JP6026934B2 - Ledのリードフレーム用銅合金板条 - Google Patents

Ledのリードフレーム用銅合金板条 Download PDF

Info

Publication number
JP6026934B2
JP6026934B2 JP2013067387A JP2013067387A JP6026934B2 JP 6026934 B2 JP6026934 B2 JP 6026934B2 JP 2013067387 A JP2013067387 A JP 2013067387A JP 2013067387 A JP2013067387 A JP 2013067387A JP 6026934 B2 JP6026934 B2 JP 6026934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
copper alloy
less
mass
lead frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013067387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014189852A (ja
Inventor
三輪 洋介
洋介 三輪
靖 真砂
靖 真砂
昌泰 西村
昌泰 西村
秀輝 松下
秀輝 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2013067387A priority Critical patent/JP6026934B2/ja
Priority to CN201410015636.3A priority patent/CN104073677B/zh
Priority to DE102014001928.4A priority patent/DE102014001928A1/de
Priority to US14/185,200 priority patent/US9416433B2/en
Priority to TW103106257A priority patent/TWI550919B/zh
Priority to KR1020140035551A priority patent/KR101578286B1/ko
Publication of JP2014189852A publication Critical patent/JP2014189852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6026934B2 publication Critical patent/JP6026934B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

本発明は、例えば、LEDのリードフレームとして用いられる銅合金板条(板及び条)に関する。
近年、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を光源とする発光装置が、省エネルギーかつ長寿命であることから、広範囲の分野に普及している。LED素子は熱伝導性及び導電性に優れる銅合金リードフレームに固定され、パッケージに組み込まれている。LED素子から発光される光を効率良く取出すため、銅合金リードフレームの表面に反射膜としてAgめっき被膜が形成されている。LED用リードフレームの銅合金として、強度:450N/mm、導電率:70%IACS程度のC194が多く用いられている(特許文献1,2参照)。
LEDパッケージを高輝度化するには、LED素子自体を高輝度化する方法とAgめっきを高品質化(高反射率化)する方法がある。しかし、LED素子の高輝度化は限界に近く、わずかに高輝度化するだけで素子コストが大幅にアップする。そのため、近年、Agめっきの高反射率化への要求が強くなっている。
一方、Agめっきは銅合金素材の表面状態の影響を大きく受け、突起、未着、スジ模様等、Agめっきの反射特性を阻害する欠陥を生じやすい。特に、LED用銅合金リードフレームとして多用されているC194は、素材中にFe、Fe−P又はFe−P−O粒子が含まれており、表面に露出したこれら粒子が前記Agめっき欠陥を生じさせ、これがAgめっきの反射率を低下させる。
特開2011-252215号公報 特開2012−89638号公報(段落0058)
本発明は、C194系(Cu−Fe系銅合金)板条からなるリードフレームの表面に形成したAgめっき反射膜の反射率を向上させ、LEDパッケージの高輝度化を図ることを目的とする。
本発明は、表面形態を調整してAgめっき反射膜の反射率を向上させたLEDのリードフレーム用Cu−Fe系銅合金板条(板及び条)に係り、Fe:1.8〜2.6mass%、P:0.005〜0.20mass%、Zn:0.01〜0.50mass%を含み、残部Cu及び不可避不純物からなり、圧延垂直方向の表面粗さが、Ra:0.2μm以下、RzJIS:1.2μm以下、Rz:1.5μm以下であり、圧延平行方向の平均長さが2〜100μm、圧延垂直方向の平均長さが1〜30μm、圧延平行方向に沿った最大深さが400nm以下の凹みが表面に密集して形成されていることを特徴とする。なお、Raは算術平均粗さ、RzJISは十点平均粗さ、Rzは最大高さ粗さである。
上記銅合金は、必要に応じてSn、Co、Al、Cr、Mg、Mn、Ca、Pb、Ni、Ti、Zrの1種又は2種以上を合計で0.3mass%以下含む。
上記銅合金板条において、表面に露出したFe、Fe−P又はFe−P−O粒子の粒径が5μm以下で、かつ1μm以上の粒径を有するものが3000個/mm以下であることが望ましい。なお、粒子の大きさは該粒子の外接円の直径を意味する。
本発明によれば、Cu−Fe系銅合金板条からなるリードフレームの表面に形成したAgめっき反射膜の反射率を向上させ、LEDパッケージの高輝度化を実現できる。
本発明に係る銅合金板条の表面形態を示す模式図である。 本発明に係る銅合金板条の圧延平行方向のAFMプロファイルの一例である。 本発明に係る銅合金板条の圧延垂直方向のAFMプロファイルの一例である。
続いて、図1〜3を参照しつつ、本発明についてより具体的に説明する。
(銅合金の化学組成)
本発明に係る銅合金は、Fe:1.8〜2.6mass%、P:0.005〜0.20mass%、Zn:0.01〜0.50mass%を含み、残部Cu及び不可避不純物からなり、必要に応じてSn、Co、Al、Cr、Mg、Mn、Ca、Pb、Ni、Ti、Zrの1種又は2種以上を合計で0.3mass%以下含む。
上記銅合金において、FeはPと化合物を形成し、強度及び導電率特性を向上させる役割がある。しかし、2.6mass%を超えて含有すると、溶解時に固溶しきれないFeが晶出物として残存し、この晶出物は大きいもので粒径数10μm以上にもなり、これが銅合金板条の表面に露出して、Agめっき欠陥の原因となる。また、1.8mass%未満では、LED用リードフレームとしての強度が得られない。一方、Pは0.2mass%を超えて含有すると、LED用リードフレームとしての熱伝導性及び導電性を劣化させてしまい、0.005mass%未満であると、LED用フレームとしての強度が得られない。
Znは、はんだの耐熱剥離性を向上させる働きがあり、LEDパッケージを基盤に組み付ける際のはんだ接合信頼性を維持する役割がある。このZnは0.01mass%未満では、はんだの耐熱剥離性を満足させるには不十分であり、0.50mass%を超えて含有すると熱伝導性及び導電性が劣化する。
Sn、Co、Al、Cr、Mg、Mn、Ca、Pb、Ni、Ti、Zrは、銅合金の強度、耐熱性を向上させ、さらに製造時の熱間圧延性を向上させる作用もある。これらの元素を銅合金に添加して前記作用を得るには、合計で0.02mass%以上含有させることが望ましい。しかし、これらの成分は、合計で0.3mass%を超えて含有すると熱伝導性及び導電率を劣化させてしまう。
(銅合金板条の表面形態)
反射膜としてのAgめっき膜の反射特性の向上には、基材である銅合金板状の表面形態が影響する。まず、銅合金板条の圧延平行方向に沿って、その表面全面に無数の細かい凹みを密集して形成することにより、素子から発せられる光を均一に分散して反射させ、反射率を向上させることが可能となる。
このときの銅合金板条の圧延垂直方向の表面粗さは、算術平均粗さRaが0.2μm以下、十点平均粗さRzJISが1.2μm以下、最大高さ粗さRzが1.5μm以下であることが必要である。Raが0.2μmを超えると、Agめっき膜による光の反射の方向性を無くし、かつ光を均一散乱させるのに十分でなく、反射率を向上させることができない。また、RzJISが1.2μmを超え、又はRzが1.5μmを超えたときも、同様に十分な反射率が得られない。
銅合金板条の表面に密集して存在する凹みは、圧延平行方向の平均長さが2〜100μm、圧延垂直方向の平均長さが1〜30μm、圧延平行方向に沿った最大深さが400nm以下であることが必要である。図1の模式図に示すように、この凹み1は銅合金板条の表面に文字どおり密集して存在し、後述するAFMプロファイルの山がその境界となる。
圧延平行方向の平均長さが2μm未満、又は100μmを超える場合、Agめっき膜による光の均一散乱が十分でなく、高い反射率が得られない。凹みの圧延平行方向の平均長さは好ましくは8〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。また、凹みの圧延垂直方向の平均長さが1μm未満、又は30μmを超えるときも、Agめっき膜による光の均一散乱が十分でなく、高い反射率が得られない。凹みの圧延垂直方向の平均長さは好ましくは3〜15μm、より好ましくは4〜10μm、圧延平行方向に測定した凹みの深さが400nmを超えた場合も、Agめっき膜による光の均一散乱が十分でなく、高い反射率が得られない。凹みの深さは好ましくは50〜200nm、より好ましくは70〜150nmである。
銅合金板状の最表面に露出する粒子はFe、Fe−P又はFe−P−Oからなり、その露出部分の粒径(外接円の直径)が5μmを超えた場合、又は露出部分の粒径が1μm以上のものが3000個/mmを超えて存在する場合、突起や未着等のAgめっき欠陥が発生し、Agめっき被膜の反射特性劣化の原因となる。
(銅合金板条の製造方法)
C194銅合金板条は、通常、鋳塊を面削後、熱間圧延し、熱間圧延後急冷し又は溶体化処理し、続いて冷間圧延及び析出焼鈍を行った後、仕上げ冷間圧延を行って製造されている。冷間圧延及び析出焼鈍は必要に応じて繰り返し、仕上げ冷間圧延後に必要に応じて低温焼鈍が行われる。本発明に係る銅合金板条の場合も、この製造工程自体を大きく変更する必要はない。一方、粗大なFe、Fe−P又はFe−P−O粒子は、主として溶解鋳造時及び熱間圧延時に形成されるため、適切な溶解鋳造及び熱間圧延の条件を選択する必要がある。具体的には下記のとおりである。
溶解鋳造において、1200℃以上の銅合金溶湯にFeを添加して溶解し、以後も溶湯温度を1200℃以上に保って鋳造する。鋳塊の冷却は、凝固時(固液共存時)及び凝固後とも、1℃/秒以上の冷却速度で行う。そのためには、連続鋳造又は半連続鋳造の場合、鋳型内の一次冷却、鋳型直下の二次冷却を十分効かせる必要がある。熱間圧延では、均質化処理を900℃以上、望ましくは950℃以上で行い、その温度で熱間圧延を開始し、熱間圧延終了温度を650℃以上、望ましくは700℃以上とし、熱間圧延終了後直ちに大量の水で300℃以下まで急冷する。
本発明に係る銅合金板条の表面形態(表面粗さ、凹部)は、仕上げ冷間圧延において、圧延ロールの表面形状を銅合金板条に転写することにより形成される。いいかえれば、圧延ロールは、その表面に前記表面形態に対応する微細なダル目模様を有する必要がある。この圧延ロールとして、サイアロン(SiAlON)等の窒化ケイ素系のロールが使用される。このロールを回転及び軸方向に平行に移動させながら、その表面にダイヤモンド砥粒の超砥粒ホイールを同方向に回転させて押し付け(接触面の移動方向は逆)、ロールの表面を研削し、ダル目模様を形成する。ダイヤモンド砥粒の粒度及び分布密度、超砥粒ホイールの押し付け力、ロールの回転速度及び移動速度を変更することで、ロールの表面に粗さ(長さ、幅、高さ)の異なる微細な凹凸、すなわちダル目模様を形成することができる。
仕上げ冷間圧延では、ロール径が20〜100mm程度のロールを用い、1パス又は複数パスの通板の合計で20〜70%の冷間加工を行う。複数パスの通板を行う場合、1パス目のサイアロンロールのダル目を、2パス目以降のロールのダル目より粗くし、2パス目以降の圧延速度を、1パス目の圧延速度よりも遅くすることが望ましい。圧延速度が遅い方がロールのダル目が銅合金板条の表面によく転写され、ロール径が小さい方が安定した転写が行える。また、窒化ケイ素系のロールは材質が固く変形しにくいため、ロールのダル目模様が銅合金板条の表面によく転写されると考えられる。現時点では、超砥粒ホイールで表面を研削した窒化ケイ素系のロールを用いて仕上げ冷間圧延を行うことでしか、本発明に規定する表面形態(特に密集して形成された凹部)を有する銅合金板条は得られていない。
表1,2に示す組成の銅合金を小型電気炉で大気中にて木炭皮膜下で溶解し、厚さ50mm、幅80mm、長さ180mmの鋳塊を溶製した。作製した上記鋳塊の表・裏面を各5mm面削した後、950℃で均質化処理後熱間圧延を行い、厚さ12mmtの板材とし、700℃以上の温度から急冷した。この板材の表・裏面をそれぞれ約1mm面削した。これらの板材について、冷間圧延と500〜550℃×2〜5時間の析出焼鈍を繰返し行った後、表面にダル目模様を形成した直径50mmのサイアロンロール(No.33のみダル目模様のない通常のハイスロール)を用い、40%の加工率で仕上げ冷間圧延を行い、厚さ0.2mmの銅合金条を作製し、供試材とした。
Figure 0006026934
Figure 0006026934
作製した供試材を用いて、引張強度、導電率、表面に露出した粒子の粒径及び密度、表面粗さ及び凹み形状の各測定試験を下記要領で行った。測定結果を表1〜4に示す。ただし、No.14〜19,33〜40の引張強度、導電率、表面に露出した粒子の粒径及び密度については、No.1と同じ値であるとみなし、測定試験自体を省略した。
(引張強度の測定)
供試材から長手方向を圧延方向に平行としてJIS5号試験片を採取し、JISZ2241の規定に準拠して引張試験を行い、引張強度を測定した。引張強度は400N/mm以上を合格とした。
(導電率の測定)
導電率はJISH0505の規定に準拠して測定した。導電率は65%IACS以上を合格とした。
(表面に露出した粒子粒径及び密度の測定)
作製した供試材を用い、×2000倍にて表面のSEM観察を行い、100μm×100μmの範囲で、粒径(外接円直径)が1μm以上のFe、Fe−P又はFe−P−O粒子又は介在物の個数をカウントし、1mmあたりの個数を算出した。また、同範囲における前記粒子又は介在物の最大粒径を測定した。
(表面粗さの測定)
作製した供試材を用い、AFM(Atomic Force Microscope)にて圧延垂直方向に供試材の表面状態を観察し、表面粗さ曲線(AFMプロファイル)を求め、該AFMプロファイルからRa(算術平均粗さ)、RzJIS(十点平均粗さ)及びRz(最大高さ粗さ)を求めた。圧延垂直方向のAFMプロファイルの一例を図3に示す。
(凹み形状の測定)
凹みの圧延平行方向の平均長さ及び深さは、圧延平行方向のAFMプロファイルから求めた。圧延平行方向のAFMプロファイルの一例を図2に示す。図2に示すように、銅合金板表面の一般的な粗さ曲線とは異なり、明確な凹みが圧延平行方向に連続して形成されている。また、凹みの圧延垂直方向の平均長さは、圧延垂直方向のAFMプロファイル(図3参照)から求めた。AFMプロファイルの測定長さは500μmとした。
凹みの長さはAFMプロファイルの隣接する山頂間の距離であり、圧延平行方向及び圧延垂直方向とも、AFMプロファイルから求めたRsm(輪郭曲線要素の平均長さ)を凹みの平均長さとみなした。凹みの深さはAFMプロファイルの隣接する山頂と谷底間の距離とし、その最大値を凹みの最大深さとした。
Figure 0006026934
Figure 0006026934
続いて、作製した供試材に対し下記条件でAgめっきを行い、下記要領でAgめっき欠陥の有無の観察、耐熱剥離性試験、及び反射率の測定を行った。測定結果を表1〜4に示す。
(Agめっき条件)
各供試材について、電解脱脂(5Adm×60sec)、酸洗(20mass%硫酸×5sec)を行い、平均厚さ0.1μmを目標としてCuフラッシュめっきを行った後、厚さ2.5μmのAgめっきを行った。Agめっき液の組成は下記のとおりである。Ag濃度:80g/L、遊離KCN濃度:120g/L、炭酸カリウム濃度;15g/L、添加剤(商品名:Ag20−10T(メタローテクノロジーズSA製)):20ml/L。
(Agめっき欠陥の有無)
Agめっき表面をSEM観察し、1mmの範囲のAgめっき欠陥(めっき未着、突起)の有無を評価した。
(耐熱剥離性)
各供試材から短冊状試験片を採取し、はんだ付け後、150℃×1000Hr保持し、曲げ戻しした際のはんだの剥離状況を確認した。はんだが剥離しなかったものを○(合格)、剥離したものを×(不合格)と評価した。
はんだ付けは、Sn−3mass%Ag−0.5mass%Cuはんだを使用し、浴温260±5℃、浸漬時間5secにて行った。
(反射率の測定)
コニカミノルタ株式会社製の分光測色計CM−600dを用いて、全反射率(正反射率+拡散反射率)を測定した。全反射率は90%以上を合格とした。
表1,3に示すように、No.1〜21は、合金組成、供試材の表面に露出した粒子のサイズと密度、表面粗さ及び表面の凹みの大きさ等が、全て本発明の規定を満たし、引張強さが大きく、導電率が高く、はんだ耐熱剥離性に優れるだけでなく、凹部が形成されていない通常のC194(No.33)に比べ、Agめっきの反射率が高い。
一方、本発明に規定する合金組成から外れるNo.22〜32のうちNo.23〜32は、引張強さ、導電率及びはんだ耐熱剥離性のいずれかの特性が劣り、また、No.22,25,28は表面露出粒子の最大粒径が大きく、粒径1μm以上の露出粒子の密度も高いため、Agめっき欠陥が生じ、反射率も低い。
また、表面に密集した凹部が形成されているが、表面粗さの規定、凹部の平均長さ、及び凹部の最大深さの規定のうち1又は2以上を満たさないNo.34〜40は、いずれも反射率が低い。

Claims (3)

  1. Fe:1.8〜2.6mass%、P:0.005〜0.20mass%、Zn:0.01〜0.50mass%を含み、残部Cu及び不可避不純物からなり、圧延垂直方向の表面粗さがRa:0.2μm以下、RzJIS:1.2μm以下、Rz:1.5μm以下であり、表面に凹みが密集して形成され、前記凹みの圧延平行方向及び圧延垂直方向の長さは圧延平行方向及び圧延垂直方向の表面粗さ曲線から求めた隣接する山頂間の距離であり、前記凹みの圧延平行方向の平均長さが2〜100μm、圧延垂直方向の平均長さが1〜30μm、圧延平行方向に沿った最大深さが400nm以下であることを特徴とするLEDのリードフレーム用銅合金板条。
  2. さらにSn、Co、Al、Cr、Mg、Mn、Ca、Pb、Ni、Ti、Zrの1種又は2種以上を合計で0.02〜0.3mass%含むことを特徴とする請求項1に記載されたLEDのリードフレーム用銅合金板条。
  3. 表面に露出したFe、Fe−P又はFe−P−O粒子の粒径が5μm以下で、かつ1μm以上の粒径を有するものが3000個/mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載されたLEDのリードフレーム用銅合金板条。
JP2013067387A 2013-03-27 2013-03-27 Ledのリードフレーム用銅合金板条 Expired - Fee Related JP6026934B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067387A JP6026934B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 Ledのリードフレーム用銅合金板条
CN201410015636.3A CN104073677B (zh) 2013-03-27 2014-01-14 Led的引线框用铜合金板条
DE102014001928.4A DE102014001928A1 (de) 2013-03-27 2014-02-13 Kupferlegierungsstreifen für einen Leiterrahmen einer LED
US14/185,200 US9416433B2 (en) 2013-03-27 2014-02-20 Copper alloy strip for lead frame of LED
TW103106257A TWI550919B (zh) 2013-03-27 2014-02-25 Led導線架用銅合金板條
KR1020140035551A KR101578286B1 (ko) 2013-03-27 2014-03-26 Led의 리드 프레임용 구리 합금 판조

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067387A JP6026934B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 Ledのリードフレーム用銅合金板条

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014189852A JP2014189852A (ja) 2014-10-06
JP6026934B2 true JP6026934B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=51836425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067387A Expired - Fee Related JP6026934B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 Ledのリードフレーム用銅合金板条

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6026934B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156056A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社神戸製鋼所 Ledのリードフレーム用銅合金板条

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145734A (ja) * 1988-11-25 1990-06-05 Nippon Mining Co Ltd 酸化膜密着性に優れた高力高導電銅合金
JP3344687B2 (ja) * 1996-08-09 2002-11-11 株式会社神戸製鋼所 リードフレーム用銅合金
WO2010150824A1 (ja) * 2009-06-24 2010-12-29 古河電気工業株式会社 光半導体装置用リードフレーム、光半導体装置用リードフレームの製造方法、および光半導体装置
DE102010007840A1 (de) * 2010-02-11 2011-08-11 Wieland-Werke AG, 89079 Elektromechanisches Bauelement oder Gleitelement
JP4608025B1 (ja) * 2010-06-03 2011-01-05 三菱伸銅株式会社 放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014189852A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5851000B1 (ja) Ledのリードフレーム用銅合金板条
TWI599665B (zh) LED lead frame with copper alloy strip
JP3962751B2 (ja) 曲げ加工性を備えた電気電子部品用銅合金板
JP6026935B2 (ja) Ledのリードフレーム用銅合金板条
KR101578286B1 (ko) Led의 리드 프레임용 구리 합금 판조
KR101682801B1 (ko) 강도, 내열성 및 굽힘 가공성이 우수한 Fe-P계 구리 합금판
KR102336415B1 (ko) 구리 합금 압연재 및 그 제조 방법 및 전기 전자 부품
JP6210887B2 (ja) 強度、耐熱性及び曲げ加工性に優れたFe−P系銅合金板
JP6141708B2 (ja) 光沢度に優れためっき付き銅合金板
JP6026934B2 (ja) Ledのリードフレーム用銅合金板条
KR20170120547A (ko) 전자 부품용 Sn 도금재
JP6320759B2 (ja) Cu−Fe−P系銅合金板の製造方法
JP2012211355A (ja) 電子材料用Cu−Ni−Si系銅合金及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6026934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees