JP6024844B1 - 調光フィルム、調光フィルムの積層体及び車両 - Google Patents
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Abstract
Description
前記透明電極の駆動により、少なくとも第1及び第2のドメインによるMVA方式により透過光を制御し、
前記第1及び第2の直線偏光板の透過軸方向が直交するように設定され、
前記第1の直線偏光板の透過軸方向で、前記第1のドメイン及び第2のドメインの面積の割合が変化するように作製され、
前記第1の直線偏光板の透過軸方向における中央領域では、前記第1及び第2のドメインの面積の割合が等しく、
前記第1の直線偏光板の透過軸方向における一方の端部から他方の端部に向かうに従って、前記第2のドメインの面積に対する前記第1のドメインの面積の割合が増大する
調光フィルム。
前記第1及び第2のドメインは、
前記透明電極による電界の印加によって、前記液晶層に係る液晶分子の倒れ込む方向が、前記第2の直線偏光板の透過軸方向に対して45度及び135度の角度を成す領域である調光フィルム。
前記第1及び第2のドメインは、
前記透明電極の駆動により前記液晶層の液晶材料の倒れ込む方向が、第1の直線偏光板の透過軸方向に対して、時計方向及び反時計方向に45度の方向である調光フィルム。
前記第1のドメインの面積の割合の変化が、前記第1及び又は第2のドメインの幅の変化により形成された調光フィルム。
前記第1及び又は第2の積層体の前記配向層のパターンニングにより前記第1及び第2のドメインが形成された調光フィルム。
〔車両〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両の説明に供する図である。なおこの図1においては、矢印Aにより車両1の前方方向(X方向)を示す。この車両1は、運転手2及び助手席搭乗者3の2名が前席に乗車可能に構成され、後席に3名の搭乗者4、5、6が搭乗できるように構成される。この車両1は、これら前席及び後席の搭乗者2〜6の頭上を覆うようにサンルーフに係る開口7が設けられ、この開口7に調光フィルムの積層体8が配置されて天窓(サンルーフ)が形成される。なおここでサンルーフは、車両のルーフに設けられる外光入射用の透光部である。
図2は、調光フィルム10を示す断面図である。この調光フィルム10は、印加電圧の可変により透過光の光量を制御する。
液晶セル14は、フィルム形状による第1及び第2の積層体である下側積層体15D及び上側積層体15Uにより液晶層18を挟持して構成される。下側積層体15Dは、透明フィルム材による基材16に、透明電極21、スペーサ22、配向層23を作製して形成される。上側積層体15Uは、透明フィルム材による基材25に、透明電極26、配向層27を積層して形成される。液晶セル14は、この下側積層体15D及び上側積層体15Uに設けられた透明電極21、26の駆動により、VA(Virtical Alignment)方式におけるマルチドメイン化方式であるMVA方式により液晶層18に設けられた液晶材料の配向を制御し、これにより透過光の偏光面を制御する。ここでVA方式は、液晶の配向を垂直配向と水平配向とで変化させて透過光を制御する方式であり、一般的に、無電界時、液晶を垂直配向させることにより、液晶層を垂直配向層により挟持して液晶セルが構成され、電界の印加により液晶材料を水平配向させるように構成される。ここでマルチドメイン化とは、電界の可変に対して液晶分子の挙動が異なる領域を複数設けることであり、一般的に、複数領域における光学特性の平均値化(積分化)により視野角特性を向上するために適用される。
図3は、配向層23、27の説明に供する図である。この実施形態において、天窓は、上方より見て、進行方向が長辺の側である角が丸みを帯びた長方形形状による矩形形状により形成される(図1)。これにより天窓に係る調光フィルムの積層体8も、進行方向が長辺の側である角が丸みを帯びた長方形形状による矩形形状により形成される。調光フィルム1は、直線偏光板2の側より平面視して、この矩形形状に係る長辺の延長方向(車両1の前後方向(X方向)である)に沿って延長する第1及び第2の帯状の領域A、Bが、この延長方向と直交する方向である車両1の幅方向(Y方向)に密接して繰り返し形成される。
ここで調光フィルム10は、第1及び第2のドメイン幅である領域A及びBの幅WA及びWBの比率が、車両1の幅方向である直線偏光板12の透過軸方向で変化するように設定される。これによりこの幅方向である直線偏光板12の透過軸方向で、第1又は第2のドメインA又はBにおいては、全体に対する面積の割合が変化するように設定される。より具体的には、図4において符号Lにより示すように、座席より正面方向Xを見て左手側端(図1においてY方向である)では、幅WA及びWBの比率が1:0となるように、また幅方向の中央領域では幅WA及びWBの比率が1:1となるように、さらに幅方向の右手側端では幅WA及びWBの比率が0:1となるように、さらにこのような比率が幅方向において直線的に変化するように、設定される。これらにより幅WA、WBの比率の設定に対応するように、ドメインA又はBの面積の割合が変化するように設定される。
図5は、調光フィルムの製造工程を示すフローチャートである。この製造工程は、透明電極作製工程SP2において、スパッタリング等の手法を適用して、透明基材16、25にそれぞれ透明電極21、26を作成する。さらに続いてスペーサ作製工程SP3において、透明電極21を作製した透明基材16にフォトレジスト膜を作製した後、露光、現像処理し、これによりスペーサ22を作製する。続いて製造工程は、配向層作製工程SP4において、基材16、25に配向層23、27を作製する。
図6は、図4との対比により、この実施形態に係るドメインの設定の説明に供する図である。この実施形態では、この図6に示すドメインの設定が異なる点を除いて、上述の実施形態と同一に構成される。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせたり、変更することができる。
2、3、4、5、6 搭乗者
7 開口
8 調光フィルムの積層体
9 透明板材
10 調光フィルム
12、13 直線偏光板
12A、13A 位相差フィルム
14 液晶セル
15D 下側積層体
15U 上側積層体
16、25 基材
18 液晶層
21、26 透明電極
22スペーサ
23、27 配向層
29 シール材
Claims (7)
- 透明フィルム材による基材に透明電極、配向層が作製された第1及び第2の積層体により液晶層を挟持して液晶セルが形成され、前記液晶セルを第1及び第2の直線偏光板により挟持して形成され、
前記透明電極の駆動により、少なくとも第1及び第2のドメインによるMVA方式により透過光を制御し、
前記第1及び第2の直線偏光板の透過軸方向が直交するように設定され、
前記第1の直線偏光板の透過軸方向で、前記第1のドメイン及び第2のドメインの面積の割合が変化するように作製され、
前記第1の直線偏光板の透過軸方向における中央領域では、前記第1及び第2のドメインの面積の割合が等しく、
前記第1の直線偏光板の透過軸方向における一方の端部から他方の端部に向かうに従って、前記第2のドメインの面積に対する前記第1のドメインの面積の割合が増大する
調光フィルム。 - 前記第1及び第2のドメインは、
前記透明電極による電界の印加によって、前記液晶層に係る液晶分子の倒れ込む方向が、前記第2の直線偏光板の透過軸方向に対して45度及び135度の角度を成す領域である
請求項1に記載の調光フィルム。 - 前記第1及び第2のドメインは、
前記透明電極の駆動により前記液晶層の液晶材料の倒れ込む方向が、前記第1の直線偏光板の透過軸方向に対して、時計方向及び反時計方向に45度の方向である
請求項1又は請求項2に記載の調光フィルム。 - 前記第1のドメインの面積の割合の変化が、前記第1及び又は第2のドメインの幅の変化により形成された
請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の調光フィルム。 - 前記第1及び又は第2の積層体の前記配向層のパターンニングにより前記第1及び第2のドメインが形成された
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の調光フィルム。 - 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかに記載の調光フィルムを透明板材に積層して形成された
調光フィルムの積層体。 - 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかに記載の調光フィルムを透明板材に積層して、前記第1の直線偏光板の透過軸方向が車幅方向となるように配置して天窓が形成された
車両。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018139474A1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 大日本印刷株式会社 | 調光セル、調光体及び移動体 |
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JP6439907B1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-12-19 | 大日本印刷株式会社 | 調光セル、調光体及び移動体 |
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