JP6023244B2 - 角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット - Google Patents
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Description
ところが、従来のアースアンカーブラケット980は、次のような幾つかの問題点を抱えている。
これらの問題点などを解決するために、最近では特許文献1などに地圧プレートの角度調節が可能な技術が掲載されている。
前記地圧プレートは、側板に固定結合された係止部材などに歯などが噛合して角度を一定に保つことができるようになっている。
前記地圧部は、前記側板部材に回転可能にヒンジ結合される。
尚、前記第1装着孔には、前記締結部材が保持される多数本の保持溝が相互離隔されて前記第2係止部に隣接して形成される。
<第1の実施形態>
本発明のアースアンカー用ブラケットは、図1ないし図4に示すように、側板部材10と、連結部材20と、係止部材30と、地圧部40と、を有して成る。
前記側板部材10は、相互離隔された第1側板11と第2側板12とから成る。
前記第1側板11及び第2側板12の下部には、土留壁53を結合された水平梁51に据置される結合爪13が突出形成されている。
前記第1連結部材21は、前記第1側板11と第2側板12の間に挿入配置される前記地圧部40の一側に配置される。
前記第2連結部材22は、前記第1側板11と第2側板12の間に挿入配置される前記地圧部40の他側に配置される。
もちろん、前記連結部材20は、前述した第1連結部材21及び第2連結部材22以外の第3連結部材をさらに有して構成されることができる。
前記ベース板23は、前記第1側板11の下部と前記第2側板12の下部に結合されて前記第1側板11と第2側板12を相互連結して固定させる。
これらの前記ベース板23は、2枚から構成されて前記側板部材10の一端と他端にそれぞれ相互離隔して結合される。
この時、前記ベース板23は、垂直に配置された前記側板部材10に対して水平方向に配置される。
また、前記結合爪13は、2枚の前記ベース板23の間で前記側板部材10の下部に形成される。
前記係止部材30は、前記第1側板11と第2側板12の間に挿入配置され、前記側板部材10に固定結合される。
本実施形態において、前記係止部材30は、2つから成り、相互離隔されている。
これらの前記係止部材30の上面には、前記地圧部40と噛合するための第1係止部31が形成されている。
前記第1係止部31が形成された前記係止部材30の上面は、前記地圧部40の方向に凹な円弧形状に形成される。
前記地圧部40は、略六面体形状に形成され、前記第1側板11と第2側板12の間に挿入配置される。
前記地圧部40の下面には、より詳しくは、前記係止部材30が配置された方向に前記第1係止部31に噛合する第2係止部41が形成されている。
上記のように、前記第1係止部31と第2係止部41が相互噛合することによって、前記地圧部40が任意に回転されることを阻止することができる。
このため、前記地圧部40は、前記側板部材10に回転可能にヒンジ結合される。
つまり、前記地圧部40は、前記締結部材15を中心に回転可能に結合される。
この時、前記第1装着孔14と第2装着孔44のうちいずれか一つ以上は、前記締結部材15の直径よりも大きいサイズに形成される。
本実施形態では、前記側板部材10に形成された前記第1装着孔14を、前記締結部材15の直径よりも大きく形成した。
これに対し、より詳細な作動過程は、後述する。
前記第1係止部31と第2係止部41は、2つ以上が同時に相互噛合して固定される。
前記第1係止部31と第2係止部41のいずれか一つは、円弧形状を有する多数本の溝から成り、残りの一つは円弧形状を有する多数の突起から成る。
本実施形態において、前記第1係止部31は、円弧形状を有する多数本の溝から成り、前記第2係止部41は、円弧形状を有する多数の突起から成る。
以下、上述した構成から成る本発明の使用方法及び設置構造について説明する。
図4(a)に示すように、前記第1係止部31と第2係止部41が噛合している状態で、前記地圧部40は任意に回転されることが阻止される。
この時、前記締結部材15は、大きな直径を有する前記第1装着孔14内でY軸方向に移動されて、前記第1係止部31から離れる方向に移動する。
その後図4(c)に示すように、前記締結部材15を中心軸にして前記地圧部40を一定の角度回転させる。
前記地圧部40が一定の角度回転されると、作業者は、引っ張って持っていた前記地圧部40を離す。
上記のような過程を経て前記地圧部40を前記側板部材10に対し回転させて前記貫通孔42の角度を変更することができる。
このような状態で、前記アンカー体52の挿入角度に合わせて前記地圧部40を回転させる。
<第2の実施形態>
前記側板部材10は、第1の実施形態と類似した構造を持っており、第1装着孔14と第1固定孔18が形成されている。
前記地圧部40には、第2装着孔44と第2固定孔48が形成されている。
前記第1装着孔14と第2装着孔44には、締結部材15に貫通装着されて、前記地圧部40を前記側板部材10に結合させる。
前記第1装着孔14と第2装着孔44のうちいずれか一つ以上は、前記締結部材15の直径よりも大きいサイズに形成される。
本実施形態では、前記第1装着孔14を、前記締結部材15の直径よりも大きく形成した。
従って、前記地圧部40の移動時に、前記締結部材15は、前記地圧部40と共に前記第1装着孔14に沿ってX軸方向に移動することになる。
また、前記第1装着孔14は、長手方向の垂直方向である高さ方向(Y軸方向)の長さが、前記締結部材15の直径よりも大きく形成されている。
これらの前記第1装着孔14のY軸方向の長さは、相互噛合する前記第1係止部31及び第2係止部41のサイズよりも大きくする。
また、前記第1装着孔14には、前記締結部材15が保持される多数本の保持溝16が相互離隔され、前記第2係止部41に隣接して形成される。
これらの前記保持溝16により前記締結部材15及び地圧部40が予め設定された位置に容易に位置するようにすることができる。
また、他の作業区間では、前記側板部材10に対する前記地圧部40の位置を調整した後、固定させることで互換性を高めることができる。
本実施形態では、前記係止部材30は、前記側板部材10に直接溶接されて固定される。
また、前記係止部材30の上面と前記地圧部40の下面は同一の曲率を有する。
上記のような構造により、前記地圧部40が、前記係止部材30に対して任意に回転されることをさらに防止することができる。
以下、上述した構成から成る本発明の使用方法と設置構造について説明する。
図9(a)に示すように、前記第1係止部31と第2係止部41が噛合している状態で、前記地圧部40は任意に回転されない。
この時、前記固定ピン58は、前記第1固定孔18と第2固定孔48を貫通して前記地圧部40が前記側板部材10に対して移動されることを防止する。
この時、前記締結部材15は、大きな直径を有する前記第1装着孔14内でY軸方向に移動されて、前記第1係止部31から離れる方向に移動する。
その後図9(c)に示すように、前記締結部材15が前記第1装着孔14に沿って移動される。
この際、前記地圧部40は、前記第1装着孔14に沿って移動しながら、前記締結部材15を中心に一定の角度を回転することになる。
前記地圧部40がX軸方向に移動しながら一定の角度が回転されると、作業者は、引っ張って持っていた前記地圧部40を離す。
上記のような過程を経て前記地圧部40を前記側板部材10に対して移動及び回転させて前記貫通孔42の角度を変更することができる。
その他の点は、第1の実施形態と同一類似しているので、これに対する詳細な説明は省略する。
11 第1側板
12 第2側板
13 結合爪
14 第1装着孔
15 締結部材
16 保持溝
18 第1固定孔
20 連結部材
21 第1連結部材
22 第2連結部材
23 ベース板
30 係止部材
31 第1係止部
40 地圧部
41 第2係止部
42 貫通孔
44 第2装着孔
48 第2固定孔
51 水平梁
52 アンカー体
53 土留壁
55 コーン
58 固定ピン
Claims (10)
- 相互離隔された第1側板と第2側板から成る側板部材と、
前記第1側板と第2側板を相互連結して固定させる連結部材と、
前記第1側板と第2側板の間に挿入配置され、前記側板部材に固定結合される係止部材と、
前記第1側板と第2側板の間に挿入配置され、土留壁に挿入されたアンカー体が貫通する貫通孔が形成された地圧部から成り、
前記係止部材の上面には第1係止部が形成され、前記地圧部の下面には前記第1係止部に噛合する第2係止部が形成されて、前記第1係止部と第2係止部は前記第1側板と第2側板の間で相互噛合して前記地圧部が回転されることを阻止し、
前記側板部材には、第1装着孔が形成され、前記地圧部には第2装着孔が形成され、
前記第1装着孔と第2装着孔には締結部材が挿入装着されて前記地圧部を前記側板部材に回転可能にヒンジ結合し、
前記第1装着孔と第2装着孔のうちいずれか一つ以上は、前記締結部材の直径よりも大きいサイズで形成され、
前記地圧部は、前記締結部材を中心に、前記側板部材及び係止部材に対し回転して角度が調節される構成において、
前記第1装着孔と第2装着孔のうち前記締結部材の直径よりも大きいサイズで形成されたものは、
前記係止部材の上面と前記地圧部の下面が相互接する方向(X軸方向)の垂直方向である高さ方向(Y軸方向)の長さが、前記締結部材の直径よりも大きく、相互噛合する前記第1係止部及び第2係止部のサイズよりも大きい
ことを特徴とする角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。 - 前記第1係止部と第2係止部は二つ以上が同時に相互噛合して固定され、
前記第1係止部と第2係止部のうちいずれか一つは、円弧形状を有する多数本の溝から成り、
前記第1係止部と第2係止部のうち残りの一つは、円弧形状を有する多数の突起から成ることを特徴とする請求項1に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。 - 前記連結部材は、前記第1側板と第2側板の間に挿入配置されて前記第1側板と第2側板を相互連結して固定させ、
前記連結部材は、
前記地圧部の一側に配置される第1連結部材と、
前記地圧部の他側に配置される第2連結部材を有して成り、
前記係止部材は両端が前記第1連結部材と第2連結部材にそれぞれ固定結合され、
前記係止部材は、前記連結部材を介して前記側板部材に固定結合されることを特徴とする請求項1に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。 - 前記第1係止部が形成された前記係止部材の上面は、前記地圧部方向に凹な円弧形状に形成され、
前記第2係止部が形成さ前記地圧部の下面は、前記係止部材方向に凸な円弧形状に形成され、
前記係止部材の上面と前記地圧部の下面は、同一の曲率を有することを特徴とする請求項3に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。 - 前記第1装着孔と第2装着孔のうち前記締結部材の直径よりも大きいサイズで形成されたのは、前記係止部材の上面と前記地圧部の下面が相互接する方向である長手方向(X軸方向)に長く形成されて前記地圧部が前記側板部材に対して移動可能に結合されることを特徴とする請求項3に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。
- 前記第1装着孔は、前記締結部材の直径よりも大きいサイズを有し、X軸方向に長く形成され、
前記地圧部の移動時に、前記締結部材は、前記地圧部と共に前記第1装着孔に沿ってX軸方向に移動することを特徴とする請求項5に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。 - 前記第1装着孔は、長手方向の垂直方向である高さ方向(Y軸方向)の長さが前記締結部材の直径よりも大きく、相互噛合する前記第1係止部及び第2係止部のサイズよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。
- 前記第1装着孔には、前記締結部材が保持される多数本の保持溝が相互離隔されて前記第2係止部に隣接して形成されたことを特徴とする請求項7に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。
- 前記第1係止部が形成された前記係止部材の上面は、前記地圧部方向に凸な円弧形状に形成され、
前記第2係止部が形成された前記地圧部の下面は、前記係止部材方向に凹な面円弧形状に形成され、
前記係止部材の上面と前記地圧部の下面は、同一の曲率を有することを特徴とする請求項5に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。 - 前記側板部材には、第1固定孔が形成され、
前記地圧部には、前記地圧部の移動によって前記第1固定孔と連通される第2固定孔がそれぞれ形成され、
前記第1固定孔と第2固定孔には固定ピンが挿入されて前記側板部材に対する前記地圧部の位置を固定させることを特徴とする請求項5に記載の角度調節が可能なアースアンカー用ブラケット。
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