JP6030912B2 - シリンジ - Google Patents
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Description
そのため、特許文献1のシリンジには、2連のノズルを覆うキャップが、正しくノズル部に装着できるように、キャップからシリンジ(容体)側に突出する規制片を設け、シリンジには、突出片が嵌合する規制凹部を形成し、キャップとシリンジとを位置決めすることによって、正しくキャップがシリンジに装着できるようにしている。
特許文献2のシリンジには、2連のノズルを覆うための、キャップと該キャップを開閉操作するための操作レバーとが、ボックス状に形成されている。そして、操作レバーの一端を上方後側に回動させると、操作レバーに連動させてキャップが上方後側に回動してノズルが開放される。
また、特許文献2に記載のシリンジは、キャップを開閉操作するための操作レバー及びキャップがシリンジに連結されているため、キャップを開放すると、キャップがノズルの後方上側に位置するため、ノズルの先端が見づらく、そのため作業しにくくなる方向に、わざとシリンジの向きをかえて作業を行ったり、見やすい位置に視線を移動させて作業を行わなければならないという課題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、キャップが紛失することなく、またキャップがシリンジ本体に連結されていてもノズルが見やすいシリンジを提供することを目的とする。
上記シリンジは、非装着時におけるキャップ本体の位置を、弾発性バンドの支持端を中心とした、円周方向の移動において、シリンダの軸方向に対して前方30度よりも後方であることが好ましい。
また、本発明のシリンジにおいて、上記キャップ本体の装着を、弾発性バンドを軸転させることにより行なう場合は、シリンダ本体への弾発性バンドの支持端の取付けを、該弾発性バンドの支持端に拡径鍔部を設け、この拡径鍔部を、シリンダ本体上面に設けた、前記拡径鍔部を遊嵌させる口径の収容室に収容することにより行い、この収容室内で前記拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させることにより、弾発性バンドを軸転させる構造とするのが好ましい。
さらに、この弾発性バンドを軸転させる構造において、弾発性バンドの支持端の拡径鍔部の外周形状を多角形とし、他方、シリンダ本体上面に設けた前記拡径鍔部の収容室の内周形状も多角形とし、前記収容室内で拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させて弾発性バンドを軸転させた際には、断続的に前記拡径鍔部の角が前記内周面に当接して軸転の抵抗が増すロック状態とすることが好ましい。
本発明のシリンジは、上記目的を解決するために、
先端部に第1のノズルを設けている第1のシリンダ及び先端部に第2のノズルを設けている第2のシリンダを左右に並設したシリンダ本体と、前記第1のシリンダの筒内を摺動可能な第1のピストンと、前記第2のシリンダの筒内を摺動可能な第2のピストンとを備え、
前記第1のピストンと前記第2のピストンとを同時に押圧移動させて、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダ内に充填された2部材混合型硬化材料を注出し、
前記第1のノズル及び第2のノズルにはキャップ本体が装着可能なシリンジにおいて、
前記キャップ本体は、支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に片持ち支持される、曲げ部を有する弾発性バンドの自由端に連結され、該弾発性バンドの支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に捻転可能に立設され、
前記キャップ本体の非装着時で前記弾発性バンドの非変形時において、前記キャップ本体は、前記弾発性バンドの支持端の上方から見て該前記弾発性バンドの支持端を中心として、円周方向へ移動させることにより、前記第1のノズル及び第2のノズルから離して位置させるとともに、非装着時におけるキャップ本体の位置を、弾発性バンドの支持端を中心とした、円周方向の移動において、シリンダの軸方向に対して前方30度よりも後方とし、
前記キャップ本体の装着は、前記弾発性バンドを、捻転させ、且つ変形させることにより行なうようにした。
さらに本発明のシリンジは、上記目的を解決するために、
先端部に第1のノズルを設けている第1のシリンダ及び先端部に第2のノズルを設けている第2のシリンダを左右に並設したシリンダ本体と、前記第1のシリンダの筒内を摺動可能な第1のピストンと、前記第2のシリンダの筒内を摺動可能な第2のピストンとを備え、
前記第1のピストンと前記第2のピストンとを同時に押圧移動させて、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダ内に充填された2部材混合型硬化材料を注出し、
前記第1のノズル及び第2のノズルにはキャップ本体が装着可能なシリンジにおいて、
前記キャップ本体は、支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に片持ち支持される、曲げ部を有する弾発性バンドの自由端に連結され、該弾発性バンドの支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に軸転可能に立設され、
前記キャップ本体の非装着時で前記弾発性バンドの非変形時において、前記キャップ本体は、前記弾発性バンドの支持端の上方から見て該前記弾発性バンドの支持端を中心として、円周方向へ移動させることにより、前記第1のノズル及び第2のノズルから離して位置させることができ、前記シリンダ本体への弾発性バンドの支持端の取付けを、該弾発性バンドの支持端に拡径鍔部を設け、この拡径鍔部を、シリンダ本体上面に設けた、前記拡径鍔部を遊嵌させる口径の収容室に収容することにより行い、この収容室内で前記拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させることにより、弾発性バンドを軸転させる構造とし、前記弾発性バンドの支持端の拡径鍔部の外周形状を多角形とし、他方、シリンダ本体上面に設けた前記拡径鍔部の収容室の内周形状も多角形とし、前記収容室内で拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させて弾発性バンドを軸転させた際には、断続的に前記拡径鍔部の角が前記内周面に当接して軸転の抵抗が増すロック状態となり、
前記キャップ本体の装着は、前記弾発性バンドを、軸転させ、且つ変形させることにより行なうようにした。
そして、前記キャップ本体の非装着時で前記弾発性バンドの非変形時において、前記キャップ本体は、前記弾発性バンドの支持端を中心として、円周方向へ移動させることにより、前記第1のノズル及び第2のノズルから離して位置させることができるため、硬化材料の注出時にキャップの位置が妨げになって、吐出口が見えなくなることが防止できる。そして、キャップ本体の装着は、前記弾発性バンドを、捻転または軸転させ、且つ変形させることにより簡単に行なうことができる。
なお、以下の説明は、本発明の一例であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
図1は、2部材混合型硬化材のシリンジを上方から見た斜視図、図2は下方から見た斜視図、図3は、シリンジのキャップを外した状態の拡大斜視図である。
なお、本実施形態では、シリンジ1のノズル本体4を有する側を先端とし、指宛板9がある側を後端とする。
シリンジ1は、シリンダ本体2、ピストン本体3、キャップ5を備え、一般の合成樹脂で形成されている。これらのうち、シリンダ本体2は、ノズル本体4と左右(横方向)に並べられた第1のシリンダ7と第2のシリンダ8の2連のシリンダにより構成され、これえらの第1及び第2のシリンダ7,8の2連のシリンダは一体成形により形成されている。これらのシリンダ7,8は、各々横断面が円形であり、それらの内径は同一径で軸方向長さが同一であるものが平行に併設されている。
なお、これらは一例であり、別々に成形されたシリンダを連結しても良く、横断面は多角形でもよい。また、本発明の効果を害しない範囲で内径や軸方向長さが異なっていてもよい。
第1のシリンダ7及び第2のシリンダ8の先端部とノズル本体4との連結は、各シリンダ7,8の先端部に形成した、第1及び第2の円筒41,42が、対応する第1及び第2のノズル23,24のノズル孔17,18に嵌合されることによって連結される。
本実施形態では、ノズル本体4と第1のシリンダ7及び第2のシリンダ8とは別部材で形成され、ノズル本体4は各シリンダ7,8の先端部で溶着、接着、嵌合などの接合手段で連結されている。しかしながら、形状を適宜工夫して、ノズル本体4と第1及び第2のシリンダ7,8とを一体成形で形成することも可能である。
シリンダ本体2の先端部には、ノズル本体4にキャップ5が装着されたときに、バンド受部34の開口を閉塞するフランジ38を形成し、フランジ38が開口を閉塞すると、バンド取付部35はバンド受部34の内部から脱離されない。
バンド受部34の内周形状とバンド取付部35の形状は特に限定されず、円状、星形状、多角形状でも良い。
帯状の弾発性バンド29は側端面(薄い側の面)がシリンダ本体4の前後方向に向けられている。このとき、キャップ本体28の開口は下側に向いている。尚、弾発性バンド29の折り曲げ(湾曲)位置や折り曲げ(湾曲)の程度は、弾発性バンド29の長さやシリンジ1の形状等に応じてキャップ本体28が、硬化材料の注出時に邪魔にならない最適な位置になるように適宜に設定できる。
第1および第2のノズル23、24への非装着時における、キャップ本体28の高さ方向の位置取りも特に制限されるものではないが、第1および第2のノズル23、24の視認性を妨げない効果を十分に発揮させる観点から、前記シリンダ本体2を上方から見た時の、バンド取付部35の中心からキャップ本体28の弾発性バンド29との連結部までの長さに対して、キャップ本体28の下端がノズル下端よりも10〜200%上に位置するのが好ましく、特には15〜150%上に位置するのがより好ましい。
なお、弾発性バンド29は、バンド取付部35の上面に連結することが特に好ましいが、該バンド取付部35の取付位置は特に問わず、バンド取付部35の左右側面に連結してもよい。この場合は、弾発性バンド29を一直線に水平方向へ向けてもよい。
弾発性バンド29だけでなく、キャップ本体28も、かような弾発性を有する樹脂で製造されているのが好ましい。
シリンジ1に充填される2部材の混合型硬化材料としては、液状でもペースト状でもよく、混合することにより硬化する従来公知の接着剤、充填材、充填補修材が何ら制限なく使用でき、例えば、歯科用セメント、歯科用ボンディング材、歯科用コンポジットレジン、歯科用支台築造材、義歯床用裏装材、歯科用粘膜調製材、歯科用印象材等が挙げられる。ペースト状の混合型混合材料が好ましく、その粘度は、通常1〜500Pa・sである(25℃下で回転粘度計にて測定)。
歯科医師は、シリンジ1からキャップ本体28を取外す時には、キャップ本体28を前方に引抜く。弾発性バンド29はノズル本体4に装着されているときには、捻転した状態であり、キャップ本体28が取外された状態では捻れが戻り、且つキャップ本体28が上方へ吊下がるので、90度捻られた状態から初期位置の図8に示す状態であるシリンダ本体2の斜上側に位置付けられる。
硬化材料は、受け皿としての紙面や、樹脂製板に注出される。この際、第1及び第2のノズル23,24は所定の間隔だけ離して配置されているので、それらの吐出口25,26も離間され、同時に硬化材料が受け皿(図示せず)に吐出される。その結果、受け皿には硬化材料がペースト状であれば2条の硬化材料が吐出される。
また、シリンジ1を横向き若しくは斜めに持って作業を行う人は、利き腕が右の人であれば、キャップ本体28がシリンダ本体2の後側に位置するので、第1及び第2のノズル23,24がキャップ本体28の影になって邪魔になることがない。
なお、利き腕が左の人は、シリンジ1を横向き若しくは斜めに持って作業するときは、第1及び第2のノズル23,24がキャップ本体28の影になって、見る位置では作業がしにくくなることがある。この場合は、図8に示すキャップ本体28の向きを図面と反対側の右側に向けて、そのまま取付けたものが左利き用として供給できる。したがって、製造時において別途特別にキャップ本体28及び弾発性バンド29等を成形する必要がなく、コストが高くなることがない。
その場合、従来では硬化材料の各吐出口が円形のため、吐出口の横幅よりも広く広がる傾向にあったが、本実施形態では、吐出口25,26の形状が横方向に長い長方形であるため、受け皿に吐出された2条の硬化材料が横方向へ広がらないか、僅かに広がるだけで、吐出口25,26同士の間隔を狭くしても、それらの硬化材料が混ざり合うことなく、硬化材の調整前において、両者が混合して硬化するのを防止できる。したがって、歯科医師は、2部材の混合型硬化材料をあらかじめ準備しておき、硬化材が必要となる直前に両者を混合し使用できる。
弾発性バンド29の長さやバンド取付部35および弾発性バンド29のキャップ5の連結部の位置は特に限定されない。しかしながら、弾発性バンド29が無い場合は無論のこと、弾発性バンド29の長さがあまりに長すぎると、キャップ5の装着時に、弾発性バンド29を過度に捻転させて、キャップ本体28を反対向きの180度回転させ易くなり、しかも、この場合には、長すぎる弾発性バンド29はキャップ本体28の開口を横切らずに、これから外れて、キャップ本体28との連結部とバンド取付部35とを繋ぐことが可能になり、キャップ5をノズル本体4に対して任意に左右逆に装着することができるようになる。しかして、このようにキャップ5が左右逆に誤装着されると、キャップ本体28の底面に付着していた硬化材料のそれぞれが、吐出口25,26において各々逆の硬化性材料と接触してしまい硬化するため、キャップ装着の操作性が低下する。
本実施形態では、上記第1の実施形態に対して、キャップ5のノズル本体4への装着を、前記弾発性バンド29を捻転ではなく軸転させることにより行なうようにしたものである。これを可能とするため、バンド取付部35の構成が異なり、その他、弾発性バンド29、キャップ5、シリンダ本体2、ピストン本体3、ノズル本体4の形状や材質は同じである。なお、上記第1の実施形態と同じ名称部分について、同一の符号を付して説明する。
第1のシリンダ7と第2のシリンダ8の先端部には、ノズル本体4にキャップ5が装着されたときに、バンド受部34の開口を閉塞するフランジ38を形成し、フランジ38が開口を閉塞すると、バンド取付部35はバンド受部34の内部から脱離されない。ここで、バンド受部34の内周形状とバンド取付部(拡径鍔部)35の大きさを説明すると、図12のように、共に正四角形であり、バンド受部34の内周の一辺bとバンド取付部35の一辺aは、バンド取付部35の方が小さく形成されており、このためバンド取付部(拡径鍔部)35は、バンド受部34の内部に遊嵌された状態にある。したがって、上記バンド取付部35はバンド受部34に、緩やかに収容されているため、バンド取付部35(若しくは支持端29a)はバンド受部34の内周面に沿って摺動して軸転可能であり、これによりキャップ本体28は、非装着時には、バンド取付部35を中心として、弾発性バンド29の自由端29b側を円周方向に移動することによって、前記第1及び第2ノズル23,24から離して位置させることができるようになっている。
ノズル本体4に装着するときは、ノズル本体4の直上方から離間して配設されているキャップ本体28を把持し、弾発性バンド29をバンド取付部35を中心にして、かつ弾発性バンド29の平面視における長さを回転半径として、前方のノズル23、24側に軸転すれば、該キャップ本体28をノズル本体4の直上方に移動させることができ、これをノズル本体4まで引っ張り下げることにより簡単に装着することができる。
歯科医師は、シリンジ1の使用時において、キャップ5をノズル本体4から取り外す。キャップ本体28の位置採りが良くない場合は、バンド取付部35がバンド受部34に軸転可能に取付けられているので、弾発性バンド29を軸転させてキャップ本体28を後方や、横方向に位置採りさせることができる。なお、弾発性バンド29の形状を中間位置にて90度に曲げたが、支持端29aの側で曲げると、キャップ本体28がさらにシリンダ本体2から遠ざけることができる。
歯科医師等は硬化材料を受け皿に吐出するときに、シリンジ1の第1及び第2のノズル23,24の先端を前側に向けて作業を行う場合は、キャップ本体28を左右いずれかの方向(シリンダ本体2に対して水平方向)へ90度軸転させて、第1及び第2のノズル23,24の先端がはっきりと見えるようにする。本実施形態では、90度毎にバンド取付部35がバンド受部34の内周面に当接してロック状態となる。バンド取付部35がロック状態となる位置は、キャップ本体28がノズル本体4に装着されているとき、キャップ本体28がシリンダ本体2に対して左側若しくは右側に位置するとき、及びキャップ本体28がノズル本体4と逆側の後方位置にあるときである。
キャップ5をノズル本体4に装着するときは、弾発性バンド29を軸転させた分だけキャップ本体28を戻し、キャップ本体28の開口を第1及び第2のノズル23,24に向けるだけで、弾発性バンド29を捻ることなく、引っ張り下げて(弾発性バンド29を変形させて)ノズル本体4に装着することができる。勿論、キャップ本体28が、シリンダ本体2の後方や横方向に位置採りされてロックした状態において、弾発性バンド29を捻って(捻転させて)キャップを装着し、第一の態様と第二の態様の両態様で使用できるようにしてもよい。
本実施形態で説明しなかったシリンジの箇所については、上記実施形態と同じである。
例えば、上記実施形態では、弾発性バンド29の取付位置について、第1のシリンダ7と第2のシリンダ8との中間位置に対応させて、ノズル本体4に配設したが、弾発性バンド29の取付部は、シリンダ本体2に設けてもよく、ノズル本体4の側部やシリンダ本体2の側部に連結してもよい。
なお、容器の材質は特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン等の従来公知のプラスチック等が制限なく利用できる。硬化材料が光硬化性の場合は、適宜顔料等入れる等して遮光となっていることが好ましい。また、揮発成分を含む場合には適度な気密性を有していることが好ましい。特に、弾発性バンド29の材質は、キャップ5の繰り返し開閉した場合であっても、耐疲労性、形状記憶性、柔軟性が高い材質が好ましい。
第1および第2のノズル23、24において、各吐出口25、26の形状については、上述したような横長の長方形状の他、吐出口の下側底辺を水平方向に向け、底辺よりも上側を円弧形に形成したもの、吐出口の底辺を水平方向に向け、吐出口の全体を台形に形成しているもの、吐出口の底辺を水平方向に向け、吐出口の全体形状を三角形に形成しているものなどが好ましい。また、一対の吐出口の形状を異形にしてもよい。
上記実施形態では、キャップ5は、1つのキャップにて第1のノズル23、第2のノズル24を覆うようにしたが、2つのキャップを用いて第1のノズル23及び第2のノズル24を別々に独立して覆うようにしてもよい。この場合は、弾発性バンド29、バンド受部34、バンド取付部35が2個必要になる。
2 シリンダ本体
3 ピストン本体
4 ノズル本体
5 キャップ
7 第1のシリンダ
8 第2のシリンダ
9 指宛板
10 押宛板
12 上指宛部
13 下指宛部
15 第1のピストンロッド
16 第2のピストンロッド
17 第1のノズル孔
18 第2のノズル孔
19 装着部
20 ベース部材
21 ノズル部
23 第1のノズル
24 第2のノズル
25 第1の吐出口
26 第2の吐出口
28 キャップ本体
28a 上面
29 弾発性バンド
29a 支持端
29b 自由端
31 リブ
32 溝
34 バンド受部
35 バンド取付部
41 第1の円筒
42 第2の円筒
Claims (8)
- 先端部に第1のノズルを設けている第1のシリンダ及び先端部に第2のノズルを設けている第2のシリンダを左右に並設したシリンダ本体と、前記第1のシリンダの筒内を摺動可能な第1のピストンと、前記第2のシリンダの筒内を摺動可能な第2のピストンとを備え、
前記第1のピストンと前記第2のピストンとを同時に押圧移動させて、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダ内に充填された2部材混合型硬化材料を注出し、
前記第1のノズル及び第2のノズルにはキャップ本体が装着可能なシリンジにおいて、
前記キャップ本体は、支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に片持ち支持される、曲げ部を有し、曲げ弾性率が50〜1000MPa(23℃)の樹脂である弾発性バンドの自由端に連結され、該弾発性バンドの支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に捻転または軸転可能に立設され、
前記キャップ本体の非装着時で前記弾発性バンドの非変形時において、前記キャップ本体は、前記弾発性バンドの支持端の上方から見て該弾発性バンドの支持端を中心として、円周方向へ移動させることにより、前記第1のノズル及び第2のノズルから離して位置させることができ、
前記キャップ本体の装着は、前記弾発性バンドを、捻転または軸転させ、且つ変形させることにより行なうようにしたシリンジ。 - 非装着時におけるキャップ本体の位置を、弾発性バンドの支持端を中心とした、円周方向の移動において、シリンダの軸方向に対して前方30度よりも後方とした請求項1に記載のシリンジ。
- キャップ本体の装着は、弾発性バンドを捻転させることにより行なう請求項1または請求項2に記載のシリンジ。
- キャップ本体の装着は、弾発性バンドを軸転させることにより行なう請求項1または請求項2に記載のシリンジ。
- シリンダ本体への弾発性バンドの支持端の取付けを、該弾発性バンドの支持端に拡径鍔部を設け、この拡径鍔部を、シリンダ本体上面に設けた、前記拡径鍔部を遊嵌させる口径の収容室に収容することにより行い、この収容室内で前記拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させることにより、弾発性バンドを軸転させる構造とした請求項4に記載のシリンジ。
- 弾発性バンドの支持端の拡径鍔部の外周形状を多角形とし、他方、シリンダ本体上面に設けた前記拡径鍔部の収容室の内周形状も多角形とし、前記収容室内で拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させて弾発性バンドを軸転させた際には、断続的に前記拡径鍔部の角が前記内周面に当接して軸転の抵抗が増すロック状態となることが可能な請求項5に記載のシリンジ。
- 先端部に第1のノズルを設けている第1のシリンダ及び先端部に第2のノズルを設けている第2のシリンダを左右に並設したシリンダ本体と、前記第1のシリンダの筒内を摺動可能な第1のピストンと、前記第2のシリンダの筒内を摺動可能な第2のピストンとを備え、
前記第1のピストンと前記第2のピストンとを同時に押圧移動させて、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダ内に充填された2部材混合型硬化材料を注出し、
前記第1のノズル及び第2のノズルにはキャップ本体が装着可能なシリンジにおいて、
前記キャップ本体は、支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に片持ち支持される、曲げ部を有する弾発性バンドの自由端に連結され、該弾発性バンドの支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に捻転可能に立設され、
前記キャップ本体の非装着時で前記弾発性バンドの非変形時において、前記キャップ本体は、前記弾発性バンドの支持端の上方から見て該前記弾発性バンドの支持端を中心として、円周方向へ移動させることにより、前記第1のノズル及び第2のノズルから離して位置させることができ、
前記キャップ本体の装着は、前記弾発性バンドを、捻転させ、且つ変形させることにより行なうようにしたシリンジ。 - 先端部に第1のノズルを設けている第1のシリンダ及び先端部に第2のノズルを設けている第2のシリンダを左右に並設したシリンダ本体と、前記第1のシリンダの筒内を摺動可能な第1のピストンと、前記第2のシリンダの筒内を摺動可能な第2のピストンとを備え、
前記第1のピストンと前記第2のピストンとを同時に押圧移動させて、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダ内に充填された2部材混合型硬化材料を注出し、
前記第1のノズル及び第2のノズルにはキャップ本体が装着可能なシリンジにおいて、
前記キャップ本体は、支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に片持ち支持される、曲げ部を有する弾発性バンドの自由端に連結され、該弾発性バンドの支持端が前記シリンダ本体の上面又は側部に軸転可能に立設され、
前記キャップ本体の非装着時で前記弾発性バンドの非変形時において、前記キャップ本体は、前記弾発性バンドの支持端の上方から見て該前記弾発性バンドの支持端を中心として、円周方向へ移動させることにより、前記第1のノズル及び第2のノズルから離して位置させることができ、
前記シリンダ本体への弾発性バンドの支持端の取付けを、該弾発性バンドの支持端に拡径鍔部を設け、この拡径鍔部を、シリンダ本体上面に設けた、前記拡径鍔部を遊嵌させる口径の収容室に収容することにより行い、この収容室内で前記拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させることにより、弾発性バンドを軸転させる構造とし、
前記弾発性バンドの支持端の拡径鍔部の外周形状を多角形とし、他方、シリンダ本体上面に設けた前記拡径鍔部の収容室の内周形状も多角形とし、前記収容室内で拡径鍔部を収容室内周面に沿って摺動させて弾発性バンドを軸転させた際には、断続的に前記拡径鍔部の角が前記内周面に当接して軸転の抵抗が増すロック状態となり、
前記キャップ本体の装着は、前記弾発性バンドを、軸転させ、且つ変形させることにより行なうようにしたシリンジ。
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