JPH04247223A - 中空糸膜モジュール - Google Patents

中空糸膜モジュール

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JPH04247223A
JPH04247223A JP3131191A JP3131191A JPH04247223A JP H04247223 A JPH04247223 A JP H04247223A JP 3131191 A JP3131191 A JP 3131191A JP 3131191 A JP3131191 A JP 3131191A JP H04247223 A JPH04247223 A JP H04247223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
hollow fiber
hollow
tube
bundle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3131191A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Hamanaka
濱中 克彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空糸膜を用いて気体
或いは液体を分離精製する際に有効なモジュールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】中空糸膜モジュールは膜面積が大きくと
れ、しかもクロスフロー方式により膜面に蓄積し濾過の
抵抗となる濾過残査を膜面から排除できる特長を有して
おり、内圧式を中心に膜分離モジュールの中心になって
きている。
【0003】中空糸膜モジュールに対する要求を年々増
大しており、濾過量が高く、しかも経時低下の少ないモ
ジュールの開発が盛んである。
【0004】そのために、中空糸膜を外圧式で使用する
事も検討されている。外圧式では、内圧式よりも有効膜
面積が増加し有利と考えられるが、実際は濾過性能が逆
に悪くなってしまう場合が殆どである。その理由として
、1)膜外表面側の線速が高くとれずにクロスフローの
効果が小さい  2)糸束を大きくすると内部に圧力勾
配が生じ糸束全体に有効に圧力がかからなくなる  3
)糸束の端部の固定封止部分で残査がつまりやすく、又
排除しにくい事があげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決し、中空糸膜を外圧で使用しても濾過性能が高く、
しかも濾過性能の経時低下の少ないモジュールを提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1  多数の
中空糸膜から成る複数の糸束の各々の片端部が該端部の
中空糸膜相互間及び外周部は封止され、かつ該中空糸端
部の中空糸膜は開口した状態で、可とう性のチューブを
介して、内面側或いは外面側に該糸束を吊して接続した
固定管をその内部に含む事を特徴とする中空糸膜モジュ
ール
【0007】2  固定管に接続された複数の糸束が実
質的に平行であり、かつ向きが同方向である事を特徴と
する1記載の中空糸膜モジュールより成る。
【0008】複数の糸束に分割する事により、個々の束
を小さくし束内での圧力分布を均一化できる。束の大き
さは、使用する中空糸膜の寸法及び性能により変えられ
るが、中空糸の本数としては10〜10000本含むの
が好適であり、又糸束の長さとしては中空糸膜の内径の
100倍〜1000倍が好適である。
【0009】使用する中空糸膜は、逆浸透膜、限外濾過
膜、精密濾過膜、或いはガス分離膜等の中空糸膜全般に
亘る。素材も何ら限定はないが、例えばポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、ポリアクリロニトリル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリアミド、ポリエーテルケト
ン、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリイ
ミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンエーテル、
セルロース等の有機高分子膜或いはアルミナ、ジルコニ
ア等のセラミックス等も用いる事が出来る。
【0010】中空糸膜の糸径は特に限定するものではな
いが、細糸に対し特に有効であり、好ましくは内径0.
1〜1mm、外径0.15〜1.5mmである。
【0011】図面について説明すれば、図3に示すよう
に糸束の片端部は中空糸膜7が開口した状態で中空糸膜
相互間及び外周部が封止されており、外圧濾過に対し漏
れのない状態にしてある。封止の方法は従来公知の接着
剤を用いる方法或いは溶着法等が使用できる。又中空糸
膜に内側から接続できるチューブが多数本つき出た封止
接続用の部材を用いて中空糸を1本1本機械により接続
しても良い。
【0012】可とう性チューブ6は濾過の1次側の液体
或いは気体の流れにより該チューブが接続している側の
糸束端部が振動するのに充分な軟らかさと、1次側圧力
に対してつぶれない強度を持ち、2次側の流れに対し抵
抗とならない内径を持ったものから選ばれる。素材とし
ては特に限定するものでは無いが、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスルホン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド等のチューブ或いはス
テンレス等の金属性蛇管等が使用できる。可とう性チュ
ーブの外径は糸束径の0.5〜0.05倍、内径は中空
糸膜内径の2〜50倍がそれぞれ好適である。
【0013】可とう性チューブは途中分岐或いは集合し
ていても良い。糸束端部とチューブ6は端部にとりつけ
たチューブ接続用治具8を介して取りつける。
【0014】糸束のもう一方の端部は中空糸膜末端が固
定されずに自由端となっており、しかも中空糸膜開口端
は封止されている。封止せずに中空糸膜1本1本或いは
適当本数毎にU字状におりかえして末端の開口端を無く
しても良い。もう一方の端部はこの様に、固定されてい
ないために、1次側の流れに応じて自由に動き濾過残査
が付着しにくい。
【0015】糸束は保護のためのネット状或いは不織布
状のもので包んでも良い。又、糸束の固定側端部付近で
の糸曲り或いは流れによる糸切れを防止するために、固
定端部付近のみを保護筒をかぶせても良い。
【0016】糸束は可とう性チューブを介して固定管5
の外表面(図1)或いは内表面(図2)に吊して接続さ
れる。固定管と可とう性チューブの接続は内部の流体が
もれない様に密に接着,溶着或いは圧着等の方法がとれ
る。固定管にはチューブがさし込める様にあらかじめ相
当する穴をあけておく。固定管とチューブは同素材で一
体成型する事も出来る。一つの固定管に可とう性チュー
ブを介して接続する複数の糸束は実質的に平行であり、
かつ向きが同方向である事が濾過残査の付着を防ぎ濾過
性能を上げるために望ましい。そのために可とう性チュ
ーブは途中で曲っていたり、固定管に斜めの角度で接続
する事も可能である。糸束が実質的に平行であるとは、
濾過状態で糸束の中心軸が糸束の長手方向の半分以上の
部分で相互に平行ないし±20°以内の角度のずれに抑
まる事を云う。向きが同方向であるとは、固定管に接続
した糸束の固定側端部が同じ側を向いている事を云う。 固定管5は1本でも良いし、直列に或いは並列に複数本
を同一モジュール1内に含んでいても良い。又途中で分
岐或いは集合していても良い。
【0017】中空糸膜モジュールは、上記の糸束の接続
した固定管とそれをつつむハウジングとから成る。ハウ
ジングには固定管が密に接続され、かつ、1次側の流体
の出入口及び2次側の流体の出口として複数のノズルが
接続されている。1次側のノズルは中空糸膜の外表面側
に面して設置されており、クロスフロー濾過のため少く
とも入口2と出口3の2つのノズルを持っている。2次
側のノズル4は可とう性チューブの内面に連続している
。クロスフロー効果を上げるためにはハウジング内の1
次側の入口と出口に相当する2つのノズル間を結ぶ1次
側の流れに平行に糸束を設置するのが望ましい。又、そ
の時の糸束の向きは固定側が入口ノズル側に面し、流れ
が固定側が上流になる様にする事が望ましい。
【0018】
【実施例1】内径0.6mm、外径1.1mm、平均孔
径0.3μmのポリエチレン製中空糸膜を用いて、中空
糸膜200本、有効長20cm、外径20mmの糸束を
作った。糸束の片側はエポキシ樹脂を用いて1本1本独
立に中空糸膜の開口端をふさぎ、他方の末端は、エポキ
シ樹脂を用い、まず開口端をふさぎ硬化させた後中空糸
膜端部をシリコーンゴムのキャップ状の治具中でエポキ
シ樹脂を注入し中空糸膜相互間及び外周部を封止した。 硬化後、該治具をはずした後、端部を切断し中空糸膜の
開口端を得た。
【0019】この開口端側にポリスルホン製のチューブ
接続用治具をエポキシ樹脂で接着し、更に該キャップを
内径6mm、外径8mmのポリエチレン製のチューブに
接続した。
【0020】上記の糸束を21組用意し、内径70mm
、長さ25cmのポリ塩化ビニル製の固定管内に糸束が
固定管と平行で同方向になる様に7ケ入れチューブを固
定管に接続した。これを3組作り、糸束の向きが同方向
になる様に直列に溶接した。
【0021】この長さ75cmの固定管を内径85φの
塩化ビニル製のパイプでつつみ両端部でシールし、外筒
部にノズルを1ケ設け中空糸膜モジュールを作った。
【0022】このモジュール内の固定管内に糸束の固定
側が向いた方向から20℃の地下水を導入し、逆側から
導入量の20%を抜いた。濾過開始後1hrでの透水量
は7.1m3 /hr・kg/cm2 であった。又1
日後は6.9m3 /hr・kg/cm2 であり、低
下は少なかった。
【0023】[比較例1]  ポリエチレンチューブが
途中で90℃曲った同径のステンレスチューブになった
他は実施例1と同様のモジュールを作った。このモジュ
ールに実施例と同様の方法で地下水を導入し濾過を行っ
た。濾過開始後1hrでの透水量は7.1m3 /hr
・kg/cm2 であった。又1日後は6.2m3 /
hr・kg/cm2 であり、低下が大きかった。
【0024】[比較例2]  実施例1で用いたのと同
様の中空糸膜を用い、有効長60cmで糸本数1400
本の中空糸膜モジュールを作った。糸束の端部はエポキ
シ樹脂で内径70mmのポリ塩化ビニル製のモジュール
ハウジングに接着封止し、片端側のみ切断により開口端
を得た。このモジュールのハウジングの両端部付近に取
りつけられた一次側の2つのノズルより、実施例1と同
様に地下水の導入及び20%の抜き出しを行なって濾過
を行なった。濾過開始後1hrでの透水量は3.4m3
 /hr・kg/cm2 、1日後は1.8m3 /h
r・kg/cm2 と共に低かった。
【0025】
【実施例2】ポリスルホン製中空系限外濾過膜(分画分
子量6000、内径0.2mm、外径0.3mm)を用
い、長さ25cmに200回巻いてループ状の糸束を得
た。片端を束ねてエポキシ樹脂で接着封止してから端部
を切断し開口端を得た。他方の端部はまとめてU字状と
し糸束径8mm、有効長20cmの糸束を得た。この封
止端をポリスルホンキャップに接着し、キャップを更に
内径3mm、外径4mmのPFAチューブに接続した。 チューブの他方は外径25mm、内径20mmのポリス
ルホンパイプから成る固定管に3.8mmの穴をあけ、
その穴に外側から固くさし込み固定した。固定管の長さ
は1mで糸束を240束接続した。これを内径85φの
ポリスルホン製のハウジングに糸束が相互に平行に向き
が同方向になる様に入れ、固定管とハウジングをシール
して中空糸膜モジュールとした。ハウジング側の両端部
に設けられた1次側のノズルより実施例1と同様に地下
水を導入及び抜きだし濾過を行なった。1時間後の透水
量は4.8m3 /hr・kg/cm2 であり、1日
後の透水量は4.3m3 /hr・kg/cm2 であ
った。共に充分に高い値であった。又、濾過の途中糸束
を外から観察すると固定端部を含む全体が細かく振動し
ているのが観察された。
【0026】
【発明の効果】中空糸膜を外圧で用いても濾過能力が高
く、経時低下が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空糸膜モジュールの1例を示す説明
【図2】本発明の中空糸膜モジュールの他の1例を示す
説明図
【図3】固定管部の断面図
【符号の説明】
1  中空糸膜モジュール 2  1次側入口ノズル 3  1次側出口ノズル 4  2次側ノズル 5  固定管 6  可とう性チューブ 7  中空糸膜 8  チューブ接続用治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  可撓性チューブを介して固定管の外表
    面または内表面に懸垂・接続された、中空糸膜からなる
    複数の糸束を内蔵する中空糸膜モジュール。
JP3131191A 1991-02-01 1991-02-01 中空糸膜モジュール Withdrawn JPH04247223A (ja)

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Cited By (4)

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Effective date: 19980514