に示される如く、洗剤によって除去されやすい汚れ因子に効果的である。洗剤によって除去されやすい汚れ因子として、茶、デザートやワインといった汚れ因子が例示される。
使用者が図18及び図19を参照して説明された操作を通じて選択した汚れ因子が、洗剤によって除去されやすい汚れ因子を含まないならば、制御部600は、第1運転コースを選択する。使用者が選択した汚れ因子が、洗剤によって除去されやすい汚れ因子を含むならば、第2運転コースを選択する。第1運転コースが選択されるならば、浸洗工程は実行されない。第2運転コースが選択されるならば、洗浄工程の前に、浸洗工程が実行される。
使用者が、図10を参照して説明された操作を通じて、傷みやすい衣類を選択し、且つ、図18及び図19を参照して説明された操作を通じて、洗剤によって除去されやすい汚れ因子を選択しているならば、制御部600による第2運転コースの選択は有効である。制御部600は、図14を参照して説明された操作を通じて設定された水温に応じて、浸洗工程の期間「ST」を定めてもよい。使用者が高い水温を設定するならば、制御部600は、浸洗工程の期間「ST」を短くしてもよい。
(循環水量に対する制御)
図2、図10、図14、図18、図19及び図27を参照して、循環水流を利用した洗浄が説明される。
図2に示される如く、洗浄工程において循環機構230が作動すると、吐出管236を通じて、回転ドラム212内に洗剤を含む水が流入する。衣類に付着した汚れ因子と循環水に含まれる洗剤とが接触するので、汚れ因子は衣類から引き剥がされやすくなる。したがって、使用者が洗剤によって効果的に除去される汚れ因子を選択しているならば、衣類は、循環水流を用いて、効果的に洗浄される。
図27に示される如く、浸洗工程と同様に、循環水流を用いた洗浄は、洗剤の力を利用する。上述の浸洗工程は、循環水流と比べて、高い水温によって除去されやすい汚れ因子を効果的に除去する。一方、循環水流を用いた洗浄は、洗剤と汚れ因子との接触に主に基づくので、浸洗工程よりも温度依存性は小さい。したがって、使用者が、図18及び図19を参照して説明された操作を通じて選択した汚れ因子が、高い水温下で除去されやすく(例えば、コーヒや茶)、且つ、使用者が、図14を参照して説明された操作を通じて設定した水温が高いならば、浸洗工程が優先的に選択されてもよい。
図27に示される如く、循環水流を用いた洗浄は、浸洗工程よりも大きな機械力をもたらす。したがって、使用者が選択した汚れ因子が、機械力によっても除去されやすいならば(例えば、雑草やチョコレート)、循環水流を用いた洗浄が優先的に選択されてもよい。代替的に、使用者が、図10を参照して説明された操作を通じて選択した衣類種が、傷みやすい衣類を洗わすならば、浸洗工程が優先的に選択されてもよい。尚、浸洗工程及び循環水流を用いた洗浄がともに行われてもよい。
図34は、循環水量を決定するための手順を表す概略的なフローチャートである。図15及び図34を参照して、循環水量を決定するための手順が説明される。
(ステップS810)
ステップS810において、制御信号生成部670は、循環水量「Ca」を設定する。その後、ステップS820が実行される。
(ステップS820)
ステップS820において、制御信号生成部670は、因子アイコンの設定データを設定記憶部660から読み出す。その後、ステップS830が実行される。
(ステップS830)
ステップS830において、制御信号生成部670は、設定記憶部660から読み出された設定データが、洗剤によって効果的に除去される汚れ因子を表しているか否かを判定する。設定データが、洗剤によって効果的に除去される汚れ因子を表しているならば、ステップS840が実行される。他の場合には、ステップS860が実行される。
(ステップS840)
ステップS840において、制御信号生成部670は、循環水量に対する補正値「γa(>0)」を設定する。その後、ステップS850が実行される。
(ステップS850)
ステップS850において、制御信号生成部670は、ステップS810において設定された循環水量「Ca」に、補正値「γa」を加算し、循環水量「Ca」を再設定する。
(ステップS860)
ステップS860において、制御信号生成部670は、ステップS810において設定された循環水量「Ca」で、洗浄工程中の循環水量を最終決定する。
図34に示されるフローチャートに従って定められた循環水量「Ca」に応じて、制御信号生成部670は、循環機構230の作動頻度及び/又は作動期間を設定してもよい。
(回転ドラムの動作パターンに対する制御)
図35A乃至図35Cは、洗浄工程中の回転ドラム212の動作をそれぞれ概略的に表す。図10、図14、図15、図18、図19、図27、図35A乃至図35Cを参照して、回転ドラム212の動作パターンに対する制御が説明される。
図27に示される機械力は、洗浄工程中の回転ドラム212の動作にも影響される。図35Aは、回転ドラム212の第1動作を表す。図35Bは、回転ドラム212の第2動作を表す。図35Cは、回転ドラム212の第3動作を表す。
(第1動作)
回転ドラム212は、回転方向を交互に切り換え、衣類を攪拌する。
(第2動作)
回転ドラム212は、約180°断続的に回転する。回転ドラム212が回転している間、衣類は、上方に変位される。その後、回転ドラム212が停止すると、衣類は落下する。この結果、衣類は、回転ドラム212に叩きつけられる。
(第3動作)
回転ドラム212は、高速で回転軸RX周りを回転する。この結果、衣類は、回転軸RX周りを周回する。
制御信号生成部670は、図10を参照して説明された操作を通じて設定された衣類種、図14を参照して説明された操作を通じて設定された水温、図18及び図19を参照して説明された操作を通じて設定された汚れ因子に応じて、第1乃至第3動作それぞれの期間、順序及びタイミングを決定してもよい。
(因子アイコンの設定の効果)
図36は、因子アイコンの設定の効果を例示する表である。図1及び図36を参照し、因子アイコンの効果が説明される。
本発明者は、衣類としてコットンを選択した。本発明者は、様々な汚れ因子をコットンに滴下し、略円形のシミを視認可能なテストサンプルを作成した。尚、汚れ因子ごとに、滴下量は略一定である。使用者は、水温を40℃に設定し、市販の洗剤を用いて、洗浄した。尚、洗濯機100に供給される水の温度は、15±2℃であった。また、洗濯機100に供給される水の硬度は、250ppmであった。
図36に示される様々な数値は、テストサンプルを洗浄した後に行われた目視検査の結果を表す。高い数値は、高い満足度(即ち、汚れがより多く除去されたことが視覚的に知覚されたこと)を表す。
図36に示される如く、因子アイコンを用いて、特定の汚れ因子に対して適切な洗浄が行われるならば、何ら汚れ因子が特定されない条件と比べて、高い満足度が得られた。したがって、上述の因子アイコンの設定を用いた洗浄は、従来の洗濯機と比べて、高い洗浄能力を発揮するということができる。
本実施形態の原理は、洗濯、脱水や濯ぎといった処理を衣類に対して行う様々な装置に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・洗濯機
200・・・・・・・・・・処理機構
211・・・・・・・・・・収容槽
212・・・・・・・・・・回転ドラム
215・・・・・・・・・・ヒータ
216・・・・・・・・・・温度センサ
220・・・・・・・・・・給水機構
222・・・・・・・・・・給水弁
224・・・・・・・・・・切替弁
225・・・・・・・・・・洗剤収容箱
226・・・・・・・・・・第1室
227・・・・・・・・・・第2室
230・・・・・・・・・・循環機構
400・・・・・・・・・・入力インターフェース
411・・・・・・・・・・操作部
412・・・・・・・・・・液晶パネル
413・・・・・・・・・・操作領域
417・・・・・・・・・・透明電極板
420・・・・・・・・・・バックライト装置
600・・・・・・・・・・制御部
620・・・・・・・・・・画像生成部
640・・・・・・・・・・第2記憶部
RX・・・・・・・・・・・回転軸
VL・・・・・・・・・・・鉛直線

Claims (11)

  1. 衣類に対して所定の処理を行う処理機構と、
    前記処理機構が実行する処理に関する入力情報を受け付ける入力インターフェースと、
    前記入力情報に応じて、前記処理機構を制御する制御部と、を備え、
    前記入力インターフェースは、前記入力情報を入力するための入力操作が実行される操作領域を規定する操作部と、画像を表示する表示部と、を含み、
    前記表示部は、
    前記操作領域に前記入力情報に関連する主アイコンが描かれる第1表示領域を含む第1操作画像と、
    前記第1操作画像の前記主アイコンに対する操作がなされる際に表示される、前記操作された主アイコンに関連づけられた複数の副アイコンが描かれる第2表示領域および前記第1操作画像に表示された他の主アイコンの表示領域を含む第2操作画像と、を選択的に表示し、
    前記操作領域は、第1方向における第1寸法と、前記第1方向に対して直角方向の第2方向における第2寸法と、を有し、
    前記第2寸法は、前記第1寸法より長く、
    前記第2操作画像において、前記第2表示領域は、前記他の主アイコンの表示領域よりも長く、
    前記第2操作画像を表示する前記表示部は、前記複数の副アイコンが前記第2方向に整列した帯画像を前記第2表示領域内で描く
    衣類処理装置。
  2. 前記操作部は、前記操作領域における接触を検出し、前記接触がなされた接触位置に関する位置情報を前記制御部へ出力する検出部を含み、
    前記制御部は、前記位置情報に応じて、前記主アイコンに対する操作がなされたか否かを判定し、
    前記制御部が、前記主アイコンに対する前記操作がなされたと判定するならば、前記表示部は、前記第1操作画像から前記第2操作画像へ前記画像を切り替える
    請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記第2方向は、水平方向であることを特徴とする請求項2に記載の衣類処理装置。
  4. 前記主アイコンは、前記衣類の汚れの因子に応じた洗浄動作を前記処理機構に実行させるための因子設定アイコンであり、
    前記複数の副アイコンは、前記衣類の前記汚れの前記因子を表す複数の因子アイコンであり、
    前記因子設定アイコンに対する操作がなされるならば、前記表示部は、その後、前記複数の因子アイコンが前記第2方向に整列した前記帯画像を前記第2表示領域内で描く
    請求項2に記載の衣類処理装置。
  5. 前記表示部は、光を出射する光源と、前記光を変調し、前記画像を表示するための映像光を作り出す液晶パネルと、を含み、
    前記検出部は、前記映像光の透過を許容する
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
  6. 前記位置情報が前記第2表示領域における前記第2方向への前記接触位置の変位を表すならば、前記表示部は、前記接触位置の変位方向へ前記帯画像をスクロールさせ、前記第2表示領域に表示される前記複数の因子アイコンの組み合わせを変更する
    請求項4に記載の衣類処理装置。
  7. 前記第2表示領域は、前記帯画像がスクロールされるスクロール領域と、前記複数の因子アイコンから選択された少なくとも1つの因子アイコンが表示される選択表示領域と、を含む
    請求項4又は6に記載の衣類処理装置。
  8. 前記表示部は、前記選択表示領域内に、前記複数の因子アイコンから選択された2以上の因子アイコンがそれぞれ表示される複数の表示窓を描き、
    前記制御部は、前記複数の表示窓に描かれた前記2以上の因子アイコンに応じて、前記処理機構を制御する
    請求項7に記載の衣類処理装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の因子アイコンに関するアイコンデータを格納する記憶部と、前記記憶部から前記アイコンデータを読み出し、前記帯画像に関する帯画像データを生成する画像生成部と、を含み、
    前記画像生成部は、前記接触位置の前記変位に応じて生成された前記帯画像データを前記表示部へ出力する
    請求項6に記載の衣類処理装置。
  10. 前記表示部は、前記スクロール領域から前記選択表示領域へドラッグされる前記少なくとも1つの因子アイコンを描く
    請求項7に記載の衣類処理装置。
  11. 前記選択表示領域内に、前記少なくとも1つの因子アイコン表示された場合、前記制御部は、前記少なくとも1つの因子アイコンに応じて、前記処理機構を制御する
    請求項7に記載の衣類処理装置。
JP2012187230A 2012-08-28 2012-08-28 衣類処理装置 Active JP6032639B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187230A JP6032639B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 衣類処理装置
CN201380032044.6A CN104520490B (zh) 2012-08-28 2013-07-24 衣物处理装置
PCT/JP2013/004516 WO2014034016A1 (ja) 2012-08-28 2013-07-24 衣類処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187230A JP6032639B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 衣類処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014042704A JP2014042704A (ja) 2014-03-13
JP6032639B2 true JP6032639B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=50182859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012187230A Active JP6032639B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 衣類処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6032639B2 (ja)
CN (1) CN104520490B (ja)
WO (1) WO2014034016A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105420988B (zh) * 2014-09-22 2019-08-09 青岛海尔智能技术研发有限公司 洗衣机的净水洗功能的控制方法
JP2019208888A (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 東芝ライフスタイル株式会社 衣類処理装置
CN110004658B (zh) * 2019-04-28 2022-12-09 青岛海尔洗衣机有限公司 用于衣物处理设备的控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0984989A (ja) * 1995-09-20 1997-03-31 Hitachi Ltd 電気洗濯機
JPH09201485A (ja) * 1996-01-30 1997-08-05 Hitachi Ltd 電気洗濯機
AU2001277793B9 (en) * 2000-08-08 2006-04-13 Lg Electronics Inc. Method and device for display use of washing machine
JP2002253892A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Hitachi Ltd 洗濯機、表示操作パネル及びこの表示操作パネルを備えた家庭電化機器
CN101464779A (zh) * 2009-01-13 2009-06-24 聂清永 一种在手持电子设备上切换输入界面的方法及其切换装置
DE102009011678A1 (de) * 2009-02-23 2010-08-26 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH Bedieneinrichtung für ein Elektro-Hausgerät und Bedienverfahren
CN101989142A (zh) * 2009-07-29 2011-03-23 深圳富泰宏精密工业有限公司 触控装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014034016A1 (ja) 2014-03-06
CN104520490A (zh) 2015-04-15
CN104520490B (zh) 2017-03-08
JP2014042704A (ja) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5152240B2 (ja) 洗濯機
TWI296017B (en) Washing method of washing machine
US9212446B2 (en) Laundry machine and washing method with steam for the same
TWI435967B (zh) Washing machine (1)
JP4985806B2 (ja) 洗濯機
US8506725B2 (en) Washing appliance and associated method
JP6032639B2 (ja) 衣類処理装置
JP2011200523A (ja) 洗濯機
US20160153132A1 (en) Method for displaying wash cycle
US10815596B2 (en) Method for operating a laundry treatment appliance and laundry treatment appliance
JP6513978B2 (ja) 洗濯機
JP7195960B2 (ja) 洗濯機
US20120145196A1 (en) Laundry treating appliance with biofilm treating cycle
JP6997122B2 (ja) 洗濯機
JP2018157958A (ja) 洗濯機
JP2014100428A (ja) 洗濯機
JP2017123913A (ja) 衣類処理装置
JP2012081157A (ja) ドラム式洗濯機
JP6074196B2 (ja) 洗濯機
JP4973710B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6021537B2 (ja) 電気機器
KR20100031227A (ko) 세탁물 처리기기
JP2022097969A (ja) 洗濯システム
JP5422518B2 (ja) 洗濯機
KR102116374B1 (ko) 세탁 행정 표시 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20141024

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6032639

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151