JP6030404B2 - スパッタリング装置 - Google Patents

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本発明は、スパッタリング装置に関し、より詳しくは、ターゲットとステージとの間の空間を囲繞して真空チャンバの内壁面へのスパッタ粒子の付着を防止する防着手段を有するものに関する。
従来、例えばアルミナ等の酸化物や窒化シリコン等の窒化物で構成される絶縁物をターゲットとし、これをスパッタリングして処理すべき基板のターゲットとの対向面に酸化物や窒化物等の絶縁膜を成膜する場合、ターゲットに、アースとの間で高周波(交流)電力を投入する高周波電源を備える高周波スパッタリング装置を用いることが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。このような高周波スパッタリング装置で成膜する場合、より高い成膜レートを得るために、ターゲットに投入する交流電力を高めたり、または、スパッタリング時に真空チャンバ内のアルゴンガス等のスパッタガスの分圧(例えば、真空チャンバ内の全圧が10Pa)を高めたりして成膜することが一般に知られている。
ところで、一般の高周波スパッタリング装置では、真空チャンバ内で互いに対向配置されるターゲットと処理対象物を保持するステージとの間の空間を囲繞して真空チャンバの内壁面へのスパッタ粒子の付着を防止する防着手段が備えられている。この場合、防着手段は、メンテナンス性やステージへの基板の受渡し/受取り等を考慮して、上下方向に複数枚の防着板を並設して構成することが一般であり、このとき、例えば上記空間からのガスの通過を許容するために、防着板相互の間に隙間が設けられる。
然しながら、スパッタガスの分圧を高めた状態でスパッタリングしたとき、却ってスパッタリングレートが低下して生産性が損なわれることが判明した。これは、防着板相互の間に設けられる隙間が適切に管理されていないことで、アース接地の真空チャンバの内壁面へと当該隙間を通してプラズマが漏れ出して防着板と真空チャンバとの間の空間でも放電し、相対的にターゲットに投入される電力が低下することに起因していると考えられる。また、プラズマが漏れ出て放電したのではパーティクルの発生源ともなり得る。
特開2002−4042号公報
本発明は、以上の点に鑑み、ターゲットに高周波電力を投入してスパッタリングする際にスパッタガスの分圧を高めても、防着板相互の隙間からの放電漏れを効果的に抑制することができる高周波スパッタリング装置を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の高周波スパッタリング装置は、ターゲットが着脱自在に取り付けられる真空チャンバと、この真空チャンバ内でターゲットに対向配置されて処理対象物を保持するステージと、ターゲットとステージとの間の空間を囲繞して真空チャンバの内壁面へのスパッタ粒子の付着を防止する防着手段とを備え、ステージからターゲットに向かう方向を上とし、防着手段は上下方向に並設される複数枚の防着板で構成され、互いに隣接する防着板の各々は、所定長さに亘って、かつ、板厚方向に3mm以下の隙間を存してオーバーラップさせて配置されることを特徴とする。
本発明によれば、互いに隣接する防着板の各々は、所定長さに亘って、かつ、板厚方向に3mm以下の隙間を存してオーバーラップさせているため、例えば、真空チャンバ内の全圧が10Pa以上となるようにスパッタガスの分圧を高めた状態でターゲットに高周波電力を投入してスパッタリングしても、防着板相互の隙間からの放電漏れを効果的に抑制されることが確認された。これにより、ターゲットに印加される高周波の交流成分の振幅電圧Vppの低下が抑制され、スパッタリングレートを高めて生産性を向上することができる。なお、防着板の各々をオーバーラップさせる長さは10mm以上とすれば、放電漏れを確実に抑制することができる。
本発明においては、前記複数枚の防着板のうち互いに上下方向で隣接して並設される2枚の前記防着板の上端部と下端部とを前記隙間が上下方向にのびるようにオーバーラップされることが好ましい。これによれば、前記隙間の端部が真空チャンバ内に形成したプラズマを臨むように防着板の各々をオーバーラップさせている場合と比較して、より確実に放電漏れを抑制することができる。
ところで、ターゲットとステージとの間の空間を囲繞するように配置し、真空チャンバ内に更に隔絶された空間が画成されるように各防着板を設ける場合、いずれか1個の防着板を他の防着板に対して相対移動し得るようにし、例えば搬送ロボットによりステージへの基板の受渡し/受取りを行い得るように構成する必要がある。この場合、一の防着板に、この一の防着板を上下動する駆動手段の駆動軸を連結することになる。このような場合においても、防着板相互の隙間からの放電漏れを効果的に抑制するように構成しておく必要がある。そこで、一の防着板の他の防着板側の端部を真空チャンバの内方に向けてL字状に屈曲すると共に、当該他の防着板の一の防着板側の端部を真空チャンバの内方に向けて直角に屈曲し、両防着板の端部により区画される空間にスペーサーが充填されて上記隙間を形成することが好ましい。
本発明の高周波スパッタリング装置の模式図。 図1の高周波スパッタリング装置の要部を拡大して説明する断面図。
以下、図面を参照して、ターゲットを絶縁物とし、シリコンウエハやサファイア基板等の基板W表面に絶縁膜を成膜する場合を例に本発明の実施形態の高周波スパッタリング装置を説明する。
図1及び図2を参照して、SMは、本実施形態の高周波スパッタリング装置である。この高周波スパッタリング装置SMは、真空処理室1aを画成する真空チャンバ1を備え、真空チャンバ1の天井部にカソードユニットCが着脱自在に取付けられている。以下においては、図1中、真空チャンバ1の天井部側を向く方向を「上」とし、その底部側を向く方向を「下」として説明する。
カソードユニットCは、ターゲット2と、このターゲット2の上方に配置された磁石ユニット3とから構成されている。ターゲット2は、アルミナ、窒化シリコンまたは炭化シリコンなどの絶縁物で構成され、基板Wの輪郭に応じて、公知の方法で平面視円形や矩形に形成されたものである。ターゲット2は、バッキングプレート21に装着した状態で、そのスパッタ面22を下方にして、真空チャンバ1の上壁に設けた第1絶縁体41を介して真空チャンバ1の上部に取り付けられる。また、ターゲット2は、公知の構造を有する高周波電源Eに接続され、スパッタリング時、アースとの間で所定周波数(例えば、13.56MHz)の高周波(交流)電力が投入されるようにしている。ターゲット2の上方に配置される磁石ユニット3は、ターゲット2のスパッタ面22の下方空間に磁場を発生させ、スパッタ時にスパッタ面22の下方で電離した電子等を捕捉してターゲット2から飛散したスパッタ粒子を効率よくイオン化する公知の閉鎖磁場若しくはカスプ磁場構造を有するものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
真空チャンバ1の底部中央には、ターゲット2に対向させてステージ5が配置されている。ステージ5は、例えば筒状の輪郭を持つ金属製の基台51と、この基台51の上面に接着したチャックプレート52とで構成されている。チャックプレート52は、基台51の上面より一回り小さい外径を有し、静電チャック用の電極52a,52bが埋設され、図外のチャック電源から電圧が印加されるようになっている。この場合、チャックプレート52は、リング状の第1防着板53により基台51の上面に着脱自在に取り付けられている。この場合、第1防着板53は、スパッタリング中に基板Wに発生するバイアス電位を低減するために、第2絶縁体42を介して基台51の上面に取り付けられている。なお、静電チャックの構造については、単極型や双極型等の公知のものが利用できるため、ここでは詳細な説明を省略する。
基台51は、真空チャンバ1の底面に設けた開口に気密に装着された第3絶縁体43で保持され、アース接地の真空チャンバ1とは縁切りされ、電気的にフローティングにされている。第1〜第3の各絶縁体41,42,43の材質としては特に制限はなく、ガラス入りのフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)や、ガラス入りのエポキシ樹脂などを用いることができる。また、ステージ5には、この基台51をフローティングとアース電位との間で切り換える電位切換手段54が接続され、スパッタリング中、ステージ5の電位をフローティングとし、プラズマ中の正イオンが基板Wに引き込まれて膜中に取り込まれる量を大幅に低減するようにしている。電位切換手段54は、基台51に接続される配線54aを備え、この配線54aには、真空処理室1a外に位置させて、抵抗54bとスイッチング素子54cとが介在され、アース接地されている。この場合、抵抗54bは、チャック電源からの電圧印加を停止すると共にアースに短絡して基板Wの吸着を解除するとき、これに同期してスイッチング素子54cを切り換えてステージ5をアース接地する際に過電流が流れることを防止するもの(例えば、1MΩ)である。基台51には、冷媒循環用の通路55aやヒータ55bが内蔵され、スパッタリング中、基板Wを所定温度に制御することができるようにしている。
更に、真空チャンバ1の側壁には、スパッタガスを導入するガス導入手段としてのガス管6が接続され、このガス管6がマスフローコントローラ6aを介して図示省略のガス源に連通する。スパッタガスには、真空処理室1aにプラズマを形成する際に導入されるアルゴンガス等の希ガスだけでなく、酸素ガスや窒素ガスなどの反応ガスが含まれる。真空チャンバ1の側面にはまた、ターボ分子ポンプやロータリポンプなどで構成される真空ポンプPに通じる排気管7が接続され、真空処理室1aを一定速度で真空引きし、所定圧力に保持できるようにしている。
真空チャンバ1内でステージ5の周囲には、アース電極としての環状の第2防着板8が設けられている。第2防着板8は、その内周縁部から径方向外側に下方に傾斜するように形成されたものである。なお、特に図示して説明しないが、第2防着板8に、上下方向に貫通する複数個の貫通孔を開設するようにしてもよい。そして、第2防着板8は、アース接地の真空チャンバ1の底面に設置され、スパッタリング時にアースとしての役割を果たすようにしている。真空チャンバ1内にはまた、この真空チャンバ1の内壁面へのスパッタ粒子の付着を防止するために、ターゲット2と基板Wとの間の空間を囲う第3防着板9が配置され、この第3防着板9が本実施形態の防着手段を構成する。
図2も参照して、第3防着板9は、夫々がアルミナ、ステンレス等の公知の材料製である、真空チャンバ1の上壁に吊設した上防着板91と、真空チャンバ1の底面に立設した下防着板92と、上防着板91及び下防着板92の間で両防着板91,92より真空チャンバ1の内側に設けられて上防着板91及び下防着板92と上下方向でオーバーラップする可動防着板93とで構成されている。上防着板91は、板状部材の一側を略直角に屈曲し、この状態で円形に成形し、リング状の輪郭を持つように両自由端を接合したものである。また、下防着板92もまた、板状部材の一側を略直角に屈曲し、この状態で円形に成形し、リング状の輪郭を持つように両自由端を接合したものであり、上端が真空チャンバ1の内方へと延出するように設置される。なお、上防着板91及び下防着板92は、真空チャンバ1の周方向に複数個の部品で分割して構成することもできる。上防着板91及び下防着板92の間に設けられる可動防着板93は、板状部材の両側を互い違いに略直角に屈曲し、この状態で円形に成形し、リング状の輪郭を持つように両自由端を接合したものである。
可動防着板93の外側面には、周方向に90°間隔で真空チャンバ1の底面を貫通して設けたシリンダCyの駆動軸Crが夫々連結され、各駆動軸Crにより支持されている。そして、シリンダCyにより、真空チャンバ1の内壁面へのスパッタ粒子の付着を防止する下動位置(図1に示す位置)と、上防着板91側に移動することで可動防着板93と下防着板92との間に隙間を形成し、図外のゲートバルブで開閉される搬送用の透孔Toを通してステージ5への基板Wの搬出・搬入を行い得る上動位置との間で可動防着板93が移動自在となる。
ここで、可動防着板93の下動位置では、可動防着板93の上下方向にのびる上端部と上防着板91の上下方向にのびる下端部とが所定長さlに亘って、かつ、上端部と下端部との間の隙間dが3mm以下となるようにオーバーラップされている。この場合、長さlは、10mm以上とすればよい。他方で、上記の如く、可動防着板93と下防着板92とを形成した場合、下防着板92の水平な上端部と、可動防着板93との間に環状の空間が形成される。このため、可動防着板93の水平部下側に、10mm以上の所定長さlに亘って、かつ、下防着板92の水平な上端部との間の隙間dが3mm以下となるようにオーバーラップされるスペーサー94を固定することとした。この場合、スペーサー94としては、ガラス入りのフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)や、ガラス入りのエポキシ樹脂製で環状に一体成型したものを用いることができる。
以下に、上記高周波スパッタリング装置SMによる成膜処理を説明する。図外の真空搬送ロボットにより、可動防着板93の上動位置にて、真空雰囲気下の真空処理室1aに搬送用の透孔Toを通して、ステージ5上へと基板Wを搬出し、ステージ5のチャックプレート52上面に基板Wを載置する。真空搬送ロボットが退避すると、可動防着板93の下動位置に移動し、真空チャンバ1内壁面へのスパッタ粒子の付着しないようにされる。電位切換手段54のスイッチング素子54cはオフであり、ステージ5はフローティングとされている。そして、静電チャック用の電極52a,52bに対してチャック電源から所定電圧を印加すると、基板Wが静電吸着される。
次に、真空処理室1a内が所定圧力(例えば、10−5Pa)まで真空引きされると、ガス導入手段を介してスパッタガスとしてのアルゴンガスを一定の流量(例えば、アルゴン分圧が1.5Pa)で導入し、これに併せてターゲット2に高周波電源Eから所定の高周波電力(例えば、1〜5kW)を投入する。これにより、真空処理室1a内にプラズマが形成され、プラズマ中のアルゴンガスのイオンでターゲット2がスパッタリングされ、ターゲット2からのスパッタ粒子が基板Wに付着、堆積して窒化シリコン膜やアルミナ膜などの絶縁膜が成膜される。この場合、プラズマを介して高周波電流がアースへと流れるが、本実施形態では、ステージ5と、基板周囲の第1防着板53とが電気的にフローティングになっているため、基板Wに流れる高周波電流が制限され、基板Wにバイアス電位がかかることが抑制された状態で成膜される。
成膜終了後、ターゲット2への高周波電力の投入とガス導入とが停止され、チャック電源からの電圧印加を停止すると共にアースに短絡して基板Wの吸着を解除すると共に、スイッチング素子54cをオンに切り換えてステージ5をアース接地する。そして、図外の真空搬送ロボットにより、真空処理室1aに搬送用の透孔Toを通して、ステージ5上にある成膜済みの基板Wが真空処理室1aから搬出される。
以上の実施形態によれば、上防着板91及び下防着板92と可動防着板93とが、所定長さに亘って、かつ、板厚方向に3mm以下の隙間を存して上下方向にのびるようにオーバーラップさせているため、例えば、真空チャンバ1内の全圧が10Pa以上となるようにスパッタガスの分圧を高めた状態でターゲット2に高周波電力を投入してスパッタリングしても、防着板91,92,93相互の隙間からの放電漏れを効果的に抑制される。これにより、ターゲット2に印加される高周波の交流成分の振幅電圧Vppの低下が抑制され、スパッタリングレートを高めて生産性を向上することができる。
次に、以上の効果を確認するために、図1に示す高周波スパッタリング装置SMを用いて以下の実験を行った。本実験では、基板Wをシリコンウエハとした。そして、ターゲット2としてアルミナを用い、シリコンウエハ表面にアルミナ膜を成膜した。スパッタ条件として、ターゲット2と基板Wとの間の距離を70mm、高周波電源Eにより投入電力を1kW、スパッタ時間を90secに設定した。また、l、lが夫々10mm、d、dが夫々3mmとなるように防着手段9を設けることとした。また、本実験では、スパッタガスとしてアルゴンガスを用い、スパッタリング中、スパッタガスの分圧を約1〜10Pa、高周波電源Eからの投入高周波電力を0.5kW〜5kWの範囲で変化させた。そして、ビューポートから放電漏れの有無を確認した。これによれば、上記圧力範囲及び投入電力の範囲では、防着板からの放電漏れは確認できなかった。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。上防着板91、下防着板92及び可動防着板93で防着手段9を構成したものを例に説明したが、防着手段9はこれに限定されるものではなく、いずれかの防着板が可動のものか否かに関係なく、複数枚の防着板で構成する場合には本発明を適用することができる。
SM…高周波スパッタリング装置、1…真空チャンバ、1a…真空処理室、2…ターゲット、5…ステージ、6…ガス管(ガス導入手段)、9…第3防着板(防着手段)、91…上防着板、92…下防着板、93…可動防着板、94…スペーサー、C…カソードユニット、E…高周波電源、W…基板。

Claims (3)

  1. ターゲットが着脱自在に取り付けられる真空チャンバと、この真空チャンバ内で前記ターゲットに対向配置されて処理対象物を保持するステージと、前記ターゲットと前記ステージとの間の空間を囲繞して前記真空チャンバの内壁面へのスパッタ粒子の付着を防止する防着手段とを備え、
    前記ステージから前記ターゲットに向かう方向を上とし、前記防着手段は上下方向に並設される複数枚の防着板で構成され、互いに隣接する前記防着板の各々は、所定長さに亘って、かつ、板厚方向に3mm以下の隙間を存してオーバーラップさせて配置され、
    前記複数枚の防着板のうち一の防着板の他の防着板側の端部を前記真空チャンバの内方に向けてL字状に屈曲すると共に、当該他の防着板の前記一の防着板側の端部を前記真空チャンバの内方に向けて直角に屈曲し、両防着板の端部により区画される空間にスペーサーを設けて前記隙間を形成することを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 前記複数枚の防着板のうち互いに上下方向で隣接して並設される2枚の前記防着板の上端部と下端部とを前記隙間が上下方向にのびるようにオーバーラップされることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のスパッタリング装置であって、前記一の防着板を上下動する駆動手段の駆動軸が連結され、この一の防着板が上側または下側に位置する前記他の防着板に対して上下動自在であることを特徴とするスパッタリング装置。
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