JP6015285B2 - 中空糸エレメントおよびそれを備えたガス分離膜モジュール - Google Patents
中空糸エレメントおよびそれを備えたガス分離膜モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP6015285B2 JP6015285B2 JP2012208826A JP2012208826A JP6015285B2 JP 6015285 B2 JP6015285 B2 JP 6015285B2 JP 2012208826 A JP2012208826 A JP 2012208826A JP 2012208826 A JP2012208826 A JP 2012208826A JP 6015285 B2 JP6015285 B2 JP 6015285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- pipe
- gas
- fiber bundle
- tube plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
1.選択透過性を有する複数の中空糸膜を束ねてなる中空糸束と、
前記中空糸膜の少なくとも一方の端部に設けられ前記中空糸膜を固着する管板と、
前記中空糸束の略中心に配置され、前記中空糸膜の外部空間にパージガスを供給する芯管と、
前記中空糸束および管板を収容するエレメントケースと、
を備え、混合ガスが前記中空糸膜内に導入されるボアフィード型の中空糸エレメントであって、
前記エレメントケースは、
ガスを外部に排出するための開口部が外周部に形成され、前記中空糸束を包囲する筒状部材であって、中空糸膜内の混合ガスと中空糸膜外のパージガスとが向流となるようにガスの流れを規制する筒状部材と、
前記筒状部材の一端または両端に取り付けられる端部部材と、
を有している、中空糸エレメント。
前記中空糸束の長手方向の一部を包囲する第1のパイプと、
該第1のパイプの端部に接続され、前記中空糸束の残りの部分を略包囲する第2のパイプと、
を有する、上記記載の中空糸エレメント。
前記管板と前記管板リングとの間に環状のシール部材が配置されている、
上記記載の中空糸エレメント。
前記中空糸膜の少なくとも一方の端部に設けられ前記中空糸膜を固着する管板と、
前記中空糸束および管板を収容するエレメントケースと、
を備える中空糸エレメントであって、
前記エレメントケースは、
前記中空糸束の長手方向の一部を包囲する第1のパイプおよび該第1のパイプの端部に接続され前記中空糸束の残りの部分を略包囲する第2のパイプを有する筒状部材と、
前記筒状部材の一端または両端に取り付けられる端部部材と、
を有している、中空糸エレメント。
前記中空糸エレメントが交換可能に装着されるモジュール容器と、
を備える、ガス分離膜モジュール。
「筒状」とは、円筒状に限定されるものではなく、断面形状が矩形、多角形、楕円形等のものをも含む。
「略一定」は、一定のみならず実質的一定をも含む。例えば、「内部空間の直径が略一定」という場合には、その内部空間の全域にわたって直径が一定である場合と、部分的に凹凸などが形成され全域にわたって直径が一定であるとは言えないが実質的には一定である場合との両方を含む。
「向流」とは、芯管の軸線に沿った混合ガス供給側からの流れに対して略逆向きであることをいう。一方の流れと他方の流れとが必ずしも正確に180°逆向きである必要はなく、例えば±30°程度の範囲内で2つの流れが交差し対向する態様をも含む。
図1、図2に示すように、本実施形態のガス分離膜モジュール100は、モジュール容器110と、それに対して交換可能に取り付けられる中空糸エレメント200とを備えている。
(b)透過ガスおよびパージガスの出口として機能する開口部253pの形状、数、配置位置は、何ら限定されるものではない。円形、楕円形、または多角形等の開口部としてもよい。開口部は、半割パイプ253および/またはガスガイドパイプ255に形成可能であり、また、筒状部材251を単一の部材で構成した場合には、その外周部に設ければよい。配置位置は、特に限定されるものではないが、管板リング265Aに近い方が好ましい。
(c)複数の開口部が筒状部材の外周部に沿って所定の間隔で配置されていてもよい。開口部が透過ガス出口付近に形成されている場合、開口部および透過ガス出口経由でのガスの排出が良好に行われることとなり好ましい。
(e)半パイプ部253aおよび接続用部材254A、254Bのうち、2つ以上もしくは全部が単一の部材で構成されていてもよい。
次に、上述したガス分離膜モジュールの製造方法の一例について説明する。本実施形態の構成によれば、筒状部材251が単一の部材ではなくガスガイドパイプ255と半割パイプ253とで構成されているで、管板220A、220Bの外周部を管板リング265の内周部に接着する必要のない、下記のような製造を実現できる。
(a)管板が中空糸束の一方の端部だけを固着していてもよい。管板が一方の端部だけを固着している中空糸エレメントにおいては、他方の端部は中空糸が開口しないように構成される。例えば、中空糸膜が折り返されてもよい。
(b)上記では、管板の外周部がエレメントケースの内周に固着されておらず、両者間の気密性をOリングによって確保する構成を例示したが、管板の外周部をエレメントケースの内周に固着する構成としてもよい。
(c)エレメントケースの端部部材としては、管板の外周部のみを包囲する環状リング265A、265B以外にも、管板の端面をも覆うような形状のキャップ部材(必要に応じてガスの出入口が形成される)を用いてもよい。
(d)上記ではいわゆるボアフィードタイプであってパージガスを供給する構成を例示したが、本発明は、シェルフィードタイプの構成の中空糸エレメントにも適用可能であり、また、パージガスを供給しない構成のものにも適用可能である。また、ガス分離の用途についても何ら制限されるものではない。
(e)シールリング267とテーパリング269(図2参照)とを別部材として構成するのではなく、これらを一体構造としてもよい。
(f)ガスガイドパイプ255の構成に関し、上記では、ガスガイドパイプ255がパイプ本体256と2つの接続用部材258A、258Bとの三部品で構成される一例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。パイプ本体256および接続用部材258A、258Bの全部、あるいは、パイプ本体255と接続用部材258A、258Bの一方とが一体となったような形状の単一の部品を利用してもよい。
(g)また、ガスガイドパイプ255とシールリング267とが一体構造とされてもよい。
110 モジュール容器
110a 混合ガス入口
110b 非透過ガス出口
110c 透過ガス出口
110d パージガス入口
111 空間
112 モジュールパイプ
113A、B 蓋部材
118 パージガス導入管
200 中空糸エレメント
220A、220B 管板
250 エレメントケース
251 筒状部材
253 半割パイプ
253a 半パイプ本体
253p 開口部
254A、254B 接続用部材
255 ガスガイドパイプ
256 パイプ本体
258A、258B 接続用部材
265A、265B 管板リング
267 シールリング
267a、267b 環状溝
269 テーパリング
h1 貫通孔
R1〜R4 Oリング
Claims (7)
- 選択透過性を有する複数の中空糸膜を束ねてなる中空糸束と、
前記中空糸膜の少なくとも一方の端部に設けられ前記中空糸膜を固着する管板と、
前記中空糸束の略中心に配置され、前記中空糸膜の外部空間にパージガスを供給する芯管と、
前記中空糸束および管板を収容するエレメントケースと、
を備え、混合ガスが前記中空糸膜内に導入されるボアフィード型の中空糸エレメントであって、
前記エレメントケースは、
ガスを外部に排出するための開口部が外周部に形成され、前記中空糸束を包囲する筒状部材であって、中空糸膜内の混合ガスと中空糸膜外のパージガスとが向流となるようにガスの流れを規制する筒状部材と、
前記筒状部材の一端または両端に取り付けられる端部部材と、
を有し、
前記筒状部材は、
前記中空糸束の長手方向の一部を包囲する第1のパイプと、
該第1のパイプの端部に接続され、前記中空糸束の残りの部分を略包囲する第2のパイプであって、前記中空糸束の外周部を部分的に覆う2つ以上の部材を有する第2のパイプと、
を含むものである、中空糸エレメント。 - 前記端部部材は、前記管板の外周部を取り囲むリング状の管板リングであり、
前記管板と前記管板リングとの間に環状のシール部材が配置されている、
請求項1に記載の中空糸エレメント。 - 前記端部部材の外周部に、環状のシール部材を嵌めるための環状溝が形成されている、請求項1または2に記載の中空糸エレメント。
- 選択透過性を有する複数の中空糸膜を束ねてなる中空糸束と、
前記中空糸膜の少なくとも一方の端部に設けられ前記中空糸膜を固着する管板と、
前記中空糸束および管板を収容するエレメントケースと、
を備える中空糸エレメントであって、
前記エレメントケースは、
前記中空糸束の長手方向の一部を包囲する第1のパイプ、および、該第1のパイプの端部に接続され前記中空糸束の残りの部分を略包囲する第2のパイプであって前記中空糸束の外周部を部分的に覆う2つ以上の部材を有する第2のパイプを有する筒状部材と、
前記筒状部材の一端または両端に取り付けられる端部部材と、
を有している、中空糸エレメント。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の中空糸エレメントと、
前記中空糸エレメントが交換可能に装着されるモジュール容器と、
を備える、ガス分離膜モジュール。 - 前記モジュール容器は、前記中空糸エレメントが配置される略円柱状の内部空間を形成するモジュールパイプを有し、前記内部空間の直径が略一定に形成さている、請求項5に記載のガス分離膜モジュール。
- 前記第1および第2のパイプの材質が、金属、ガラス繊維複合材料、またはセラミックのいずれかである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の中空糸エレメント。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012208826A JP6015285B2 (ja) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | 中空糸エレメントおよびそれを備えたガス分離膜モジュール |
EP13827746.2A EP2883592B1 (en) | 2012-08-10 | 2013-08-08 | Gas-separating membrane module |
PCT/JP2013/071488 WO2014024961A1 (ja) | 2012-08-10 | 2013-08-08 | ガス分離膜モジュール |
CN201380052072.4A CN104703674B (zh) | 2012-08-10 | 2013-08-08 | 气体分离膜组件 |
US14/420,519 US9504962B2 (en) | 2012-08-10 | 2013-08-08 | Gas-separating membrane module |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012208826A JP6015285B2 (ja) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | 中空糸エレメントおよびそれを備えたガス分離膜モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014061492A JP2014061492A (ja) | 2014-04-10 |
JP6015285B2 true JP6015285B2 (ja) | 2016-10-26 |
Family
ID=50617259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012208826A Active JP6015285B2 (ja) | 2012-08-10 | 2012-09-21 | 中空糸エレメントおよびそれを備えたガス分離膜モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6015285B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6610061B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2019-11-27 | 宇部興産株式会社 | 中空糸膜モジュール |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0585423U (ja) * | 1992-04-17 | 1993-11-19 | エスエムシー株式会社 | 除湿器 |
JPH06226057A (ja) * | 1993-02-05 | 1994-08-16 | Daicel Chem Ind Ltd | 中空糸膜型エレメントおよび中空糸膜モジュール |
JPH07308549A (ja) * | 1994-05-20 | 1995-11-28 | Nok Corp | 中空糸膜モジュ−ルおよび中空糸膜カ−トリッジ |
JP3698999B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2005-09-21 | 株式会社キッツ | ラインフィルタ |
JP2005169179A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Nikkiso Co Ltd | 中空糸型モジュール |
JP2006082035A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Toray Ind Inc | 中空糸膜モジュールの製造方法 |
WO2010114010A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 宇部興産株式会社 | 有機蒸気分離用の中空糸エレメント |
JP5512464B2 (ja) * | 2010-08-24 | 2014-06-04 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 中空糸膜モジュール、及びろ過方法 |
JP5740952B2 (ja) * | 2010-11-04 | 2015-07-01 | 宇部興産株式会社 | 分離膜モジュール |
-
2012
- 2012-09-21 JP JP2012208826A patent/JP6015285B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014061492A (ja) | 2014-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2014024961A1 (ja) | ガス分離膜モジュール | |
RU2707515C2 (ru) | Новые картриджи и модули для разделения текучих сред | |
EP1582252B1 (en) | Three-port high performance mini hollow fiber membrane contactor | |
US9199191B2 (en) | Gas separation membrane module and method of replacing a hollow fiber element | |
CN108136322B (zh) | 用于流体分离的灵活适配的膜滤筒 | |
US7264725B2 (en) | Hollow fiber membrane contactor and method of making same | |
US7172696B1 (en) | Radial dispersion mass transfer device having a semi-permeable tubular hollow fiber membrane wound around a porous core | |
EP3162767A1 (en) | Water purifier-use cartridge | |
JPS61278306A (ja) | 内側ラツプを有する改良された中空繊維膜装置 | |
JPH04247224A (ja) | 多束流体分離装置 | |
US5282966A (en) | Package for permeation separation device | |
JP6015285B2 (ja) | 中空糸エレメントおよびそれを備えたガス分離膜モジュール | |
JP5825032B2 (ja) | ガス分離膜モジュール | |
TW201306922A (zh) | 用於過濾及分離流動介質的裝置 | |
JP6069891B2 (ja) | ガス分離膜モジュール | |
JP3972528B2 (ja) | 流体分離膜モジュールおよび分離方法 | |
WO1999058231A1 (fr) | Module de type a fibres creuses | |
JP6069944B2 (ja) | ガス分離膜モジュール | |
JP6613700B2 (ja) | 中空糸膜モジュール | |
JP2017177071A (ja) | 分離膜モジュールおよび中空糸膜エレメント | |
JP7376397B2 (ja) | ろ過方法および中空糸膜モジュール | |
JP5825008B2 (ja) | ガス分離膜モジュール | |
JPH01199623A (ja) | ガス分離装置 | |
JPH04247223A (ja) | 中空糸膜モジュール | |
KR20240093748A (ko) | 클램쉘 리테이너를 갖는 가스 분리막 카트리지 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160912 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6015285 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |