JP6023120B2 - 携帯用情報機器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の内部に放熱器を有する携帯用情報機器に関する。
タブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)やスマートフォン等の携帯用情報機器では、筐体の内部に配設された電子部品から発せられる熱を筐体の外部へと円滑に放熱させるため、筐体の内部にヒートパイプやヒートスプレッダ等の放熱器を設けた構成が広く採用されている。
例えば、特許文献1には、対向配置したシート状の上蓋及び下蓋の周囲を接合し、その内部空間にウイック構造体及び冷却流体を収容した構成のシート状ヒートパイプが開示されている。特許文献1では、このヒートパイプをスマートフォンに搭載している。
特開2013−174376号公報
ところで、上記のような携帯用情報機器では薄型化の要望が強く、その内部に搭載する放熱器も可能な限り薄型化することが望ましい。
しかしながら、上記特許文献1のような従来構成の携帯用情報機器では、接合した上蓋と下蓋の内部にウイック構造体及び冷却流体を収容した一般的な構造の放熱器を搭載している。すなわち、上蓋及び下蓋の2枚のシート状部材を接合した放熱器では、2枚のシート状部材の分の厚み寸法が必須となっており、その薄型化及び軽量化には限界がある。
従って、このような一般的な構造の放熱器を搭載する携帯用情報機器の内部には、ある程度の厚み寸法を持った放熱器を搭載可能なスペースを設けておく必要があり、機器全体の薄型化に対する障壁となっている。そして、この種の薄型化や軽量化の要望は、タブレット型PCやスマートフォンだけでなく、一般的なラップトップ型パーソナルコンピュータ(ラップトップ型PC)等であっても同様にある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、内部に放熱器を搭載した構成であっても筐体の薄型化及び軽量化を図ることができる携帯用情報機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯用情報機器は、少なくとも一面が金属製の外装カバーで形成され、内部に電子部品が配設される筐体を備え、該筐体の内部に前記電子部品から発せられる熱を放熱するための放熱器を設けた携帯用情報機器であって、前記外装カバーの内面に対して金属製の蓋部材を接合して該外装カバーと該蓋部材との間に流体収容部を形成し、該流体収容部に冷却流体を封入することで前記放熱器を構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、上蓋と下蓋を接合して内部に冷却流体を封止した従来構成の放熱器に比べて、放熱器の下蓋を携帯用情報機器の筐体を構成する外装カバーで兼用することで、実質的に放熱器から下蓋を省略し、その分の板厚を省くことができる。これにより、放熱器の厚み寸法を低減して薄型化・軽量化がなされ、携帯用情報機器の筐体の薄型化・軽量化を図ることが可能となる。しかも、放熱器を構成する下蓋を外装カバーで兼用したことにより、放熱器で拡散された熱を筐体の外面に円滑に放熱することができ、熱拡散性能も向上する。
前記流体収容部を形成する前記外装カバーの内面及び前記蓋部材の内面のうちの少なくとも一方には、気相の冷却流体を流通させる気体流路と、液相の冷却流体を毛細管構造によって流通させる液体流路とが形成されていると、液体収容部に封入された冷却流体を気体流路と液体流路とで円滑に相変化させながら循環させることができる。
少なくとも前記外装カバーの内面には、前記気体流路及び前記液体流路が形成されていることが好ましい。そうすると、外装カバー自体で円滑に熱交換を行うことができるため、筐体の外部への熱拡散性能を一層向上させることができる。
前記気体流路及び前記液体流路は、前記外装カバーの内面に対するエッチング加工によって形成されていると、微細な毛細管構造を持った流路構造を外装カバーに容易に形成でき、放熱器の熱抵抗を低減することができる。
前記外装カバーの内面に凹部が形成されると共に、該凹部に前記気体流路及び前記液体流路が形成され、前記凹部に前記蓋部材が埋設されていると、放熱器が筐体の内部空間に突出することを防止でき、筐体のさらなる薄型化が可能となる。
前記蓋部材は、前記電子部品と対面配置されていると、電子部品からの熱を円滑に放熱させることができる。
前記蓋部材は、前記電子部品と熱的に接触していると、放熱性能が一層向上する。
当該携帯用情報機器は、タブレット型パーソナルコンピュータ又はスマートフォンであり、前記外装カバーは、前記タブレット型パーソナルコンピュータ又はスマートフォンの背面を構成する部材であってもよい。これにより、電子部品からの熱をタブレット型パーソナルコンピュータ等の背面に円滑に拡散することができる。
当該携帯用情報機器は、ラップトップ型パーソナルコンピュータであり、前記外装カバーは、前記ラップトップ型パーソナルコンピュータの底面を構成する部材であってもよい。これにより、電子部品からの熱をラップトップ型パーソナルコンピュータの底面に円滑に拡散することができる。
本発明によれば、放熱器の厚み寸法を低減して薄型化・軽量化がなされ、携帯用情報機器の筐体の薄型化・軽量化を図ることが可能となる。しかも、放熱器で拡散された熱を筐体の外面に円滑に放熱することができ、熱拡散性能も向上する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯用情報機器の斜視図である。 図2は、図1に示す携帯用情報機器の断面構造を模式的に示した図である。 図3は、外装カバー及び蓋部材に設けられた流路構造の構成例を模式的に示す平面図である。 図4は、図3に示す流路構造を形成した外装カバーの内面を示す平面図である。 図5は、外装カバーに蓋部材を接合する前の状態での外装カバー及び蓋部材に設けられた流路構造の断面構造の構成例を模式的に示す図である。 図6は、図5に示す状態から外装カバーに蓋部材を接合した状態での流路構造体の断面構造の構成例を模式的に示す図である。 図7は、第1変形例に係る放熱器の筐体内部への設置前の状態を模式的に示す断面図である。 図8は、図7に示す状態から放熱器の設置を完了した状態を模式的に示す断面図である。 図9は、第2変形例に係る放熱器の筐体内部への設置前の状態を模式的に示す断面図である。 図10は、図9に示す状態から放熱器の設置を完了した状態を模式的に示す断面図である。 図11は、第3変形例に係る放熱器の筐体内部への設置前の状態を模式的に示す断面図である。 図12は、図11に示す状態から放熱器の設置を完了した状態を模式的に示す断面図である。 図13は、本発明のラップトップ型PCへの適用例を示す側面図である。
以下、本発明に係る携帯用情報機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯用情報機器10の斜視図であり、図2は、図1に示す携帯用情報機器10の断面構造を模式的に示した図である。
本実施形態では、携帯用情報機器10としてタブレット型PCを例示する。本発明を適用可能な携帯用情報機器はタブレット型PC以外であってもよく、例えば、スマートフォン、ラップトップ型PC(図13参照)、携帯電話、又は電子手帳等の各種電子機器を例示できる。
図1に示すように、タブレット型PCである携帯用情報機器10は、筐体12と、筐体12の前面に設けられたタッチパネル式の液晶ディスプレイ14とを備える。
筐体12は、内部に収容空間を形成した扁平箱状に構成されている。筐体12は、当該携帯用情報機器10の背面から外周側面までを覆う外装カバー12aを有する。筐体12の前面は、液晶ディスプレイ14を構成するガラス板14aによって形成されている。外装カバー12aは、金属製の薄板であり、例えばアルミニウムによって形成されている。
図2に示すように、筐体12の内部には、基板16と、電子部品18と、放熱器20と、メモリ等の図示しない各種電子部品とが配設されている。
基板16は、各種電子部品であるICチップ等が実装されている。電子部品18は、例えば基板16に実装されたCPU等のICチップ、カメラ用のチップ及び部品、又はバッテリ等、携帯用情報機器10の動作中に発熱する発熱体である。
放熱器20は、電子部品18から発せられる熱を外装カバー12aへと円滑に拡散させて外部に放熱するためのベーパチャンバ、ヒートスプレッダ又はヒートパイプと呼ばれる放熱用器具(冷却用器具)である。
放熱器20は、図2に示すように、外装カバー12aの内面12bに対して蓋部材22を接合することで、内面12bと蓋部材22との間に流体収容部(流体封入空間)20aを封止め形成し、この流体収容部20aに冷却流体を封入した構成である。流体収容部20aには、冷却流体を循環させるための流路構造体24が設けられている。つまり、放熱器20では、外装カバー12aが放熱器20の下蓋を兼用し、蓋部材22が放熱器20の上蓋となる。
放熱器20は、外装カバー12aの内面12b及び蓋部材22の内面22aにそれぞれ同一形状に形成された流路構造24a,24bを対面配置し、互いに接合することで流路構造体24を画成している。流路構造体24は、後述する気体流路28及び液体流路30を備えるものであり(図6参照)、液体流路30は一般にウイックと呼ばれるものである。図2に示す例では、外装カバー12aの内面12bに形成された凹部26に対して蓋部材22を埋設し、蓋部材22の外面(上面)と外装カバー12aの内面12bとを面一に構成している。蓋部材22は、金属製の薄板であり、例えばアルミニウムによって形成されている。
冷却流体は、流体収容部20aにおいて相変化(気化及び液化)しながら循環する作動流体であり、例えば、水(純水)が用いられる。
このような放熱器20を設けたことにより、携帯用情報機器10の筐体12内部において電子部品18から発せられた熱は、図2中の破線矢印Hに示すように、放熱器20で拡散され、金属製の外装カバー12aを介して外部に放熱される。この熱拡散性能を確保するため、放熱器20は電子部品18と対面配置され、電子部品18と熱的に接触していることが好ましい。ここで、熱的に接触しているとは、放熱器20と電子部品18とが効率よく熱交換可能に近接又は当接配置された状態や、両者の間に伝熱ペースト材等の熱伝導性部材を介在させた状態等を含む概念である。
次に、放熱器20のより具体的な構成例を説明する。
図3は、外装カバー12a及び蓋部材22に設けられた流路構造24a,24bの構成例を模式的に示す平面図であり、図4は、図3に示す流路構造24aを形成した外装カバー12aの内面12bを示す平面図である。図5は、外装カバー12aに蓋部材22を接合する前の状態での外装カバー12a及び蓋部材22に設けられた流路構造24a,24bの断面構造の構成例を模式的に示す図であり、図6は、図5に示す状態から外装カバー12aに蓋部材22を接合した状態での流路構造体24の断面構造の構成例を模式的に示す図である。
図3に示すように、同一形状に構成された流路構造24a,24bは、それぞれ気相の冷却流体を流通させる気体流路28と、液相の冷却流体を毛細管構造によって流通させる液体流路30とを有する。気体流路28と液体流路30とは、例えば交互に配列されている。図4に示すように、流路構造24aは、外装カバー12aの内面12bにおいて電子部品18に対応する位置に直接的に形成される。
気体流路28及び液体流路30は、外装カバー12aの内面12b及び蓋部材22の内面22aにエッチング加工を施すことで形成される。図5に示すように、本実施形態の場合、外装カバー12aの板厚t1は、例えば0.8mmであり、蓋部材22の板厚t2は、例えば0.3mmであり、凹部26の深さd1は、例えば0.3mmとされる。また、外装カバー12a及び蓋部材22にそれぞれ形成された各気体流路28の深さd2は、例えば0.2mmであり、各液体流路30の深さは気体流路28の深さd2の半分程度(d2/2)に設定される。これらの板厚や深さ等の各寸法は例示であり、個々の携帯用情報機器の仕様等によって適宜変更可能である。
放熱器20の筐体12内部への設置手順としては、先ず、図5に示すように、流路構造24aが形成された外装カバー12aの内面12bに対して流路構造24bが形成された蓋部材22を位置決めし、互いの流路構造24a,24bを対面配置する。
続いて、図5及び図6に示すように、蓋部材22を凹部26内に挿入して互いの外周縁部32同士を接合し、同時に気体流路28及び液体流路30の流路壁端面同士も接合する。この接合は、例えば拡散接合によって行われる。これにより、図6に示すように、互いに接合された外周縁部32の内側に流体収容部20aが形成されると共に、流体収容部20a内に気体流路28及び液体流路30を備えた流路構造体24が形成される。
次に、流体収容部20a内に連通するように外周縁部32から外方に突出形成されたポート34(図3中に2点鎖線で示す)を用い、流体収容部20aの内部を真空引きする。続いて、ポート34から冷却流体を流体収容部20a内に注入し、過剰に注入された冷却流体をポート34から真空引きによって吸引除去した後、ポート34を封止し、流体収容部20aを密封する。これにより、筐体12内部への放熱器20の設置が完了する。
図7は、第1変形例に係る放熱器40の筐体12内部への設置前の状態を模式的に示す断面図であり、図8は、図7に示す状態から放熱器40の設置を完了した状態を模式的に示す断面図である。
図7及び図8に示すように、放熱器40は、外装カバー12aに凹部26を設けず、その内面12bに直接的に流路構造24aをエッチング加工によって形成し、この流路構造24aを、流路構造24bを持たない平板状の蓋部材42で封止した構成となっている。蓋部材42は、板厚0.1mm程度の金属製の薄板であり、例えばアルミニウムによって形成されている。従って、放熱器40では、上記した放熱器20に比べ、蓋部材42の構成を簡素化し、コストを低減することができる。なお、図7及び図8では、外装カバー12aの流路構造24aを放熱器20のものと同一形状にした構成を例示しているが、この放熱器40の流路構造24aは図6に示す流路構造体24と同様な深さを持った気体流路28及び液体流路30によって構成されてもよい。
図9は、第2変形例に係る放熱器50の筐体12内部への設置前の状態を模式的に示す断面図であり、図10は、図9に示す状態から放熱器50の設置を完了した状態を模式的に示す断面図である。
図9及び図10に示すように、放熱器50は、外装カバー12aに凹部26及び流路構造24aを設けず、この平板状の外装カバー12aの内面12bに流路構造24bが形成された蓋部材22を接合した構成となっている。従って、放熱器50では、上記した放熱器20,40に比べ、外装カバー12aの構成を簡素化し、コストを低減することができる。なお、この放熱器50の場合にも、図5及び図6に示す放熱器20の場合と同様、外装カバー12aの内面12bに凹部26を設け、この凹部26に蓋部材22を埋設すれば、外装カバー12aの内面12bからの蓋部材22の突出を抑えることができる。
図11は、第3変形例に係る放熱器60の筐体12内部への設置前の状態を模式的に示す断面図であり、図12は、図11に示す状態から放熱器60の設置を完了した状態を模式的に示す断面図である。
図11及び図12に示すように、放熱器60は、外装カバー12aに凹部26を設けず、その内面12bに流路構造24aをエッチング加工によって形成し、この流路構造24aを流路構造24bが形成された蓋部材22によって封止した構成となっている。従って、放熱器60では、上記した放熱器20に比べ、外装カバー12aの構成を簡素化し、コストを低減することができる。
以上のように本実施形態に係る携帯用情報機器10は、少なくとも一面が金属製の外装カバー12aで形成され、内部に電子部品18が配設される筐体12を備え、筐体12の内部に電子部品18から発せられる熱を放熱するための放熱器20(40,50,60)を設けて構成されている。そして、携帯用情報機器10では、外装カバー12aの内面12bに対して金属製の蓋部材22(42)を接合して外装カバー12aと蓋部材22(42)との間に流体収容部20aを形成し、この流体収容部20aに冷却流体を封入することで放熱器20(40,50,60)を構成している。
このように、携帯用情報機器10に配設される放熱器20等では、上蓋と下蓋を接合して内部に冷却流体を封止した従来構成の放熱器に比べて、下蓋を筐体12を構成する外装カバー12aで兼用することで、実質的に放熱器から下蓋を省略し、その分の板厚を省いている。これにより、放熱器20等の厚み寸法を低減して薄型化・軽量化がなされ、携帯用情報機器10の筐体12の薄型化・軽量化を図ることが可能となる。しかも、放熱器20等を構成する下蓋を外装カバー12aで兼用したことにより、放熱器20等で拡散された熱を筐体12の外面に円滑に放熱することができ、熱拡散性能も向上する。
上記した放熱器20,40,60のように、外装カバー12aの内面12bに気体流路28及び液体流路30からなる流路構造24aが形成されていることが好ましい。そうすると、外装カバー12a自体で円滑に熱交換を行うことができるため、放熱器20等から外装カバー12aまでの熱抵抗を可及的に低減することができ、筐体12の外部への熱拡散性能を一層向上させることができる。この場合、気体流路28及び液体流路30は、外装カバー12aの内面12bに対するエッチング加工によって形成されていると、微細な毛細管構造を持った流路構造24aを外装カバー12aに容易に形成でき、熱抵抗も一層低減される。
上記した放熱器20のように外装カバー12aの内面12bに形成された凹部26に蓋部材22を埋設する構成とすると、放熱器20が筐体12の内部空間に全く突出せず、外装カバー12aと面一に一体化させることができる。これにより、筐体12のさらなる薄型化が可能となる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、タブレット型PCである携帯用情報機器10に放熱器20等を設置した構成を例示したが、上記したように、放熱器20等は他の携帯用情報機器にも適用できる。例えば、図13に示すように、キーボード70を有する筐体72に対してディスプレイ74を有する蓋体76を開閉可能に設けたラップトップ型PCである携帯用情報機器10aに放熱器20等を適用してもよい。この場合、放熱器20等は、例えば、筐体72の底面72aの内面を利用して設置され、この底面72aに電子部品18からの熱を拡散・放熱する構成とされるとよい。
10,10a 携帯用情報機器
12,72 筐体
12a 外装カバー
12b,22a 内面
14 液晶ディスプレイ
14a ガラス板
16 基板
18 電子部品
20,40,50,60 放熱器
22,42 蓋部材
24 流路構造体
24a,24b 流路構造
26 凹部
28 気体流路
30 液体流路
32 外周縁部
72a 底面

Claims (6)

  1. 少なくとも一面が金属製の外装カバーで形成され、内部に電子部品が配設される筐体を備え、該筐体の内部に前記電子部品から発せられる熱を放熱するための放熱器を設けた携帯用情報機器であって、
    前記外装カバーの内面に対して金属製の蓋部材を接合して該外装カバーと該蓋部材との間に流体収容部を形成し、該流体収容部に冷却流体を封入することで前記放熱器を構成し
    前記流体収容部を形成する前記外装カバーの内面及び前記蓋部材の内面のうちの少なくとも一方には、気相の冷却流体を流通させる気体流路と、液相の冷却流体を毛細管構造によって流通させる液体流路とが形成され、
    前記外装カバーの内面に凹部が形成されると共に、該凹部に前記蓋部材が埋設されていることを特徴とする携帯用情報機器。
  2. 請求項記載の携帯用情報機器において、
    記外装カバーの内面及び前記蓋部材の内面のそれぞれに、前記気体流路及び前記液体流路が形成されていることを特徴とする携帯用情報機器。
  3. 請求項1又は2記載の携帯用情報機器において、
    前記蓋部材は、前記電子部品と対面配置されていることを特徴とする携帯用情報機器。
  4. 請求項記載の携帯用情報機器において、
    前記蓋部材は、前記電子部品と熱的に接触していることを特徴とする携帯用情報機器。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯用情報機器において、
    当該携帯用情報機器は、タブレット型パーソナルコンピュータ又はスマートフォンであり、
    前記外装カバーは、前記タブレット型パーソナルコンピュータ又はスマートフォンの背面を構成する部材であることを特徴とする携帯用情報機器。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯用情報機器において、
    当該携帯用情報機器は、ラップトップ型パーソナルコンピュータであり、
    前記外装カバーは、前記ラップトップ型パーソナルコンピュータの底面を構成する部材であることを特徴とする携帯用情報機器。
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