JP6017947B2 - ラチェット機構及び巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラチェット機構、及び当該ラチェット機構を用いた巻取装置に関する。
例えば、特許文献1に記載の巻取装置に採用されているラチェット機構は、環状体と一体的に回転する平面、当該平面と対向する面に溝が設けられたラッチ部材、及び一端側が前記溝内で移動し、かつ、他端側が前記平面に設けられたリブと係合する遊動子等を有している。
特開2001−310874号公報
ところで、特許文献1に記載の発明では、遊動子の一端側が溝内を移動することにより、遊動子の他端側がリブに係合した状態と、遊動子の他端側がリブと係合しない状態とを切り替えている。
そして、遊動子の他端側がリブに係合し、環状体の回転が規制された場合には、環状体を回転させる力の全ては、遊動子を介してラッチ部材に作用する。つまり、当該力は、溝を構成する壁状の突条が受けることとなる。
したがって、特許文献1に記載の発明では、遊動子を変位させる溝は、遊動子の変位を制御するとともに、遊動子を介して突条に作用する力も考慮した形状とする必要がある。このため、特許文献1に記載のラチェット機構では、設計上の制約が多く、開発及び製品化に時間を要する可能性が高い。
また、通常のラチェット機構では、ラチェット歯車が回転する際に、歯止部材がラチェット歯車に周期的に衝突するので、「カチカチ」といった比較的大きな衝突音が発生する。
本発明は、上記点に鑑み、静粛性及び設計自由度の高いラチェット機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、回転体(5)の回転を規制するラチェット機構であって、回転体(5)と機械的に連動して回転するラチェット歯車(21)と、ラチェット歯車(21)と噛み合ってラチェット歯車(21)の回転を禁止するとともに、ラチェット歯車(21)と噛み合う噛合位置とラチェット歯車(21)から離間した離間位置との間で変位する歯止部材(23)と、歯止部材(23)を変位可能に支持するとともに、ラチェット歯車(21)から歯止部材(23)に作用する力を受ける支持部(25)と、回転体(5)から力を受けて変位するカム(27)と、カム(27)と接触する接触部(29A)を有し、カム(27)と連動変位して歯止部材(23)を変位させる従動節(29)とを備えることを特徴とする。
これにより、本発明では、ラチェット歯車(21)から歯止部材(23)に作用する力(以下、回転力という。)を受ける支持部(25)、及び歯止部材(23)を変位させる従動節(29)が別々に設けられているので、従動節(29)及びカム(27)には、回転力が作用しない。
また、歯止部材(23)は、ラチェット歯車(21)から離間した離間位置に変位するので、歯止部材(23)がラチェット歯車(21)と衝突することはない。したがって、静粛性及び設計自由度の高いラチェット機構を得ることができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る巻取装置1の正面図である。 本発明の実施形態に係る巻取装置1の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図3の一部拡大図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20の正面図である。 (a)及び(b)は、支持部25、歯止部材23及び従動節29を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20のカム溝31を示す図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係るカム27の正面図であり、(b)は図8(a)のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20の作動を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20の作動を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20の作動を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20の作動を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るラチェット機構20の作動を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るラチェット機構20の特徴を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
そして、本実施形態は、本発明に係るラチェット機構を巻取装置に適用したものである。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものであり、本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
(第1実施形態)
1.巻取装置の概略
本実施形態に係る巻取装置1は、図1に示すように、可撓性を有する体3を巻き取る巻取ドラム5を有する。なお、可撓性を有する体3とは、例えば、ワイヤー、ホース、電気ケーブル等である。巻取ドラム5は、図2に示すように、体3が巻かれる巻取部5Aを有する回転体である。因みに、図2では、体3は省略されている。
そして、図1において、巻取ドラム5が左向きに回転すると、体3が巻取ドラム5に巻き取られる。また、体3が利用者等により引き出されると、巻取ドラム5は、図1において右向きに回転する。
巻取部5A、つまり巻取ドラム5の外周側には、ガイド部5Bが設けられている。ガイド部5Bは、体3が巻取部5Aから引き出されるとき、及び体3が巻取部5Aに巻き取られるときに、体3の移動を案内する。
そして、ガイド部5Bは、図2に示すように、矩形状等の閉曲線状に構成されている。このため、体3が巻取部5Aに巻き取られていくと、体3の先端側に設けられたストッパ3A(図1参照)がガイド部5Bに引っ掛かって係止される。したがって、体3が必要以上に巻取部5Aに巻き取られることが防止される。
巻取ドラム5は、図3に示すように、主軸7を介してブラケット9に回転可能に保持されている。ブラケット9には、図4に示すように、主軸7が嵌合される嵌合穴9Aが設けられている。そして、主軸7は、ブラケット9に対して回転不可な状態で嵌合穴9Aに嵌め込まれている。
なお、嵌合穴9Aの穴形状は、少なくとも1組の平行な直線部を有する長円状もしくはD字状、又は星形等の回り止め機能を備える異形状である。主軸7のうち嵌合穴9Aに嵌り込む部位の断面形状は、嵌合穴9Aの穴形状と合同な形状となっている。
主軸7のうちブラケット9を挟んで巻取ドラム5と反対側の部分、つまり、主軸7のうち嵌合穴9Aを貫通している部分には、雄ねじ部7Aが設けられている。そして、雄ねじ部7Aには、ナット7Bが組み付けられている。このため、主軸7は、その長手方向一端側にてブラケット9に回転不可の状態で組み付け固定された状態となる。
また、巻取ドラム5は、主軸7に対して回転可能に組み付けられている。すなわち、図3に示すように、巻取部5Aの内周面には、円盤状の第1フランジ部5C及び第2フランジ部5Dが設けられている。第1フランジ部5C及び第2フランジ部5Dの中心には、主軸7が貫通可能な円筒状のバーリング部5Eが設けられている。
そして、一対のバーリング部5Eは、巻取ドラム5を主軸7に対して回転可能とする滑り軸受けとして機能する。なお、各バーリング部5Eは、第1フランジ部5C及び第2フランジ部5Dそれぞれにバーリング加工を施すことにより、第1フランジ部5C及び第2フランジ部5Dに一体形成されている。
また、巻取ドラム5内には、図3に示すように、ばね11が収納されている。このばね11は、体3を巻き取る向きに巻取ドラム5を回転させる弾性力を巻取ドラム5に作用させる。具体的には、当該ばね11は、板ばねを渦巻き状とした「ぜんまいばね」である。
そして、ばね11のうち渦巻きの中心側が主軸7に連結され、ばね11のうち渦巻きの外径端が巻取ドラム5に連結されている。このため、体3が巻取ドラム5から引き出されると、ばね11の弾性変形量が増大しながら渦巻き形状が締まっていく。このため、ばね11は、体3が引き出されると、体3を巻き取る向きの弾性力を巻取ドラム5に作用させる。
そこで、本実施形態に係る巻取装置1では、図1に示すように、体3を巻き取る向きに巻取ドラム5が回転することを規制するラチェット機構20を設けている。なお、以下、巻取ドラム5の回転方向のうち、体3を巻き取る向きを「巻き取りの向き」という。また、巻取ドラム5の回転方向のうち「巻き取りの向き」と逆向きを「引き出しの向き」という。
なお、本実施形態に係るブラケット9には、巻取ドラム5の回転中心から外径側に延びている。そして、ブラケット9の延び方向先端側には、吊下ブラケット9Bが組み付けられている。吊下ブラケット9Bは、巻取装置1を吊り下げた状態で梁等に巻取装置1を固定する固定具であって、ブラケット9に対して揺動できる。
2.ラチェット機構
2.1 ラチェット機構の概要
本実施形態に係るラチェット機構20は、巻取ドラム5の回転方向を規制する。そして、ラチェット機構20は、図1に示すように、ラチェット歯車21、歯止部材23、支持部25、カム27及び従動節29等を有して構成されている。
<ラチェット歯車>
ラチェット歯車21は、図4に示すように、六角穴付きボルト5F等の機械的締結手段により、第1フランジ部5Cに固定されて巻取ドラム5と一体化されている。このため、ラチェット歯車21は、巻取ドラム5と連動して一体的に回転する。
因みに、六角穴付きボルト5Fは、第1フランジ部5Cに溶接等にて一体化された円筒状のボス部5Gに締め込まれている。このため、ラチェット歯車21は、六角穴付きボルト5Fとボス部5Gとにより挟持された状態となる。
また、ラチェット歯車21には、ボス部5Gが嵌り込む凹部21Cが設けられている。そして、ボス部5Gの外周面と凹部21Cの内周面との間には、ゴム等の弾性材にて構成されたダンパー21Dが配設されている。つまり、ラチェット歯車21及び巻取ドラム5間においては、ダンパー21Dを介して回転力が伝達される。
なお、ラチェット歯車21の外周には、図5に示すように、突起状の歯21Aが多数設けられている。これらの歯21Aは、頂部21Bと回転中心O1とを結ぶ仮想線Loに対して非対称形状である。
具体的には、仮想線Loより「巻き取りの向き」側の傾斜面と仮想線Loとのなす角θ1が0度以下であって、かつ、仮想線Loより「引き出しの向き」側の傾斜面と仮想線Loとのなす角θ2が0度より大きくなっている。
<歯止部材>
歯止部材23は、ラチェット歯車21と噛み合う噛合位置とラチェット歯車21から離間した離間位置との間で変位する。そして、歯止部材23が「巻き取りの向き」側から歯21Aと噛み合うと、ラチェット歯車21が「巻き取りの向き」に回転することが禁止される。つまり、「歯止部材23が噛合位置にある」とは、歯止部材23が「巻き取りの向き」側から歯21Aと噛み合う状態をいう。
<支持部>
支持部25は、歯止部材23を変位可能に支持する。具体的は、支持部25は、歯止部材23の長手方向一端側に位置して歯止部材23を揺動可能に支持する軸状の部材である。そして、支持部25は、歯21Aから歯止部材23に作用する力Fの作用線L2上に位置している。
このため、支持部25は、ラチェット歯車21から歯止部材23に作用する力(以下、この力を禁止力という。)Fを受ける。なお、図5では、作用線L2が支持部25の軸心を通るように描かれているが、本実施形態は、これに限定されるものではない。つまり、支持部25にて禁止力Fを受けることが可能な位置であれば、いずれの位置でもよい。
因みに、作用線L2、つまり禁止力Fの方向は、概ね、歯21Aと歯止部材23との接触面と直交する方向となる。したがって、当該接触面と直交する方向であって、当該接触面から「巻き取りの向き」にずれた位置に支持部25が設けられていれば、支持部25にて禁止力Fを受けることができる。
また、本実施形態に係る支持部25は、図4に示すように、ブラケット9に組み付けられている。すなわち、ブラケット9には、円筒状の軸受部9Cが設けられている。そして、軸状の支持部25は、軸受部9C内に回転可能に挿入されている。このため、支持部25は、巻取ドラム5の中心線方向L1と平行な中心線L2を中心として回転又は揺動する。
そして、本実施形態では、図6(a)及び図6(b)に示すように、支持部25は、歯止部材23及び従動節29と一体化されている。つまり、歯止部材23と従動節29とは、中心線L2を中心として一体的に連動して回転又は揺動する。そして、歯止部材23を介して支持部25に作用する禁止力Fは、最終的に、ブラケット9にて受ける。
因みに、図4に示す止め輪25Aは、軸受部9Cの軸線方向一端側に摺動可能に接触して支持部25が巻取ドラム5側に移動することを規制する。従動節29は、軸受部9Cの軸線方向他端側に摺動可能に接触している。このため、支持部25は、中心線L2と平行な軸線方向に移動することなく、回転又は揺動する。
<カム>
カム27は巻取ドラム5から力を受けて変位する。すなわち、図4に示すように、カム27には軸穴27Aが設けられている。軸穴27Aには軸部21Eが挿入されている。軸部21Eは、ラチェット歯車21に一体化された軸である。つまり、軸部21Eは、ラチェット歯車21を介して巻取ドラム5と一体的に回転する。
また、軸部21Eは、円筒状に形成され、かつ、その中心線方向に主軸7が貫通している。なお、主軸7の軸端側はブラケット9に固定され、かつ、巻取ドラム5及びラチェット歯車21は、主軸7に支持されている。そして、軸部21Eの内周面と主軸7の外周面とは離間している。
軸部21Eの外周面と軸穴27Aの内周面との間には、軸部21Eの外周面及び軸穴27Aの内周面と接触したゴム製の回転力伝達材27Bが設けられている。そして、回転力伝達材27Bは、軸部21Eの外周面及び軸穴27Aの内周面と接触面で発生する摩擦力により、軸部21Eの回転をカム27に伝達する。
このため、カム27は、巻取ドラム5から力を受けて巻取ドラム5と同一の向きに回転変位する。また、カム27の変位を妨げる力がカム27に作用した場合には、回転力伝達材27Bは、軸部21Eの外周面と軸穴27Aの内周面と接触したまま、いずれか一方に対して滑る。つまり、カム27が変位することなく、回転力伝達材27Bは、軸部21E及び軸穴27Aのうち少なくとも一方と滑り接触(以下、摺接ともいう。)する。
なお、本実施形態に係る回転力伝達材27Bは、Oリング等の環状に形成されたニトリルゴム製である。そして、軸部21Eの外周面及び軸穴27Aの内周面のうちいずれか一方の周面(本実施形態では、軸部21Eの外周面)には、回転力伝達材27Bを保持する保持溝21Fが設けられている。
また、本実施形態に係るカム27は、図5に示すように、主軸7から巻取ドラム5の外周側に向けて延びる帯板状のカムプレートにより構成されている。そして、カム27のうち主軸7の中心線方向と直交する面には、従動節29を変位させるカム溝31が設けられている。なお、カム溝31の詳細は後述する。
<従動節>
従動節29は、カム27の変位と連動して歯止部材23を変位させる部材である。つまり、従動節29は、カム27の変位を歯止部材23に伝達するリンクとして機能する。具体的には、従動節29は、図4に示すように、支持部25から軸部21E側に延びる帯板状の部材であって、支持部25を中心として揺動する。
そして、従動節29の延び方向先端側には、カム27と接触する接触部29Aが設けられている。接触部29Aは、カム溝31に嵌り込んでカム溝31内を移動する。なお、本実施形態に係る接触部29Aは、カム溝31の側壁と接触する部位が曲面となる形状、例えば円柱状又は円筒状に形成されている。
また、従動節29の延び方向先端側には、接触部29Aが出没可能に収納される凹部29Bが設けられている。接触部29Aは、凹部29B内に収納された弾性材29Cによりカム溝31の底部に向けて押圧されている。このため、接触部29Aは、カム溝31から外れることなくカム27の変位に追従してカム溝31内を移動する。
2.2 カム溝
カム溝31は、図7に示すように、接触部29Aの移動軌跡が「複数の角部31A〜31Dを有する多角形」になっている。なお、カム溝31のうち隣り合う角部31A〜31Dを繋ぐ移動部31E〜31Hは、接触部29Aが滑らかにカム溝31内を移動可能な形状であれば、直線状及び曲線状のいずれであっても構わない。つまり、上記「多角形」は、直線のみで結ばれた図形に限定されるものではない。
そして、接触部29Aは、カム溝31内を一方向に移動する。具体的には、二点鎖線の矢印で示されるように、閉曲線状の移動形跡を紙面右周りに移動する。なお、接触部29Aが図7の実線で示す角部31Aに位置するときには、図1に示すように、歯止部材23は噛合位置にある。
そこで、角部31Aを第1角部31Aと呼び、角部31Bを第2角部31Bと呼び、角部31Cを第3角部31Cと呼び、角部31Dを第4角部31Dと呼ぶ。また、接触部29Aが第1角部31Aに位置しているときには、上述したように、歯止部材23は噛合位置にある。
このため、接触部29Aが第1角部31Aに位置しているときには、巻取ドラム5、つまりラチェット歯車21は、「巻き取りの向き」に回転できないが、「引き出しの向き」には回転できる。そこで、以下、ラチェット歯車21が「巻き取りの向き」に回転することを「正転」という。一方、ラチェット歯車21が正転と逆向きに回転することを「逆転」という。
一方、接触部29Aが第2角部31Bないし第4角部31Dのうちいずれか角部に位置するときには、歯止部材23は離間位置となる。つまり、接触部29Aが第1角部31A以外の角部に位置するときは、ラチェット歯車21、つまり巻取ドラム5は、正転及び逆転いずれも可能な状態となる。
また、各角部31A〜31Dには、図8(a)に示すように、阻止部31Jが設けられている。これら阻止部31Jは、接触部29Aがカム溝31内を一方向に移動することを許容し、他方向に移動することを阻止する。
このため、例えば接触部29Aが第1角部31Aに位置するときには、接触部29Aは、第2角部31B側には変位できるが、第4角部31D側には変位できない。つまり、接触部29Aは、閉曲線を描くカム溝31内を、第1角部31A→第2角部31B→第3角部31C→第4角部31D→第1角部31Aの順のみにカム溝31内を移動できる。
そして、阻止部31Jは、図8(b)に示すように、段差部により構成されている。当該段差部は、接触部29Aの移動方向後退側の溝深さH1が、接触部29Aの移動方向前進側の溝深さH2に比べて小さくなっていることにより構成されている。
このため、接触部29Aがいずれかの角部31A〜31Dに位置すると、阻止部31J、つまり段差部に接触部29Aが引っ掛かって係止された状態となる。したがって、接触部29Aは、移動方向後退側に移動するができず、カム溝31内を一方向、つまり移動方向前進側のみに移動できる。
また、各移動部31E〜31Hの底側には、接触部29Aの移動方向後退側から移動方向前進側に向かうほど、溝深さが小さくなる傾斜面31Kが設けられている。つまり、本実施形態では、角部31A〜31Dに移動方向前進側と移動方向後退側との溝深さを相違させた段差状の阻止部31Jが設けられている。そこで、移動部31E〜31Hの始点側と終点側とは、滑らかに連続した傾斜面31Kで繋がれている。
2.3 ラチェット機構の作動
接触部29Aは、支持部25を中心とする円弧方向(図7の破線参照)のみに揺動できる。一方、各移動部31E〜31Hの長手方向は、従動節29の長手方向、つまり、支持部25と接触部29Aとを結ぶ方向に対して交差している。このため、カム27が主軸7を中心に回転又は揺動すると、接触部29Aとカム溝31との接触箇所において、従動節29を揺動させる力が接触部29Aに作用する。
つまり、図7に示すように、接触部29Aが第1角部31Aに位置しているときに、カム27が正転すると、接触部29Aには、支持部25を中心として従動節29を紙面左回りに回転させる力Foが作用する。このため、接触部29Aは、移動部31E及び移動部31Hのうちいずれかに移動しようとする。
しかし、第1角部31Aには、阻止部31Jが設けられているので、接触部29Aは、移動部31H側に移動できず、移動部31E内を第2角部31Bに向けて移動する。そして、カム27が正転したまま、接触部29Aが第2角部31Bに到達すると、図9に示すように、接触部29Aが第2角部31Bに引っ掛かって係合する。
このため、接触部29Aは、巻取ドラム5の回転の向きと逆向きの力F1をカム27に作用させる。したがって、図9に示す状態では、回転力伝達材27Bにて滑りが発生し、カム27の変位が停止したまま巻取ドラム5が正転し続ける。
ところで、ばね11は、巻き取りの向きに巻取ドラム5を回転させる力を発揮している。つまりラチェット歯車21には、常に逆転の向きの力が作用している。一方、巻取ドラム5、つまりラチェット歯車21を正転させる力は、利用者が体3を引き出す力(以下、この力を引き出し力という。)である。
このため、体3が引き出された状態で引き出し力が消失し、かつ、歯止部材23が離間位置にあるときには、ラチェット歯車21は逆転する。そして、接触部29Aが第2角部31Bに位置するときに、引き出し力が消失して巻取ドラム5が逆転すると、カム27が逆転するため、接触部29Aは、移動部31Fに沿って第2角部31Bから第3角部31C側に移動する。
接触部29Aが第3角部31Cに位置しているときには、図10に示すように、歯止部材23が離間位置にある。このため、ラチェット歯車21が逆転し続け、体3が巻取ドラム5、つまり巻取部5Aに巻き取られていく。つまり、引き出し力が体3に作用して巻取ドラム5が正転しない限り、体3は巻取ドラム5に巻き取られていく。
そして、体3の先端側に設けられたストッパ3Aがガイド部5Bに引っ掛かって係止されたとき、巻取ドラム5の逆転が停止する。なお、ストッパ3Aがガイド部5Bに係止されて巻取ドラム5が停止した場合には、接触部29Aは第3角部31Cに位置しままである。
接触部29Aは第3角部31Cに位置しているときに、引き出し力が体3に作用してカム27が正転すると、図10に示すように、接触部29Aには、逆転側の向きの力F2が作用する。そして、第3角部31Cから第4角部31Dを繋ぐ移動部31Gは、第3角部31Cから逆転側の向きに延びている。このため、第3角部31Cに位置する接触部29Aは、第4角部31D及び第2角部31Bのうちいずれかに移動しようとする。
なお、「移動部31Gが逆転側の向きに延びている」とは、延び方向の成分として、逆転の向きを含むという意味である。同様に、例えば「移動部31Hが正転側の向きに延びている」とは、延び方向の成分として、正転の向きを含むという意味である。
しかし、第3角部31Cにも阻止部31Jが設けられているため、接触部29Aは、第2角部31B側に移動することなく、第4角部31Dに向けて移動する。そして、カム27が正転したまま、接触部29Aが第4角部31Dに到達すると、図11に示すように、接触部29Aが第4角部31Dに引っ掛かって係合する。
このため、接触部29Aは、巻取ドラム5の回転の向きと逆向きの力F3をカム27に作用させる。したがって、図11に示す状態では、回転力伝達材27Bにて滑りが発生し、カム27の変位が停止したまま巻取ドラム5が正転し続ける。
ところで、「接触部29Aが第3角部31Cに位置しているとき」とは、体部3Dが巻取ドラム5に巻き取られているとき、又は体部3Dの巻き取りが完了したとき、つまり、ストッパ3Aがガイド部5Bに係止されて巻取ドラム5が停止しているときである。
したがって、「接触部29Aが第3角部31Cに位置している場合において、カム27が正転するとき」とは、体3が利用者より引き出されているときである。そして、利用者により体3が引き出されているとき、つまり「引き出し力が体3に作用しているとき」の次には、必ず、「引き出し力が消失するとき」つまり「カム27が逆転するとき」となる。
また、カム27が正転しているときには、上述したように、接触部29Aには、逆転側の向きの力が作用する。したがって、カム27が逆転しているときには、接触部29Aには、正転側の向きの力が作用する。このため、正転側の向きの力が接触部29Aに作用するときに、接触部29Aをカム溝31に沿って移動させるには、カム溝31は、逆転側の向きの力が接触部29Aに作用するときと逆転側の向きに延びている必要がある。
つまり、「引き出し力が体3に作用しているとき」に接触部29Aが移動する移動部31Gは、逆転側の向きに延びている必要がある。そして、「引き出し力が体3に作用しているとき」の次にくる「引き出し力が消失するとき」に接触部29Aが移動する移動部31Hは、正転側の向きに延びている必要がある。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、第4角部31Dは、第1角部31Aと第3の角部31Cとを結ぶ仮想直線L3より、第2角部31B側に位置している。これにより、第3角部31Cから第4角部31Dに向かう移動部31Gは、逆転側の向きに延びた形状となる。一方、第4角部31Dから第1角部31Aに向かう移動部31Hは、正転側の向きに延びた形状となる。
接触部29Aが第4角部31Dに位置しているとき、つまり、利用者により体3が引き出されているときに、引き出し力が消失すると、カム27が逆転して接触部29Aに正転側の向きの力が作用する。このため、接触部29Aは、移動部31Hに沿って第4角部31Dから第1角部31Aに移動する。
そして、接触部29Aが第1角部31Aに到達すると、図12に示すように、歯止部材23が噛合位置になる。このため、ばね11の弾性力を相殺する力がラチェット歯車21に発生するため、巻取ドラム5の回転が停止し、かつ、その状態が保持される。
3.本実施形態に係る巻取装置の利用方法
本実施形態に係る巻取装置1は、図13に示すように、第1状態→第2状態→第3状態→第4状態→第1状態の順に状態が変化する。
第1状態は図10に示す状態である。つまり、体3が巻取ドラム5に巻き取られていく状態、又はストッパ3Aがガイド部5Bに係止されて巻取ドラム5が停止している状態である。
第2状態は図11に示す状態である。つまり、第1状態のときに、利用者により体3が引き出されているときである。第3状態は図12に示す状態である。つまり、利用者が体3の引き出しを中止し、引き出し力が消滅した状態である。そして、第3状態のときに、引き出された体3がその状態で止まる。
第4状態は図9に示す状態である。つまり、引き出された体3を巻取ドラム5に巻き取らせる際には、利用者は、その引き出された体3を僅かに引き出して第4状態とした後、体3の引き出しを中止して引き出し力を消滅させる。これにより、巻取装置1は、第4状態から第1状態に移行するため、体3が巻き取られていく。
なお、引き出された体3の引き出し長さを増加させるときには、利用者は、その引き出された体3を僅かに引き出した後、体3の引き出しを中止し、その後、引き続き体3を引き出せばよい。これにより、巻取装置1は、第4状態→第1状態→第2状態に移行するため、引き出し長さが利用者の意図した長さになったときに、体3の引き出しを中止して引き出し力を消滅させればよい。
4.本実施形態に係る巻取装置の特徴
本実施形態では、ラチェット歯車21から歯止部材23に作用する力、つまり回転力を受ける支持部25、及び歯止部材23を変位させる従動節29が別々に設けられているので、従動節29及びカム27には、回転力が作用しない。
また、歯止部材23は、ラチェット歯車21から離間した離間位置に変位するので、歯止部材23がラチェット歯車21と衝突することはない。したがって、静粛性及び設計自由度の高いラチェット機構20を得ることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、支持部25、歯止部材23及び従動節29が一体化されていた。
しかし、本実施形態は、図14に示すように、歯止部材23及び従動節29が互いに独立して支持部25に対して回転又は揺動可能となっている。そして、歯止部材23を従動節29側に変位させるばね33を設けている。なお、本実施形態に係るばね33は、ねじりコイルばねである。
これにより、本実施形態では、例えば、歯止部材23が歯21Aに対して変位する際に、歯止部材23が歯21Aの頂部21Bに衝突した場合であっても、歯止部材23が変位することにより、歯止部材23と歯21Aとの衝突音を緩和できる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係るカム溝31は、第4角部31Dは、第1角部31Aと第3の角部31Cとを結ぶ仮想直線L3より、第2角部31B側に位置した「矢じり」状であったが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態に係るカム溝31は、接触部29Aの移動軌跡が「4つの角部31A〜31Dを有する多角形」であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、噛合位置にある歯止部材23を離間位置に強制的に移動させる操作ボタン等の操作部を設ければ、カム溝31を直線もしくは曲線の閉曲線以外の形状、又は三角形等のその他形状とすることもできる。
また、上述の実施形態に係る弾性材29Cは、コイルばねであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばゴム等の弾性部材であってもよい。
また、上述の実施形態に係る傾斜面31Kは傾き一定であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、傾きが変化する傾斜面31Kであってもよい。
また、上述の実施形態では、板状のカム27の板面にカム溝31を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、円筒又は円柱状カムの円周面にカム溝31を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、カム27にカム溝31を設けて接触部29Aを変位させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カム27の外周面をカム面として接触部29Aを当該カム面に摺接させてもよい。
また、上述の実施形態では、阻止部31Jを段差部に構成し、かつ、傾斜面31Kを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、堰状の突起により阻止部31Jを構成し、かつ、移動部31E〜31Hに傾斜面31Kを設けることなく、当該突起に傾斜面を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、主軸7と支持部25とを結ぶ仮想線より正転の向き側にずれた位置にカム溝31が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、仮想線より逆転の向き側にずれた位置にカム溝31が設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明に係るラチェット機構20を、体3の巻取装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カーテン等の可撓性を有する面状の部材を巻き取る巻取装置等にも適用できる。
また、上述の実施形態では、ラチェット歯車21と巻取ドラム5とが別体であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ラチェット歯車21と巻取ドラム5とを樹脂にて一体成形してもよい。
また、上述の実施形態では、巻取ドラム5とラチェット歯車21との締結部にダンパー21Dが設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ダンパー21Dを廃止してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 巻取装置 3… 体 3A… ストッパ 3D… 体部
5… 巻取ドラム 5A… 巻取部 5B… ガイド部 5C… 第1フランジ部
5D… 第2フランジ部 5E… バーリング部 5F… ボルト 5G… ボス部
7… 主軸 7A… 部 7B… ナット 9… ブラケット 9A… 嵌合穴
9B… 吊下ブラケット 9C… 軸受部 20… ラチェット機構
21… ラチェット歯車 21A… 歯 21B… 頂部 21C… 凹部
21D… ダンパー 21E… 軸部 21F… 保持溝 23… 歯止部材
25… 支持部 25A… 止め輪 27… カム 27A… 軸穴
27B… 回転力伝達材 29… 従動節 29A… 接触部 29B… 凹部
29C… 弾性材

Claims (9)

  1. 回転体の回転を規制するラチェット機構であって、
    前記回転体と連動して回転するラチェット歯車と、
    前記ラチェット歯車と噛み合って前記ラチェット歯車の回転を禁止するとともに、前記ラチェット歯車と噛み合う噛合位置と前記ラチェット歯車から離間した離間位置との間で変位する歯止部材と、
    前記歯止部材を変位可能に支持するとともに、前記ラチェット歯車から前記歯止部材に作用する力を受ける支持部と、
    前記回転体から力を受けて変位するカムと、
    前記カムと接触する接触部を有し、前記カムと連動変位して前記歯止部材を変位させる従動節とを備え
    前記カムには、前記接触部が嵌り込んで移動するとともに、前記接触部の移動軌跡が「複数の角部を有する多角形」となる溝が設けられ、
    前記接触部が、前記溝のうち隣り合う前記角部を繋ぐ移動部内を移動するときには、前記カムが変位し、
    前記接触部が前記角部に到達した時から前記回転体の回転方向が反転する時までは、前記接触部が前記角部に係合して前記カムの変位が規制され、かつ、前記回転体の回転方向が反転した時に前記係合が解除されて前記カムが変位し、
    さらに、前記接触部は、前記溝内を一方向に移動することを特徴とするラチェット機構。
  2. 前記溝のうち前記角部には、前記接触部が前記溝内を前記一方向に移動することを許容し、他方向に移動することを阻止する阻止部が設けられていることを特徴とする請求項に記載のラチェット機構。
  3. 前記阻止部は、前記接触部の移動方向後退側の溝深さが、前記接触部の移動方向前進側の溝深さに比べて小さい段差部により構成されていることを特徴とする請求項に記載のラチェット機構。
  4. 前記移動部の底側には、前記移動方向後退側から前記移動方向前進側に向かうほど、溝深さが小さくなる傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項に記載のラチェット機構。
  5. 前記移動軌跡は、前記角部が少なくとも4つ設けられた多角形であり、
    さらに、前記4つの角部のうち第1の角部に前記接触部が位置するときに、前記歯止部材が前記噛合位置となり、かつ
    前記4つの角部のうち第2ないし第4の角部に前記接触部が位置するときに、前記歯止部材が前記離間位置となることを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載のラチェット機構。
  6. 前記歯止部材が前記噛合位置するときに、前記ラチェット歯車が回転できる向きを正転と呼び、当該正転と逆向きを逆転と呼ぶとき、
    前記接触部が前記第1の角部に位置した状態で前記ラチェット歯車が正転したときには、前記接触部が前記第2の角部まで移動し、
    前記接触部が前記第2の角部に位置した状態で前記ラチェット歯車が逆転したときには、前記接触部が前記第3の角部まで移動し、
    前記接触部が前記第3の角部に位置した状態で前記ラチェット歯車が正転したときには、前記接触部が前記第4の角部まで移動し、
    さらに、前記接触部が前記第4の角部に位置した状態で前記ラチェット歯車が逆転したときには、前記接触部が前記第1の角部まで移動することを特徴とする請求項に記載のラチェット機構。
  7. 前記第4の角部は、前記第1の角部と前記第3の角部とを結ぶ仮想直線より、前記第2の角部側に位置していることを特徴とする請求項に記載のラチェット機構。
  8. 前記回転体と一体的に回転するとともに、前記カムに設けられた軸穴に挿入された軸部と、
    前記軸部と前記軸穴との間に設けられ、前記軸部及び前記軸穴のうち少なくとも一方と摺接可能なゴム製の回転力伝達材と
    を備えることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のラチェット機構。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のラチェット機構と、
    前記回転体に設けられ、体が巻かれる巻取部と
    を備えることを特徴とする巻取装置。
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