JP6020274B2 - 画像形成システム、サーバ装置及びプログラム - Google Patents

画像形成システム、サーバ装置及びプログラム Download PDF

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本発明は、画像形成システム、サーバ装置及びプログラムに関する。
インターネット上のサーバ装置に格納された文書データを画像形成装置から出力する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ウェブアプリケーションサーバからファイアーウォールにより保護された印刷装置を印刷先とする印刷要求が行われた場合に、ウェブアプリケーションサーバに保存された印刷データを印刷装置にダウンロードさせる技術が記載されている。
特開2011−086262号公報
本発明は、サーバ装置から画像形成装置にアクセスできない場合にも、サーバ装置により取得された画像データに応じて画像形成装置にて画像を形成することを目的とする。
請求項1に係る発明は、管理装置と、サーバ装置とを備え、前記管理装置は、画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を含む通知を、前記サーバ装置と通信可能な第1プロトコルに従って当該サーバ装置に送信する通知送信部と、前記サーバ装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する転送部とを備え、前記サーバ装置は、前記管理装置から前記通知を受信すると、当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、前記画像形成装置にアクセスできるか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできると判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第2プロトコルに従って前記画像形成装置に送信し、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできないと判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部とを備える画像形成システムである。
請求項2に係る発明は、管理装置と、サーバ装置とを備え、 前記管理装置は、画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を取得する識別情報取得部と、前記利用者の操作により前記画像形成装置が利用可能な状態になったことを検知する検知部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を含む通知を、前記サーバ装置と通信可能な第1プロトコルに従って当該サーバ装置に送信する通知送信部であって、前記検知部により前記画像形成装置が利用可能な状態になったことが検知されたときに、前記通知を送信する通知送信部と、前記サーバ装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する転送部とを備え、前記サーバ装置は、前記管理装置から前記通知を受信すると、当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部とを備える画像形成システムである。
請求項3に係る発明は、管理装置と、サーバ装置とを備え、前記管理装置は、画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を含む通知を、前記サーバ装置と通信可能な第1プロトコルに従って当該サーバ装置に送信する通知送信部と、前記サーバ装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する転送部とを備え、前記サーバ装置は、前記管理装置から前記通知を受信すると、当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部と、前記画像形成装置を識別する装置識別情報と、予め定められた当該画像形成装置の利用者を識別する利用者識別情報とを対応付けて記憶する記憶部とを備え、前記識別情報取得部は、前記画像形成装置を識別する前記装置識別情報を取得し、前記通知送信部は、前記識別情報取得部により取得された前記装置識別情報を含む通知を送信し、前記データ取得部は、前記受信した通知に含まれる前記装置識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された前記利用者識別情報によって識別される利用者の文書データを取得する画像形成システムである。
請求項4に係る発明は、画像データを受信すると、画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する管理装置と通信を行うサーバ装置であって、前記画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を含む通知が前記管理装置から第1プロトコルに従って送信されてくると、受信した当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、前記画像形成装置にアクセスできるか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできると判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第2プロトコルに従って前記画像形成装置に送信し、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできないと判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部とを備えるサーバ装置である。
請求項に係る発明は、画像データを受信すると、画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する管理装置と通信を行うサーバ装置のコンピュータを、前記画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を含む通知が前記管理装置から第1プロトコルに従って送信されてくると、受信した当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、前記画像形成装置にアクセスできるか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできると判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第2プロトコルに従って前記画像形成装置に送信し、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできないと判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部として機能させるためのプログラムである。
請求項1,4,に記載の発明によれば、サーバ装置から画像形成装置にアクセスできない場合にも、サーバ装置により取得された画像データに応じて画像形成装置にて画像を形成することができ、さらに、画像形成装置へのアクセスの可否に応じた方法で画像形成装置に画像データを送信することができる。
請求項2に記載の発明によれば、サーバ装置から画像形成装置にアクセスできない場合にも、サーバ装置により取得された画像データに応じて画像形成装置にて画像を形成することができ、さらに、利用者が画像の形成に用いる画像形成装置を明示的に指定しなくても、所望の画像形成装置にて画像を形成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、サーバ装置から画像形成装置にアクセスできない場合にも、サーバ装置により取得された画像データに応じて画像形成装置にて画像を形成することができ、さらに、利用者により利用者識別情報が入力されなくても、利用者の画像データを画像形成装置に送信することができる。
画像形成システムの全体構成を示す図である。 プリントサーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 第1管理テーブルを示す図である。 第2管理テーブルを示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 管理装置のハードウェア構成を示す図である。 画像形成システムの機能構成を示す図である。 文書データをクラウドサービス提供装置に格納する処理を示すシーケンスチャートである。 文書データを印刷する処理を示すシーケンスチャートである。 文書データを印刷する処理を示すシーケンスチャートである。 文書データを印刷する処理を示すシーケンスチャートである。 文書データを管理するデータベースを示す図である。 文書データのリストを示す図である。 変形例に係る第2管理テーブルを示す図である。
[構成]
図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、携帯端末10と、複数のクラウドサービス提供装置20と、プリントサーバ装置30と、画像形成装置40A及び40B(以下、総称して「画像形成装置40」という)と、管理装置50A及び50B(以下、総称して「管理装置50」という)とを備える。
クラウドサービス提供装置20及びプリントサーバ装置30は、インターネット等の通信回線2に接続される。携帯端末10は、通信回線3を介してクラウドサービス提供装置20に接続される。この通信回線3は、例えば移動体通信網とインターネットとを含む。クラウドサービス提供装置20は、クラウドアプリケーションを実行することにより、クラウドコンピューティングを利用して携帯端末10にデータ格納サービスを提供する。このデータ格納サービスとは、携帯端末10により作成、編集された文書データをクラウドサービス提供装置20内に格納するサービスである。
画像形成装置40には、1台ずつ管理装置50が設けられる。画像形成装置40Aと管理装置50Aとは、通信回線2を介してプリントサーバ装置30に接続される。画像形成装置40Bと管理装置50Bとは、LAN(Local Area Network)等の通信回線4に接続される。画像形成装置40B及び管理装置50Bは、通信回線2と通信回線4との間に設けられたファイアーウォール装置5を介してプリントサーバ装置30に接続される。ファイアーウォール装置5は、通信回線2と通信回線4との間の通信を制御する。ファイアーウォール装置5は、通信回線4内のセキュリティーを高めるために、通信回線2を介する外部からのアクセスを制限する。
図2は、プリントサーバ装置30のハードウェア構成を示す図である。プリントサーバ装置30は、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリ32と、通信部33と、記憶部34とを備える。CPU31は、プログラムを実行することにより各種の処理を行う。メモリ32は、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを備える。メモリ32は、CPU31によって実行されるプログラムやデータを記憶する。通信部33は、通信回線2又は4を介して、クラウドサービス提供装置20や画像形成装置40、管理装置50と通信を行う。記憶部34は、例えばハードディスクを備える。記憶部34は、クラウドサービス提供装置20を管理する第1管理テーブル35と、画像形成装置40を管理する第2管理テーブル36とを記憶する。
図3は、第1管理テーブル35を示す図である。第1管理テーブル35には、クラウドサービス提供装置20が提供するサービスを識別するサービス名と、クラウドサービス提供装置20の接続方法とが対応付けて記憶される。この接続方法には、クラウドサービス提供装置20のタイプ、利用者の認証方法、クラウドサービス提供装置20と通信を行うときに用いられるプロトコル、クラウドサービス提供装置20と通信を行うためのプログラムを示す情報が含まれる。クラウドサービス提供装置20のタイプとは、クラウドサービス提供装置20に格納された文書データをプリントサーバ装置30とクラウドサービス提供装置20との間でやり取りする方式をいう。例えば、図3に示す「プル型」は、プリントサーバ装置30からの要求に応じて文書データを送信する方式をいう。
図4は、第2管理テーブル36を示す図である。第2管理テーブル36には、画像形成装置40を識別する装置IDと、画像形成装置40に割り当てられたIPアドレスと、画像形成装置40が対応する印刷プロトコルとが対応付けて記憶される。
図5は、画像形成装置40のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置40は、制御部41と、通信部42と、UI部43と、画像形成部44と、IC(integrated circuit)カードリーダ45とを備える。制御部41は、例えばCPUとメモリとを備える。制御部41は、画像形成装置40の各部を制御する。通信部42は、通信回線2又は4を介して、プリントサーバ装置30や管理装置50と通信を行う。UI部43は、例えばタッチパネルと操作ボタンとを備える。UI部43は、文字や画像等の情報を表示するとともに、利用者の操作に応じた情報を制御部41に入力する。画像形成部44は、文書データに応じて用紙等の記録媒体に画像を形成する。画像形成部44は、例えば電子写真方式により画像の形成を行う。ICカードリーダ45は、ICカードに記録された情報を読み取る。
図6は、管理装置50のハードウェア構成を示す図である。管理装置50は、CPU51と、メモリ52と、通信部53と、記憶部54とを備える。CPU51は、プログラムを実行することにより各種の処理を行う。メモリ52は、例えばROMとRAMとを備える。メモリ52は、CPU51によって実行されるプログラムやデータを記憶する。通信部53は、通信回線2又は4を介して、プリントサーバ装置30や画像形成装置40と通信を行う。記憶部54は、例えばハードディスクを備える。記憶部54は、各種のデータを記憶する。
図7は、画像形成システム1の機能構成を示す図である。管理装置50は、その機能構成として、検知部151と、識別情報取得部152と、通知送信部153と、転送部154とを備える。これらの機能構成は、CPU51がプログラムを実行することにより実現される。検知部151は、利用者の操作により画像形成装置40が利用可能な状態になったことを検知する。識別情報取得部152は、画像形成装置40の利用者の識別に用いられるユーザIDを取得する。通知送信部153は、識別情報取得部152により取得されたユーザIDを含む印刷可能通知を、プリントサーバ装置30と通信可能な第1プロトコルに従ってプリントサーバ装置30に送信する。転送部154は、プリントサーバ装置30と画像形成装置40との間でデータを転送する。転送部154は、プリントサーバ装置30から文書データを受信すると、画像形成装置40が対応する第2プロトコルに従ってこの画像データを画像形成装置40に転送する。
プリントサーバ装置30は、その機能構成として、データ取得部131と、リスト送信部132と、判断部133と、変換部134と、カプセル化部135と、データ送信部136とを備える。これらの機能構成は、CPU31がプログラムを実行することにより実現される。データ取得部131は、管理装置50から印刷可能通知を受信すると、この印刷可能通知に含まれるユーザIDを用いて識別される利用者の文書データを取得する。リスト送信部132は、データ取得部131によって取得された文書データに基づいて、利用者の文書データのリストを作成し、作成した文書データを管理装置50に送信する。判断部133は、画像形成装置40にアクセスできるか否かを判断する。変換部134は、文書データのリストの中から選択された文書データを、画像形成装置40が解釈可能な形式に変換する。カプセル化部135は、判断部133により画像形成装置40にアクセスできないと判断された場合には、変換部134により変換された文書データを第1プロトコルに従ってカプセル化する。データ送信部136は、判断部133により画像形成装置40にアクセスできないと判断された場合には、カプセル化部135によりカプセル化された文書データを第1プロトコルに従って管理装置50に送信する。
なお、以下の説明では、画像形成装置40Aと40Bの構成を区別する必要がある場合には、画像形成装置40Aの構成については符号の末尾に「A」を付して説明し、画像形成装置40Bの構成については符号の末尾に「B」を付して説明する。同様に、管理装置50Aと50Bの構成を区別する必要がある場合には、管理装置50Aの構成については符号の末尾に「A」を付して説明し、管理装置50Bの構成については符号の末尾に「B」を付して説明する。
[動作]
(文書データ格納処理)
図8は、クラウドサービス提供装置20に文書データを格納する処理を示すシーケンスチャートである。利用者は、携帯端末10を用いて文書データを指定し、この文書データをクラウドサービス提供装置20に送信する指示を入力する。この送信指示が入力されると、携帯端末10は、指定された文書データをクラウドサービス提供装置20に送信する(ステップS11)。このとき、携帯端末10は、利用者のユーザID「user01」と一意の文書ID「text01」とを文書データに付与して送信する。このユーザIDは、例えば予め利用者により登録されたものである。携帯端末10から文書データを受信すると、クラウドサービス提供装置20は、受信した文書データを記憶部に記憶させる(ステップS12)。
(印刷処理)
図9〜11は、クラウドサービス提供装置20に格納された文書データを印刷する処理を示すシーケンスチャートである。この「印刷」とは、画像を形成することをいう。文書データの印刷を行う場合、利用者は、所望の画像形成装置40の前に移動し、この画像形成装置40を操作して利用可能な状態にする。ここでは、利用者がログインすることにより、画像形成装置40が利用可能な状態になる例について説明する。具体的には、利用者は、ユーザID「user01」とパスワード「****」が記録されたICカードをICカードリーダ45にかざして読み取らせる。ICカードリーダ45は、ICカードからユーザIDとパスワードとを読み取ると、読み取ったユーザIDとパスワードを制御部41に供給する。制御部41は、ICカードリーダ45から供給されたユーザIDとパスワードを、管理装置50に送信する(図9のステップS21)。
画像形成装置40からユーザID「user01」とパスワード「****」を受信すると、管理装置50の識別情報取得部152は、このユーザIDとパスワードを取得する。また、検知部151は、ユーザIDとパスワードの受信により、利用者が画像形成装置40にログインしたことを検知する(ステップS22)。検知部151により利用者が画像形成装置40にログインしたが検知されると、通知送信部153は、画像形成装置40が利用可能な状態になったことを示す通知(以下、「印刷可能通知」という)をプリントサーバ装置30に送信する(ステップS23)。この印刷可能通知には、識別情報取得部152により取得されたユーザID「user01」とパスワード「****」が含まれる。
通知送信部153は、プリントサーバ装置30と通信可能なプロトコルに従って印刷可能通知を送信する。この通信可能とは、プリントサーバ装置30にデータが到達することをいう。ここでは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って印刷可能通知を送信する例について説明する。なお、通知送信部153は、プリントサーバ装置30から応答があるまで、プリントサーバ装置30との接続を維持する。
管理装置50から印刷可能通知を受信すると、プリントサーバ装置30のデータ取得部131は、プル型のクラウドサービス提供装置20から利用者の文書データを取得する。具体的には、データ取得部131は、第1管理テーブル35に基づいて、各プル型のクラウドサービス提供装置20の接続方法を特定し(ステップS24)、特定した接続方法に従って、各プル型のクラウドサービス提供装置20に利用者の文書データの送信要求(以下、「文書データ要求」という)を送信する(ステップS25)。この文書データ要求には、印刷可能通知に含まれるユーザID「user01」とパスワード「****」とが含まれる。
例えば、図3に示す第1管理テーブル35は、サービス名が「service1」のクラウドサービス提供装置20は、プル型のクラウドサービス提供装置20であることが示されている。また、このクラウドサービス提供装置20は、利用者の認証方法が「ユーザIDとパスワードとをURL(Uniform Resource Locator)に埋め込む」という方法であり、通信を行うときに用いられるプロトコルが「HTTP」であり、通信を行うためのプログラムが「httpget.dll」であることが示されている。この場合、データ取得部131は、サービス名が「service1」のクラウドサービス提供装置20に文書データ要求を送信するときは、「httpget.dll」というプログラムを呼び出し、HTTPに従って文書データ要求を送信する。このとき、URLの中には、ユーザID「user01」とパスワード「****」とが埋め込まれる。
プリントサーバ装置30から文書データ要求を受信すると、クラウドサービス提供装置20は、受信した文書データ要求に含まれるユーザID「user01」とパスワード「****」を用いてユーザ認証を行う(ステップS26)。ユーザ認証に成功すると、クラウドサービス提供装置20は、記憶部からユーザID「user01」が付与された文書データを読み出してプリントサーバ装置30に送信する(ステップS27)。このとき、クラウドサービス提供装置20は、文書データに付与されている文書IDとユーザIDの他に自装置のサービス名を付与して文書データを送信する。なお、記憶部にユーザID「user01」が付与された文書データが記憶されていない場合には、クラウドサービス提供装置20は、その旨を示す応答をプリントサーバ装置30に送信する。クラウドサービス提供装置20から文書データを受信すると、プリントサーバ装置30のデータ取得部131は、受信した文書データを記憶部34に記憶させる(ステップS28)。記憶部34に記憶された文書データは、データベース37により管理される。
図12は、文書データを管理するデータベース37を示す図である。データベース37には、記憶部34に記憶された文書データと、その文書データに付与された文書ID、ユーザID及びサービス名とが対応付けて記憶される。図12に示すデータベース37は、文書IDが「text01」の文書データは、ユーザIDが「user01」の利用者によりサービス名が「service1」のクラウドサービス提供装置20に格納されたことを示している。
データ取得部131による文書データの取得が完了すると、リスト送信部132は、データベース37に基づいて、ユーザID「user01」が付与された文書データのリストを作成する。この文書データのリストには、例えば文書データに付与された文書IDと、文書データの格納場所を示す情報が含まれる。この格納場所を示す情報は、例えばクラウドサービス提供装置20のサービス名である。例えば、図12に示すデータベース37では、文書ID「text01」と格納場所「service1」を含む文書データのリストが作成される。
リスト送信部132は、管理装置50から送信された印刷可能通知に対する応答として、作成した文書データのリストを管理装置50に送信する(図9のステップS29)。プリントサーバ装置30から文書データのリストを受信すると、管理装置50の転送部154は、受信した文書データのリストを画像形成装置40に転送する(ステップS30)。管理装置50から文書データのリストを受信すると、画像形成装置40の制御部41は、受信した文書データのリストをUI部43に表示させる(ステップS31)。
図13は、このときに表示される文書データのリストを示す図である。この文書データのリストには、利用者の文書データについて文書IDと格納場所等の情報が表示されている。図13に示す文書データのリストは、文書IDが「text01」の文書データが、「service1」というサービスを提供するクラウドサービス提供装置20に格納されていることを示している。また、UI部43には、文書データのリストとともに、印刷する文書データを選択するためのチェックボックス61と、印刷開始を指示するスタートボタン62が表示される。ここでは、文書IDが「text01」の文書データを印刷する例について説明する。この場合、利用者は、UI部43を用いて、文書ID「text01」の隣に表示されたチェックボックス61にチェックを入れた後、スタートボタン62を押して印刷開始指示を入力する。
印刷開始指示が入力されると、画像形成装置40の制御部41は、利用者により選択された文書データの送信要求(以下、「文書データ要求」という)を管理装置50に送信する(図10のステップS32)。この文書データ要求には、利用者によって選択された文書データの文書ID「text01」と自装置の装置IDとが含まれる。画像形成装置40から文書データ要求を受信すると、管理装置50の転送部154は、受信した文書データ要求をプリントサーバ装置30に転送する(ステップS33)。このとき、転送部154は、プリントサーバ装置30と通信可能なHTTPに従って文書データ要求を送信する。なお、転送部154は、プリントサーバ装置30から応答があるまで、プリントサーバ装置30との接続を維持する。
管理装置50から文書データ要求を受信すると、プリントサーバ装置30の判断部133は、画像形成装置40に割り当てられたIPアドレスにより、画像形成装置40にアクセスできるか否かを判断する(ステップS34)。具体的には、判断部133は、図4に示す第2管理テーブル36において、文書データ要求に含まれる装置IDと対応付けて記憶されたIPアドレスがグローバルIPアドレスであるか否かを判断する。
例えば、利用者により画像形成装置40Aが操作されている場合、管理装置50Aから受信した文書データ要求には画像形成装置40Aの装置ID「PT−A」が含まれる。図4に示す第2管理テーブル36には、装置ID「PT−A」と対応付けて、画像形成装置40Aに割り当てられたIPアドレス「xxx.xx.xx.xx」が記憶されている。このIPアドレスは、予め定められたプライベートIPアドレスの範囲外のグローバルIPアドレスである。このように、画像形成装置40Aに割り当てられたIPアドレスがグローバルIPアドレスである場合、判断部133は、画像形成装置40Aにアクセスできると判断する。
判断部133により画像形成装置40Aにアクセスできると判断された場合には、図10に示すステップS35〜S39の処理が行われる。ステップS35において、変換部134は、画像形成装置40Aが対応する印刷形式に従って、文書データを画像形成装置40Aが解釈可能な形式に変換するとともに、画像形成装置40Aが受付可能な印刷プロトコルを特定する。具体的には、変換部134は、図4に示す第2管理テーブル36において、文書データ要求に含まれる装置ID「PT−A」と対応付けて記憶された印刷プロトコルであるLPR(Line Printer Remote)を特定する。変換部134は、文書データ要求に含まれる文書ID「text01」が付与された文書データを記憶部34から読み出し、画像形成装置40Aが解釈可能なデータ形式へ変換し、特定したLPRに従って送信する。
データ送信部136は、変換部134により変換された文書データをLPRに従って画像形成装置40Aに送信する(ステップS36)。プリントサーバ装置30から文書データを受信すると、画像形成装置40Aの画像形成部44Aは、受信した文書データを印刷する(ステップS37)。これにより、画像形成装置40Aにて文書IDが「text01」の文書データが印刷される。また、プリントサーバ装置30のデータ送信部136は、文書データ要求に対する応答を管理装置50に送信する(ステップS38)。この応答には、文書データは含まれない。管理装置50は、プリントサーバ装置30から文書データを含まない応答を受信すると、プリントサーバ装置30との接続を切断し(ステップS39)、処理を終了する。
一方、利用者により画像形成装置40Bが操作されている場合、管理装置50Bから受信した文書データ要求には画像形成装置40Bの装置ID「PT−B」が含まれる。図4に示す第2管理テーブル36には、画像形成装置40Bの装置ID「PT−B」と対応付けて、画像形成装置40Bに割り当てられたIPアドレス「192.168.yy.yy」が記憶されている。このIPアドレスは、予め定められたプライベートIPアドレスの範囲内のプライベートIPアドレスである。このように、画像形成装置40Bに割り当てられたIPアドレスがプライベートIPアドレスである場合、プリントサーバ装置30と画像形成装置40Bの間には、ファイアーウォール装置5が設けられていることを意味するため、判断部133は、画像形成装置40Bにアクセスできないと判断する。
判断部133により画像形成装置40Bにアクセスできないと判断された場合には、図11に示すステップS41〜S46の処理が行われる。ステップS41において変換部134は、画像形成装置40Bが対応する印刷可能形式に従って、文書データを画像形成装置40Bが解釈可能な形式に変換するとともに、図4に示す第2管理テーブル36において、文書データ要求に含まれる装置ID「PT−B」と対応付けて記憶された印刷プロトコルであるLPRを特定する。変換部134は、文書データ要求に含まれる文書ID「text01」が付与された文書データを記憶部34から読み出して画像形成装置40Bが解釈可能な形式へ変換する。
カプセル化部135は、変換部134により変換された文書データをカプセル化してHTTPパケットを生成する(ステップS42)。カプセル化とは、あるプロトコルに応じた形式のデータを別のプロトコルに応じた形式のデータ内に包むことをいう。具体的には、カプセル化部135は、画像形成装置40が解釈可能な形式に変換されLPRに従って送信可能な文書データにHTTPのヘッダを付加してHTTPパケットを生成する。このHTTPパケット内には、LPRに従って送信可能に生成された文書データが含まれる。データ送信部136は、管理装置50Bから送信された文書データ要求に対する応答として、カプセル化部135により生成されたHTTPパケットを管理装置50Bに送信する(ステップS43)。このとき、データ送信部136は、HTTPに従ってHTTPパケットを送信する。
プリントサーバ装置30からHTTPパケットを受信すると、管理装置50Bの転送部154Bは、プリントサーバ装置30との接続を切断する(ステップS44)。また、転送部154Bは、受信したHTTPパケットから文書データを取り出し、画像形成装置40Bが対応するLRPに従って画像形成装置40Bに転送する(ステップS45)。管理装置50Bから文書データを受信すると、画像形成装置40Bの画像形成部44Bは、受信した文書データを印刷する(ステップS46)。これにより、画像形成装置40Bにて文書IDが「text01」の文書データが印刷される。
図1に示すように、画像形成システム1においては、ファイアーウォール装置5により外部からのアクセスが制限された画像形成装置40Bと、そのような制限がない画像形成装置40Aとが混在する場合がある。しかし、この実施形態によれば、プリントサーバ装置30から画像形成装置40にアクセスできない場合にも、プリントサーバ装置30により取得された文書データがこの画像形成装置40にて印刷される。
また、この実施形態では、利用者は、例えばICカードをかざす等の操作により画像形成装置40を利用可能な状態にするだけで、自分の文書データのリストが表示され、文書データのリストの中から所望の文書データを選択すると、選択した文書データが印刷される。このように、この実施形態では、例えば利用者が携帯端末10を操作して印刷に用いる画像形成装置40を明示的に指定しなくても、所望の画像形成装置40にて文書データが印刷される。
また、上述したように、クラウドサービス提供装置20は、それぞれ認証方法やプロトコル等の接続方法が異なる場合がある。しかし、この実施形態によれば、プリントサーバ装置30は各クラウドサービス提供装置20が対応する接続方法に従って通信を行うため、接続方法が異なるクラウドサービス提供装置20が混在している場合にも、これらのクラウドサービス提供装置20から利用者の文書データが確実に取得される。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の一例であり、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上述した実施形態では、クラウドサービス提供装置20のタイプがプル型である例を挙げて説明したが、クラウドサービス提供装置20のタイプはプッシュ型であってもよい。この「プッシュ型」とは、利用者の印刷指示により、プリントサーバ装置30に能動的に文書データを送信する方式をいう。
この場合、利用者は、クラウドサービス提供装置20に文書データを格納した後、携帯端末10を用いて、印刷する文書データを指定し、この文書データを印刷する指示を入力する。この印刷指示が入力されると、携帯端末10は、指定された文書データの印刷要求をクラウドサービス提供装置20に送信する。この印刷要求には、指定された文書データの文書IDが含まれる。携帯端末10から印刷要求を受信すると、クラウドサービス提供装置20は、受信した印刷要求に含まれる文書IDが付与された文書データを記憶部から読み出してプリントサーバ装置30に送信する。
プリントサーバ装置30は、第1管理テーブル35に基づいて、このクラウドサービス提供装置20が対応する接続方法を特定し、特定した接続方法に従ってクラウドサービス提供装置20と通信を行う。クラウドサービス提供装置20から文書データを受信すると、プリントサーバ装置30は、受信した文書データを記憶部34に記憶させる。これにより、例えばプル型のクラウドサービス提供装置20とプッシュ型のクラウドサービス提供装置20とが混在している場合にも、両方のクラウドサービス提供装置20から利用者の文書データが取得される。
(2)変形例2
上述した実施形態では、画像形成装置40が複数の利用者により利用される例について説明した。しかし、例えば家庭用のプリンターのように、画像形成装置40を一人の利用者だけが利用する場合には、画像形成装置40は、常にこの利用者の文書データだけを印刷してもよい。
図14は、この変形例に係る第2管理テーブル36Aを示す図である。第2管理テーブル36Aには、画像形成装置40の装置IDと、予め定められた画像形成装置40の利用者のユーザIDとが対応付けて記憶される。図14に示す第2管理テーブル36Aは、装置IDが「PT−A」である画像形成装置40Aは、ユーザIDが「user01」である利用者により利用されることを示している。
例えば利用者により画像形成装置40Aが操作された場合、図9に示すステップS23において、管理装置50の通知送信部153は、画像形成装置40Aの装置ID「PT−A」を含む印刷可能通知をプリントサーバ装置30に送信する。この印刷可能通知は、利用者のユーザID及びパスワードを含む必要はない。管理装置50から印刷可能通知を受信すると、プリントサーバ装置30のデータ取得部は、図14に示す第2管理テーブル36Aから、受信した印刷可能通知に含まれる装置ID「PT−A」と対応付けて記憶されたユーザID「user01」を読み出す。ステップS25において、データ取得部131は、第2管理テーブル36Aから読み出したユーザID「user01」を含む文書データ要求を送信する。これにより、クラウドサービス提供装置20からユーザID「user01」が付与された文書データが取得される。この変形例によれば、利用者によりユーザIDが入力されなくても、利用者の文書データが取得され画像形成装置40に送信される。
(3)変形例3
上述した実施形態では、利用者が画像形成装置40にログインしたときに、画像形成装置40が利用可能な状態になったと判断する例について説明した。しかし、利用者が画像形成装置40の電源をオンにし又は紙詰まり等の不具合を解消したときに、画像形成装置40が利用可能な状態になったと判断してもよい。つまり、利用可能な状態は、利用者がログインした状態に限定されず、電源がオンになった状態や不具合が解消された状態であってもよい。この場合、管理装置50の検知部151は、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)ポーリングやSNMPトラップにより画像形成装置40の状態を監視し、画像形成装置40の電源がオンになり又は不具合が解消したことを検知してもよい。また、ディレクトリサービスに画像形成装置40の状態が登録されている場合には、検知部151は、このディレクトリサービスを参照して、画像形成装置40が利用可能な状態になったことを検知してもよい。
(4)変形例4
管理装置50は、図9に示すステップS23にて印刷可能通知を送信した後、画像形成装置40が利用できない状態になった場合には、プリントサーバ装置30にその旨を通知し、プリントサーバ装置30との接続を切断してもよい。この画像形成装置40が利用できない状態になった場合には、例えば利用者がログオフした場合や電源をオフにした場合、画像形成装置40に不具合が発生した場合が含まれる。
(5)変形例5
画像形成装置40にアクセスできるか否かを判断する方法は、上述した実施形態で説明した方法に限定されない。例えば、判断部133は、実際に画像形成装置40にデータを送信し、データが画像形成装置40に到達したか否かにより、画像形成装置40にアクセス可能であるか否かを判断してもよい。また、管理装置50から電子メールにより印刷可能通知が送信される場合、判断部133は、DNS(Domain Name System)サーバにそのドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせ、DNSサーバから返ってきたIPアドレスがグローバルIPアドレスであるか否かを判断してもよい。
(6)変形例6
管理装置50は、プリントサーバ装置30に印刷可能通知や文書データ要求を送信するときに、応答可能なポートを指定してもよい。この場合、プリントサーバ装置30は、指定されたポートを用いて管理装置50に文書データのリストや文書データを送信する。
(7)変形例7
上述した実施形態では、各管理装置50が1台の画像形成装置40を管理する例について説明した。しかし、管理装置50は複数の画像形成装置40を管理してもよい。この場合、管理装置50は、各画像形成装置40が対応する印刷プロトコルに従って画像形成装置40と通信を行う。また、管理装置50は、画像形成装置40毎に異なる方法を用いて、画像形成装置40が利用可能な状態になったことを検知してもよい。
(8)変形例8
プリントサーバ装置30は、予め登録された画像形成装置40に関する接続だけを受け付けてもよい。この場合、プリントサーバ装置30は、管理装置50から受信した印刷可能通知に含まれる装置IDが第2管理テーブル36に記憶されていない場合には、この管理装置50の接続を拒否し、処理を終了する。
(9)変形例9
上述した実施形態では、画像形成装置40に入力されるユーザID及びパスワードと、クラウドサービス提供装置20においてユーザ認証に用いられるユーザID及びパスワードとが同一である例について説明した。しかし、両者のユーザID及びパスワードは、必ずしも同一とは限らない。両者のユーザID及びパスワードが異なる場合、プリントサーバ装置30は、マッピングテーブルを用いて、画像形成装置40に入力されたユーザID及びパスワードを、クラウドサービス提供装置20においてユーザ認証に用いられるユーザID及びパスワードに変換してから、クラウドサービス提供装置20に送信してもよい。このマッピングテーブルには予め、画像形成装置40に入力されるユーザID及びパスワードと、クラウドサービス提供装置20においてユーザ認証に用いられるユーザID及びパスワードとが対応付けて記憶される。
(10)変形例10
上述した実施形態で説明したHTTPは、第1プロトコルの一例である。この第1プロトコルは、プリントサーバ装置30と通信可能なプロトコルであれば、例えばメールプロトコルであってもよい。また、通信可能なプロトコルは、予め設定されていてもよいし、一般的にファイアーウォール装置5により通過が許可されているプロトコルであってもよい。
上述した実施形態で説明したLPRは、第2プロトコルの一例である。この第2プロトコルは、画像形成装置40が対応する印刷プロトコルであれば、LRPに限定されない。
上述した実施形態で説明したIPアドレスは、通信アドレスの一例である。この通信アドレスは、画像形成装置40に割り当てられた通信に用いられるアドレスであれば、IPアドレスに限定されない。
(11)変形例11
上述した実施形態で説明したユーザIDは、利用者識別情報の一例である。この利用者識別情報は、利用者を識別する情報であれば、ユーザIDに限定されない。
上述した実施形態では、ICカードからユーザIDを読み取る例について説明したが、利用者がUI部43を用いてユーザIDを入力してもよい。この場合、画像形成装置40は、ICカードリーダ45を備える必要はない。
上述した実施形態で説明した装置IDは、装置識別情報の一例である。この装置識別情報は、画像形成装置40を識別する情報であれば、装置IDに限定されない。
(12)変形例12
上述した実施形態では、利用者の文書データがクラウドサービス提供装置20に格納される例について説明した。しかし、利用者の文書データは、例えば携帯端末10によりプリントサーバ装置30に直接格納されてもよい。
上述した実施形態で説明した文書データは、画像の形成に用いられる画像データの一例である。この画像データは、例えば画像や図形を表すデータであってもよい。
(13)変形例13
上述した実施形態で説明したプリントサーバ装置30は、サーバ装置の一例である。プリントサーバ装置30は、上述した実施形態で説明した機能構成を全て備えていなくてもよい。例えば、クラウドサービス提供装置20から取得された利用者の文書データが1つしかない場合には、文書データのリストの送信を行わずに、文書データの送信を行ってもよい。同様に、管理装置50も、上述した実施形態で説明した機能構成を全て備えていなくてもよい。
(14)変形例14
上述した実施形態では、画像形成システム1が、携帯端末10、クラウドサービス提供装置20、プリントサーバ装置30、画像形成装置40及び管理装置50を全て備える例について説明した。しかし、画像形成システム1は、これらの装置を全て備えていなくてもよい。例えば、画像形成システム1は、プリントサーバ装置30、画像形成装置40及び管理装置50だけを備えてもよいし、プリントサーバ装置30と管理装置50だけを備えてもよい。
上述した実施形態では、管理装置50と画像形成装置40とが個別に設けられている例について説明したが、管理装置50は、画像形成装置40に内蔵されていてもよい。
(15)変形例15
上述した実施形態では、プリントサーバ装置30は、管理装置50を経由して文書データのリストを送信していた。しかし、プリントサーバ装置30は、例えば画像形成装置40から管理装置50を経由しないで文書データのリストの送信要求が送信された場合には、この送信要求に対する応答として、管理装置50を経由しないで画像形成装置40に文書データのリストを送信してもよい。
上述した実施形態では、プリントサーバ装置30から画像形成装置40にアクセスできない場合のみ、管理装置50を経由して文書データを送信していた。しかし、プリントサーバ装置30は、常に管理装置50を経由して文書データを送信してもよい。
(16)変形例16
プリントサーバ装置30、画像形成装置40及び管理装置50において実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…画像形成システム、10…携帯端末、20…クラウドサービス提供装置、30…プリントサーバ装置、31…CPU、32…メモリ、33…通信部、34…記憶部、40…画像形成装置、50…管理装置、51…CPU、52…メモリ、53…通信部、54…記憶部、131…データ取得部、132…リスト送信部、133…判断部、134…変換部、135…カプセル化部、136…データ送信部、151…検知部、152…識別情報取得部、153…通知送信部、154…転送部

Claims (5)

  1. 管理装置と、サーバ装置とを備え、
    前記管理装置は、
    画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を含む通知を、前記サーバ装置と通信可能な第1プロトコルに従って当該サーバ装置に送信する通知送信部と、
    前記サーバ装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する転送部とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記管理装置から前記通知を受信すると、当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、
    前記画像形成装置にアクセスできるか否かを判断する判断部と
    前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできると判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第2プロトコルに従って前記画像形成装置に送信し、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできないと判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部とを備える画像形成システム。
  2. 管理装置と、サーバ装置とを備え、
    前記管理装置は、
    画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記利用者の操作により前記画像形成装置が利用可能な状態になったことを検知する検知部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を含む通知を、前記サーバ装置と通信可能な第1プロトコルに従って当該サーバ装置に送信する通知送信部であって、前記検知部により前記画像形成装置が利用可能な状態になったことが検知されたときに、前記通知を送信する通知送信部と、
    前記サーバ装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する転送部とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記管理装置から前記通知を受信すると、当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部とを備える画像形成システム。
  3. 管理装置と、サーバ装置とを備え、
    前記管理装置は、
    画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を含む通知を、前記サーバ装置と通信可能な第1プロトコルに従って当該サーバ装置に送信する通知送信部と、
    前記サーバ装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する転送部とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記管理装置から前記通知を受信すると、当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部と、
    前記画像形成装置を識別する装置識別情報と、予め定められた当該画像形成装置の利用者を識別する利用者識別情報とを対応付けて記憶する記憶部とを備え、
    前記識別情報取得部は、前記画像形成装置を識別する前記装置識別情報を取得し、
    前記通知送信部は、前記識別情報取得部により取得された前記装置識別情報を含む通知を送信し、
    前記データ取得部は、前記受信した通知に含まれる前記装置識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された前記利用者識別情報によって識別される利用者の文書データを取得する画像形成システム。
  4. 画像データを受信すると、画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する管理装置と通信を行うサーバ装置であって、
    前記画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を含む通知が前記管理装置から第1プロトコルに従って送信されてくると、受信した当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、
    前記画像形成装置にアクセスできるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできると判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第2プロトコルに従って前記画像形成装置に送信し、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできないと判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部と
    を備えるサーバ装置。
  5. 画像データを受信すると、画像形成装置が対応する第2プロトコルに従って当該画像データを当該画像形成装置に転送する管理装置と通信を行うサーバ装置のコンピュータを、
    前記画像形成装置の利用者の識別に用いられる識別情報を含む通知が前記管理装置から第1プロトコルに従って送信されてくると、受信した当該通知に含まれる前記識別情報を用いて識別される利用者の画像データを取得するデータ取得部と、
    前記画像形成装置にアクセスできるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできると判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第2プロトコルに従って前記画像形成装置に送信し、前記判断部により前記画像形成装置にアクセスできないと判断された場合には、前記データ取得部により取得された前記画像データを前記第1プロトコルに従って前記管理装置に送信するデータ送信部と
    して機能させるためのプログラム。
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