JP6028485B2 - 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム - Google Patents

画像生成装置、画像生成方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、画像生成装置、画像生成方法及びプログラムに関する。
従来より、風景等を撮像した撮像画像に画像処理を施して、撮像画像に新たな効果を付与することが行われている。撮像画像に新たな効果を付与する技術としては、特許文献1乃至3に記載の技術が知られている。
この特許文献1乃至3に記載の技術では、画像処理を施して、撮像画像を絵画又はイラスト調に変換することが種々の手法により行われている。
特開2001−245135号公報 特開2002−118737号公報 特開2004−102819号公報
上述したような絵画又はイラスト調に変換する技術においては、画像そのものを変換して、画風やタッチを変えることはできるが、質感を与えるまでには至っていない。そこで、画像に質感を与えるために、別途処理の対象となる撮像画像に質感を与える画像(以下、「テクスチャ画像」という)を合成して質感を与えることが考えられる。
しかしながら、質感を与えるために別途テクスチャ画像を用意しておかなければならず、テクスチャ画像により記憶容量が増加してしまったり、与えたい質感に対応したテクスチャ画像を用いるために、同一のテクスチャ画像により質感を与えられた画像は、似通った印象を与えてしまったりする虞があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、予めテクスチャ画像を保持しておく必要なく、生成の度に異なる質感を醸し出すことができる画像を生成する画像生成装置、画像生成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の画像生成装置は、
対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成手段と、
前記画像マップ作成手段により作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生手段と、
前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成手段と、
前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成手段と、
を備え、
前記テクスチャ生成手段は、前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して縦方向及び横方向に横断する直線状の領域であり、当該領域が所定の画素値となる領域を複数形成する
ことを特徴とする。
本発明によれば、予めテクスチャ画像を保持しておく必要なく、生成の度に異なる質感を醸し出すことができる画像を生成することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の機能的構成のうち、紙質感イラスト調画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 紙質感イラスト調画像生成処理のうち、イラスト調画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 微分フィルタ処理におけるフィルタ係数の一例について示す模式図である。 紙質感イラスト調画像生成処理のうち、テクスチャ画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 キャンバス地生成処理により生成されるキャンバス地線を示す模式図である。 紙質感イラスト調画像生成処理のうち、合成画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の撮像装置において生成される紙質感イラスト調画像の表示例について説明するための図である。 図2の機能構成を有する図1の撮像装置が実行する紙質感イラスト調画像生成処理の流れを示すフローチャートである。 紙質感イラスト調画像生成処理のうち、イラスト調画像生成処理の流れを示すフローチャートである。 紙質感イラスト調画像生成処理のうち、テクスチャ画像生成処理の流れを示すフローチャートである。 紙質感イラスト調画像生成処理のうち、合成画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラして構成される。
撮像装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、画像処理部14と、バス15と、入出力インターフェース16と、撮像部17と、入力部18と、出力部19と、記憶部20と、通信部21と、ドライブ22と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部20からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12、RAM13及び画像処理部14は、バス15を介して相互に接続されている。このバス15にはまた、入出力インターフェース16も接続されている。入出力インターフェース16には、撮像部17、入力部18、出力部19、記憶部20、通信部21及びドライブ22が接続されている。
画像処理部14は、DSP(Digital Signal Processor)や、VRAM(Video Random Access Memory)等から構成されており、CPU11と協働して、画像のデータに対して各種画像処理を施す。
撮像部17は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。
光学レンズ部は、被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサは、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)等から構成される。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部17の出力信号として出力される。
このような撮像部17の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU11や画像処理部14等に適宜供給される。
入力部18は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部19は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部20は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ22によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部20にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部20に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部20と同様に記憶することができる。
図2は、このような撮像装置1の機能的構成のうち、紙質感イラスト調画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
紙質感イラスト調画像生成処理とは、撮像部17から取得した画像のデータに基づいて、イラスト調(以下「絵画調」ともいう)の画像であるイラスト調画像のデータと紙の風合いを醸し出すためのテクスチャ画像のデータを生成し、当該生成したイラスト調画像にテクスチャ画像を合成して、紙の質感を持ち、かつ、イラスト調の画像である紙質感イラスト調画像のデータを生成するまでの一連の処理をいう。
紙質感イラスト調画像生成処理が実行される場合には、図2に示すように、CPU11において、テクスチャ選択部51と、出力制御部52と、が機能し、画像処理部14において、画像取得部71と、イラスト調画像生成処理部72と、テクスチャ画像生成処理部73と、合成画像生成処理部74と、が機能する。
ただし、図2は例示であり、CPU11の機能の少なくとも一部を画像処理部14に委譲してもよいし、逆に、画像処理部14の機能の少なくとも一部をCPU11に委譲してもよい。
この場合、記憶部20の一領域として設けられた取得画像記憶部91と、合成画像記憶部92と、が用いられる。
テクスチャ選択部51は、ユーザによる入力部18へのテクスチャを選択する操作によって、生成する画像の質感を選択する。本実施形態において、画像の質感とは、紙の質感をいい、さらに、紙のうち画用紙又はキャンバス地をいう。ここで、「キャンバス地」とは、亜麻糸、綿糸、絹糸又は、それらの混織からできており、油絵やアクリル絵用の画布であり、素材から独特の風合いを醸し出すことから画風の雰囲気を出す要素にもなっている。
具体的には、テクスチャ選択部51は、ユーザ操作により、生成する画像の質感を紙の質感のうち、画用紙の質感か、キャンバス地の質感かを選択する。
出力制御部52は、合成画像記憶部92に記憶される後述する紙質感イラスト調画像のデータを表示出力するように、出力部19を制御する。その結果、出力部19において、紙質感イラスト調画像が表示される。
画像取得部71は、画像のデータを取得する。撮像装置1として構成される本実施形態においては、画像取得部71は、撮像部17のより撮像処理が行われた場合に、撮像部17から撮像画像のデータを取得する。その後、画像取得部71は、取得画像記憶部91に撮像画像のデータを出力して、取得画像記憶部91に撮像画像のデータを記憶させる。
イラスト調画像生成処理部72は、取得画像記憶部91に記憶される撮像画像のデータから、実際の風景等を写した画像をイラストで描いたかのような印象を与える画像となるイラスト調画像のデータを生成するイラスト調画像生成処理を実行する。
また、イラスト調画像生成処理部72は、εフィルタ処理部101と、減色処理部102と、Y成分抽出処理部103と、第1微分フィルタ処理部104と、Y成分加算合成処理部105と、を備える。なお、εフィルタ処理部101、減色処理部102、Y成分抽出処理部103、第1微分フィルタ処理部104及びY成分加算合成処理部105の詳細は、後述する。
テクスチャ画像生成処理部73は、取得画像記憶部91に記憶される撮像画像のデータから質感を醸し出す要素の画像となるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ画像生成処理を実行する。
また、テクスチャ画像生成処理部73は、画像マップ取得部121と、ノイズ生成処理部122と、キャンバス地生成処理部123と、LPF(Low−pass filter)処理部124と、第2微分フィルタ処理部125とを備える。なお、画像マップ取得部121、ノイズ生成処理部122、キャンバス地生成処理部123、LPF処理部124及び第2微分フィルタ処理部125の詳細については後述する。
合成画像生成処理部74は、イラスト調画像生成処理部72により生成されたイラスト調画像に、テクスチャ画像生成処理部73により生成したテクスチャ画像を合成して、明度及び彩度を増加させることで、紙質感イラスト調画像のデータを生成する合成画像生成処理を実行する。
また、合成画像生成処理部74は、Y成分乗算合成処理部141と、明度彩度増加処理部142と、を備える。なお、Y成分乗算合成処理部141及び明度彩度増加処理部142の詳細については後述する。
取得画像記憶部91には、取得した画像のデータが記憶されている。本実施形態においては、取得画像記憶部91には、例えば、撮像部17から出力され、画像取得部71により取得された撮像画像のデータが記憶されている。
合成画像記憶部92には、例えば、合成画像生成処理部74によって生成された紙質感イラスト調画像のデータ等の各種合成画像のデータが記憶されている。
図3は、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、イラスト調画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
イラスト調画像生成処理を実行する場合には、図3に示すように、画像処理部14のイラスト調画像生成処理部72において、εフィルタ処理部101と、減色処理部102と、Y成分抽出処理部103と、第1微分フィルタ処理部104と、Y成分加算合成処理部105と、が機能する。
εフィルタ処理部101は、取得した撮像画像のデータ(イラスト調画像の生成対象となる画像)に対して、画像内の急峻な輝度値の変化を維持しつつ小信号ノイズを除去し、エッジを残して小さな凹凸を除去することで平坦な画像を生成する処理(以下、「εフィルタ処理」という)を行う。
減色処理部102は、εフィルタ処理を施した画像に対して、画像の色成分の減色を行う減色処理を行う。本実施形態において、減色処理は、例えば、bitシフトで処理か可能な観点で実験をから決定した値として、画像のY成分については8段階に減色し、画像のUV成分については12段階に減色するように構成される。当該減色処理を経た画像のデータは、Y成分抽出処理部103及びY成分加算合成処理部105にそれぞれ出力される。
Y成分抽出処理部103は、減色処理部102による減色処理を経た画像からY成分の抽出し、画像をY成分のみで構成可能なデータ(以下、「抽出Y成分データ」という)を生成する処理(以下、「Y成分抽出処理」という)を行う。
第1微分フィルタ処理部104は、画像から抽出したY成分のみから構成される抽出Y成分データに対して、微分フィルタ処理を行い、画像における境界線を強調する効果を付与する。
具体的には、第1微分フィルタ処理部104は、例えば、図4に示すようなフィルタ係数とし、X方向の微分とY方向の微分を使って注目画素の値を出力することで、エンボスの効果を付与する。図4の例では、3×3のブロック分けした場合に、左上をフィルタ係数「−0.5」とし、右下をフィルタ係数「0.5」とし、左上から右下を微分フィルタの方向としているが、微分フィルタの方向は縦、横、斜め等いずれの方向でもよい。
なお、図4は、微分フィルタ処理におけるフィルタ係数の一例について示す模式図である。
Y成分加算合成処理部105は、減色処理部102により減色処理を経た画像に対して、減色処理部102によって減色処理が施された画像から別途抽出した抽出Y成分データに微分フィルタ処理を施した画像のデータのY成分の値を加算合成する処理(以下、「Y成分加算合成処理」という)を行う。その結果、イラスト調画像のデータが生成されることになる。
図5は、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、テクスチャ画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
テクスチャ画像生成処理を実行する場合には、図5に示すように、テクスチャ画像生成処理部73においては、画像マップ取得部121と、ノイズ生成処理部122と、キャンバス地生成処理部123と、LPF処理部124と、第2微分フィルタ処理部125と、が機能する。
画像マップ取得部121は、取得画像記憶部91に記憶される取得画像のデータからイラスト調画像と同一サイズで、画素値が白となる「0」又は黒となる「255」のMAPデータを取得する。撮像装置1においては、取得した同一サイズのMAPデータに基づいて、テクスチャ画像のデータを生成することで、例えば、イラスト調画像よりも小さい画像を複数使用してテクスチャ画像のデータを生成した場合に比べて、後述するランダムなノイズ等に起因すう画像間の繋ぎ目等が発生しなくてよくなる。また、別途、テクスチャ画像のデータを保持する必要がないため、取得画像のデータだけで、紙の質感のあるイラスト調画像のデータを生成することができる。
ノイズ生成処理部122は、画像マップ取得部121により取得された取得画像のMAPデータに対して、ランダムにノイズを発生させる処理(以下、「ノイズ処理」という)を実行する。ノイズ処理によって、ランダムにノイズを発生させることで、画像における紙という素材の風合い感を再現するためのポイントを生成することになる。また、ランダムなノイズを用いることによって、生成の度に異なるテクスチャ画像を生成することができる。
キャンバス地生成処理部123は、ノイズ生成処理部122によりノイズ発生処理が施された取得画像のMAPデータに対して、キャンバス地生成処理を実行する。
キャンバス地生成処理では、画像内にオフセットな間隔でランダムにキャンバス地線を作成する。また、ランダムなキャンバス地線を用いることで、生成の度に異なるテクスチャ画像を生成することができる。
図6は、キャンバス地生成処理により生成されるキャンバス地線を示す模式図である。
キャンバス地線Lは、MAPを模式的に画像に対応して表すると、図6に示すように、画像P内において横断的に所定の間隔で引かれた黒線となる。
キャンバス地線は、まず、画像内においてキャンバス地線L1を作成する画素を選択し、その後、当該画素を含む縦方向(或いは横方向)に所定の画素値(本実施形態においては、画素値の値120)となるような線状の形状となる。キャンバス地線が作成された画像を基準にして次の画素が選定され、次のキャンバス地線L2が引かれる。画素は、所定のオフセット間隔があり、さらに乱数で決定されたものが選定される。これを縦方向及び横方向の全てに対して行うことで、キャンバス地線Lが生成されることとなる。
LPF処理部124は、遮断周波数より低い周波数の成分はほとんど減衰させず、遮断周波数より高い周波数の成分を逓減させるLPF処理を実行する。LPF処理は、テクスチャ画像の特性上、画像の効果を付与する画像よりも主張しないように画像を平滑化する処理である。
第2微分フィルタ処理部125は、上述した第1微分フィルタ処理と同様に、X方向の微分とY方向の微分を使って注目画素の値を出力することで、板金や紙などに文字や絵柄などを浮き彫りにする加工を施したような、いわゆる、エンボスの効果を付与する。
具体的には、第2微分フィルタ処理部125は、図4に示すフィルタ係数で微分フィルタ処理を行う。
図7は、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、合成画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
合成画像生成処理を実行する場合には、図7に示すように、合成画像生成処理部74においては、Y成分乗算合成処理部141と、明度彩度増加処理部142とが機能する。
Y成分乗算合成処理部141は、イラスト調画像生成処理部72により生成されたイラスト調画像のデータと、テクスチャ画像生成処理部73により生成されたテクスチャ画像のデータとを、Y成分を乗算して合成する処理(以下、「Y成分乗算合成処理」という)を行う。
明度彩度増加処理部142は、Y成分乗算合成処理部141により合成された合成画像データに対して、明度及び彩度を増加させる明度彩度増加処理を実行する。当該処理を経ることで、撮像画像のデータは、紙の質感を醸し出すイラスト調の画像のデータとなる。
以上のように撮像装置1を構成することで次に示すような合成画像を生成することができる。
図8は、本実施形態の撮像装置1において生成される紙質感イラスト調画像の表示例について説明するための図である。
具体的には、撮像装置1においては、例えば、図8(a)に示すような、撮像画像のデータを、撮像部17において撮像処理を行うことで取得する。
図8(a)の例では、道の両側に街路樹が立ち並ぶ風景を撮影した撮像画像g1である。当該撮像画像においては、風景が鮮明に映し出されている。
これに対して、撮像装置1において紙質感イラスト調画像生成処理を実行して得た、図8(b)の例では、あたかも画用紙に描いた風景画のスケッチを撮影した画像g1−1が映し出されている。
また、撮像装置1において紙質感イラスト調画像生成処理を実行して得た、図8(c)の例でも、あたかもキャンバス地に描いた風景画のスケッチを撮影した画像g1−2が映し出されている。
つまり、本実施形態の撮像装置1においては、紙の質感を醸し出しながらイラストタッチに描かれて陰影が強調されているイラスト調の表示となる画像を提供することができる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行する紙質感イラスト調画像生成処理について説明する。
図9は、図2の機能構成を有する図1の撮像装置1が実行する紙質感イラスト調画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
紙質感イラスト調画像生成処理は、ユーザの入力部18に対する所定の操作により、紙質感イラスト調画像生成処理の開始が指示されると、処理が開始されて、次のような処理が実行される。
ステップS1において、テクスチャ選択部51は、ユーザによる入力部18へのテクスチャを選択する操作によって、生成する画像の質感を選択する。本実施形態において、生成する画像の質感は、紙の質感のうち、画用紙又はキャンバス地から選択する。
ステップS2において、画像取得部71は、撮像部17のより撮像処理が行われた場合に、撮像部17から図8(a)に示すような撮像画像(画像)のデータを取得する。その後、画像取得部71は、取得画像記憶部91に撮像画像のデータを出力して、取得画像記憶部91に撮像画像のデータを記憶させる。
ステップS3において、イラスト調画像生成処理部72は、取得画像記憶部91に記憶される撮像画像のデータから、実際の風景等を写した画像をイラストで描いたかのような印象を与える画像となるイラスト調画像のデータを生成するイラスト調画像生成処理を実行する。イラスト調画像生成処理の詳細については後述する。
ステップS4において、テクスチャ画像生成処理部73は、取得画像記憶部91に記憶される撮像画像のデータから質感を醸し出す要素の画像となるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ画像生成処理を実行する。テクスチャ画像生成処理の詳細については後述する。
ステップS5において、合成画像生成処理部74は、イラスト調画像生成処理部72により生成されたイラスト調画像に、テクスチャ画像生成処理部73により生成したテクスチャ画像を合成して紙質感イラスト調画像のデータを生成する合成画像生成処理を実行する。合成画像生成処理の詳細については後述する。
その後、紙質感イラスト調画像のデータは、合成画像記憶部92に記憶されて、出力制御部52により、例えば、図8(b)や(c)に示すような紙の質感を持ちイラスト調に描かれた画像として出力部19により表示出力される。
これにより、紙質感イラスト調画像生成処理は終了する。
以上、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行する紙質感イラスト調画像生成処理について説明した。
以下、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、イラスト調画像生成処理の詳細な流れについて説明する。
図10は、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、イラスト調画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS31において、εフィルタ処理部101は、取得した撮像画像のデータ(イラスト調画像の生成対象となる画像)に対して、εフィルタ処理を行う。これにより、画像内の急峻な輝度値の変化を維持しつつ小信号ノイズを除去し、エッジを残して小さな凹凸を除去することで平坦な画像となる。
ステップS32において、減色処理部102は、εフィルタ処理を施した画像に対して、減色処理を行う。本実施形態において、減色処理部102は、例えば、bitシフトで処理か可能な観点で実験をから決定した値として、画像のY成分については8段階に減色し、画像のUV成分については12段階に減色して減色処理を行う。
ステップS33において、Y成分抽出処理部103は、Y成分抽出処理を実行し、減色処理部102による減色処理を経た画像からY成分の抽出し、抽出Y成分データを生成する。
ステップS34において、第1微分フィルタ処理部104は、第1微分フィルタ処理を実行し、画像から抽出したY成分のみから構成される抽出Y成分データに対して、X方向の微分とY方向の微分を使って注目画素の値を出力することで、エンボスの効果を付与する。その結果、エンボスの効果が付与されたY成分のみで構成される画像のデータが生成される。
ステップS35において、Y成分加算合成処理部105は、Y成分加算合成処理を実行し、減色処理部102により減色処理を経た画像に対して、減色処理部102によって減色処理が施された画像から別途抽出した抽出Y成分データに微分フィルタ処理を施した画像のデータのY成分の値を加算合成する。その結果、イラスト調画像のデータが生成される。
これにより、イラスト調画像生成処理が終了し、図9のステップS4に進む。
以上、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、イラスト調画像生成処理の詳細な流れについて説明した。
以下、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、テクスチャ画像生成処理の詳細な流れについて説明する。
図11は、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、テクスチャ画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS41において、画像マップ取得部121は、取得画像記憶部91に記憶される取得画像のデータからイラスト調画像と同一サイズで全ての画素値が白となる「0」又は黒となる「255」のMAPデータを取得する。
ステップS42において、ノイズ生成処理部122は、ノイズ生成処理を実行し、画像マップ取得部121により取得された取得画像のMAPデータに対して、ランダムにノイズを発生させる。
ステップS43において、テクスチャ画像生成処理部73は、テクスチャ選択部51により選択されたテクスチャがキャンバス地であるか否かを判断する。
選択されたテクスチャがキャンバス地でない場合、即ち、選択されたテクスチャが画用紙であった場合には、ステップS43においてNOと判断されて、処理はステップS45に進む。ステップS45以降の処理について後述する。
これに対して、選択されたテクスチャがキャンバス地である場合には、ステップS43においてYESと判断されて、処理はステップS44に進む。
ステップS44において、キャンバス地生成処理部123は、ノイズ生成処理部122によりノイズ発生処理が施された取得画像のMAPデータに対して、キャンバス地生成処理を実行し、図6に示すような画像内にオフセットな間隔でランダムにキャンバス地線を作成する。
ステップS45において、LPF処理部124は、LPF処理を実行し、遮断周波数より低い周波数の成分はほとんど減衰させず、遮断周波数より高い周波数の成分を逓減させる。
ステップS46において、第2微分フィルタ処理部125は、第2微分フィルタ処理を実行し、X方向の微分とY方向の微分を使って注目画素の値を出力することで、エンボスの効果を付与する。その結果、テクスチャ画像のデータが生成される。
これにより、テクスチャ画像生成処理が終了し、図9のステップS5に進む。
以上、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、テクスチャ画像生成処理の詳細な流れについて説明した。
以下、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、合成画像生成処理の詳細な流れについて説明する。
図12は、紙質感イラスト調画像生成処理のうち、合成画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS51において、Y成分乗算合成処理部141は、Y成分乗算合成処理を実行し、イラスト調画像生成処理部72により生成されたイラスト調画像のデータと、テクスチャ画像生成処理部73により生成されたテクスチャ画像のデータとを、Y成分を乗算して合成する。
ステップS52において、明度彩度増加処理部142は、明度彩度増加処理を実行し、Y成分乗算合成処理部141により合成された合成画像データに対して、明度及び彩度を増加させる。これにより、紙の質感を醸し出すイラスト調の画像である紙質感イラスト調画像のデータを生成する。その後、紙質感イラスト調画像のデータは、合成画像記憶部92に記憶される。
これにより合成画像生成処理は終了し、図9の紙質感イラスト調画像生成処理が終了する。
以上のような紙質感イラスト調画像生成処理を実行する撮像装置1は、画像マップ取得部121と、テクスチャ画像生成処理部73(ノイズ生成処理部122及びLPF処理部124)と、を備える。
画像マップ取得部121は、画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にしたMAPデータを作成する。
テクスチャ画像生成処理部73のノイズ生成処理部122は、画像マップ取得部121により作成されたMAPデータの各画素にノイズを発生させる。
テクスチャ画像生成処理部73のLPF処理部124は、ノイズ生成処理部122により各画素にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成する。
合成画像生成処理部74は、テクスチャ画像生成処理部73により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、画像に所定の質感を付与した画像を生成する。
撮像装置1においては、取得された画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にしたMAPデータを作成し、当該MAPデータの各画素にノイズを発生させて、平滑化処理を行ってテクスチャ画像のデータを生成し、当該テクスチャ画像のデータに基づいて、画像に所定の質感を付与した画像のデータを生成する。
従って、撮像装置1においては、質感を付与する対象となる対象画像として撮像画像のデータから、紙(画用紙)の質感を醸し出すテクスチャ画像を生成するために、別途テクスチャ画像を保持しておく必要がない。また、撮像装置1においては、ランダムなノイズが付与された場合には、より再現性の低いテクスチャ画像を生成することができる。
また、撮像装置1は、第2微分フィルタ処理部125を備える。
第2微分フィルタ処理部125は、LPF処理の後にエンボス効果を狙って第2微分フィルタ処理を行う。
従って、エンボスの効果が付与されているために、より質感を醸し出すテクスチャ画像を生成することができる。
また、撮像装置1は、キャンバス地生成処理部123を備える。
キャンバス地生成処理部123は、ノイズ生成処理部122により各画素にノイズが発生させられたMAPデータに対して縦方向及び横方向に横断する直線状の領域であり、当該領域が所定の画素値となる領域を複数形成する。
これにより、撮像装置1においては、紙の質感のうちキャンバス地の質感を醸し出すテクスチャ画像を生成することができる。
また、撮像装置1は、イラスト調画像生成処理部72を備える。
イラスト調画像生成処理部72は、対象画像を絵画調にした絵画調画像を生成する。
合成画像生成処理部74は、テクスチャ画像生成処理部73により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、イラスト調画像生成処理部72によって生成されたイラスト調(絵画調)画像に所定の質感を付与する。
従って、撮像装置1においては、撮像画像のデータからイラスト調(絵画調)画像のデータを生成することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、画像マップ取得部121は、取得画像記憶部91に記憶される取得画像のデータからイラスト調画像と同一サイズのMAPデータを取得したがこれに限られない。取得画像のデータよりも小さいサイズのものを用いてテクスチャ画像としてイラスト調画像に敷き詰めるようにして構成してもよい。この場合、ランダムノイズを発生させているため繋ぎ目部分を考慮する必要があるが、小さいデータを扱うことになるために、処理負担を軽減することができる。
また、上述の実施形態では、微分フィルタによるフィルタ処理を施したがこれに限られず、微分フィルタによるフィルタ処理に代えて、ソーベルフィルタによるフィルタ処理を施すように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、紙の質感として、画用紙とキャンバス地を例としたがこれに限られない。ランダム性を利用できるテクスチャであればよく、例えば、和紙やヤスリがけをしたような板や腐食した板等のランダムに凹凸ができ当該凹凸が質感としての要素となるものにも適用可能である。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される撮像装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、紙質感イラスト調画像生成処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM12や、図1の記憶部20に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成手段と、
前記画像マップ作成手段により作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生手段と、
前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成手段と、
前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成手段と、
を備えることを特徴とする画像生成装置。
[付記2]
前記テクスチャ生成手段は、前記平滑化処理の後にエンボス処理を行うこと、
を特徴とする付記1に記載の画像生成装置。
[付記3]
前記テクスチャ生成手段は、前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して縦方向及び横方向に横断する直線状の領域であり、当該領域が所定の画素値となる領域を複数形成すること、
を特徴とする付記1又は2に記載の画像生成装置。
[付記4]
前記対象画像を絵画調にした絵画調画像を生成する絵画調画像生成手段を更に備え、
前記画像生成手段は、前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記絵画調画像生成手段によって生成された絵画調画像に所定の質感を付与すること、
を特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の画像生成装置。
[付記5]
対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成ステップと、
前記画像マップ作成ステップにより作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生ステップと、
前記ノイズ発生ステップにより前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成ステップと、
前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成ステップと、
を含むことを特徴とする画像生成方法。
[付記6]
コンピュータを、
対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成手段、
前記画像マップ作成手段により作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生手段、
前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成手段、
前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に前記所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1・・・撮像装置,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,14・・・画像処理部,15・・・バス,16・・・入出力インターフェース,17・・・撮像部,18・・・入力部,19・・・出力部,20・・・記憶部,21・・・通信部,22・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア,51・・・テクスチャ選択部,52・・・出力制御部,71・・・画像取得部,72・・・イラスト調画像生成処理部,73・・・テクスチャ画像生成処理部,74・・・合成画像生成処理部,91・・・取得画像記憶部,92・・・合成画像記憶部,101・・・εフィルタ処理部,102・・・減色処理部,103・・・Y成分抽出処理部,104・・・第1微分フィルタ処理部,105・・・Y成分加算合成処理部,121・・・画像マップ取得部,122・・・ノイズ生成処理部,123・・・キャンバス地生成処理部,124・・・LPF処理部,125・・・第2微分フィルタ処理部,141・・・Y成分乗算合成処理部,142・・・明度彩度増加処理部

Claims (5)

  1. 対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成手段と、
    前記画像マップ作成手段により作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生手段と、
    前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成手段と、
    前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成手段と、
    を備え、
    前記テクスチャ生成手段は、前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して縦方向及び横方向に横断する直線状の領域であり、当該領域が所定の画素値となる領域を複数形成する
    ことを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記テクスチャ生成手段は、前記平滑化処理の後にエンボス処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記対象画像を絵画調にした絵画調画像を生成する絵画調画像生成手段を更に備え、
    前記画像生成手段は、前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記絵画調画像生成手段によって生成された絵画調画像に所定の質感を付与すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像生成装置。
  4. 対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成ステップと、
    前記画像マップ作成ステップにより作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生ステップと、
    前記ノイズ発生ステップにより前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成ステップと、
    前記テクスチャ生成ステップにより生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成ステップと、
    を含み、
    前記テクスチャ生成ステップは、前記ノイズ発生ステップで前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して縦方向及び横方向に横断する直線状の領域であり、当該領域が所定の画素値となる領域を複数形成する
    ことを特徴とする画像生成方法。
  5. コンピュータを、
    対象画像のデータから当該画像の画素値を所定の値にした画像マップを作成する画像マップ作成手段、
    前記画像マップ作成手段により作成された前記画像マップの画素の各々にノイズを発生させるノイズ発生手段、
    前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して平滑化処理を行って、前記対象画像に質感を与えるテクスチャ画像のデータを生成するテクスチャ生成手段、
    前記テクスチャ生成手段により生成されたテクスチャ画像のデータに基づいて、前記対象画像に前記所定の質感を付与した画像のデータを生成する画像生成手段、
    として機能させ、
    前記テクスチャ生成手段は、前記ノイズ発生手段により前記画素の各々にノイズが発生させられた前記画像マップに対して縦方向及び横方向に横断する直線状の領域であり、当該領域が所定の画素値となる領域を複数形成する
    ることを特徴とするプログラム。
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