JPH0984989A - 電気洗濯機 - Google Patents

電気洗濯機

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JPH0984989A
JPH0984989A JP24211895A JP24211895A JPH0984989A JP H0984989 A JPH0984989 A JP H0984989A JP 24211895 A JP24211895 A JP 24211895A JP 24211895 A JP24211895 A JP 24211895A JP H0984989 A JPH0984989 A JP H0984989A
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JP24211895A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kuriyama
裕之 栗山
Yukie Motomiya
志江 本宮
Takashi Hoshino
剛史 星野
Hitoshi Yamadera
仁 山寺
Morio Ozawa
盛男 小澤
Masahiro Yaesawa
昌弘 八重沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の表示項目を必要表示に絞って表示がで
き、各表示が見やすく、操作も容易な表示/操作装置
と、電気洗濯機とを提供する。 【構成】 洗濯実行装置と接続される表示/操作装置2
00は、表示器210、操作器220および表示/操作
制御をおこなう制御装置110を有する。操作器220
は、表示器210の前面に置かれ、表示画面へのタッチ
位置を検出する。表示器210は、画像データの表示を
行なう。制御装置110は、洗濯実行装置100の動作
制御のための条件設定の指示操作を案内するための案内
表示、および、指示操作に関する現在の状態を示す表示
を表示器に行なわせる。案内表示は、例えば、表示すべ
き内容を時系列的に分割して、順次表示することにより
行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気洗濯機に係り、特
に、表示/操作部の使い勝手を改善した電気洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】電気洗濯機においては、洗濯、脱水の洗
濯の手順をすべて自動的に行なう全自動洗濯機が主流と
なっている。この全自動電気洗濯機では、最も簡単に
は、使用者が単にスタートスイッチを押すだけで、すべ
てを機械任せとして、予め洗濯機が用意した標準的な条
件による洗濯を行なわせることができる。しかし、洗濯
物によっては、一律の洗濯には向かないものがあり、ま
た、使用者の好みの違いもある。そこで、全自動洗濯機
であっても、洗濯、脱水等における条件設定を可能と
し、また、種々の機能が付加されている。
【0003】従来、電気洗濯機では、使用者の好みによ
り機能の選択、条件設定が行なえるように、表示および
操作を行なうための表示/操作パネルが用意されてい
る。この表示/操作パネルは、表示部分と操作部分とで
構成される。表示部分では、予め複数の区画に分けら
れ、それぞれの区画に表示すべき事項が割り当てられ、
表示内容に応じた発光素子がそれぞれの区画に設けられ
ている。例えば、水量、洗い時間、すすぎ時間、脱水時
間、洗濯のモード設定等がパネルの各区画に割り当てら
れている。そして、それぞれの区画において、例えば、
発光ダイオード、蛍光表示管等の表示素子により、所定
の表示が行なわれる。例えば、時間表示、回数表示等を
行なうための数字、文字等の表示ができるようになって
いる。一方、操作部分では、上記区画対応に、その近傍
に押しボタン式の操作ボタンが配置されている。そし
て、いずれかの操作ボタンを押すと、表示部分の対応す
る区画における設定が変更できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電気洗
濯機における表示/操作パネルは、表示内容が区画に分
けられ、操作ボタンが位置的に対応して配置されている
ため、単純で判り易いという利点がある。一方、この表
示/操作パネルは、機能が増加したり、設定項目が増加
した場合、その分区画を増加する必要がある。ところ
が、電気洗濯機において、この種の表示/操作パネルの
配置ができる位置は、見やすさ、操作しやすさ、設置可
能面積等を考慮すると、外装筐体の限られた位置とな
る。具体的には、外装筐体の上面で洗濯脱水槽の開口周
りを覆う上面板に設けられる。
【0005】しかし、この上面板は、面積が限られてい
るので、パネルの大きさを大きくすることには限度があ
る。そのため、表示項目の増加、操作項目の増加等を行
なうためには、それぞれの区画を小さくせざるを得な
い。従って、表示が小さくなり、場合によっては、見づ
らくなるという問題がある。
【0006】また、従来の表示/操作パネルは、予め表
示項目、操作項目が固定的に区画に割り当てられるた
め、条件設定の内容、表示事項の変更、新たな機能の追
加等があった場合には、表示/操作パネルのハードウエ
ア自体を新たに設計し、製作する必要がある。そのた
め、商品の改良にともなって、たえず、設計変更、型の
変更、部品の変更等を行なう必要があり、生産コストの
観点からも好ましくない。
【0007】さらに、従来の表示/操作パネルでは、す
べての表示項目、操作項目が同時に示されて、一覧でき
る利点がある反面、今、何を見るべきか、また、今何を
操作すべきかを知ることは容易であるとはいえない。特
に、時系列的に指示操作を行なう場合に、何をどのよう
に操作するかを案内することは困難である。そのため、
使用者に、より親切に操作の案内を行なえるようになっ
ているとは言い難いという問題があった。
【0008】本発明の第1の目的は、多数の表示項目の
表示ができ、しかも、それぞれの表示が見やすく、さら
に、操作も容易な表示/操作装置を備えた電気洗濯機を
提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、表示/操作項目の
変更があっても、ハードウエアを変更することなく対応
可能な表示/操作装置を備える電気洗濯機を提供する。
【0010】本発明の第3の目的は、使用者に対する指
示操作を時系列的にまたは空間的に案内する表示が行な
える表示/操作装置を備えた電気洗濯機を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様によれば、洗濯を実行する洗濯
実行装置と、この洗濯実行装置に接続され、洗濯実行に
関する表示および指示操作の受け付けを行うなうための
表示/操作装置とを備えた電気洗濯機において、上記表
示/操作装置は、画像データの表示が行なえる表示器
と、指示操作を受付けるための操作器と、表示素子の表
示駆動、および、操作器による指示操作を受け付ける処
理を行なう表示/操作制御装置とを備え、上記操作器
は、表示器の前面に配置され、表示器の表示画面へのタ
ッチ位置を検出するタッチセンサを有し、表示/操作制
御装置は、上記表示器の表示領域に、洗濯実行装置の動
作制御のための条件設定の指示操作を案内するための案
内表示、および、当該指示操作の現在の状態を示すため
の表示を行なう表示制御手段と、操作器に対する指示操
作の受付けを行なうための操作処理手段とを備え、上記
表示制御手段は、上記表示器に、予め定められた形状、
大きさおよび位置で、案内表示のための表示項目を表示
するための項目表示領域を複数表示すると共に、項目表
示領域内に、予め定められた項目を表示し、上記操作処
理手段は、上記項目表示領域のうち予め定められた領域
について、それぞれ指示操作領域を定義し、上記操作器
が、特定の指示操作領域にタッチがあったことを検知し
たとき、その指示操作領域が定義されている表示項目が
指示されたと判定し、当該表示項目について定義されて
いる条件を設定内容とし、上記洗濯実行装置は、上記設
定内容を取り込んで、洗濯の実行を行なうことを特徴と
する電気洗濯機が提供される。
【0012】また、本発明の第2の態様によれば、表示
装置を備えた電気洗濯機の表示制御方法において、予め
定めた洗濯の仕方の決定のため、それぞれ洗濯の仕方を
示す洗濯仕様を表示する複数の洗濯仕様表示項目を表示
する第1階層画面を生成する情報と、上記洗濯仕様表示
項目ごとに設けられ、それぞれにおける設定条件項目を
示す複数の設定条件表示項目を表示する、複数の第2階
層画面を生成する情報と、上記設定条件項目ごとに設け
られ、選択できる条件設定内容を示す複数の条件設定内
容項目を表示する、複数の第3階層画面を生成する情報
とを予め用意し、これらの各画面を生成する情報を、第
1階層画面の各洗濯仕様表示項目を対応する第2階層画
面とリンクさせ、第2階層画面の各設定条件表示項目を
第3階層画面とリンクさせて記憶し、表示に際しては、
まず、第1階層画面を生成する情報に基づいて第1階層
画面を生成してこれを表示し、いずれかの洗濯仕様表示
項目が指示されたとき、第2階層画面のうち、指示され
た洗濯仕様表示項目にリンクする画面を、第2階層画面
を生成する情報から選択して、生成して表示し、いずれ
かの設定条件表示項目が指示されたとき、第3階層画面
のうち、指示された設定条件表示項目にリンクする画面
を第3階層画面を生成する情報から選択して表示するこ
とを特徴とする、電気洗濯機の表示制御方法が提供され
る。
【0013】本発明の第3の態様によれば、表示装置を
備えた電気洗濯機の表示制御方法において、洗濯の行程
に対応する洗濯行程表示領域を行程の順に沿って配置
し、各行程の領域には、当該行程を示す情報を表示する
洗濯行程情報表示部と、その行程において、選ばれた処
理仕様を示す情報を表示する処理仕様情報表示部と、予
め用意された処理仕様を順送りに変更指示するための変
更指示キーを示す表示を行なう変更指示部とが設けられ
る画面を生成して表示し、変更指示キーにより特定の処
理仕様が指示されたとき、その処理仕様を上記処理仕様
情報表示部に表示することを特徴とする、電気洗濯機の
表示制御方法が提供される。
【0014】本発明の第4の態様によれば、電気洗濯機
の洗濯を実行する洗濯実行装置と接続され、洗濯実行に
関する表示および指示操作の受け付けを行うなうための
表示/操作装置であって、画像データの表示が行なえる
表示器と、指示操作を受付けるための操作器と、表示素
子の表示駆動、および、操作器による指示操作を受け付
ける処理を行なう表示/操作制御装置とを備え、上記操
作器は、表示器の前面に配置され、表示器の表示画面へ
のタッチ位置を検出するタッチセンサを有し、表示/操
作制御装置は、上記表示器の表示領域に、洗濯実行装置
の動作制御のための条件設定の指示操作を案内するため
の案内表示するための表示を行なう表示制御手段と、操
作器に対する指示操作の受付けを行なうための操作処理
手段とを備え、表示制御手段は、表示器に、予め定めら
れた形状、大きさおよび位置で、案内表示のための表示
項目を表示するための項目表示領域を複数表示すると共
に、項目表示領域内に、予め定められた項目を表示し、
上記操作処理手段は、上記項目表示領域のうち予め定め
られた領域について、それぞれ指示操作領域を定義し、
上記操作器が特定の指示操作領域にタッチがあったこと
を検知したとき、その指示操作領域が定義されている表
示項目が選択指示されたと判定し、上記判定された表示
項目について定義されている条件を設定された条件とし
て上記洗濯実行装置に提供することを特徴とする、電気
洗濯機の表示/操作装置が提供される。
【0015】ここで、表示/操作装置は、洗濯実行装置
とは、別体のケースに収容され、かつ、無線通信を行な
うための通信装置をさらに備え、洗濯実行装置と無線で
情報の授受を行なうことができる構成とすることができ
る。
【0016】また、表示/操作装置は、洗濯実行装置と
は、洗濯実行装置とは、別体のケースに収容され、か
つ、洗濯実行装置と接続するためのケーブルを有し、洗
濯実行装置とケーブルを介して情報の授受を行なう構成
とすることができる。
【0017】さらに、表示制御手段は、表示している表
示項目のうち、条件設定がなされる項目について、当該
表示項目に関する項目表示領域内に設定された条件の内
容を示す情報の表示を行なう構成とすることができる。
【0018】表示制御手段は、表示している表示項目の
うち、状態の変化を表示内容に含む表示項目について、
現在の状態を示す情報の表示を行なう構成とすることも
できる。
【0019】
【作用】本発明では、上記表示/操作装置は、表示器の
表示画面へのタッチ位置を検出するタッチセンサを有す
る操作器を用いている。そして、この操作器を、画像デ
ータの表示が行なえる表示器の前面に配置している。従
って、表示器と操作器とを重ねて配置できるので、配置
に必要な面積を小さくすることができる。
【0020】また、表示器は、画像データの表示が行な
える。従って、任意の画像データの表示ができるので、
表示器の有効表示領域内であれば、種々の画像の表示が
行なえる。これは、表示/操作に関係する機能の変更が
ある場合にも、表示を変更することできるので、表示装
置等を別途作り直すことを要しないことになり、経済的
に好ましい。さらに、本発明では、固定的なセグメント
による表示と異なり、同じ表示器に異なる画像を表示で
きる。そのため、表示すべき内容を時系列的に分割し
て、順次表示することができる。これは、一度に表示す
る項目数を絞ることを可能とする。その結果、限られた
表示面積の中で、項目が大きな文字で表示できることに
なり、見やすくなる。また、指示操作の際にも、指示す
べき部分の面積が大きくなり、指示しやすくなる。ま
た、画面を時系列に表示することにより、指示操作を段
階的に案内できる効果がある。
【0021】また、表示されている画面の任意の部分の
表示内容を書き替えられるので、変更内容の種類や数を
制限されない。
【0022】操作器は、表示器と重ねて配置されるた
め、表示と指示とを同じ位置で行なえるため、指示操作
が極めて容易となる。また、表示領域と指示領域とを自
由に設定できるので、機能を空間的にまとめて配置する
ことができる。そのため、空間的に案内することが可能
となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0024】図1に、本発明の電気洗濯機の一実施例の
構成の概要を示す。また、図2に、本発明の電気洗濯機
の外観の一例を示す。図1に示す電気洗濯機は、洗濯、
脱水を実行する洗濯実行装置100と、洗濯実行装置1
00に接続され、洗濯実行装置100に対する各種設定
の支援するため、表示および指示操作の制御を行なうと
共に、洗濯中の動作の表示/指示等の制御を行なうため
の表示/操作装置200とを備え、これらは、本体1に
収容されている。
【0025】本体1は、図2に示すように、筐体2と、
その上部にあって、洗濯/脱水槽103の開口部を覆う
蓋3と、洗濯/脱水槽103の開口部回りを覆う上板4
とを有する。上板4のコーナ部には、表示/操作装置2
00の表示/操作パネル201と、電源スイッチ120
とが配置される。
【0026】表示/操作パネル201は、表示を行なう
ための表示器210と、指示操作を行なうための操作器
220とを有する。表示器210は、パネル状に形成さ
れ、画像データを表示するマトリクス型のパネルディス
プレイを有する表示装置である。具体的には、液晶ディ
スプレイ、特にカラー表示が可能な液晶ディスプレイを
有する表示装置を用いている。本実施例では、バックラ
イト式の液晶ディスプレイを用いている。操作器220
は、この液晶ディスプレイの前面に配置されて、タッチ
(接触)を検出する、パネル状のタッチスイッチ、すな
わち、タッチパネルを有する。この表示/操作パネル2
01は、図2に示すような限られた面積の部位に配置さ
れる。本実施例では、例えば、約縦60mm×横80m
mの有効表示領域を有する長方形状に形成される。
【0027】表示器210では、後述するような各種表
示が行なわれる。ここで、表示画面の基本的なデザイン
を示す。図5に表示画面の領域構成を示す。図5の例で
は、主たる表示領域として、後述する洗濯/脱水のため
の条件設定に必要な表示を行なう設定操作領域211
と、洗濯動作を開始させるため、および、動作を一時停
止させるためのスタートキー領域(スタートキーと略記
する)212と、洗濯に関する支援情報の提供を指示す
るためのヘルプキー領域(ヘルプキーと略記する)21
3とが、例えば、それぞれの位置を予め割り当てて表示
される。もちろん、表示器210の表示画面には、これ
らの他に、空白の部分には、さらに異なる機能を定義し
たキーの領域を表示することができる。例えば、新しい
機能を追加する場合、当該機能を指示するための領域を
その位置に表示することができる。洗濯実行中に、洗濯
機に指示するための指示操作領域を表示することができ
る。また、全部または一部を書き替えて、異なる表示を
行なうことも可能である。例えば、後述するメッセージ
画面、エラー表示画面等を表示することができる。
【0028】なお、表示/操作パネル201は、図2に
示す位置に限られず、例えば、図3(A)に示すよう
に、蓋3に設けたり、同図(B)に示すように、本体1
と別体に設けたりすることができる。図3(B)の場合
は、本体1とは別に設けられるので、信号伝送手段、例
えば、ケーブル150等を用いて本体側と接続される。
【0029】洗濯実行装置100は、洗濯/脱水槽10
3と、この洗濯/脱水槽103を駆動するモータ107
と、モータ107と洗濯/脱水槽103との機械的接続
および切離しを行なうソレノイドクラッチ106と、給
水弁102および排水ポンプ108と、柔軟剤投入ソレ
ノイド101とを備える。また、洗濯実行装置100
は、洗濯/脱水槽103内で、電導度を検出する電導度
センサ104と、水位センサ105とを備える。さら
に、洗濯実行装置100は、洗濯の実行を制御するため
の制御装置110と、図示しない電源装置とを備える。
【0030】制御装置110は、電導度センサ104
と、水位センサ105と接続され、検出結果を取り込
む。また、制御装置110は、モータ107と、ソレノ
イドクラッチ106と、給水弁102および排水ポンプ
108と、柔軟剤投入ソレノイド101と接続され、こ
れらの動作を制御する。さらに、制御装置110は、電
源スイッチ120と、表示/操作装置200と接続さ
れ、表示/操作装置200による、洗濯実行装置100
での洗濯の実行状態の指示および表示の制御を行なう。
【0031】また、制御装置110は、制御処理を実行
する中央処理装置(CPU)111と、メモリ112
と、入力インタフェース113および出力インタフェー
ス114と、パネル駆動回路115とを備える。ここ
で、CPU111は、メモリ112に格納されているプ
ログラムに基づいて、設定支援処理、洗濯動作制御処理
等を実行する。特に、表示/操作処理に関しては、表示
器210に対する表示制御手段として、および、表示器
210および操作器220を用いた操作処理を行なう操
作処理手段として動作する。
【0032】パネル駆動回路115は、表示/操作装置
200の表示/操作パネル201を駆動制御する。具体
的には、表示/操作パネル201の表示器210の表示
駆動制御と、操作器220の駆動および指示操作検出を
行なう。また、パネル駆動回路115は、表示のための
キャラクタデータを発生するためのキャラクタジェネレ
ータ(図示せず)を内蔵する。なお、このパネル駆動回
路115は、表示/操作装置200内に設けてもよい。
【0033】メモリ112には、例えば、図4に示すよ
うに、CPU111が実行するプログラム112と各種
データとが格納されている。プログラムとしては、洗濯
/脱水を制御するためのプログラム、設定支援のため、
また、洗濯動作中の指示の受け付け、状態表示等のた
め、表示/操作を制御するプログラム等が格納されてい
る。各種データとしては、表示/操作の制御のためのデ
ータを格納する領域として、第1階層画面ファイル11
22、第2階層画面ファイル1123、第3階層画面フ
ァイル1124、共通画面ファイル1125、メッセー
ジ画面ファイル1126および条件設定ファイル112
7をそれぞれ格納する領域が設けられている。
【0034】共通画面ファイル1125は、図5に示
す、設定操作領域211、スタートキー領域212、ヘ
ルプキー領域213等の各種領域の定義情報、および、
背景を表示するための画像データ等の背景情報をを含む
画面データを格納する。領域の定義情報とは、例えば、
図7に示すような、各種表示項目が表示され、また、指
示を受け付けるために表示される領域の形状、大きさ、
表示色(枠表示色、塗り潰し表示色)等である。領域の
形状は、本実施例では、実質的に長方形が採用される。
例えば、図7に示す、領域2110等は、長方形であ
る。もちろん、美観等の関係から、コーナ部分を丸めた
り、影をつけて立体的に表示したりすることも可能であ
る。それらの情報も、ここに格納される。また、背景情
報には、設定操作領域211の枠、領域以外の部分色を
決める情報等の他、例えば、図7、図8(A),(B)
の“標準”設定画面2210における領域2212、2
214、2215および2216を結ぶ太線のパターン
2218のように、特定の表示画面中に表示されるもの
も含まれる。
【0035】また、この共通画面ファイル1125に
は、領域の配置座標、画面を特定する画面コード、領域
を特定する領域コード等が格納される。これらのコード
を介して、指示された領域に定義される表示項目を、図
6に示す第1、第2および第3階層画面ファイルを検索
して知ることができる。
【0036】また、設定操作領域211については、表
示項目の内容は、第1階層画面ファイル、第2階層画面
ファイルおよび第3階層画面ファイルに格納されてい
る。これ以外の表示図形については、そこに表示すべき
項目について、併せて、共通画面ファイル1125に格
納されている。
【0037】また、共通画面ファイル1125には、設
定操作領域211に表示される領域定義情報として、図
7に示す、“コース選択”画面2100、“標準”設定
画面2210、および、図9に示すような予約設定画面
の少なくとも3種類が格納される。
【0038】上記表示色は、枠の表示と内部の塗り潰し
のための表示色の両者が定義される。もちろん、一方の
みとしてもよい。枠のみを定義している場合には、内部
は、背景色となる。また、表示領域としては用意されて
いるが、使用しない領域については、枠表示色および塗
り潰し表示色の両者を背景色と同じ色に指定しておくこ
とにより、見かけ上、その項目の領域は、表示されない
ようにすることができる。この場合、項目の表示を行な
うことができることはもちろんである。項目を表示すれ
ば、例えば、後述する第1階層画面2100の“コース
選択”の表示のように、指示操作のための領域の表示を
伴わずに表示される。これにより、タイトル表示が行な
える。一方、項目の表示も行なわない場合には、背景の
みが表示され、表示領域は見かけ上、まったく表示され
ない。このようにすることにより、“コース選択”画面
2100の定義情報を、“標準”設定画面2210と共
通化することが可能となる。
【0039】従って、指示操作の判定に際し、指示位置
が有効な領域への指示かどうかの判定に、その指示位置
にある画素の表示色の情報を利用することができる。ま
た、表示はされているが、選択の対象とはならない領域
を、その表示色を代えることにより定義することもでき
る。
【0040】なお、図5には、一部の表示要素のみを示
したが、もちろん、表示器210の表示画面には、これ
らの他に、空白の部分には、さらに異なる機能を定義し
たキーの領域を表示することができる。共通画面ファイ
ルには、それらの図形も定義される。
【0041】第1階層画面ファイル1122、第2階層
画面ファイル1123および第3階層画面ファイル11
24は、上記設定操作領域211で画面に表示されるべ
き内容を格納する。これらのファイルに格納されるデー
タおよびそれらのリンク関係について、図6に模式的に
示す。図6において、各階層画面ファイルは、基本的に
は、表示すべき項目を示す情報(表示項目)と、その表
示項目を表示する領域を決める情報(表示領域定義情
報)とを有する。また、第1、第2階層画面ファイル
は、指示可能な各項目にリンクする下位階層の項目の格
納位置を示すポインタとを有する。
【0042】表示項目には、表示すべき項目名と、大き
さ、字体、表示色、輝度等の属性情報と、表示領域での
表示位置を示す相対座標値とが格納される。項目名とし
ては、それぞれ文字、数字、記号等のキャラクタのコー
ドが格納される。なお、コードに代えて、フォントデー
タを用いてもよい。また、画像データで形成されたマー
ク等を用いてもよい。この場合、具体的な画像データ
は、別途格納し、その格納アドレスを、表示項目に格納
するようにしてよい。
【0043】表示領域定義情報には、当該項目が表示さ
れるべき画面を示す画面コードおよび領域コードとが格
納される。この表示領域定義情報により、表示項目と、
それが表示されている領域と結び付くことができる。こ
れは、第2、第3階層画面ファイルでも同じである。
【0044】ここで、第1階層、第2階層および第3階
層と表現している理由は、第1階層階層から順に選択肢
を選択して、条件設定を行なうように、指示操作を案内
するためである。このように、階層構造とすることによ
り、一度に示す情報量を少なくし、必要に応じてより細
かい設定内容の情報を見ることができ、使用者がマニュ
アルをいちいち参照することなく、容易に設定できるよ
うにガイドすることができる。
【0045】第1階層ファイル1122には、表示項目
に格納される項目名として、例えば、“コース選択”、
“標準”、“強力”、“ソフト”、“節約”、“つけお
き”および“ふとん”が用意されている。ここで、“コ
ース選択”は、この画面のタイトルである。その他の6
項目は、予め目的に合わせて条件設定された洗濯仕様
(コース)を示す。“標準”は、一般的に行なわれる洗
濯仕様において、全自動により条件設定されるコースを
示す。“強力”は、スポーツウエア、靴下等のような汚
れがひどい洗濯物を洗濯することに適した条件設定され
たコースを示す。“ソフト”は、「手洗い」等の表示が
付された繊維製品、例えば、ウール100%の衣料品、
ランジェリー等の洗濯に適した条件設定されたコースを
示す。“節約”は、使用水量をできるかぎり節約して洗
濯することに適した条件設定されたコースを示す。“つ
けおき”は、酵素を含む洗剤に洗濯物を浸して、汚れを
除去する洗濯に適した条件設定されたコースを示す。ま
た、“ふとん”は、ふとん、毛布等の選択に適した条件
設定されたコースを示す。
【0046】第1階層ファイル1122には、“標
準”、“強力”、“ソフト”、“節約”、“つけおき”
および“ふとん”のそれぞれに、それに対応する第2階
層画面ファイルの先頭アドレスがポインタとして格納さ
れる。なお、この第1階層画面ファイル1122は、1
画面分のデータを1のファイルに格納している。
【0047】第2階層画面ファイル1123は、上記第
1階層画面ファイル1122における6コースのそれぞ
れごとに1ファイル設けられ、計6ファイル設けられ
る。各ファイルは、表示内容が異なるが、フォーマット
は共通であり、1ファイルが1画面に対応する。図6に
は、6ファイルのうち、標準コースについて示す。この
ファイルは、設定条件表示項目として、設定変更にかか
わらず表示される定型表示項目と、設定変更があると、
変更された内容が優先して表示される表示項目である変
動表示項目とがある。また、表示領域定義には、表示領
域定義情報には、当該項目が表示されるべき画面を示す
画面コードおよび対応する領域コードとが格納される。
【0048】定型表示項目は、タイトル部分を除き、6
コースすべて共通である。すなわち、“行程選択”、
“洗い:”、“すすぎ:”、“脱水:”、“水量:”お
よび“予約:”が表示項目として用意されている。な
お、図6の例では、タイトルは“標準”となっている。
ここで、“行程選択”は、洗濯における洗い、すすぎ、
脱水の各段階を、洗濯物、洗濯目的等に合わせて、どの
ように組み合わせるかの条件設定を示す。“洗い:”お
よび“脱水:”は、それぞれの所要時間を決める条件設
定を示す。“すすぎ”は、すすぎの仕方および回数を決
める条件設定を示す。“水量”は洗濯に使用する水量を
決める条件設定を示す。また、“予約”は、すぐに洗濯
を開始しないときの予約設定を示す。
【0049】変動表示項目は、この例では、洗い、すす
ぎ、脱水および水量についてだけ、設定されている。こ
こでは、それぞれに“自動”と設定されている。従っ
て、これらの項目については、設定変更がされないかぎ
り、洗濯機が自動的に決めることになる。この場合、こ
の変動表示項目は、後述する図8(A)に示すように、
定型表示項目の欄の、例えば、“洗い:”のよう
に“:”を付した位置の後に“自動”と表示される。洗
濯機が自動設定したときは、その設定値が表示される。
例えば、図7に示すように、“:”の後側に、例えば、
“12分”等のように、:の前にある項目についての設
定値が表示される。また、設定変更が行なわれた場合に
は、同様に、その設定値が表示される。この場合、設定
値は、後述する第3階層画面ファイルに用意されている
値が用いられる。
【0050】なお、図6の例では、変動表示項目とし
て、“自動”が表示される例を示したが、もちろん、標
準以外のコースでは、実際の数値を含む表示が行なわれ
る場合がある。例えば、図8(B)に示すように、“つ
けおき”コースの場合であれば、“洗い:”について
“100分”、“脱水:”について“9分”のように、
予め設定される。
【0051】また、この第2階層画面ファイル1123
には、“行程選択”、“洗い”、“すすぎ”、“脱
水”、“水量”および“予約”のそれぞれに対応する第
3階層画面ファイルの先頭アドレスを示すポインタが格
納される。これにより、これらの領域が指示されたと
き、それに対応する第3階層画面ファイルを読みだすこ
とができる。
【0052】第3階層画面ファイル1124は、上記第
2階層画面ファイル1123における6個の設定条件表
示項目、すなわち、“行程選択”、“洗い”、“すす
ぎ”、“脱水”、“水量”および“予約”に対応して、
それぞれごとに1ファイル設けられ、計6ファイル設け
られる。そして、原則として、各コースごとに、それぞ
れ設けられる。ただし、いずれか複数のコースについて
設定内容が同じ場合には、それらのコースについては、
共通に設けられる。例えば、図9に示す“予約設定”
は、すべてのコースに共通に設けられる。
【0053】図6には、“洗い”に対応する“洗い時
間”のファイルの例が示されている。すなわち、ここ
で、“洗い時間”は、タイトルである。そして、条件設
定内容を示す表示項目として、“18分”、“12
分”、“9分”、“6分”および“3分”の6個の選択
肢が用意される。なお、他の設定条件表示項目について
も、後述する図7に示すように、それぞれ選択肢が用意
される。また、予約については、例えば、図9に示すよ
うな設定画面が用意される。
【0054】図7、図8および図9に、条件設定画面の
画面展開例を示す。図7には、第1階層画面である“コ
ース選択”画面2100と、第2階層画面である“標
準”設定画面2210と、第3階層画面である“行程選
択”画面2310、“洗い時間選択”画面2340、
“すすぎ選択”画面2350、“脱水時間選択”画面2
360、“水量選択”画面2320および“予約設定”
画面2330が示されている。
【0055】第1階層画面の“コース選択”画面210
0には、その画面の名称である“コース選択”2170
と共に、“標準”、“強力”、“ソフト”、“節約”、
“つけおき”および“ふとん”の表示項目が表示され
た、コース(洗濯仕様)選択のための領域2110,2
120,2130,2140,2150および2160
が表示される。
【0056】第2階層画面の1つである“標準”設定画
面2210には、その画面の名称である“コース選択:
標準”の表示項目が表示された、“コース選択“画面2
100に戻るための指示を受け付けるための領域221
7と、“行程選択”、“水量:”、“予約:”、“洗
い:”、“すすぎ:”および“脱水:”の表示項目が表
示された、条件設定のための領域2211,2212,
2213,2214,2215および2216が表示さ
れる。また、領域2212,2213,2214,22
15および2216には、“:”の後に、それぞれ対応
する条件設定内容が表示される。“標準”設定画面22
10は、設定変更が行なわれない状態、すなわち、初期
画面では、図8に示すように、“自動”および“すぐは
じめる”が表示されている。
【0057】設定変更が行なわれると、その変更後の設
定値が、本来の設定値に代えて表示される。図7におけ
る“標準”設定画面2210は、設定変更した後の状態
を示す。この条件設定内容には、第3階層画面で設定さ
れた条件が表示される。“自動”の場合であっても、本
実施例では、基本的には、第3階層画面ファイルで用意
される設定を当てはめる。ただし、水量のように、洗濯
機が実測して適量を求めている場合には、その数値によ
る。もっともこの場合であっても、それが、予め用意し
た設定値の範囲で選択できる場合には、第3階層画面フ
ァイルで用意した設定値を用いる。
【0058】また、例えば、領域2213では、“予
約:すぐはじめる**あと**分(なお、*は本明細書
における説明の便宜上の符号であって、空白を表す)”
と表示される。ここで、“すぐはじめる”の表示は、予
約が設定されておらず、スタートを指示すると、それに
応じて洗濯が実行されることを示している。なお、予約
がある場合には、“すぐはじめる”の代わりに、予約さ
れた選択開始時刻が表示される。また、“あと**分”
の表示は、予約内容とは関係せず、洗濯の所要時間の残
り時間を表示する。この残り時間は、プログラムによっ
て設定され、洗濯択の開始が指示されてから表示され、
時間の経過と共に、カウントダウンされる。また、領域
2214では、“洗い:12分”と表示され、洗い設定
時間が12分であることを示している。
【0059】第3階層画面の内、“標準”設定画面22
10にリンクする画面として、“行程選択”画面231
0、“洗い時間選択”画面2340、“すすぎ選択”画
面2350、“脱水時間選択”画面2360、“水量選
択”画面2320(以上、図7参照)および“予約設
定”画面2330(図9参照)には、それらの画面の名
称として、“行程選択”表示2317、“洗い時間選
択”表示2347、“すすぎ選択”表示2357、“脱
水時間選択”表示2367、“水量選択”表示232
7、および、“予約設定”表示2337が、それぞれ画
面上部に表示される。これらの表示は、いずれも、それ
らの表示項目が含まれる領域(枠)が表示されていな
い。すなわち、見かけ上、背景中に、直接表示項目の表
示内容が表示されているようになっている。これは、上
述したように、単に、表示することが目的で、指示を受
け付けない表示項目であることを意味している。
【0060】“行程選択”画面2310には、条件設定
内容表示項目として、“洗い→すすぎ→脱水”、“洗い
→すすぎ”、“洗いのみ”、“すすぎ→脱水”、“すす
ぎのみ”および“脱水のみ”の表示項目が表示された、
条件設定のための領域2311,2312,2313,
2314,2315および2316が表示される。
【0061】“水量選択”画面2320には、条件設定
内容表示項目として、“自動**l”、“高:65
l”、“中:55l”、“低:45l”、“少:35
l”および“極少:27l”の表示項目が表示された、
条件設定のための領域2321,2322,2323,
2324,2325および2326が表示される。な
お、領域2321の“自動**l”表示は、数値が与え
られていない。洗濯機が自身で布量を計測して、その結
果に基づいて水量を決定し、その決定結果を、画面の対
応する部分に表示する。
【0062】“洗い時間選択”画面2340には、条件
設定内容表示項目として、“18分”、“15分”、
“12分”、“9分”、“6分”および“3分”の表示
項目が表示された、条件設定のための領域2341,2
342,2343,2344,2345および2346
が表示される。
【0063】“すすぎ選択”画面2350には、条件設
定内容表示項目として、“注水1回ため1回”、“ため
3回”、“注水2回”、“注水1回ため2回”、“ため
2回”および“注水1回”の表示項目が表示された、条
件設定のための領域2351,2352,2353,2
354,2355および2356が表示される。なお、
ここで、“注水”とは、注水しながらのすすぎを意味
し、“ため”とは、水をためた状態でのすすぎを意味す
る。
【0064】“脱水時間選択”画面2360には、条件
設定内容表示項目として、“10分”、“8分”、“6
分”、“4分”、“2分”および“1分”の表示項目が
表示された、条件設定のための領域2361,236
2,2363,2364,2365および2366が表
示される。
【0065】“予約設定”画面2330には、図9に示
すように、テンキー2331と、現在時刻設定キー23
32と、予約設定キー2333と、取消キー2334
と、確定キー2335と、予約時分表示領域2336と
を有する。なお、この予約設定画面において、予約時分
表示領域2336に予約時刻が設定されていないとき、
第2階層画面ファイルの変動表示項目中に格納される
“すぐはじめる”が自動的に設定される。
【0066】第1階層画面の“コース選択“画面210
0と第2階層画面、例えば、“標準”設定画面2210
との間では、相互に遷移することができる。また、第2
階層画面と第3階層画面とは、それぞれ遷移することが
できる。ただし、第3階層画面は、プログラム上、いず
れかの条件設定内容表示項目の選択が行なわれると、自
動的にリンクしている第2階層画面に戻るように設定さ
れる。従って、第3階層画面において第2階層画面また
は第1階層画面を指定して、遷移することはできない。
もちろん、第3階層画面から、第2階層画面または第1
階層画面を指定して、遷移できるようにしてもよい。
【0067】本実施例の場合、図7において、斜線で示
す項目は、それに付いて指示がなされたことを示す。以
後、その項目については、それまでの設定値に代えて、
この新しく指示された設定値が、設定条件として設定さ
れる。このように表示態様を変更して表示することによ
り、指示した項目が他の項目と明確に識別できる利点が
ある。なお、“標準”以外の“強力”、“ソフト”、
“節約”、“つけおき”および“ふとん”のそれぞれに
関しては、それぞれの必要に応じて、変動表示項目とし
て、予め所定の設定値が与えられている。なお、これら
の設定は、プログラム中において行なうこともできる。
なお、図7において、斜線表示した項目は、ここでは、
表記の制約上斜線表示したが、もちろん、色違い表示と
してもよい。
【0068】上述した第1階層から第3階層までの選択
肢の構造は、第1階層画面を最上位に、第2階層画面、
第3階層画面の順に連係するトリー構造となっている。
また、第1階層画面が初期画面として表示され、第2階
層画面が、選択されたコースを表す画面として、条件設
定後の、洗濯実行時にも表示される。第3階層画面は、
選択時のみ表示される。
【0069】共通画面ファイル1125は、設定支援の
ための画面のみでなく、洗濯動作中の表示画面をも記憶
する。この場合、設定操作領域211には、その洗濯の
ために設定された第2階層のいずれかの画面が表示され
る。また、この動作中表示画面では、ヘルプキーは、表
示されておらず、これに代えて、“給水”、“排水”、
“もうちょっと”の各指示領域214,215,216
が表示される。“給水”キー214は、これを指示する
と、その分、水量が減少させる指令となる。一方、“排
水”キー215は、これを指示すると、その分、水量が
増加させる指令となる。また、“もうちょっと”キー2
16は、洗い、脱水等時間を、若干延ばしたいとき、こ
れを指示すると、予め定めた一定量の時間が付加され
る。
【0070】メッセージ画面ファイル1126は、例え
ば、図10、図11、図12および図13に示すよう
な、各種メッセージをイメージを伴って表示する画像デ
ータを格納する。これらのメッセージ画面は、画面全体
を用いて表示される。なお、設定操作領域を用いてもよ
い。
【0071】図10は、洗濯機におけるセンシング経過
の説明用画面例を示す。この例では、適正洗剤量を調べ
る例である。従って、その旨のメッセージと、選択/脱
水槽が回転しているイメージの図とを表示している。こ
こで、イメージ図は、動画とし、リアリティを向上し
て、使用者の、待つことについての不満をやわらげるこ
とができる。この種のメッセージとしては、水量の検出
が挙げられる。
【0072】図11は、上記センシングの結果を、示す
ためのメッセージと、その結果を暗示するイメージ図で
ある。この例では、洗剤量を図で示し、水量を数値で示
している例である。
【0073】図12は、予め用意されているエラーメッ
セージの一つを示す。この例は、洗濯機におけるセンシ
ング時に、併せて検出された洗濯物の偏在を指摘するメ
ッセージおよびそれを直感的に示す図とで構成される。
【0074】図13は、ガイダンスが必要な場合に呼び
出されるヘルプ画面の展開例を示す説明図である。図1
3に示す例は、“標準”設定画面2210において、ヘ
ルプキー213を指示すると、画面aのヘルプメニュー
が表示される。ここで、例えば、“もっと上手な洗い
方”を指示したとすると、画面bが表示される。画面b
は、洗いたいものを図を名称で示し、それ自体を指示領
域とした画面である。ここで、いずれかの洗濯物、例え
ば、セーターを指示したとすると、画面cのセーターの
洗い方の説明画面が表示される。この画面では、説明文
と図とが表示されている。また、この説明画面は、複数
画面で構成されているので、“次項”キーを指示して、
干し方についての説明画面dを見ることができる。な
お、画面a−dのすべてに、“戻る”キーが設けられて
いる。これにより、ヘルプを読出した画面、この場合
は、“標準”設定画面2210に戻る。また、画面cに
は、画面bに移るための“前項”キーと、画面dに移る
ための“次項”キーとが設けられている。また、画面d
には、画面cに移るための“前項”キーが設けられてい
る。
【0075】条件設定バッファ1127は、第1階層画
面ファイル、第2階層画面ファイルおよび第3階層画面
ファイルから読出された、表示すべき項目と、それに対
応して、共通画面ファイルから読出された領域表示デー
タおよび背景データとを、一時的の保存する。CPU
は、これに基づいて、表示を行なう。この設定に変更が
あった場合には、その変更後の設定値をここに書き込ん
で、該当項目の内容を修正する。また、洗濯機自身がセ
ンシングして求めた設定値についても、ここに書き込ん
で、該当項目をその設定値とする。
【0076】次に、図7における画面展開の一例を説明
する。例えば、まず、第1階層画面2100で、洗濯仕
様(コース)の“標準”2110を指示すると、第2階
層画面の“標準”設定画面2210が設定操作領域21
1に表示される。そして、“標準”設定画面2210に
おいて設定条件表示項目の“行程選択”2211が指示
されると、第3階層画面の“行程選択”画面2310が
設定操作領域211に表示される。“行程選択”画面2
310では、“洗い→すすぎ→脱水”の条件設定内容項
目2311が設定され、それが洗濯行程の条件となる。
なお、“標準”2110は、デフォルトとして設定され
ているので、これを指示しなくても、スタートキー21
2を指示すれば、標準設定の洗濯が行なえる。しかし、
“標準”2110を指示することにより、図8に示す
“標準”設定画面2210が表示され、条件の全部また
は一部を変更することが可能となる。
【0077】第2階層画面は、第3階層画面での条件指
定が行なわれた後は、指定ないし選択された条件の設定
内容が表示に反映される。例えば、図7において、設定
条件表示項目の“洗い”2214では、第3階層画面の
“洗い時間選択”画面において、条件設定内容表示項目
として、“12分”が指定された結果を示している。
【0078】図7では、例えば、“標準”設定画面22
10のように、長方形状の表示領域が4行設けられてい
る。その内、下側の3行は、“行程選択”、“水量”、
“予約”、“洗い”、“すすぎ”および“脱水”の各表
示項目が表示されている領域2211,2212,22
13,2214,2215および2216が2列に分け
られて、表示されている。一方、第1階層画面である
“コース洗濯”画面2100では、同様に、最上行に、
タイトルを示す“コース選択”表示領域2170が置か
れ、その下に、2110−2140の領域が3行2列に
配置されている。ここでは、“コース選択”表示領域2
170が指示操作のための領域を示す長方形が表示され
ていない。しかし、図7に示すように、この部分は、長
方形の領域を配置するに要する面積と等価な面積が割り
当てられている。説明は省略するが、第3階層画面に属
する2310,2320,2330,2340,235
0および2360も、図7および図8に示すように、同
様の画面デザインとなっている。
【0079】表示項目を表すための配置領域を図7に示
すように決めた理由は、第1に、限られた表示面積の中
で、情報を見やすく表現する必要があることにある。ま
た、第2に、電気洗濯機の指示操作をタッチ方式とする
ため、操作性を考慮したことにある。そこで、これらの
理由について、さらに検討する。
【0080】電気洗濯機において用いられる表示/操作
装置の大きさの決定の条件として最も大きな要素は、そ
の面積である。この点を考慮すると、電気洗濯機におい
て、この種の表示/操作装置を設置できる箇所は、例え
ば、図2に示す上面板のコーナ部、図3(A)に示す
蓋、また、同図(B)に示すように、別体として、壁等
に取り付けることが考えられる。これらのうち、図2に
示す、上面板のコーナ部に設ける場合が、大きさに最も
制約される可能性が高い。そして、この場所に適用でき
れば、他の箇所への適用は当然に可能であると考えられ
る。そこで、図2に示す箇所に適用できる大きさについ
て検討する。
【0081】図2に示す上面板のコーナ部は、洗濯機自
体の大きさによって異なる。そこで、一般的な大きさの
洗濯機を基準として考える。すなわち、洗濯物の容量
(重量換算)で、7〜8kgのものを想定する。この種
の洗濯機の場合、上面板は、機種によって異なるが、通
常、横幅、奥行きとも、560mm程度以上の大きさで
ある。そして、手前側の左右の各コーナ部には、少なく
とも一辺が約100mmの正方形が配置できる大きさの
平面空間が存在する。すなわち、1辺が100mmの正
方形の範囲内で表示/操作装置が設置できる。
【0082】一方、表示操作装置の大きさを支配する要
素は、表示器を構成する液晶ディスプレイの大きさであ
る。ところで、この種の液晶ディスプレイは、取り付け
等のため、その表示部分の外周に、さらに、10ないし
20mm幅の補助部材が設けられる。従って、10mm
幅の補助部材の存在を前提とすると、80mm×80m
mの表示部を持つ液晶ディスプレイが使用できる。ま
た、少なくとも1辺が120mmの正方形状の空間であ
れば、20mm幅の補助部材を用いる場合でも、同様
に、80mm×80mmの表示部を持つ液晶ディスプレ
イが使用できる。
【0083】ところで、液晶ディスプレイを用いる場
合、コストを考慮すると、量産されている汎用の液晶デ
ィスプレイを用いることが好ましい。すなわち、上述し
た80mm×80mmの範囲内に収まる表示部を持つ液
晶ディスプレイであって汎用のものを用いることにな
る。その一例としては、4インチ、すなわち、縦約60
mm×横約80mmの大きさの液晶ディスプレイが挙げ
られる。
【0084】次に、表示器において表示を行なう場合、
広い範囲の年齢層、特に、高年齢層の使用を考慮する
と、表示に用いる文字のサイズは6mm×6mm程度と
することが好ましい。また、タッチパネルにより指示を
受け付ける場合、広い範囲の年齢層の使用を考慮する
と、押しやすいと感じる大きさは、14mm×14mm
程度以上の大きさである。さらに、隣接する領域を押し
間違えないようにするためには、少なくとも1mm程度
の間隙を取ることが好ましい。そして、通常の文字表記
は、横書きで行なわれることを考慮すると、上記縦約6
0mm×横約80mmの大きさの液晶ディスプレイの場
合、表示領域は、4行に構成することが好ましい。
【0085】次に、操作性の観点から検討する。まず、
何かを選択する場合、二者択一が最も迷わない。しか
し、この方法は、目的の選択に到達するまでに多数の階
層が必要となり、現実的ではない。一方、操作回数が最
も少なくなるのは、一度にすべての選択肢を表示して、
選択可能とすることである。しかし、この場合には、採
り得るすべての場合を選択肢として表示しなければなら
ず、大きな表示面積が必要となると共に、使用者が選択
に迷うことが考えられ、好ましくない。そこで、本発明
等は、洗濯において設定すべき事項について、技術的な
観点から整理してみた。
【0086】まず、一般家庭で行なわれる洗濯に際し
て、条件設定すべき事項は、“洗い”、“すすぎ”、
“脱水”のそれぞれをどのように組み立てるかの“行程
選択”、“洗い時間”、“脱水時間”の各時間設定、
“ためすすぎ”および“注水すすぎ”のすすぎの行程の
設定、および、“水量”の設定がある。しかし、これら
を洗濯の度に設定することは、煩雑であり、しかも、こ
れらの設定を最適に行ない得るのは、ある程度、操作に
なれた使用者に限られる。また、忙しい使用者の場合に
は、そのような面倒な設定を行なうことを望まない。そ
こで、これらを洗濯の目的に合わせた洗濯仕様を実現で
きるように、それぞれについて予め設定しておくことが
好ましい。そのような洗濯仕様としては、既に述べた、
図7の第1階層の画面2100に示すように、“標
準”、“強力”、“ソフト”、“節約”、“つけおき”
および“ふとん”が用意されていれば、大部分の使用者
の要求に、対応できる。
【0087】以上の検討から、使用者には、まず、洗濯
仕様(洗濯コース)として、“標準”、“強力”、“ソ
フト”、“節約”、“つけおき”および“ふとん”の6
項目を選択肢として用意することとした。従って、これ
らの洗濯仕様項目のいずれかを選んで、洗濯を開始させ
ることにより、大部分の使用者の要求を、わずか1回の
指示操作で満たすことができるようにしている。そし
て、これらの指示について、その設定内容を、第2階層
画面で表示するようにしている。従って、使用者は、単
に、コースを選ぶのみならず、選んだコースについての
設定内容を知ることができる。
【0088】また、第2階層画面では、上述したよう
に、“行程選択”、“洗い時間”、“脱水時間”“すす
ぎ”および“水量”の各設定と、必要に応じて予約の設
定がある。従って、ここでも、6項目の選択肢の表示領
域が必要となる。
【0089】これらを考慮して、本発明者等は、3行2
列に長方形を配列して、表示領域を設定することとし
た。これにより、上述した文字の見やすさ、選択の容易
さが確保できる。そして、さらに、表示領域の配置デザ
インが共通化できるので、表示のためのデータの記憶量
を減少することができる。
【0090】次に、本発明の実施例による設定支援およ
び選択の制御動作ついて、これまでの各図と、図15−
図18に示すフローチャートを参照して説明する。
【0091】図15は、本発明の電気洗濯機の動作を制
御する手順の概要を示すフローチャートである。なお、
この例では、前提として、電源スイッチ120をオンの
前後に、洗濯物が洗濯/脱水槽103に投入されるもの
とする。
【0092】図15において、本発明の電気洗濯機は、
電源スイッチ120がオンされると、制御装置110が
立ち上がって、CPU111は、まず、選択の実行条件
の設定に関する設定支援処理(詳細は後述する)を行な
う(ステップ1001)。設定支援処理中にスタートキ
ー212が指示されると、それにより、設定支援処理が
終って、センシング動作に移る(ステップ1002)。
このセンシングは、洗濯/脱水槽をモータ107で駆動
して、その時のトルクを検知し、それにより、布量を求
め、その結果を用いて、適切な水量および洗剤量の推奨
値を求める。また、併せて、洗濯物の偏在を調べる。セ
ンシングの過程においては、メッセージ画面ファイル1
126から図10に示す画像データを読出して、表示器
210に表示する。そして、検出が終って結果がでる
と、CPU111は、モータ107を一時停止させる
(ステップ1003)。
【0093】ついで、上記推奨値を、条件設定バッファ
1127に記憶させる。図11に示す画像データを読出
して、かつ、記憶させてある推奨値を読出して、表示器
に表示する(ステップ1004)。そして、ここで、使
用者が、表示された洗剤量に相当する洗剤を洗濯/脱水
槽103に投入するのを待つ。すなわち、CPU111
は、スタートキーのスタートオン指示を監視している。
【0094】なお、使用者は、このスタートキーをオン
するまでに、必要な洗剤の投入を行なう。本実施例で
は、洗剤投入は、マニュアルとなっている。しかし、こ
れを自動投入するようにしてもよい。その場合には、設
定値、または、推奨値に基づいて、投入量が決定され
る。
【0095】なお、センシングの結果、洗濯物の偏在が
検出されると、図示していないエラー処理に移行する。
すなわち、CPU111は、モータ107を一時停止さ
せる。そして、メッセージ画面ファイル1126から図
12に示すような画像データを読みだして、表示器21
0に表示する。その後、スタートキーがオンされるのを
監視する。なお、この場合は、エラー表示であるため、
スタートキーがオンされた場合、ステップ1002に戻
って、再度、センシングを行なう。そして、洗濯物の偏
在が修正されていなければ、再び、エラーとなって、同
様の処理を繰り返す。
【0096】スタートキーがオンになると、条件設定バ
ッファから現在設定されている条件を読みだすと共に、
動作中を示す第2階層画面の画像データを共通画面ファ
イル1125から読みだす。そして、領域コードに基づ
いて、例えば、図14に示すような表示を行なう。
【0097】また、CPU111は、予約設定がなされ
ているかどうかを、条件設定バッファに格納されている
条件設定内容を調べて判定する(ステップ1007)。
そして、予約があれば、現在時刻が、予約された開始時
刻に一致するかどうか判定して、一致すれば、次に進
む。現在時刻が開始時刻に一致していない場合には、こ
の処理を、開始時刻まで繰り返す(ステップ100
8)。
【0098】予約がない場合、および、開始時刻に達し
た場合、それまでに設定されている事項を確定させる
(ステップ1009)。すなわち、例えば、自動設定さ
れている項目については、センシング結果に基づいた設
定が行なわれ、また、設定が文字コードで行なわれてい
るので、このコードを制御用のコードに変換する。な
お、第3階層画面ファイルを用いて、条件設定がなされ
ている場合には、センシング値と異なっていても、設定
値を優先して、設定を確定させる。設定値を変更したい
場合には、後述する方法で可能である。
【0099】次に、確定した設定条件に従って、洗濯の
実行を行なう(ステップ1010)。そして、この間、
洗濯動作中の表示が行なわれる(ステップ1011)。
すなわち、洗濯の行程に従って、現在実行されている行
程を表示する領域、2214,2215,2216のい
ずれかの表示態様を変更して、現在それが実行されてい
ることを使用者に示す。表示態様の変更とは、例えば、
該当表示領域を点滅させるか、または、色を変えること
が挙げられる。また、領域2214,2216について
は、それが実行されているときには、設定時間をカウン
トダウンして表示する。また、領域2215では、すす
ぎが複数回ある場合には、例えば、“注水1”、“ため
1”の順にすすぎが行なわれるのであれば、終了したす
すぎの表示を消去することができる。さらに、領域22
13では、洗濯の残り時間の表示を行なっている。さら
に、現在実行されている行程を表す表示領域について
は、表示濃度を順次低下させるようにしてもよい。
【0100】また、洗濯動作中に、設定内容を変更する
こともできる。図14に示す画面の例では、水量、洗い
時間、脱水時間について、変更指示が画面上で可能であ
る。水量については、給水および排水の各キー214,
215を指示することにより、1回の指示につき予め定
めた一定量の増減が行なえる。例えば、1回の指示につ
いて、2リットル等のように増減量を予め定めておく。
洗い時間については、“もうちょっと”キー216を指
示することで、予め定めた時間、その動作を延長でき
る。例えば、1回指示するごとに、2分のように、定め
ることができる。すなわち、使用者としては、もうちょ
っと洗いたい、もうちょっと脱水したいといった、日常
的な感覚で指示できる。このような指示の仕方であれ
ば、程度の指定を伴わずに指示ができ、機械の操作が苦
手な人にもなじみやすいという利点がある。CPU11
1は、これらのキーからの指示が入力すると、その指示
が現在有効であれば、受け付けて、水量の増減を行なう
場合には、給水弁102または排水ポンプ108を操作
する。また、CPU111は、洗い、脱水については、
指示された処理に残り時間がある場合には、その残り時
間に、指示された延長時間を加算する。
【0101】また、設定自体をやりなおす場合には、ま
ず、スタートキーを押すことにより、洗濯動作を一時停
止させて行なう。すなわち、CPU111は、スタート
キー212が押されると、割込み処理に移行し、洗濯動
作を一時停止して、指示操作の受け付けを行なう。そし
て、スタートキー212がオンされると、この場合に
は、新たに設定された条件で、以後の洗濯動作が実行さ
れる。
【0102】このようにして、予め設定された行程およ
び動作時間を経て、すべての洗濯動作が終了したかどう
判定し、終了したと判断したとき、CPU111は、図
示しない発音体を鳴動させて、終了を知らせる(ステッ
プ1012)。また、図示していないが、表示器210
に、終了メッセージを表示する。そして、その後、電源
オフを指示する(ステップ1014)。これにより、表
示器210の表示が消える。
【0103】なお、今回の洗濯動作において設定された
内容は、保存されず、次回は、また、新たに設定する必
要がある。しかし、これについて、いつも同じような洗
濯を行なう場合には、好ましい選択であったときの設定
条件を記憶させ、以後、それを優先的に設定するように
構成することもできる。この場合には、条件設定ファイ
ルを別途設けて、それに、特別の洗濯モードとして、記
憶させることにより実現できる。そして、表示器に、特
別の洗濯モードを洗濯するための表示領域を定義してお
く。
【0104】次に、設定支援処理について、図16−1
8を参照して説明する。
【0105】この処理は、電気洗濯機が電源オンして、
制御装置110が立ち上がると、実行される。ここで
は、CPU111は、主として、表示制御手段と、操作
処理手段として動作する。
【0106】まず、CPU111によって、メニュー画
面として、第1階層画面2100が、スタートキー21
2およびヘルプキー213と共に、表示器210の表示
画面に表示される(ステップ2001)。CPU111
は、第1階層画面ファイル1122から、表示項目と、
対応する画面コードおよび領域コードを読み出して、条
件設定バッファ1127に格納すると共に、この情報に
基づいて、共通画面ファイル1125に格納される、画
面コードで指定される画面データを読みだして、条件設
定バッファ1127に格納する。そして、CPU111
は、これらの情報に基づいて、第1階層画面を含む画面
を生成して、表示する。この状態で、入力操作を待つ
(ステップ2002)。
【0107】操作器220を介して入力操作があると、
CPU111は、操作器220からのタッチ位置を示す
位置信号を取り込んで、いずれの領域が指示されている
かの判定、および、指示された領域に対応する項目が何
であるかを判定する処理である指示領域の判定を行なう
(ステップ2003)。この処理には、条件設定バッフ
ァ1127と共通画面ファイル1125とに格納された
データが参照される。
【0108】すなわち、現在表示されている画面に関す
る領域定義情報を参照して、指示された領域を特定し、
もし、選定操作領域211への指示であれば、さらに、
条件設定バッファ1127に格納されている第1階層画
面ファイルに格納される画面コードおよび領域コードを
参照して、指示された領域における表示項目を判定す
る。ここで、指示が、スタートキー212に対する指示
であれば、図8に示す“標準”設定の全自動の洗濯を選
んだと判断して、設定支援処理を終了し、図15のステ
ップ1002のセンシング処理に移行する(ステップ2
004)。
【0109】また、いずれかのコースが選択されている
場合には、第1階層画面ファイル1122に格納されて
いるポインタを用いて、第2階層画面ファイル1123
からそのコースに該当するファイルの内容を読みだし
て、条件設定バッファ1127に格納する。その後、C
PU111は、上記第1階層画面の場合と同様に、共通
画面ファイル1125に格納される画面データと、画面
コードおよび領域コードを対応させて、表示項目を所定
の領域上に重ねて、目的の第2階層画面を生成して、表
示器210の設定操作領域211に表示する(ステップ
2006)。なお、第2階層画面を表示する際、第2階
層画面ファイルの変動表示項目に設定されている内容が
ある場合には、それをまず表示する。
【0110】一方、コース選択指示でない場合には、ヘ
ルプキー213の指示かどうか確認して、ヘルプキー2
13への指示であれば、上述した図13に示すような、
ヘルプ処理を実行する(ステップ2007,200
8)。なお、図13は、第2階層画面で指示されている
例であるが、第1階層画面でも指示可能である。ヘルプ
処理後は、ステップ2002に戻って、使用者からの指
示を待つ。なお、ヘルプ処理画面において指示された事
項を条件設定として、それに合うコースを自動的に表示
するようにしてもよい。これは、第2階層画面で、適合
しないコースを選んでいる場合のコース変更についても
同様に行なえる。
【0111】次に、図17において、CPU111は、
第2階層画面が表示されている状態において、入力操作
を待つ(ステップ2009)。操作器220を介して入
力操作があると、上記ステップ2003と同様に、指示
された領域の特定と、その領域が表示されている第2階
層画面のいずれの表示項目について指示されているかに
ついての判定を行なう(ステップ2010)。ここで、
スタートキー212に対する指示である場合には、選択
されているコースに関するスタート指示と判定して、設
定支援処理を終了して、図15のステップ1002に移
る(ステップ2011)。
【0112】次に、入力操作が、第1階層に戻る指示で
あれば、図16のステップ2001に戻って、上記した
処理を行なって第1階層画面の表示を行なう(ステップ
2012)。一方、上記した、いずれの指示でもないと
き、いずれかの設定条件表示項目の選択指示かどうか判
定し(ステップ2013)、そうでなければ、ステップ
2009に戻る。そして、いずれかの項目の選択であれ
ば、その項目に関する第3階層画面の表示を行なう(ス
テップ2014)。すなわち、いずれかの設定条件表示
項目が選択されている場合には、第2階層画面ファイル
1123に格納されているポインタを用いて、第3階層
画面ファイル1124からその項目に該当するファイル
の内容を読みだして、条件設定バッファ1127に格納
する。その後、CPU111は、上記第1階層画面の場
合と同様に、共通画面ファイル1125に格納される画
面データと、画面コードおよび領域コードを対応させ
て、表示項目を所定の領域上に重ねて、目的の第2階層
画面を生成して、表示器210の設定操作領域211に
表示する(ステップ2006)。
【0113】次に、図18において、CPU111は、
第3階層画面が表示されている状態において、入力操作
を待つ(ステップ2009)。操作器220を介して入
力操作があると、上記ステップ2003と同様に、指示
された領域の特定と、その領域が表示されている第3階
層画面のいずれの表示項目について指示されているかに
ついての判定を行なう(ステップ2016)。ここで、
スタートキー212に対する指示である場合には、選択
されているコースに関するスタート指示と判定して、設
定支援処理を終了して、図15のステップ1002に移
る(ステップ2017)。
【0114】次に、入力操作が、いずれかの条件設定内
容表示項目の選択指示かどうか判定し(ステップ201
8)、そうでなければ、ステップ2015に戻る。そし
て、いずれかの項目の選択であれば、その項目に関する
内容を条件設定バッファ1127に格納し、かつ、その
内容を反映させて第2階層画面の表示を行なう(ステッ
プ2019)。すなわち、いずれかの条件設定内容表示
項目が選択されている場合には、CPU111は、条件
設定バッファ1127に格納されている、ポインタで対
応する第2階層画面ファイル1123の変動表示項目に
ついて、第3階層画面において選択された内容を設定す
る。その後、CPU111は、条件設定バッファ112
7の書き直された表示項目の内容を取り込んで、第2階
層画面を生成して、表示器210の設定操作領域211
に表示する(ステップ2019)。
【0115】この後、ステップ2009に戻り、入力操
作を待つ。ここで、入力操作があったとき、上述したと
同様の処理を行なって、設定支援処理を終了して、洗濯
動作に移るか、または、第3階層画面の条件設定内容表
示項目の選択処理を、使用者が必要なだけ繰り返した
後、設定支援処理を終了して、洗濯動作に移る。これ以
後は、既に述べたとおりである。
【0116】本実施例は、必要な事項を段階を追って表
示するので、一度に表示する項目の数を少なくできる。
その結果、例えば、表示する項目を6ないし7個とし
て、見やすく、かつ、操作しやすくすることを実現して
いる。また、必要な事項を段階を追って示すことによ
り、対話型形式で操作の手順を案内でき、使用者の操作
を容易にしている。さらに、定型的な条件設定を上位階
層に選択肢として含ませているので、定型的な条件設定
の場合には、すべての階層を経るまでもなく、上位階層
の段階で設定が可能である。従って、定型的な設定で
は、操作がより簡単になる。
【0117】次に、本発明の第2実施例について、図面
を参照して説明する。本実施例は、表示/操作装置にお
ける表示および操作の仕方を除いては、上述した第1実
施例と同様に構成され、同様に動作する。従って、以下
では、相違点を中心として説明する。なお、本実施例
は、基本的には、洗濯機をある程度使いこなせる使用者
を想定して設計されている。そのため、上述した第1実
施例とは異なり、設定表示画面を1階層として、対話型
における手続のわずらわしさを省いている。また、本実
施例は、使用者の洗濯の目的に合わせて、柔軟に、か
つ、木目細かく対応できるように配慮したものである。
【0118】図16に、画面配置の基本的なデザインの
アウトラインを示す。すなわち、図16に示すように、
画面の中央に、設定操作領域211を配置し、その左側
に、洗濯モードを記憶させるためのメモリ設定領域21
8を配置し、設定操作領域211の右側上部に、洗濯
を、その程度も含めてどのように行なうかについての指
定を行なう洗濯内容指定領域217を配置し、その下部
に、スタートキー領域212を配置している。また、設
定操作領域211は、洗濯物別に、洗濯のコースを設定
するコース設定領域5100と、洗濯の行程、すなわ
ち、洗い、すすぎ、脱水の各行程ごとに、それぞれの条
件を設定し、表示するための行程別設定領域5200
と、水量の設定を行なう水量設定領域5300と、時間
表示を行なう時間表示領域5400とに区画される。
【0119】図20に、より具体的な画面構成の一例を
示す。同図に示す例では、コース設定領域5100に
は、通常の洗濯物の洗濯を行なう“標準”5110と、
ウール等の手洗いのような洗い方を必要とする“手洗
い”5120と、ふとん洗いを設定する“ふとん”51
30とが設けられている。行程別設定領域5200に
は、洗い、すすぎ、脱水のそれぞれに対応する領域52
10,5220,5230が設けられている。これらの
領域は、それぞれ同一の構成を持っている。すなわち、
領域左側に、それぞれの行程の名称を表示する名称表示
部5211,5221,5231が設けられている。ま
た、領域の中央には、設定内容の表示部5212,52
22,5232が設けられている。さらに、領域の右側
には、設定内容を予め定めた1単位ずつ変更させるため
の指示を行なう変更指示部5213,5214が設けら
れている。また、同様に、水量設定領域5300におい
ても、名称表示部5310、設定内容表示部5320お
よび変更指示部5330,5340が設けられている。
時間表示領域には、残り時間を表示するための領域と、
“あと”の文字が表示される。
【0120】また、洗濯内容指定領域217は、“しっ
かり”5710、“さらっと”5720、“おいそぎ”
5730および“つけおき”5740の各指定領域が設
けられている。ここで、“しっかり”5710は、汚れ
のひどい衣料を、しっかり洗いたい場合の洗濯仕様とな
っているコースである。“さらっと”5720は、汚れ
の軽い衣料を、水を節約しながらさらっと洗いたい場合
に適した洗濯仕様となっているコースである。“おいそ
ぎ”5730は、時間を短縮して洗いたいときのコース
である。そして、“つけおき”5740は、つけおきし
てから洗いたい場合の洗濯仕様に適したコースである。
【0121】これらの各領域で指定される内容は、
“洗い”、“すすぎ”、“脱水”のそれぞれの組合せ、
“洗い”および“脱水”の時間、すすぎ時の水の扱
い方、すなわち、“注水”および“ため”の一方、また
は、両者を回数を含めてどのように組み込むか、水量
をどの程度にするかなどについて、それぞれの指定ごと
に予め設定しておく。また、この設定は、上述したコー
ス設定領域5100における、“標準”、“手洗い”お
よび“ふとん”の各指定ごとに対応している。すなわ
ち、コース設定領域5100において、洗濯物に基づい
て指定を行ない(「何を」)、洗濯内容指定領域217
において、「どのように」洗うかを指定することができ
る。
【0122】このように、本実施例では、洗濯を洗濯物
ごとにどのように行なうかの指定を、木目細かく行なえ
る。例えば、最も一般的な場合として、“標準”のみ指
示する場合には、図20に示すように、“洗い”、“す
すぎ”、“脱水”および“水量”、さらに、所要時間が
すべて“自動”に設定される。これに、洗濯内容指定領
域217は、“しっかり”5710、“さらっと”57
20、“おいそぎ”5730および“つけおき”574
0のいずれかが指定されると、それまで“自動”であっ
た項目の一部または全部が、予め定められた、特定の値
または特定行程の組合せに設定され、それが表示され
る。従って、洗濯のコース、洗濯の内容を指定すること
により、洗濯物と洗濯の目的に合った洗濯の仕方を、少
ない操作、「何を」に相当するキーと「どのように」に
相当するキーとを指定するための2回の指示操作で指定
することができる。なお、特に指定がないかぎり、“標
準”を予め設定しておくことにより、設定操作をまった
く必要としないようにすることもできる。
【0123】また、好みにより、変更指示部5213,
5214等を指定することにより、特定の指定を行なう
こともできる。例えば、変更指示部5213,5214
等を指示することにより、洗い時間を変更することがで
きる。ただし、変更指示部を使って、“洗い”、“すす
ぎ”、“脱水”および“水量”の一部または全部につい
て、好みの設定を行なう場合には、その設定のための操
作を何度も行なうことが必要となる。
【0124】メモリ設定領域218は、メモリ112
(図1参照)に記憶させるときの命令を発するための
“記憶”5810と、3つの記憶領域を割当て、それぞ
れについて読みだすためのキーとなる“手造り1”58
20、“手造り2”5830および“手造り3”584
0が設けられる。使用者は、まず、“手造り1”582
0、“手造り2”5830および“手造り3”5840
のいずれかを指示して、格納する領域を決定し、次に、
上述したように、「何を」に相当するキーと「どのよう
に」に相当するキーとを指定し、必要があれば、さら
に、変更指示部を使って、好みの設定を行なった後、
“記憶”5810を指示することで、設定内容を、メモ
リ112に登録することができる。読みだす場合には、
“手造り1”5820、“手造り2”5830および
“手造り3”5840のうちの、指定したキーを指示す
ればよい。なお、本実施例では、3仕様分の登録が可能
である。
【0125】図21、図22および図23は、上記洗濯
仕様の登録の際の画面例を示す。図21は“手造り
1”、図22は“手造り2”および図23は“手造り
3”にそれぞれ登録される例を示す。
【0126】このような構成とすることにより、上記メ
モリ設定領域218を指定して、使用者が、自ら設定す
る洗濯の仕様をメモリ112に登録し、ワンタッチでそ
れを読みだして使用することを可能としたものである。
すなわち、1回の指示操作で、好みの洗濯仕様が設定で
きる。
【0127】本実施例では、メモリ112に、図24に
示すようなファイルを設けている。図24に示すよう
に、メモリ112には、プログラム1121と、各種デ
ータが格納されている。プログラムとしては、洗濯/脱
水を制御するためのプログラム、設定支援、また、洗濯
動作中の指示を受け付け、状態表示等のため、表示/操
作を制御するためのプログラム等が格納されている。ま
た、各種データとして、画面定義ファイル1128、変
動表示項目定義ファイル1129、メッセージ画面ファ
イル1126、および、条件設定バッファ1127を有
する。
【0128】画面定義ファイル1128は、図19に示
す、設定操作領域211、スタートキー領域212、洗
濯内容指定領域217およびメモリ設定領域218等の
各種領域の定義情報、および、背景を表示するための画
像データ等の背景情報を含む画面データを格納する。ま
た、各領域に表示すべき表示項目のうち、定型的に表示
される定型表示項目データを、上記画面データとリンク
させて格納する。領域の定義情報とは、例えば、図24
に示すような、各種表示項目と、それらが表示され、ま
た、指示を受け付けるために表示される領域の形状、大
きさ、表示色(枠表示色、塗り潰し表示色)等である。
領域の形状は、本実施例では、実質的に長方形が採用さ
れる。定型表示項目データは、図24に示される“標
準”、“洗い”等を表示するための文字コードと、それ
が配置されるべき領域を示す領域コードとを含む。ま
た、この画面定義ファイル1128には、領域の配置座
標、画面を特定する画面コード、領域を特定する領域コ
ード等が格納される。これらのコードを介して、指示さ
れた領域に定義される表示項目とリンクさせることがで
きる。なお、領域定義、表示項目は、表示形態および表
示内容が異なるほかは、上記した実施例と同様である。
【0129】変動表示項目定義ファイル1129は、上
記“洗い”、“すすぎ”、“脱水”および“水量”の各
領域における設定内容表示部に表示されるべき事項を定
義する。すなわち、図24で、“自動”と表示されてい
る部分に表示されるべき事項が定義されるファイルであ
る。この変動表示項目定義ファイル1129は、“標
準”、“手洗い”、“ふとん”のそれぞれのコースごと
に、洗濯内容指定領域217の4つの指定キーおよび指
定がなされていない場合の計5通りについて、洗い時
間、すすぎ行程パターン、脱水時間および水量のそれぞ
れを指定する指定情報が格納されている。これについ
て、いくつかを例示する。
【0130】図20は、“標準”が指定されて洗濯内容
指定領域217の指定を伴わない場合であって、“洗
い”、“すすぎ”、“脱水”および“水量”について、
“自動”と表示されるよう設定される。この場合には、
洗濯機が、上述した第1実施例の場合と同様にセンシン
グを行なって、その結果により自動設定する。そのた
め、センシング結果に対応して、水量の推奨値および洗
剤量の推奨値と、“洗い”の時間および“脱水”の時間
の設定値と、“すすぎ”の行程パターンとを、それぞれ
予め設定しておく。例えば、テーブルとしておく。変動
表示項目定義ファイル1129には、この種の自動設定
テーブルが用意される。なお、センシング結果によら
ず、これらの設定の一部または全部について、一定値と
してもよい。その場合には、それらの設定値を“自動”
設定時の設定値として記憶しておく。また、水量、洗い
時間、脱水時間等の全部または一部については、テーブ
ルではなく、演算式を用意して、それによって設定値を
求めるようにしてもよい。
【0131】図25は、“手洗い”が指定されて洗濯内
容指定領域217の指定を伴わない場合であって、“洗
い”が「8分」、“すすぎ”が「注水」、“脱水”が
「1分」および“水量”が「45l」と表示されるよう
に設定される。図26は、“ふとん”が指定されて洗濯
内容指定領域217の指定を伴わない場合であって、
“洗い”が「76分」、“すすぎ”が「注水*注水」、
“脱水”が「5分」および“水量”が「65l」と表示
されるように設定される。図27は、“標準”が指定さ
れ、かつ、洗濯内容指定領域217において“しっか
り”の指定を伴う場合であって、“洗い”が「15
分」、“すすぎ”が「ため*ため」、“脱水”が「8
分」および“水量”が「55l」と表示されるように設
定される。
【0132】また、変動表示項目定義ファイル1129
は、各変更指示部により指示される変更内容をも格納し
ている。図28は、その一例を模式的に示す。図28に
示す例は、“すすぎ”に関する選択肢として用意された
行程パターンの集合である行程パターン群6000であ
る。5223または5224を指示するごとに、順次パ
ターンが変更される。そして、指定されるごとに、その
行程パターンが設定内容表示部5222に、それまでの
表示、例えば、“自動”に代わって表示される。洗い、
脱水、水量のそれぞれについても、図示していないが、
予め複数の選択肢が用意されている。これらは、コース
ごとに、それぞれ用意することもできる。なお、上述し
たコース等について、それぞれ予め設定されている内容
を、この選択肢群から選ぶようにしてもよい。その場合
には、変更指示部が操作されたとき、設定されていた選
択肢群を基点として、設定内容が順次変更されるように
することができる。なお、本実施例では、変更内容の全
体は、表示されない。しかし、変更指示部が操作された
とき、変更内容の全体または一部を、例えば、ウインド
ウ表示するようにしてもよい。
【0133】メッセージ画面ファイル1126は、上述
した第1の実施例の場合と同様に、センシング時のメッ
セージ、センシング結果のメッセージ、エラーメッセー
ジ等が格納される。
【0134】条件設定バッファ1127は、変動表示項
目の内、“自動”表示される表示項目に関するセンシン
グ結果を一時的に記憶する記憶領域と、上述した手造り
で指定される洗濯モードの登録を行なう記憶領域とを有
する。
【0135】次に、本発明の第2実施例の動作につい
て、図29および図30に示すフローチャートを参照し
て説明する。なお、第1実施例と同様の動作について
は、説明を省略し、ここでは、第2実施例に固有の事項
を中心として述べる。
【0136】図29は、本発明の電気洗濯機の動作を制
御する手順の概要を示すフローチャートである。なお、
この例でも、電源スイッチ120をオンする前後に、洗
濯物が洗濯/脱水層103に投入されるものとする。
【0137】図29において、本発明の電気洗濯機は、
電源スイッチ120がオンされると、制御装置110が
立ち上がって、CPU111は、まず、選択の実行条件
の設定に関する設定支援処理(詳細は後述する)を行な
う(ステップ1001)。設定支援処理中にスタートキ
ー212が指示されると、それにより、設定支援処理が
終って、第1実施例で述べたと同様のセンシング動作に
移る(ステップ1002)。検出が終って結果がでる
と、CPU111は、モータ107を一時停止させる
(ステップ1003)。ついで、センシング結果に基づ
いて、変動表示項目定義ファイル1129中に予め設定
されている自動設定テーブル(図示せず)から、水量お
よび洗剤量の推奨値と、“洗い”時間および“脱水”時
間と、“すすぎ”の行程パターンとを求め、これを条件
設定バッファ1127にに格納しておく。一方、図11
に示す画像データを読出して、かつ、記憶させてある水
量および洗剤量の推奨値を読出して、表示器210に表
示する(ステップ1004)。そして、ここで、使用者
が、表示された洗剤量に相当する洗剤を洗濯/脱水槽1
03に投入するのを待つ。すなわち、CPU111は、
スタートキーのスタートオン指示を監視している。この
時点で、使用者が洗剤の投入等を行なう。
【0138】なお、センシングの結果、洗濯物の偏在が
検出されると、図示していないエラー処理に移行する。
すなわち、CPU111は、モータ107を一時停止さ
せる。そして、メッセージ画面ファイル1126から図
12に示すような画像データを読み出して、表示器21
0に表示する。その後、スタートキー212がオンされ
るのを監視する。なお、この場合は、エラー表示である
ため、スタートキー212がオンされた場合、ステップ
1002に戻って、再度、センシングを行なう。そし
て、洗濯物の偏在が修正されていなければ、再び、エラ
ーとなって、同様の処理を繰り返す。
【0139】スタートキー212がオンになると、変動
表示項目定義ファイル1129から現在設定されている
条件中に、“自動”の項目があるか否か調べ、“自動”
の項目がある場合には、条件設定バッファ1127に格
納されている、水量の推奨値と、“洗い”時間および
“脱水”時間と、“すすぎ”の行程パターンとのなかか
ら、“自動”の項目に対応する設定を読み出して、設定
画面を、その内容に書き替えて表示する。また、設定値
から、洗濯所要時間を求め、これを時間表示領域540
0に、“あとXX分”のように設定する。そして、それ
までに設定されている事項を確定させる(ステップ10
09)。すなわち、例えば、自動設定されている項目に
ついては、推奨値等に基づいた設定が行なわれ、また、
条件設定がなされている場合には、センシング値と異な
っていても、設定値を優先して、設定を確定させる。ま
た、設定値は、文字コード等で設定されているので、こ
のコードを制御用のコードに変換する。なお、設定値を
変更したい場合には、後述する方法で可能である。
【0140】次に、確定した設定条件に従って、洗濯の
実行を行なう(ステップ1010)。そして、この間、
洗濯動作中の表示が行なわれる(ステップ1011)。
すなわち、洗濯の行程に従って、現在実行されている行
程を表示する領域、5210,5220,5230のい
ずれかの表示態様を変更して、現在それが実行されてい
ることを使用者に示す。表示態様の変更とは、例えば、
該当表示領域を点滅させるか、または、色を変えること
が挙げられる。また、領域5210および5230につ
いては、それが実行されているときには、設定時間をカ
ウントダウンして表示する。また、領域5220では、
すすぎが複数回ある場合には、例えば、“注水”、“た
め”の順にすすぎが行なわれるのであれば、終了したす
すぎの表示を消去することができる。さらに、領域54
00では、洗濯の残り時間の表示を行なっている。この
他、現在事項されている行程を表示する領域について、
その表示色の濃度を時間の経過に伴って薄くするように
してもよい。
【0141】また、洗濯動作中に、設定内容を変更する
こともできる。図20に示す画面の例では、水量、洗い
時間、脱水時間について、対応する変更指示部を指示す
ることにより設定時と同様の範囲で可能である。CPU
111は、変更指示に基づいて、基本的には、第1実施
例と同様に、洗濯機の動作を制御する。なお、変更がで
きない状態にある項目については、例えば、変更指示部
の表示態様を変えることで、使用者に容易に分かるよう
にしてもよい。具体的には、変更指示を受け付けること
ができない項目に関する変更指示部の表示を消去した
り、濃度を薄くしたりする。
【0142】また、設定自体をやりなおす場合には、ま
ず、スタートキーを押すことにより、洗濯動作を一時停
止させて行なう。すなわち、CPU111は、スタート
キー212が押されると、割込み処理に移行し、洗濯動
作を一時停止して、指示操作の受け付けを行なう。そし
て、スタートキー212がオンされると、この場合に
は、新たに設定された条件で、以後の洗濯動作が実行さ
れる。
【0143】このようにして、予め設定された行程およ
び動作時間を経て、すべての洗濯動作が終了したかどう
判定し、終了したと判断したとき、CPU111は、図
示しない発音体を鳴動させて、終了を知らせる(ステッ
プ1012)。また、図示していないが、表示器210
に、終了メッセージを表示する。そして、その後、電源
オフを指示する(ステップ1014)。これにより、表
示器210の表示が消える。
【0144】次に、設定支援処理について、図30を参
照して説明する。
【0145】この処理は、電気洗濯機が電源オンして、
制御装置110が立ち上がると、実行される。すなわ
ち、CPU111によって、図20に示す設定画面が、
表示器210に表示される(ステップ3001)。すな
わち、CPU111は、表示領域定義ファイル1128
から、画面データと、対応する定型表示項目とを読み出
し、かつ、変動表示項目定義ファイルから予め設定され
ている変動表示項目、すなわち、“標準”に対応して設
定される項目である“自動”の文字を読みだして、これ
らの情報に基づいて、設定画面を生成して、表示する。
この状態で、入力操作を待つ(ステップ3002)。
【0146】操作器220を介して入力操作があると、
CPU111は、操作器220からのタッチ位置を示す
位置信号を取り込んで、いずれの領域が指示されている
かの判定、および、指示された領域に対応する項目が何
であるかを判定する処理である指示領域の判定を行なう
(ステップ3003)。この処理には、領域定義ファイ
ル1128が参照される。すなわち、現在表示されてい
る画面に関する領域定義情報を参照して、指示された領
域を特定する。ここで、指示が、スタートキー212に
対する指示であれば、図8に示す“標準”設定の全自動
の洗濯を選んだと判断して、設定支援処理を終了し、図
29のステップ1002のセンシング処理に移行する
(ステップ2004)。
【0147】また、指示がメモリ設定領域218のいず
れかの“手造り”キーである場合には、条件設定バッフ
ァ1127から該当するキーが示す設定値を読みだし
て、それらの値を表示するよう画面を書き替えて表示し
て、ステップ3002に戻る(ステップ3005,30
06)。そうでない場合において、指示がコース選択領
域5100における“標準”、“手洗い”および“ふと
ん”のいずれかである場合には、指示されたコースにつ
いての設定内容を変動表示項目定義ファイル1229か
ら読み出して、設定内容を含む表示となるように画面を
書き替えて表示して、ステップ3002に戻る(ステッ
プ3007,3008)。
【0148】さらに、指示が洗濯内容指定領域217の
いずれかのキーである場合には、条件設定バッファ11
27から該当するキーが示す設定値を読みだして、それ
らの値を表示するよう画面を書き替えて表示して、ステ
ップ3002に戻る(ステップ3009,3010)。
そうでない場合において、指示が行程別設定領域520
0および/または水量設定領域5300における変更指
示部のいずれかのキーである場合には、条件設定バッフ
ァ1127から該当するキーが示す設定値を読みだし
て、それらの値を表示するよう画面を書き替えて表示し
て、ステップ3002に戻る(ステップ3011,30
12)。
【0149】この状態で、使用者からの指示を待つ。指
示があったとき、上述したステップ3003から300
4までの処理を行なう。そして、スタートオンの指示で
ない場合には、ステップ3005から3012までの処
理を行なう。
【0150】上述したように、本実施例では、表示内容
が変化する部分を、行程別設定領域5200、水量設定
領域5300および時間表示領域5400に表示される
“自動”の文字がある領域において表示することとして
いる。そのため、これ以外の他の部分では、表示は変化
しない。そのため、本実施例では、各表示および指示の
ための領域を定義する情報と、表示項目の大部分を共通
に設けることができる。また、指示操作すべき部分が、
指示操作を、手造りか(メモリ設定領域)、何を選択す
るか(コース設定領域)、どのようにするか(洗濯内容
指定領域)、より細かく設定するか(行程別設定領域、
水量設定領域)に区分し、しかも、それらの指示操作領
域を、画面上に区分して表示している。従って、指示操
作を、空間的に案内することができる。
【0151】次に、本発明の第3実施例および第4実施
例について、図31および図32を参照して説明する。
以上に説明した各実施例では、制御装置110で洗濯実
行装置100および表示/操作制御装置200の両者の
動作を制御する例を示した。しかし、本発明は、これに
限定されない。例えば、図31および図32にそれぞれ
示すように、表示/操作装置200の制御を制御装置1
10とは別に行なうようにしてもよい。以下に述べる第
3実施例および第4実施例における表示/操作装置にお
ける画面の表示は、上記第1実施例および第2実施例の
いずれであってもよい。ここでは、それら画面に関する
説明は省略する。
【0152】図31に第3実施例では、表示/操作装置
200は、表示/操作パネル201と表示/操作制御装
置230とを搭載し、電気洗濯機の本体1とは別体に設
けられ、かつ、表示/指示操作を制御装置110と独立
に制御できるようにしたものである。表示/操作制御装
置230には、CPU231と、メモリ232と、パネ
ル駆動回路235とが備えられる。CPU231と、メ
モリ232とは、主として、表示/操作装置の動作の制
御、すなわち、洗濯仕様の設定支援処理、洗濯動作中の
各種表示等に関する制御を分担する。この分担部分の制
御の手順は、基本的には、上述した実施例と同様の考え
方で実行できる。ただし、制御の手順の一部、すなわ
ち、洗濯実行装置100の制御にかかわる情報の授受を
行なうこと等については、別途、処理すればよい。ま
た、パネル駆動回路235は、図1に記載される、制御
装置110に搭載されているパネル駆動回路115と実
質的に同等に機能する。この表示/操作制御装置230
は、信号伝送手段としてケーブル150を介して制御装
置110と接続される。なお、図示してないが、電力も
本体1から供給される。なお、ケーブルを光ファイバと
して光信号で通信を行なうようにしてもよい。その場合
には、指示/操作装置に、別途、電源を設けておく。
【0153】また、図32に示す第4実施例は、指示/
操作装置200と制御装置110に、信号伝送手段とし
て、ケーブルに代えて無線通信手段として無線通信装置
116,236を備えた電気洗濯機の例である。無線通
信装置116,236が用いる通信媒体としては、電磁
波、光、音波、電磁誘導等が可能である。本実施例で
は、電磁波を利用している。表示/操作制御装置230
は、電池を有する電源装置237を備えている。
【0154】以上の各実施例では、表示/操作装置にお
いて、図7に示す画面を表示するものと、図23に示す
画面を表示するものとがある。本発明においては、図7
に示す画面を表示するソフトウェアと、図23に示す画
面を表示するソフトウェアとを共に搭載し、使用者の選
択により、いずれかを用いるようにすることができる。
その場合には、切替スイッチを用意しておくか、いずれ
か、例えば、プログラム中に、切替処理を載せ、表示さ
れている適当な項目を組み合わせて、それらを同じに指
示することで、切替処理を実行するようにすることがで
きる。図7の画面と、図23の画面の両者を選択して表
示できるようにすることで、使用者の好みに応じて、使
いやすい指示/操作装置を実現できる効果がある。
【0155】また、本発明では、変動表示項目定義ファ
イルを書き替えることにより、画面の表示フォーマット
を変えることなく、機能の変更ができる。従って、機能
の変更、追加が容易に可能である。例えば、第2実施例
では、予約機能を設けていないが、これを追加すること
ができる。また、メッセージ画面ファイルを書き替える
ことで、メッセージの変更、増減を行なうことができ
る。例えば、第2実施例では、ヘルプ機能を設けていな
いが、これを追加することができる。また、メモリの書
替えではなく、追加によっても、同様に、機能の追加、
変更が行なえる。
【0156】さらに、上記実施例では、1槽式の電気洗
濯機について説明しているが、これに限定されない。
【0157】
【発明の効果】本発明によれば、多数の表示項目につい
て、必要な項目に絞った表示ができ、しかも、それぞれ
の表示を見やすくでき、さらに、表示されている項目を
直接指示することができて、指示操作が容易となる効果
がある。
【0158】また、本発明によれば、表示/操作をソフ
トウェアで実現しているので、項目の変更があっても、
ハードウエアを変更することなく対応可能である。
【0159】さらに、本発明によれば、指示操作する部
分を特定することにより、使用者に対し、指示操作を、
時系列的にまたは空間的に案内する表示が行なえる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例および第2実施例の電気洗
濯機構成の概要を示すブロック図。
【図2】本発明の電気洗濯機の外観の一例を示す斜視
図。
【図3】本発明の電気洗濯機の表示/操作装置の配置例
を示す斜視図。
【図4】本発明の第1実施例で用いられる制御装置のメ
モリのデータ格納領域の一例を示す説明図。
【図5】第1実施例で用いられる表示/操作装置の表示
器の画面配置の一例を示す説明図。
【図6】本発明の第1実施例で用いられる第1階から第
3階層の画面ファイルのそれぞれにおけるデータの格納
構造およびリンク関係を示す説明図。
【図7】第1実施例における設定支援のための3階層分
の画面展開の一例を示す説明図。
【図8】(A)は、“標準”設定画面の初期画面例を示
す説明図、(B)は、“つけおき”設定画面の初期画面
例を示す説明図。
【図9】設定支援の一つの項目であって、予約設定を行
なう画面の一例を示す説明図。
【図10】洗濯機におけるセンシング経過の説明用画面
例を示す説明図。
【図11】洗濯機における推奨値の説明用画面例を示す
説明図。
【図12】洗濯機におけるエラーメッセージの一例の画
面れを示す説明図。
【図13】ガイダンスが必要な場合に呼び出されるヘル
プ画面の展開例を示す説明図。
【図14】洗濯動作中の表示画面例を示す説明図。
【図15】本発明の第1実施例における洗濯制御手順を
示すフローチャート。
【図16】上記第1実施例における設定支援処理の手順
の一部を示すフローチャート。
【図17】上記第1実施例における設定支援処理の手順
の一部を示すフローチャート。
【図18】上記第1実施例における設定支援処理の手順
の一部を示すフローチャート。
【図19】第2実施例で用いられる表示/操作装置の表
示器の画面配置の一例を示す説明図。
【図20】第2実施例の表示画面構成の一例を示す説明
図。
【図21】第2実施例において、洗濯仕様の登録のため
の画面例を示す説明図。
【図22】第2実施例において、洗濯仕様の登録のため
の画面例を示す説明図。
【図23】第2実施例において、洗濯仕様の登録のため
の画面例を示す説明図。
【図24】本発明の第2実施例で用いられる制御装置の
メモリのデータ格納領域の一例を示す説明図。
【図25】第2実施例において、洗濯コースとして“手
洗い”を指示した場合の画面例を示す説明図。
【図26】第2実施例において、洗濯コースとして“ふ
とん”を指示した場合の画面例を示す説明図。
【図27】本発明の第2実施例における洗濯制御手順を
示すフローチャート。
【図28】上記第2実施例における設定支援処理の手順
を示すフローチャート。
【図29】本発明の第2実施例における洗濯制御手順を
示すフローチャート。
【図30】本発明の第2実施例において実行される設定
支援処理の手順を示すフローチャート。
【図31】本発明の第3実施例の電気洗濯機構成の概要
を示すブロック図。
【図32】本発明の第4実施例の電気洗濯機構成の概要
を示すブロック図。
【符号の説明】
1…本体、2…上面板、3…蓋、100…洗濯実行装
置、103…洗濯/脱水水槽、110…制御装置、11
1…CPU、112…メモリ、116…無線通信装置、
115…パネル駆動回路、120…電源スイッチ、15
0…ケーブル、200…表示/操作装置、201…表示
/操作パネル、210…表示器、211…設定操作領
域、212…スタートキー、213…ヘルプキー、21
7…洗濯内容指定領域、218…メモリ設定領域、22
0…操作器、230…表示/操作制御装置、231…C
PU、232…メモリ、235…パネル駆動回路、23
6…無線通信装置、237…電源装置、1122…第1
階層画面ファイル、1123…第2階層画面ファイル、
1124…第3階層画面ファイル、2100…コース選
択画面(第1階層画面)、2210…“標準”設定画面
(第2階層画面)、2310…行程選択画面、2320
…水量選択画面、2330…予約設定画面、2340…
洗い時間選択画面、2350…すすぎ選択画面、236
0…脱水時間選択画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山寺 仁 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 小澤 盛男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 八重沢 昌弘 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯を実行する洗濯実行装置と、この洗
    濯実行装置に接続され、洗濯実行に関する表示および指
    示操作の受け付けを行うなうための表示/操作装置とを
    備えた電気洗濯機において、 上記表示/操作装置は、画像データの表示が行なえる表
    示器と、指示操作を受付けるための操作器と、表示素子
    の表示駆動、および、操作器による指示操作を受け付け
    る処理を行なう表示/操作制御装置とを備え、 上記操作器は、表示器の前面に配置され、表示器の表示
    画面へのタッチ位置を検出するタッチセンサを有し、 表示/操作制御装置は、 上記表示器の表示領域に、洗濯実行装置の動作制御のた
    めの条件設定の指示操作を案内するための案内表示、お
    よび、当該指示操作の現在の状態を示すための表示を行
    なう表示制御手段と、 操作器に対する指示操作の受付けを行なうための操作処
    理手段とを備え、 上記表示制御手段は、上記表示器に、予め定められた形
    状、大きさおよび位置で、案内表示のための表示項目を
    表示するための項目表示領域を複数表示すると共に、項
    目表示領域内に、予め定められた項目を表示し、 上記操作処理手段は、上記項目表示領域のうち予め定め
    られた領域について、それぞれ指示操作領域を定義し、
    上記操作器が、特定の指示操作領域にタッチがあったこ
    とを検知したとき、その指示操作領域が定義されている
    表示項目が指示されたと判定し、当該表示項目について
    定義されている条件を設定内容とし、 上記洗濯実行装置は、上記設定内容を取り込んで、洗濯
    の実行を行なうことを特徴とする電気洗濯機。
  2. 【請求項2】 表示装置を備えた電気洗濯機の表示制御
    方法において、 予め定めた洗濯の仕方の決定のため、それぞれ洗濯の仕
    方を示す洗濯仕様を表示する複数の洗濯仕様表示項目を
    表示する第1階層画面を生成する情報と、 上記洗濯仕様表示項目ごとに設けられ、それぞれにおけ
    る設定条件項目を示す複数の設定条件表示項目を表示す
    る、複数の第2階層画面を生成する情報と、上記設定条
    件項目ごとに設けられ、選択できる条件設定内容を示す
    複数の条件設定内容項目を表示する、複数の第3階層画
    面を生成する情報とを予め用意し、これらの各画面を生
    成する情報を、第1階層画面の各洗濯仕様表示項目を対
    応する第2階層画面とリンクさせ、第2階層画面の各設
    定条件表示項目を第3階層画面とリンクさせて記憶し、
    表示に際しては、まず、第1階層画面を生成する情報に
    基づいて第1階層画面を生成してこれを表示し、いずれ
    かの洗濯仕様表示項目が指示されたとき、第2階層画面
    のうち、指示された洗濯仕様表示項目にリンクする画面
    を、第2階層画面を生成する情報から選択して、生成し
    て表示し、いずれかの設定条件表示項目が指示されたと
    き、第3階層画面のうち、指示された設定条件表示項目
    にリンクする画面を第3階層画面を生成する情報から選
    択して表示することを特徴とする、電気洗濯機の表示制
    御方法。
  3. 【請求項3】 表示装置を備えた電気洗濯機の表示制御
    方法において、洗濯の行程に対応する洗濯行程表示領域
    を行程の順に沿って配置し、各行程の領域には、当該行
    程を示す情報を表示する洗濯行程情報表示部と、その行
    程において、選ばれた処理仕様を示す情報を表示する処
    理仕様情報表示部と、予め用意された処理仕様を順送り
    に変更指示するための変更指示キーを示す表示を行なう
    変更指示部とが設けられる画面を生成して表示し、変更
    指示キーにより特定の処理仕様が指示されたとき、その
    処理仕様を上記処理仕様情報表示部に表示することを特
    徴とする、電気洗濯機の表示制御方法。
  4. 【請求項4】 電気洗濯機の洗濯を実行する洗濯実行装
    置と接続され、洗濯実行に関する表示および指示操作の
    受け付けを行うなうための表示/操作装置であって、画
    像データの表示が行なえる表示器と、指示操作を受付け
    るための操作器と、表示素子の表示駆動、および、操作
    器による指示操作を受け付ける処理を行なう表示/操作
    制御装置とを備え、上記操作器は、表示器の前面に配置
    され、表示器の表示画面へのタッチ位置を検出するタッ
    チセンサを有し、表示/操作制御装置は、上記表示器の
    表示領域に、洗濯実行装置の動作制御のための条件設定
    の指示操作を案内するための案内表示するための表示を
    行なう表示制御手段と、操作器に対する指示操作の受付
    けを行なうための操作処理手段とを備え、表示制御手段
    は、表示器に、予め定められた形状、大きさおよび位置
    で、案内表示のための表示項目を表示するための項目表
    示領域を複数表示すると共に、項目表示領域内に、予め
    定められた項目を表示し、上記操作処理手段は、上記項
    目表示領域のうち予め定められた領域について、それぞ
    れ指示操作領域を定義し、上記操作器が特定の指示操作
    領域にタッチがあったことを検知したとき、その指示操
    作領域が定義されている表示項目が選択指示されたと判
    定し、上記判定された表示項目について定義されている
    条件を設定された条件として上記洗濯実行装置に提供す
    ることを特徴とする、電気洗濯機の表示/操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、洗濯実行装置とは、
    別体のケースに収容され、かつ、無線通信を行なうため
    の通信装置をさらに備え、洗濯実行装置と無線で情報の
    授受を行なうことを特徴とする、電気洗濯機の表示/操
    作装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、洗濯実行装置とは、
    別体のケースに収容され、かつ、洗濯実行装置と接続す
    るためのケーブルを有し、洗濯実行装置とケーブルを介
    して情報の授受を行なうことを特徴とする、電気洗濯機
    の表示/操作装置。
  7. 【請求項7】 請求項4、5または6において、表示制
    御手段は、表示している表示項目のうち、条件設定がな
    される項目について、当該表示項目に関する項目表示領
    域内に設定された条件の内容を示す情報の表示を行なう
    ことを特徴とする、電気洗濯機の表示/操作装置。
  8. 【請求項8】 請求項4、5または6において、表示制
    御手段は、表示している表示項目のうち、状態の変化を
    表示内容に含む表示項目について、現在の状態を示す情
    報の表示を行なうことを特徴とする、電気洗濯機の表示
    /操作装置。
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