JP6031026B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、吸収体の両側縁部の外側に位置しており製品長手方向に延びる一対のサイドフラップと、かかる吸収体の両側縁の近傍で製品長手方向に延びており起立可能な一対の防漏性のレッグスタンディングギャザーと、前胴回り域及び後胴回り域の少なくとも一方に吸収体の端縁から製品長手方向の外側に所要寸法だけ離間しており製品幅方向に延びる第1領域と、吸収体の端縁と第1領域との間で製品幅方向に延びる第2領域と、吸収体が介在する第3領域とを有している使い捨ておむつが知られている(特許文献1参照)。
特許第3592591号
しかしながら、出願人は、上述の使い捨ておむつについて、以下のような問題点を発見した。
例えば、特許文献1に記載されている使い捨ておむつでは、一対のレッグスタンディングギャザーの前胴回り域又は後胴回り域に位置する製品長手方向の端部が、製品幅方向の内側へ倒伏された状態で第1領域に固着されている。
かかる使い捨ておむつにおいて、レッグスタンディングギャザー内の弾性部材が、上述の第1領域に重なるように伸張されていない場合には、かかる第1領域において、かかる弾性部材の製品長手方向の内側に引っ張る伸縮力が不足し、かかる第1領域が、レッグスタンディングギャザーの収縮によって、上述の第3領域の方向へ引き寄せられず、装着時に非肌当接面側に捲れやすくなってしまうという問題点があった。
また、かかる使い捨ておむつにおいて、レッグスタンディングギャザー内の弾性部材が、上述の第1領域に重なるように伸張されている場合には、かかる第1領域或いは第2領域が、製品幅方向に沿って折れやすくなるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、装着時に、非肌当接面側に捲れにくく、かつ、製品幅方向に沿って折れにくい使い捨ておむつを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、 互いに直交する製品長手方向及び製品幅方向を有しており、前記製品長手方向は、背側及び腹側を有しており、トップシートと、バックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されている吸収体とを具備する吸収体本体を有している使い捨ておむつであって、前記背側において、前記トップシートと前記バックシートとの間に前記製品幅方向に伸縮可能な第1弾性部材が設けられており、前記第1弾性部材は、前記吸収体と重ならないように設けられており、前記後胴回り域から前記製品幅方向に延出する止着部材が設けられており、前記吸収体本体において、前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の防漏壁が設けられており、前記止着部材の前記背側の端部は、前記第1弾性部材の前記背側の端部よりも、前記腹側に配置されており、前記防漏壁は、前記吸収体よりも前記製品幅方向の外側で前記製品長手方向に沿って延びる固定端と、前記固定端よりも前記製品幅方向の内側で前記製品長手方向に沿って延びる自由端とを有しており、前記自由端は、少なくとも前記吸収体の前記背側の端部よりも前記背側の領域で前記トップシートに接合されており、前記自由端に設けられている第2弾性部材が収縮力を有する前記製品長手方向における範囲は、前記第1弾性部材に重なるように設けられていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、装着時に、非肌当接面側に捲れにくく、かつ、製品幅方向に沿って折れにくい使い捨ておむつを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつの肌当接面側から見た平面図である。 図1におけるA-A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつによって実現される技術的効果について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつにおいて、吸収体の剛性を測定する方法の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつにおいて、吸収体の剛性を測定する方法の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつにおいて、吸収体とウェストギャザーとの間の領域が立ち上がっている状態を説明するための図である。
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品1について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1に、本実施形態に係る使い捨ておむつ1の肌当接面側から見た平面図を示し、図2に、図1に示す平面図におけるA-A断面図を示し、図3に、本実施形態に係る使い捨ておむつによって実現される技術的効果について説明するための図を示し、図4及び図5は、本実施形態に係る使い捨ておむつ1において吸収体2Dの剛性を測定する方法の一例を説明するための図を示し、図6は、本実施形態に係る使い捨ておむつ1において、吸収体2Dとウェストギャザー3との間の領域が立ち上がっている状態を説明するための図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、互いに直交する製品長手方向L及び製品幅方向Wを有している。また、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、製品長手方向Lにおいて、背側B及び腹側Fを有している。
また、図2に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、トップシート(液透過性シート)2Aと、バックシート(液不透過性シート)2Bと、トップシート11の肌当接面側に接合されトップシート2Aから製品幅方向Wの外側に延出するサイドシート2Cと、トップシート2Aとバックシート2Bとの間に配置されている吸収体2Dとを具備する吸収体本体2を有している。
ここで、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、図1に示すように、吸収性本体2としての外装体(シャーシ)を有する構造であってもよいし、吸収本体と腹側サイドフラップと背側サイドフラップとを有する3P(Pieace)構造であってもよい。
例 トップシート2Aは、不織布や織布や有孔プラスチックシートやメッシュシート等、液体を透過する構造のシート状の材料であれば、特に限定されない。これらの材料を構成する繊維は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維や、ポリエチレン及びポリプロピレンをグラフト重合してなる繊維や、芯鞘構造等の複合繊維等が挙げられる。例えば、トップシート2Aは、目付18g/mのポイントボンド不織布等である。
バックシート2Bは、液不透過性で、かつ、透湿又は非透湿性のフィルムからなる。例えば、バックシート2Bは、目付16g/mの非通気性フィルムである。
また、例えば、かかるサイドシート14としては、目付10〜30g/mのSMS不織布を用いることができる。
吸収体2Dは、コアラップと、液体を吸収する吸収性コアとを有する。吸収性コアは、親水性繊維、高吸収性ポリマーを含む。親水性繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロース、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、粒子状ポリマー、繊維状ポリマー、熱可塑性疎水性化学繊維、又は、親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維等を単独又は混合して用いることができる。これらの中でも、低コストと吸収体の成形し易さとを考慮すると、粉砕パルプを使用することが好ましい。親水性繊維に高分子吸収体を混合したものを使用してもよい。
なお、吸収性コアは、コアラップによって包まれている。例えば、コアラップとしては、少なくとも肌面当接面側の一部に透透過性を有する各種の繊維不織布若しくはティッシュシート、具体的には、目付が10〜30g/mのエアスルー繊維不織布やスパンボンド不織布やSMS不織布やティッシュシートを用いることができる。
ここで、図1に示すように、吸収体本体2は、前胴回り域10と、後胴回り域30と、前胴回り域10と後胴回り域30との間に位置する股下域20と有している。
ここで、前胴回り域10は、着用者の腹に当接することが想定される領域であり、股下域20は、着用者の股下に当接することが想定される領域であり、後胴回り域30は、着用者の背中に当接することが想定される領域である。
本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、例えば、図1に示すように、股下域20は、吸収体本体2において脚回り開口部21が形成されている領域であり、前胴回り域10は、股下域20よりも腹側Fの領域であり、後胴回り域30は、股下域20よりも背側Bの領域であってもよい。
また、3P構造を有する使い捨ておむつ1では、例えば、前胴回り域10は、腹側サイドフラップの背側Bの端部と腹側Fの端部との間の領域であり、後胴回り域30は、背側サイドフラップの背側Bの端部と腹側Fの端部との間の領域であってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、後胴回り域30において、トップシート2Aとバックシート2Bとの間に製品幅方向Wに伸縮可能なウェストギャザー(或いは、第1弾性部材)3が設けられている。
ウェストギャザー3の素材としては、ポリウレタンフィルムやポリスチレンフィルム等のフィルム伸縮部材や、スチレン系ゴムや折れフィン系ゴムやウレタン系ゴム等及び不織布や紙等を複合したシート状伸縮部材或いは伸縮性不織布等を用いてもよい。
ここで、ウェストギャザー3に、ウレタンフォームやポリスチレンフォームといった剛性が強い資材ではなく、フィルム伸縮部材やシート状伸縮部材や伸縮性不織布等を用いることで、剛性が低く肌当たりが良く、伸縮性及びフィット性に優れた使い捨ておむつ1とすることができる。
例えば、ウェストギャザー3の製品幅方向Wの剛軟度は、70mm以下であることが好ましい。かかる構成によれば、ウェストギャザー3が捲れやすいという効果を奏することができる。
ここで、以下の測定方法によって、ウェストギャザー3の製品幅方向Wの剛軟度を測定することができる。
第1に、ウェストギャザー3から、25mm(製品長手方向L)×15mm(製品幅方向W)の試験片を切り取る。
第2に、カンチレバー(DAIEI KAGAKU SEIKI MFG/CAN-IMCA)の押さえ板下に、試験片の表を上にして挟み、斜面方向に走らせ(速さ:5mm/秒)、移動距離を自動測定する。
第3に、カンチレバー(DAIEI KAGAKU SEIKI MFG/CAN-IMCA)の押さえ板下に、試験片の裏を上にして挟み、斜面方向に走らせ(速さ:5mm/秒)、移動距離を自動測定する。
第4に、((試験片を表にした場合の移動距離)+(試験片を裏にした場合の移動距離))/2によって、剛軟度(mm)を算出する。
また、図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、後胴回り域30から製品幅方向Wに延出するファスニングテープ(或いは、止着部材)4が設けられている。ここで、吸収体本体2の前胴回り域10の非肌当接面側に、ファスニングテープ4に係止可能なターゲットテープが設けられていてもよい(図示せず)。
例えば、ファスニングテープ4は、いわゆる面ファスナーの雄部材であり、ターゲットテープは、雌部材である。
ファスニングテープ4には、複数の鉤状の突起群(フックという)を有する係合面が形成される。ファスニングテープ4の素材としては、例えば、PPSB(ポリプロピレンスパンボンド不織布)が挙げられ、例えば、目付50〜100g/mのPPSBを用いることが好ましい。かかるフックは、目付50〜100g/mであることが好ましい。
ファスニングテープ4が係止されるターゲットテープは、フックが係合可能な不織布や編み物である。不織布を構成する繊維質材としては、芯鞘構造を有する複合繊維が用いられる。繊維質材としては、芯成分/鞘成分が、例えば、PP(ポリプロピレン)/PE(ポリエチレン)、PP/低融点PP、PET(ポリエチレンテレフタレート)/低融点PET、PET/PEの組み合わせを用いる。繊維質材に、レーヨン、PET、PP、ナイロン等のポリアミド、アクリル、ウレタン、コットン等の繊維を混合してもよい。
さらに、図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、吸収体本体2において、製品長手方向Lに沿って延びる伸縮可能な一対のレッグスタンディングギャザー(防漏壁や立体ギャザーや防漏性カフやレッグサイドギャザー等とも呼ぶ)5が設けられている。
レッグスタンディングギャザー5は、吸収体2Dよりも製品幅方向Wの外側で製品長手方向Lに沿って延びる固定端5Aと、固定端5Aよりも製品幅方向Wの内側で製品長手方向Lに沿って延びる自由端5Bとを有している。
なお、本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、吸収体本体2において、股下域20跨ぎ前胴回り域10及び後胴回り域30内まで延びるように、一対のレッグギャザー6が配置されている。
ここで、レッグギャザー6は、レッグスタンディングギャザー5の固定端5Aよりも製品幅方向Wの外側に配置されている。例えば、一対のレッグギャザー6の各々は、620dtexの2本のゴムによって構成されていてもよい。例えば、レッグギャザー6は、天然ゴムや合成ゴムやウレタン等の糸状やひも状やネット状や平型形状のものによって構成されていてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、ファスニングテープ4の背側Bの端部4Bは、ウェストギャザー3の背側Bの端部3Bよりも、腹側Fに配置されている。
レッグスタンディングギャザー5の自由端5に設けられている弾性部材(或いは、第2弾性部材)5Cが収縮力を有する製品長手方向Lにおける範囲(有効長範囲)Rは、ウェストギャザー3にまで到達するように設けられている。
かかる構成によれば、レッグスタンディングギャザー5は、弾性部材5が収縮することで製品長手方向Lの内側に向けて立ち上がる。この際、図3に示すように、レッグスタンディングギャザー5には、弾性部材5Cの収縮により製品長手方向Lの内側に向かって伸縮力F1が働く。
そこで、製品長手方向Lにおいて弾性部材5C及びウェストギャザー3を重ねることで、ウェストギャザー3においても製品長手方向Lの内側に向かう伸縮力が生じ、ウェストギャザー3は、製品長手方向Lの内側に倒れようとするため、非肌当接面側に捲れてしまうという事態を回避することができる。
ウェストギャザー3において製品幅方向Wの外側に働く伸縮力F2は、弾性部材5Cにより製品長手方向Lの内側に働く伸縮力F1よりも大きくなるように構成されていてもよい。
具体的には、ウェストギャザー3において製品幅方向Wの外側に働く伸縮力F2は、一対のレッグスタンディングギャザー5の各々の弾性部材5Cにより製品長手方向Lの内側に働く伸縮力F1の合計よりも大きくなるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、本実施形態に係る使い捨ておむつ1が装着されている状態において、図3に示すように、一対のレッグスタンディングギャザー5の各々の弾性部材5Cにより使い捨ておむつ1に対して下向きに作用する力が働き、使い捨ておむつ1が下にずれ易くなる。
一方、本実施形態に係る使い捨ておむつ1を着用者に装着する際に、ファスニングテープ4が、かかる伸縮力F1が作用する方向と垂直な方向である製品幅方向Wの外側に引っ張られることによって、ウェストギャザー3において製品幅方向Wの外側に伸縮力F2が働く。
この際、ウェストギャザー3において製品幅方向Wの外側に働く伸縮力F2を、レッグスタンディングギャザー5の弾性部材5Cにより製品長手方向Lの内側に働く伸縮力F1より大きくすることで、かかる弾性部材5Cにより使い捨ておむつ1を下にずれ下げようとする力に対向するように伸縮力F2が作用し、使い捨ておむつ1が下にずれ下がるという事態を回避することができる。
例えば、以下の測定方法によって、上述の伸縮力F1を測定することができる。
第1に、レッグスタンディングギャザー5の自由端5Bを固定している領域5BXの接着剤を剥がし、使い捨ておむつ1からレッグスタンディングギャザー5を切り取る。
第2に、引張試験機「Instron model」を用いて、切り取られたレッグスタンディングギャザー5の製品長手方向Lの外側の端部から10mmの部分を掴み、サイクル試験を行う。
なお、試験条件として、サイクルモードを「2サイクル」とし、引張スピードを「100mm/分」とし、反転距離を「93%」とし、中間伸張時伸びを「82%」とする。
第3に、上述の伸縮力F1(単位:N)として、2サイクル目の最大時荷重(反転距離)や中間点の行き及び戻りの荷重を測定する。
また、以下の測定方法によって、上述の伸縮力F2を測定することができる。
第1に、引張試験機「Instron model」を用いて、後胴回り域30の製品幅方向の外側の端部から10mmの部分を掴み、サイクル試験を行う。
なお、試験条件として、サイクルモードを「2サイクル」とし、引張スピードを「100mm/分」とし、反転距離を「91.5%」とし、中間伸張時伸びを「80%」とする。
第2に、上述の伸縮力F2(単位:N)として、2サイクル目の最大時荷重(反転距離)や中間点の行き及び戻りの荷重を測定する。
弾性部材5C及びウェストギャザー3が重なっている領域は、ファスニングテープ4の背側Bの端部4Bよりも、腹側Fに配置されていてもよい。
すなわち、弾性部材5Cの背側Bの端部5CEは、ファスニングテープ4の背側Bの端部4Bよりも、腹側Fに配置されていてもよい。
かかる構成によれば、ファスニングテープ4を引っ張った時に、ウェストギャザー3と重なる部分(L1)には、安定的に製品幅方向Wの外側へかかる伸縮力が作用することになるため、かかる部分の範囲内に弾性部材5Cを配置することで、弾性部材5C及びウェストギャザー3が重なる領域から背側Bの端部2Bまでの範囲が、弾性部材5Cの伸縮力で製品幅方向Wの内側に折れ曲がってしまうという事態を防止することができる。
ファスニングテープ4及びウェストギャザー3が重なっている領域の製品長手方向Lの長さL1は、ウェストギャザー3の製品長手方向Lの長さL2の1/3の長さ(より好ましくは、ウェストギャザー3の製品長手方向Lの長さL2の半分の長さ)よりも長くなるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、使い捨ておむつ1を着用者に装着する際に、ファスニングテープ4を製品幅方向Wの外側に引っ張ることにより生じる伸縮力が、ウェストギャザー3に適切に作用し、後胴回り域30の製品幅方向Wの外側の端部の捲れを防止することができる。
また、かかる構成によれば、ウェストギャザー3に対して、弾性部材5Cによる製品長手方向Lの内側に働く伸縮力F1及びファスニングテープ4による製品幅方向Wの外側に働く伸縮力F2が同時にかかることで、ウェストギャザー3の製品長手方向Lの外側への折れ及び製品幅方向Wの内側への折れのいずれの発生も回避することができる。
ウェストギャザー3は、吸収体2Dと重ならないように構成されていてもよい。かかる構成によれば、ウェストギャザー3の製品幅方向Wの外側に働く伸縮力が、吸収体2Dの剛性により弱められることなく、ウェストギャザー3が持つ本来の伸縮力を最大限に発揮することができる。
また、ウェストギャザー3の背側Bの端部3Bは、吸収体本体2の背側Bの端部2Bにまで到達するように構成されていてもよい。
或いは、ウェストギャザー3の背側Bの端部3B及び吸収体本体2の背側Bの端部2Bは、一定間隔離間していてもよい。例えば、かかる一定間隔は、15mm以内であることが好ましい。
かかる構成によれば、ウェストギャザー3の背側Bの端部3Bと吸収体本体2の背側Bの端部2Bとの間の距離をできるだけ短くすることで、ウェストギャザー3の背側Bの端部3Bと吸収体本体2の背側Bの端部2Bとの間の領域と、ウェストギャザー3との間の剛性差の発生を抑止することができる。
また、ウェストギャザー3は、ファスニングテープ4と重なるように構成されていてもよい。
或いは、ウェストギャザー3の製品幅方向Wの外側の端部3Eは、製品幅方向Wの最も内側のレッグギャザー6Aよりも、製品幅方向Wの外側に配置されるように設けられている。
かかる構成によれば、図3に示すように、着用補助者が、ファスニングテープ4を引っ張る際に発生する製品幅方向Wの伸縮力F2が、直接、ウェストギャザー3に伝わりやすくなる。
また、かかる構成によれば、後胴り域30において、ウェストギャザー3が、レッグギャザー6の製品長手方向Lの延長線上に重なるように設けられているため、図3に示すように、ウェストギャザー3の製品幅方向Wの外側の端部3Eに対して、レッグギャザー6が製品長手方向Lの内側に縮もうとする伸縮力F3が作用して、ウェストギャザーが製品幅方向Wの外側に折れるという事態を抑制することができる。
レッグスタンディングギャザー5の自由端5Bが固定されている領域5BXは、後胴回り域30における吸収体本体2の製品長手方向Lの外側の端部2Bから少なくともウェストギャザー3の腹側Fの端部3Fにまで到達するように構成されていてもよい。
ここで、レッグスタンディングギャザー5の自由端5Bが固定されている領域5BXは、後胴回り域30における吸収体本体2の製品長手方向Lの外側の端部2Bから、製品長手方向Lにおけるウェストギャザー3と吸収体2Dとの間の領域にまで到達するように設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、領域5BXによってウェストギャザー3に対して、ある程度の剛性を与えることができるので、弾性部材5Cによる製品長手方向Lの内側に働く伸縮力F1によって、ウェストギャザー3が製品幅方向に縮み易くなり、ウェストギャザー3に皺が発生してしまうという事態を回避することができる。
吸収体2Dの剛性値は、0.050N/cm以上であることが好ましい。
例えば、以下の測定方法によって、上述の吸収体2Dの剛性を測定することができる。
第1に、使い捨ておむつ1の吸収体2Dが配置されている領域を切り取り、切り取った領域からトップシート2Aやバックシート2B等を取り除き、吸収体2Dのみの状態とする。かかる吸収体2Dをサンプルとする。
第2に、厚み計「PEACOCK DIAL THICKNESS GAUSE No.Cl352-径50mm・荷重3g/cm」によって、かかるサンプルの厚みを測定する。
第3に、図4に示すように、剛軟度試験機「Yasuda Seiki/Tabar’s Stifffness」において、つかみの間にサンプルを挟み、両側のネジで落ちない程度にゆるく留める。
第4に、図4に示すように、かかる剛軟度試験機において、スイッチを左右に倒して回転装置を回転させ、回転装置の「0」と荷重目盛の「0」を合わせる。
第5に、図4に示すように、かかる剛軟度試験機において、ローラー両端のネジで、ローラーをサンプルに触れるか触れないかの距離(0.5mm程度)に留める。
第6に、図5に示すように、かかる剛軟度試験機において、スイッチを右に倒して回転装置を右に回し、15度の刻線と振り子の指針が一致した時点で、スイッチを戻して回転装置の回転を止め、右側の荷重目盛を読み取る。
ここで、かかる荷重目盛が1.5〜8.5の範囲内になるように、上部補助重りを調整する。
第7に、かかる剛軟度試験機において、スイッチを左に倒して回転装置を左に回し、15度の刻線と振り子の指針が一致した時点で、スイッチを戻して回転装置の回転を止め、左側の荷重目盛を読み取る。
第8に、以下の(式1)によって得られた剛軟度(単位:N/cm)を、吸収体2Dの剛性値とする。
(右側の荷重目盛+左側の荷重目盛)/2×上部補助重りの数値/1000×9.807…(式1)
なお、ウェストギャザー3は、吸収体2Dと重ならないように構成されていてもよい。
また、レッグスタンディングギャザー5の自由端5Bは、少なくとも吸収体2Dの背側Bの端縁2D1(或いは、ウェストギャザー3の腹側Fの端縁)よりも背側Bの領域でトップシート2Aに接合されていてもよい。
かかる構成によれば、図6に示すように、吸収体2Dとウェストギャザー3との間の領域が、レッグスタンディングギャザー5により立ち上がるため、ポケットP1が形成されることによって、使い捨ておむつ1の背側Bからの体液の漏れを防ぐことができる。
また、かかる構成によれば、ウェストギャザー3及びレッグスタンディングギャザー5が、ホットメルト型接着剤(HMA)によって接合されているため、ウェストギャザー3の剛性が高まることで、レッグスタンディングギャザー5による伸縮力によってウェストギャザー3が製品長手方向Lに縮むという事態を防ぐことができる。
本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、装着時に、後胴回り域30が捲れることによる装着し難さを解消することができる。
また、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、着用中に、後胴回り域30の折れや捲れを防止することで、後胴回り域30におけるフィット性を高めて後胴回り域30からの体液の漏れを防止することができる。
また、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、後胴回り域30の端部が捲れることで、捲れた部分において資材が二重になり難くなって、着用者の肌を傷つけてしまうというトラブルを解消することができる。
また、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、ウェストギャザー3と吸収体2Dとレッグスタンディングギャザー5とからなるポケットが形成されることで、かかるポケットにて軟便を収容でき、後胴回り域30からの軟便の漏れを防止することができる。
また、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、フィルム伸縮部材やシート状伸縮部材や伸縮性不織布等によってウェストギャザー3を形成するため、着用者に対する肌当たりが良くなる。
さらに、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、剛性の高いウレタンフォームが用いられたケースと比較すると、伸張時の行き応力が低くなるため、装着時に伸ばし易くなり、装着が容易になると共に、戻り応力が高くなるため、着用者の身体にフィットし易くなる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…使い捨ておむつ
2…吸収体本体
2A…トップシート
2B…バックシート
2C…サイドシート
2D…吸収体
3…ウェストギャザー
4…ファスニングテープ
5…レッグスタンディングギャザー
5A…固定端
5B…自由端
5C…弾性部材
6…レッグギャザー
10…前胴回り域
20…股下域
30…後胴回り域

Claims (5)

  1. 互いに直交する製品長手方向及び製品幅方向を有しており、
    前記製品長手方向は、背側及び腹側を有しており、
    前記背側に位置する後胴回り域と、前記腹側に位置する前胴回り域と、前記後胴回り域と前記前胴回り域との間に位置する股下域と、を有し、
    トップシートと、バックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されている吸収体とを具備する吸収体本体を有している使い捨ておむつであって、
    前記背側において、前記トップシートと前記バックシートとの間に前記製品幅方向に伸縮可能な第1弾性部材が設けられており、
    前記第1弾性部材は、前記吸収体と重ならないように設けられており、
    前記後胴回り域から前記製品幅方向に延出する止着部材が設けられており、
    前記吸収体本体において、前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の防漏壁が設けられており、
    前記止着部材の前記背側の端部は、前記第1弾性部材の前記背側の端部よりも、前記腹側に配置されており、
    前記防漏壁は、前記吸収体よりも前記製品幅方向の外側で前記製品長手方向に沿って延びる固定端と、前記固定端よりも前記製品幅方向の内側で前記製品長手方向に沿って延びる自由端とを有しており、
    前記自由端は、少なくとも前記吸収体の前記背側の端部よりも前記背側の領域で前記トップシートに接合されており、
    前記自由端に設けられている第2弾性部材が収縮力を有する前記製品長手方向における範囲は、前記第1弾性部材に重なるように設けられており、
    前記範囲の前記第1弾性部材に重なっている領域は、前記止着部材の前記背側の端部よりも、前記腹側に配置されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記第1弾性部材において前記製品幅方向の外側に働く伸縮力は、前記第2弾性部材により前記製品長手方向の内側に働く伸縮力よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記止着部材及び前記第1弾性部材が重なっている領域の前記製品長手方向の長さは、前記第1弾性部材の前記製品長手方向の長さの1/3の長さよりも長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記防漏壁の自由端が固定されている領域は、前記背側における前記吸収体本体の前記製品長手方向の外側の端部から少なくとも前記第1弾性部材の前記腹側の端部にまで到達するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記吸収体の剛性値は、0.050N/cm以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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