JP6011564B2 - 摩擦クラッチのレリーズ機構 - Google Patents

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Description

この発明は、供給される流体圧に応じて軸線方向の荷重を作用させることにより摩擦クラッチの係合圧を変化させるように構成されたレリーズ機構に関するものである。
流体圧に基づく荷重とスプリングのバネ力とを、ダイアフラムスプリングを介して摩擦クラッチの一方の回転部材に作用させることにより、その摩擦クラッチの係合圧を変化させるように構成されたレリーズ機構の構成が特許文献1および特許文献2に記載されている。特許文献1に記載されたレリーズ機構は、円筒状に形成されたインナボディとアウタボディとの間に供給される油圧に基づく荷重と、アウタボディの一方の端部側に設けられたスプリングのバネ力とをダイアフラムスプリングに作用させるように構成されている。また、そのインナボディとアウタボディとは、それぞれ他方の端部に外周側に延びるフランジ部が形成されており、そのフランジ部の間にシール部材を挟み付けるようにアウタボディにねじ止めしてインナボディとアウタボディとを固定するように構成されている。そのアウタボディのフランジ部の外周部が、インナボディのフランジ部の外周面を覆うように形成されており、そのアウタボディのフランジ部におけるインナボディのフランジ部よりも外周側の部分がハウジングにねじ止めされるように構成されている。
特開2005−188596号公報 特開平10−2352号公報
ところで、レリーズ機構の軸長を短くするためには、アウタボディの外周側にスプリングを設けることが好ましい。その場合、アウタボディの外周側にスプリングを設けると、アウタボディのフランジ部とインナボディのフランジ部とを軸線方向に固定するボルトのヘッド部や、ハウジングなどの固定部にアウタボディを固定するボルトのヘッド部などにスプリングが干渉してしまう可能性がある。そのため、スプリングよりも外周側でアウタボディとインナボディとを連結し、またはアウタボディと固定部とをボルトによって連結することが考えられるが、そのようにアウタボディの外周側にボルトを配置すると、シール部材とボルトにより連結された連結部との距離が離れてしまいシール性が低下してしまう可能性がある。
一方、シール部材の径を大きくして連結部の近傍に配置すると、各フランジ部の間に介在する流体の圧力を受ける面積が増大するので、アウタボディとインナボディとが軸線方向に離隔するように作用する荷重が増大する。そのため、アウタボディの剛性を高めるためにアウタボディの板厚が厚くなり、またはボルトを嵌合させる長さが長くなることに起因してハウジングの板厚が厚くなる可能性がある。その結果、レリーズ機構の軸長またはレリーズ機構を組み付けることによる装置全体としての軸長が長くなる可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、軸長を短くすることができる摩擦クラッチのレリーズ機構を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、インナボディの外周側にアウタボディが嵌合されてインナボディの外周面とアウタボディの内周面との間に断面環状のシリンダ部が形成されるとともにそのシリンダ部にピストンが前後動可能に収容され、かつインナボディの軸線方向での一端部とアウタボディの軸線方向での一端部とに半径方向で外側に延びかつ互いに対向するフランジ部が形成され、そのフランジ部で前記インナボディとアウタボディとがシール部材を挟み付けて締結され、前記アウタボディの他方の端部側で前記フランジ部に対向する押圧板が前記ピストンと一体に前後動するように前記ピストンに連結され、その押圧板と前記フランジ部との間に複数の弾性部材が円周方向に所定の間隔を空けて配置された摩擦クラッチのレリーズ機構において、前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を前記シール部材を挟み付けるように軸線方向に固定する第1締結部材が設けられ、前記フランジ部のうち前記第1締結部材が配置されている半径方向での領域と前記弾性部材が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なり、前記第1締結部材は、前記アウタボディのフランジ部にねじ止めされて前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を軸線方向に固定するように構成され、前記第1締結部材により固定された前記アウタボディと前記インナボディとを固定部に軸線方向に連結する第2締結部材を備え、前記第2締結部材は、前記固定部にねじ止めされて前記第1締結部材により固定された前記インナボディと前記アウタボディとを該固定部に連結するように構成され、前記第2締結部材が配置されている半径方向での領域と前記フランジ部のうち前記弾性部材が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なっていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、インナボディの外周側にアウタボディが嵌合されてインナボディの外周面とアウタボディの内周面との間に断面環状のシリンダ部が形成されるとともにそのシリンダ部にピストンが前後動可能に収容され、かつインナボディの軸線方向での一端部とアウタボディの軸線方向での一端部とに半径方向で外側に延びかつ互いに対向するフランジ部が形成され、そのフランジ部で前記インナボディとアウタボディとがシール部材を挟み付けて締結され、前記アウタボディの他方の端部側で前記フランジ部に対向する押圧板が前記ピストンと一体に前後動するように前記ピストンに連結され、その押圧板と前記フランジ部との間に複数の弾性部材が円周方向に所定の間隔を空けて配置された摩擦クラッチのレリーズ機構において、前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を前記シール部材を挟み付けるように軸線方向に固定する第1締結部材が設けられ、前記フランジ部のうち前記第1締結部材が配置されている半径方向での領域と前記弾性部材が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なり、前記第1締結部材は、前記アウタボディのフランジ部にねじ止めされて前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を軸線方向に固定するように構成され、前記第1締結部材により固定された前記アウタボディと前記インナボディとを固定部に軸線方向に連結する第2締結部材を備え、前記固定部は、前記アウタボディが円周方向に係合する凹凸部を有し、前記第2締結部材は、前記凹凸部に係合したアウタボディの軸線方向への移動を規制するように前記固定部に連結されている部材を含むことを特徴とするものである。
この発明によれば、インナボディとアウタボディとには、それぞれ一方の端部に外側に延びるフランジ部が形成されており、第1締結部材により各フランジ部の間に設けられたシール部材を挟み付けるように各フランジ部が軸線方向に固定される。また、インナボディとアウタボディとにより形成された断面環状のシリンダ部に収容されたピストンには、各フランジ部と対向する押圧板が一体に形成され、その押圧板とフランジ部との間に円周方向に所定の間隔を空けて複数の弾性部材が配置されている。そして、上記第1締結部材が、それら弾性部材が配置されている半径方向での領域と少なくとも一部で重なるように設けられている。そのため、第1締結部材を半径方向の内側に配置することができるとともに、第1締結部材により各フランジ部が軸線方向に固定された位置とシール部材の位置とを近づけることができる。したがって、各フランジ部に介在する流体圧を受ける受圧面積を小さくすることができるので、各フランジ部の板厚を低減することができる。そのように各フランジ部の板厚を低減することによりレリーズ機構の軸長を短くすることができる。
また、第1締結部材によりアウタボディのフランジ部にねじ止めしてインナボディとアウタボディとを軸線方向に固定するとともに、それら固定されたアウタボディとインナボディとを第2締結部材により固定部に軸線方向に連結するように構成されている。そのため、インナボディとアウタボディとを固定部に連結する荷重を低減させることができる。その結果、固定部の剛性を低減することができるので、その固定部の板厚を低下させることができ、装置全体の軸長を短くすることができる。
さらに、第2締結部材は、固定部にねじ止めされて第1締結部材により固定されたアウタボディとインナボディとを固定部に連結するように構成されている。また、その第2締結部材が配置されている半径方向での領域とフランジ部のうち弾性部材が配置されている半径方向での領域とが重なるように構成されている。そのため、第2締結部材には、アウタボディとインナボディとの間に介在する流体圧に基づく荷重が作用しないので、固定部にねじ止めする長さを短くすることができる。その結果、固定部の板厚を薄くすることができるので、雌ねじ部を確保するために固定部の板厚を厚くする必要がなく、レリーズ機構を組み付けることにより装置全体の軸長が長くなることを抑制することができる。
そして、アウタボディが円周方向に係合する凹凸部を固定部が有し、その凹凸部に係合したアウタボディの軸線方向への移動を第2締結部材により規制するように構成することにより、雌ねじ部を形成するために固定部の板厚を厚くする必要がなく、レリーズ機構を組み付けることにより装置全体の軸長が長くなることを抑制することができる。
この発明に係るレリーズ機構の一例を示す断面図である。 図1に示すII-II線に沿う断面図である。 図1に示すIII-III線に沿う断面図である。 この発明に係るレリーズ機構の他の例を示す断面図であり、各フランジ部を締結するボルトを通る断面図である。 油圧シリンダをハウジングに連結するボルトを通る断面図である。 図4に示すVI-VI線に沿う断面図である。 図6示すVII-VII線に沿う断面図である。 各フランジ部を締結するボルトのヘッド部をハウジングに形成された凹部に配置した例を示すための断面図である。 プレロードスプリングを設ける箇所のみを窪ませて構成されたレリーズ機構の構成の一例を示す断面図である。 プレロードスプリングを保持する円柱部に形成された雌ねじにインナボディとアウタボディとを締結するボルトをねじ止めする構成の一例を示す断面図である。 油圧シリンダをハウジングに連結するボルトを通る断面図である。 図10におけるXII-XII線に沿う断面図である。 図12におけるXIII-XIII線に沿う断面図である。 ボルトによらずに油圧シリンダをハウジングに連結する例を示す断面図である。 この発明に係るレリーズ機構により係合圧が制御される摩擦クラッチの構成の一例を説明するための断面図である。
この発明に係るレリーズ機構により係合圧が制御される摩擦クラッチの構成の一例を図15に示している。この図15に示す摩擦クラッチは、エンジンと駆動輪とのトルクの伝達を選択的に遮断することができる乾式の摩擦クラッチであり、従来知られている乾式の摩擦クラッチと同様に構成することができる。図15に示す例では、図示しないエンジンと変速機構との間に摩擦クラッチが設けられている。具体的には、エンジンの出力軸1に第1ボルト2により一体化されたフライホイール3と、変速機構の入力軸4にスプラインなどにより係合されたクラッチディスク5とを選択的に解放させてトルクの伝達を遮断することができるように摩擦クラッチ6が設けられている。なお、図15に示す例では、入力軸1とクラッチディスク5との間に、伝達されるトルクの変動を吸収するように構成された従来知られているトーショナルダンパ7が設けられている。
このクラッチディスク5は環状に形成されたプレート部材であって、そのクラッチディスク5の外周部には、両面に環状に形成された摩擦材8,9がそれぞれリベットなどにより一体に連結されている。この摩擦材8,9は、フライホイール3および後述するプレッシャープレート12とクラッチディスク5とが金属接触することを抑制するためのものであり、カーボンなどを主体とした材料によって構成されている。したがって、クラッチディスク5のエンジン側の側面に連結された摩擦材8とフライホイール3とが接触することによりトルクが伝達されるように構成されている。そのクラッチディスク5をフライホイール3側に押圧するように構成された押圧機構10が、クラッチディスク5を挟んでフライホイール3とは反対側に設けられている。なお、図15に示す摩擦クラッチ6は、摩擦材8とフライホイール3とが潤滑油を介さずにトルクを伝達する乾式の摩擦クラッチであるが、この発明に係る摩擦クラッチは湿式の摩擦クラッチであってもよい。
図15に示す押圧機構10は、図示しないリベットなどによりフライホイール3に一体化された環状のクラッチカバー11と、そのクラッチカバー11と一体に回転し、かつクラッチカバー11に対して軸線方向に移動することができるように設けられた環状のプレッシャープレート12と、そのプレッシャープレート12をフライホイール3側に押圧するように形成された環状のダイアフラムスプリング13とを備えている。このクラッチカバー11とプレッシャープレート12とは、一方の端部がクラッチカバー11の内壁面に連結され他方の端部がプレッシャープレート12に連結されたストラッププレート14により一体に回転するように連結されている。したがって、フライホイール3とプレッシャープレート12とは、クラッチカバー11を介して一体に回転するように連結されている。なお、ストラッププレート14は、プレッシャープレート12がフライホイール3から離隔する方向に弾性力を作用させるように構成されている。
また、ダイアフラムスプリング13は、外周部がプレッシャープレート12に一体に連結され、半径方向における中央部が、軸線方向への移動を制限されるようにクラッチカバー11に形成されたフック部15に保持され、内周部が後述するレリーズ機構16の荷重を受けて軸線方向に移動することができるように構成されている。より具体的には、ダイアフラムスプリング13の外周部は、プレッシャープレート12にリベット17により係合させられた保持部材18と、プレッシャープレート12との間に挟まれており、中央部はフック部15に掛けられた環状の二つのピポットリング19に挟まれている。したがって、図15に示す例では、レリーズ機構16によりダイアフラムスプリング13の内周部が押圧されるとフライホイール3から離隔する。
図15に示すように構成された摩擦クラッチ6は、レリーズ機構16によりダイアフラムスプリング13の内周部が軸線方向に押圧されていないとき、あるいはその押圧力が比較的小さいときには、ダイアフラムスプリング13の弾性力によってプレッシャープレート12がフライホイール3側に押圧されて、フライホイール3とプレッシャプレート12とによりクラッチディスク5を挟み付ける。したがって、そのクラッチディスク5を挟み付ける挟圧力に応じて、フライホイール3からクラッチディスク5にトルクが伝達される。言い換えると、挟圧力に応じて摩擦クラッチ6の伝達トルク容量が変化する。一方、レリーズ機構16がダイアフラムスプリング13の内周部を押圧する荷重は、ダイアフラムスプリング13の外周部がフライホイール3から離隔するように作用する。そのため、レリーズ機構16がダイアフラムスプリング13の内周部を押圧する荷重が増大すると、プレッシャプレート12とフライホイール3とがクラッチディスク5を挟み付ける挟圧力が低下して、摩擦クラッチ6の伝達トルク容量が低下する。
上述したようにダイアフラムスプリング13の内周部を押圧するレリーズ機構16の構成の一例を図1ないし図3に示している。図1ないし図3に示すレリーズ機構16は、変速機構の入力軸4に嵌合して設けられた油圧シリンダ20と、その油圧シリンダ20に嵌合して設けられたピストン21と、油圧シリンダ20の外周側に円周方向に互いに所定の間隔を空けて配置された複数のプレロードスプリング22と、ピストン21およびプレロードスプリング22の荷重を受けて、上記ダイアフラムスプリング13の内周部を軸線方向に押圧するレリーズベアリング23とを備えている。すなわち、油圧シリンダ20に供給される油圧に応じて、ダイアフラムスプリング13を押圧する荷重が変化させられるように構成されている。なお、油圧シリンダ20に供給される媒体は、圧力流体であってよく、オイルに限定されずガスなどの気体でもよい。
その油圧シリンダ20は、図2に示すように入力軸4に嵌合された第1円筒部25、およびその第1円筒部25の変速機構側の端部が外周側に延びて形成された第1フランジ部26を有するインナボディ27と、第1円筒部25の外周側に所定の隙間を空けて嵌合された第2円筒部28、およびその第2円筒部28の変速機構側の端部が外周側に延びて形成された第2フランジ部29を有するアウタボディ30とを備えている。具体的には、第1フランジ部26の一方の側壁面が変速機構のハウジング31に接触して設けられ、その第1フランジ部26をハウジング31との間に挟むように第2フランジ部29が設けられている。なお、インナボディ27は、入力軸4および変速機構のハウジング31に接触して設けられているので、要求される剛性が低い。そのため、インナボディ27の板厚は、アウタボディ30の板厚よりも薄く形成されている。また、図1ないし図3に示す例では、上記各円筒部25,28の隙間に図示しない油圧アクチュエータからオイルが供給されるように、第2フランジ部29には半径方向に貫通した油路32が形成されている。
上記各フランジ部26,29の間には、油圧シリンダ20の内部を液密状態を維持するためのOリングなどのシール部材33が挟み付けられている。具体的には、このシール部材33を圧縮してシール性を向上させるために、シール部材33の外周側で各フランジ部26,29を挟み付けるように第2ボルト34が変速機構のハウジング31にねじ止めされている。より具体的には、第2フランジ部29は、図1および図3に示すように円周方向に所定の間隔を空けて軸線方向に突出した台座部35が形成されていて、その台座部35が形成されている位置に、各フランジ部26,29を貫通する貫通孔36が形成されている。そして、第2フランジ部29とヘッド部が接触するように第2ボルト34がハウジング31にねじ止めされている。
上述した油圧シリンダ20は、第1円筒部25の外周面と第2円筒部28の内周面との間に断面環状に形成されている。その油圧シリンダ20には、軸線方向に摺動することができるように環状に形成されたピストン21が嵌合して設けられている。なお、ピストン21には、図示しないシール部材が一体に設けられており、油圧シリンダ20からオイルが漏洩しないように液密状態を維持するように構成されている。このピストン21の先端部には、外周側に延びて形成され、かつ第2フランジ部29に軸線方向で対向した第3フランジ部37が設けられている。この第3フランジ部37は、ダイアフラムスプリング13を軸線方向におけるエンジン側に押圧するためのものである。したがって、第3フランジ部37は、ピストン21と一体に軸線方向に前後動するので、アウタボディ30の端部よりダイアフラムスプリング13側に配置される。なお、第3フランジ部37は、ピストン21と一体に形成されていてもよく、環状に形成された部材をピストン21に連結して形成されていてもよい。なお、第3フランジ部37がこの発明における押圧板に相当する。
上述したように油圧シリンダ20は、第2ボルト34によって変速機構のハウジング31にねじ止めされている。一方、ダイアフラムスプリング13はクラッチカバー11に保持されてエンジンの出力軸1と一体に回転する。そのため、ダイアフラムスプリング13と第3フランジ部37とが相対回転することによる動力損失を抑制するために、第3フランジ部37のエンジン側の側面には、レリーズベアリング23が設けられており、そのレリーズベアリング23を介してダイアフラムスプリング13を押圧するように構成されている。
一方、上記油圧シリンダ20に油圧が供給されていないとき、あるいは供給されている油圧を低下させる過渡期などに、レリーズベアリング23とダイアフラムスプリング13とが離隔することを抑制するために、図1および図3に示すように第2円筒部28の外周側に、一方の端部が第2フランジ部29と接触しかつ他方の端部が第3フランジ部37と接触するように圧縮されたプレロードスプリング22が設けられている。より具体的には、上記第2ボルト34が配置されている半径方向での領域と、複数のプレロードスプリング22が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なるように各プレロードスプリング22が設けられている。言い換えると、プレロードスプリング22の最外周に接する円と最内周に接する円との間の領域内に、第2ボルト34の最外周に接する円と最内周に接する円との間の領域の一部が重なるように構成されている。なお、レリーズベアリング23が傾斜してダイアフラムスプリング13と片当たりしないように、複数のプレロードスプリング22を配置することが好ましい。
上述した例では、油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に固定する第2ボルト34を、プレロードスプリング22が配置されている半径方向での領域と少なくとも一部が重なるように配置している。そのため、インナボディ27とアウタボディ30とを内周側で挟み付けることができる。その結果、シール部材33の径を小さくすることができるので、各フランジ部26,29の間に介在するオイルから油圧を受ける受圧面積を低減することができる。このように各フランジ部26,29の間に介在するオイルが油圧を受ける受圧面積を低減することにより、各フランジ部26,29に作用する軸線方向の荷重を低減することができるので、各フランジ部26,29に要求される剛性を低減することができる。すなわち、各フランジ部26,29の板厚を薄くすることができるので、レリーズ機構16の軸長を短くすることができる。また、油圧シリンダ20に供給される油圧に基づく軸線方向の荷重を低減することにより、第2ボルト34に要求される嵌合長さを低減することができる。その結果、第2ボルト34を螺合させる変速機構のハウジング31の板厚を低減することができ、装置全体の軸長を短くすることができる。
上述した例では、油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に固定する第2ボルト34により、インナボディ27とアウタボディ30とを挟み付けるように構成されている。このように油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に固定する第2ボルト34の長さ(螺合長さ)は、各フランジ部26,29が受ける油圧に基づく軸線方向の荷重に応じて定められるねじ高さと、ダイアフラムスプリング13から受ける荷重の円周方向でのバラツキや車両の振動などに起因する油圧シリンダ20の傾きを抑制するように定められるねじ高さとから定められる。なお、第2ボルト24に要求される締結力は、油圧シリンダ20が傾くことを抑制するための締結力よりも、各フランジ部26,29が受ける油圧に基づく軸線方向の荷重への耐荷重を向上させるための締結力の方が遥かに大きい。したがって、第2ボルト34の長さは、結局、各フランジ部26,29が受ける油圧に応じて定められる長さになる。
そのため、図4ないし図7に示す例では、インナボディ27とアウタボディ30とを連結する第3ボルト38と、油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に連結させる第2ボルト34とをそれぞれ設けることにより、油圧シリンダ20をハウジング31に固定する第2ボルト34の嵌合長さを短くするように構成されている。また、上述したようにアウタボディ30は、各フランジ部26,29に介在する油圧を受ける。そのため、アウタボディ30は、その油圧に基づく荷重により撓み変形するなどを抑制するために比較的板厚が厚く形成されている。したがって、以下に示す例では、そのアウタボディ30にねじ止めするように構成することにより、インナボディ27とアウタボディ30とを固定する雌ねじ部の長さを確保するために板厚が増加することを抑制している。
具体的には、図4に示すように第1フランジ部26側から第2フランジ部29にねじ止めして第1フランジ部26と第2フランジ部29とを連結させる第3ボルト38と、図5に示すように各フランジ部26,29に形成された貫通孔36に挿入されて変速機構のハウジング31にねじ止めすることで油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に連結する第2ボルト34とを備えている。なお、油圧シリンダ20をハウジング31に連結する第2ボルト34は、図5に示すように図1ないし3に示す例と同様に構成されているので、同一の参照符号を付している。
また、図4に示すようにアウタボディ30に第3ボルト38がねじ止めされるので、その雌ねじ部が形成される部分39は、板厚が厚く形成されている。具体的には、第2フランジ部29が受ける油圧に基づいて定められる雌ねじ部のねじ高さ以上の板厚に形成されている。なお、図4に示すようにアウタボディ30に第3ボルト38がねじ止めされる場合には、その第3ボルト38のヘッド部がインナボディ27側となる。そのため、図4に示す例では、第3ボルト38を皿ねじにしているが、例えば、図8に示すようにボルトヘッド部が接触しないように変速機構のハウジング31に凹部を形成してもよく、あるいは変速機構のハウジング31にリブが形成されている場合には、そのリブの間などにボルトヘッド部が位置するように構成していてもよい。
そして、各ボルト34,38は、図6および図7に示すようにプレロードスプリング22が配置されている領域と半径方向での領域が少なくとも一部で重なるように設けられ、かつ円周方向に交互に設けられている。言い換えると、第2フランジ部29には、第3ボルト38が螺合されるために板厚が厚く形成された部分39と、第2ボルト34のヘッド部が接触するための台座部35とが所定の間隔を空けて交互に形成され、それら各部分35,39の間にプレロードスプリング22が配置されている。なお、図6に示す例では、各ボルト34,38が円周方向にそれぞれ三つずつ設けられ、また第2ボルト34と第3ボルト38とが交互に配置されているが、例えば、第2ボルト34が円周方向に連続して配置されている箇所や第3ボルト38が円周方向に連続して配置されている箇所があってもよい。
上述したようにインナボディ27とアウタボディ30とを連結する第3ボルト38と、油圧シリンダが傾斜することを抑制するようにハウジング31に連結する第2ボルト34とを設けることにより、第2ボルト34に要求されるねじ高さを低くすることができる。そのため、上記第2ボルト34が螺合する雌ねじ部の高さを低くすることができるので、変速機構のハウジング31の板厚を薄くすることができる。その結果、レリーズ機構16の軸長を短くすることができる。または、レリーズ機構16を組み付けることにより装置全体の軸長が長くなることを抑制することができる。また、図8に示すように変速機構のハウジング31に凹部を形成したとしても、第2ボルト34が螺合される部分の板厚を確保することができるので、レリーズ機構16の軸長が長くなることを抑制することができる。さらに、アウタボディ30に第3ボルト38をねじ止めすることにより、雌ねじ部の高さを確保するために板厚が過剰に増大することを抑制することができ、その結果、レリーズ機構の軸長が長くなることを抑制することができる。また、上記のように予めインナボディ27とアウタボディ30とを第3ボルト38で連結してユニット化することにより、レリーズ機構16をユニットとして検査などすることができる。なお、各ボルト34,38を設ける半径方向での領域とプレロードスプリング22が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なるように構成することにより、図1ないし図3と同様の効果を奏することができる。
なお、図4ないし図7では、第3ボルト38が螺合されるために板厚が厚く形成された部分39と台座部36とに所定の間隔を空けて形成された例を挙げて説明したが、図9に示すようにプレロードスプリング22を設ける箇所40のみを窪ませていてもよい。
また、上述した例では、各ボルト34,38をプレロードスプリング22の間に配置するように構成されているが、図10ないし図13に示すようにいずれかのプレロードスプリング22の中心軸と同軸上に第2ボルト34を配置するように構成していてもよい。具体的には、軸線方向におけるエンジン側に突出した円柱部41が第2フランジ部29と一体に形成されている。そして、その円柱部41の外周面にいずれかのプレロードスプリング22が嵌合されるとともに、円柱部41の第1フランジ部26側に雌ねじ部42が形成されている。そして、第1フランジ部26を挟み付けるように雌ねじ部42に第3ボルト38が螺合させられる。また、図10ないし図13に示す例では、第2ボルト34が係合される部分はシール部材33よりも外周側であって、油圧に基づいて作用する荷重が比較的小さいので、台座部35が設けられていない。
図10ないし図13に示すように構成された場合であっても、インナボディ27とアウタボディ30とを連結させる部分を内周側にすることができるので、図1ないし図3と同様の効果を奏することができる。また、インナボディ27とアウタボディ30とを連結する第3ボルト38と、油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に連結する第2ボルト34とを設けることにより、第2ボルト34のねじ高さを低くすることができるので、図4ないし図7と同様に変速機構のハウジング31の板厚を薄くすることができ、その結果、レリーズ機構16の軸長を短くすることができる。または、レリーズ機構16を組み付けることにより装置全体としての軸長が長くなることを抑制することができる。
上述した各例では、油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に第2ボルト34によって固定する構成を挙げて説明したが、この発明におけるレリーズ機構は、第1フランジ部26と第2フランジ部29とを連結する部材が、プレロードスプリング22が配置されている半径方向での領域と少なくとも一部で重なっていればよく、油圧シリンダ20を変速機構のハウジング31に連結する構成は限定されない。したがって、図14に示すように第2フランジ部29の外周面に凸部43を形成し、かつ変速機構のハウジング31にその凸部29と円周方向で係合する凹部44を形成して、第2フランジ部29と変速機構のハウジング31とを円周方向で係合させるとともに、変速機構にスナップリング45などの部材を設けて、変速機構に嵌合した第2フランジ部29の凸部43が軸線方向に移動することを規制するように構成してもよい。
このように油圧シリンダ20と変速機構のハウジング31とを第2ボルト34によらずに係合させることにより、雌ねじ部を形成するなどにより変速機構のハウジング31の板厚が厚くなることを抑制することができる。その結果、変速機構のハウジング31を含むレリーズ機構16の軸長を短くすることができる。
なお、上述した各例では、変速機構のハウジング31に油圧シリンダ20を連結する構成を挙げて説明したが、要は油圧シリンダ20を固定することができればよく、その油圧シリンダ20を固定する部材は変速機構のハウジング31に限定されない。
2,34,38…ボルト、 6…摩擦クラッチ、 16…レリーズ機構、 20…油圧シリンダ、 21…ピストン、 22…プレロードスプリング、 26,29,37…フランジ部、 27…インナボディ、 30…アウタボディ、 33…シール部材、 43…凸部、 44…凹部、 45…スナップリング。

Claims (2)

  1. インナボディの外周側にアウタボディが嵌合されてインナボディの外周面とアウタボディの内周面との間に断面環状のシリンダ部が形成されるとともにそのシリンダ部にピストンが前後動可能に収容され、かつインナボディの軸線方向での一端部とアウタボディの軸線方向での一端部とに半径方向で外側に延びかつ互いに対向するフランジ部が形成され、そのフランジ部で前記インナボディとアウタボディとがシール部材を挟み付けて締結され、前記アウタボディの他方の端部側で前記フランジ部に対向する押圧板が前記ピストンと一体に前後動するように前記ピストンに連結され、その押圧板と前記フランジ部との間に複数の弾性部材が円周方向に所定の間隔を空けて配置された摩擦クラッチのレリーズ機構において、
    前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を前記シール部材を挟み付けるように軸線方向に固定する第1締結部材が設けられ、
    前記フランジ部のうち前記第1締結部材が配置されている半径方向での領域と前記弾性部材が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なり、
    前記第1締結部材は、前記アウタボディのフランジ部にねじ止めされて前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を軸線方向に固定するように構成され、
    前記第1締結部材により固定された前記アウタボディと前記インナボディとを固定部に軸線方向に連結する第2締結部材を備え、
    前記第2締結部材は、前記固定部にねじ止めされて前記第1締結部材により固定された前記インナボディと前記アウタボディとを該固定部に連結するように構成され、
    前記第2締結部材が配置されている半径方向での領域と前記フランジ部のうち前記弾性部材が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なっている
    ことを特徴とする摩擦クラッチのレリーズ機構。
  2. インナボディの外周側にアウタボディが嵌合されてインナボディの外周面とアウタボディの内周面との間に断面環状のシリンダ部が形成されるとともにそのシリンダ部にピストンが前後動可能に収容され、かつインナボディの軸線方向での一端部とアウタボディの軸線方向での一端部とに半径方向で外側に延びかつ互いに対向するフランジ部が形成され、そのフランジ部で前記インナボディとアウタボディとがシール部材を挟み付けて締結され、前記アウタボディの他方の端部側で前記フランジ部に対向する押圧板が前記ピストンと一体に前後動するように前記ピストンに連結され、その押圧板と前記フランジ部との間に複数の弾性部材が円周方向に所定の間隔を空けて配置された摩擦クラッチのレリーズ機構において、
    前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を前記シール部材を挟み付けるように軸線方向に固定する第1締結部材が設けられ、
    前記フランジ部のうち前記第1締結部材が配置されている半径方向での領域と前記弾性部材が配置されている半径方向での領域とが少なくとも一部で重なり、
    記第1締結部材は、前記アウタボディのフランジ部にねじ止めされて前記インナボディと前記アウタボディとの前記フランジ部を軸線方向に固定するように構成され、
    前記第1締結部材により固定された前記アウタボディと前記インナボディとを固定部に軸線方向に連結する第2締結部材を備え、
    前記固定部は、前記アウタボディが円周方向に係合する凹凸部を有し、
    前記第2締結部材は、前記凹凸部に係合したアウタボディの軸線方向への移動を規制するように前記固定部に連結されている部材を含む
    とを特徴とする摩擦クラッチのレリーズ機構。
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