JP2011182213A - 撮像装置及び撮像装置の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】連続して撮像された複数の画像の内で、特定の場面を撮像した画像を、他の場面を撮像した画像と異なる画風を有する画像に変更できる撮像装置及び撮像装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】撮像装置100は、連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得部155と、複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択部170と、複数の撮像画像の内で、場面選択部170が選択した場面を表す撮像画像の画風を変更する画像変更部190と、画風を変更された撮像画像を記憶部に保存する画像保存部160と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】撮像装置100は、連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得部155と、複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択部170と、複数の撮像画像の内で、場面選択部170が選択した場面を表す撮像画像の画風を変更する画像変更部190と、画風を変更された撮像画像を記憶部に保存する画像保存部160と、を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、対象物を撮像する撮像装置及び撮像装置の制御プログラムに関する。
特許文献1には、連続して撮像された複数の画像を表示する場合に、それぞれの画像を表す画像データから、画像の撮像時におけるカメラの向きを方位で表す撮像方位情報を取得すると共に、画像データに保存された撮像方位情報に基づいて、画像データが表す画像の表示位置を変更する技術について開示されている。
ここで、特許文献1に開示された技術では、特定の場面(つまり、シーン)を撮像した画像を、他の場面を撮像した画像と異なる画風を有する画像に変更できないという問題があった。このため、特定の場面を撮像した画像を他の場面を撮像した画像よりも際立たせることができなかった。
本発明はこのような点に鑑み、その目的とするところは、連続して撮像された複数の画像の内で、特定の場面を撮像した画像を、他の場面を撮像した画像と異なる画風を有する画像に変更できる撮像装置及び撮像装置の制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第一の観点に係る撮像装置は、
連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像の内で、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面を表す前記撮像画像の画風を変更する画像変更手段と、
前記画像変更手段が前記画風を変更した前記撮像画像を記憶部に保存する画像保存手段と、
を備えることを特徴とする。
連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像の内で、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面を表す前記撮像画像の画風を変更する画像変更手段と、
前記画像変更手段が前記画風を変更した前記撮像画像を記憶部に保存する画像保存手段と、
を備えることを特徴とする。
また上記目的を達成するため、本発明の第二の観点に係る撮像装置の制御プログラムは、
コンピューターを、
連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像の内で、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面を表す前記撮像画像の画風を変更する画像変更手段と、
前記画像変更手段が前記画風を変更した前記撮像画像を記憶部に保存する画像保存手段と、
して機能させることを特徴とする。
コンピューターを、
連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像の内で、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面を表す前記撮像画像の画風を変更する画像変更手段と、
前記画像変更手段が前記画風を変更した前記撮像画像を記憶部に保存する画像保存手段と、
して機能させることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置及び撮像装置の制御プログラムによれば、連続して撮像された複数の画像の内で、特定の場面を撮像した画像を、他の場面を撮像した画像と異なる画風を有する画像に変更できる。
以下、本発明の最良の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100は、図1(a)に示すような、携帯可能な所謂コンパクトカメラである。尚、撮像装置100は、動画像を撮像するデジタルビデオカメラであっても構わない。
撮像装置100は、図1(a)に示すように、正面にストロボ発光窓101及び撮像レンズ102を有する。
また、図1(b)に示すように、デジタルカメラは、背面に、液晶モニタ画面である表示部104と、カーソルキー105、セットキー105s、メニューキー106m、及び連写モードキー106dを有する。
表示部104は、撮像された画像(以下、撮像画像という)及び撮像画像の特徴を変更した画像(以下、変更後画像という)を表示する。
カーソルキー105は、メニューキー106mが押し下げられると表示部104に表示されるメニューを選択する信号を入力する。セットキー105sは、選択されたメニューを確定する信号を入力する。連写モードキー106dは、トグル動作をし、押される度に通常の撮像を行う通常撮像モードと、連続して撮像(つまり、連写)を行う連写撮像モードとの二者を択一に切り替える信号を入力する。
さらに、撮像装置100は、図1(c)に示すように、右側面に、USB(Universal Serial Bus)端子接続部107を有し、図1(d)に示すように、上面に、電源ボタン108及びシャッターボタン109を有する。
次に、撮像装置100の回路構成について説明する。
撮像装置100は、図2に示すように、撮像部110、画像エンジン120、CPU(Central Processing Unit)121、フラッシュメモリ122、ワークメモリー123、VRAM(Video Random Access Memory)制御部124、VRAM125、DMA(Direct Memory Access)126、信号入力部127、USB制御部128、及びスピーカー129をバス100aにより接続して構成される。
撮像装置100は、図2に示すように、撮像部110、画像エンジン120、CPU(Central Processing Unit)121、フラッシュメモリ122、ワークメモリー123、VRAM(Video Random Access Memory)制御部124、VRAM125、DMA(Direct Memory Access)126、信号入力部127、USB制御部128、及びスピーカー129をバス100aにより接続して構成される。
撮像部110は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラモジュールであり、対象物を撮像し、撮像した対象物を表す画像データを出力する。撮像部110は、撮像レンズ102、(光学系)駆動制御部111、CMOSセンサー112、及びISP(Image Signal Processor)113で構成される。
撮像レンズ102は、CMOSセンサー112の撮像面上に被写体(対象物)の光像を結像する。
駆動制御部111は、撮像レンズ102の光軸を調整するズームモーター、撮像レンズ102の焦点を合わせる合焦モーター、撮像レンズ102の絞りを調整する絞り制御部、及びシャッター速度を制御するシャッター制御部を備える。
駆動制御部111は、撮像レンズ102の光軸を調整するズームモーター、撮像レンズ102の焦点を合わせる合焦モーター、撮像レンズ102の絞りを調整する絞り制御部、及びシャッター速度を制御するシャッター制御部を備える。
CMOSセンサー112は、撮像レンズ102からの光を光電変換した後に、光電変換で得られた電気信号をA/D(Analog/Digital)変換したデジタルデータを出力する。
ISP113は、CMOSセンサー112が出力したデジタルデータについて色の調整及びデータフォーマットの変更を行った後に、デジタルデータを輝度信号Y、並びに色差信号Cb及びCrへ変換する。
画像エンジン120についてはワークメモリー123の後に説明する。CPU121は、信号入力部127の操作に対応して、操作に応じたモードに対応した撮像プログラム又はメニューデータをフラッシュメモリ122から読み出すと共に、読み出したデータに対してプログラムを実行することで、撮像装置100を構成する各部を制御する。
ワークメモリー123は、DRAMで構成され、DMA126によって撮像部110が出力したYCbCrデータを転送され、転送されたデータを記憶する。
画像エンジン120は、DSP(Digital Signal Processor)で構成され、ワークメモリー123に格納されたYCbCrデータをRGB形式のデータに変換した後に、VRAM制御部124を介してVRAM125へ転送する。
VRAM制御部124は、VRAM125からRGB形式のデータを読み出した後に、RGB形式の信号を表示部104へ出力することで、表示部104の表示を制御する。
DMA126は、CPU121の命令に従って、CPU121に代わって撮像部110からの出力(YCrCbデータ)をワークメモリー123へ転送する。
信号入力部127は、図1(b)のカーソルキー105、セットキー105s、メニューキー106m、連写モードキー106d、及びシャッターボタン109の操作に対応した信号を入力すると共に、信号の入力をCPU121へ通知する。特に、信号入力部127は、シャッターボタン109が押し下げられると連写撮像の開始を指示する撮像開始信号を入力し、シャッターボタン109が押し上げられると連写撮像の終了を指示する撮像終了信号を入力する。
USB制御部128は、USB端子接続部107と接続し、USB端子接続部107を介してUSB接続するコンピューターとのUSB通信を制御して、撮像画像を表す画像データ及び変更後画像を表す画像データを接続するコンピューターへ出力する。
スピーカー129は、CPU121の制御に従って、所定のアラーム音を出力する。
スピーカー129は、CPU121の制御に従って、所定のアラーム音を出力する。
次に、撮像装置100が図2に示したハードウェアを用いて、連写撮像を行うために実行する連写撮像処理について説明を行う。図2のCPU121は、図3に示すような連写撮像処理を実行することで、図4に示すような撮像制御部150、画像取得部155、画像保存部160、表示制御部161、信号取得部165、場面選択部170、画像選択部180、変更度算出部185、及び画像変更部190として機能する。
ユーザーが図1(b)の連写モードキー106dを操作して連写モードを選択すると、CPU121は、選択を検出して連写撮像処理を開始する。連写撮像処理が開始されると、図4の撮像制御部150は、図1(b)のシャッターボタン109が操作されていないが、撮像を行うよう図2の撮像部110を制御する。図1(b)の表示部104にライブビュー表示させる撮像画像を生成するためである。
また、画像取得部155は、撮像部110から図5に示すような1枚目の撮像画像D[1]を取得する(ステップS01)。
また、画像取得部155は、撮像部110から図5に示すような1枚目の撮像画像D[1]を取得する(ステップS01)。
その後、画像保存部160は、画像取得部155が取得した撮像画像D[1]を、図2のワークメモリー123へ一時的に保存する(ステップS02)。次に、表示制御部161は、撮像画像D[1]を表示するよう図1の表示部104を制御する(ステップS03)。
その後、信号取得部165は、図2の信号入力部127が入力した信号を取得する(ステップS04)。次に、場面選択部170は、信号取得部165が取得した信号に基づいて、画像取得部155が取得した複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する図6に示すような場面選択処理を実行する(ステップS05)。
尚、場面とは、撮像される場所及び場所の状況又は様子をいう。また、本実施形態において、特定の場面は、図5に示すように、シャッターボタン109が押し下げられてから押し上げられるまでに撮像される第1場面と、シャッターボタン109が押し下げられた時刻から所定時間だけ前の時刻までに撮像された第2場面とを含む。尚、連写撮像は、ほぼ一定の時間間隔で撮像を繰り返すため、ある時刻から所定時間だけ前の時刻は、ある時刻よりも所定枚数前(つまり、所定フレーム前)の撮像画像が撮像された時刻として表現される。同様に、ある時刻から所定時間だけ後の時刻は、ある時刻よりも所定枚数後(つまり、所定フレーム後)の撮像画像が撮像された時刻として表現される。
図6の場面選択処理の実行を開始すると、場面選択部170は、信号取得部165によって取得された信号が撮像開始信号でないため、図1(a)のシャッターボタン109が押し下げられていないと判断する(ステップS31;No)。次に、場面選択部170は、信号取得部165によって取得された信号が撮像終了信号でないため、シャッターボタン109が押し上げられていないと判断する(ステップS34;No)。その後、場面選択部170は、場面を選択せずに場面選択処理の実行を終了する。
図3のステップS05を実行した後に、図4の場面選択部170は、第1場面が開始していないと判断する(ステップS06;No)。場面選択部170が場面を選択できなかったためである。
その後、2枚目の撮像画像に対してステップS01からS05の処理が実行される。その後、場面選択部170は、1回目の処理と同様に、第1場面が開始していないと判断する(ステップS06;No)。
その後、同様に、3回目から9回目のステップS01からS06の処理が実行された後に、10回目のステップS01からS04の処理が実行される。
その後、10回目のステップS05における場面選択処理において、図6に示すように、場面選択部170は、信号取得部165によって取得された信号が撮像開始信号であるため、図1(a)のシャッターボタン109が押し下げられたと判断する(ステップS31;Yes)。次に、場面選択部170は、信号取得部165が撮像開始信号を取得した時(タイミング)を、第1場面が開始したタイミング(以下、開始タイミングという)として選択する(ステップS32)。つまり、場面選択部170は、開始タイミング以降に、画像取得部155が取得した撮像画像に表された場面を、第1場面として選択する。
その後、場面選択部170は、開始タイミングの前に画像取得部155によって最後に取得された撮像画像(つまり、9番目の撮像画像)から、最後に取得された撮像画像よりも所定フレーム前(本実施例では6フレームとする)までに取得された撮像画像に表された場面を第2場面として選択する(ステップS33)。つまり、場面選択部170は、開始タイミングよりも所定時間前までに画像取得部155が取得した撮像画像に表された場面を第2場面として選択する。その後、場面選択部170は、場面選択処理の実行を終了する。
通常、撮像装置100のユーザーは、興味のある場面を撮像するようにシャッターボタン109を操作するため、これらの構成によれば、撮像するように指示された第1場面をユーザーの興味を引く場面として選択できる。また、通常、ユーザーは、興味のある場面が開始してからシャッターボタン109の操作を行うため、これらの構成によれば、ユーザーの興味を引く場面の開始よりもシャッターボタン109の操作が遅れても、ユーザーの興味を引く場面の開始直後の場面を第2場面として選択できる。
図3のステップS05を実行した後に、図4の場面選択部170は、第1場面が開始したと判断する(ステップS06;Yes)。次に、画像選択部180は、画像保存部160が一時的に保存した撮像画像から第2場面を表す撮像画像を1つ選択するために、9回目に撮像された撮像画像を選ぶ。(ステップS07)。その後、画像保存部160は、画像選択部180が選択した撮像画像(以下、選択画像という)を表す画像データを、図2のフラッシュメモリ122へ(一時的でなく長期的に)保存する(ステップS08)。尚、画像保存部160は、図1(c)のUSB端子接続部107で接続するコンピューターへ、選択画像の画像データを保存するよう図2のUSB制御部128を制御してもよい。
次に、変更度算出部185は、選択画像の特徴を変更する程度(つまり、画像が有する特徴を異なる特徴へ変換する変換強度)を表す変更度Pを、以下の式(1)及び(2)を用いて算出する(ステップS09)。
i=|j−J|・・・(1)
P(%)=(z−i)×100/z・・・(2)
但し、記号Pは変更度を表し、記号zは第2場面の開始タイミングを定める所定フレーム数+1を表し、記号iは選択画像が撮像された撮像順番を表し、記号Jは信号取得部165が撮像開始信号を取得した時、又は取得してから最初に画像取得部155が取得した撮像画像の撮像順番を表す。
P(%)=(z−i)×100/z・・・(2)
但し、記号Pは変更度を表し、記号zは第2場面の開始タイミングを定める所定フレーム数+1を表し、記号iは選択画像が撮像された撮像順番を表し、記号Jは信号取得部165が撮像開始信号を取得した時、又は取得してから最初に画像取得部155が取得した撮像画像の撮像順番を表す。
ここで、選択画像の撮像順番iは値「9」であり、所定フレーム数は本実施形態において値「6」であるため変数zの値は「7」であり、撮像開始信号の取得時に取得された撮像画像の撮像順番Jは値「10」である。よって、上記の式(1)及び(2)の変数に値を代入した以下の式(3)及び(4)を用いて、変更度算出部185は、変更度Pを約「85.7%」と算出する。
i=|9−10|=1・・・(3)
P(%)=(7−1)×100/7=85.7・・・(4)
P(%)=(7−1)×100/7=85.7・・・(4)
尚、変更度Pの最小値は値「0%」であり、最大値は値「100%」である。変更度Pは、値が上がるにつれて画像の特徴が画像変更部190によって大きく変更されることを表す。この構成によれば、撮像装置100は、撮像開始信号を取得した時刻に近い時刻に取得した画像ほど、特徴を大きく変更できる。ここで、通常、ユーザーは、撮像の対象物に対する興味が徐々に増し、興味が最大となった時にシャッターボタン109を押し下げ、その後、徐々に興味が薄れる。このため、撮像画像に対するユーザーの興味の大きさに応じて撮像画像の特徴を変更する大きさを変更できる。
図3のステップS09が実行された後に、図4の画像変更部190は、画風を変換するアート変換に用いるパラメーターを変更度Pに基づいて設定すると共に、設定したパラメーターを用いたアート変換を選択画像に施すことによって、選択画像の特徴を変更する(ステップS10)。
具体的には、画像変更部190は、ラスタ形式の画像データを扱うグラフィックソフトであるフォトショップ(PHOTOSHOP:登録商標)において用いられるアートフィルタを実現する処理と同様の処理を実行することで、選択画像に対してアート変換を行う。
また、アート変換に用いるパラメーターは、画像処理に使用される数値であって、変換後の画像の性質を表す数値である。ここで、画像の性質を表す値は、例えば、画像後の画像の明るさを表す数値、画像変換の細かさを表す数値、画像変換のなめらかさを表す数値、及び画像のテクスチャの数値を含む。よって、画風を変換するアート変換に用いられるパラメーターとして、画像処理の種類(つまり、変更する画風の種類)によってそれぞれ異なる種類の数値が使用される。
また、アート変換に用いるパラメーターは、画像処理に使用される数値であって、変換後の画像の性質を表す数値である。ここで、画像の性質を表す値は、例えば、画像後の画像の明るさを表す数値、画像変換の細かさを表す数値、画像変換のなめらかさを表す数値、及び画像のテクスチャの数値を含む。よって、画風を変換するアート変換に用いられるパラメーターとして、画像処理の種類(つまり、変更する画風の種類)によってそれぞれ異なる種類の数値が使用される。
尚、画像変更部190は、油絵風、ちぎり絵風、水墨画風、点描画風、色鉛筆風、水彩画風、及び刺繍画風を含む絵画調の画像へ選択画像を変更する。尚、画像変更部190は、モノクロ調、セピア調、ソフトフォーカス調、ビビッド調、モザイク調、又はミニチュア写真風の画像へ選択画像を変更しても良い。また、画像変更部190は、撮像画像のコントラストを変更することで、撮像画像の特徴を変更しても良い。さらに、画像変更部190は、撮像画像の一部又は全部を大きく拡大することで、撮像画像の特徴を変更しても良い。
ここで、画像変更部190が備える図2のフラッシュメモリ122は、画像処理の種類毎に、最適なパラメーター値を予め記憶している。画像変更部190は、この予め記憶されたパラメーター値に対して変更度P「85.7%」を乗算した値を、アート変換に用いるパラメーターに設定する。つまり、画像変更部190は、9番目の選択画像の特徴を、最適な変更量よりも「14.3」パーセントだけ少ない量だけ変更する。
図3のステップS10が実行された後に、図4の画像保存部160は、特徴が変更された選択画像(つまり、変更後画像)を図2のフラッシュメモリ122へ保存する(ステップS11)。次に、画像選択部180は、まだ1枚の選択画像しか処理の対象としてないので、所定の枚数である6枚の選択画像を処理していないと判断する(ステップS12;No)。
その後、ステップS07からS12の処理が5回実行される。尚、ステップS07において、画像選択部180は、8番目から4番目に撮像された撮像画像を順に選択画像とする。また、ステップS09において、変更度算出部185は、図5に示す5番目の撮像画像D[5]の変更度Pを、図7(a)に示すように約「28.6%」と、上記の式(1)及び(2)を用いて算出する。また、ステップS10において、画像変更部190は、図5の選択画像D[5]の特徴を、最適な変更量の約「28.6%」だけ変更することで、図7(b)に示すような変更後画像C[5]へ選択画像D[5]を変更する。
次に、画像選択部180は、所定の枚数の選択画像を処理したと判断する(ステップS12;Yes)。その後、画像保存部160は、図5に示す10番目の撮像画像D[10]を図2のフラッシュメモリ122へ保存する(ステップS13)。その後、変更度算出部185は、ステップS09と同様の処理を実行することで、図7(a)に示すように撮像画像D[10]の変更度Pを値「100%」と算出する(ステップS14)。次に、画像変更部190は、値「100%」の変更度Pを用いてステップS10と同様の処理を実行することで、図7(b)に示すような変更後画像C[10]へ撮像画像D[10]を変更する(ステップS15)。その後、画像保存部160は、変更後画像C[10]に対してステップS11と同様の処理を実行する(ステップS16)。
その後、表示制御部161は、変更後画像C[10]を表示するよう表示部104を制御する(ステップS17)。次に、信号取得部165は、ステップS04と同様の処理を実行する(ステップS18)。その後、場面選択部170は、図6の場面選択処理を再度実行する(ステップS19)。図6の場面選択処理の実行を終了すると、場面選択部170は、信号取得部165が撮像終了信号を取得していないため、第1場面が終了していないと判断する(ステップS20;No)。
次に、画像取得部155は、ステップS01と同様の処理を実行して、11枚目の撮像画像を取得する(ステップS21)。その後、ステップS13からS20の処理が実行される。次に、場面選択部170は、第1場面が終了していないと判断する(ステップS20;No)。
その後、ステップS21及びS13からS20の処理が3回実行される。尚、ステップS21において、画像取得部155は、12番目から14番目に撮像された撮像画像を順に取得する。
その後、画像取得部155は、図5に示すような15番目の撮像画像D[15]を取得する(ステップS21)。次に、画像保存部160は、撮像画像D[15]を図2のフラッシュメモリ122へ保存する(ステップS13)。その後、変更度算出部185は、図7(a)に示すように、撮像画像D[15]の変更度Pを、撮像画像D[5]の変更度Pと同じ値の約「28.6%」と算出する(ステップS15)。画像取得部155が撮像画像D[10]を取得した時刻と、撮像画像D[5]及び撮像画像D[15]を取得した時刻との差異(の絶対値)が同じであるためである。
次に、画像変更部190は、選択画像D[15]の特徴を、最適な変更量の約「28.6%」だけ変更することで、図7(b)に示すような変更後画像C[15]へ選択画像D[15]を変更する(ステップS15)。その後、ステップS16からS18の処理が実行される。
次に、ステップS19において、図6の場面選択処理の実行が開始されると、図4の場面選択部170は、シャッターボタン109から撮像開始信号を取得していないため、図1(a)のシャッターボタン109が押し下げられていないと判断する(ステップS31;No)。上記のように、撮像装置100のユーザーがシャッターボタン109を押し下げる操作をすると、シャッターボタン109が撮像開始信号を入力するためである。次に、場面選択部170は、信号取得部165によって取得された信号が撮像終了信号であるため、シャッターボタン109が押し上げられたと判断する(ステップS34;Yes)。その後、場面選択部170は、信号取得部165が撮像開始信号を取得したタイミングを、第1場面が終了するタイミング(以下、終了タイミングという)として選択する(ステップS35)。つまり、場面選択部170は、開始タイミングから終了タイミングまでに画像取得部155が取得した撮像画像に表された場面を、第1場面として選択する。その後、場面選択部170は、場面選択処理の実行を終了する。
図3のステップS19が実行された後に、図4の場面選択部170は、第1場面が終了したと判断し(ステップS20;Yes)、連写撮像処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、連続して撮像された複数の画像の内で、撮像を指示された場面を撮像した撮像画像の特徴を変更できる。ここで、通常、ユーザーは、撮像を指示した場面に興味があるため、ユーザーの興味を引く場面を撮像した画像を他のシーンを撮像した画像よりも際立たせることができる。
<変形例1>
以下、第1の実施形態における第1の変形例について説明する。
第1の実施形態では、撮像装置100は、上記の式(1)及び(2)を用いて変更度Pを算出することで、撮像画像を取得した時刻と、撮像開始信号を取得した時刻との差異が小さい程、撮像画像の画風を大きく変更するとして説明した。しかし、撮像装置100は、図8(a)に示すように、第1場面及び第2場面を表す撮像画像を、撮像画像を取得した時刻と撮像開始信号を取得した時刻との差異に関わらず、一定の程度(例えば、変更度「100%」で)画風を変更しても良い。
つまり、撮像装置100は、図8(b)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻に撮像された撮像画像D[10]と、撮像開始信号を取得した時刻よりも早い時刻に第2場面を撮像した撮像画像D[5]と、撮像開始信号を取得した時刻よりも遅い時刻に第1場面を撮像した撮像画像D[15]とを、同程度だけ画風を変更した変更後画像C[10]、C[5]、及びC[15]にそれぞれ変更しても良い。
以下、第1の実施形態における第1の変形例について説明する。
第1の実施形態では、撮像装置100は、上記の式(1)及び(2)を用いて変更度Pを算出することで、撮像画像を取得した時刻と、撮像開始信号を取得した時刻との差異が小さい程、撮像画像の画風を大きく変更するとして説明した。しかし、撮像装置100は、図8(a)に示すように、第1場面及び第2場面を表す撮像画像を、撮像画像を取得した時刻と撮像開始信号を取得した時刻との差異に関わらず、一定の程度(例えば、変更度「100%」で)画風を変更しても良い。
つまり、撮像装置100は、図8(b)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻に撮像された撮像画像D[10]と、撮像開始信号を取得した時刻よりも早い時刻に第2場面を撮像した撮像画像D[5]と、撮像開始信号を取得した時刻よりも遅い時刻に第1場面を撮像した撮像画像D[15]とを、同程度だけ画風を変更した変更後画像C[10]、C[5]、及びC[15]にそれぞれ変更しても良い。
<変形例2>
以下、第1の実施形態における第2の変形例について説明する。
第1の実施形態では、撮像装置100は、撮像開始信号を取得した時刻から所定の時間だけ前の時刻までに保存した撮像画像に表された場面を第2場面として選択し、選択した第2場面を表す撮像画像の画風を変更するとして説明した。しかし、撮像装置100は、撮像開始信号を取得した時刻から撮像終了信号を取得した時刻までに撮像された撮像画像が表す場面を第1場面として選択すれば、第2場面を選択しなくても良い。
つまり、撮像装置100は、図9(a)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻よりも後の時刻に撮像された第1場面を表す撮像画像の変更度Pを上記の式(1)及び(2)を用いて算出すれば、撮像開始信号を取得した時刻よりも前の時刻に撮像された撮像画像の変更度Pを「0%」(つまり、撮像画像の画風を変更しない)としても良い。
具体的には、撮像装置100は、図9(b)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻に撮像された撮像画像D[10]を、撮像開始信号を取得した時刻よりも遅い時刻に撮像された撮像画像D[15]の変更後画像C[15]よりも大きく画風を変更した変更後画像C[10]に変更するが、撮像開始信号を取得した時刻よりも早い時刻に撮像された撮像画像D[5]の画風を変更しなくても良い。
以下、第1の実施形態における第2の変形例について説明する。
第1の実施形態では、撮像装置100は、撮像開始信号を取得した時刻から所定の時間だけ前の時刻までに保存した撮像画像に表された場面を第2場面として選択し、選択した第2場面を表す撮像画像の画風を変更するとして説明した。しかし、撮像装置100は、撮像開始信号を取得した時刻から撮像終了信号を取得した時刻までに撮像された撮像画像が表す場面を第1場面として選択すれば、第2場面を選択しなくても良い。
つまり、撮像装置100は、図9(a)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻よりも後の時刻に撮像された第1場面を表す撮像画像の変更度Pを上記の式(1)及び(2)を用いて算出すれば、撮像開始信号を取得した時刻よりも前の時刻に撮像された撮像画像の変更度Pを「0%」(つまり、撮像画像の画風を変更しない)としても良い。
具体的には、撮像装置100は、図9(b)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻に撮像された撮像画像D[10]を、撮像開始信号を取得した時刻よりも遅い時刻に撮像された撮像画像D[15]の変更後画像C[15]よりも大きく画風を変更した変更後画像C[10]に変更するが、撮像開始信号を取得した時刻よりも早い時刻に撮像された撮像画像D[5]の画風を変更しなくても良い。
<変形例3>
以下、第1の実施形態における第3の変形例について説明する。
撮像装置100は、第2場面を選択せず、かつ一定の変更度で画風を変更しても良い。
つまり、撮像装置100は、図10(a)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻よりも後の時刻に撮像された第1場面を表す撮像画像の変更度Pを撮像画像の撮像時に関わらず「100%」としても良い。
つまり、撮像装置100は、図10(b)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻に撮像された撮像画像D[10]と、撮像開始信号を取得した時刻よりも遅い時刻に第1場面を撮像した撮像画像D[15]とを、同程度だけ画風を変更した変更後画像C[10]及びC[15]に変更するが、撮像開始信号を取得した時刻よりも前の時刻に撮像された撮像画像D[5]の画風を変更しなくても良い。
以下、第1の実施形態における第3の変形例について説明する。
撮像装置100は、第2場面を選択せず、かつ一定の変更度で画風を変更しても良い。
つまり、撮像装置100は、図10(a)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻よりも後の時刻に撮像された第1場面を表す撮像画像の変更度Pを撮像画像の撮像時に関わらず「100%」としても良い。
つまり、撮像装置100は、図10(b)に示すように、撮像開始信号を取得した時刻に撮像された撮像画像D[10]と、撮像開始信号を取得した時刻よりも遅い時刻に第1場面を撮像した撮像画像D[15]とを、同程度だけ画風を変更した変更後画像C[10]及びC[15]に変更するが、撮像開始信号を取得した時刻よりも前の時刻に撮像された撮像画像D[5]の画風を変更しなくても良い。
<変形例4>
以下、第1の実施形態における第4の変形例について説明する。
第1の実施形態では、撮像装置100は、図3のステップS08及びS13において、画風を変更されていない撮像画像を図2のフラッシュメモリ122へ保存するとして説明した。しかし、撮像装置100は、画風を変更した後の撮像画像(つまり、変更後画像)をフラッシュメモリ122へ保存すれば、画風を変更していない撮像画像をフラッシュメモリ122へ保存しなくても良い(つまり、ステップS08及びS13を実行しなくとも良い)。
以下、第1の実施形態における第4の変形例について説明する。
第1の実施形態では、撮像装置100は、図3のステップS08及びS13において、画風を変更されていない撮像画像を図2のフラッシュメモリ122へ保存するとして説明した。しかし、撮像装置100は、画風を変更した後の撮像画像(つまり、変更後画像)をフラッシュメモリ122へ保存すれば、画風を変更していない撮像画像をフラッシュメモリ122へ保存しなくても良い(つまり、ステップS08及びS13を実行しなくとも良い)。
<実施形態2>
第2の実施形態に係る撮像装置200は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、決定的瞬間を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更する。尚、撮像装置200のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので説明を省略する。
第2の実施形態に係る撮像装置200は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、決定的瞬間を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更する。尚、撮像装置200のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので説明を省略する。
撮像装置200が備えるCPUは、図11に示すような連写撮像処理を実行することで、図12(a)に示すような撮像制御部250、画像取得部255、画像保存部260、表示制御部261、場面選択部270、変更度算出部285、及び画像変更部290として機能する。尚、場面選択部270は、図12(b)に示すような対象物抽出部271、加速度算出部272、及び動作変化検出部273を有する。
図11の連写撮像処理の実行が開始されると、図12(a)の撮像制御部250は、第1の実施形態と同様に、撮像を行うよう撮像装置200が備える撮像部を制御する。また、画像取得部255は、撮像部から図13(a)に示すような1枚目の撮像画像D[1]を取得する(ステップS41)。
次に、画像保存部260及び表示制御部261は、図3のステップS02及びS03と同様の処理をそれぞれ実行する(ステップS42及びS43)。その後、場面選択部270は、図14に示すような場面選択処理を実行する(ステップS44)。尚、第2の実施形態において場面選択部270が実行する場面選択処理の詳細については、特許文献の特開2006−279939号公報に記載されている。
図14の場面選択処理の実行が開始されると、図12(b)の対象物抽出部271は、画像取得部255が取得した撮像画像D[1]に対して輪郭抽出処理及び色分布分析処理を実行することで、撮像画像D[1]に表された対象物であるボールBと、背景に表された打者Hの影Sとを抽出する(ステップS61)。次に、対象物抽出部271は、抽出したボールBが表された撮像画像D[1]における位置と、背景に表された影Sの撮像画像D[1]における位置とを、撮像装置200が備えるワークメモリーへ保存する(ステップS62)。その後、加速度算出部272は、1組の位置しかワークメモリーへ保存していないため、ボールBの背景に対する相対速度の変化(つまり、加速度)を算出するために必要な3組以上の位置を保存していないと判断する(ステップS63;No)。その後、場面選択部270は、場面選択処理の実行を終了する。
図11のステップS44の処理を実行した後に、場面選択部270は、対象物の動作が変化する場面(以下、動作変化場面という)が開始していないと判断する(ステップS45;No)。ステップS44で場面を選択できなかったためである。
その後、画像取得部255は、図13(a)に示すような2枚目の撮像画像D[2]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[1]の撮像時から撮像画像D[2]の撮像時までにおいて、撮像画像D[2]及び撮像画像D[1]に表された打者H、打者Hの影S、及び打者Hが有するバットTはほとんど動作していないが、ボールBはバットTに向かって接近している。
ステップS41が実行された後に、ステップS42からS44の処理が実行される。その後、場面選択部270は、動作変化場面が開始していないと判断する(ステップS45;No)。
その後、画像取得部255は、図13(a)に示すような3枚目の撮像画像D[3]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[2]の撮像時から撮像画像D[3]の撮像時までにおいて、撮像画像D[1]の撮像時から撮像画像D[2]の撮像時までと同様に、背景に写った打者Hの影はほとんど動作していなく、ボールBはバットTに向かって接近している。
ステップS41が実行された後に、ステップS42及びS43の処理が実行される。その後、場面選択部270は、図14の場面選択処理の実行を開始する(ステップS44)。
図14の場面選択処理の実行が開始されると、ステップS61及びS62の処理が実行される。その後、加速度算出部272は、3組以上の位置が既にワークメモリーに保存されていると判断する(ステップS63;Yes)。その後、場面選択部270は、ワークメモリーに保存された打者Hの影Sの位置と、ボールBの位置とを取得する。次に、場面選択部270は、打者Hの影Sの位置に対するボールBの相対位置を算出する。その後、場面選択部270は、図13(b)に示すように、フレーム間(つまり、撮像画像の撮像時間間隔である単位時間)における相対位置の変化(つまり、打者Hの影Sに対するボールBの相対速度)の値「v1」を算出すると共に、図13(c)に示すように、フレーム間(つまり、単位時間)における相対速度の変化(つまり、相対加速度)の値「0」を算出する(ステップS64)。尚、相対速度が値「v1」であり、相対加速度が値「0」であるのは、ボールBが、打者Hが有するバットTに向かって速度「v1」で等速直線運動をしているためである。
次に、動作変化検出部273は、加速度算出部272が算出した相対加速度が値「0」であるため、相対加速度の絶対値が所定の閾値を超えないと判断する(ステップS65;No)。その後、場面選択部270は、場面選択処理の実行を終了する。
図11のステップS44の実行を終了した後に、図12(a)の場面選択部270は、動作変化場面が開始していないと判断する(ステップS45;No)。
その後、画像取得部255は、図13(a)に示すような4枚目の撮像画像D[4]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[3]の撮像時から撮像画像D[4]の撮像時までにおいて、撮像画像D[1]の撮像時から撮像画像D[3]の撮像時までと同様に、背景に写った打者Hの影はほとんど動作していないが、撮像画像D[1]の撮像時から撮像画像D[3]の撮像時までと異なり、ボールBはバットTから離間している。
ステップS41が実行された後に、ステップS42及びS43の処理が実行される。その後、場面選択部270は、図14の場面選択処理の実行を開始する(ステップS44)。
図14の場面選択処理の実行が開始されると、ステップS61からS63の処理が実行される。その後、場面選択部270は、保存された位置に基づいて、図13(b)及び(c)に示すように、背景に表された打者Hの影Sに対するボールBの相対速度の値「−v2」及び相対加速度の値「−a0」を算出する(ステップS64)。打者HがバットTでボールBを打ったため、バットTがボールBに加速度「−a0」を生じさせ、ボールBの運動をバットTに向かう速度「v1」の等速直線運動から、バットTから離れる速度「−v2」の等速直線運動に変化させたからである。
その後、動作変化検出部273は、加速度算出部272が算出した相対加速度が値「−a0」であるため、相対加速度の絶対値が所定の閾値を超えると判断する(ステップS65;Yes)。その後、動作変化検出部273は、ボールBの動作が変化したことを検出すると共に、ボールBの動作が変化した瞬間(つまり、打者HがボールBを打った瞬間)をいわゆる「決定的瞬間」として検出する(ステップS66)。次に、動作変化検出部273は、ボールBの動作が変化したタイミングを動作変化場面が開始した開始タイミングとして選択すると共に、動作の変化を検出してから所定フレーム後(本実施形態では、6フレームとする)までの撮像画像に表された場面を、動作変化場面として選択する(ステップS67)。その後、場面選択部270は、場面選択処理の実行を終了する。
図11のステップS44の実行を終了した後に、図12(a)の場面選択部270は、動作変化場面が開始したと判断する(ステップS45;Yes)。次に、画像保存部260は、撮像画像D[4]に対して図3のステップS13と同様の処理を実行する(ステップS46)。
その後、変更度算出部285は、撮像画像D[4]の変更度Pを上記の式(1)及び(2)を用いて算出する(ステップS47)。尚、上記の式(2)において、記号Jは場面の開始時刻又は開始時刻後において最初に取得された撮像画像の撮像順番であるとする。次に、画像変更部290は、変更度Pに基づいて撮像画像D[4]をアート変更する(ステップS48)。
この構成によれば、場面の開始時刻に近い時刻に取得した画像ほど、特徴を大きく変更できる。ここで、通常、ユーザーは、対象物の動作が変化した時に、対象物に対して最も興味を持ち、その後、徐々に興味が薄れる。このため、撮像画像に対するユーザーの興味に大きさに応じて撮像画像の特徴を変更する大きさを変更できる。
ステップS48が実行された後に、撮像画像D[4]に対して図3のステップS16及びS17と同様の処理が実行される(ステップS49及びS50)。
次に、場面選択部270は、まだ1枚の撮像画像しか処理の対象としてないので、所定の枚数である6枚の撮像画像を処理していないと判断する(ステップS51;No)。
その後、画像取得部255は、図13(a)に示すような5枚目の撮像画像D[5]を取得する(ステップS52)。次に、撮像画像D[5]に対してステップS46からS50の処理が実行される。次に、場面選択部270は、所定の枚数の撮像画像を処理していないと判断する(ステップS51;No)。
その後、ステップS52、及びS46からS51の処理が4回繰り替えされる。その後、場面選択部270は、所定の枚数の撮像画像を処理した(つまり、動作変化場面が終了した)と判断する(ステップS51;Yes)。その後、連写撮像処理の実行が終了される。
これらの構成によれば、対象物の動作変化を表す画像の特徴を変更できる。ここで、通常、ユーザーは、対象物の動作が変化したシーンに対して興味を示すため、対象物の動作が変化したシーンをユーザーの興味を引くシーンとして選択できる。また、通常、対象物の動作が変化することで決定的瞬間が生じるので、通常、ユーザーが興味を引かれる決定的瞬間を撮像した画像を、他の画像よりも際立たせることができる。
<実施形態3>
第3の実施形態に係る撮像装置は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、撮像の対象とされる場面が変化した後に撮像された場面を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更させる。尚、第3の実施形態に係る撮像装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので説明を省略する。
第3の実施形態に係る撮像装置は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、撮像の対象とされる場面が変化した後に撮像された場面を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更させる。尚、第3の実施形態に係る撮像装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので説明を省略する。
撮像装置は、図11に示すような連写撮像処理を実行する。図11の連写撮像処理の実行を開始すると、撮像装置は、撮像装置が備える撮像部から図15に示すような1枚目の撮像画像D[1]を取得する(ステップS41)。次に、撮像装置は、ステップS42及びS43の処理を実行する。その後、撮像装置は、撮像の対象とされる場面が変化した後の場面(以下、変化後場面という)を選択する場面選択処理を実行する(ステップS44)。
尚、本実施形態における場面選択処理は図14の場面選択処理ではなく、例えば、撮像画像が表す場面を特徴付ける特徴量の変化に基づいて撮像画像が表す場面の変化を検出すると共に、場面の変化を検出してから所定時間を経過するまでに取得した撮像画像によって表される場面を、変化後場面として選択する処理である(詳細については、特開2009−171283号公報を参照)。尚、撮像画像が表す場面を特徴付ける特徴量は、例えば、撮像画像の平均画素濃度を含む。
図11のステップS44の処理を実行した後に、撮像装置は、変化後場面が開始していないと判断する(ステップS45;No)。その後、撮像装置は、図15に示すような2枚目の撮像画像D[2]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[1]と撮像画像D[2]とは、ピッチャーが投球する場面を表している。次に、ステップS42からS44の処理が実行される。その後、撮像装置は、変化後場面が開始していないと判断する(ステップS45;No)。
その後、撮像装置は、図15に示すような3枚目の撮像画像D[3]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[3]は、撮像画像D[1]及びD[2]と異なり、バッターがスイングする場面を表している。
次に、撮像装置は、ステップS42及びS43の処理を実行する。その後、撮像装置は、場面選択処理の実行により、撮像画像D[3]と撮像画像D[2]とで場面が変化したことを検出すると共に、検出後から所定時間経過するまでに取得される撮像画像が表す場面を、変化後場面として選択する(ステップS44)。その後、撮像装置は、変化後場面が開始したと判断する(ステップS45;Yes)。
次に、撮像装置は、撮像画像D[3]に対して図3のステップS13と同様の処理を実行する(ステップS46)。その後、撮像装置は、撮像画像D[3]の変更度Pを上記の式(1)及び(2)を用いて算出する(ステップS47)。尚、上記の式(2)において、記号Jは場面の開始時刻又は開始時刻後において最初に取得された撮像画像の撮像順番であるとする。次に、撮像装置は、変更度Pに基づいて撮像画像D[3]をアート変更する(ステップS48)。
この構成によれば、場面の開始時刻に近い時刻に取得した画像ほど、特徴を大きく変更できる。ここで、通常、ユーザーは、場面が変化した時に、変化後の場面に対して最も興味を持ち、その後、徐々に興味が薄れる。このため、撮像画像に対するユーザーの興味に大きさに応じて撮像画像の特徴を変更する大きさを変更できる。
ステップS48を実行した後に、撮像装置は、撮像画像D[3]に対して図3のステップS16及びS17と同様の処理を実行する(ステップS49及びS50)。次に、撮像装置は、まだ1枚の撮像画像しか処理の対象としてないので、所定の枚数(つまり、本実施形態では6フレーム)の撮像画像を処理していないと判断する(ステップS51;No)。
その後、図3のステップS21と同様のステップS52と、ステップS46からS51の処理とが5回繰り替えされる。その後、撮像装置は、所定の枚数の撮像画像を処理したと判断する(ステップS51;Yes)。その後、撮像装置は、連写撮像処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、撮像の対象とされる場面が変化した後に撮像された場面を表す画像の特徴を変更できる。ここで、通常、ユーザーは、撮像の対象とする場面を変更する場合には、変更前の場面よりも興味が引かれる場面に変更するため、変更された後の場面をユーザーの興味を引く場面として選択できる。
<実施形態4>
第4の実施形態に係る撮像装置は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、撮像装置が撮像可能な領域に、撮像の対象物が入域した後の場面を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更させる。尚、撮像装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので、説明を省略する。尚、本実施形態において、撮像装置は固定されており、撮像装置が撮像可能な領域は変化しないとして説明するがこれに限定される訳ではない。
第4の実施形態に係る撮像装置は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、撮像装置が撮像可能な領域に、撮像の対象物が入域した後の場面を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更させる。尚、撮像装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので、説明を省略する。尚、本実施形態において、撮像装置は固定されており、撮像装置が撮像可能な領域は変化しないとして説明するがこれに限定される訳ではない。
第4の実施形態に係る撮像装置は、図11に示すような連写撮像処理を実行する。図11の連写撮像処理の実行を開始すると、撮像装置は、撮像装置が備える撮像部から図16(a)に示すような1枚目の撮像画像D[1]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[1]は、撮像画像D[1]における所定領域DAの外側に飛行機Pの先端部を表し、所定領域DAの内側には飛行機Pを表示しない。尚、撮像装置は、所定領域DAを枠で囲った画像を撮像画像D[1]と共に表示しても良い。
次に、撮像装置は、ステップS42及びS43の処理を実行する。その後、撮像装置は、撮像装置が撮像可能な領域に対象物が入域した後の場面(以下単に、入域場面という)を、撮像画像が表す場面から選択する場面選択処理を実行する(ステップS44)。尚、本実施形態における場面選択処理は図14の場面選択処理ではない。本実施形態の場面選択処理は、例えば、対象物が表された領域を検出すると共に、検出した対象物を表す領域が所定領域DAの外側から内側に移動した場合に、対象物の所定領域DAに対する入域(つまり、ムーブイン)を検出すると共に、ムーブインの検出から所定時間経過するまでに取得された撮像画像が表す場面を、入域場面として選択する処理である。尚、対象物を表す領域を検出する処理は、所定領域DAを複数の領域に分割した後に、分割された領域(以下、分割領域という)のそれぞれについてフレーム間の動きベクトル(MV: Motion Vector)を算出すると共に、算出した動きベクトルの大きさが所定の閾値以上となる分割領域が存在する場合に、この領域を対象物が表わされた領域として検出する処理である。
図11のステップS44の処理を実行した後に、撮像装置は、入域場面が開始していないと判断する(ステップS45;No)。その後、撮像装置は、図16(a)に示すような2枚目の撮像画像D[2]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[2]は、撮像画像D[1]と同様に飛行機Pの機体の一部を所定領域DAの外側に表す画像である。
次に、撮像装置は、ステップS42からS44の処理を実行する。その後、撮像装置は、入域場面が開始していないと判断する(ステップS45;No)。次に、撮像装置は、図16(a)に示すような3枚目の撮像画像D[3]を取得する(ステップS41)。尚、撮像画像D[3]は、撮像画像D[2]と異なり、飛行機Pの機体の一部を所定領域DAの内側に表す画像である。
次に、撮像装置は、ステップS42及びS43の処理を実行する。その後、撮像装置は、場面選択処理の実行により、撮像画像D[3]において所定領域DAへ飛行機Pの像が入ったことを検出すると共に、検出後から所定時間経過するまでに取得される撮像画像が表す場面を入域場面として選択する(ステップS44)。次に、撮像装置は、入域場面が開始したと判断する(ステップS45;Yes)。
次に、撮像装置は、撮像画像D[3]に対して図3のステップS13と同様の処理を実行する(ステップS46)。その後、撮像装置は、撮像画像D[3]の変更度Pを上記の式(1)及び(2)を用いて算出する(ステップS47)。尚、上記の式(2)において、記号Jは場面の開始時刻又は開始時刻後において最初に取得された撮像画像の撮像順番であるとする。次に、撮像装置は、変更度Pに基づいて撮像画像D[3]をアート変更する(ステップS48)。
この構成によれば、場面の開始時刻に近い時刻に取得した画像ほど、特徴を大きく変更できる。ここで、通常、ユーザーは、対象物がムーブインした時に、対象物に対して最も興味を持ち、その後、徐々に興味が薄れる。このため、撮像画像に対するユーザーの興味に大きさに応じて撮像画像の特徴を変更する大きさを変更できる。
ステップS48が実行された後に、撮像装置は、撮像画像D[3]に対して図3のステップS16及びS17と同様の処理を実行する(ステップS49及びS50)。次に、撮像装置は、まだ1枚の撮像画像しか処理の対象としてないので、所定の枚数(つまり、本実施形態では6フレーム)の撮像画像を処理していないと判断する(ステップS51;No)。
その後、撮像装置は、図3のステップS21と同様のステップS52と、ステップS46からS51の処理とを5回繰り返す。次に、撮像装置は、所定の枚数の撮像画像を処理したと判断する(ステップS51;Yes)。その後、撮像装置は、連写撮像処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、撮像画像に表された撮像の対象物が、撮像画像における所定領域DAへ入域した後に撮像された場面を表す画像の特徴を変更できる。ここで、通常、ユーザーは、興味が引かれる対象物が撮像可能な領域に入るように撮像装置を設置するため、撮像可能な領域へ入域した後の対象物を表す画像を、ユーザーの興味を引く画像として選択できる。
<実施形態5>
第5の実施形態に係る撮像装置は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、撮像装置が撮像可能な領域から、撮像の対象物が出域する前の場面を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更させる。尚、撮像装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので、説明を省略する。尚、本実施形態において、撮像装置は固定されており、撮像装置が撮像可能な領域は変化しないとして説明するがこれに限定される訳ではない。
第5の実施形態に係る撮像装置は、連写撮像された複数の撮像画像の内で、撮像装置が撮像可能な領域から、撮像の対象物が出域する前の場面を表す撮像画像の特徴を、他の撮像画像と異なる特徴に変更させる。尚、撮像装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様であるので、説明を省略する。尚、本実施形態において、撮像装置は固定されており、撮像装置が撮像可能な領域は変化しないとして説明するがこれに限定される訳ではない。
第5の実施形態に係る撮像装置は、図17に示すような連写撮像処理を実行する。図17の連写撮像処理の実行を開始すると、撮像装置が備える撮像部から図16(b)に示すような1枚目の撮像画像D[1]を取得する(ステップS71)。尚、撮像画像D[1]は、撮像画像D[1]の所定領域DAの内側に飛行機Pを表す画像である。
次に、撮像装置は、図3のステップS02及びS03と同様のステップS72及びS73の処理を実行する。その後、撮像装置は、撮像装置が撮像可能な領域から対象物が出域する前の場面(以下単に、出域場面という)を選択する場面選択処理を実行する(ステップS74)。尚、本実施形態における場面選択処理は図14の場面選択処理ではない。本実施形態の場面選択処理は、対象物が表された領域を検出すると共に、検出した対象物を表す領域が所定領域DAの内側から外側に移動した場合に、対象物の所定領域DAに対する出域(つまり、ムーブアウト)を検出すると共に、ムーブアウトの検出から所定時間経過するまでに取得された撮像画像が表す場面を、出域場面として選択する処理である。尚、対象物を表す領域を検出する処理は、第4の実施形態で説明した処理と同様である。
図17のステップS74の処理を実行した後に、撮像装置は、出域場面を選択していないと判断する(ステップS75;No)。その後、撮像装置は、図16(b)に示すような2枚目の撮像画像D[2]を取得する(ステップS71)。尚、撮像画像D[2]は、撮像画像D[1]と同様に、飛行機Pを所定領域DAの内側に表す。
次に、撮像装置は、ステップS72からS74の処理を実行する。その後、撮像装置は、出域場面を選択していないと判断する(ステップS75;No)。その後、撮像装置は、図16(b)に示すような3枚目の撮像画像D[3]を取得する(ステップS71)。尚、撮像画像D[3]は、撮像画像D[1]と同様に、飛行機Pの尾翼部分を所定領域DAの内側に表す。
次に、撮像装置は、ステップS72からS74の処理を実行する。その後、撮像装置は、出域場面を選択していないと判断する(ステップS75;No)。その後、撮像装置は、図16(b)に示すような4枚目の撮像画像D[4]を取得する(ステップS71)。尚、撮像画像D[4]は、撮像画像D[3]と異なり、飛行機Pを所定領域DAの外側に表すが、飛行機Pを所定領域DAの内側に表さない画像である。
次に、撮像装置は、ステップS72及びS73の処理を実行する。その後、撮像装置は、場面選択処理の実行により、撮像画像D[4]において所定領域DAから対象物である飛行機Pの像が出たことを検出すると共に、検出から所定時間前までに取得された撮像画像が表す場面を、出域場面として選択する(ステップS74)。次に、撮像装置は、出域場面を選択したと判断する(ステップS75;Yes)。
次に、撮像装置は、図3のステップS07及びS08と同様の処理を実行する(ステップS76及びS77)。その後、撮像装置は、選択画像の変更度Pを上記の式(1)及び(2)を用いて算出する(ステップS78)。尚、上記の式(2)において、記号Jは場面の終了時刻又は終了時刻前において最後に取得された撮像画像の撮像順番であるとする。次に、撮像装置は、変更度Pに基づいて選択画像の特徴を変更する(ステップS79)。
この構成によれば、場面の終了時刻に近い時刻に取得した画像ほど、特徴を大きく変更できる。ここで、通常、ユーザーは、対象物がムーブアウトする対象物に対して徐々に興味を増し、対象物がムーブアウトすると興味を失う。このため、撮像画像に対するユーザーの興味に大きさ応じて撮像画像の特徴を変更する大きさを変更できる。
ステップS79を実行した後に、撮像装置は、図3のステップS11と同様の処理を実行する(ステップS80)。次に、撮像装置は、まだ1枚の選択画像しか処理の対象としてないので、所定の枚数(つまり、本実施形態では3フレーム)の選択画像を処理していないと判断する(ステップS81;No)。
その後、撮像装置は、ステップS76からS81の処理を2回繰り返す。次に、撮像装置は、所定の枚数の選択画像を処理したと判断する(ステップS81;Yes)。その後、撮像装置は、連写撮像処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、撮像画像に表された撮像の対象物が、撮像画像における所定の領域から出域する前に撮像された場面を表す画像の特徴を変更できる。ここで、通常、ユーザーは、撮像可能な領域から出域した対象物に興味が引かれるため、出域前及び出域時の対象物を表す画像を、ユーザーの興味を引く画像として選択できる。
尚、デジタルフォトフレームが、第1の実施形態に係る撮像装置100、第2の実施形態に係る撮像装置200、及び第3から第5の実施形態に係る撮像装置が実行する連写撮像処理を実行することで、特定の場面を表す画像を、他の場面を表す画像と異なる特徴を有する画像に変更すると共に、変更した画像を表示しても良い。
尚、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた撮像装置として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の撮像装置を本発明に係る撮像装置として機能させることもできる。すなわち、上記の第1の実施形態で例示した撮像装置100、第2の実施形態で例示した撮像装置200、第3の実施形態で例示した撮像装置、第4の実施形態で例示した撮像装置、及び第5の実施形態で例示した撮像装置による各機能構成を実現させるための制御プログラムを、既存の撮像装置を制御するコンピューター(CPUなど)が実行できるように適用することで、本発明に係る撮像装置100及び200等として機能させることができる。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インターネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100,200・・・撮像装置、100a・・・バス、101・・・ストロボ発光窓、102・・・撮像レンズ、104・・・表示部、105・・・カーソルキー、105s・・・セットキー、106m・・・メニューキー、106d・・・連写モードキー、107・・・USB端子接続部、108・・・電源ボタン、109・・・シャッターボタン、110・・・撮像部、111・・・駆動制御部、112・・・CMOSセンサー、113・・・ISP、120・・・画像エンジン、121・・・CPU、122・・・フラッシュメモリ、123・・・ワークメモリー、124・・・VRAM制御部、125・・・VRAM、126・・・DMA、127・・・信号入力部、128・・・USB制御部、129・・・スピーカー、150,250・・・撮像制御部、155,255・・・画像取得部、160,260・・・画像保存部、161,261・・・表示制御部、165・・・信号取得部、170,270・・・場面選択部、180・・・画像選択部、185,285・・・変更度算出部、190,290・・・画像変更部、271・・・対象物抽出部、272・・・加速度算出部、273・・・動作変化検出部、B・・・ボール、DA・・・所定領域、H・・・打者、P・・・飛行機、T・・・バット、S・・・影
Claims (11)
- 連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像の内で、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面を表す前記撮像画像の画風を変更する画像変更手段と、
前記画像変更手段が前記画風を変更した前記撮像画像を記憶部に保存する画像保存手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 撮像の開始を指示する撮像開始信号と、前記撮像の終了を指示する撮像終了信号とを取得する信号取得手段を、さらに備え、
前記特定の場面は、前記撮像開始信号と前記撮像終了信号とによって撮像を指示された場面を含み、
前記場面選択手段は、前記信号取得手段が前記撮像開始信号を取得してから前記撮像終了信号を取得するまでに前記画像取得手段が取得した前記撮像画像に表された場面を、前記特定の場面として選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画像保存手段は、前記画像取得手段が取得した前記撮像画像を前記記憶部へさらに保存し、
前記場面選択手段は、前記信号取得手段が前記撮像開始信号を取得した時刻から所定の時間だけ前の時刻までに、前記画像保存手段が前記記憶部に保存した前記撮像画像に表された場面を、前記特定の場面としてさらに選択する、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記画像変更手段は、前記画像取得手段が前記撮像画像を取得した時刻と、前記信号取得手段が前記撮像開始信号を取得した時刻との差異が小さい程、前記撮像画像の前記画風を大きく変更する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。 - 前記特定の場面は、撮像の対象とする対象物の動作が変化した場面であり、
前記場面選択手段は、前記画像取得手段が取得した前記撮像画像に表された前記背景に対する、前記撮像画像に表された前記対象物の速度の変化を検出してから所定の時間だけ経過するまでに前記画像取得手段が取得した前記撮像画像に表された場面を、前記特定の場面として選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記特定の場面は、撮像の対象とされる場面が変化した後の場面であり、
前記場面選択手段は、前記画像取得手段が取得した前記撮像画像に表された場面の変化を検出してから所定の時間だけ経過するまでに前記画像取得手段が取得した前記撮像画像に表された場面を、前記特定の場面として選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 対象物を連続して撮像する撮像部を、さらに備え、
前記画像取得部は、前記撮像部から前記対象物を表す前記複数の撮像画像を取得し、
前記特定の場面は、前記撮像部が撮像可能な領域に前記対象物が入域した後の場面であり、
前記場面選択手段は、前記画像取得手段が取得した前記撮像画像における所定の領域へ、前記撮像画像に表された前記対象物が入域したことを検出してから所定の時間が経過するまでに前記画像取得手段が取得した前記撮像画像に表された場面を、前記特定の場面として選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画像変更手段は、前記画像取得手段が前記撮像画像を取得した時刻と、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面の開始時刻との差異が小さい程、前記撮像画像の前記画風を大きく変更する、
ことを特徴とする請求項5、6、及び7のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 対象物を連続して撮像する撮像部を、さらに備え、
前記画像取得部は、前記撮像部から前記対象物を表す前記複数の撮像画像を取得し、
前記画像保存手段は、前記画像取得手段が取得した前記撮像画像を前記記憶部へ保存し、
前記特定の場面は、前記撮像部が撮像可能な領域から前記対象物が出域した後の場面であり、
前記場面選択手段は、前記画像取得手段が取得した前記撮像画像における所定の領域から前記撮像画像に表された前記対象物が出域した時刻から所定の時間だけ前の時刻において、前記画像保存手段が前記記憶部に保存した前記撮像画像に表された場面を、前記特定の場面として選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画像変更手段は、前記画像取得手段が前記撮像画像を取得した時刻と、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面の終了時刻との差異が小さい程、前記撮像画像の前記画風を大きく変更する、
ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。 - コンピューターを、
連続して撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像に表された1又は複数の場面から、特定の場面を選択する場面選択手段と、
前記画像取得手段が取得した前記複数の撮像画像の内で、前記場面選択手段が選択した前記特定の場面を表す前記撮像画像の画風を変更する画像変更手段と、
前記画像変更手段が前記画風を変更した前記撮像画像を記憶部に保存する画像保存手段と、
して機能させることを特徴とする撮像装置の制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010045064A JP2011182213A (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | 撮像装置及び撮像装置の制御プログラム |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2010045064A Pending JP2011182213A (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | 撮像装置及び撮像装置の制御プログラム |
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JP (1) | JP2011182213A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150034931A (ko) * | 2013-09-27 | 2015-04-06 | 삼성전자주식회사 | 이미지 촬영 장치 및 방법 |
US9361703B2 (en) | 2012-04-03 | 2016-06-07 | Sony Corporation | Image processing device, control method of image processing device and program |
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2010
- 2010-03-02 JP JP2010045064A patent/JP2011182213A/ja active Pending
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