JP6011681B2 - 食品放射能スクリーニング検査装置 - Google Patents
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Description
従って、現在販売されている食品放射能スクリーニング検査装置は環境放射線モニタや物品搬出モニタなど測定対象は似ているけれど使用目的が異なっている既存の装置を改良したものが多く、ヨウ化ナトリウム(NaI)シンチレーション検出器を使用の主としてガンマ線の測定に用いられる装置が主流である。
また、午前中は高いスループットで午後は疲労により低いスループットになるといったムラも発生し易く、特に生産量の多い米袋は数ヶ月にわたって検査を行うので、一日ではわずかな時間の遅延も累積すれば数日にわたる遅延となり、検査費用の増大につながる問題がある。
備したスクリーニング検査装置において、被検体をコンベア上に送り込んでよいか否かを検査残り時間に基づいて判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて被検体をコンベアに送り込んでよいか否かのタイミングを知らせる報知手段を設けたことを特徴とする。
また、長時間/長期間にわたりスループットのムラが発生せず、人的資源の配置の計算が容易になる。
従って、能率よく高いスループットを得た食品のスクリーニング検査が効率よく行える。
図1に示すように、本発明の食品放射能スクリーニング検査装置1は、装置中央部に食品放射能スクリーニング検査装置本体2と首振り式操作盤10と報知灯12、および被検体(たとえば米袋)13を右方向から左方向へ移送するコンベア11により構成される。
なお、首振り式操作盤10は装置中央正面に位置し、前面または左側(コンベア11出口側)への首振り可能なタッチパネルディスプレイ形式の操作盤である。
図2に示すように、食品放射能スクリーニング検査装置本体2からコンベア11が、左右両側にそれぞれ水平方向に張設されている。食品放射能スクリーニング検査装置の機台2aにはコンベア回転動力源11aが内設されていて、コンベア11が被検体13を右方向から左方向へ移送するために巡回動するように構成される。
機台2aの中央部には、コンベア11を中間位置にはさむ形で上下に放射線検出器3が対向配置されている。
なお、図2において図1と同じ符号で示す部材および部品は図1と同じものなので説明は省略する。
まず、本装置の操作者は、被検体13をコンベア11に載せる送り側とコンベア11から降ろす出口側の2ヶ所に、各1名以上が必要である。
コンベアの停止状態から「検査開始」ボタンを押し(S−1)、コンベアが回転すると(S−2)報知灯12は青を表示する。
送り側操作者が被検体13をコンベアに載せると(S−3)、検査開始待ち(S−4)後検査を開始し(S−5)、報知灯12は黄を表示する。
連続検査を行う場合は、前記(S−7)のタイミングで次の被検体13をコンベアに載せる(S−3)に戻り、つづけて(S−4)から(S−7)と(S−9)から(S−8)の繰り返しを行う。
なお、装置に何らかのトラブルが生じた場合もしくは停止してしまった状態は、報知灯12は赤で表示する。
被検体13をコンベア11上に送り込んでよいタイミングの状態を青点灯で、コンベア11上に送り込むと測定精度に影響が出るタイミング状態を黄点灯で表示する。
その場合の青と黄点灯のタイミングの方法は、メトロノームの様に一定のタイミングで変更するものである。このメトロノーム式の場合は、一度タイミングを外すと一回分ずらさないと元のペースに戻せないという欠点はあるが、青点灯したら被検体をコンベア11に載せるというルールを守る限り、誰が検査してもスループットを一定化できる。
2 食品放射能スクリーニング検査装置本体
2a 機台
3 放射線検出器
10 首振り式操作盤
11 コンベア
11a コンベア回転動力源
12 報知灯
13 被検体
50 従来の食品放射能スクリーニング検査装置
60 操作盤を含むスクリーニング検査装置本体
61 コンベア
63 被検体
Claims (5)
- 食品中の放射性セシウムスクリーニング検査を行うために、被検体を運ぶコンベアを具
備したスクリーニング検査装置において、被検体をコンベア上に送り込んでよいか否かを検査残り時間に基づいて判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて被検体をコンベアに送り込んでよいか否かのタイミングを知らせる報知手段を設けたことを特徴とする食品放射能スクリーニング検査装置。 - 請求項1に記載の食品放射能スクリーニング検査装置に備えられた検出器は、シンチレーション検出器であることを特徴とする食品放射能スクリーニング検査装置。
- 前記報知手段は複数の色で点灯する報知灯であり、前記スクリーニング検査時の動作タ
イミングを知らせる表示色を一定間隔で点灯するものであることを特徴とする請求項1と請求項2に記載の食品放射能スクリーニング検査装置。 - 前記報知手段の報知灯の点灯は、前記スクリーニング検査時の検査一定時間経過動作タ
イミング中は報知灯が点滅し、点滅が止まれば次の被検体をコンベア上に送り込むタイミ
ングになることを示すものであることを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3に記載の食品放射能スクリーニング検査装置。 - 前記報知手段は、報知音発生手段であることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の食品放射能
スクリーニング検査装置。
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