JP6013231B2 - 組立棚 - Google Patents

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Description

本発明は、事務所、家庭、倉庫、店舗等で使用する収納棚、あるいは店舗で使用する陳列棚であり、工具なしで組み付けと解体ができる組立棚に関するものである。
従来、棚部材と支柱を組立てて得られる組立棚としては、支柱がパイプ状のものとL字アングルのものに大別できる。L字アングルのものとしては、支柱の取付け孔に棚部材の突起状の係止部を挿入するものが知られている(特開平10−167075号公報、特開平10−165233号公報、特開2008−212414号公報)。また、4本のL形のアングル支柱に鋼板を折り曲げて形成した四角形の棚板を、L形の固定金具と、ボルトとを使用して組立てられた組立棚が知られている(特開平9−238758号公報)。これらの組立棚は、安価に提供できる。また、特開平10−167075号公報の組立棚は、棚部材を容易に脱着できて都合がよい。
一方、支柱がパイプ状のものとしては、長手方向に所定の間隔で複数の環状の係止溝が外周面に形成された支柱と、前記支柱の係止溝に係止する内周面に形成された突条と、外形が下方に向かうに従って漸次拡径した形状のテ−パスリ−ブと、該テ−パスリ−ブの外周面に差し込まれるリングが四隅に固着された棚部材とを使用する組立棚が知られている(登録実用新案公報第3057990号)。登録実用新案公報第3057990号の組立棚は、例えば2つの棚部材を長手方向に連結する場合、1本の支柱を共有できるため、見栄えがよく、また組み付けも容易である。
特開平10−167075号公報 特開平10−165233号公報 特開2008−212414号公報 登録実用新案公報第3057990号
しかしながら、L字アングルを使用した組立棚は、棚部材に係止用の突起があり、意匠性に劣ると共に、組立て時に作業者の手を傷つける危険性があった。また、L形の固定金具をボルト締めするものは、組み付けの際、ボルト締め用の工具が別途必要となり、不便なものであった。また、登録実用新案公報第3057990号の組立棚は、上下複数段を有する組立棚における中間棚部材の位置を変更したい場合(以下、「中抜き操作」とも言う。)、その中間棚部材より上方にある棚部材を必ず取り除く必要があった。このため、組み付けは簡単ではあるが、中抜き操作は不便であり、実質的に中抜きができないものであった。
従って、本発明の目的は、L字アングル系支柱を使用した組立棚であって、棚部材に突起がなく、組み付けの際、道具が不要であり、また中抜き操作が可能な組付棚を提供することにある。
すなわち、本発明は、上記従来の課題を解決したものであって、L字断面を含む形状であって、該L字を構成する一辺の板状部に、長手方向に規則又は不規則の間隔で複数の係合貫通孔が形成された支柱と、ヒンジにより折り畳み自在に接合された一対の支持部であって、一方の支持部の裏面には突起が形成され、他方の支持部には該突起の先端部が嵌る係合孔が形成され、該突起を該支柱の係合貫通孔に通し該突起の先端部と該係合孔を係合させて、該板状部を横から抱くように設置されるものであり、且つ該一対の支持部の外周側面は下方に向けて漸次拡大するテーパ面であるカップリング部材と、該カップリング部材に係合する係合部を備える棚部材と、を有することを特徴とする組立棚を提供するものである。
また、本発明は、該支柱は、L字断面形状、T字断面形状、十字断面形状又はチャンネル形状であることを特徴とする前記組立棚を提供するものである。
また、本発明は、カップリング部材は樹脂製であり、該ヒンジは薄肉状であることを特徴とする前記組立棚を提供するものである。
また、本発明は、該支柱はL字断面形状であって、該L字を構成する他の一辺の板状部に、長手方向に規則又は不規則の間隔で複数の第2係合貫通孔が形成されることを特徴とする前記組立棚を提供するものである。
本発明の組立棚によれば、棚部材に突起がなく、組み付けの際、組立て工具が不要である。また、中間棚部材と上方の棚部材間が、中間棚部材を傾斜させて、手前に抜くスペースを有するものであれば、上下複数段を有する組立棚における中間棚部材の位置変更を、他の棚部材はそのままで、当該中間棚部材のみの取り外し及び付け直しを行なうことができる。
本例の組立棚の斜視図である。 本例の組立棚における支柱と棚部材の組み付け前の説明図である。 本例の組立棚で使用するカップリング部材の斜視図である。 本例の組立棚で使用するカップリング部材の他の斜視図である。 本例の組立棚における支柱とカップリング部材の組み付け前の図である。 図5に続く工程であり、支柱とカップリング部材の組み付け途中の図である。 図6に続く工程であり、支柱とカップリング部材の組み付け完了の図である。 図6の平面図である。 図7の平面図である。 図7の正面図である。 図7の右側面図である。 本例の組立棚で使用する棚部材の係合部を上から見た図である。 図8のX−X線に沿って見た図である。 図8のY−Y線に沿って見た図である。 本例の組立棚の一部の正面図である。 図15の右側面図である。 図15の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態における組立棚の一部の平面図である。 他の形態におけるカップリング部材の斜視図である。 図26のカップリング部材の他の斜視図である。 他の形態におけるカップリング部材の斜視図である。 中間棚部材の中抜き操作を説明する図である。 支柱の係合貫通孔の他の形態を説明する図である。
次に、本発明の第1の実施の形態における組立棚を図1〜図17を参照して説明する。組立棚10は、支柱1と、カップリング部材2と、棚部材3とを組み立てたものである。支柱1は、L字断面を含む形状であり、例えば、L字断面形状、T字断面形状、十字断面形状又はチャンネル形状(コ字断面形状)であって、所定長さ(高さ)のものである。支柱1がこのような形状であれば、強度及び設置安定性が優れると共に、安価に提供できる。なお、支柱1は、パイプ等の中空管を除外する意味である。
支柱1において、L字を構成する一辺部であると共に側端部を有する板状部には、長手方向(高さ方向)に規則又は不規則の間隔で複数の係合貫通孔11が形成される。L字を構成する一辺であると共に側端部を有する板状部とは、L字断面形状においては、L字を構成する2辺の板状部のいずれかであり、T字断面形状においては、T字を構成する横棒と縦棒の交点から3方向に延びる3つの辺の板状部のいずれかであり、十字断面形状においては、十字を構成する横棒と縦棒の交点から4方向に延びる4つの辺の板状部のいずれかであり、チャンネル形状(コ字断面形状)においては、対峙する2辺の板状部のいずれかである。なお、係合貫通孔11の不規則の間隔とは、例えば、カップリング部材2の突起が通る2つの係合貫通孔11を1セットとした場合、1セット毎間のピッチがp又はpで連続したり、また、それらが任意又は交互に繰り返して形成されるものを言う(図30)。なお、ピッチpは2つの係合貫通孔11のピッチとは異なるピッチである。
支柱1において、係合貫通孔11は、カップリング部材2の突起22が通される部分である。また、長手方向に複数形成することで、カップリング部材2の設置位置、すなわち、棚部材3の設置位置を任意に設定できる。係合貫通孔11の内径は、カップリング部材2の突起の外径と同じかやや大きめでよい。係合貫通孔11とカップリング部材2の突起22の嵌め込みがきついと、嵌め込み難くなり、嵌め込みが緩すぎると、棚部材3の設置安定性が悪くなる。また、係合貫通孔11の側端面からの距離は、カップリング部材2の突起位置との関係で決定される。
カップリング部材2は、支柱1に取り付けられると共に、棚部材3を支持するものである。カップリング部材2は、金属、樹脂、ガラス、カーボン又はこれらの複合物から作製されるものである。この中、樹脂製のものは、組み付けの際、金属音などが発生せず、組み付けも容易となる点で好ましい。樹脂としては、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂(ABS樹脂)、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂などエンジニアリングプラスチックが使用できる。これらの合成樹脂は、耐衝撃性、耐摩耗性、耐薬品性に優れる。なお、樹脂には、更にガラス繊維やカーボン繊維等の強化繊維が含まれていてもよい。
カップリング部材2は、図3及び図4に示すように、ヒンジ24により折り畳み自在に接合された一対の支持部21a、21bであって、一方の支持部21aの裏面には突起22が形成され、他方の支持部21bには突起22の先端部が嵌る係合孔23が形成されている。突起22の設置数は特に制限されないが、縦に2個又は3個が好ましい。突起22の設置数が1個だと、支持強度が弱く易く、4個以上では、カップリング部材2の縦方向長さが大となり、材料が無駄となる。図28は、突起22が3個の場合のカップリング部材を示す。
突起22の形状及び係合孔23の形状としては、両者が強く嵌る嵌合であれば特に制限されず、例えば、図8に示すように、短い円柱状突起222の先端側に、円柱状突起222の軸方向に直交する方向に短く突出する係止部223を設けたものが挙げられる。係止部223は、円柱状突起222の先端側に向けて下り傾斜状である。また、係止部223は、本例では1つであるが、対称位置に設けた2つであっても、3つ又は4つであってもよい。係止部223の形成により、嵌合強度が向上する。また、円柱状突起部222の基端側は、拡径部221となっている。これにより、円柱状突起部222を傷つけることなく、支柱1の係合貫通孔11に隙間なく挿入することができる。円柱状突起部222の先端角はアール形状としている。これにより、係合孔23に嵌め易く、怪我することもない。突起22は、図3のような形態に限定されず、例えば、短い円柱状突起の先端側に円柱状突起の外径より少し大の外径を有する環状の拡径部(不図示)を設けたものであってもよい。環状の拡径部222は、前記係止部223と同様の効果を奏する。
係合孔23は、図8に示すように、貫通孔であって、貫通孔の内側部分が円柱状突起部222の外径と同じか又は若干大の内径を有する第1孔部231と、貫通孔の外側部分であって、第1孔部231と連続する第1孔部231の内径よりやや大の内径を有する第2孔部232とからなる。すなわち、係合孔23は、内側の孔の孔径より外側の孔の孔径が大の段差のある孔である。これにより、係合孔23と突起22の嵌合は強く嵌める必要があるが、一端嵌ると外れ難いものとなる。
一対の支持部21a、21bは、突起22を支柱1の係合貫通孔11に通し突起22の先端部222と係合孔23を係合させて、板状部1aを横から抱くように設置される。この際、突起22と係合孔23は、一対の支持部21a、21bを手で挟みやや強く押すことで突起22の係止部223が係合孔23の第1孔部231に少し潰されながら押し込まれ、第1孔部231を越えて第2孔部232に嵌合する。このような嵌合により嵌合強度が高まると共に、嵌合を外す際も道具なしで手で行なえる。なお、突起22と係合孔23の嵌合後、突起22は係合孔23の内部に留まっており、突起22の先端が係合孔23の入り口とは反対側の外へ突出することはない。突起22の先端が係合孔23から外へ突出するものであれば、棚部材側係合部4との係合ができなくなる。なお、係合孔23は本例では貫通孔であるものの、これに限定されず、非貫通孔であってもよい。係合孔23の設置数は、突起22の設置数により決定される。
カップリング部材2において、一対の支持部21a、21bは、本例では、それぞれ所定の厚みを有する略板状体である(図3及び図4)。カップリング部材2は、この2つの略板状体がヒンジ24で接合された一体ものである。ヒンジ24は、樹脂製または金属製の所定の幅を有する薄肉板状、帯状又は所定長さの紐状が好ましい。ヒンジ24が所定の幅を有する薄肉板状、帯状又は所定長さの紐状であれば、一対の支持部21a、21bは、不使用時には互いに一体であり、一方が紛失することがなく、取り付ける際、板状部1aとの当接面が互いに平行となるように対峙させることができる。
一対の支持部21a、21bの外周側面25、26は下方に向けて漸次拡大するテーパ面である。これにより、棚部材側係合部4を嵌め込めば、棚部材3の下方移動をテーパ面同士の当接により、規制することができ、棚部材3を支柱1に固定されたカップリング部材2に固定させることができる。外周側面25、26とは、一対の支持部21a、21bが板状体である場合、一対の支持部21a、21bの表面26、26の2面を言い、好ましくは更に側面25、25を含めた4面を言う。下方に向けて漸次拡大するテーパ面が、外周側面26、26の2面であっても、十分な支持効果を発揮する。なお、本例では、ヒンジ24を有する側面25は、対峙するヒンジ24を有さない側面25より、テーパ形成面積は小となっている。テーパ形成面積が小であっても、十分な支持効果を発揮する。外周側面25、25及び26、26のテーパは、概ね2〜3度あれば、十分な締め付け強さを付与できる。一対の支持部21a、21bの板状体との当接面は、突起22及び係合孔23以外を除いて、平坦面である。これにより、支柱1の板状部への密着性が向上する。
棚部材3は、カップリング部材2に係合する係合部4を備える。棚部材3において、係合部4の形成位置は特に制限されないが、略四隅が好適である。係合部を四隅に形成することで、4本の支柱1で形成される面積(載置面積)が大きくとれ、組立棚10の設置が安定する。棚部材の棚本体部分はボード状又は網目状のいずれでもよい。棚部材31の形状は、特に制限されないが、平面視で通常、矩形状である。
係合部4は、カップリング部材2の外形状に対応する内形状を有する上下に貫通する係合本体部411を有する。すなわち、図12に示すように、係合本体部411は、平面視矩形状であって、端部側は、板状部1aの厚みよりやや大の幅の開口部412を形成している。これにより、カップリング部材2が装着された支柱1に対して、棚部材3の係合部4を上方から下方に移動させることにより、組み立てることができる。
係合本体部411の棚部材3の長手方向に平行に延びる内壁413、413は、図13に示すように、カップリング部材2の一対の支持部21a、21bの外周側面26、26と接する部分であり、外周側面26、26と同様のテーパ面である。また、係合本体部411の棚部材3の短手方向に平行に延びる内壁414、414は、図14に示すように、カップリング部材2の一対の支持部21a、21bの外周側面25、25と接する部分であり、外周側面25、25と同様のテーパ面である。係合本体部411の高さは、カップリング部材2の高さと同じか、又はやや大であればよい。これにより、カップリング部材2に棚部材3が嵌め込まれた後は、カップリング部材2が外から見えず、意匠性に優れたものとなる。
次に、本発明の組立棚10を組立てる方法を説明する。先ず、支柱1の所定の位置にカップリング部材2を取り付ける(図5)。すなわち、カップリング部材2の支持部21aの突起22、22を支柱1に形成された係合貫通孔11、11に通す(図6、図8)。この時、突起22、22の先端部は係合貫通孔11、11を通り抜けて、支柱1の板状部1aから突出する。次いで、一対の支持部21a、21bを手で強く挟み付け、突起22の先端部を係合孔23に嵌め込む。この際、突起22の係止部223が係合孔23の第1孔部231を少し潰されながら押し込まれ、第1孔部231を越えて第2孔部232に嵌合するため、嵌合を体感できる(図7〜図11)。他のカップリング部材2についても同様の方法で、支柱1に取り付ける。
次に、棚部材3の係合部4をカップリング部材2に係合させる。係合方法は、図2に示すように、カップリング部材2に対して、棚部材3を上方から下方に向けて移動させることで、カップリング部材2に棚部材3の係合部4を係合させる。係合部4の開口部412の開口幅は、支柱1の板状部1aの厚みより大であり、且つ係合部4の係合本体部411の下端開口形状は、カップリング部材2の上端形状より大であるため、カップリング部材2は係合本体部411内に入り込む。この際、カップリング部材2の外周側面のテーパ面26、26と係合本体部411の内周面のテーパ面413、413との当接及びカップリング部材2の外周側面のもう一方のテーパ面25、25と係合本体部411のもう一方の内周面のテーパ面414、414とが当接するため、両者は強く締め付けられる(図15〜図17)。このように、カップリング部材2及び棚部材3は共に、取り付け工具なしで、支柱1に取り付けることができる。また、棚部材3には係合突起が無く、作業者が取り扱う際、怪我等をすることがない。
図1における最下段の棚部材3a及び中間棚部材3bの取り付け方法について説明する。支柱1へカップリング部材2を取り付ける方法は、前述と同様である。次に、棚部材3をカップリング部材2に取り付ける。この際、直上の棚部材との間、例えば最下段の棚部材3aの場合、最下段の棚部材3aと中間棚部材3bの間、中間棚部材3bの場合、中間棚部材3bと最上段の棚部材3cの間のスペースに、斜め姿勢にされた棚部材3を正面から入れ、水平姿勢となるように倒し、その際、係合部4の開口部412内に支柱1の板状部1aを通して水平姿勢を採る。次いで、カップリング部材2に棚部材3(3a又は3b)を、前述と同様の方法で取り付ける。なお、斜め姿勢にされた棚部材3が入るスペースが無い場合、上方の棚部材3を取り付ける前に、取り付ければよい。このようにして、図1の組立棚10が完成する。
次に、組立棚10を解体する方法について説明する。組立棚10から棚部材3を外すには、上方の棚部材3から順次、取り外す。棚部材3の取り外しは、棚部材3を強く上方に押し上げ、カップリング部材2との嵌合を外し、支柱1の上方から取り出せばよい。なお、図1に示す組立棚10において、中間棚部材3bのみを取り外す中抜きは、中間棚部材3bと上方の棚部材3a間が、中間棚部材3bを傾斜させて手前に抜くスペースがあれば行える。すなわち、中間棚部材3bの中抜きは、中間棚部材3bを強く上方に押し上げ、カップリング部材2との嵌合を外し、傾斜姿勢とした後、手前に引いて、取り出せばよい(図29)。なお、L字断面形状の支柱1と棚部材3の位置関係としては、図17に示すものに限定されず、L字を構成する他の1辺(係合貫通孔11が形成されていない板状部)1bの延出する方法が、図17の内側方向とは反対の外側方向であってもよい。
本例の組立棚10によれば、棚部材3に突起がなく、組み付けの際、人の手を傷つけることがなく、且つ組立て工具が不要である。また、支柱1がL字断面形状(L字アングル)であるため、設置安定性がよく、安価に提供できる。中間棚部材と上方の棚部材間が、中間棚部材を傾斜させて、手前に抜くスペースを有するものであれば、上下複数段を有する組立棚における中間棚部材の位置変更を、他の棚部材はそのままで、当該中間棚部材のみの取り外し及び付け直しを行なうことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態における組立棚を図18〜図20を参照して説明する。図18〜図20において、図1〜図17と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第2の実施の形態における組立棚10a〜10cにおいて、第1の実施の形態における組立棚10と異なる点は、支柱1の形状である。すなわち、図18に示すように、組立棚10aの支柱1aは、T字断面形状であり、T字を構成する水平棒の一方の辺の板状部11aに係合貫通孔を形成したものである。なお、T字を構成する鉛直棒は棚部材3の内側方向に延出している。また、図19に示すように、組立棚10bの支柱1bは、十字断面形状であり、十字を構成する水平棒の一方の辺の板状部11bに係合貫通孔を形成したものである。また、図20に示すように、組立棚10cの支柱1cは、コ字断面形状(チャンネル形状)であり、コ字を構成する水平棒の一方の辺の板状部11cに係合貫通孔を形成したものである。組立棚10a〜10cは、いずれも組立棚10と同様の作用効果を奏する。なお、コ字を構成する水平棒の一方の辺の板状部11cと対峙する他方の辺の板状部111cは、棚部材3の外側であって、棚部材3の長手方向に延びる辺と平行である。
次に、本発明の第3の実施の形態における組立棚を図21〜図25を参照して説明する。図21〜図25において、図1〜図17と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第3の実施の形態における組立棚10d〜10hにおいて、第1の実施の形態における組立棚10と異なる点は、カップリング部材2及び棚部材3の使用数並びに支柱1の形状である。すなわち、組立棚10dは、1本の支柱1dで2つの棚部材3を連結するものである(図21)。支柱1は、L字断面形状であり、L字を構成する2つの辺の板状部1a及び1bのいずれにも、係合貫通孔11を形成したものである。すなわち、支柱1aは、支柱1において、L字を構成する他の一辺の板状部1bにも、長手方向に規則又は不規則の間隔で複数の第2係合貫通孔11を形成したものである。なお、支柱1dのL字を構成する鉛直棒は、支柱1のL字を構成する鉛直棒より少し長めである。これにより、2つの棚部材3の連結が可能となる。また、組立棚10dにおいて、棚部材3の係合部4及びカップリング部材2の向きは、支柱1dのL字形状に起因して、互いに直交している。
組立棚10eは、1本の支柱1eで2つの棚部材3を連結するものである(図22)。支柱1eは、コ字断面形状の対峙する一対の辺の端から外側に一対の辺と直交する方向に鍔部11eが延出した形状であり、鍔部11e、11eに係る板状部に係合貫通孔11を形成したものである。これにより、2つの棚部材3の連結が可能となる。組立棚10eにおいて、棚部材3の係合部4及びカップリング部材2の向きは、支柱1eの鍔部11e、11eが180度反対側に延出しており、2つの組立棚は長手方向への連続接続となる。
組立棚10fは、1本の支柱1fで2つの棚部材3を連結するものである(図23)。支柱1fは、L字形状を構成する短い辺の端から外側に鍔部11fが延出したクランク形状であり、互いに平行位置にある2つの辺部11f、11fに係る板状部に係合貫通孔11を形成したものである。これにより、2つの棚部材3の連結が可能となる。組立棚10fにおいて、棚部材3の係合部4及びカップリング部材2の向きは、支柱1fの2つの辺部11f、11fが180度反対側に延出しており、2つの組立棚は長手方向への連続接続となる。
組立棚10gは、1本の支柱1gで2つの棚部材3を連結するものである(図24)。支柱1gは、T字断面形状であり、T字を構成する水平棒に係る板状部11gにそれぞれ係合貫通孔11を形成したものである。これにより、2つの棚部材3の連結が可能となる。組立棚10gにおいて、棚部材3の係合部4及びカップリング部材2の向きは、支柱1gの2つの板状部11g、11gが180度反対側に延出しており、2つの組立棚は長手方向への連続接続となる。
組立棚10hは、1本の支柱1hで2つの棚部材3を連結するものである(図25)。支柱1hは、十字断面形状であり、十字を構成する水平棒に係る2つの板状部11h、11hにそれぞれ係合貫通孔11を形成したものである。これにより、2つの棚部材3の連結が可能となる。組立棚10hにおいて、棚部材3の係合部4及びカップリング部材2の向きは、支柱1hの2つの板状部11h、11hが180度反対側に延出しており、2つの組立棚は長手方向への連続接続となる。組立棚10d〜10hは、いずれも組立棚10と同様の作用効果を奏する。
次に、本発明の第4の実施の形態における組立棚を図26〜図27を参照して説明する。図26〜図27において、図1〜図17と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第4の実施の形態における組立棚において、第1の実施の形態における組立棚10と異なる点は、カップリング部材2及び棚部材3の係合部の形状である。カップリング部材2aは、一対の支持部は、外観形状が半割の半円錐状であって、取り付け状態において、平面視が円形状である。また、一対の支持部21gの外周側面は下方に向けて漸次拡大するテーパ面である。なお、棚部材3の係合部は、カップリング部材2aに対応した形状、すなわち、係合本体部の形状が平面視で円形状のものである。カップリング部材2aを備えた組立棚は、組立棚10と同様の作用効果を奏する。
本発明において、上記実施の形態例の他、種々の変形例を採ることができる。カップリング部材の突起は、上記短円筒状の突起に限定されず、楕円形断面の突起、菱形断面の突起、不定形状断面の突起であってもよい。この場合、突起が嵌る係合孔の形状を、少し強めの嵌合が可能な形状とすればよい。また、突起に形成される環状の拡径部は、円周方向に適宜、切り欠きを設けてよい。
本発明によれば、棚部材に突起がなく、組立て工具が不要であり、組み付けの際、作業者にとって安全である。また、中間棚部材と上方の棚部材間が、中間棚部材を傾斜させて、手前に抜くスペースを有するものであれば、上下複数段を有する組立棚における中間棚部材の位置変更を、他の棚部材はそのままで、当該中間棚部材のみの取り外し及び付け直しを行なうことができる。
1 支柱
2 カップリング部材
3 棚部材
4 棚部材側係合部
10〜10g 組立棚
11 係合貫通孔
22 突起
23 係合孔

Claims (4)

  1. L字断面を含む形状であって、該L字を構成する一辺の板状部に、長手方向に規則又は不規則の間隔で複数の係合貫通孔が形成された支柱と、
    ヒンジにより折り畳み自在に接合された一対の支持部であって、一方の支持部の裏面には突起が形成され、他方の支持部には該突起の先端部が嵌る係合孔が形成され、該突起を該支柱の係合貫通孔に通し該突起の先端部と該係合孔を係合させて、該板状部を横から抱くように設置されるものであり、且つ該一対の支持部の外周側面は下方に向けて漸次拡大するテーパ面であるカップリング部材と、
    該カップリング部材に係合する係合部を備える棚部材と、を有することを特徴とする組立棚。
  2. 該支柱は、L字断面形状、T字断面形状、十字断面形状又はチャンネル形状であることを特徴とする請求項1記載の組立棚。
  3. カップリング部材は樹脂製であり、該ヒンジは薄肉状であることを特徴とする請求項1又は2記載の組立棚。
  4. 該支柱はL字断面形状であって、該L字を構成する他の一辺の板状部に、長手方向に規則又は不規則の間隔で複数の第2係合貫通孔が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立棚。
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