JP6012782B2 - 水素水生成器 - Google Patents
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Description
この公知技術は、飲用水を貯留可能な飲料容器と、該飲料容器の内部において略水平に配置される陽極板及び陰極板を有する電気分解板と、陽極板及び陰極板から飲料容器の外部まで配置される導電部と、該導電部を介して陽極板及び陰極板にそれぞれ電力を供給する給電部と、を備える水素水生成装置である。
そのため、上記欠点を解消できる非接触給電方式の水素水生成器の開発が望まれていた。
前記給電ユニットは、充電制御回路、充電池、給電回路、磁性材料、共振コンデンサ、給電コイルを備え、必要に応じて昇圧回路を備える。
前記給電ユニットの給電コイルから前記受電ユニットの受電コイルに電力を供給する。
給電コイルと受電コイルを用いた非接触給電方式により、全国各地の飲用水の水質に捉われず、家庭で短時間に飲用水を電気分解し、水素ガスの溶存量が高い水素水を生成することができる。
また、コップ状容器やボトル状容器とコースターテーブルの電極の非露出構造により、丸洗いが可能で、使い勝手が良く、衛生的であり、利用者が飲用水を直接コップやボトルで飲用できる効果がある。
図1の斜視図に示すように、本発明の水素水生成器は、飲用水を収容可能なコップ状容器1と、該コップ状容器1を載せるコースターテーブル2とからなる。
前記コップ状容器1の内底部に略水平に陽極網板3及び陰極網板4を有する電気分解板5を配置し、該電気分解板5の下部に前記電気分解板に電力を供給する受電コイル(図示省略)を内蔵する受電ユニット6を配置する。
一方、前記コップ状容器1を載せるコースターテーブル2に、前記受電コイル(図示省略)と所定隙間を介して前記受電コイル(図示省略)に電力を供給する給電コイル(図示省略)を有する給電ユニット7を備える。
前記電気分解板5は、図2の断面図に示すように、上側に網目状の陽極網板3を、下側に網目状の陰極網板4を所定の間隔を保って平行に配置し、受電ユニット6から陽極端子8および陰極端子9を介して前記陽極網板3及び陰極網板4に電力が供給される。
前記受電ユニット6は、図3の説明図に示すように、給電ユニット7の給電コイル10から電力を供給される受電コイル11と、該受電コイル11を介して給電する受電回路13と、該受電回路13から前記電気分解板5に給電する電気分解部14とを備えている。 前記受電コイル11は、給電コイルと受電コイルの結合係数を大きくするために磁性材料12を備える。また、前記受電コイル11は、並列に接続した共振コンデンサ(図示省略)を備える。
前記給電ユニット7は、図3の説明図に示すように、外部のACアダプタ15を介して電源が供給され、充電制御回路16を経て充電池17に充電され、使用時には昇圧回路18から給電回路19を経て、給電コイル10に電力を供給する。前記給電コイル10は、給電コイルと受電コイルの結合係数を大きくするために磁性材料12を備える。また、前記給電コイル10は、直列に接続した共振コンデンサ(図示省略)を備える。なお、電圧を上げる必要がない場合は、昇圧回路18を省略することができる。
図1に示すコップ状容器1に水道水や天然水(軟水、硬水)などの飲用水を満たし、コースターテーブル2の上に載せ、電源スイッチ20を押して通電する。
図3に示す給電ユニット7の充電池17から電気が供給され、必要に応じて昇圧回路18により電圧制御がされて給電回路19から給電コイル10に給電される。
前記給電ユニット7の給電コイル10は、前記コップ状容器1の内底部の受電ユニット6の受電コイル11に電力を供給し、受電回路13から電気分解部14に電力が供給されて飲用水の電気分解が行われる。
所定時間の動作後、電源を切り、電気分解を停止させて前記コップ状容器1を前記コースターテーブル2から取り上げて、前記コップ状容器1の電気分解された電解水素水(還元水)を飲用する。
前記コースターテーブル2には、充電池17を備えているので携帯が可能であり、ACアダプタ15を介して随時充電を行うことができる。
本発明の非接触給電方式では、電気分解時に電流が流れ難い軟水の場合には、電気分解板に印可される電圧が上昇して電流の減少を抑制し、電流が流れ易い硬水の場合には、電圧が降下して電流の増大を抑制し、定電流回路の追加なしに一定範囲の電流値とする性質がある。
ペットボトル軟水の場合、従来方式では動作電流120mA、溶存水素量160μg/Lであるが、非接触給電方式では動作電流が175mA、溶存水素量を230μg/Lと増加させることができる。
水道水(秋田市)では、非接触給電方式の動作電流を従来方式と一致するよう設定しているため、溶存水素量290μg/Lに差はなかった。
ペットボトル硬水(Contrex)では、従来方式では動作電流1190mA、溶存水素量が640μg/Lであるが、非接触給電方式では動作電流が555mA、溶存水素量を360μg/Lと抑えることができる。
このように非接触給電方式では、水質(抵抗)による溶存水素量の差異を少なくする性質があるため、全国各地の飲用水の水質に捉われず、一定範囲の溶存水素量の飲用水を生成することができる。
水質に対する溶存水素量の変動範囲は、給電コイルの給電する交流の周波数(伝送周波数)を共振周波数の0.9〜1.5倍に設定すること、もしくは受電側により小さな容量の共振コンデンサを用いることで狭めることができる。
23turn、外径:43mm、コイル間距離:5.5mm、給電側共振コンデンサ:94nF、受電側共振コンデンサ:33nF、共振周波数:88kHz
図4の斜視図に示すように、本発明の水素水生成器は、飲用水を収容可能な広口のボトル状容器21と、該ボトル状容器21を載せるコースターテーブル2とからなる。
前記ボトル状容器21の広口首部22に螺合される蓋23に、略水平に陽極網板3及び陰極網板4を有する電気分解板5及び該電気分解板5に電力を供給する受電コイル(図示省略)を内蔵する受電ユニット6を備える。
一方、前記ボトル状容器21を倒立状に載せるコースターテーブル2に、前記受電コイル(図示省略)と所定隙間を介して前記受電コイル(図示省略)に電力を供給する給電コイル(図示省略)を有する給電ユニット7を備える。
前記給電ユニット7は、図3の説明図に示すように、外部のACアダプタ15を介して電源が供給され、充電制御回路16を経て充電池17に充電され、使用時には昇圧回路18から給電回路19を経て、給電コイル10に電力を供給する。給電コイル10は、給電コイルと受電コイルの結合係数を大きくするために磁性材料12を備える。
前記コースターテーブル2の給電コイル10は、前記ボトル状容器21の蓋23の受電コイル11に電力を供給する。
図4に示すボトル状容器21を起こして広口首部22を上にし、ボトル状容器21に飲用水を満たし、広口首部22のネジ山24と蓋23のネジ山25を合わせて締め付け、水が漏れないように密封する。
図4に示すようにボトル状容器21を倒立状にし、蓋23がコースターテーブル2の上に載るようにし、電源スイッチ20を押して通電する。
その際、前記蓋23に備えられている電気分解板5の陽極網板3及び陰極網板4は、ボトル状容器21内に水平に保持される。
前記給電ユニット7の給電コイル10は、前記ボトル状容器21の蓋23の受電ユニット6の受電コイル11に電力を供給し、受電回路13から電気分解部14に電力が供給されて飲用水の電気分解が行われる。
所定時間の動作後、電源スイッチ20を切り、電気分解を停止させて前記ボトル状容器21を前記コースターテーブル2から取り上げて、前記ボトル状容器21の蓋23を取り外し、電気分解された電解水素水(還元水)を飲用する。
2 コースターテーブル
3 陽極網板
4 陰極網板
5 電気分解板
6 受電ユニット
7 給電ユニット
8 陽極端子
9 陰極端子
10 給電コイル
11 受電コイル
12 磁性材料
13 受電回路
14 電気分解部
15 ACアダプタ
16 充電制御回路
17 充電池
18 昇圧回路
19 給電回路
20 電源スイッチ
21 ボトル状容器
22 広口首部
23 蓋
24 ネジ山
25 ネジ山
Claims (5)
- 飲用水を収容可能なコップ状容器と、該コップ状容器の内底部において略水平に配置される陽極網板及び陰極網板を有する電気分解板および該電気分解板の下部に配置し、前記電気分解板に電力を供給する受電コイルを有する受電ユニットと、前記コップ状容器を載せるコースターテーブルに、前記受電コイルと所定隙間を介して前記受電コイルに電力を供給する給電コイルを有する給電ユニットを備えることを特徴とする水素水生成器。
- 飲用水を収容可能なボトル状容器と、該ボトル状容器の広口首部に螺合される蓋に、略水平に配置される陽極網板と陰極網板を有する電気分解板および該電気分解板に電力を供給する受電コイルを有する受電ユニットを備え、前記ボトル状容器を倒立状に載せるコースターテーブルに、前記受電コイルと所定隙間を介して前記受電コイルに電力を供給する給電コイルを有する給電ユニットを備えることを特徴とする水素水生成器。
- 前記給電コイルに直列に接続した共振コンデンサ、前記受電コイルに並列に接続した共振コンデンサを備え、給電コイルに給電する周波数を共振周波数の0.9〜1.5倍とし、軟水や硬水の水質に捉われず、溶存水素の含有する電解水素水を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の水素水生成器。
- 前記受電ユニットは、受電コイル、磁性材料、受電回路、電気分解板を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の水素水生成器。
- 前記給電ユニットは、充電制御回路、充電池、磁性材料、給電コイル又は前記充電制御回路、充電池、磁性材料、給電コイルに、さらに昇圧回路を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の水素水生成器。
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