JP6031355B2 - 医療装置のための生体適合性重合体 - Google Patents
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Description
本出願は、米国特許法第119条(e)項およびパリ条約に基づき、2009年10月11日に出願された、米国特許出願第61/250,550号の優先権を主張するものであり、その全体の内容が本明細書に参照により組み込まれる。
本発明は、重合した際に、新規な生分解性および生体吸収性(bioresorble)重合体および共重合体を形成する、新規な種類の単量体化合物に関する。これらの重合体および共重合体は、特に制限されないが、放射線不透過性に適合しうるものであり、医療装置用途および徐放性制御治療製剤に有用である。
ジフェノール化合物は、ポリカーボネート、ポリイミノ−カーボネート、ポリアリレート、ポリウレタン等の出発物質となる単量体である。共有されている米国特許第5,099,060号には、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸およびL−チロシンアルキルエステル(デスアミノチロシル−チロシンアルキルエステル)に基づくジフェノール単量体が開示されている。これに続く関連特許は、米国特許出願公開第2006/0034769号に記載の3,5−ジ−ヨードデスアミノチロシル−チロシンエステル(I2DTX、ここで、Xはエステル基であり、例えば、Eはエチル、Hはヘキシル、Oはオクチル等である)といった、ハロゲン化された放射線不透過性のジフェノール単量体を含む、基本的な単量体構造の種類に関するものである。双方の公報の開示は、参照により組み込まれる。さまざまな生体工学用途に適した他の重合体の例としては、米国特許第5,665,831号;米国特許第5,916,998号および米国特許第6,475,477号に記載の重合体、ならびに米国特許出願公開第2006/0024266号に記載の重合体が挙げられ、これらすべての文献の開示もまた、参照により組み込まれる。
本発明は、これらのニーズに対応するものである。様々な実施形態によれば、新規な単量体から派生した重合体組成物、このような組成物を含む医療装置、ならびにこのような重合体組成物および装置を使用する方法が提供される。
を有する。
を有する。
の構造を有する重合体組成物における繰り返し単位として適応されうる。
新しい種類の化合物、単量体、ヒトの体内で自然発生する、少なくとも1以上の繰り返し可能な単位の化合物および該化合物の類縁体から重合される重合体および共重合体が提供される。
以下の項は、本明細書中で使用されるさまざまな用語の定義を与えるものである。
「放射線不透過性の」、「放射線−不透過性の」、「放射線不透過性」、「放射線−不透過性」、「放射線不透過化」の用語および同様の用語は、当業者に公知の通常の意味を有し、したがって重合体組成物中に重原子が組み込まれ、医療用イメージング技術(例えばX線によって、および/または蛍光透視中に)を用いてより検出しやすくなった重合体組成物を意味して用いられうる。このような組み込みは混合による;例えば、有効量のバリウム塩または錯体などの放射線不透過化添加剤の混合による、および/または有効量の重原子の重合体組成物中の1以上の重合体への結合による。例えば、重原子を十分な量で重合体に結合させると、重合体を多様な医療用イメージング技術によって有利により検出しやすくすることができる。本明細書中、「重原子」の用語は、原子番号が17以上の原子を意味して用いられる。好ましい重原子は原子番号が35以上であり、臭素、ヨウ素、ビスマス、金、白金、タンタル、タングステン、およびバリウムを含む。特定の形態においては、前記重合体組成物は本質的に放射線不透過性でありうる。本明細書中、「本質的に放射線不透過性」の用語は、十分な数の重原子が共有結合またはイオン結合によって結合し、放射線不透過性にした重合体を意味して用いられる。この意味は、当業者の理解と一致する。例えば、特に放射線不透過性重合体材料を記載する目的を含むすべての目的で参照により本明細書中に組み込まれる、米国特許出願公開第2006/0024266号を参照。
X 本発明の単量体および重合体は、アミノ酸およびそれらの類縁体の誘導体である。それらの化合物の例としては、2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロペン酸(桂皮酸誘導体)、2,2−アミノ−(4−ヒドロキシ−フェニル)エタン酸、2−アミノ−3−(4−ヒドロキシ−フェニル)プロパン酸(チロシン)、2−アミノ−4−(4−ヒドロキシフェニル)ブタン酸、2,2−アミノ−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−3−イル)エタン酸、2−アミノ−3−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−3−イル)プロパン酸(5−ヒドロキシ−トリプトファン)、2−アミノ−4−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−3−イル)ブタン酸、2,2−アミノ−(4−ヒドロキシフェノキシ−フェニル)エタン酸、2−アミノ−3−(4−ヒドロキシ−フェノキシ−フェニル)プロパン酸(チロニン)、2−アミノ−4−(4−ヒドロキシ−フェノキシ−フェニル)ブタン酸などが挙げられる。“X”基はすべて酸素である単量体および重合体から導き出されるアミノ酸は、下記構造:
を有する。
の構造を有する化合物約1モルと、反応することによって得られる。
から選択される。X6に隣接するDの配置は、本発明では特に制限されず、Dはまた、本明細書で述べた同様の効果を得るために、X1に隣接して配置されてもよいことは当業者であれば理解されるであろう。
を有するカルボキシ基である。当該方法は、基本的に、ジオールを重合化してポリカーボネートにする一般的な方法である。好適なプロセス、関連の触媒および溶媒は、公知であり、Schnell, Chemistry and Physics of Polycarbonates, (Interscience, New York 1964)に記載されており、これらの内容もまた、参照により本明細書に組み込まれる。X1およびX6は、独立して、O、SおよびNR3から選択され、式IIIの単量体とホスゲンとの反応は、尿素結合(−NR3−(C=O)−NR3−)、カーボノジチオエート(carbonodithioate)結合(−S−(C=O)−S−)、カルバーメート(carbamate)結合(−O−(C=O)−NR3−)、チオカーボネート(thiocarbonate)結合(−S−(C=O)−O−)およびチオカルバメート(thiocarbamate)結合(−S−(C=O)−NR3−)を産生する。本発明のポリカーボネートおよび他のホスゲン由来の重合体を作製するために用いられる他の適用可能な方法としては、米国特許第6,120,491号、および第6,475,477号に開示されており、当該開示内容は参照により組み込まれる。
本明細書中に記載される重合体組成物の多様な実施形態、好ましくは組織適合性単量体から誘導されるものは、有益な物理的および化学的特性を有する多様な有用な製品の製造に用いられうる。前記有用な製品は、前記重合体の分解温度がガラス転移温度または結晶溶融温度よりも高い場合、押出および射出成形などの通常の重合体熱形成技術によって成形されうる。または、圧縮成形、射出成形、溶媒キャスティング、スピンキャスティング、湿式紡糸などの通常の非熱的技術が用いられうる。2以上の方法の組み合わせが用いられうる。前記重合体から調製される成形品は、とりわけ医療用埋め込みの応用のための生体適合性、生分解性および/または生体吸収性の生体材料に有用である。
実施例1:アジピン酸を用いたチロシンエチルエステルジアミドの調製(TE−AA−TE)
オーバーヘッドスターラー(overhead stirrer)を備えた2Lの丸底フラスコの中に、アジピン酸 14.6g(10.0mmol)、チロシンエチルエステルハイドロ−クロリド(tyrosine ethyl ester hydro-chloride) 51.6g(21.0mmol)(TE.HCl)、ヒドロキシベンゾトリアゾール 2.84g(21mmol)、およびジメチルホルムアミド(DMF) 600mLを添加した。フラスコの内容物を撹拌し、フラスコをca5℃まで氷浴で冷却した。トリエチルアミン(21.2g、210mmol)を、側管付き滴下ロート(addition funnel)を用いて5分かけて添加した。滴下ロートを用いて、EDCI(44.3g、231mmol)をフラスコに添加し、50mLのDMFを用いて滴下ロートを洗浄しフラスコに入れた。反応混合物は1時間<10℃で撹拌し、氷浴を除去した後、5時間大気中で撹拌した。その後、生成物をオイル状として分離し、フラスコに0.2MHCl 1200mLおよび塩化ナトリウム 400gを添加した。これに酢酸エチル 500mLを添加し、オイル状生成物が全て溶解するまで再び撹拌した。有機層を分液ロートに移し、0.2MHCl 500mL(3回)、5%重炭酸ナトリウム溶液 500mL、および脱イオン水 500mLで連続して洗浄した。その後、それを減圧して乾燥し、残存物を、オーバーヘッドスターラーを用いて、ヘキサン 110mLで撹拌した。生成物は白色粉末へと固体化した。生成物をろ過およびヘキサンで洗浄し、40℃の真空オーブンで乾燥させて、分離した。これを1H NHR、HPLCおよび元素分析を用いて分析した。
上記の手順で、TE.HClをI2TE.HClに置き換えて、対応するヨウ素化された単量体I2TE−AA−I2TEを作製した。
オーバーヘッドスターラーおよびシリンジポンプを備えた250mLの丸底フラスコの中に、TE−AA−TE(10g、19mmol)、塩化メチレン 40mL、およびピリジン 5.9mL(74mmol)を添加した。6mLの塩化メチレンに溶解したトリホスゲン(ホスゲンの20.4mmol)を、シリンジポンプを用いて、フラスコに2時間をかけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、50mLの脱イオン水を10分撹拌した。層を分離させた後、上の水層を分離し、廃棄した。さらに50mLの脱イオン水を2回用いて、洗浄を繰り返した。その後反応混合物を、実験用ブレンダー中で、2−プロパノール70mLを用いて沈殿させた。2−プロパノールを用いた紛体化を繰り返すことで、初期に形成されたオイル状の沈殿物が硬化した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた500mLの丸底フラスコの中に、セリン(SE)(13.3g、0.10mol)、アジピン酸(7.16g、0.049mol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.35g、0.010mol)およびテトラヒドロフラン(THF) 100mLを添加した。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(23g、0.12mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。反応混合物を減圧して乾燥した後、酢酸エチル 150mLおよび0.2MHCl 150mLで撹拌した。その後、内容物を分液ロートに移し、層を分離させた。下の水層を除去し廃棄した。有機層を、0.2MHCl 50mL×2、5%NaHCO3溶液 50mL、および飽和NaCl溶液 50mLで連続して洗浄した。その後MgSO4で乾燥し、減圧して乾燥させた。残存物を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHR、HPLCおよび元素分析を用いて分析した。
セリンの側鎖ヒドロキシ基がこの反応を妨げるため、ベンジルエーテルとして保護されたヒドロキシ基を有するセリン(SBz)を用いた。オーバーヘッドスターラー、ディーン−スタークトラップ、および温度計を備えた500mLの3つ口フラスコの中に、SBz 19.5g(0.10mol)、オクタデカノール(Od) 27g(0.10mol)、4−トルエンスルホン酸(PTSA)一水和物 21g(0.11mol)およびヘプタン 300mLを添加した。フラスコの内容物を撹拌し、溶媒が蒸留するまでマントルヒーターを用いて加熱した。蒸留により、ディーン−スタークトラップのサイドアームに約3.5mLの水が回収され、さらに水の回収が発生しなくなるまで継続した。反応を停止し、室温まで冷却した。別の容器に移して溶剤層を除去し、残存物は200mLのヘキサンで撹拌し、ろ過した。フィルターロート上の残存物を、いくらかの量のヘキサンで洗浄し、真空オーブン中で、40℃で乾燥した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた250mLの丸底フラスコの中に、SBzOd(10.5g、20mmol)、アジピン酸(1.43g、9.8mmol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.27g、2.0mol)およびテトラヒドロフラン(THF)100mLを添加した。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(14.8g、0.077mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。その後、反応混合物に0.2MHCl 300mLを加え、5分撹拌した後、層が分離するまで静置した。水層を除去し廃棄した。有機層を、0.2MHCl 2×50mLで、続いて、5%NaHCO3溶液100mLおよびDI水100mLで洗浄した。生成物は、ろ過により分離され、水で洗浄した。生成物は、窒素蒸気下、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物は1H NHR、HPLCおよび元素分析を用いて分析した。
この反応ではパーシェーカー(parr shaker)を用いた。パーシェーカーボトルの中に、SZbOd−AA−SZbOd 20g(20mmol)、DMF 100mL、およびレーニ―ニッケル(Raney-Nickel) 1gを加えた。ボトルをパー発生器(Parr generator)に固定し、60psiの水素下に維持した。ボトルを2時間振盪した。触媒をろ過により除去し、ろ液に500mLのDI水を加え、激しく撹拌した。層を分離させ、水層を除去し廃棄した。有機層を、白色固体として生成物が沈殿するまでさらに200mLの水で洗浄し、白色固体をろ過により分離し、40℃の真空オーブンで24時間乾燥し、1H NHRおよび元素分析により分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、SOd−AA−SOd 10g(10mmol)、乾燥塩化メチレン 100mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えて、15分撹拌した。20mLの試料ボトルの中に、1.1gのトリホスゲン(11meqのホスゲン)を8mLの乾燥塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、100mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて150mLの2−プロパノールで沈殿させた。得られた生成物は、PTFEデッシュに移され、真空下、50℃で24時間乾燥させた。重合体を、GPC、1H NHR分析およびDSCにより分析した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた500mLの丸底フラスコの中に、チロニン(ThyE)(15.4g、mol)、アジピン酸(3.7g、0.025mol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.80g、0.0059mol)およびTHF 150mLを添加した。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(14.8g、0.077mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。その後、反応混合物に、0.2MHCl 300mLを加え、5分撹拌した後、静置した。水層を除去し廃棄した。有機層を、0.2MHCl 100mL×2で洗浄し、続いて、5%NaHCO3溶液 100mL×2およびDI水 100mLで洗浄した。生成物を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHR分析とHPLCと元素分析とにより分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、ThyE−AA−ThyE 7.13g(10.8mmol)、塩化メチレン 100mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えた。20mLの試料ボトルの中に、0.87gのトリホスゲン(11meqのホスゲン)を8mLの塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、100mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて120mLの2−プロパノールで沈殿させた。生成物を、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。
20mLのシンチレーションバイアル中に、ThyE−AA−ThyE 1.31g(2.00mmol)、塩化メチレン 15mLおよびアジピン酸(AA) 0.293g(2.00mmol)、4−ジメチルアミノピリジン−4−トルエンスルホン酸(DPTS) 0.059g(0.20mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 0.76g(6.00mmol)を加えて撹拌した。Mwは種々の間隔で測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、反応混合物を、IPAで沈殿させ、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。得られた生成物を、デッシュに移し、真空下、40℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた500mLの丸底フラスコの中に、TE(10.7g、0.051mol)、分子量2000の両末端COOHのPLLA(50g、0.025mol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.80g、0.0059mol)およびTHF 250mLを加えた。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(14.8g、0.077mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。その後、反応混合物に、0.2MHCl 500mLを加え、5分撹拌した後、静置した。水層を除去し廃棄した。有機層を、0.2MHCl 100mL×2で洗浄し、続いて、5%NaHCO3溶液 100mL×2およびDI水100mLで洗浄した。生成物(TE−PLLA−TE)を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHR分析、HPLC、GPC、元素分析により分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、TE−PLLA−TE 24g(10.0mmol)、塩化メチレン 200mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えた。20mLの試料ボトルの中に、0.87gのトリホスゲン(11meqのホスゲン)を8mLの塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、200mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて120mLの2−プロパノールで沈殿させた。生成物を、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。生成物を、1H NHR分析、HPLC、GPC、DSCにより分析した。
50mLの丸底フラスコの中に、TE−PLLA−TE 4.8g(2.00mmol)、塩化メチレン 25mLおよびアジピン酸(AA) 0.293g(2.00mmol)、DPTS 0.059g(0.20mmol)および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 0.76g(6.00mmol)を加えて撹拌した。Mwは種々の間隔で測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、反応混合物を、IPAで沈殿させ、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。得られた生成物を、デッシュに移し、真空下、40℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
250mLの3つ口フラスコの中に、Z−チロシン(Ztyr) 7.9g(25mmol)、PLLA2000−ジオール 20g(12mmol)、PTSA 0.47g(2.5mmol)およびヘプタン 250mLを添加した。フラスコは、ディーン−スタークトラップ、オーバーヘッドスターラーおよび温度計を備えている。フラスコの内容物を撹拌し、マントルヒーターを用いて4時間加熱した。ディーン−スタークトラップ内に約0.7mLの水が回収された。さらに還流しても水は発生しなかった。溶媒を別の容器に移し、残存物を30mLのTHFに溶解させた。溶液は5%NaHCO3溶液 100mLを用いて撹拌した。水層を除去し廃棄した。残存物を、50mLの5%NaHCO3溶液で2回洗浄した。これを50mLのDI水を用いて撹拌した後、真空下で乾燥した。生成物を、1H NHRおよびHPLCにより分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、Ztyr−PLLA−Ztyr 26g(10.0mmol)、塩化メチレン 200mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えた。20mLの試料ボトルの中に、0.87gのトリホスゲン(11meqのホスゲン)を8mLの塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、200mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて120mLの2−プロパノールで沈殿させた。生成物を、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。生成物を、1H NHR、HPLC、GPCおよびDSCにより分析した。
50mLの丸底フラスコの中に、Ztyr−PLLA−Ztyr 5.2g(2.00mmol)、塩化メチレン 25mLおよびアジピン酸(AA) 0.293g(2.00mmol)、DPTS 0.059g(0.20mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 0.76g(6.00mmol)を加えて撹拌した。Mwは種々の間隔で測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、反応混合物を、IPAで沈殿させ、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。得られた生成物を、デッシュに移し、真空下、40℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた500mLの丸底フラスコの中に、チロシンベンジルエステル(TBz)(13.8g、0.051mol)、アジピン酸(3.7g、0.025mol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.80g、0.0059mol)およびTHF 150mLを加えた。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(14.8g、0.077mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。その後、反応混合物に、0.2M HCl 300mLを加え、5分撹拌した後、静置した。水層を除去し廃棄した。有機層を、100mLの0.2M HClで2回洗浄し、水層はそれぞれ廃棄した。さらに、5%NaHCO3溶液 100mL×2およびDI水50mLで洗浄した。生成物を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHRおよびHPLCにより分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、TBz−AA−TBz 9.8g(15mmol)、塩化メチレン 100mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えた。20mLの試料ボトルの中に、1.57gのトリホスゲン(16meqのホスゲン)を8mLの塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、100mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて120mLの2−プロパノールで沈殿させた。得られた生成物を、PTFEデッシュに移し、真空下、50℃で24時間乾燥し、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
20mLのシンチレーションバイアル中に、TBz−AA−TBz 1.3g(2.00mmol)、塩化メチレン 15mL、およびアジピン酸(AA) 0.293g(2.00mmol)、DPTS 0.059g(0.20mmol)および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 0.76g(6.00mmol)を加えて撹拌した。Mwは種々の間隔で測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、反応混合物を、IPAで沈殿させ、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。得られた生成物を、デッシュに移し、真空下、40℃で24時間乾燥した。重合体は、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
250mLのパーシェーカーボトルの中で、(TBz−AA−TBz炭酸塩) 10gを100mLのDMFを用いて撹拌した。これに、硫酸バリウムに担持されたパラジウム(Pd/BaS04) 1gを添加し、ボトルをパーシェーカーに固定し、水素ガス圧力を60psiに維持した。4時間振盪した後、ボトルの内容物を目の細かいフリットガラスロートを用いてろ過した。ろ液を、500mLのDI水を用いて激しく撹拌させて沈殿させ、得られた沈殿物をDI水3 100mLで撹拌した。生成物をろ過により分離し、水で洗浄した。生成物を40℃の真空オーブンで24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
250mLのパーシェーカーボトルの中で、(TBz−AA−TBz炭酸塩) 10gを100mLのDMFを用いて撹拌した。これに、硫酸バリウムに担持されたパラジウム(Pd/BaS04) 1gを添加し、ボトルをパーシェーカーに固定し、水素ガス圧力を60psiに維持した。4時間振盪した後、ボトルの内容物を目の細かいフリットガラスロートを用いてろ過した。ろ液を、500mLのDI水を用いて激しく撹拌させて沈殿させ、得られた沈殿物をDI水3 100mLで撹拌した。生成物をろ過により分離し、水で洗浄した。生成物を40℃の真空オーブンで24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた500mLの丸底フラスコの中に、チロシンt−ブチルエステル(TtBu)(12.9g、0.051mol)、アジピン酸(3.7g、0.025mol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.80g、0.0059mol)およびTHF 150mLを加えた。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(14.8g、0.077mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。その後、反応混合物に、0.2M HCl 300mLを加え、5分撹拌した後、静置した。水層を除去し廃棄した。有機層を、100mLの0.2M HClで2回洗浄し、水層はそれぞれ廃棄した。さらに、5%NaHCO3溶液100mL×2およびDI水50mLで洗浄した。生成物を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHRおよびHPLCにより分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、TtBu−AA−TtBu 8.8g(15mmol)、塩化メチレン 100mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えた。20mLの試料ボトルの中に、1.57gのトリホスゲン(16meqのホスゲン)を8mLの塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、100mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて120mLの2−プロパノールで沈殿させた。得られた生成物を、PTFEデッシュに移し、真空下、50℃で24時間乾燥し、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
20mLのシンチレーションバイアル中に、TtBu−AA−TtBu 1.3g(2.00mmol)、塩化メチレン 15 mL、アジピン酸(AA) 0.293 g (2.00 mmol)、DPTS 0.059g(0.20mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g (0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 0.76g(6.00mmol)を加えて撹拌した。Mwは種々の間隔で測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、反応混合物を、IPAで沈殿させ、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。得られた生成物を、デッシュに移し、真空下、40℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
50mLの丸底フラスコの中で、ポリ(TtBu−AA−TtBu炭酸塩) 5gを26mLの塩化メチレンを用いて撹拌した。これに、8mLトリフルオロ酢酸を添加し、大気中で16時間撹拌した。反応混合物を、IPA 100mLを添加することにより沈殿させた。得られた沈殿物を、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。生成物をろ過により分離し、IPAで洗浄した。生成物を、真空オーブンで、40℃で24時間乾燥し、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
50mLの丸底フラスコの中で、ポリ(TBz−AA−TBzアジピン酸塩) 5gを26mLの塩化メチレンを用いて撹拌した。これに、8mLトリフルオロ酢酸を添加し、大気中で16時間撹拌した。反応混合物を、IPA 100mLを添加することにより沈殿させた。得られた沈殿物を、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。生成物をろ過により分離し、IPAで洗浄した。生成物を、真空オーブンで、40℃で24時間乾燥し、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
セレオニンの側鎖ヒドロキシ基がこの反応を妨げるため、ベンジルエーテルとして保護されたヒドロキシ基を有するセレオニン(ThBz)を用いた。オーバーヘッドスターラー、ディーン−スタークトラップ、および温度計を備えた500mLの3つ口フラスコの中に、ThBz 13.3g(0.10mol)、オクタデカノール(Od) 27g(0.10mol)、PTSA一水和物 21g(0.11mol)およびヘプタン 300mLを添加した。フラスコの内容物を撹拌し、溶媒が蒸留されるまでマントルヒーターを用いて加熱した。蒸留により、ディーン−スタークトラップのサイドアームに約3.5mLの水が回収され、さらに水の回収が発生しなくなるまで継続した。反応を停止し、室温まで冷却した。別の容器に移して溶剤層を除去し、残存物を200mLのヘキサンで撹拌し、ろ過した。フィルターロート上の残存物を、いくらかの量のヘキサンで洗浄し、真空オーブン中で、40℃で乾燥した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた500mLの丸底フラスコの中に、ThE(14.7g、0.10mol)、アジピン酸(7.16g、0.049mol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.35g、0.010mol)およびTHF 100mLを加えた。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(23g、0.12mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。反応混合物を減圧して乾燥した後、酢酸エチル 150mLおよび0.2M HCl 150mLで撹拌した。次いで内容物を分液ロートに移し、層を分離させた。下の水層を除去し廃棄した。有機層を、250mLの0.2M HCl、50mLの5%NaHCO3溶液および50mLの飽和NaCl水で洗浄した。その後、MgSO4を用いて乾燥させ、減圧して乾燥させた。残存物は、窒素蒸気下で乾燥させ、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHR、HPLCおよび元素分析により分析した。
50mLの丸底フラスコの中に、ThE−AA−ThE 2.5g(4.0mmol)、塩化メチレン 15mLおよびアジピン酸(AA) 0.585g(4.00mmol)、DPTS 0.12g(0.40mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 1.51g(12.0mmol)を加えて撹拌した。MwはGPCにより測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、おビーカー内で、ゲルに100mLのIPAを加えて撹拌した。ろ過によりフリットガラスロート上に膨潤したゲルが分離して得られた。フィルターロートを20mL×2のIPAで洗浄した。得られた生成物を、デッシュに移し、真空下、40℃で24時間乾燥し、GPC、DSCおよび1H NHRにより分析した。
50mLの丸底フラスコに、ThE−AA−ThE 2.5g(4.0mmol)、塩化メチレン 25mL、1,12−ドデカンジオール酸(DD) 0.92g(4.0mmol)、DPTS 0.74g(2.5mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 1.51g(12mmol)を加えて撹拌した。約1時間攪拌した後、MWはGPCにより測定し、反応は所望のMWに達するまで続けた。次いで、反応混合物を、IPAで沈殿させ、実験用ブレンダー中で、IPAによる紛体化によりさらに精製した。生成物を、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。
セレオニンの側鎖ヒドロキシ基がこの反応を妨げるため、ベンジルエーテルとして保護されたヒドロキシ基を有するセレオニン(ThBz)を用いた。オーバーヘッドスターラー、ディーン−スタークトラップ、および温度計を備えた500mLの3つ口フラスコの中に、ThBz 13.3g(0.10mol)、オクタデカノール(Od) 27g(0.10mol)、PTSA一水和物 21g(0.11mol)およびヘプタン 300mLを添加した。フラスコの内容物を撹拌し、溶媒が蒸留されるまでマントルヒーターを用いて加熱した。蒸留により、ディーン−スタークトラップのサイドアームに約3.5mLの水が回収され、さらに水の回収が発生しなくなるまで継続した。反応を停止し、室温まで冷却した。別の容器に移して溶剤層を除去し、残存物を200mLのヘキサンで撹拌し、ろ過した。フィルターロート上の残存物を、いくらかの量のヘキサンで洗浄し、真空オーブン中で、40℃で乾燥した。
メカニカルスターラーおよび温度計を備えた250mLの丸底フラスコの中に、ThBzOd(9.23g、20mmol)、アジピン酸(1.25g、9.8mmol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.27g、2.0mol)およびTHF 100mLを加えた。フラスコは窒素で陽圧下に維持し、氷浴を用いて5℃に冷却した。その後、冷却された溶液にEDCI(14.8g、0.077mol)を添加し、その温度で1時間撹拌した。その後冷却バスを除去し、反応混合物を室温まで温め、終夜で撹拌した。その後、反応混合物に、0.2MHCl 300mLを加え、5分撹拌した後、層が分離するまで静置した。水層を除去し廃棄した。有機層を、0.2MHCl 100mLで洗浄し、続いて、5%NaHCO3溶液100mLおよびDI水100mLで洗浄した。生成物をろ過により分離し、水で洗浄した。生成物を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃24時間乾燥した。生成物を1H NHR、HPLCおよび元素分析により分析した。
この反応ではパーシェーカー(parr shaker)を用いた。パーシェーカーボトルの中に、ThZbOd−AA−ThZbOd 20.7g(20mmol)、DMF 100mL、およびレーニ―ニッケル(Raney−Nickel) 1gを加えた。ボトルは、パー発生器(Parr generator)に固定し、水素60psiに維持した。ボトルを2時間振盪した。触媒をろ過により除去し、ろ液に500mLのDI水を加え、激しく撹拌した。層を分離させ、水層を除去し廃棄した。有機層を、白色固体として生成物が沈殿するまでさらに200mLの水で洗浄し、白色固体をろ過により分離し、40℃の真空オーブンで24時間乾燥し、1H NHRおよび元素分析により分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、ThOd−AA−ThOd 8.53g(10mmol)、乾燥塩化メチレン 100mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えて、15分撹拌した。20mLの試料ボトルの中に、1.1gのトリホスゲン(11meqのホスゲン)を8mLの乾燥塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した(注意:所望のMWを得るために追加のトリホスゲンが必要になりうる)後、100mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて150mLの2−プロパノールで沈殿させた。得られた生成物を、実験用ブレンダー中で、50mLのIPAにより紛体化した。得られた生成物を、PTFEデッシュに移し、真空下、50℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHR分析およびDSCにより分析した。
50mLの丸底フラスコに、ThOd−AA−ThOd 2.13g(2.50mmol)、塩化メチレン 25mL、1,12−ドデカンジオール酸(DD) 0.576g(2.50mmol)、DPTS 0.44g(1.5mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 0.95g(7.5mmol)を加えて撹拌した。分子量を定期的にGPCにより測定し、所望のMWに達してから反応を停止した。生成物を、100mLのIPAを添加して沈殿させ、続いて、実験用ブレンダー中で、IPAを用いての沈殿により紛体化した。重合体を、窒素蒸気下で乾燥し、続いて、真空オーブンで、40℃で乾燥した。重合体を、GPC、1H NHRおよびDSCにより分析した。
250mLの3つ口フラスコの中に、アセチル基によるN−保護およびベンジルエーテルによるO−保護されたセレオニン(XTh) 6.3g(25mmol)、1,3−プロパンジオール 0.91g(12mmol)、PTSA 0.48g(2.5mmol)およびヘプタン 150mLを添加した。フラスコは、ディーン−スタークトラップ、オーバーヘッドスターラーおよび温度計を備えている。フラスコの内容物を撹拌し、マントルヒーターを用いて4時間加熱し、ディーン−スタークトラップ内に約0.4mLの水が回収された。さらに還流しても水は発生しなかった。反応混合物を冷却し、生成物は半固体になった。溶媒を別の容器に移し、残存物を30mLのTHFで撹拌したところ、大部分は溶解したが、少量の不溶残存物が残り、これらはろ過により除去した。ろ液を5%NaHCO3溶液 100mLを用いて撹拌し、オイル状層を分離した。このオイルを、50mLの5%NaHCO3溶液で2回洗浄し、半固体とした。これを50mLのDI水を用いて撹拌した後、真空下で乾燥した。得られた生成物は半固体であり、1H NHR分析およびHPLCにより分析し、生成物、原料およびモノ付加体以外の数種の不純物が見られた。生成物を、溶離液として酢酸エチル−ヘプタンの好適な混合物を、勾配をかけて用いて、シリカゲルカラムのフラッシュクロマトグラフィにより精製した。精製した材料を、LC/MS(ネガティブイオンモード)、1H NHRおよびTLCにより分析した。
この反応ではパーシェーカー(parr shaker)を用いた。パーシェーカーボトルの中に、XTh−PrD−XTh 10.9g(20mmol)、DMF 100mL、およびレーニ―ニッケル 1gを加えた。ボトルは、パー発生器に固定し、60psiの水素下に維持した。ボトルを2時間振盪した。触媒をろ過により除去し、ろ液に500mLのDI水を加え、激しく撹拌した。層を分離させ、水層を除去し廃棄した。有機層を、白色固体として生成物が沈殿するまでさらに200mLの水で洗浄し、白色固体をろ過により分離し、40℃の真空オーブンで24時間乾燥し、1H NHRおよび元素分析により分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、AcTh−PrD−ACTh 8.53g(10mmol)、乾燥塩化メチレン 100mLおよびピリジン 3.7g(47mmol)を加えて、15分撹拌した。20mLの試料ボトルの中に、1.1gのトリホスゲン(11meqのホスゲン)を8mLの乾燥塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した(注意:所望のMWを得るために追加のトリホスゲンが必要になりうる)後、100mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でオーバーヘッドスターラーを用いて150mLの2−プロパノールで沈殿させた。得られた生成物を、実験用ブレンダー中で、50mLのIPAにより紛体化した。得られた生成物を、PTFEデッシュに移し、真空下、50℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHR分析およびDSCにより分析した。
50mLの丸底フラスコに、AcTh−PrD−ACTh 2.2g(4.0mmol)、塩化メチレン 25mL、1,12−ドデカンジオール酸(DD) 0.92g(4.0mmol)、DPTS 0.74g(2.5mmol)および4−ジメチルアミノピリジン 0.061g(0.50mmol)を添加した。内容物をマグネティックスターラで30分撹拌し、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド 1.51g(12mmol)を加えて撹拌した。約1時間の反応の後、MWをGPCにより測定し、所望のMWに達するまで反応を継続した。生成物を、100mLのIPAを添加して沈殿させ、続いて、実験用ブレンダー中で、IPAを用いての沈殿により重合体を紛体化した。生成物を、真空オーブンで、40℃で24時間乾燥した。
250mLの3つ口フラスコの中に、N−アセチルーチロシン(AcTyr) 5.6g(25mmol)、1,3−プロパンジオール 0.91g(12mmol)、PTSA 0.47g(2.5mmol)およびヘプタン 150mLを添加した。フラスコは、ディーン−スタークトラップ、オーバーヘッドスターラーおよび温度計を備えている。フラスコの内容物を撹拌し、マントルヒーターを用いて、ディーン−スタークトラップのサイドアーム内に水が回収されるまで4時間加熱した。反応混合物を冷却し、溶媒を別の容器に移した。残存物はTHFに溶解した。ろ液を5%NaHCO3溶液 100mLを用いて撹拌し、分離されたオイル状層を、50mLの5%NaHCO3溶液を用いて2回撹拌した。得られた残存物を50mLのDI水を用いて撹拌した後、真空下で乾燥した。得られた生成物を、1H NHR分析およびHPLCにより分析した。生成物を、溶離液として酢酸エチル−ヘプタンの40:60から50:50を用いて勾配をかけて、シリカゲルカラムのフラッシュクロマトグラフィにより精製した。精製した材料を、LC/MS(ネガティブイオンモード)、1H NHRおよびTLCにより分析した。
オーバーヘッドスターラーを備えた500mLの4つ口フラスコの中に、AcTyr−PrD−AcTyr 3.1g(6mmol)、塩化メチレン 25mLおよびピリジン 1.9g(24mmol)を加えた。撹拌して透明な溶液を形成した。20mLの試料ボトルの中に、0.61gのトリホスゲン(6.2meqのホスゲン)を10mLの塩化メチレンに溶解し、反応フラスコにシリンジポンプを用いて2時間かけて添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、50mLの水を用いて撹拌した。層を分離させ、上の水層を除去し廃棄した。水でさらに2回洗浄した後、反応混合物をビーカー内でマグネティックスターラーを用いて30mLの2−プロパノールで沈殿させた。1時間静置した後、浮遊物(supernatant)を別の容器に移して廃棄した。沈殿物を、ビーカー中で、20mLのIPAで2回撹拌した。重合体が湿塊として得られた。生成物を、PTFEデッシュに移し、真空下、50℃で24時間乾燥した。重合体を、GPC、1H NHR分析およびDSCにより分析した。
250mLのErlenmeyerフラスコ内で、TE−AA−TE(5g、9mmol)をエタノール 50mLおよびピリジン 7mLに溶解した。これに、19.4mLの2M KIC12溶液(39mmol)を激しく撹拌しながら10分かけて添加した。内容物を、続けて2時間撹拌した。この反応混合物に、200mLのDI水を添加し、次いで沈殿物をろ過により分離し、フィルターロート中で、水で洗浄した。生成物を、真空オーブンで、40℃で24時間乾燥した。生成物を、1H NHRおよびHPLCにより分析した。
250mLのErlenmeyerフラスコ内で、TOd−AA−TOd(4.9g、5mmol)をエタノール 50mLおよびピリジン 3.5mL(44mmol)に溶解した。これに、10.3mLの2M KIC12溶液(21mmol)を激しく撹拌しながら10分かけて添加した。内容物を、続けて2時間撹拌した。この反応混合物に、200mLのDI水を添加し、次いで沈殿物をろ過により分離し、フィルターロート中で、水で洗浄した。生成物を、真空オーブンで、40℃で24時間乾燥した。生成物を、1H NHRおよびHPLCにより分析した。
250mLのErlenmeyerフラスコ内で、AcTyr−PrD−AcTyr(45.1g、10mmol)をエタノール 50mLおよびピリジン 8mL(21mmol)に溶解した。これに、19.4mLの2M KIC12溶液(39mmol)を激しく撹拌しながら10分かけて添加した。内容物を、続けて2時間撹拌した。この反応混合物に、200mLのDI水を添加し、次いで沈殿物をろ過により分離し、フィルターロート中で、水で洗浄した。生成物を、真空オーブンで、40℃で24時間乾燥した。生成物を、1H NHRおよびHPLCにより分析した。
Claims (27)
- 下記構造:
fは1であり;
X1、X6およびX9は、Oであり;
X7およびX8は、−C(=O)−であり;
R3は、水素および1〜6の炭素原子を含むアルキル基からなる群より選択され;
Rは、それぞれ独立して、それぞれ1〜10の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換の芳香族、置換されたまたは非置換のヘテロ芳香族、置換されたまたは非置換のアリールエーテル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルキル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルケニルおよびアルケニルからなる群より選択され、この際、少なくともひとつのRは、ペンダント型カルボン酸もしくはカルボキシレート基を有し、この際、Rとしてのそれぞれの置換された芳香環または置換されたアリール環は、ハロゲン、ハロメチル、ハロメトキシ、メチル、メトキシ、チオメチル、ニトロ、スルホキシドおよびスルホニルからなる群から独立して選択された4個までの置換基で置換されており;ならびに
Bは、アルキレン基からなる群より選択されるか、またはBは、ヒドロキシ末端封止ポリ乳酸の両末端のヒドロキシ基のHがそれぞれ脱離した構造を有するように選択される、
で表される少なくともひとつの繰り返し単位を含む、重合体。 - Rは、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれアミノ酸であるHX1−R−NH(R3)およびNH(R3)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項1に記載の重合体。
- Rは、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される構造がともに、それぞれアミノ酸であるHX1−R−NH(R3)およびNH(R3)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項2に記載の重合体。
- Rは、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される構造がともに、それぞれα−アミノ酸であるHX1−R−NH(R3)およびNH(R3)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項2または3に記載の重合体。
- Rは、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される構造がともに、それぞれ自然発生α−アミノ酸であるHX1−R−NH(R3)およびNH(R3)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項2〜4のいずれか1項に記載の重合体。
- 少なくともひとつのRは、−R1−Ar−または−Ar−R1−であり、ならびにArおよびR1は、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれ、HX1−Ar−R1−NH2およびNH2−R1−Ar−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択され;
この際、Arは、独立して、フェニル環、および
少なくともひとつのR1は、ペンダント型カルボン酸もしくはカルボキシレート基を有し、およびR1は、それぞれ独立して、それぞれ1〜4の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換のアルキルおよびアルケニルからなる群から選択される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の重合体。 - −X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれ、システイン、セリン、スレオニン、チロシン、チロニン、ヒドロキシ−トリプトファン、ヨウ素化チロニン、ヨウ素化チロキシン、ヨウ素化チロシンおよびヨウ素化ヒドロキシトリプトファンからなる群より選択されるアミノ酸であるHX1−R−NH2およびNH2−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するものである、請求項2〜6のいずれか1項に記載の重合体。
- 下記構造:
fは0または1であり;
X1、X2、X3、X4、X5、X6およびX9は、Oであり;
Rは、それぞれ独立して、それぞれ1〜10の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換の芳香族、置換されたまたは非置換のヘテロ芳香族、置換されたまたは非置換のアリールエーテル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルキル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルケニルおよびアルケニルからなる群より選択され、この際、少なくともひとつのRは、ペンダント型アミノ基またはイミン骨格を有し、この際、Rとしてのそれぞれの置換された芳香環または置換されたアリール環は、ハロゲン、ハロメチル、ハロメトキシ、メチル、メトキシ、チオメチル、ニトロ、スルホキシドおよびスルホニルからなる群から独立して選択された4個までの置換基で置換されており;ならびに
Bは、アルキレン基からなる群より選択されるか、またはBは、−X3−B−X4−セグメントがヒドロキシ末端封止ポリ乳酸部分であるHX3−B−X4Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、
で表される少なくともひとつの繰り返し単位を含む、重合体。 - Rは、−X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれアミノ酸であるHX1−R−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項8に記載の重合体。
- Rは、−X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される構造がともに、それぞれアミノ酸であるHX1−R−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項9に記載の重合体。
- Rは、−X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される構造がともに、それぞれα−アミノ酸であるHX1−R−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項9または10に記載の重合体。
- Rは、−X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される構造がともに、それぞれ自然発生α−アミノ酸であるHX1−R−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項9〜11のいずれか1項に記載の重合体。
- 少なくともひとつのRは、−R1−Ar−または−Ar−R1−であり、ならびにArおよびR1は、−X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれ、HX1−Ar−R1−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R1−Ar−X6−Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択され;
この際、Arは、独立して、フェニル環、および
少なくともひとつのR1は、置換されたまたは非置換のペンダント型アミノ基またはイミン骨格を有し、およびR1は、それぞれ独立して、それぞれ1〜4の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換のアルキルおよびアルケニルからなる群から選択される、請求項9〜12のいずれか1項に記載の重合体。 - −X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれ、システイン、セリン、スレオニン、チロシン、チロニン、ヒドロキシ−トリプトファン、ヨウ素化チロニン、ヨウ素化チロキシン、ヨウ素化チロシンおよびヨウ素化ヒドロキシトリプトファンからなる群より選択されるアミノ酸であるHX1−R−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するものである、請求項9〜13のいずれか1項に記載の重合体。
- ヒドロキシ末端封止マクロマー、メルカプト末端封止マクロマー、またはアミン末端封止マクロマーとブロック共重合される、請求項1〜14のいずれか1項に記載の重合体。
- ヒドロキシ末端封止マクロマーブロックは、ヒドロキシ末端封止ポリカプロラクトン、ヒドロキシ末端封止ポリ乳酸、ヒドロキシ末端封止ポリグリコール酸、ヒドロキシ末端封止ポリ(乳酸−グリコール酸共重合体)、ヒドロキシ末端封止ポリ(アルキレンジオール)、ポリ(アルキレンオキサイド)およびヒドロキシ末端封止ポリジオキサンからなる群より選択される少なくともひとつのマクロマーブロックを含む、ヒドロキシ末端封止マクロマーブロックである、請求項15に記載の重合体。
- 前記アルキレンジオールが、ヘキサンジオールである、請求項16に記載の重合体。
- 前記マクロマーブロックは、ホモポリマーまたはホスゲンと共重合し形成されたヒドロキシ末端封止マクロマーカーボネートである、請求項15に記載の重合体。
- 25〜99重量%のマクロマーブロックを含む、請求項15〜18のいずれか1項に記載の重合体。
- 下記構造:
fは0または1であり;
X1、X6およびX9は、Oであり;
X7およびX8は、−C(=O)−であり;
R3は、水素および1〜6の炭素原子を含むアルキル基からなる群より選択され;
Rは、それぞれ独立して、それぞれ1〜10の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換の芳香族、置換されたまたは非置換のヘテロ芳香族、置換されたまたは非置換のアリールエーテル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルキル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルケニルおよびアルケニルからなる群より選択され、この際、少なくともひとつのRは、ペンダント型カルボン酸もしくはカルボキシレート基を有し、この際、Rとしてのそれぞれの置換された芳香環または置換されたアリール環は、ハロゲン、ハロメチル、ハロメトキシ、メチル、メトキシ、チオメチル、ニトロ、スルホキシドおよびスルホニルからなる群から独立して選択された4個までの置換基で置換されており;
Bは、アルキレン基からなる群より選択されるか、またはBは、ヒドロキシ末端封止ポリ乳酸の両末端のヒドロキシ基のHがそれぞれ脱離した構造を有するように選択され;ならびに
Dは、
この際、R12は、単結合、それぞれ1〜18の炭素原子を含む、アルキル基、アルケニル基、ならびにそれぞれ3〜12の炭素原子を含む、アルキルアリール基およびアルケニルアリール基からなる群より選択され;
Dは、−X6−D−X1−セグメントが、24までの炭素原子を含むアルキレンジオールまたはヒドロキシ末端封止マクロマーであるHX6−D−X1Hの両末端のHが脱離した構造を有するようにさらに定義される、
で表される少なくともひとつの繰り返し単位を含む、重合体。 - Rは、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれアミノ酸であるHX1−R−NH(R3)およびNH(R3)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項20に記載の重合体。
- 少なくともひとつのRは、−R1−Ar−または−Ar−R1であり、ならびにArおよびR1は、−X1−R−N(R3)−セグメントおよび−N(R3)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれ、HX1−Ar−R1−NH(R3)およびNH(R3)−R1−Ar−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択され:
この際、Arは、独立して、フェニル環、および
少なくともひとつのR1は、ペンダント型カルボン酸もしくはカルボキシレート基を有し、およびR1は、それぞれ独立して、それぞれ1〜4の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換のアルキルおよびアルケニルからなる群から選択される、請求項20または21に記載の重合体。 - 下記構造:
fは0または1であり;
X1、X2、X3、X4、X5およびX6は、Oであり;
Rは、それぞれ独立して、それぞれ1〜10の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換の芳香族、置換されたまたは非置換のヘテロ芳香族、置換されたまたは非置換のアリールエーテル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルキル、置換されたまたは非置換の芳香族C1−C4アルケニルおよびアルケニルからなる群より選択され、この際、少なくともひとつのRは、ペンダント型アミノ基またはイミン骨格を有し、この際、Rとしてのそれぞれの置換された芳香環または置換されたアリール環は、ハロゲン、ハロメチル、ハロメトキシ、メチル、メトキシ、チオメチル、ニトロ、スルホキシドおよびスルホニルからなる群から独立して選択された4個までの置換基で置換されており;
Bは、アルキレン基からなる群より選択されるか、またはBは、−X3−B−X4−セグメントがヒドロキシ末端封止ポリ乳酸部分であるHX3−B−X4Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択され;ならびに
Dは、
この際、R12は、それぞれ1〜18の炭素原子を含む、アルキル基およびアルケニル基、ならびにそれぞれ3〜12の炭素原子を含む、アルキルアリール基およびアルケニルアリール基からなる群より選択され;ならびに
Dは、−X6−D−X1−セグメントが、24までの炭素原子を含むアルキレンジオールまたはヒドロキシ末端封止マクロマーであるHX6−D−X1Hの両末端のHが脱離した構造を有するようにさらに定義される、
で表される少なくともひとつの繰り返し単位を含む、重合体。 - Rは、−X1−R−C(=X2)−セグメントおよび−C(=X5)−R−X6−セグメントによって定義される少なくともひとつの構造が、それぞれアミノ酸またはイミノ酸であるHX1−R−C(=X2)OHおよびHO−C(=X5)−R−X6Hの両末端のHが脱離した構造を有するように選択される、請求項23に記載の重合体。
- それぞれのAr環が、それぞれ独立して、少なくともひとつのハロゲン原子で置換されている、請求項6、13または22に記載の重合体。
- それぞれのAr環が、2つのヨウ素原子で置換されている、請求項25に記載の重合体。
- R1が、1〜4の炭素原子を含む、置換されたまたは非置換のアルキル基である、請求項25または26に記載の重合体。
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