JP6014394B2 - 遊技場管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が貨幣投入部に貨幣を投入したことに基づいて遊技機にて使用可能な遊技価値を付与する遊技場管理システムに関する。
遊技場において、CRユニットやメダルサンド等の貸出機は、遊技者が紙幣等の貨幣を投入した場合に玉やメダル等の遊技媒体(遊技価値)を貸し出し、その遊技媒体を使用して遊技者が遊技機にて遊技を行う。貸出機に投入された貨幣は遊技場内に設けられた貨幣収容手段(金庫)に保管される。例えば特許文献1には、各貸出機に貨幣収容手段を設け、遊技者が貸出機に投入した貨幣を貨幣収容手段にて保管することが記載されている。又、特許文献1には、貨幣の盗難を防止するために、貨幣収容手段に収容されている貨幣を検知する貨幣検知手段(貨幣検知センサ)を当該貨幣収容手段に設けることで、貨幣収容手段のロックの解除を検知することが記載されている。
特開2004−209097号公報
しかしながら、貨幣収容手段に貨幣検知手段を設けた構成では、貨幣検知手段への電力供給を遮断した後に貨幣を盗難する不正行為が発生する虞がある。即ち、貨幣検知手段が動作していない状態や検知結果を特定不能な状態にて貨幣の盗難が発生した場合には、遊技場の管理者が貨幣の盗難に気付くのが遅れたり、貨幣の盗難が発生していたこと自体に気付かなくなったりする虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、貨幣の盗難が発生したことを遊技場の管理者が適切に特定することが可能な遊技場管理システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技者が貨幣投入部に貨幣を投入したことに基づいて遊技機にて使用可能な遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、前記貨幣投入部に遊技者が投入した貨幣を収容する貨幣収容手段と、前記貨幣収容手段が収容している貨幣を検知する貨幣検知手段と、前記貨幣検知手段に電力を供給する電力供給手段と、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された後に電力供給が開始された場合に、その電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果を比較する検知結果比較手段と、前記検知結果比較手段が検知結果を比較した結果として前記電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果が一致しなかった場合に、異常報知を実行する異常報知実行手段と、を備え、前記貨幣収容手段は、遊技者が遊技を行う状態である営業モードと、遊技場の管理者がメンテナンスを行う状態である非営業モードとに切替可能であり、前記異常報知実行手段は、前記貨幣収容手段が前記営業モードにおいて前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に、前記電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果に関わらず前記異常報知を実行する一方、前記貨幣収容手段が前記非営業モードにおいて前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に、前記電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果が一致しなかった場合に異常報知を実行することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記貨幣検知手段は、前記貨幣収容手段が貨幣を収容している状態か否かを検知するものであり、前記異常報知実行手段は、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に前記貨幣収容手段が貨幣を収容している状態であり、その後、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が開始された場合に前記貨幣収容手段が貨幣を収容していない状態となっていた場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記貨幣収容手段が収容している貨幣を取り出すために遊技場の管理者が操作する操作手段と、遊技場の管理者が前記操作手段を操作した場合に前記貨幣収容手段に状態切替信号を出力する信号出力手段と、を備え、前記貨幣収容手段は、前記状態切替信号を入力した場合に、収容している貨幣を取出可能な取出可能状態に切り替わることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記貨幣収容手段は、遊技者が遊技を行う状態である営業モードと、遊技場の管理者がメンテナンスを行う状態である非営業モードとに切替可能であり、前記異常報知実行手段は、前記貨幣収容手段が前記非営業モードにおいて前記貨幣検知手段が貨幣の収容を検知している場合に、前記貨幣収容手段が貨幣を収容していることを遊技場の管理者が特定可能な特別報知を実行することを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記異常報知実行手段は、前記電力供給手段からの電力供給を受けることなく動作可能であり、前記貨幣収容手段が前記営業モードにおいて前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給の開始を待つことなく前記異常報知を実行することを特徴とする。
請求項に記載した発明は、遊技者が貨幣投入部に貨幣を投入したことに基づいて遊技機にて使用可能な遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、前記貨幣投入部に遊技者が投入した貨幣を収容する貨幣収容手段と、前記貨幣収容手段が収容している貨幣を検知する貨幣検知手段と、前記貨幣検知手段と通信可能であり、前記貨幣検知手段の検知結果を管理する管理手段と、前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信不能状態となった後に通信可能状態となった場合に、その通信不能状態の前後における前記貨幣検知手段の検知結果を比較する検知結果比較手段と、前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信不能状態となった場合に、前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信可能な状態となる前に通信異常報知を実行すると共に、前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信不能状態となった後に通信可能状態となった場合に、前記検知結果比較手段が検知結果を比較した結果として前記通信不能状態の前後における前記貨幣検知手段の検知結果が一致しなかった場合に異常報知を実行する異常報知実行手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、電力供給手段から貨幣検知手段への電力供給が遮断された後に電力供給が開始されると、その電力供給の遮断の前後における貨幣検知手段の検知結果を比較し、その検知結果を比較した結果として電力供給の遮断の前後における貨幣検知手段の検知結果が一致しないと、異常報知を実行するようにしたので、電力供給手段から貨幣検知手段への電力供給を遮断して貨幣を盗難するという不正行為が発生した場合であっても、異常報知を実行することで、貨幣の盗難が発生したことを迅速に特定することができる。貨幣収容手段が営業モードにおいて貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合には、貨幣を盗難しようとする遊技者(不正行為者)が不正に貨幣検知手段への電力供給を遮断した可能性が高く、貨幣の盗難の有無に関わらず、即ち、貨幣が盗難されたことを特定する前に異常を報知する必要がある。一方、貨幣収容手段が非営業モードにおいて貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合には、遊技場の管理者が正規に貨幣検知手段への電力供給を遮断した可能性が高く、必ずしも異常を報知する必要はない。このような事情から、貨幣収容手段が営業モードにおいては貨幣検知手段への電力供給が遮断されたことを条件として異常報知を行う一方、貨幣収容手段が非営業モードにおいては貨幣検知手段への電力供給が遮断されたこと且つ貨幣検知手段の検知結果が一致しなかったことを条件として異常報知を行うようにしたので、誤報知を抑制しつつ、異常報知を好適に実行することができる。
請求項2に記載した発明によれば、電力供給手段から貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に貨幣収容手段が貨幣を収容している状態であり、その後、電力供給手段から貨幣検知手段への電力供給が開始された場合に貨幣収容手段が貨幣を収容していない状態となっていると、異常報知を実行するようにしたので、不正行為の手口として電力供給手段から貨幣検知手段への電力供給を遮断して貨幣を盗難したことを確実に特定することができる。
請求項3に記載した発明によれば、遊技場の管理者が操作手段を操作したことで、信号出力手段が状態切替信号を貨幣収容手段に出力すると、貨幣収容手段が収容している貨幣を取出可能な取出可能状態に切り替わるようにしたので、遊技場の管理者による貨幣収容手段からの貨幣の回収を、貨幣検知手段への電力供給が行われている状態にて行うことができる。そのため、貨幣検知手段への電力供給が行われていない状態にて貨幣検知手段の検知結果が一致しなくなると、貨幣の盗難が発生した可能性が高いこととなり、貨幣の盗難が発生した可能性が高い状態にて異常報知を好適に実行することができる。
請求項4に記載した発明によれば、貨幣収容手段が非営業モードにおいて貨幣検知手段が貨幣の収容を検知している場合に、貨幣収容手段が貨幣を収容していることを遊技場の管理者が特定可能な特別報知を実行するようにしたので、遊技場を閉店(遊技場の営業を終了)した後に貨幣を回収し忘れたまま貨幣検知手段への電力供給を遮断してしまうことを抑制することができ、貨幣検知手段への電力供給を遮断した状態にて貨幣が盗難されることを抑制することができる。
請求項に記載した発明によれば、貨幣収容手段が営業モードにおいては貨幣検知手段への電力供給の遮断が発生すると電力供給の開始を待つことなく異常報知を実行するので、異常報知を迅速に実行することができる。
請求項に記載した発明によれば、貨幣検知手段と管理手段とが通信不能状態となった後に通信可能状態となると、その通信不能状態の前後における貨幣検知手段の検知結果を比較し、貨幣検知手段と管理手段とが通信不能状態となると、貨幣検知手段と管理手段とが通信可能な状態となる前に通信異常報知を実行すると共に、貨幣検知手段と管理手段とが通信不能状態となった後に通信可能状態となると、その検知結果を比較した結果として通信不能状態の前後における貨幣検知手段の検知結果が一致しないと、異常報知を実行するようにしたので、貨幣検知手段と管理手段との通信機能を無効として(破壊して)貨幣を盗難するという不正行為が発生した場合であっても、異常報知を実行することで、貨幣の盗難が発生したことを迅速に特定することができる。
本発明の第1の実施形態を示す全体構成図 貸出機の機能ブロック図 貸出機の状態表示を示す図 貸出機が実行する紙幣収容有無出力処理を示すフローチャート 管理装置が実行する監視処理を示すフローチャート 管理装置が実行する非営業モード対応紙幣収容報知処理を示すフローチャート
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は遊技場管理システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機(スロットマシン)2に対応して貸出機3及び呼出ランプ4が設置されている。2台の遊技機2、2台の貸出機3及び2台の呼出ランプ4は1台の中継装置5に接続されており、中継装置5はLAN6を介して管理装置7(検知結果比較手段、異常報知実行手段に相当)に接続されている。管理装置7は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、主装置7a、遊技場の管理者が操作するマウス7b及びキーボード7c、モニタ7dやプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されている。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機2が管理装置7の管理対象となる。又、本実施形態では上記したように遊技機2がスロットマシンであることから、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機2がパチンコ機であれば、遊技価値はパチンコ玉である。
遊技機2は、遊技者がリールを視認可能な表示窓2a、有効化された入賞ラインを示す有効ライン表示部2b、表示パネル2c、クレジットメダルの投入を行うクレジットボタン2d、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン2e、メダルを投入するメダル投入口2f、スタートレバー2g及び左ストップボタン2h、中ストップボタン2i、右ストップボタン2j、受皿2k等を備えている。
遊技機2は、メダルが投入された状態でスタートレバー2gが操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、発生する乱数の中から1つの乱数を抽出して内部抽選を実行し、内部当選役がある場合には当該内部当選役に対応するフラグを成立させると共に、各リールを始動(回転)させ、この状態で各ストップボタン2h〜2jが操作されると、対応するリールの回転を停止させる。続いて、内部当選役のフラグに応じて各リールの停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて、所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リールを内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止表示させる制御)を実行する。引込制御は、各ストップボタン2h〜2jの操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、所謂取りこぼしとなる。
遊技機2は、以下に示す遊技信号を出力する。
「アウト信号」:遊技に使用された遊技価値数(使用数、アウト)を特定可能な使用信号である。ゲームの開始操作に応じてベット状態のメダル数(3枚又は1枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1をアウトとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも対応分が出力される。
「セーフ信号」:遊技者が遊技によって獲得した(遊技機2から払出された)遊技価値数(獲得数、セーフ)を特定可能な獲得信号である。メダルが1枚払出される毎に1パルスが出力されるので、セーフ信号数×1をセーフとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分が出力される。
「BB信号」:BB(ビッグボーナス)状態を特定可能な信号である。BB状態中にレベル出力されるので、BB信号入力中をBB状態中として特定する。
「RB信号」:RB(レギュラーボーナス)状態を特定可能な信号である。RB状態中にレベル出力されるので、RB信号入力中をRB状態中として特定する。
貸出機3は、動作状態を示す状態LED3a、遊技場の管理者や従業員が携帯する操作リモコン8(操作手段、信号出力手段に相当)からリモコン信号を受信する受信部3b、遊技者が紙幣(貨幣に相当)を投入するための紙幣投入口3c(貨幣投入部に相当)、各種情報(メッセージ等を含む)を表示する表示部3d、メダルを払出す払出口3e等を備えている。又、本体に対して着脱可能な前面カバー3fの裏側には、紙幣投入口3cに投入された紙幣を収容する(保管する)紙幣収容部3g(貨幣収容手段に相当)が設けられている。
貸出機3は、図2に示すように、電気的な構成として、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部3h、遊技機2や呼出ランプ4や管理装置7との間で各種信号や各種情報を中継装置5を介して入出力する入出力部3i、紙幣投入口3cに投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部3j、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否か(紙幣の有無)を判定する紙幣検知部(紙幣検知センサ)3k(貨幣検知手段に相当)、メダルを払出口3eから払出させるメダル払出部3l(遊技価値付与手段に相当)、各機能ブロックに電力を供給する電力供給部3m(電力供給手段に相当)等を備えている。貸出機3は、制御プログラムを実行して以下の動作を行う。
(1)「千円札」、「2千円札」、「5千円札」、「1万円札」の4種類の紙幣を紙幣投入口3cにて受付可能であり、何れかの紙幣を紙幣投入口3cにて受付けると、その紙幣の真贋を紙幣処理部3jにて判定し、判定結果が正であることを条件として、1000円分のメダルを払出口3eから払出すと共に、残金を記録する。例えばメダルの貸単価が20円であれば、「千円札」を紙幣投入口3cにて受付けると、1000円分に相当する50枚のメダルを払出し、残金として「0円」を記録する。又、「5千円札」を紙幣投入口3cにて受付けると、1000円分に相当する50枚のメダルを払出し、残金として「4000円」を記録する。
(2)残金(メダルに換金していない金額)がある状態で遊技者が貸出ボタン(図示せず)を押下すると、1000円分のメダルを払出口3eから払出すと共に、記録している残金を更新する。例えば残金として「1000円」を記録している状態で遊技者が貸出ボタンを押下すると、1000円分に相当する50枚のメダルを払出し、記録している残金を「1000円」から「0円」に更新する。又、例えば残金として「4000円」を記録している状態で遊技者が貸出ボタンを押下すると、1000円分に相当する50枚のメダルを払出し、記録している残金を「4000円」から「3000円」に更新する。
(3)100円分に相当する5枚のメダルを貸出す毎に売上信号を1パルスで出力する。即ち、1000円分に相当する50枚のメダルを貸出す際には売上信号を50パルスで出力する。売上信号数×5が貸出メダル数に相当し、その貸出メダル数に貸出単価を乗じた値が売上額に相当する。
(4)通常状態では前面カバー3fを本体から取外不能(開錠不能)な状態であり、操作リモコン8からリモコン信号の1つである開錠信号(状態切替信号に相当)が受信部3bに受信されると、前面カバー3fを本体から取外可能(開錠可能)な状態となる。前面カバー3fが本体から取外されると、紙幣収容部3gが露出され(開放され)、遊技場の管理者や従業員等が当該紙幣収容部3gに収容されている紙幣を回収可能となる(紙幣を取出可能な取出可能状態に切り替わる)。
(5)紙幣検知部3kの検知結果、即ち、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否かを特定可能な検知結果を所定周期で(例えば5秒毎に)管理装置7に出力する。尚、検知結果には、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否かを特定可能な情報の他に、貸出機3を特定可能な情報(貸出機3に固有な番号、対応する遊技機2の台番等)が含まれる。
(6)管理装置7から後述する営業モード設定信号を入力すると、自己を営業モード(開店モード)に設定する一方、後述する非営業モード設定信号を入力すると、自己を非営業モード(閉店モード)に設定する。
(7)図3に示す状態報知を行う。具体的には、前面カバー3fが開錠された状態では、図3(a)に示すように、状態LED3aを赤点滅させ、「前面カバーが開いています」というメッセージを表示部3dに表示させると共に、その旨を特定可能な信号を管理装置7に出力する(イベント通知する)。又、本来の(正規な)開錠方法と異なる不正な開錠方法により前面カバー3fが開錠された状態では、図3(b)に示すように、状態LED3aを赤点滅させ、「不正な開錠を検知しました」というメッセージを表示部3dに表示させると共に、その旨を特定可能な信号を管理装置7に出力する(イベント通知する)。又、非営業モード中であるときに紙幣収容部3gに紙幣が収容されていることを紙幣検知部3kが検知している状態では、図3(c)に示すように、状態LED3aを赤点滅させ、「紙幣を回収してください」というメッセージを表示部3dに表示させると共に、その旨を特定可能な信号を管理装置7に出力する(イベント通知する)。更に、電源オフ状態の前後で紙幣検知部3の検知結果が変化した状態では、その旨を特定可能な信号を管理装置7に出力する(イベント通知する)。
呼出ランプ4は、遊技場の従業員を呼出すときに遊技者が押下する呼出ボタン4a、遊技情報の表示を切り替えるときに遊技者が押下する表示切替ボタン4b、ランプ部4c、液晶表示部4d等を備えている。又、呼出ランプ4は、電気的な構成として、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機2や貸出機3や管理装置7との間で各種信号や各種情報を中継装置5を介して入出力する入出力部等を備えている。呼出ランプ4は、制御プログラムを実行して以下の動作を行う。
(1)遊技機2から遊技信号を入力することで、各種遊技情報を液晶表示部4cに表示する。
(2)遊技者が呼出ボタン4aを押下すると、ランプ部4cを点灯し、遊技者が表示切替ボタン4bを押下すると、液晶表示部4cにおける遊技情報の表示を切り替える。
管理装置7は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有する制御部、遊技機2や貸出機3や呼出ランプ4との間で各種信号や各種情報を中継装置5を介して入出力する入出力部等を備えている。管理装置7は、制御プログラムを実行して以下の動作を行う。
(1)遊技機2から出力される遊技信号(アウト信号、セーフ信号、BB信号、RB信号)や貸出機3から出力される売上信号を入力すると、遊技機2の遊技情報(アウト、セーフ、差メダル、BB回数、RB回数等)を集計したり売上情報を算出したりする。
(2)例えば遊技島又は遊技場全体を単位とし、その単位に属する全ての貸出機3に対して営業モード(開店モード)と非営業モード(閉店モード)とを択一的に設定する。具体的に説明すると、遊技場の管理者が管理装置7にて対象とする貸出機3を遊技島又は遊技場全体を単位として設定し、その対象とする貸出機3に対して営業モードを設定する操作入力を行うと、営業モード設定信号を当該対象とする貸出機3に出力し、非営業モードを設定する操作入力を行うと、非営業モード設定信号を当該対象とする貸出機3に出力する。通常の営業形態では、開店時に営業モードを設定する一方、閉店時に非営業モードを設定する。
(3)各貸出機3の電源オンオフ状態(電力供給部3mから貨幣検知部3kへの電力供給状態)を特定する。各貸出機3の電源オンオフ状態を特定する方法としては、例えば各貸出機3への電源ラインからの入力電圧を監視する等すれば良い。即ち、各貸出機3への電源ラインからの入力電圧が所定電圧を基準とする所定範囲内であれば、貸出機3を電源オン状態であると特定する一方、入力電圧が所定電圧を基準とする所定範囲内でなければ、貸出機3を電源オフ状態であると特定する。貸出機3が電源オン状態であるときには、貨幣検知部3kが正常に動作可能であり、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否かを判定可能であるが、貸出機3が電源オフ状態であるときには、貨幣検知部3kが正常に動作不能であり、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否かを判定不能である。
(4)何れかの貸出機3が電源オン状態から電源オフ状態に切り替わったと判定すると、その電源オフ状態に切り替わった貸出機3を営業モード又は非営業モードの何れかに設定しているかを判定する。電源オフ状態に切り替わった貸出機3を非営業モードに設定していると判定すると、その貸出機3から入力した紙幣検知部3kの検知結果を電源オフ時の検知結果として記憶する。一方、電源オフ状態に切り替わった貸出機3を営業モードに設定していると判定すると、遊技場の管理者に対して異常報知を実行する。即ち、電源オフ状態に切り替わった貸出機3(対応する遊技機2の台番)を特定することで、例えば「○番台にて紙幣盗難の可能性大、要確認」等というメッセージをモニタ7dに表示する。
(5)何れかの貸出機3が電源オフ状態から電源オン状態に切り替わったと判定すると、その電源オン状態に切り替わった貸出機3から入力した紙幣検知部3kの検知結果を電源オン時の検知結果として記憶する。これよりも先に記憶した電源オフ時の検知結果と今回に記憶した電源オン時の検知結果とが一致するか否かを判定し、両者が一致しないと判定すると、この場合も、遊技場の管理者に対して異常報知を実行する。即ち、電源オン状態に切り替わった貸出機3(対応する遊技機2の台番)を特定することで、例えば「○番台にて紙幣盗難の可能性大、要確認」等というメッセージをモニタ7dに表示する。
(6)非営業モードに設定した貸出機3から紙幣検知部3kの検知結果を入力し、その入力した検知結果により紙幣を収容していると判定すると、特別報知を実行する。即ち、検知結果の出力元の貸出機3(対応する遊技機2の台番)を特定することで、その貸出機3に保管されている紙幣の回収を促すメッセージをモニタ7dに表示する。
次に、上記した構成の作用について、図4乃至図6を参照して説明する。図4は貸出機3が本発明に関連して実行する紙幣収容有無出力処理を示し、図5は管理装置7が本発明に関連して実行する監視処理を示し、図6は管理装置7が本発明に関連して実行する非営業モード対応紙幣収容報知処理を示している。以下、これらの処理を順次説明する。
(1)紙幣収容有無出力処理
貸出機3は、電源が投入されている状態では紙幣収容有無出力処理を所定周期で定期的に実行する。貸出機3は、紙幣収容有無出力処理を開始すると、自己が営業モードに設定されているか否かを判定する(S1)。貸出機3は、自己が営業モードに設定されていると判定すると(S1:YES)、紙幣検知部3kの検知結果、即ち、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否か(紙幣の有無)を特定可能な検知結果を出力するタイミングになったか否かを判定する(S2)。
貸出機3は、紙幣検知部3kの検知結果を出力するタイミングになったと判定すると(S2:YES)、紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否かを紙幣検知部3kにて検知し(特定し)(S3)、その検知結果を管理装置7に出力し(S4)、紙幣収容有無出力処理を終了してリターンする。又、貸出機3は、自己が営業モードに設定されていない(非営業モードに設定されている)と判定すると(S1:NO)、管理装置7から営業モード設定信号を入力したか否かを判定し(S5)、管理装置7から営業モード設定信号を入力したと判定すると(S5:YES)、非営業モードから営業モードに切り替え(S6)、上記したステップS3、S4を実行する。尚、貸出機3は、紙幣検知部3kの検知結果を出力するタイミングになっていないと判定すると(S2:NO)、又は管理装置7から営業モード設定信号を入力していないと判定すると(S5:NO)、紙幣収容有無出力処理を終了してリターンする。
(2)監視処理
管理装置7は、電源が投入されている状態では監視処理を所定周期で定期的に実行する。管理装置7は、監視処理を開始すると、電源オン状態から電源オフ状態に切り替わった貸出機3を特定したか否かを判定すると共に(T1)、電源オフ状態から電源オン状態に切り替わった貸出機3を特定したか否かを判定する(T2)。管理装置7は、電源オフ状態に切り替わった貸出機3を特定したと判定すると(T1:YES)、その電源オフ状態に切り替わった貸出機3を非営業モードに設定しているか否かを判定する(T3)。管理装置7は、その電源オフ状態に切り替わった貸出機3を非営業モードに設定していると判定すると(T3:YES)、電源オフ状態に切り替わった貸出機3から入力した検知結果、即ち、電源オフ状態に切り替わった貸出機3の紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態を記憶する(T4)。この場合の電源オフ状態に切り替わった貸出機3の紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態は、監視処理を実行する所定周期が短い周期(例えば数ミリ秒周期)であれば、電源オフ状態に切り替わる直前の紙幣収容状態と同じである。
一方、管理装置7は、その電源オフ状態に切り替った貸出機3を非営業モードに設定していない(営業モードに設定している)と判定すると(T3:NO)、異常報知を実行する(T5)。即ち、管理装置7は、電源オフ状態に切り替わった貸出機3(対応する遊技機2の台番)を特定し、例えば「○番台にて紙幣盗難の可能性大、要確認」等というメッセージをモニタ7dに表示する。貸出機3が非営業モードでないにも関わらず(営業モードであるにも関わらず)貸出機3が電源オフ状態に切り替わった場合は、不正な遊技者が紙幣の盗難等を目的として貸出機3を不正に電源オフ状態に切り替えた可能性が高いので、異常報知を実行することで、その旨を遊技場の管理者に対して報知する。このように営業モードにおいて電源オフ状態となると、紙幣収容状態の変化に関わらず、即ち、紙幣収容状態が変化したか否かを判定することなく、異常報知を実行する。この場合、電源オフ状態となることを待つことなく異常報知を直ちに実行する。
又、管理装置7は、電源オン状態に切り替わった貸出機3を特定したか否かを判定すると(T2:YES)、これよりも先に記憶した電源オフ状態に切り替わった貸出機3の紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態を読出し(T6)、その読出した紙幣収容状態、即ち、電源オフ状態に切り替わった貸出機3の紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態と、電源オン状態に切り替わった貸出機3の紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態とを照合し、両者が一致するか否かを判定する(T7)。この場合の電源オン状態に切り替わった貸出機3の紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態は、監視処理を実行する所定周期が短い周期(例えば数ミリ秒周期)であれば、電源オン状態に切り替わる直前の紙幣収容状態と同じである。
ここで、不正な遊技者が貸出機3への電源供給を遮断して(紙幣検知部3kを動作不能として)紙幣を盗難するという不正行為を行わなければ、紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態は貸出機3が電源オフ状態になってから電源オン状態になるまでの期間で変化しないので、両者が一致することになる。一方、不正な遊技者が貸出機3への電源供給を遮断して紙幣を盗難するという不正行為を行えば、紙幣収容部3gにおける紙幣収容状態は貸出機3が電源オフ状態になってから電源オン状態になるまでの期間で変化するので、両者が一致しないことになる。
管理装置7は、両者が一致すると判定すると(T7:YES)、異常報知を実行することなく監視処理を終了してリターンする。一方、管理装置7は、両者が一致しないと判定すると(T7:NO)、この場合も、異常報知を実行する(T5)。即ち、管理装置7は、電源オフ状態に切り替わった貸出機3(対応する遊技機2の台番)を特定し、例えば「○番台にて紙幣盗難の可能性大、要確認」等というメッセージをモニタ7dに表示する。貸出機3の電源オフ状態の前後における紙幣収容状態が一致しなかった場合は、電源オフ状態の期間に不正な遊技者が紙幣を盗難した可能性が高いので、異常報知を実行することで、その旨を遊技場の管理者に対して報知する。尚、管理装置7は、電源オフ状態に切り替わった貸出機3を特定していないと判定すると(T1:NO)、又は電源オン状態に切り替わった貸出機3を特定していないと判定すると(T2:NO)、監視処理を終了してリターンする。
(3)非営業モード対応紙幣収容報知処理
管理装置7は、電源が投入されている状態では非営業モード対応紙幣収容報知処理を所定周期で定期的に実行する。管理装置7は、非営業モード対応紙幣収容報知処理を開始すると、何れかの貸出機3を非営業モードに設定しているか否かを判定する(T11)。管理装置7は、何れかの貸出機3を非営業モードに設定していると判定すると(T11:YES)、非営業モードに設定している貸出機3の中に紙幣を収容している貸出機3が存在するか否かを判定し(T12)、紙幣を収容している貸出機3が存在すると判定すると(T12:YES)、特別報知を実行する(T13)。
即ち、管理装置7は、検知結果の出力元の貸出機3(対応する遊技機2の台番)を特定することで、その貸出機3に保管されている紙幣の回収を促すメッセージをモニタ7dに表示する。貸出機3が非営業モードであるにも関わらず紙幣を収容している場合は、遊技場の管理者は従業員が紙幣を回収し忘れている可能性が高いので、特別報知を実行することで、その旨を遊技場の管理者に対して報知する。尚、管理装置7は、何れの貸出機3も非営業モードに設定していないと判定すると(T11:NO)、又は何れかの貸出機3を非営業モードに設定していると判定したが、紙幣を収容している貸出機3が存在しないと判定すると(T12:NO)、非営業モード対応紙幣収容報知処理を終了してリターンする。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、貸出機3が電源オフ状態に切り替えられた後に電源オン状態に切り替えられると、管理装置7において、貸出機3の電源オフ状態の前後で紙幣の収容状態が変化しているか否かを判定し、電源オフ状態の前後で紙幣の収容状態が変化していると判定すると、異常報知を実行するようにしたので、貸出機3への電源供給を故意に遮断して紙幣を盗難するという不正行為が発生した場合であっても、紙幣の盗難が発生したことを迅速に特定することができる。
又、遊技場の管理者や従業員が操作リモコン8を操作したことで、開錠信号が受信部3bに受信されると、紙幣を取出可能な状態に切り替わるようにしたので、遊技場の管理者や従業員による紙幣の回収を貸出機3が電源オン状態で行うことができる。そのため、貸出機3が電源オフ状態で貨幣検知部3kの検知結果が一致しなくなると、紙幣の盗難が発生した可能性が高いこととなり、紙幣の盗難が発生した可能性が高い状態において異常報知を好適に実行することができる。
又、貨出機3が非営業モードにおいて紙幣の収容が検知されている場合に、紙幣が収容されていることを遊技場の管理者が特定可能な特別報知を実行するようにしたので、遊技場を閉店した後に紙幣を回収し忘れたまま貸出機3を電源オフ状態としてしまうことを抑制することができ、貸出機3を電源オフ状態として紙幣が盗難されることを抑制することができる。
又、貨出機3が営業モードにおいて電源オフ状態となった場合には、紙幣を盗難しようとする遊技者(不正行為者)が不正に貨出機3を電源オフ状態とした可能性が高く、紙幣の盗難の有無に関わらず、即ち、紙幣が盗難されたことを特定する前に異常を報知する必要がある一方、貨出機3が非営業モードにおいて電源オフ状態となった場合には、遊技場の管理者が正規に貨出機3を電源オフ状態とした可能性が高く、必ずしも異常を報知する必要はないので、誤報知を抑制しつつ、異常報知を好適に実行することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第2の実施形態では、管理装置7は、貸出機3との通信状態を管理する。
管理装置7は、貸出機3との間で通信状態を監視しており、貸出機3との間で通信不能状態が発生したと判定すると、例えば「○番台にて通信エラー発生、要確認」等というメッセージをモニタ7dに表示し、通信不能状態が発生したことを遊技場の管理者に対して報知する通信異常報知を実行する。ここでいう通信不能状態とは、貸出機3と管理装置7との間の配線に物理的な損傷が発生した場合や、配線に物理的な損傷は発生しないがノイズが混入する等によりデータ誤りが発生した場合等を意味する。そして、管理装置7は、通信不能状態が発生した貸出機3が通信可能状態に復帰したと判定すると、通信不能状態が発生した前後で第1の実施形態と同様に紙幣検知部3kの検知結果が変化しているか否かを判定し、通信不能状態が発生した前後で紙幣検知部3kの検知結果が変化していると判定すると、異常報知を実行する。
又、貸出機3は、通信不能状態であるときに操作リモコン8から開錠信号が受信部3bに受信されたとしても、前面カバー3fを本体から取外可能な状態とはならない。このとき、操作リモコン8は、貸出機3が通信不能状態であることを示す警告を出力し、その旨を遊技場の管理者や従業員に知らせる。この場合、操作リモコン8が警告を出力する方法としては、例えば貸出機3に警告を送信する機能を持たせ、開錠信号を送信した操作リモコン8に対して貸出機3が警告を送信することで、操作リモコン8が貸出機3から受信した警告を出力するようにしても良い。操作リモコン8が警告を出力することで、貸出機3が通信不能状態であるにも関わらず遊技場の管理者や従業員が誤って紙幣の回収を行ってしまうことを防止することができる。
そして、貸出機3は、操作リモコン8から開錠信号が受信部3bに再度受信されると(前回の開錠信号が受信してから所定時間が経過する前に受信されると)、前面カバー3fを本体から取外可能(開錠可能)な状態となる。即ち、遊技場の管理者や従業員は、貸出機3が通信不能状態であっても、紙幣収容部3gに収容されている紙幣を回収可能となる。そして、貸出機3は、通信不能状態から通信可能状態に復帰すると、紙幣の回収が正常に行われたことを特定可能な信号を管理装置7に出力する。即ち、通信不能状態の前後で紙幣収容状態が変化していたとしても、操作リモコン8により正常に開錠された場合には異常報知を実行しない。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、貸出機3と管理装置7との間が通信不能状態となった後に通信可能状態に復帰すると、管理装置7において、通信不能状態の前後で紙幣の収容状態が変化しているか否かを判定し、通信不能状態の前後で紙幣の収容状態が変化していると判定すると、異常報知を実行するようにしたので、貸出機3と管理装置7との通信機能を故意に無効として(破壊して)紙幣を盗難するという不正行為が発生した場合であっても、紙幣の盗難が発生したことを迅速に特定することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。尚、以下に示す幾つかの変形例を組み合わせても良い。第2の実施形態に適用する場合、電源オフ状態を通信不能状態と適用すれば良い。
本実施形態では、紙幣検知部3kが単に紙幣収容部3gに紙幣が収容されているか否か(紙幣の有無)を検知する構成を説明したが、紙幣検知部3kが紙幣の枚数や種類を特定可能な機能を有することで、紙幣検知部3kが紙幣収容部3gに収容されている紙幣の金額をも特定する構成であっても良い。このよう構成すれば、収容されている紙幣のうち一部が盗難された場合であっても、電源オフ状態の前後で検知結果が異なるようになるので、紙幣の盗難を特定することができる。又、単に紙幣が盗難されたことを遊技場の管理者に対して報知するだけでなく、盗難された金額をも遊技場の管理者に対して報知することも可能となる。
本実施形態では、貸出機3毎に紙幣収容部3gが設けられている構成を説明したが、複数の貸出機3に対して一の紙幣収容部3gが設けられている構成(金庫が共有される構成)であっても良い。例えば複数の遊技機2が設置された遊技島の端に、その遊技島に属する複数の遊技機2が共有する一の紙幣収容部3gが設けられている構成であっても良い。
本実施形態では、紙幣が貸出機3に投入される構成を説明したが、紙幣に代えて硬貨(鋳貨)が貸出機3に投入される構成であっても良いし、紙幣及び硬貨の双方が貸出機3に投入される構成であっても良い。即ち、紙幣や硬貨が貸出機3に投入されることで、玉やメダル等の遊技価値が付与されるようにしても良い。
本実施形態では、管理装置7が異常報知を実行する構成を説明したが、貸出機3や呼出ランプ4が異常報知を実行する構成であっても良い。又、本実施形態では、管理装置7が検知結果を比較する構成を説明したが、貸出機3や呼出ランプ4が検知結果を比較する構成であっても良い。即ち、貸出機3が行う情報処理の一部を他の装置が行っても良いし、他の装置が行う情報処理の一部を貸出機3が行っても良い。
本実施形態では、遊技場の管理者や従業員が操作リモコン8を操作することで、操作リモコン8から開錠信号が貸出機3に送信されて当該貸出機3が開錠される構成を説明したが、遊技場の管理者が管理装置7を操作することで、開錠信号が管理装置7から貸出機3に出力されて当該貸出機3が開錠される構成であっても良いし、遊技場の管理者が鍵を用いて手動で貸出機3を開錠する構成であっても良い。
本実施形態では、営業モードと非営業モードとにおいて、紙幣の盗難に対する処理を変更する構成を説明したが、営業モードにおいて電源オフ状態となった場合も、非営業モードにおいて電源オフ状態となった場合と同様に、電源オフ状態の前後の検知結果が異なった場合に異常報知を実行するようにしても良い。即ち、営業モードにおいて電源オフ状態となった直後に直ちに異常報知を実行する必要はない。
本実施形態では、異常報知として、「○番台にて紙幣盗難の可能性大、要確認」等というメッセージを報知し、紙幣の盗難が発生した可能性が高いことを直接的に報知する構成を説明したが、紙幣の盗難が発生した可能性が高いことを遊技場の管理者が特定可能な情報を報知すれば良く、例えば「エラーコード001」等というようにメッセージをコード化したエラーコードを用いて間接的に報知するようにしても良い。勿論、通信異常報知についても同様であり、エラーコードを用いて間接的に報知するようにしても良い。
第1の実施形態では、各貸出機3の電源オンオフ状態を、各貸出機3への電源ラインからの入力電圧を監視することで判定する構成を説明したが、例えば各貸出機3が特定の信号を所定周期で定期的に出力する構成であれば、特定の信号を定期的に入力している期間では、その特定の信号を出力した貸出機3を電源オフ状態であると判定する一方、特定の信号を定期的に入力していない期間(特定の信号を入力しない期間が所定期間に亘って継続する期間等)では、その特定の信号を出力する貸出機3を電源オフ状態であると判定する構成であっても良い。又、紙幣検知部3kの検知結果を正常に入力している期間では、その検知結果を出力した貸出機3を電源オン状態であると判定する一方、紙幣検知部3kの検知結果を正常に入力していない期間では、その検知結果を出力する貸出機3を電源オフ状態であると判定する構成であっても良い。
第1の実施形態では、貸出機3が電源オフ状態となったタイミングで紙幣収容状態を記憶する構成とし説明したが、所定周期毎で紙幣収容状態を記憶し、貸出機3が電源オフ状態となる直前に記憶した紙幣収容状態と、電源オン状態となった場合(なる場合)の紙幣収容状態とを比較するようにしても良い。即ち、電力供給の遮断の前後における貨幣検知手段の検知結果を比較することとは、電源オフ状態となる前又は電源オフ状態となったタイミングにおける紙幣収容状態と、電源オン状態となった場合(なる場合)の紙幣収容状態とを比較することが含まれる。
第1の実施形態において、貸出機3が電源オフ状態のときに紙幣収容状態を監視するセンサを更に設けても良い。このようなセンサを設けた構成に本発明を適用すれば、電源オフ状態にて紙幣収容状態を監視するセンサの機能(例えばセンサの通信線や電源線を断線させる等)を無効とした後に紙幣の盗難が行われたとしても、電源オフ状態の前後における紙幣収容状態の変化により紙幣の盗難が行われたことを特定可能となる。
対象となる遊技機2は、遊技者が貨幣を貸出機3に投入したことに基づいて付与される遊技価値が使用可能な遊技機2であれば良く、スロットマシン以外にパチンコ機を対象としても良い。パチンコ機を対象とする構成では、遊技者が玉の貸し出しを受けるために投入した貨幣が対象となる。又、遊技媒体を用いない点数による遊技を可能とする所謂封入式やクレジット式を対象としても良く、これらを考慮し、遊技媒体と点数とを包含する遊技価値と表現した。封入式やクレジット式を対象とする構成では、遊技者が遊技に使用可能な得点を得るために投入した貨幣が対象となる。
図面中、1は遊技場管理システム、2は遊技機、3cは貨幣投入口(貨幣投入部)、3gは紙幣収容部(貨幣収容手段)、3kは紙幣検知部(貨幣検知手段)、3lはメダル払出部(遊技価値付与手段)、3mは電力供給部(電力供給手段)、7は管理装置(検知結果比較手段、異常報知実行手段、管理手段)、8は操作リモコン(操作手段、信号出力手段)である。

Claims (6)

  1. 遊技者が貨幣投入部に貨幣を投入したことに基づいて遊技機にて使用可能な遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    前記貨幣投入部に遊技者が投入した貨幣を収容する貨幣収容手段と、
    前記貨幣収容手段が収容している貨幣を検知する貨幣検知手段と、
    前記貨幣検知手段に電力を供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された後に電力供給が開始された場合に、その電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果を比較する検知結果比較手段と、
    前記検知結果比較手段が検知結果を比較した結果として前記電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果が一致しなかった場合に、異常報知を実行する異常報知実行手段と、を備え
    前記貨幣収容手段は、遊技者が遊技を行う状態である営業モードと、遊技場の管理者がメンテナンスを行う状態である非営業モードとに切替可能であり、
    前記異常報知実行手段は、前記貨幣収容手段が前記営業モードにおいて前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に、前記電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果に関わらず前記異常報知を実行する一方、前記貨幣収容手段が前記非営業モードにおいて前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に、前記電力供給の遮断の前後における前記貨幣検知手段の検知結果が一致しなかった場合に異常報知を実行することを特徴とする遊技場管理システム。
  2. 前記貨幣検知手段は、前記貨幣収容手段が貨幣を収容している状態か否かを検知するものであり、
    前記異常報知実行手段は、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に前記貨幣収容手段が貨幣を収容している状態であり、その後、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が開始された場合に前記貨幣収容手段が貨幣を収容していない状態となっていた場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする請求項1に記載した遊技場管理システム。
  3. 前記貨幣収容手段が収容している貨幣を取り出すために遊技場の管理者が操作する操作手段と、
    遊技場の管理者が前記操作手段を操作した場合に前記貨幣収容手段に状態切替信号を出力する信号出力手段と、を備え、
    前記貨幣収容手段は、前記状態切替信号を入力した場合に、収容している貨幣を取出可能な取出可能状態に切り替わることを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技場管理システム。
  4. 前記貨幣収容手段は、遊技者が遊技を行う状態である営業モードと、遊技場の管理者がメンテナンスを行う状態である非営業モードとに切替可能であり、
    前記異常報知実行手段は、前記貨幣収容手段が前記非営業モードにおいて前記貨幣検知手段が貨幣の収容を検知している場合に、前記貨幣収容手段が貨幣を収容していることを遊技場の管理者が特定可能な特別報知を実行することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場管理システム。
  5. 記異常報知実行手段は、前記電力供給手段からの電力供給を受けることなく動作可能であり、前記貨幣収容手段が前記営業モードにおいて前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給が遮断された場合に、前記電力供給手段から前記貨幣検知手段への電力供給の開始を待つことなく前記異常報知を実行することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載した遊技場管理システム。
  6. 遊技者が貨幣投入部に貨幣を投入したことに基づいて遊技機にて使用可能な遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    前記貨幣投入部に遊技者が投入した貨幣を収容する貨幣収容手段と、
    前記貨幣収容手段が収容している貨幣を検知する貨幣検知手段と、
    前記貨幣検知手段と通信可能であり、前記貨幣検知手段の検知結果を管理する管理手段と、
    前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信不能状態となった後に通信可能状態となった場合に、その通信不能状態の前後における前記貨幣検知手段の検知結果を比較する検知結果比較手段と、
    前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信不能状態となった場合に、前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信可能な状態となる前に通信異常報知を実行すると共に、前記貨幣検知手段と前記管理手段とが通信不能状態となった後に通信可能状態となった場合に、前記検知結果比較手段が検知結果を比較した結果として前記通信不能状態の前後における前記貨幣検知手段の検知結果が一致しなかった場合に異常報知を実行する異常報知実行手段と、を備えたことを特徴とする遊技場管理システム。
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