JP4941568B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、上述の目的を達成すべく、原画像についての輝度、彩度、色相の情報を画素単位で取得し、これらの情報を用いて、芸術性を高めるような画像(例えば水彩画や油彩画)のデータに変換する際の筆運びや色彩をシミュレートして描画する技術が開示されている。
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記筆運びパターンとは、筆状のパターンである。
また、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記入力手段は、撮像手段を含む。
RAM13にはまた、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、一定時間毎に被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部16の出力信号として出力される。
なお、以下、撮像部16の出力信号を、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。従って、撮像部16からは撮像画像のデータが出力されて、CPU11等に適宜供給される。
表示部18は、各種画像を表示する。
記憶部19は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、撮像部16から出力された撮像画像のデータを一時記憶する。また、記憶部19は、各種画像処理に必要な各種データ、例えば、画像のデータ、各種フラグの値、閾値等も記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ここで、油絵調画像生成処理とは、画像処理の対象として入力された元の画像(以下、「原画像」と呼ぶ)のデータから、芸術性の高い画像の一種である筆で描いた油絵のような画像(以下、「油絵調画像」と呼ぶ)のデータを生成するまでの一連の処理をいう。
即ち、本実施形態では、撮像部16から出力された撮像画像のデータのみならず、他の装置から送信されて通信部20に受信された画像のデータや、リムーバブルメディア31からドライブ21によって読み出された画像のデータ等も、原画像のデータとして画像入力部51に入力される。
また、画像記憶部60は、図1に示す構成のうち、撮像装置1のRAM13若しくは記憶部19、又はリムーバブルメディア31内の一領域として構成されている。
本実施形態の画像変換処理後の色空間としては、図2に示すように、いわゆるYUV空間が採用されている。即ち、本実施形態では、画像変換部52による画像変換処理によって、輝度成分(以下、「Y成分」と呼ぶ)、輝度成分と青色成分との色差分成分(以下、「U成分」と呼ぶ)、及び、輝度成分と赤色成分との色差分成分(以下、「V成分」と呼ぶ)から構成される原画像のデータが得られる。
なお、以下、Y成分、U成分、及びV成分をまとめたデータを、「YUV成分」と称する。
筆運びパターンとして採用されるテクスチャの形状や大きさ等は特に限定されない。ただし、本実施形態では、油絵を描く筆状の筆運びパターンが採用されており、当該筆状の筆運びパターンの描画方向として、N種類の方向が予め規定されている。ここで、Nは、2以上の整数値であって、本実施形態では、後述する図7に示すように8とされている。
このようなテクスチャ処理が、複数の画素のデータの各々に対して繰り返し実行されることによって、油絵調画像のデータが得られる。
即ち、本実施形態では、テクスチャの色としては、テクスチャの輝度と、テクスチャを貼り付ける画素位置の画素の色情報(YUV成分の各値)とを元に演算された値に対して、乱数を加えた値で表現される色が採用されるものとする。
このように、乱数を用いるだけでなく、テクスチャを貼り付ける画素位置の画素の色情報も併せて用いることで、テクスチャの色としてランダムな色が選択されるが、選択された色は原画像の色に近いものになる。
当該2回目のテクスチャ処理の実行のために、サイズ小処理対象選択部56と、サイズ小描画方向決定部57と、サイズ小テクスチャ処理部58と、が撮像装置1に設けられている。
サイズ小描画方向決定部57は、画像変換部52から出力された原画像のY成分における所定画素単位毎の水平方向及び垂直方向のエッジ強度から、テクスチャ処理を施すための筆運びパターンの描画方向を、所定画素毎に、後述する図7に示す8種類の描画方向の中から1種類ずつ決定する。ただし、サイズ小描画方向決定部57は、サイズ大描画方向決定部54によって決定された筆運びパターンよりも小さな筆運びパターンの描画方向を決定する。
サイズ小テクスチャ処理部58は、サイズ小描画方向決定部57により決定された描画方向の筆運びパターンで、サイズ小処理対象選択部56によって選択された複数の画素のデータについて、その画素の色を用いた2回目のテクスチャ処理を施す。
このような2回目のテクスチャ処理が、複数の画素のデータの各々に対して繰り返し実行されることによって、エッジが補間された油絵調画像のデータが得られる。
原画像のデータが入力されていない場合、ステップS1においてNOであると判定されて、再度ステップS1の判定処理が実行される。即ち、原画像のデータが入力されるまで、ステップS1の判定処理が繰り返されて、油絵調画像生成処理は待機状態になる。
その後、原画像のデータが画像入力部51に入力されると、ステップS1においてYESであると判定されて、処理はステップS2に進む。
このようなステップS3の処理を、以下、「筆運びパターン決定処理」と呼ぶ。筆運びパターン決定処理の詳細については、図7乃至図9を用いて後述する。
ステップS5において、サイズ大処理対象選択部53は、処理対象のラインから、処理対象の複数の画素を選択する。例えば、サイズ大処理対象選択部53は、乱数を発生させて、処理対象のラインを構成する画素列から、複数の画素を選択する。
ステップS6において、サイズ大テクスチャ処理部55は、ステップS3の筆運びパターン決定処理で決定された描画方向の筆運びパターン、及びステップS5の処理で処理対象として選択された複数画素に基づいて、上述したテクスチャ処理を実行する。
図5は、ステップS5の処理結果の一例を示す図である。
図6は、ステップS6の処理結果の一例を示す図である。
図4乃至図6には、YUV成分に対応する画像のうちの一領域(同一領域)が示されている。図4乃至図6において、1つの正方形は1つの画素を示している。
図5に示すように、ステップS5の処理で、当該処理対象のラインを構成する画素列の中から、4つの画素P1乃至P4が、処理対象の画素として選択される。
ここで、説明の便宜上、ステップS3の筆運びパターン決定処理では、4つの画素P1乃至P4の各々に対して、後述する図7に示す8種類の描画方向の筆運びパターンのうち、描画方向が45°の筆運びパターンが何れも選択されたものとする。
この場合、図6に示すように、ステップS6の処理で、4つの画素P1乃至P4の各画素位置において、描画方向が45°の筆運びパターンであって、4つの画素P1乃至P4の各画素値(YUV成分の各値)に基づいて演算された4つの色の各々を有するテクスチャT1乃至T4がそれぞれ貼り付けられる。
しかしながら、実際には、4つの画素P1乃至P4のそれぞれに貼り付けられるテクスチャの描画方向は、ステップS3の筆運び決定処理において、所定画素毎にその都度選択された描画方向に基づいて決定されるため、必ずしも同一の描画方向にはならない。
本実施形態では、図7に示すように、同図中水平右方向に対してなす角度が、垂直(90°)、60°、45°、30°、水平(0°)、120°、135°、及び150°の8種類の描画方向の筆運びパターンが予め定義されている。
次に、サイズ大描画方向決定部54は、当該QVGAサイズのデータを構成する各画素のデータ毎に、図8に示すようなソーベルフィルタをかけることによって、水平方向及び垂直方向のエッジ強度をそれぞれ求める。
サイズ大描画方向決定部54は、注目画素のデータに対して、図8(A)に示す垂直成分抽出用ソーベルフィルタ及び図8(B)に示す水平成分抽出用ソーベルフィルタの各々をかける。
なお、注目画素のデータに対して図8(A)に示す垂直成分抽出用ソーベルフィルタがかけられた結果得られる値が、垂直方向のエッジ強度である。このような垂直方向のエッジ強度を、以下、「Sobel(垂直)」又は単に「垂直成分」と呼ぶ。
また、注目画素のデータに対して図8(B)に示す水平成分抽出用ソーベルフィルタがかけられた結果得られる値が、水平方向のエッジ強度である。このような水平方向のエッジ強度を、以下、「Sobel(水平)」又は単に「水平成分」と呼ぶ。
このような処理を、以下、「描画方向選択処理」と呼ぶ。
図9は、描画方向選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS22において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分が0か、極端に多いか否かを判定する。
ステップS23において、サイズ大描画方向決定部54は、垂直の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS24において、サイズ大描画方向決定部54は、水平の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS25において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分と垂直成分の絶対値が共に閾値以下であるか否かを判定する。
ステップS26において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分と垂直成分との絶対値が等しいか否かを判定する。
ステップS27において、サイズ大描画方向決定部54は、60°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS28において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分の絶対値の方が大きいか否かを判定する。
ステップS29において、サイズ大描画方向決定部54は、45°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS30において、サイズ大描画方向決定部54は、30°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS31において、サイズ大描画方向決定部54は、垂直成分の方がやや大きいか否かを判定する。
具体的には例えば、ステップS31において、次の不等式(1)を満たすか否かが判定される。
|Sobel(水平)|×3 < |Sobel(垂直)|×2 ・・・(1)
ステップS32において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分と垂直成分の乗算値が正であるか否かを判定する。
ステップS27において、サイズ大描画方向決定部54は、60°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS33において、サイズ大描画方向決定部54は、150°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS34において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分の方がやや大きいか否かを判定する。
具体的には例えば、ステップS34において、次の不等式(2)を満たすか否かが判定される。
|Sobel(水平)|×2 > |Sobel(垂直)|×3 ・・・(2)
ステップS35において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分と垂直成分の乗算値が正であるか否かを判定する。
ステップS30において、サイズ大描画方向決定部54は、30°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS36において、サイズ大描画方向決定部54は、120°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS37において、サイズ大描画方向決定部54は、水平成分と垂直成分の乗算値が正であるか否かを判定する。
ステップS29において、サイズ大描画方向決定部54は、45°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
ステップS38において、サイズ大描画方向決定部54は、135°の筆運びパターンを選択する。これにより、描画方向選択処理は終了になる。
このような処理の結果得られたSobel(垂直)及びSobel(水平)を用いて、図9の描画方向選択処理が実行されると、注目画素のデータに対して、図7に示す8種類の中から所定の1種類の描画方向の筆運びパターンが選択される。
即ち、本実施形態では、VGAサイズの各画素毎に、各々選択された描画方向の描画パターンを示す情報を格納したマップが生成される。このようなマップを、以下、「テクスチャ選択用マップ」と呼ぶ。
サイズ大描画方向決定部54は、このようなVGAサイズのテクスチャ選択用マップに対して拡大処理を施すことによって、原画像と同サイズのテクスチャ選択用マップを生成する。このような原画像と同サイズのテクスチャ選択用マップの各々のデータは、原画像のデータ(YUV成分)を構成する各画素の各々に対して選択された描画方向の筆運びパターンを示している。
このようなステップS6の処理が終了すると、処理はステップS7に進む。
サイズ大テクスチャ処理を終了する条件が満たされない場合、ステップS7においてNOであると判定されて、処理はステップS4に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
サイズ大テクスチャ処理を終了する条件は、特に限定されず、例えば、ステップS4乃至S6の処理の繰り返し回数が閾値を超えたこと等の任意の条件を採用することができる。
サイズ大テクスチャ処理を終了する条件が満たされるまでの間、ステップS4乃至S7NOのループ処理が繰り返され、その都度、原画像のYUV成分のうち任意のラインが処理対象のラインに選択されて、処理対象の複数の画素が選択され、当該複数の画素の各々に基づくテクスチャ処理がそれぞれ実行される。
その後、サイズ大テクスチャ処理を終了する条件が満たされると、ステップS7においてYESであると判定されて、処理はステップS8に進む。
ただし、2回目のテクスチャ処理であるステップS8乃至S12の各々の処理は、1回目のテクスチャ処理であるステップS3乃至S7の各々の処理とほぼ同様の処理である。
そこで、以下、2回目のテクスチャ処理であるステップS8乃至S12の各々の処理のうち、1回目のテクスチャ処理であるステップS3乃至S7の各々の処理とは異なる点についてのみ、以下説明する。
即ち、ステップS8の処理はサイズ小描画方向決定部57により実行され、ステップS9及びS10の処理はサイズ小処理対象選択部56により実行され、ステップS11及びS12の処理はサイズ小テクスチャ処理部58により実行される。
即ち、ステップS10の処理では、乱数を用いて選択された時点の複数の画素は未だ処理対象の候補である。そこで、サイズ小処理対象選択部56は、複数の候補の各画素位置におけるソーベルフィルタの結果をそれぞれ参照することで、複数の候補の中から処理対象の画素を選抜する。
このときに得られるソーベルフィルタの結果は、QVGAサイズのデータであるため、サイズ小描画方向決定部57は、当該ソーベルフィルタの結果であるQVGAサイズのデータに対して拡大処理を施すことによって、原画像と同サイズのソーベルフィルタの結果を生成する。
そして、サイズ小処理対象選択部56は、複数の候補の各画素位置におけるソーベルフィルタの結果のうち、水平成分と垂直成分の絶対値が共に閾値よりも高くなっているソーベルフィルタの結果を有する画素位置の候補を、処理対象の画素として選抜する。
なお、この選抜のために用いる閾値は、図9の描画方向選択処理で用いた閾値とは独立したものであるため、同一値であってもよいし、異なる値であってもよい。
このようにして選抜された処理対象の画素に対してのみ、ステップS11の2回目のテクスチャ処理を実行することで、油絵調画像のエッジ部分のみにテクスチャを貼り付けることが可能になる。
ステップS12において、サイズ小テクスチャ処理部58は、サイズ小テクスチャ処理を終了したか否かを判定する。
ここで、サイズ小テクスチャ処理を終了する条件は、特に限定されず、例えば、ステップS9乃至S12の処理の繰り返し回数が閾値を超えたこと等の任意の条件を採用することができる。この場合の繰り返し回数は、ステップS7のサイズ大テクスチャ処理を終了する条件において採用される繰り返し回数とは独立しており、同一であってもよいし、異なる値であってもよい。
サイズ小テクスチャ処理を終了する条件が満たされるまでの間、ステップS9乃至S12NOのループ処理が繰り返され、その都度、油絵調画像のYUV成分のうち任意のラインが処理対象のラインに選択されて、処理対象の複数の画素が選択され、複数の画素の各々に基づく2回目のテクスチャ処理がそれぞれ実行される。
その後、サイズ小テクスチャ処理を終了する条件が満たされると、ステップS12においてYESであると判定されて、処理はステップS13に進む。
これにより、油絵調画像生成処理は終了となる。
図11は、図10の油絵調画像の一部の領域を拡大した図である。
図12は、図10の油絵調画像の一部であって、図11とは別の領域を拡大した図である。
一方、油絵調画像71の領域82のうち自動車のボディの境目部分においては、図12の拡大図に示すように、テクスチャのサイズが小さくなっていること、即ち、1回目のテクスチャ処理に加えてさらに、エッジを補完することを目的とした2回目のテクスチャ処理が施されていることがわかる。
このように、本実施形態では、エッジ部分近傍にのみ2回目のテクスチャ処理が施されて、エッジ部分のみにテクスチャが追加されることがわかる。
なお、テクスチャ密度の低減は、処理速度の向上にも繋がる。
具体的には例えば、図1の撮像装置1のRAM13等のメモリ容量が限られており、サイズの大きいテクスチャを扱うことが困難である一方、筆で描いた様子を表現するために、一定以上のサイズのテクスチャを取り扱う必要がある場合が存在する。このような場合には、画像変換部52から出力されたYUV成分に対して縮小処理を施し、その結果得られる縮小画像のデータを、サイズ大処理対象選択部53に供給するようにしてもよい。ただし、この場合には、サイズ小テクスチャ処理部58の出力データに対して拡大処理を施すことによって、画像サイズを原画像のサイズに戻す必要がある。
具体的には例えば、上述の如く、処理対象の画像のデータに対して縮小処理を施した後に拡大処理を施すような場合、拡大処理後の画像にはジャギーが発生する場合がある。そこで、このようなジャギーを除去すべく、サイズ小テクスチャ処理部58から出力される油絵調画像のYUV成分のうち、Y成分に対してDMD(Directional Median Filter)をかける機能ブロックを追加してもよい。
具体的には例えば、画像変換部52から出力されたY成分を縮小せずにそのまま用いて、ソーベルフィルタをかける手法を採用してもよい。この場合、疑似的により大きなサイズのソーベルフィルタをかけたことと等価になる。また、処理速度も速くなる。
また例えば、高速化が必要な場合、画像変換部52から出力されたY成分、又はそれを縮小したものに対して、ラプラシアンフィルタ等、ソーベルフィルタ以外の任意のフィルタをかけることによって、エッジ強度を求める手法を採用してもよい。
Claims (4)
- 画像のデータを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された前記画像のデータを、入力されたときの形態から、輝度成分を含む色空間の形態に変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された前記画像のデータから、複数の画素のデータを選択する選択手段と、
前記画像における所定画素単位毎の水平方向及び垂直方向のエッジ強度から、テクスチャ処理を施すための筆運びパターンの描画方向を決定する第1の決定手段と、
前記第1の決定手段により決定された前記描画方向の前記筆運びパターンで、前記選択手段によって選択された前記複数の画素のデータの位置に、その画素の色を用いたテクスチャを張り付けるテクスチャ処理を施す第1のテクスチャ処理手段と、
前記画像における所定画素単位毎の水平方向及び垂直方向のエッジ強度から、前記第1の決定手段によって決定された前記筆運びパターンよりも小さい筆運びパターンの描画方向を決定する第2の決定手段と、
前記第1のテクスチャ処理手段による処理の後の画像のデータのエッジ部分に対して、前記第2の決定手段により決定された前記描画方向の前記筆運びパターンで前記テクスチャ処理を施す第2のテクスチャ処理手段と、
前記第1のテクスチャ処理手段及び前記第2のテクスチャ処理手段による処理結果が含まれる画像のデータの記憶を制御する記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記筆運びパターンとは、筆状のパターンであることを特徴とする、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記入力手段は、撮像手段を含むことを特徴とする、
請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 入力された画像のデータに対して画像処理を施すコンピュータに、
入力された前記画像のデータを、入力されたときの形態から、輝度成分を含む色空間の形態に変換する変換機能と、
前記変換機能の実現によって変換された前記画像のデータから、複数の画素のデータを選択する選択機能と、
前記画像における所定画素単位毎の水平方向及び垂直方向のエッジ強度から、テクスチャ処理を施すための筆運びパターンの描画方向を決定する第1の決定機能と、
前記第1の決定機能の実現により決定された前記描画方向の前記筆運びパターンで、前記選択機能の実現によって選択された前記複数の画素のデータの位置に、その画素の色を用いたテクスチャを張り付けるテクスチャ処理を施す第1のテクスチャ処理機能と、
前記画像における所定画素単位毎の水平方向及び垂直方向のエッジ強度から、前記第1の決定機能の実現により決定された前記筆運びパターンよりも小さい筆運びパターンの描画方向を決定する第2の決定機能と、
前記第1のテクスチャ処理機能の実現による処理の後の画像のデータのエッジ部分に対して、前記第2の決定機能の実現により決定された前記描画方向の前記筆運びパターンで前記テクスチャ処理を施す第2のテクスチャ処理機能と、
前記第1のテクスチャ機能手段及び前記第2のテクスチャ処理機能の発揮により実行された処理結果が含まれる画像のデータの記憶を制御する記憶制御機能と、
を実現させるためのプログラム。
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