JP6010538B2 - 安定な医薬組成物 - Google Patents
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Description
そこで、十分な解熱鎮痛効果を得つつ、副作用低減策を講じる観点から、ロキソプロフェンとともに、鎮痛・鎮痙作用を有するブチルスコポラミン臭化物を服用することが提案されており、ロキソプロフェンナトリウムとブチルスコポラミン臭化物を含有する製剤として、これら2成分を配合したカプセル剤が知られている(特許文献1)。
したがって、本発明の課題は、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物を含有する安定な医薬組成物の提供にある。
そこで、本発明者は、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とを実質的に接触しないように医薬組成物中に含有せしめることにより、上記相互作用を抑制することができることを見出した。
また、本発明は、ロキソプロフェン又はその塩を含む粒状物とブチルスコポラミン臭化物とを含有し、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが、実質的に互いに接しないように含まれている医薬組成物を提供するものである。
更に、本発明は、ブチルスコポラミン臭化物を含む粒状物とロキソプロフェン又はその塩とを含有し、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが、実質的に互いに接しないように含まれている医薬組成物を提供するものである。
更に、本発明は、ロキソプロフェン又はその塩を含む粒状物とブチルスコポラミン臭化物を含む粒状物とを含有し、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが、実質的に互いに接しないように含まれている医薬組成物を提供するものである。
また、ブチルスコポラミン臭化物の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、1〜10質量%含有するものが好ましく、2〜9質量%含有するものがより好ましく、3〜8質量%含有するものがさらに好ましい。
すなわち、本発明の医薬組成物は、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物を、医薬組成物中、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが実質的に互いに接しないように含有するものである。
また、本発明の医薬組成物に係る剤形は、特に限定されないが、服用の簡便性や薬物服用量の管理等の観点から、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とを含む固形製剤が好ましい。固形製剤の具体例としては、例えば、錠剤(口腔内崩壊錠、チュアブル錠、分散錠、溶解錠;トローチ剤、舌下錠、バッカル錠、付着錠、ガム剤等の口腔用錠剤も含む)、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、ドライシロップ剤、経口ゼリー剤等の経口投与製剤が挙げられ、経口投与されるものが好ましい。また、本発明の医薬組成物は、公知の方法により、糖衣やフィルムコーティング等により、被覆されていてもよい。
本発明の固形製剤としては、(A)ロキソプロフェン又はその塩そのもの、若しくはロキソプロフェン又はその塩を含有する固形組成物と、(B)ブチルスコポラミン臭化物そのもの、若しくはブチルスコポラミン臭化物を含有する固形組成物とを含有し、これらの固形組成物を構成する成分によって、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが互いに接しないように配置されているものが挙げられる。これらの固形組成物の形態は、粉状、粒状、錠剤状のような形態である。
(III)上記(I)又は(II)で製した散剤や顆粒剤等をカプセルに充填したカプセル剤。
(IV)上記(I)又は(II)で製した粒状物等を適当な方法で製錠して得た錠剤。製錠は、圧縮法のほか、適当な方法により一定の形状に成形することでも達成できる。
(VI)ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物のいずれか一方を核錠(芯錠、中心錠ともいう)に配置し、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物が実質的に互いに接触しないように製した有核錠、並びに当該有核錠を更に適当な方法で被覆した製剤。なお、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物として、上記(I)や(II)で製した粒状物を用いることができる。
(VIII)ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物のいずれか一方を通常の方法で製した製剤中に含有し、糖衣層やフィルムコーティング層を設けた製剤であって、当該糖衣層やコーティング層に他方を含有し、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物が実質的に互いに接しないように製した製剤(剤形が錠剤である場合、糖衣錠やフィルムコーティング錠と称される。)。
この場合において、キサンチン誘導体等を含有する医薬組成物、中でも医薬組成物の剤形が固形製剤であるときの具体的な形態としては、以下の(i)〜(viii)等を例示することができ、これらは前述の(I)〜(VIII)等の方法を基礎としたものである。具体的な製剤化等については、前述と同様、例えば、第十六改正日本薬局方 製剤総則等に記載の公知の方法により、適宜製剤添加物を用いて、製造、製剤化することができる。
(ii)ロキソプロフェン又はその塩、ブチルスコポラミン臭化物及びキサンチン誘導体等を用い、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物をそれぞれ適当な方法で別個に造粒して粒状物とし、これらを配合して製した散剤や顆粒剤等、並びに当該粒状物を更に適当な方法で被覆した製剤。斯かる製剤において、キサンチン誘導体等は、いずれか一方の粒状物中に含有させてもよいし、両方の粒状物中に含有させてもよく、また、これら粒状物とは別に含有させて製剤化してもよい。
(iii)上記(i)又は(ii)で製した散剤や顆粒剤等をカプセルに充填したカプセル剤。
(iv)上記(i)又は(ii)で製した粒状物等を適当な方法で製錠して得た錠剤。製錠は、圧縮法のほか、適当な方法により一定の形状に成形することでも達成できる。
(v)ロキソプロフェン又はその塩、ブチルスコポラミン臭化物及びキサンチン誘導体等を用い、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物が実質的に互いに接触しないように製した多層錠、並びに当該多層錠を更に適当な方法で被覆した製剤。当該多層錠としては、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物を、互いに異なる層に位置させたものが好ましく、三層以上の多層錠として、ロキソプロフェン又はその塩を含む層とブチルスコポラミン臭化物を含む層が互いに接しないように位置させたものがより好ましい。なお、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物として、上記(i)や(ii)で製した粒状物を用いることができる。多層錠において、キサンチン誘導体等は、ロキソプロフェン又はその塩を含む層、ブチルスコポラミン臭化物を含む層のいずれかに位置させてもよいし、両方の層に位置させてもよい。また、いずれかの層の中間層に位置させてもよい。
(vi)ロキソプロフェン又はその塩、ブチルスコポラミン臭化物及びキサンチン誘導体等を用い、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物のいずれか一方を核錠(芯錠、中心錠ともいう)に配置し、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物が実質的に互いに接触しないように製した有核錠、並びに当該有核錠を更に適当な方法で被覆した製剤。なお、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物として、上記(i)や(ii)で製した粒状物を用いることができる。有核錠において、キサンチン誘導体等は、核錠に位置させてもよいし、外殻に位置させてもよいし、分けて、核錠と外殻のいずれにも位置させてもよい。
(vii)ロキソプロフェン又はその塩、ブチルスコポラミン臭化物及びキサンチン誘導体等を用い、上記(i)又は(ii)の粒状物に換えて、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物のいずれか一方又は両方をα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリンやγ−シクロデキストリン等のシクロデキストリン類等で包接した包接化合物を用いた製剤。キサンチン誘導体等は、いずれか一方の包接化合物の近傍に位置させてもよいし、両方の包接化合物の近傍に位置させてもよい。
(viii)ロキソプロフェン又はその塩、ブチルスコポラミン臭化物及びキサンチン誘導体等を用い、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物のいずれか一方を通常の方法で製した製剤中に含有し、糖衣層やフィルムコーティング層を設けた製剤であって、当該糖衣層やコーティング層に他方を含有し、ロキソプロフェン又はその塩及びブチルスコポラミン臭化物が実質的に互いに接しないように製した製剤(剤形が錠剤である場合、糖衣錠やフィルムコーティング錠と称される。)。キサンチン誘導体等は、通常の方法で製した製剤中に位置させてもよいし、糖衣層やフィルムコーティング層に位置させてもよいし、分けて、糖衣層やフィルムコーティング層のいずれにも位置させてもよいし、さらには、製剤中、糖衣層及びフィルムコーティング層のいずれにも位置させてもよい。
(1)R1がメチル基であり、R2がメチル基であり、R3がメチル基であるものは、カフェインを意味するものである。
(2)R1がメチル基であり、R2がメチル基であり、R3が水素原子であるものは、テオフィリンを意味するものである。
(3)R1が水素原子であり、R2がメチル基であり、R3がメチル基であるものは、テオブロミンを意味するものである。
(4)R1がメチル基であり、R2が水素原子であり、R3がメチル基であるものは、パラキサンチンを意味するものである。
(5)R1がメチル基であり、R2がメチル基であり、R3が2−ヒドロキシプロピル基であるものは、プロキシフィリンを意味するものである。
(6)R1がメチル基であり、R2がメチル基であり、R3が2,3−ジヒドロキシプロピル基であるものは、ジプロフィリンを意味するものである。
また、前記カフェインやテオフィリンとしては、複塩を形成したもの(安息香酸ナトリウムカフェイン(安息香酸ナトリウムとカフェインの複塩)、アミノフィリン(テオフィリンとエチレンジアミンとの複塩))等を用いることもできる。
本発明の医薬組成物で用いられるキサンチン誘導体としては、本発明の医薬組成物を解熱鎮痛剤や総合感冒薬等として利用した場合の観点から、カフェイン類が好ましい。当該カフェイン類としては、カフェイン水和物、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン、クエン酸カフェインが好適な具体例として挙げられる。これらの中でも、カフェイン水和物、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェインがより好ましい。
上記キサンチン誘導体の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、2〜90質量%が好ましく、10〜85質量%がより好ましく、20〜80質量%がさらに好ましく、20〜50質量%がさらに好ましく、20〜40質量%が特に好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩とキサンチン誘導体との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、キサンチン誘導体を、0.03〜100質量部含有するものが好ましく、0.08〜27質量部含有するものがより好ましく、0.2〜10質量部含有するものがさらに好ましく、0.2〜5質量部含有するものが特に好ましい。
上記トラネキサム酸又はその塩の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、10〜95質量%が好ましく、30〜85質量%がより好ましく、40〜80質量%がさらに好ましく、40〜70質量%が特に好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩とトラネキサム酸又はその塩との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、トラネキサム酸又はその塩を、トラネキサム酸のフリー体換算で0.1〜200質量部含有するものが好ましく、0.2〜25質量部含有するものがより好ましく、2〜12.5質量部含有するものがさらに好ましく、2〜5質量部含有するものが特に好ましい。
また、上記無機塩としては、金属塩が挙げられ、斯かる金属イオンを構成する金属としては、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属;ナトリウム等のアルカリ金属;アルミニウム等の13族の金属等が挙げられる。
上述のようなケイ酸化合物の具体例としては、合成ケイ酸アルミニウム、含水ケイ酸マグネシウム、含水ケイ酸マグネシウム(天然)、合成ケイ酸マグネシウムナトリウム、含水二酸化ケイ素、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、軽質無水ケイ酸、ケイソウ土、二酸化ケイ素、ベントナイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上組み合せて用いてもよい。なお、これらは公知の物であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
上述のようなケイ酸化合物の中でも、含水二酸化ケイ素、含水ケイ酸マグネシウム、含水ケイ酸マグネシウム(天然)等の含水ケイ酸化合物又はその塩;軽質無水ケイ酸等の軽質無水ケイ酸又はその塩;二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等のケイ酸又はその塩が好ましい。これらの中でも、含水ケイ酸化合物の塩、軽質無水ケイ酸、ケイ酸塩がより好ましい。
上記ケイ酸化合物の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.05〜80質量%が好ましく、0.1〜60質量%がより好ましく、0.2〜55質量%がさらに好ましく、0.2〜35質量%がさらに好ましく、0.2〜5質量%が特に好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩とケイ酸化合物との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、ケイ酸化合物を0.003〜150質量部含有するものが好ましく、0.02〜35質量部含有するものがより好ましく、0.04〜10質量部含有するものがさらに好ましく、0.04〜1質量部含有するものがさらに好ましい。
これらの中でも、アルカリ金属(ナトリウム、カリウム等)やアルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム等)等の金属のイオンと炭酸イオン又は炭酸水素イオンとから構成される塩、斯様な塩の水和物、共沈生成物等が好ましく、アルカリ土類金属イオンと炭酸イオンとから構成される塩又はその共沈生成物がより好ましい。
上記炭酸化合物の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.05〜80質量%が好ましく、0.1〜60質量%がより好ましく、0.2〜55質量%がさらに好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩と炭酸化合物との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、炭酸化合物を0.003〜150質量部含有するものが好ましく、0.02〜35質量部含有するものがより好ましく、0.05〜10質量部含有するものがさらに好ましい。
上述のようなリン酸化合物の中でも、アルカリ土類金属イオンとリン酸水素イオンとから構成される塩が好ましい。
上記リン酸化合物の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.05〜80質量%が好ましく、0.1〜60質量%がより好ましく、0.2〜55質量%がさらに好ましく、1〜20質量%が特に好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩とリン酸化合物との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、リン酸化合物を0.003〜150質量部含有するものが好ましく、0.02〜35質量部含有するものがより好ましく、0.05〜10質量部含有するものがさらに好ましく、0.1〜1質量部含有するものが特に好ましい。
これらの中でも、金属イオンと水酸化物イオンとから構成される塩、斯様な塩の共沈生成物や(乾燥)ゲルが好ましい。上記金属としては、アルカリ金属(ナトリウム、カリウム等);アルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム等);13族の金属(アルミニウム等)等が挙げられるが、アルカリ土類金属が好ましい。
上記水酸化物の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.05〜80質量%が好ましく、0.1〜60質量%がより好ましく、0.2〜55質量%がさらに好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩と水酸化物との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、水酸化物を0.003〜150質量部含有するものが好ましく、0.02〜35質量部含有するものがより好ましく、0.05〜10質量部含有するものがさらに好ましい。
上記のような金属から構成される金属酸化物としては、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、褐色酸化鉄、黒酸化鉄、三二酸化鉄、合成ヒドロタルサイト等が挙げられる。なお、これらは公知の化合物であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
上記金属酸化物の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.0002〜80質量%が好ましく、0.002〜60質量%がより好ましく、0.02〜55質量%がさらに好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩と金属酸化物との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、金属酸化物を0.00003〜80質量部含有するものが好ましく、0.0004〜20質量部含有するものがより好ましく、0.005〜7質量部含有するものがさらに好ましい。
具体的には、結晶セルロース、粉末セルロース等のセルロース;カルメロース、カルメロースカリウム、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム等のカルボキシアルキルセルロース又はその塩;クロスカルメロースナトリウム等のカルボキシアルキルセルロース誘導体又はその塩;ヒドロキシエチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、(低置換度でない)ヒドロキシプロピルセルロース等のヒドロキシアルキルセルロース;ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース2208、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2906、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910等)等のヒドロキシアルキルアルキルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート等のヒドロキシアルキルアルキルセルロース誘導体等が挙げられる。また、上記カルボキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース誘導体、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルアルキルセルロース誘導体中のアルキル基の炭素数としては、1〜4が好ましい。
なお、これらは公知の化合物であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
また、上記ヒプロメロースの、メトキシ基の置換度としては、15〜35%が好ましく、16.5〜30%がより好ましい。一方、ヒドロキシプロポキシ基の置換度としては、3〜35%が好ましく、4〜32%がより好ましい。
上記セルロース誘導体又はその塩の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.05〜90質量%が好ましく、0.1〜80質量%がより好ましく、0.2〜60質量%がさらに好ましく、5〜55質量%が特に好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩とセルロース誘導体又はその塩との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、セルロース誘導体又はその塩を0.003〜150質量部含有するものが好ましく、0.02〜35質量部含有するものがより好ましく、0.05〜10質量部含有するものがさらに好ましい。
ワックス類としては、カルナウバロウ、木蝋(ハゼ蝋、ウルシ蝋)、カスターワックス等の植物由来ワックス、ミツロウ、サラシミツロウ、鯨ロウ、精製ラノリン等の動物由来ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の石油由来ワックス;モンタン酸エステルワックス、精製モンタンワックス等の鉱物由来ワックス等の天然ワックスや合成ワックス等が挙げられる。
油脂類は公知の化合物であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
上述のような油脂類の中でも、カルナウバロウ、カスターワックス、ミツロウ、サラシミツロウ、パラフィン、合成ワックス、硬化油、ダイズ硬化油が好ましい。
上記油脂類の含有量としては、医薬組成物全質量に対し、0.001〜70質量%が好ましく、0.01〜60質量%がより好ましく、0.1〜55質量%がさらに好ましい。
また、ロキソプロフェン又はその塩と油脂類との含有比は、上述した各成分の1日あたりの服用量に応じて、適宜検討して決定すればよいが、ロキソプロフェン又はその塩1質量部(ロキソプロフェンナトリウム無水和物換算)に対し、油脂類を0.0003〜100質量部含有するものが好ましく、0.002〜20質量部含有するものがより好ましく、0.005〜5質量部含有するものがさらに好ましい。
催眠鎮静剤としては、例えば、アリルイソプロピルアセチル尿素やブロムワレリル尿素等が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、解熱鎮痛剤等として用いられるのが好ましいものである。したがい、その効能・効果としては、頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱、かぜの諸症状(のどの痛み、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和等が挙げられる。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部及びブチルスコポラミン臭化物30質量部を混合し、ガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例A)。比較対照として、ロキソプロフェンナトリウム水和物単独(対照例1)、ブチルスコポラミン臭化物単独(対照例2)をそれぞれ同様にしてガラス瓶に入れ、60℃で保存した。
これら参考例A並びに対照例1及び2について、保存開始直後、1日後、2日後及び1週間後のガラス瓶内の状態をそれぞれ評価した。結果を表1に示した。
これに対し、ロキソプロフェンナトリウム水和物とブチルスコポラミン臭化物との混合物を保存すると、混合物は1日後には固化した(参考例A)。
このことから、混合物の状態変化は、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物が相互作用を生じた結果であることが判明した。
以下の参考例B及び参考例1〜16の組成物を得、それぞれガラス瓶に入れ、60℃で保存した。
参考例B:ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部及びブチルスコポラミン臭化物30質量部を混合し、組成物を得た。
参考例1:ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ブチルスコポラミン臭化物30質量部及び無水カフェイン250質量部を混合し、組成物を得た。
参考例2:無水カフェインをトラネキサム酸750質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例3:無水カフェインをケイ酸アルミン酸マグネシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例4:無水カフェインをメタケイ酸アルミン酸マグネシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例5:無水カフェインをケイ酸カルシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例6:無水カフェインを軽質無水ケイ酸234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例7:無水カフェインを含水ケイ酸マグネシウム(天然)234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例8:無水カフェインを沈降炭酸カルシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例9:無水カフェインを無水リン酸水素カルシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例10:無水カフェインを水酸化マグネシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例11:無水カフェインを酸化マグネシウム234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例12:無水カフェインを酸化チタン234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例13:無水カフェインを低置換度ヒドロキシプロピルセルロース234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例14:無水カフェインをヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910)234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例15:無水カフェインをカルナウバロウ234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
参考例16:無水カフェインを硬化油234.3質量部に替えた以外は参考例1と同様にして組成物を得た。
そして、上記参考例B及び参考例1〜16の組成物について、保存開始直後、1日後、2日後及び1週間後のガラス瓶内の状態をそれぞれ評価した。結果を表2に示した。
これに対し、ロキソプロフェンナトリウム水和物及びブチルスコポラミン臭化物の混合物に加えて、無水カフェイン(参考例1)、トラネキサム酸(参考例2)、ケイ酸アルミン酸マグネシウム(参考例3)、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(参考例4)、ケイ酸カルシウム(参考例5)、軽質無水ケイ酸(参考例6)、含水ケイ酸マグネシウム(天然)(参考例7)、沈降炭酸カルシウム(参考例8)、無水リン酸水素カルシウム(参考例9)、水酸化マグネシウム(参考例10)、酸化マグネシウム(参考例11)、酸化チタン(参考例12)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(参考例13)、ヒプロメロース(参考例14)、カルナウバロウ(参考例15)又は硬化油(参考例16)を含む組成物は、1週間後においても保存開始直後と同様の状態を保ち、変化が生じなかった(なお、参考例15における微黄色はカルナウバロウ由来の色であり、相互作用により生じたものではない)。
したがって、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物間に生じる相互作用を、キサンチン誘導体、トラネキサム酸又はその塩、ケイ酸化合物、炭酸化合物、リン酸化合物、水酸化物、金属酸化物、セルロース誘導体又はその塩及び油脂類が抑制することが判明した。
以下の比較例1及び実施例1の組成物を得、それぞれガラス瓶に入れ、50℃で保存した。
比較例1:ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000、トウモロコシデンプン24.3質量部及びブチルスコポラミン臭化物10質量部を混合した。
実施例1:ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部を混合し、粒状製剤を得た。
そして、上記実施例1及び比較例1の組成物について、保存開始直後、1日後、2日後及び1週間後のガラス瓶内の状態をそれぞれ評価した。結果を表3に示した。
これに対し、ロキソプロフェンナトリウム水和物を造粒して得た造粒物にブチルスコポラミン臭化物を混合して製した粒状製剤を保存したものは、1週間経過後も開始時と同じ状態を維持した(実施例1)。
この結果から、ロキソプロフェンナトリウム水和物とブチルスコポラミン臭化物とを、実質的に互いに接しないように含有せしめることによって、相互作用を抑制できることがわかる。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒプロメロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部、軽質無水ケイ酸8.1質量部及び結晶セルロース17.1質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、トラネキサム酸420質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部及び乳糖水和物17.1質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にタルク32.4質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒプロメロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部、軽質無水ケイ酸8.1質量部及び結晶セルロース115.2質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、無水カフェイン240質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部及び乳糖水和物115.2質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒプロメロース16.2質量部、カルメロース24.3質量部、ケイ酸カルシウム8.1質量部及び結晶セルロース34.7質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、無水カフェイン240質量部、アリルイソプロピルアセチル尿素180質量部、硬化油16.2質量部及びD−マンニトール40質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルメロースカルシウム24.3質量部、ケイ酸カルシウム8.1質量部及び結晶セルロース25.2質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、トラネキサム酸420質量部、アリルイソプロピルアセチル尿素180質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスポビドン24.3質量部及び乳糖水和物25.2質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部、含水二酸化ケイ素8.1質量部及び結晶セルロース194.7質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部及び乳糖水和物200質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース24.3質量部、ケイ酸カルシウム8.1質量部及び結晶セルロース170.4質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、無水リン酸水素カルシウム100質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスポビドン24.3質量部及び乳糖水和物200質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルボキシメチルスターチナトリウム24.3質量部、ケイ酸カルシウム8.1質量部及び結晶セルロース50.4質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、トラネキサム酸750質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルメロースカルシウム24.3質量部及び乳糖水和物60質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルメロース24.3質量部、カルナウバロウ8.1質量部及び結晶セルロース4.4質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、トラネキサム酸750質量部、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部及び乳糖水和物6質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部、軽質無水ケイ酸8.1質量部及び結晶セルロース65.2質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、無水カフェイン240質量部、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルメロースカルシウム24.3質量部及び乳糖水和物65.2質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、クロスカルメロースナトリウム24.3質量部、軽質無水ケイ酸8.1質量部及び乳糖水和物95.2質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、アリルイソプロピルアセチル尿素180質量部、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース24.3質量部及び結晶セルロース95.2質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物204.3質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルメロースカルシウム24.3質量部、ケイ酸カルシウム8.1質量部及び結晶セルロース185.2質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。一方、ブチルスコポラミン臭化物30質量部、無水リン酸水素カルシウム100質量部、ヒドロキシプロピルセルロース16.2質量部、カルメロースカルシウム24.3質量部及び乳糖水和物185.2質量部を混合し、エタノールを用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物にステアリン酸マグネシウム16.2質量部を加えて混合し、打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ヒプロメロース23.1質量部と0.9質量部のマクロゴール6000を精製水240質量部に溶解させ、これに酸化チタン0.3質量部およびタルク5.7質量部を分散させて、フィルムコーティング液を調製した。コーティング装置を用いて、製造例1〜11で得た錠剤(素錠)1錠当たり10mgのフィルム層を有するように、前述のフィルムコーティング液を噴霧し、剤皮を施した。次いで、カルナウバロウ(微量)で艶出しを施し、製造例1〜11で得た各錠剤につき、それぞれフィルムコーティング錠を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、乳糖水和物589.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
マクロゴール6000を硬化油に換える以外は同様にして、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、乳糖水和物294.7質量部、結晶セルロース294.6質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ブチルスコポラミン臭化物10質量部、3.4質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン2.9質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、カルメロースカルシウム81質量部、乳糖水和物636.5質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒドロキシプロピルセルロース24.3質量部、カルメロースカルシウム81質量部及び結晶セルロース618.5質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた造粒物791.9質量部、ブチルスコポラミン臭化物10質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒドロキシプロピルセルロース24.3質量部、カルメロースカルシウム81質量部及び結晶セルロース618.5質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた造粒物733.8質量部、ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒドロキシプロピルセルロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部及び結晶セルロース280.2質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒドロキシプロピルセルロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部及び結晶セルロース338.3質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース81質量部、乳糖水和物589.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ブチルスコポラミン臭化物10質量部 ヒプロメロース24.3質量部、カルメロースカルシウム81質量部、乳糖水和物418.5質量部及び結晶セルロース200質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた造粒物733.8質量部、ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ブチルスコポラミン臭化物10質量部 ヒプロメロース24.3質量部、カルメロースカルシウム81質量部及び無水リン酸水素カルシウム618.5質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた造粒物733.8質量部、ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ブチルスコポラミン臭化物10質量部 ヒプロメロース24.3質量部、カルメロースカルシウム81質量部、乳糖水和物370質量部、結晶セルロース218.5質量部及びメタケイ酸アルミン酸マグネシウム30質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた造粒物733.8質量部、ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ブチルスコポラミン臭化物10質量部 ヒプロメロース24.3質量部、カルメロースカルシウム81質量部、乳糖水和物370質量部、結晶セルロース218.5質量部及び軽質無水ケイ酸30質量部を混合し、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた造粒物733.8質量部、ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、ケイ酸アルミン酸マグネシウム30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、ケイ酸マグネシウム30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、酸化マグネシウム30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、水酸化マグネシウム30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、沈降炭酸カルシウム30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、含水二酸化ケイ素30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、ケイ酸カルシウム30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、硬化油30質量部、乳糖水和物559.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、カルメロースカルシウム81質量部、酸化チタン10質量部、乳糖水和物579.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、クロスポビドン81質量部、乳糖水和物589.3質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、クロスポビドン81質量部、乳糖水和物581.2質量部及びタルク16.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、29.2質量部のマクロゴール6000及びトウモロコシデンプン24.3質量部を65℃湯浴上のガラスビーカー中にて撹拌し、次いで冷却した後、18号篩で篩過して、造粒物を得た。得られた造粒物にブチルスコポラミン臭化物10質量部、クロスポビドン81質量部、乳糖水和物581.2質量部、カルナウバロウ8.1質量部及びステアリン酸マグネシウム8.1質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、乳糖水和物180.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、乳糖水和物238.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース40.5質量部、乳糖水和物180.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース40.5質量部、乳糖水和物238.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、クロスポビドン40.5質量部、乳糖水和物180.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、クロスポビドン40.5質量部、乳糖水和物238.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部及び無水リン酸水素カルシウム280.2質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部及び無水リン酸水素カルシウム338.3質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、ケイ酸アルミン酸マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、ケイ酸アルミン酸マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、ケイ酸マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、ケイ酸マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、酸化マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、酸化マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、水酸化マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、水酸化マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、沈降炭酸カルシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、沈降炭酸カルシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、含水二酸化ケイ素30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、含水二酸化ケイ素30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、ケイ酸カルシウム30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、ケイ酸カルシウム30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、軽質無水ケイ酸30質量部、トウモロコシデンプン150.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、軽質無水ケイ酸30質量部、トウモロコシデンプン208.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、硬化油10質量部、トウモロコシデンプン170.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、硬化油10質量部、トウモロコシデンプン228.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、酸化チタン10質量部、トウモロコシデンプン170.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、酸化チタン10質量部、トウモロコシデンプン228.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びステアリン酸マグネシウム8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、トウモロコシデンプン180.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、トウモロコシデンプン238.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部及びタルク8.2質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、トウモロコシデンプン180.2質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。また、ブチルスコポラミン臭化物10質量部、ヒプロメロース12.1質量部、カルメロースカルシウム40.5質量部、トウモロコシデンプン238.3質量部及び結晶セルロース100質量部を混合後、精製水を用いて練合し、造粒した後、整粒して造粒物を得た。得られた2種類の造粒物を各々400.9質量部、ステアリン酸マグネシウム5.2質量部及びカルナウバロウ3質量部を混合した後、打錠し、1日当たりロキソプロフェンナトリウム水和物を204.3mg、ブチルスコポラミン臭化物を30mg服用することができる錠剤を得た。
ヒプロメロース23.1質量部及び0.9質量部のマクロゴール6000を精製水240質量部に溶解させ、これに酸化チタン0.3質量部及びタルク5.7質量部を分散させて、フィルムコーティング液を調製した。コーティング装置を用いて、製造例13〜53で得た錠剤(素錠)1錠当たり10mgのフィルム層を有するように、前述のフィルムコーティング液を噴霧し、剤皮を施した。次いで、カルナウバロウ(微量)で艶出しを施し、製造例13〜53で得た各錠剤につき、それぞれフィルムコーティング錠を得た。
Claims (9)
- ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とを実質的に互いに接しないように含有する医薬組成物。
- ロキソプロフェン又はその塩を含む粒状物とブチルスコポラミン臭化物とを含有し、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが、実質的に互いに接しないように含まれている医薬組成物。
- ブチルスコポラミン臭化物を含む粒状物とロキソプロフェン又はその塩とを含有し、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが、実質的に互いに接しないように含まれている医薬組成物。
- ロキソプロフェン又はその塩を含む粒状物とブチルスコポラミン臭化物を含む粒状物とを含有し、ロキソプロフェン又はその塩とブチルスコポラミン臭化物とが、実質的に互いに接しないように含まれている医薬組成物。
- ロキソプロフェン又はその塩が、ロキソプロフェンナトリウム水和物である請求項1〜4いずれか1項に記載の医薬組成物。
- ロキソプロフェン又はその塩を、ロキソプロフェンナトリウム無水物換算で、1日量として、10〜300mg含有する請求項1〜5いずれか1項に記載の医薬組成物。
- ブチルスコポラミン臭化物を、1日量として、3〜1000mg含有する請求項1〜6いずれか1項に記載の医薬組成物。
- 固形製剤である請求項1〜7いずれか1項に記載の医薬組成物。
- 剤形が、錠剤、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、ドライシロップ剤又は経口ゼリー剤である請求項1〜8いずれか1項に記載の医薬組成物。
Applications Claiming Priority (3)
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JP2011166689 | 2011-07-29 | ||
JP2011166689 | 2011-07-29 | ||
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Publications (2)
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