JP6013579B1 - アンカー保持具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、上述のアンカー保持具は、前記アンカーに取り付けて前記下孔に挿入した状態で、前記アンカーの軸方向から見て、複数の前記突出部の頂点と前記連結部の頂点と、が描くピッチ円の中心は、前記アンカーの中心と略一致する構成としてもよい。
以下、図面を用いて第1実施形態のアンカー保持具1について説明する。
なお、各図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
以下の説明においては、アンカー保持具1の保持対象であるアンカー50の中心軸Jに平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向(中心軸Jの軸周り)を単に「周方向」と呼ぶ。
アンカー保持具1は、アンカー50を下孔5に挿入する際の位置保持用スペーサとして広く適用できる。
なお、アンカー保持具1は、複数本の線材を組み合わせて構成されていてもよい。
図4は、アンカー保持具1を装着したアンカー50の模式図であり、下孔5に挿入された状態を示す。図5(A)、(B)は、アンカー保持具1の使用状況を示す図であり、図5(A)は、アンカー50に取り付けて下孔5に挿入した状態を示し、図5(B)は、下孔5内にアンカー50を仮保持させた状態を示す。
下孔5には、モルタル等の接着部材7が充填され硬化される。これにより、アンカー50を下孔5内に埋設固定することができる。なお、予め下孔5内に未硬化の接着部材7を充填させた後に、アンカー保持具1を取り付けたアンカー50を下孔5に挿入してもよい。
アンカー50を下孔5内に中空で保持した状態(図5(B)に示す状態においても)であっても、アンカー50の中心は、下孔5の略中心に位置合わせできる。したがって、この状態でアンカー50と下孔5との間に接着部材7を注入し硬化させてもよい。
次に、第1実施形態のアンカー保持具1に採用可能な変形例1の構成について説明する。図1〜図3および図5に仮想線(二点鎖線)として示すように、保持部10は、突出部10aを有していてもよい。突出部10aは、第1保持部端11から第2保持部端12への経路中に径方向外側に突出する。突出部10aは、円弧上に延びる保持部10の一部を径方向外側に迂回させて折曲することでも形成できる。ここでは、保持部10が1つの突出部10aを有する場合を例示するが、保持部10は、周方向に沿って並ぶ2以上の突出部10aを有していてもよい。
図6に、第2実施形態のアンカー保持具101の斜視図を示す。以下、図6を基に、第2実施形態のアンカー保持具101について説明する。
本実施形態のアンカー保持具101は、第1実施形態のアンカー保持具1と比較して、主に連結部120の構成が異なる。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。
また、本実施形態のアンカー保持具101は、一対の保持部110のそれぞれの第1突出部111aおよび第2突出部112aに加えて、直線部122において下孔5の内周面に線接触する。このため、下孔5内に、躯体4内の空隙に起因する凹部が形成されている場合であっても、接触部分(すなわち直線部122)が凹部内に収容され難い。したがって、本実施形態のアンカー保持具101によれば、第1実施形態のアンカー保持具1に対して、アンカー50の中心を下孔5の中心と位置合わせの確実性を高めることができる。加えて、本実施形態のアンカー保持具101によれば、直線部122が凹部内に収容され難いために、アンカー保持具1の緊迫力が低下することを抑制でき、アンカー50を下孔5内における中空保持の確実性を高めることができる。
図7に、第3実施形態のアンカー保持具201の斜視図を示す。以下、図7を基に、第3実施形態のアンカー保持具201について説明する。
本実施形態のアンカー保持具201は、上述の実施形態のアンカー保持具1、101と比較して、3つの保持部(第1の保持部210A、第2の保持部210Bおよび第3の保持部210C)と、2つの連結部(第1の連結部220Aおよび第2の連結部220B)と、を備える点が主に異なる。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。
第2の連結部220Bは、第2の保持部210Bと第3の保持部210Cとの間に位置している。第2の連結部220Bは、第2の保持部210Bの第1保持部端211Bと第3の保持部210Cの第1保持部端211Cと、を繋ぐ。第2の連結部220Bは、軸方向一方側から他方側に向かうに従い周方向に沿って開口部215と反対側に迂回して延びている。第2の連結部220Bは、迂回経路中に軸方向に沿って直線的に延びる直線部222を有する。
本実施形態のアンカー保持具201によれば、第1の連結部220Aと第2の連結部220Bとが、周方向に沿って反対方向に迂回する。アンカー50に装着して下孔5に挿入された状態で、第1の連結部220Aおよび第2の連結部220Bが、下孔5の内周面にそれぞれ引っかかり、それぞれ周方向反対側の回転を抑制する。このため、アンカー50を何れの方向に回転させる場合であっても、アンカー保持具201とアンカー50との供回りを抑制し、下孔5の内部でアンカー50を中空保持できる。本実施形態によれば、1つのアンカー50に対して、複数のアンカー保持具201を使用する場合には、複数のアンカー保持具201の装着方向を揃える必要がなく、作業の容易性を高めることができる。
図8に、第4実施形態のアンカー保持具301の斜視図を示す。以下、図8を基に、第4実施形態のアンカー保持具301について説明する。
本実施形態のアンカー保持具301は、上述の実施形態のアンカー保持具1、101、201と比較して、一対の保持具(第1の保持部310Aおよび第2の保持部310B)の開口方向が主に異なる。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。
Claims (6)
- 躯体に穿孔した下孔に挿入されるアンカーに取り付けられるアンカー保持具であって、
軸方向に延びる前記アンカーを径方向外側から保持する少なくとも2つ以上の保持部と、
軸方向に延び一対ごとの前記保持部を繋ぐ連結部と、を備え、
前記保持部には、前記アンカーが挿入される開口部と、前記開口部の周方向一方側に位置する第1の保持部端と、前記開口部の周方向他方側に位置する第2の保持部端と、が設けられ、
2つ以上の前記保持部の開口部は、同方向を向き、
前記連結部は、一対ごとの前記保持部の周方向において同じ方向に位置する第2の保持部端同士を繋ぎ、軸方向一方側から他方側に向かうに従い、周方向に沿って前記開口部と反対側に迂回する、アンカー保持具。 - 躯体に穿孔した下孔に挿入されるアンカーに取り付けられるアンカー保持具であって、
軸方向に延びる前記アンカーを径方向外側から保持する少なくとも2つ以上の保持部と、
一対ごとの前記保持部を繋ぐ連結部と、を備え、
前記保持部には、前記アンカーが挿入される開口部と、前記開口部の周方向両側にそれぞれ位置する一対の保持部端とが設けられ、
前記連結部は、軸方向に延びる直線部を有し、一対ごとの前記保持部の保持部端同士を繋ぐ、アンカー保持具。 - 前記開口部の開口幅は、前記アンカーの直径より狭い、請求項1又は2に記載のアンカー保持具。
- 前記保持部は、前記保持部端において、径方向外側に突出する突出部を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載のアンカー保持具。
- 前記保持部は、一方の前記保持部端から他方の前記保持部端への経路中に径方向外側に突出する突出部を有する、請求項1〜4の何れか一項に記載のアンカー保持具。
- 前記アンカーに取り付けて前記下孔に挿入した状態で、
前記アンカーの軸方向から見て、複数の前記突出部の頂点と前記連結部の頂点と、が描くピッチ円の中心は、前記アンカーの中心と略一致する、請求項4又は5に記載のアンカー保持具。
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CN110553822A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-12-10 | 长江地球物理探测(武汉)有限公司 | 垂直对穿锚索多循环张拉试验方法 |
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JP2004197561A (ja) * | 2002-12-05 | 2004-07-15 | Okabe Co Ltd | アンカー用スペーサ |
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