JP6019648B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電素子を収納容器に構成してなる電源装置に関する。
二次電池は、一次電池の置きかえ用途はもとより、携帯電話、IT機器などの電子機器の電源として広く普及している。とりわけ、リチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池は、高エネルギー密度であることから、電気自動車や産業用大型電気機器への応用も進められており、この場合、更なる高電圧を得るために、複数の非水電解質二次電池をスタックして1個の電源を構成することも行われている(例えば、特許文献1を参照)。
図11は、従来の技術による、複数の単電池から構成された電源装置の模式的な構成を示す分解斜視図である。図11に示すように、電源装置100は、組電池110と、開口121を有する開口箱状の収納容器120と、蓋部130とから構成される。
組電池110は、外形六面体の単電池111を、それぞれ正面と背面が対向するように複数配列したスタックである。各単電池111は、それぞれの異極の電極112同士がバスバー113で接続されており、これにより各単電池111は直列接続され、全体として高電圧の組電池を形成する。
組電池110は収納容器120に収納され、収納容器120の開口121は蓋部130により封止される。組電池110全体の正極の電極端子112aと負極の電極端子112bが、蓋部130の上面130a上に設けられた正極端子131a及び負極端子131bにそれぞれ電気的に接続されており、これにより組電池110の電力が電源装置100の電力として取り出される。
特開2002−134078号公報
従来の技術による電源装置の構成は以上のようなものであるが、上記従来の技術においては、以下のような問題があった。
すなわち、図12に示すように、電源装置100に加えられる外力に起因する振動、揺動等の影響を防ぐため、組電池110は、それぞれの単電池111が、その正面と背面、又は収納容器120の内壁との間に設けられた、シリコンゴム等の弾性部材からなるスペーサ122で挟まれることにより、全体として狭持固定されている。
しかしながら、組電池110を構成する単電池111の個数が増加すると、スペーサ122の個数も増加することとなり、組電池110の実装の作業が煩雑化してしまう。
又、組電池110全体の両側面が弾性部材であるスペーサ122により挟まれることは、収納容器120内において組電池110が弾性的に固定されていることを意味し、振動等に対して十分な固定が確保されているとは言えなかった。
このように、従来の技術による電源装置においては、収納容器内にて蓄電素子を固定するための部品点数や製造工程が増加し、生産性が低くなってしまい、かつ安定した固定が困難であるという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、蓄電素子を安定して固定し、かつ部品点数や製造工程を削減して生産性を高めることが可能な電源装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、
電極端子が設けられた上面及び前記上面に直交する一対の主面を有し、前記主面同士が正対して積層された、外形柱体の複数の蓄電素子と、
少なくとも前記蓄電素子を収納する収納容器とを備え、
前記収納容器は、前記主面に正対する一対の内壁のそれぞれに凸部を有し、
前記凸部は、前記蓄電素子の前記主面に、前記主面の周縁に沿った位置のみにおいて当接している、
電源装置である。
又、本発明の第2の側面は、
前記収納容器は、前記蓄電素子の側面に正対する内壁に第2の凸部を有し、
前記第2の凸部は、
前記蓄電素子の前記側面上の、前記主面に隣接する部位に当接している、
本発明の第1の側面の電源装置である。
又、本発明の第3の側面は、
前記一対の内壁の一方に形成された前記凸部と前記蓄電素子の前記主面とが当接する部分の面積は、
前記一対の内壁の他方に形成された前記凸部と前記蓄電素子の前記主面とが当接する部分の面積以上である、
本発明の第1又は第2の側面の電源装置である。
又、本発明の第4の側面は、
前記一対の内壁の前記一方に形成された前記凸部のそれぞれの全部又は一部の表面積は、
前記一対の内壁の前記他方に形成された前記凸部のそれぞれの表面積以上である、
本発明の第3の側面の電源装置である。
又、本発明の第5の側面は、
前記一対の内壁の前記一方に形成された前記凸部の個数は、
前記一対の内壁の前記他方に形成された前記凸部の個数以上である、
本発明の第3又は第4の側面の電源装置である。
又、本発明の第6の側面は、
前記一対の内壁の前記一方に形成された前記凸部と、前記一対の内壁の前記他方に形成された前記凸部とは、正対していない、
本発明の第3から第5のいずれかの側面の電源装置である。
又、本発明の第7の側面は、
前記蓄電素子は外形角柱体であって、
それぞれの蓄電素子の、面積の大きい方の側面同士が隣接することにより配列されている、
本発明の第1から第6のいずれかの側面の電源装置である。
又、本発明の第8の側面は、
前記凸部は、前記収納容器の外壁に形成された凹部の反転形状として形成されている、
本発明の第から第7のいずれかの側面の電源装置である。
以上のような本発明によれば、電源装置において、蓄電素子を安定して固定し、かつ生産性を高めることが可能になるという効果を有する。
本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す要部断面図 (a)本発明の実施の形態2に係る電源装置の構成を示す要部断面図(b)本発明の実施の形態に係る電源装置の構成を示す要部断面図 (a)本発明の実施の形態3に係る電源装置の構成を示す要部断面図(b)本発明の実施の形態に係る電源装置の構成を示す要部断面図 (a)本発明の実施の形態4に係る電源装置の構成を示す要部断面図(b)本発明の実施の形態に係る電源装置の構成を示す要部断面図 (a)本発明の実施の形態に係る電源装置の他の構成例を示す要部断面図(b)本発明の実施の形態に係る電源装置の他の構成例を示す要部断面図 本発明の実施の形態に係る電源装置の他の構成例を示す要部断面図 従来の技術による電源装置の構成を示す分解斜視図 従来の技術による電源装置の構成を示す要部断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係る電源装置1の構成を示す斜視図であり、図2は、同分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の電源装置1は、主に、組電池30と、組電池30の収納容器を構成する蓋部10及び容器本体20とから構成される。
容器本体20は、スチール等の金属製の、開口箱状の部材であって、正面形状において矩形の開口20xを正面として、その内側に組電池30を収納する。又、容器本体20の上面22には、平面形状が円形の凹部22aが設けられている。
ここで、図3の、開口20xに平行な向きに沿った要部断面図に示すように、容器本体20においては、上面22に対向する底面23の表面にも、凹部22aと同様の形状の凹部23aが設けられている。凹部22a及び23aは、容器本体20の壁全体を変形させており、容器本体の内側に反転形状としての、概略円錐台形の凸部22b及び23bをそれぞれ生じさせている。
次に、組電池30は、図2に示すように、金属製の外装を有する外形六面体の単電池31を、横2行縦4列に配置してなるスタックである。単電池31は、正負それぞれの電極端子31aが設けられた外形矩形の上面31b並びに図示されない底面、上面31bの長辺側に連なる一対の側面である主面31c、上面31bの短辺側に連なる一対の側面である側面31dを有する。したがって、単電池31は、上面31b及び図示されない底面を一対の底面、主面31c及び側面31dを側面として有する角柱と見ることができ、容器本体20内においては、言わば横倒し状態となって、それぞれの主面31c同士が対向して、配列されている。
次に蓋部10は、容器本体20と同様金属製の部材であって、開口20xに対応した平面形状を有し、組電池30を収納した状態で容器本体20を封止するための部材である。蓋部10は、基材となる蓋部材10aの主面上に開口11a〜11cが設けられており、図1に示すように、組電池30のそれぞれの単電池31の電極端子31aは、これらの開口11a〜11cから外に露出している。蓋部10の表面において、電極端子31a同士はそれぞれ電気的に接続され、全体として高電圧の組電池を形成する。さらに、蓋部10の表面には、組電池30に対する充放電を管理するための管理回路、リレー回路等を含めた電子デバイス(図示省略)が実装される。
又、蓋部10の両側端及び容器本体20の両側面21には、貫通孔12bが開口されたタブ12a及び貫通孔21bが開口されたタブ21aがそれぞれ設けられており、組電池30が容器本体20に収納された状態で、タブ12a及び21a同士も対向している。この対向するそれぞれのタブの貫通孔12b及び21bにボルト13を挿入し、締結することにより、容器本体20は密閉され、組電池30は、それぞれの単電池31の上面31b及び底面がタブ12a及び21aの締結圧により拘束される。
以上の構成において、組電池30は本発明の蓄電素子に相当し、蓋部10及び容器本体20の組合せは本発明の収納容器に相当する。又、凸部22b及び凸部23bは本発明の凸部に相当する。
以上のような構成を備えた本実施の形態1の電源装置1は、容器本体20において、その内側、すなわち上面22及び底面23の裏面に形成された凸部22b及び23bを備えたことを特徴とする。
以下、図4及び図5の各要部断面図を併せて参照して、さらに詳細に説明する。ただし、図4は、電源装置1の、単電池31の側面31dに平行な向きに沿った要部断面図であり、図5は、電源装置1の、単電池31の主面31cに平行な向きに沿った要部断面図である。
図3〜図5に示すように、容器本体20の上面22及び底面23の裏面に形成された凸部22b及び23bは、組電池30の上面及び底面に接触している。
この構成において、収納容器内の組電池30は、最上部に積層された単電池31の主面31cと、最下層に位置する単電池31の主面31cとが直接容器本体20に当接することになり、組電池30は容器本体20により直接固定される。
又、組電池30内において、積層された単電池31の主面31c同士の間、隣接する側面31d同士の間、及び単電池31の底面31eと容器本体20の底面との間には、例えばシリコンゴム製の弾性部材であるスペーサ41、42及び43がそれぞれ挿入されており、凸部22b及び23bとの当接状態によって単電池31に過剰な応力が加えられることを防ぐとともに、単電池31及び容器本体20の寸法公差を吸収して、組電池30全体が確実に収納容器20内に収納されることを担保している。
したがって、電源装置1において、配列された単電池31は一体として収納容器内に固定され、かつ、組電池30と容器本体20との間にはスペーサを設ける必要がないこととなり、部品点数や製造工程を削減して生産性を高めつつ、蓄電素子を収納容器内に安定して固定させることが可能となる。
又、本実施の形態の電源装置1は、凸部22b及び23bと組電池30とが当接する位置を、単電池31の角寄りにしたことを特徴とする。具体的には、図5に示すように、単電池31の上面31bに隣接した領域32b、側面31dに隣接した領域32c、底面31eに隣接した領域32cのうち、少なくとも2つが重なる領域として、主面31c上の四隅に、凸部22b及び23bが位置している。
これは以下の効果を奏する。すなわち、例えば単電池としてリチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池を用いた場合、充放電を繰り返すことによりガスが発生して単電池31の筐体が膨張する。このとき、筐体の膨張は単電池31全体において等方的に生ずることはなく、筐体内部にて発電要素と正対する主面31cの中心部分にて最も大きく現れる。
本実施の形態1においては、そのような単電池31の特性に鑑み、上記中心部分から遠く、膨張が最も現れにくい、主面31c上の四隅に凸部22b及び23bが当接する構成としたことにより、組電池30の経時変化の影響が収納容器に及ぶことを低減して、信頼性の高い電源装置を実現している。
このように、本実施の形態1の電源装置1によれば、収納容器を構成する容器本体20内に、容器の壁体を変形させてなる凸部22b及び23bが、収納される組電池に直接当接した構成とすることにより、部品点数、製造工程を削減し、かつ組電池30を安定して固定することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る電源装置1は、容器本体20の上面と底面とで凸部の寸法を異ならせたことを特徴とする。
図6(a)は、図5と同様、容器本体20の上面22側における本実施の形態2の電源装置1の要部断面図であり、図6(b)は、容器本体20の底面23側における要部断面図である。
以下、図6(a)(b)の要部断面図を参照して説明を行う。ただし、実施の形態1と同一又は相当する部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。以下の各実施の形態も同様である。
本実施の形態2の電源装置1の容器本体20において、図6(a)に示すように、組電池30の上面に当接する凸部22bは実施の形態1と同一であるが、図6(b)に示すように、組電池30の底面に当接する凸部23dは、凸部22bと同一形状であって、より大きな接触面積を有している。
このような構成を備えた実施の形態2に係る電源装置1は、実施の形態1と同様、凸部22b及び23dが組電池30の上面及び底面に当接することで、組電池30の安定した固定と、部品点数等の削減を実現している。
更に、本実施の形態2においては、容器本体20において、凸部23dの面積を凸部22bよりも大きくしたことにより、以下の効果を奏する。すなわち、組電池30は鉛直方向に積層されており、容器本体20の底面23側に位置する単電池31には、組電池30全体の自重が加えられるため、凸部23dによる当接の程度によっては、単電池31の筐体に必要以上の加重がかかり、変形等の不具合が生じる可能性がある。
そこで、凸部23dの面積を大きくし、単電池31に加えられる単位面積当りの加重を分散させることにより、組電池30内における各単電池31への負荷を平均化して、より信頼性の高い電源装置を得ることが可能となっている。
なお、上記の説明においては、凸部23dは、全て凸部22bよりも大きい面積を有するものであるとしたが、本発明は、凸部23dの面積の合計が、凸部22bの面積の合計よりも大きければよい。
したがって、例えば、少なくとも凸部23dの一つについて、凸部22bの面積の合計より大きな面積を有するのであれば、他の凸部23dの残りについては、凸部22bよりも小さな面積を有する構成であってもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る電源装置1は、容器本体20の上面と底面とで凸部の個数を異ならせたことを特徴とする。
図7(a)は、図5及び図6(a)と同様、容器本体20の上面22側における本実施の形態2の電源装置1の要部断面図であり、図7(b)は、容器本体20の底面23側における要部断面図である。
以下、図7(a)(b)の要部断面図を参照して説明を行う。
本実施の形態3の電源装置1の容器本体20は、図7(a)に示すように、組電池30の上面に当接する凸部22bは実施の形態1と同一であるが、図7(b)に示すように、組電池30の底面に当接する凸部23bを、側面31dに隣接した領域32b上及び底面31eに隣接した領域32c上に更に設けた構成としている。
このような構成を備えた実施の形態2に係る電源装置1は、実施の形態1の効果に加えて、容器本体20において、凸部23bの個数を凸部22bの個数よりも多くしたことにより、凸部22bの面積の合計が、凸部22dの面積の合計よりも大きくなっている。
したがって、実施の形態2と同様、組電池30の最下部に位置する単電池31に加えられる単位面積当りの加重を分散させることができ、組電池30内における各単電池31への負荷を平均化して、より信頼性の高い電源装置を得ることが可能となる。
更に、本実施の形態においては、上面21側と底面23側とで凸部の形状、寸法を同一とできるため、作成がより容易であるという利点を有する。
又、凸部23bの個数の調整により単電池31への加重を調整できるため、実施の形態2よりも加重の調整が容易であるという利点を有する。
なお、上記の説明においては、凸部23bは、上面31bに隣接した領域32a上及び側面31dに隣接した領域32b上に設けた構成としたが、本発明は、凸部22bの面積の合計が、凸部22dの面積の合計よりも大きければよく、したがって、凸部23bの配置は、主面31c上の任意の位置であってもよい。ただし、実施の形態1にて説明したように、単電池31の各側面31c、上面31d、底面31b寄りの領域上に配置したほうが、組電池30の経時変化に伴う収納容器への影響を低減でき、より好適である。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る電源装置1は、容器本体20の上面と底面とで凸部の配置を異ならせたことを特徴とする。
図8(a)は、図5その他の図と同様、容器本体20の上面22側における本実施の形態2の電源装置1の要部断面図であり、図8(b)は、容器本体20の底面23側における要部断面図である。
以下、図8(a)(b)の要部断面図を参照して説明を行う。
本実施の形態4の電源装置1の容器本体20は、図8(a)に示すように、組電池30の上面に当接する凸部22bは実施の形態1と同一であるが、図8(b)に示すように、組電池30の底面を圧接する凸部23bの配置を、上面31bに隣接した領域32a上、底面31eに隣接した領域32ac、及び側面31dに隣接した領域32b上においてシフトさせ、凸部22bと凸部23bとが、組電池30を間に挟んで正対しないようにした構成としている。
このような構成を備えた実施の形態4に係る電源装置1は、実施の形態1の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわち、組電池30全体に対する凸部22bからの加重と凸部23bからの加重を、主面31c上にて分散させることができ、組電池30内における各単電池31への負荷を平均化して、より信頼性の高い電源装置を得ることが可能となる。
又、凸部22b及び凸部23bの位置の調整により単電池30への加重を調整できるため、作成が容易であるという利点を有する。
なお、上記の説明においては、凸部22bと凸部23bとは、上面31bに隣接した領域32a上、底面31eに隣接した領域32c上、及び側面31dに隣接した領域32b上をシフトさせた構成としたが、本発明は、凸部22bと凸部23bとが正対しないように配置されていればよく、具体的な配置によって限定されるものではない。ただし、実施の形態3と同様、単電池31の各側面31d、上面31c、底面31e寄りの領域上に配置したほうが、組電池30の経時変化に伴う収納容器への影響を低減でき、より好適である。
以上のように、本発明の実施の形態の電源装置1によれば、収納容器を構成する容器本体20内に、容器の壁体を変形させてなる凸部22b及び23bにより収納される組電池に直接に当接した構成とすることにより、部品点数、製造工程を削減し、かつ組電池30を安定して固定することが可能となる。
しかしながら、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
上記の説明においては、凸部22b及び23bは、いずれも平面形状円形であるとしたが、本発明の凸部は、収納容器の内壁から突出した態様を有していればよく、矩形、楕円形、その他任意の形状としてもよく、具体的な形状によって限定されるものではない。
凸部の他の例として、図9(a)に、凸部を、容器本体20の表面に設けた長円形状の凹部22cの反転形状としての凸部22dとして構成した例を示す。組電池30の挿入方向に一致する、単電池31の側面31dに沿って延伸した構成としたことにより、作成が容易であり、かつ、単電池31との接触面積がより大きいため、組電池30を更に安定して固定することが可能となる。
一方、図9(b)に示す例は、長円状の凹部22eの反転形状としての凸部22fを、単電池31の上面31b及び底面31bに沿って延伸した構成としたものである。図9(a)同様、単電池31との接触面積がより大きいため、組電池30を更に安定して固定することが可能となる。
又、上記の説明においては、本発明の凸部は、容器本体20の対向する一対の内壁として、上面22及び底面23側に設けるものとしたが、図10に示すように、側面21側に設けるようにしてもよい。この場合、側面21上の凹部21cの反転形状を有する凸部21dは、単電池31の、主面31cより面積の小さい方の側面31dに当接することで、電源装置1の水平方向に加わる外力に起因する振動、揺動等を抑制することが可能となる。
更に、上面22及び底面23側に設けた凸部22b及び23bと組み合わせることで、組電池30の対角方向に当接することができ、組電池30を更に安定して固定することが可能となる。
又、上記の説明においては、本発明の凸部は、容器本体20の対向する一対の内壁として、上面22及び底面23の双方に設けるものとしたが、いずれか一方の面にのみ設ける構成としてもよい。又、単電池31の上面31b及び/又は底面31eに当接するように、蓋部10の裏面及び/又は容器本体20の背面の裏側に、本発明の凸部を設けるようにしてもよい。又、本発明の凸部は、凹部22a等の反転形状としての凸部22b等であるとしたが、凹部の形成に依存せず設けた構成としてもよい。
又、凸部22b及び23bその他凸部の間隔を調整して、当接の程度の強弱を変化させて、単電池31が圧接されるようにしてもよい。
又、上記の各実施の形態は、それぞれ独立したものとして示したが、各実施の形態の構成は、その全部又は一部の特徴を任意に組み合わせて実施してもよい。
又、上記の説明においては、本発明の蓄電素子は、リチウムイオン二次電池に代表される単電池であるとしたが、電気化学反応により充放電可能な電池であれば、ニッケル水素電池その他各種の二次電池を用いてもよい。又、一次電池であってもよい。さらに電気二重層キャパシタのように、電気を直接電荷として蓄積する方式の素子であってもよい。要するに、本発明の蓄電素子は電気を蓄積可能な素子であれば、その具体的な方式によって限定されるものではない。
又、上記の説明においては、収納容器の外形は矩形であるとしたが、円形、多角形等任意の形状であってよく、収納容器の底面形状もこれに対応した任意の形状であってよい。又、蓋部10及び容器本体20は同種の金属製としたが、互いに異なる材質で製造されたものであってもよい。又、樹脂その他の材料により作成されたものであってもよい。
又、組電池30を構成する単電池31は金属製の外形六面体としたが、円筒形状等の形状であってもよい。又、組電池30は8つの単電池31から構成される、縦2列横4列のスタックであるとしたが、縦横共に任意の数の組合せからなるスタックであるとしてもよい。更に、本発明は単一の単電池のみを蓄電素子として備えた構成として実現してもよい。要するに、本発明の電源装置は、蓄電素子の、個数、形状その他の具体的な構成によって限定されるものではない。
要するに、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、蓄電素子を安定して固定し、かつ生産性を高めることが可能になるという効果を有し、例えば二次電池を用いた電源装置において有用である。
1 電源装置
10 蓋部
10a 蓋部材
11a〜11c 開口
12a タブ
12b 貫通孔
13 ボルト
20 容器本体
20x 開口部
21 上面
21a タブ
21b 貫通孔
22 上面
22a、23a 凹部
22b、23b 凸部
30 組電池
31 単電池

Claims (8)

  1. 電極端子が設けられた上面及び前記上面に直交する一対の主面を有し、前記主面同士が正対して積層された、外形柱体の複数の蓄電素子と、
    少なくとも前記蓄電素子を収納する収納容器とを備え、
    前記収納容器は、前記主面に正対する一対の内壁のそれぞれに凸部を有し、
    前記凸部は、前記蓄電素子の前記主面に、前記主面の周縁に沿った位置のみにおいて当接している、
    電源装置。
  2. 前記収納容器は、前記蓄電素子の側面に正対する内壁に第2の凸部を有し、
    前記第2の凸部は、
    前記蓄電素子の前記側面上の、前記主面に隣接する部位に当接している、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記一対の内壁の一方に形成された前記凸部と前記蓄電素子の前記主面とが当接する部分の面積は、
    前記一対の内壁の他方に形成された前記凸部と前記蓄電素子の前記主面とが当接する部分の面積以上である、
    請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記一対の内壁の前記一方に形成された前記凸部のそれぞれの全部又は一部の表面積は、
    前記一対の内壁の前記他方に形成された前記凸部のそれぞれの表面積以上である、
    請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記一対の内壁の前記一方に形成された前記凸部の個数は、
    前記一対の内壁の前記他方に形成された前記凸部の個数以上である、
    請求項3又は4に記載の電源装置。
  6. 前記一対の内壁の前記一方に形成された前記凸部と、前記一対の内壁の前記他方に形成された前記凸部とは、正対していない、
    請求項3から5のいずれかに記載の電源装置。
  7. 前記蓄電素子は外形角柱体であって、
    それぞれの蓄電素子の、面積の大きい方の側面同士が隣接することにより配列されている、
    請求項1から6のいずれかに記載の電源装置。
  8. 前記凸部は、前記収納容器の外壁に形成された凹部の反転形状として形成されている、
    請求項1から7のいずれかに記載の電源装置。
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