JP6021436B2 - 画面被操作装置、画面被操作方法及び画面被操作プログラム - Google Patents

画面被操作装置、画面被操作方法及び画面被操作プログラム Download PDF

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本発明の実施形態は、画面操作装置により表示画面がリモート操作される画面被操作装置に関する。
近年、ネットワークを経由してコンピュータの表示画面を別のコンピュータによって操作するリモート操作技術が普及している。リモート操作技術はリモートデスクトップという概念で提唱されており、代表的には、特許文献1に示すような VNC (Virtual Network Computing) が提案されている。
リモート操作技術を実現する環境は、表示画面がリモート操作される画面被操作装置と、表示画面をリモート操作する画面操作装置とをネットワークでつなぐことで構築される。画面操作装置および画面被操作装置はそれぞれ、アプリケーションにより動作するコンピュータであり、出力装置である表示画面と、入力装置であるマウスやキーボード等とを有している。
画面被操作装置はサーバ装置として、表示画面の画像情報をネットワーク経由で画面操作装置に送信して画面の転送を行う。一方、画面操作装置はクライアント装置として、受信した画像情報を表示画面に表示する。画面操作装置はマウスやキーボード等の入力装置を操作して操作信号を生成し、これをネットワーク経由で画面被操作装置に送信する。
画面被操作装置は受信した操作信号をアプリケーションに引き渡し、操作信号を操作イベント信号に変換する。このとき、操作信号と操作イベント信号とは予め関連付けられている。そして画面被操作装置は操作イベント信号にしたがって各種のイベント処理を実行し、実行した処理結果を表示画面に出力する。具体的なイベント処理としては、マウス押下イベントやポインタ移動イベント等がある。
ところで、画面被操作装置は画面操作装置側から操作信号を受信するだけではなく、画面被操作装置自体に付設された入力装置からも操作信号を受信する。画面操作装置側からの操作信号をリモート操作信号、画面被操作装置側からの操作信号をローカル操作信号と呼ぶ。
画面被操作装置では、受信した操作信号がリモート操作信号なのか、ローカル操作信号なのかを判別している。このような操作信号の判別により、操作信号の発信元が画面操作装置なのか、画面被操作装置なのかによって、操作信号の許可あるいは破棄を選択的に行うことができる。
特開2008−71312号公報
従来の画面被操作装置では、リモート操作信号なのかローカル操作信号なのかを判別しているが、リモート操作信号自体を画面操作装置ごとに判別することは行っていない。そのため、1台の画面被操作装置に対して複数台の画面操作装置を同時に接続した場合、特定の画面操作装置だけを対象として、リモート操作信号の許可または破棄を行うことはできない。したがって、ある画面操作装置からのリモート操作信号を許可し、別の画面操作装置からのリモート操作信号についてはこれを破棄するといったリモート操作技術が望まれている。
また、従来の画面被操作装置では、操作信号の許可または破棄に際して、画面被操作装置では装置の状態を考慮していない。画面被操作装置の状態とは、OSやXサーバ、各種デバイス、設定ファイル等から導かれる情報であって、具体的には次のような状態として現れる。
すなわち、画面被操作装置の入力装置をどのように設定するか、使用中のユーザは誰か、使用中のアプリケーションや使用中のウィンドウの種類は何か、CPU使用率やメモリ使用率はどのような値を取るか、内部時計は何時なのか、テキストカーソルやマウスカーソルの位置はどこか等である。これら装置の状態を勘案した上で操作信号の許可または破棄を行うことで、状況に適切に対応することが可能なリモート操作技術の開発が待たれている。
また、OSも多様化傾向にある近年、画面被操作装置と画面操作装置が異なるOSを使用するといった環境も少なくない。このため、操作信号と操作イベント信号との関連付けが固定されていると、あるOSに特有の操作信号については、そのOSを利用していない画面被操作装置では対応することができない。
さらには、入力装置の設定に関して、画面被操作装置側と画面操作装置側とで異なることもある。この場合も操作信号と操作イベント信号との関連付けが固定されていると、画面操作装置からのリモート操作信号について画面被操作装置で対応する可能性がある。したがって、操作信号を許可するか、あるいは破棄するかの2通りの処理を行うだけではなく、操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更し、操作信号に柔軟に対応することも求められている。
本実施形態の画面被操作装置は上記の課題を解決するために提案されたものである。本実施形態の目的は、操作信号の発信元や画面被操作装置の状態に応じて操作信号を処理することができ、ユーザビリティおよび信頼性の向上を図った画面被操作装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画面被操作装置は、次の構成要素(a)〜(h)を備えたことを特徴とする。
(a)ローカルユーザの入力操作により得られるローカル操作信号を受信するローカル操作受信部。
(b)ネットワークを介して画面操作装置で発生したリモート操作信号を受信して、受信したリモート操作信号をローカル操作信号に変換するリモート操作受信部。
(c)前記ローカル操作信号とローカル操作イベント信号との関連付けを保持し、前記ローカル操作受信部または前記リモート操作受信部から前記ローカル操作信号を取得して前記関連付けに基づき当該ローカル操作信号をローカル操作イベント信号に変換するイベント変換部。
(d)前記イベント変換部から前記ローカル操作イベント信号を取得して当該ローカル操作イベント信号に従って操作イベント処理を実行する操作イベント処理部。
(e)前記操作イベント処理部の処理結果を画面情報として構成する画面構成部。
(f)前記画面構成部が構成した画面情報を前記画面操作装置へネットワークを介して送信する画面情報送信部。
(g)予め指定された条件を満たすか否かを判断し前記条件を満たすと判断すると、前記イベント変換部が保持する前記ローカル操作信号と前記ローカル操作イベント信号との関連付けを変更する操作制御部。
(h)前記操作制御部は、前記イベント変換部の変換処理を変更する処理として、前記操作イベント処理部が何も処理を実行しない空設定処理を行う。
第1の実施形態を含むブロック図。 第1の実施形態の構成図。 第1の実施形態の処理フロー図。 第1の実施形態の処理フロー図。 第1の実施形態のフローチャート。 第1の実施形態のフローチャート。 第1の実施形態のフローチャート。 第1の実施形態において特定の画面操作装置からのリモート操作信号を破棄する状態場合の模式図。 第1の実施形態において特定のアプリケーションウィンドウに対するリモート操作信号を破棄する場合の模式図。 第1の実施形態において操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する場合の模式図。
[第1の実施形態]
図1〜図10を参照して第1の実施形態に係る画面被操作装置について説明する。
(構成の概要)
図1は画面被操作装置1のリモート操作環境を示すブロックである。図1に示すように、画面被操作装置1と画面操作装置100とはネットワークNでつながれている。ネットワークNは、IEEE802.3等の有線通信プロトコルや、IEEE802.11で規定される無線通信プロトコルや、その他のプロトコルに準拠したネットワークであり、LAN、インターネット網、専用回線等の通信回線である。
画面被操作装置1および画面操作装置100は共にコンピュータであり、前者はOS上でVNCサーバアプリケーションを動作させるVNCサーバ装置であり、後者はOS上でVNCクライアントアプリケーションを動作させるVNCクライアント装置である。画面被操作装置1および画面操作装置100はそれぞれ、CPUからなる演算制御装置1a,100a、RAMである主記憶装置1b,100b、OSおよびアプリケーションが記憶されるHDD等の外部記憶装置1c,100c、通信インターフェース1d,100d、表示画面であるスクリーン21,121、入力装置であるキーボード30,130およびマウス31,131を備えている。
(詳細な構成)
図2のブロック図を用いて画面被操作装置1および画面操作装置100の構成を詳細に説明する。
(画面操作装置)
画面操作装置100の構成について述べる。図2に示すように、画面操作装置100にはリモート操作送信部110および画面情報受信部120が設けられている。これらの構成部はOSおよびVNCクライアントアプリケーションの起動によって、その機能が実現される。
リモート操作送信部110と画面情報受信部120は通信インターフェース100dにより、他の端末とTCP/IP等のプロトコルを用いて通信を行う。これらは共通の通信部を用いてもよい。リモート操作送信部110はマウス131やキーボード130から受信したリモート操作信号にTCPやIPのヘッダを付加し、ネットワークNを介して画面被操作装置1へと送信する。
画面情報受信部120はネットワークNを介して画面被操作装置1の画面情報送信部20から受信したデータからTCPやIPのヘッダを取り除き、デコード処理を施し画面の差分情報を得て、フレームバッファに対して上書きする。フレームバッファとは主記憶装置1b内に割り当てられた仮想空間である。スクリーン121はフレームバッファの内容を可視化し、画面操作装置100側のユーザに画面データを提供する。
(画面被操作装置)
次に、画面被操作装置1の構成について述べる。図2に示すように、画面被操作装置1にはリモート操作受信部10、画面情報送信部20、画面構成部22、ローカル操作受信部32、操作イベント処理部40、イベント変換部50、状態通知部60、操作制御部70が設けられている。これらの構成部はOSおよびVNCサーバアプリケーションの起動によって、その機能が実現される。
画面被操作装置1はフレームバッファの内容について、スクリーン21に出力すると共に、通信インターフェース1dによりネットワークNを介してスクリーン21の画面データを画面操作装置100に転送する。スクリーン21はフレームバッファの内容を可視化した画面データを、画面被操作装置1側のユーザに提供する表示画面である。
(リモート操作受信部)
リモート操作受信部10はVNCサーバの一部であり、通信インターフェース1dにより他の端末とTCP/IP等のプロトコルを用いて通信を行う。リモート操作受信部10はネットワークNを介して画面操作装置100のリモート操作送信部110からリモート操作信号を受信し、そこからTCPやIPのヘッダを取り除いてローカル操作信号に変換する。
(画面情報送信部)
画面情報送信部20もまたVNCサーバの一部であり、通信インターフェース1dにより他の端末とTCP/IP等のプロトコルを用いて通信を行う。リモート操作受信部10と画面情報送信部20は共通の通信部を用いてもよい。画面情報送信部20は画面構成部22から受信した画面データにTCPやIPのヘッダを付加し、ネットワークNを介してこれを画面操作装置100へ送信する。
画面情報送信部20は画面データの送信に際して、すべての画面データを送信するのではなく、直前に画面構成部22から受信した画面情報との差分抽出をビット比較などにより行い、それに任意の圧縮処理(例えばJPEG や gzipなど)を施して、画面操作装置100へ送信するようになっている。
(画面構成部)
画面構成部22は操作イベント処理部40から描画要求を受け取り、それを画面データへ変換してフレームバッファなどの記憶領域へ格納する部分である。画面構成部22は例えばUNIXシステム(登録商標)等に採用されるXサーバの描画機能により実現される。画面構成部22は、操作イベント処理部40から受け取った描画情報を視覚情報としてフレームバッファへ格納する。描画情報とはウィンドウ、ボタン、文字列および画像等の描画オブジェクトである。
(ローカル操作受信部)
ローカル操作受信部32は、例えばマウス31やキーボード30といった入力装置を介してローカルユーザから入力操作信号をローカル操作信号として受信する。
(操作イベント処理部)
操作イベント処理部40はイベント変換部50からローカル操作イベント信号を取得して、このローカル操作イベント信号に応じた操作イベント処理を実行する。例えば、操作イベント処理部40はマウス31等の入力装置からの入力にしたがい各種アプリケーション中の操作イベント信号を処理し、処理結果として描画要求を画面構成部22へ送る。描画要求には文字や図の描画要求だけではなくマウスカーソル等の描画要求も含まれる。
(イベント変換部)
イベント変換部50はローカル操作受信部32またはリモート操作受信部10からローカル操作信号を取得して、ローカル操作信号をローカル操作イベント信号に変換する。ローカル操作信号とはハードウェアのボタンの識別番号とボタンの押下状態を含む信号等であり、ローカル操作イベント信号とは操作の処理内容を示す識別番号を含む信号等である。
イベント変換部50はローカル操作信号とローカル操作イベント信号との関連付けを保持し、ローカル操作信号を操作イベント処理部40から受け取ると、前記関連付けに基づいて、それに対応する操作イベント信号へ変換して操作イベント処理部40に返す。操作イベント信号にはマウスポインタのポインタ移動イベント信号や、キーボードやマウスボタンのボタン押下イベント信号等が含まれる。
イベント変換部50はUNIXシステム(登録商標)等に採用されているXサーバのキーマップとして実装される。キーマップは物理的なボタンの識別子であるキーコード(スキャンコードとも呼ばれる)を、ソフトウェア的なボタンの識別子であるキーシンボルへ変換するための対応表である。例えば、日本語106キーボードのスペースキーのキーコードは整数61 、Xサーバの一実装であるX11の「スペース」に相当するキーシンボルは識別子XK_SPACEであり、X11のキーマップにてこれらを対応付けている。
(状態通知部)
状態通知部60は画面被操作装置1の状態を操作制御部70に通知する部分であって、本実施形態の特徴的な部分の1つである。第1の実施形態に係る画面被操作装置1では状態通知部60によって画面被操作装置1の状態を把握した上で、リモート操作信号の許可や破棄を行うことに特徴がある。
画面被操作装置1の状態とは、画面被操作装置1の入力装置の設定状態、使用中ユーザ、使用中アプリケーションや使用中ウィンドウの種類、CPU1aの使用率や、主記憶装置1bにおけるメモリ使用率、画面被操作装置1に組み込まれた内部時計の時刻や時間帯、アプリケーションの状態等がある。アプリケーションの状態としては、アプリケーションが実行中のタスクの種類や、アプリケーションのウィンドウやボタンおよびマウスカーソルなどのオブジェクトが画面上にどのように配置されているかといったオブジェクトの位置といったことが含まれる。
(操作制御部)
操作制御部70はイベント変換部50が保持するローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する部分であって、この構成要素も本実施形態の特徴的な部分の1つである。操作制御部70は状態通知部60が通知する画面被操作装置1の状態を受信し、ローカル操作受信部32およびリモート操作受信部10からローカル操作信号を受信する。
操作制御部70は予め指定された条件を満たすか否かを判断し、条件を満たすと判断するとローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更して、イベント変換部50の変換動作を変更する。操作制御部70においてイベント変換部50の変換処理を変更する処理として、操作イベント処理部40が何も処理を実行しない空設定を含む。イベント変換部50の変換動作の変更は、イベント変換部50が保持するローカル操作信号とローカル操作イベント信号との対応関係を直接編集するか、この対応関係をあらかじめ用意しておいた別の対応関係と入れ替えることにより行う。
操作制御部70においてイベント変換部50の変換動作を変更するための条件としては、リモート操作信号の発信元が所定の画面操作装置100であること、使用するアプリケーションが所定のものであること、さらには前述した画面被操作装置1の状態等が設定される。
(処理の流れ)
次に、本実施形態に係る画面被操作装置1における処理の流れについて説明する。
(画面転送処理)
図3は画面被操作装置1から画面操作装置100への画面転送処理を示している。まず、画面構成部22は描画要求にしたがってフレームバッファ内の画像データを更新し(ステップS01)、フレームバッファの内容をスクリーン21へ描画する(ステップS02)。
画面構成部22がフレームバッファを更新すると、画面情報送信部20はその更新内容を示す画面データを画面操作装置100へ送信する(ステップS03)。具体的には、画面情報送信部20がフレームバッファを監視し、画面構成部22がフレームバッファを更新すると、画面情報送信部20はフレームバッファ内の画像データを読み出す。
画面情報送信部20はフレームバッファ内の画像データ読み出しに際して、予め保持している前回の画像データと、読み出した画像データとを比較して差分箇所を検出する。そして、画面情報送信部20は差分箇所の画像データを圧縮し、圧縮した差分箇所の画像データにTCPやIPのヘッダを付加して画面データとしてネットワークNに送出する。TCPやIPのヘッダには、画面操作装置のIPアドレスや画面情報受信部20を示すポート番号が含まれている。
画面操作装置100側では画面情報受信部120がネットワークNを介して画面情報送信部20から画面データを受信すると(ステップS04)、画面データの内容をスクリーン121へ描画する(ステップS05)。具体的には、画面情報受信部120は画面データを受信すると、TCPやIPのヘッダを取り除いた上で画面データを伸張し、得られた画像データをフレームバッファの差分箇所に書き込む。
(画面操作装置におけるボタン押下処理)
図4は画面操作装置100のマウスボタンあるいはキーボード押下処理を示している。まず、画面操作装置100のユーザがマウス131を用いてマウスボタンを押下する、あるいは、キーボード130を用いてキーを押下する操作を行うと、ボタン押下イベントが発生する(ステップS11)。
リモート操作送信部110ではボタン押下イベントが発生すると、リモート操作信号を生成する。リモート操作信号にはTCPやIPのヘッダを付加する。TCPやIPには画面被操作装置1のIPアドレスおよびリモート操作受信部10を示すポート番号が含まれる。リモート操作送信部110はネットワークNを介してリモート操作信号を画面被操作装置1へ送信する(ステップS12)。
画面被操作装置1側では、リモート操作受信部10がリモート操作信号を受信し、リモート操作信号からTCPやIPヘッダを取り除き、ローカル操作信号に変換してから、これを操作制御部70へ送信する(ステップS13)。ローカル操作信号にはIPアドレス等の画面操作装置100のIDを付加する。
画面操作装置100の操作を破棄する設定でなければ、(ステップS14のNo)、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理をデフォルト設定に変更する(ステップS15−2)。デフォルト設定では、イベント変換部50が受信したすべての操作信号を、OSやXサーバの標準設定にしたがってローカル操作イベント信号へ変換するように、イベント変換部50が変換処理を行うように設定されている。
一方、画面操作装置100の操作を破棄する設定であれば(ステップS14のYes)、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を空設定に変更する(ステップS15−1)。空設定では、イベント変換部50が受信したすべての操作信号を、操作イベント処理部40が何も処理を行わない種類のローカル操作イベント信号へ変換するように、イベント変換部50の変換処理を変更する。
イベント変換部50の変換処理が空設定であれば、操作イベント処理部40が何も処理を行わないので、画面操作装置100から送信されたリモート操作信号は破棄されることになる。また、画面操作装置100の操作を破棄するか否かは、画面操作装置100のIDと操作を破棄するか否かを関連付けた表等で管理してもよい。
操作制御部70は操作イベント処理部40にローカル操作信号を送信する(ステップS16)。操作イベント処理部40はローカル操作信号をイベント変換部50に送り、イベント変換部50はローカル操作信号をローカル操作イベント信号へ変換する(ステップS17)。この際、イベント変換部50はステップS15−1で設定した空設定またはステップS15−2で設定したデフォルト設定にしたがって信号変換処理を実行する。
操作イベント処理部40はイベント変換部50からローカル操作イベント信号を受け取り、この信号にしたがって各処理を行う(ステップS18)。ここで、イベント変換部50の変換処理が空設定となっている場合は、操作イベント処理部40が得るローカル操作イベント信号は何も処理を行わない種類のローカル操作イベント信号である。そのため、操作イベント処理部40は何も処理を行わず、画面操作装置100から送信されたリモート操作信号は破棄される。
(画面被操作装置におけるボタン押下処理)
図5は画面被操作装置1のマウスボタンあるいはキーボード押下処理を示すフローチャートである。まずユーザがマウス31を用いてマウスボタンを押下する、あるいは、キーボード30を用いてキーを押下する操作を行うと、ローカル操作イベント信号が発生する(ステップS21)。ローカル操作受信部32はローカル操作イベント信号を操作制御部70へ送信する。
ここで、画面被操作装置1の操作を破棄する設定でなければ、(ステップS22のNo)、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を、OSやXサーバの標準設定にしたがってローカル操作イベント信号へ変換するデフォルト設定にする(ステップS23−2)。一方、画面被操作装置1の操作を破棄する設定であれば(ステップS22のYes)、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を、操作イベント処理部40が何も処理を行わないように空設定に変更する(ステップS23−1)。
さらに操作制御部70は操作イベント処理部40にローカル操作信号を送信する(ステップS24)。操作イベント処理部40はローカル操作信号をイベント変換部50に送り、イベント変換部50はローカル操作信号をローカル操作イベント信号へ変換する(ステップS25)。この際、イベント変換部50はステップS23−1で設定した空設定またはステップS23−2で設定したデフォルト設定にしたがって信号変換処理を実行する。
操作イベント処理部40はイベント変換部50からローカル操作イベント信号を受け取り、この信号にしたがって各イベント処理を行う(ステップS26)。ここで、イベント変換部50の変換処理が空設定となっていれば、前述した場合と同じく、イベント処理部40は何も処理を行うことはない。
(リモート操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する処理その1)
図6はリモート操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更した上でリモート操作信号を受け入れる処理を示すフローチャートである。図6の処理では、操作制御部70が予め指定された条件を満たすか否かで、リモート操作信号と操作イベント信号との関連付けの変更の可否を判断している。
画面被操作装置1のリモート操作受信部10が画面操作装置100からリモート操作信号を受信する、あるいは画面被操作装置1においてローカルユーザが入力操作を行うことでローカル操作受信部32がローカル操作イベント信号を受信する(ステップS31)。ここで操作制御部70においてローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する設定でなければ(ステップS32のNo)、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を、OSやXサーバの標準設定にしたがってローカル操作イベントへ変換するデフォルト設定にする(ステップS33−2)。
一方、操作制御部70がローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する設定であれば(ステップS32のYes)、操作制御部70はローカル操作信号をローカル操作イベント信号へ変換する規則を変えてイベント変換部50の変換処理を変更する(ステップS33−1)。
さらに操作制御部70は操作イベント処理部40にローカル操作信号を送信する(ステップS34)。操作イベント処理部40はローカル操作信号をイベント変換部50に送り、イベント変換部50はローカル操作信号をローカル操作イベント信号へ変換する(ステップS35)。この際、イベント変換部50はステップS33−1またはステップS33−2の設定にしたがって変換処理を行う。操作イベント処理部40はローカル操作イベント信号にしたがって各処理を行う(ステップS36)。
(ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する処理その2)
図7はリモート操作信号の内容と画面被操作装置1の状態に基づいて、ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する処理を示すフローチャートである。まず状態通知部60が画面被操作装置1の状態を監視し、得られた状態情報を操作制御部70へ通知する(ステップS41)。
操作制御部70は画面被操作装置1の状態を示す情報が予め指定された条件を満たさないと判断すれば(ステップS42のNo)、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を、OSやXサーバの標準設定にしたがってローカル操作イベントへ変換するデフォルト設定にする(ステップS43−2)。また、操作制御部70は画面被操作装置1の状態を示す情報が予め指定された条件を満たすと判断すると(ステップS42のYes)、イベント変換部50の変換処理を変更する(ステップS43−1)。具体的には、ローカル操作信号とローカル操作イベントとを関連付けている規則を変更する。
(作用効果)
このような構成および動作を持つ画面被操作装置1の作用効果について、ボタン押下処理を例にとり、図8〜図10を参照して説明する。なお、図8および図10では画面操作装置100を画面操作装置A,Bとして示す。
(1)特定の画面操作装置Bから送信したリモート操作信号を破棄することができる。
図8に示すように、画面被操作装置1は画面操作装置Aのスクリーン上ならびに画面操作装置Bのスクリーン上に、画面被操作装置1のスクリーン21の画面データを転送し描画する。
画面被操作装置1において、画面操作装置Aからの画面被操作装置1へのリモート操作信号を許可し、画面操作装置Bからの画面被操作装置1へのリモート操作信号を破棄すると予め設定する。すなわち、操作制御部70においてイベント変換部50の変換動作を空設定に変更するための条件として、リモート操作信号の発信元が画面操作装置Bであることを設定する。操作制御部70は前記条件を満たすと、イベント変換部50の変換処理を、操作イベント処理部40が何も処理を行わない空設定に変更する。
画面操作装置Aのスクリーン上にて発生したボタン操作を画面被操作装置1へ送信する。この場合、受信したリモート操作信号の発信元が画面操作装置Aなので、画面被操作装置1の操作制御部70は予め指定された条件を満たさない。したがって、画面被操作装置1側のイベント変換部50および操作イベント処理部40にてボタン操作信号への変換および処理に関してはこれを通常通りに行い、処理結果を画面操作装置Aおよび画面被操作装置1の各スクリーンへ反映する。
一方、画面操作装置Bのスクリーン上にて発生したボタン操作のリモート操作信号を画面被操作装置1へ送信する。この場合、受信したリモート操作信号の発信元が画面操作装置Bであると、画面被操作装置1の操作制御部70は予め指定された条件を満たすことになり、イベント変換部50の変換処理を、操作イベント処理部40が何も処理を行わないように空設定に変更する。その結果、操作イベント処理部40はボタン操作処理を行うことなくボタン操作を破棄する。これにより、ボタン操作は画面被操作装置1のスクリーン21へ反映されることはない。
このような第1の実施形態によれば、あらかじめ指定した画面操作装置Bからのボタン操作のみを破棄することが可能である。したがって、1台の画面被操作装置に複数の画面操作装置を接続している場合に、特定の画面操作装置からのリモート操作信号だけを破棄することが可能となる。
(2)特定のアプリケーションウィンドウへのリモート操作信号を破棄することができる。
図9に示すように、画面被操作装置1は画面操作装置100のスクリーン上に画面被操作装置1のスクリーンの画面情報を転送し描画する。図9(a)は画面操作装置100から画面被操作装置1のアプリケーションAを操作している状態を表す模式図、図9(b)は画面操作装置100から画面被操作装置1のアプリケーションBを操作している状態を表す模式図である。
画面被操作装置1の操作制御部70において、画面操作装置100からの画面被操作装置1のアプリケーションAへのリモート操作信号を許可するがアプリケーションBへのリモート操作信号は破棄とすると予め設定する。つまり、画面被操作装置1のリモート操作受信部10が画面操作装置100からリモート操作信号を受信するとき、画面被操作装置が使用中のアプリケーションがアプリケーションBであれば、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を、操作イベント処理部40が何も処理を行わないように空設定に変更する。
図9(a)に示すように、画面操作装置100のスクリーン上にて発生したボタン操作を画面被操作装置1へ送信した場合は画面被操作装置1において使用中のアプリケーションAである。そのため、画面被操作装置1側のイベント変換部50および操作イベント処理部40はボタン操作信号への変換および処理を通常通りに行う。その、操作イベント処理部40の処理結果を画面操作装置100および画面被操作装置1の各スクリーンへ反映する。
一方、図9(b)に示すように、画面操作装置100のスクリーン上にて発生したボタン操作のリモート操作信号を画面被操作装置1へ送信した場合、画面被操作装置1において使用中のアプリケーションBであれば、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を操作イベント処理部40が何も処理を行わないように空設定に変更する。その結果、操作イベント処理部40はアプリケーションBにおいてボタン操作処理を破棄する。
これにより、ボタン操作は画面被操作装置1のスクリーン21へ反映されることはない。こうして、画面操作装置100から画面被操作装置1の特定アプリケーションBへの操作のみを破棄することが可能である。以上のような第1の実施形態によれば、アプリケーション単位で入力操作情報を破棄することが可能である。
(3)ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更することができる。
図10に示すように、画面被操作装置1は画面操作装置Aのスクリーン上ならびに画面操作装置Bのスクリーン上に画面被操作装置1のスクリーンの画面情報を転送し描画する。画面被操作装置1の操作制御部70においては、予め指定された条件が満たされると画面操作装置Bからの入力操作信号と画面被操作装置1における操作イベント信号との関連付けを変更するように設定する。
画面操作装置Aのスクリーン上にて発生したボタン操作を画面被操作装置1へ送信し、予め指定された条件が満たされない場合には、画面被操作装置1側のイベント変換部50および操作イベント処理部40にてボタン操作信号への変換および処理を通常通りに行い、処理結果を画面操作装置Aおよび画面被操作装置1の各スクリーンへ反映する。
一方、画面操作装置Bのスクリーン上にて発生したボタン操作を画面被操作装置1へ送信して、予め指定された条件が満たされると、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理を変えて、ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する。すなわち、操作制御部70がローカル操作信号をローカル操作イベント信号へ変換する規則を変えてイベント変換部50の変換処理を変更し、その上でローカル操作信号を受け入れる。
(3−1)ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付け変更が有効である例その1
例えば、画面被操作装置1と画面操作装置Aは「S」というOSを使用しており、画面操作装置Bは「S」とは異なる「L」というOSを使用する。また、OS「S」に特有のローカル操作イベント信号として、「Copyキー」が存在すると仮定する。
このとき、「画面被操作装置1の使用中アプリケーションがローカル操作イベント『Copyキー』を利用するアプリケーションである」ということを、ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更条件とする。なお、変更前の操作イベント信号としては、特定のローカル操作信号をローカル操作イベント信号「F1キー」として変換していたとする。
操作制御部70が上記の変更条件を満たすと判断するとき、変更前にはローカル操作信号をローカル操作イベント信号「F1キー」として変換していたところを、ローカル操作イベント信号「Copyキー」に変換する。従来であれば、OSが「L」である画面操作装置Bからは、画面被操作装置1で使用中のOS「S」において特有の「Copyキー」の押下操作を行うことができなかった。
しかし、第1の実施形態によれば、画面操作装置Bにて「F1キー」キーが押下されたときに、画面被操作装置1が該当操作イベント信号を「Copyキー」へと変更している。これにより、画面操作装置Bからのリモート操作信号によっても、画面被操作装置1において「Copyキー」の押下操作が可能であり、ユーザビリティがいっそう向上する。
(3−2)ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付け変更が有効である例その2
また、操作信号と操作イベント信号との関連付けの変更が有効である別の例としては、画面被操作装置1側と画面操作装置Bとのマウスの入力設定が相違する場合がある。すなわち、「マウスの左右ボタンの押下キーに関して画面被操作装置1側が標準設定であり、画面操作装置B側は左右切り替えて設定している」ということを、ローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する条件とする。この変更条件を満たすと、操作制御部70はイベント変換部50の変換処理について、マウスの左右ボタンの押下キーに対応した操作イベント信号を左右逆になるように変更する。
画面被操作装置1と画面操作装置Bのユーザが右利き、画面操作装置Bのユーザが左利きであるとき、画面操作装置Bから画面被操作装置1のリモート操作を行う場合に、画面操作装置Bのユーザは利き手ではない右手でマウス操作を行うか、左手で右手と同等のマウス操作を行う必要があり、画面操作装置Bのユーザのマウス使用感が低下する。
このような場合、マウスの押下キーが左右にある時、左右の切り替え設定が可能である。すなわち、ユーザが右利きか左利きかでマウスの押下キーの操作内容を左右で入れ替え、使用頻度に差がある右ボタンの入力操作と、左ボタンの入力操作とを切り替えることができる。左右ボタンの入力操作には使用頻度に差があるため、利き手で使用頻度が高い側のボタンの押下操作が可能となり、使い勝手が向上する。
ここで、画面被操作装置1では標準設定とし、画面操作装置Bではマウスの押下キーを左右切り替えて、さらに上記の変更条件を設定したとする。したがって、マウスの押下キーは画面被操作装置1と画面操作装置Bとで左右逆に設定されたことになる。以上のような設定では、画面被操作装置1が画面操作装置Bから右ボタンの押下操作というリモート操作信号を受信すると、右ボタンを左ボタンに切り替えた画面操作装置Bでは右ボタンではなく、左ボタンの押下操作を実行したことになる。
従来の画面被操作装置1ではローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更していない。そのため、右ボタンの押下操作というローカル操作信号はそのまま右ボタンの押下操作イベントとして処理されてしまう。その結果、従来の画面被操作装置1では正確なリモート操作を実行することができない。
そこで第1の実施形態では、「マウスの左右ボタンの押下キーに関して画面被操作装置1が標準設定であり、画面操作装置Bは左右切り替えて設定している」ことを変更条件とする。そして、操作制御部70は、この変更条件を満たすとローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更し、イベント変換部50の変換処理について、マウスの左右ボタンの押下キーに対応した操作イベント信号が左右逆となるようにする。
したがって、画面被操作装置1のリモート操作受信部10が、画面操作装置Bにてマウスの左ボタンが押下されたときのリモート操作信号を受信すると、操作制御部70はローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する。このため、イベント変換部50は、マウスの左ボタン操作から生成されたローカル操作信号を、右ボタン押下操作を導く操作イベント信号へと変更する。
また、画面被操作装置1のリモート操作受信部10が、画面操作装置Bにてマウスの右ボタンが押下されたときのリモート操作信号を受信すると、やはり操作制御部70はローカル操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更する。したがって、イベント変換部50は、マウスの右ボタン操作から生成されたローカル操作信号を、左ボタン押下操作を導く操作イベント信号へと変更する。
このような第1の実施形態によれば、画面操作装置Bのユーザが左手にてマウスを操作すべくマウスボタンの左右を切り替える設定を行っていても、画面被操作装置1はリモート操作信号の内容を正確に把握した上で表示画面がリモート操作される。これにより、第1の実施形態ではリモート制御技術の信頼性および使い易さの向上に寄与することができる。
[他の実施形態]
以上のように、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、そのほかの様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、特定の画面操作装置や特定のアプリケーションを使用中の画面被操作装置1に対してリモート操作信号の破棄を行っているが、特定の画面操作装置や特定のアプリケーションを使用中の画面被操作装置に対してのリモート操作信号のみ、許可するように設定してもよい。また、アプリケーション単位に限らず、ユーザ単位やアプリケーションウィンドウの構成部品単位で、リモート操作信号の許可あるいは破棄を行うようにしてもよい。
さらに、リモート操作信号と操作イベント信号との関連付けを変更するための変更条件としては、次のような例がある。例えば、使用中ユーザが使用中アプリケーションの使用を許可されていないこと、CPU利用率やメモリ利用率がある値以上であること、内部時計の値が特定の時刻あるいは時間帯であること、使用中ユーザ入力中のテキストカーソルやマウスカーソルの位置が使用中ユーザに入力許可されていないテキストボックスやボタンの上にあること等がある。このような実施形態によれば、特定のユーザや画面被操作装置の使用状態、さらには特定の時間等を限定して、表示画面のリモート操作を実施することが可能である。これにより、信頼性やセキュリティの向上を図ることができる。
1 画面被操作装置
1a 演算制御装置
1b 主記憶装置
1c 外部記憶装置
1d 通信インターフェース
10 リモート操作受信部
20 画面情報送信部
21,121 スクリーン
22 画面構成部
30,130 キーボード
31,131 マウス
32 ローカル操作受信部
40 操作イベント処理部
50 イベント変換部
60 状態通知部
70 操作制御部
100 画面操作装置
110 リモート操作送信部
120 画面情報受信部
N ネットワーク

Claims (6)

  1. ローカルユーザの入力操作により得られるローカル操作信号を受信するローカル操作受信部と、
    ネットワークを介して画面操作装置で発生したリモート操作信号を受信して、受信したリモート操作信号をローカル操作信号に変換するリモート操作受信部と、
    前記ローカル操作信号とローカル操作イベント信号との関連付けを保持し、前記ローカル操作受信部または前記リモート操作受信部から前記ローカル操作信号を取得して前記関連付けに基づき当該ローカル操作信号をローカル操作イベント信号に変換するイベント変換部と、
    前記イベント変換部から前記ローカル操作イベント信号を取得して当該ローカル操作イベント信号に従って操作イベント処理を実行する操作イベント処理部と、
    前記操作イベント処理部の処理結果を画面情報として構成する画面構成部と、
    前記画面構成部が構成した画面情報を前記画面操作装置へネットワークを介して送信する画面情報送信部と、
    予め指定された条件を満たすか否かを判断し前記条件を満たすと判断すると、前記イベント変換部が保持する前記ローカル操作信号と前記ローカル操作イベント信号との関連付けを変更する操作制御部を備え、
    前記操作制御部は、前記イベント変換部の変換処理を変更する処理として、前記操作イベント処理部が何も処理を実行しない空設定処理を行うことを特徴とする画面被操作装置。
  2. 前記画面被操作装置の状態を検知して前記操作制御部に通知する状態通知部を備え、
    前記操作制御部は、前記状態通知部から前記画面被操作装置の状態を受信し、前記ローカル操作信号の内容と前記画面被操作装置の状態が指定した基準を充たすと、前記イベント変換部が保持する前記ローカル操作信号と前記ローカル操作イベント信号との関連付けを変更することを特徴とする請求項1記載の画面被操作装置。
  3. 前記状態通知部は、画面被操作装置の状態として、画面被操作装置の入力装置の設定状態、使用中ユーザ、使用中アプリケーション、使用中ウィンドウの種類、CPUまたはメモリの使用率、内部時計の時刻や時間帯、アプリケーションの実行中タスクの種類および、オブジェクトの位置のいずれかを通知することを特徴とする請求項2に記載の画面被操作装置。
  4. 前記操作制御部は画面被操作装置の入力装置の設定状態、使用中ユーザ、使用中アプリケーション、使用中ウィンドウの種類、CPUまたはメモリの使用率、内部時計の時刻や時間帯、アプリケーションの実行中タスクの種類および、オブジェクトの位置のいずれかを条件として、前記ローカル操作信号と前記ローカル操作イベント信号との関連付けを変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画面被操作装置。
  5. ローカルユーザの入力操作により得られるローカル操作信号を受信するローカル操作受信ステップと、
    ネットワークを介して画面操作装置で発生したリモート操作信号を受信して、受信したリモート操作信号をローカル操作信号に変換するリモート操作受信ステップと、
    前記ローカル操作信号とローカル操作イベント信号との関連付けを保持し、前記ローカル操作受信ステップまたは前記リモート操作受信ステップによる前記ローカル操作信号を取得して前記関連付けに基づき当該ローカル操作信号をローカル操作イベント信号に変換するイベント変換ステップと、
    前記イベント変換ステップにて変換した前記ローカル操作イベント信号を取得して当該ローカル操作イベント信号に従って操作イベント処理を実行する操作イベント処理ステップと、
    前記操作イベント処理ステップの処理結果を画面情報として構成する画面構成ステップと、
    前記画面構成ステップにて構成した画面情報を前記画面操作装置へネットワークを介して送信する画面情報送信ステップと、
    予め指定された条件を満たすか否かを判断し前記条件を満たすと判断すると、前記イベント変換ステップにて保持する前記ローカル操作信号と前記ローカル操作イベント信号との関連付けを変更する操作制御ステップを備え、
    前記操作制御ステップは、前記イベント変換ステップでの変換処理を変更する処理として、前記操作イベント処理ステップにて何も処理を実行しない空設定処理を行うことを特徴とする画面被操作方法。
  6. ローカルユーザの入力操作により得られるローカル操作信号を受信するローカル操作受信ステップと、
    ネットワークを介して画面操作装置で発生したリモート操作信号を受信して、受信したリモート操作信号をローカル操作信号に変換するリモート操作受信ステップと、
    前記ローカル操作信号とローカル操作イベント信号との関連付けを保持し、前記ローカル操作受信ステップまたは前記リモート操作受信ステップによる前記ローカル操作信号を取得して前記関連付けに基づき当該ローカル操作信号をローカル操作イベント信号に変換するイベント変換ステップと、
    前記イベント変換ステップにて変換した前記ローカル操作イベント信号を取得して当該ローカル操作イベント信号に従って操作イベント処理を実行する操作イベント処理ステップと、
    前記操作イベント処理ステップの処理結果を画面情報として構成する画面構成ステップと、
    前記画面構成ステップにて構成した画面情報を前記画面操作装置へネットワークを介して送信する画面情報送信ステップと、
    予め指定された条件を満たすか否かを判断し前記条件を満たすと判断すると、前記イベント変換ステップにて保持する前記ローカル操作信号と前記ローカル操作イベント信号との関連付けを変更する操作制御ステップを備え、
    前記操作制御ステップは、前記イベント変換ステップでの変換処理を変更する処理として、前記操作イベント処理ステップにて何も処理を実行しない空設定処理を行うことをコンピュータに実現させる画面被操作プログラム。
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