JP6030332B2 - 安全コーン - Google Patents
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Description
すなわち本発明に係る安全コーンは、上板部と、該上板部の縁から斜め下方へ延設される3個又は4個の側板部とを備える、略三角錐台形状又は略四角錐台形状に本体部が形成され、
前記本体部の内側は、下方に開口する中空部となされており、
前記本体部の上板部が他の本体部の中空部へ収納されて、複数の本体部が段積み可能に形成されると共に、
前記側板部には、横方向へ長く側方へ突出する突条部が上端に形成されており、
前記突条部は、側方へ円弧状に突出されて形成されると共に、前記各突条部の横方向中央における突出の大きさが両端より大きく設けられていることを特徴としている。
また、前記本体部の内側を、下方に開口する中空部として、前記本体部の上板部を他の本体部の中空部へ収納させて、複数の本体部を段積み可能に形成させるので、保管時に安全コーンを段積みさせて、小さな収納スペースで保管可能となされる。
また、前記側板部に、横方向へ長く側方へ突出する突条部を上端に形成させるので、下方に配置させた本体部の上板部を上方に配置させた他の本体部の中空部へ収納させて段積みさせたときに、下方の本体部の突条部が上方の本体部の側板部の内側面に当接されて、下方の本体部の側板部の外側面と上方の本体部の側板部の内側面との間に隙間が確保され、前記上方の本体部の内側面が下方の本体部の側板部に設けた標示へ接触しにくくなされ、前記標示の磨耗が抑制される。
図面において、1は安全コーンである。
本実施形態の安全コーン1は、略三角錐台形状に形成された本体部2から構成されており、この本体部2は、略三角形形状に形成された上板部4と、この上板部4の縁から斜め下方へ延設される台形形状の3つの側板部3を備えている。
前記各側板部3は、それぞれの上辺を前記上板部4の辺の縁に接するように設けられ、それぞれの下辺を下板部5へ接するように形成されている。
前記下板部5は、前記各側板部3の下端に鍔状に設けられており、具体的には、前記側板部3の下辺から外側側方へ延設されるように形成されている。
前記上板部4と、各側板部3と、下板部5とは、それぞれ一体的に形成されており、具体的には、安全コーン1の本体部2は、合成樹脂の射出成形により一部材で形成されている。
図1において、図中左側に配置された側板部3には左向きのアローヘッド(鏃)が描かれた標示31が設けられており、図中右側に配置された側板部3には右向きのアローヘッドが描かれた標示31が設けられている。
また、図1において背面側に配置されて図示されていない側板部3には、図3に示すようにアローヘッド以外の図形が描かれた標示31が設けられている。
本実施形態の安全コーン1は、道路や駐車場、工事現場などに設置されて、歩行者や車両をアローヘッドの示す方向へ誘導したり、存在喚起による視線誘導などを行うように設けられている。
上板部4の中央には、上下に貫通する略鍵穴形状の貫通穴41が形成されている。
前記貫通穴41は、安全コーン1と別体に形成された発光装置などを取り付け可能に設けられており、具体的には、取り付ける発光装置等に前記貫通穴41の形状に対応する断面形状の脚部を設け、この脚部を前記貫通穴41へ上方から挿通させて、安全コーン1の上方へ発光装置などを取り付けるように設けている。
尚、前記貫通穴41には、その開口縁から下方へ延設される筒壁42が設けられており、前記筒壁42は貫通穴41の開口縁の全周に亘って形成されている。前記筒壁42が設けられることで、貫通穴41付近の上板部4の強度が向上し、発光装置などの脚部が挿通されて取り付けられたときに、上板部4の破損などが抑制される。
突条部33は、長手方向を横に向け側板部3の上辺に沿って形成されている。
また、突条部33は、円弧状に突出されて形成されている。具体的には、その先端の突出面34は、縦断面が直線状に形成されて上下垂直方向に沿う面形状に形成され、横断面が円弧状の曲面に形成されている。
本実施形態の前記突条部33は、側板部3の左右方向中央に配置され、前記突条部33の左右の端で前記突出面34が側板部3の外側面に至るように形成されている。即ち、突条部33は、側板部3の左右方向中央で最も大きく突出するように形成されている。
各側板部3で囲われた安全コーン1の内側は、下方に開口する中空部21となされており、中空部21の上側は上板部4の貫通穴41を介して外側へ通じている。
また、下板部5の下面には、垂直下方へ延びる突条形状のリブ部52が複数形成されている。
前記下板側壁51と、リブ部52の上下の大きさは、前記上板部4の上面から筒壁42の下端までの長さよりそれぞれ大きく形成されている。
複数の安全コーン1が段積みされたとき、上側に配置された安全コーン1に形成された下板側壁51の下端や、リブ部52の下端が、下側に配置された安全コーン1の下板部5の上面に載置されるように設けられている。
図7は、下側に配置された安全コーン1の上から、他の安全コーン1を被せて重ね、段積みさせた状況を示している。
上側の安全コーン1は、その下板側壁51とリブ部52の下端を、下側の安全コーン1の上板部5の上面へ載置させて段積みされている。このため、前記下板側壁51やリブ部52より、上下の大きさが小さく形成された上側の安全コーン1の筒壁42は、その下端が下側の安全コーン1の上板部4の上面に接することなく、この上板部4の上方へ配置されるようになされる。
この隙間Sが確保されることで、下側の安全コーン1の側板部3の外側面に設けた前記標示31へ、上側の安全コーン1の側板部3が接触しにくくなされ、上側の安全コーン1の側板部3の内側面との摩擦による前記標示31の磨耗や損傷などが抑制できる。
2 本体部
21 中空部
3 側板部
31 標示
33 突条部
34 突出面
4 上板部
41 貫通穴
42 筒壁
5 下板部
51 下板側壁
52 リブ部
G おもり
Claims (1)
- 上板部と、該上板部の縁から斜め下方へ延設される3個又は4個の側板部とを備える、略三角錐台形状又は略四角錐台形状に本体部が形成され、
前記本体部の内側は、下方に開口する中空部となされており、
前記本体部の上板部が他の本体部の中空部へ収納されて、複数の本体部が段積み可能に形成されると共に、
前記側板部には、横方向へ長く側方へ突出する突条部が上端に形成されており、
前記突条部は、側方へ円弧状に突出されて形成されると共に、前記各突条部の横方向中央における突出の大きさが両端より大きく設けられていることを特徴とする安全コーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012100661A JP6030332B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 安全コーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012100661A JP6030332B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 安全コーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013227786A JP2013227786A (ja) | 2013-11-07 |
JP6030332B2 true JP6030332B2 (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=49675668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012100661A Active JP6030332B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 安全コーン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6030332B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP6463022B2 (ja) * | 2014-07-23 | 2019-01-30 | Toyo Tire株式会社 | 視線誘導柱連結体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0362114U (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-18 | ||
JP4755609B2 (ja) * | 2007-01-30 | 2011-08-24 | 株式会社テラモト | 標識塔 |
-
2012
- 2012-04-26 JP JP2012100661A patent/JP6030332B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013227786A (ja) | 2013-11-07 |
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