JP6009980B2 - ホルダー、荷電粒子線装置、および真空装置 - Google Patents
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第1開口と第2開口とを有する筒体と
前記第1開口側に配置され、前記筒体内を直線運動可能な第1シャフト部と、
前記第2開口側に配置され、前記筒体内を回転運動可能な第2シャフト部と、
前記第2シャフト部の回転運動を、直線運動に変換して前記第1シャフト部に伝達する変換部と、
前記第1シャフト部に設けられ、対象物を保持可能な保持部と、
前記第2シャフト部と前記筒体との間を気密に封止するシール部と、
を含む。
前記保持部は、前記第1シャフト部の軸方向に複数設けられていてもよい。
前記保持部は、前記第1シャフト部の軸方向に配列された複数の貫通孔を有する絞り板を保持していてもよい。
前記第2シャフト部を回転させるための把持部を含んでいてもよい。
前記第2シャフト部を回転駆動する駆動部を含んでいてもよい。
前記変換部は、前記第2シャフト部の回転に伴って回転可能に設けられている立体カムであってもよい。
前記第2シャフト部には、前記立体カムの開口部に挿入され、前記第2シャフト部の回転運動を前記立体カムに伝達する突出部が設けられ、
前記第2シャフト部の軸方向において、前記立体カムの開口部の大きさは、前記突出部の大きさよりも大きくてもよい。
前記立体カムは、第1カム面および第2カム面を有し、
前記第1シャフト部には、前記第1カム面を転動する第1ベアリング、および前記第2カム面を転動する第2ベアリングが設けられていてもよい。
前記変換部は、前記第1シャフト部および前記第2シャフト部の一方に設けられたナット部、および前記第1シャフト部および前記第2シャフト部の他方に設けられたねじ軸部を有する滑りねじ装置であってもよい。
本発明に係るホルダーを含む。
本発明に係るホルダーを含む。
1.1. ホルダーの構成
まず、第1実施形態に係るホルダーの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係るホルダー100を上方から見た模式図である。図2は、ホルダー100を模式的に示す断面図である。なお、図2は、図1のII−II線断面図である。図3は、ホルダー100の一部を模式的に示す断面図であり、図2の一部拡大図である。
ように、変換部40は、立体カムの一種であって、円筒の端面にカム面42a,42bが形成された端面カムである。すなわち、変換部(立体カム)40は、端面にカム面42a,42bが形成され円筒形状の部材である。変換部(立体カム)40には、2つの開口部43a,43bが設けられている。開口部43aには、第2シャフト部30の側面に設けられているベアリング(突出部)44aが挿入される。また、開口部43bには、第2シャフト部30の側面に設けられているベアリング(突出部)44bが挿入される。ベアリング44a,44bは、第2シャフト部30から軸S30と直交する方向に突出している。ベアリング44a,44bによって、第2シャフト部30の回転運動が、変換部(立体カム)40に伝達される。
位置を変えることができる。これにより、ホルダー100は、透過電子顕微鏡の試料室において、試料を切り替えることができる。
次に、ホルダー100の動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。
気密に封止するシール部60と、を含むため、試料を切り替える際に、シール部60を、スライド摺動ではなく、回転摺動させることができる。これにより、シール部60に応力緩和によるドリフト(アフタードリフト)を生じさせないことができる。したがって、試料のドリフトを抑制することができ、試料を、原子レベルの高い観察倍率で観察したり、高い精度で分析したりすることができる。
次に、第1実施形態に係るホルダー100の変形例について説明する。以下に示す各変形例に係るホルダーにおいて、上述したホルダー100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、第1変形例について説明する。図5は、第1変形例に係るホルダー200の一部を模式的に示す断面図である。なお、図5は、図3に対応している。
次に、第2変形例について説明する。図6は、第2変形例に係るホルダー300を上方から見た模式図である。図7は、ホルダー300の一部を拡大して模式的に示す断面図である。なお、図7は、図6のVII−VII線の一部断面図である。
態で、貫通孔312の径を切り替えることができる。なお、ホルダー300において、貫通孔312の径は同じであってもよい。このとき、ホルダー300では、例えば貫通孔312の1つが汚れ等で使用できなくなった場合に、ホルダー300が透過電子顕微鏡内の所定の位置に挿入された状態で、別の貫通孔312に切り替えることができる。
2.1. ホルダーの構成
次に、第2実施形態に係るホルダーの構成について、図面を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態に係るホルダー400を模式的に示す断面図である。図9は、ホルダー400の一部を拡大して模式的に示す断面図である。以下、第2実施形態に係るホルダー400において、上述したホルダー100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
して第1シャフト部20に伝達する滑りねじ装置である。変換部(滑りねじ装置)40は、第1シャフト部20に設けられたねじ軸部440、および第2シャフト部30に設けられたナット部442を有する。なお、図示はしないが、第1シャフト部20にナット部を設け、第2シャフト部30にねじ軸部を設けてもよい。ナット部442は、ねじ軸部440に対して軸S20方向に相対移動することができる。変換部(滑りねじ装置)40では、ナット部442が、第2シャフト部30の回転に伴って回転し、ナット部442の回転によって、ねじ軸部440が軸S20方向に移動する。
次に、ホルダー400の動作について、図8および図9を参照しながら説明する。
次に、第2実施形態に係るホルダーの変形例について説明する。図10は、本変形例に係るホルダー500の一部を模式的に示す断面図である。なお、図10は、図9に対応している。以下、本変形例に係るホルダー500において、上述したホルダー400の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
3.1. 荷電粒子線装置
次に、第3実施形態に係る荷電粒子線装置について、図面を参照しながら説明する。図11は、第3実施形態に係る荷電粒子線装置の構成を説明するための図である。
次に、第3実施形態に係る荷電粒子線装置の変形例について、図面を参照しながら説明
する。図12は、本変形例に係る荷電粒子線装置700の試料位置決め装置603を模式的に示す断面図である。図12では、互いに直交する軸として、X軸およびY軸を記載している。なお、X軸およびY軸は、電子線の進行方向に対して直交する軸である。また、X軸は、ホルダー400の軸S400に沿う軸である。なお、荷電粒子線装置700において、図12で図示されていないその他の構成部材は、図11に示す荷電粒子線装置600の構成部材と同様である。以下、本変形例に係る荷電粒子線装置700において、上述した荷電粒子線装置600の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
カム、直進カム、クランク機構等であってもよい。
Claims (11)
- 第1開口と第2開口とを有する筒体と
前記第1開口側に配置され、前記筒体内を直線運動可能な第1シャフト部と、
前記第2開口側に配置され、前記筒体内を回転運動可能な第2シャフト部と、
前記第2シャフト部の回転運動を、直線運動に変換して前記第1シャフト部に伝達する変換部と、
前記第1シャフト部に設けられ、対象物を保持可能な保持部と、
前記第2シャフト部と前記筒体との間を気密に封止するシール部と、
を含む、ホルダー。 - 請求項1において、
前記保持部は、前記第1シャフト部の軸方向に複数設けられている、ホルダー。 - 請求項1において、
前記保持部は、前記第1シャフト部の軸方向に配列された複数の貫通孔を有する絞り板を保持している、ホルダー。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、
前記第2シャフト部を回転させるための把持部を含む、ホルダー。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、
前記第2シャフト部を回転駆動する駆動部を含む、ホルダー。 - 請求項1ないし5のいずれか1項において、
前記変換部は、前記第2シャフト部の回転に伴って回転可能に設けられている立体カムである、ホルダー。 - 請求項6において、
前記第2シャフト部には、前記立体カムの開口部に挿入され、前記第2シャフト部の回転運動を前記立体カムに伝達する突出部が設けられ、
前記第2シャフト部の軸方向において、前記立体カムの開口部の大きさは、前記突出部の大きさよりも大きい、ホルダー。 - 請求項6または7において、
前記立体カムは、第1カム面および第2カム面を有し、
前記第1シャフト部には、前記第1カム面を転動する第1ベアリング、および前記第2カム面を転動する第2ベアリングが設けられている、ホルダー。 - 請求項1ないし5のいずれか1項において、
前記変換部は、前記第1シャフト部および前記第2シャフト部の一方に設けられたナット部、および前記第1シャフト部および前記第2シャフト部の他方に設けられたねじ軸部を有する滑りねじ装置である、ホルダー。 - 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のホルダーを含む、荷電粒子線装置。
- 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のホルダーを含む、真空装置。
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JP2013068616A JP6009980B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | ホルダー、荷電粒子線装置、および真空装置 |
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JP2013068616A JP6009980B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | ホルダー、荷電粒子線装置、および真空装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014192108A JP2014192108A (ja) | 2014-10-06 |
JP6009980B2 true JP6009980B2 (ja) | 2016-10-19 |
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Family Applications (1)
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JP2013068616A Active JP6009980B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | ホルダー、荷電粒子線装置、および真空装置 |
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