JP6008371B2 - 光波長分割多重伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、光波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)伝送システムにおける、伝送装置間の伝送路の冗長化技術に関する。
近年、通信ネットワークでは伝送トラフィックの増加に伴い、光WDM技術を用いた伝送システムが利用されている。
《一般的な光WDM伝送システムの構成》
一般的な光WDM伝送システムは光源、光MUX/DEMUX(Multiplexer/Demultiplexer:光波長多重分離器)、伝送路および受光器より構成される。
図1は従来の光WDM伝送システムの一例を示すもので、入力(データ)信号によって変調された複数、ここではn個の異なる波長λ1,λ2,…λnの信号光をそれぞれ発生する光源としてのn個のLD(LASER Diode)11と、光の波長に応じて光信号を多重または分離する光MUX/DEMUXとしての1×nAWG(Arrayed Waveguide:アレイ導波路回折格子)12とからなる送信ノード側光WDM伝送装置(以下、「光WDM送信装置」)10と、前記同様の1×nAWG21と、複数、ここではn個の受光器としてのPD(Photo Diode)22とからなる受信ノード側光WDM伝送装置(以下、「光WDM受信装置」)20と、これらを互いに接続する伝送路30とより構成されている。
なお、LDの代わりに波長可変LD(Tunable LD)を、また、AWGの代わりに誘電体多層膜フィルタを用いても良く、伝送路30には通常、光ファイバが使用される。
図2は従来の光WDM伝送システムの他の例を示すもので、光源として広帯域光源(例えば、ASE(amplified spontaneous emission)等)を用いた点が図1と異なる。即ち、光WDM送信装置10bは、n個のLD11の代わりに光変調機能とともに増幅および反射機能を有する光変調器、例えばRSOA(Reflective Semiconductor Optical Amplifier:反射型半導体光増幅器)13をn個備えており、また、光WDM受信装置20bは、前記同様の1×nAWG21およびn個のPD22の他、広帯域光源23および光サーキュレータ24を備えている。
そして、広帯域光源23からの出力光は光サーキュレータ24を介して伝送路30に出力され、光WDM受信装置20bから光WDM送信装置10bへ送られ、1×nAWG12にて波長毎にスライスされ、1つの光源から複数、ここではn個の波長λ1,λ2,…λnの光信号が生成される。スライスされた各波長の光信号はそれぞれ各RSOA13により、入力信号に応じてn個の異なる波長λ1,λ2,…λnの信号光に変調されるとともに増幅および反射され、1×nAWG12によって波長多重され、伝送路30を介して光WDM受信装置20bに伝送される。なお、RSOAの代わりにファブリ・ペロー−レーザダイオード(Fabry Perot−LD)または垂直キャビティ面発光レーザ(VCSEL)を用いても良い。
本構成は、光WDM受信装置20bをOSU(Optical Subscriber Unit)、光WDM送信装置10bの1×nAWGおよびRSOAをそれぞれ、光波長多重分離器(波長スプリッタ)およびONU(Optical Network Unit)と読み替えると、波長供給方式の光WDM−PON(Passive Optical Network)とみなすことができる。また、光WDM−PONのその他の形態として、広帯域光源をONUに搭載する自発光方式についても研究例がある(例えば、非特許文献1を参照)。
《光WDM伝送システムの伝送路冗長方式》
図3は伝送路を冗長化した従来の光WDM伝送システムの一例、ここでは特許文献1に記載された従来の光波長多重アクセスシステムを示すもので、n個のLD(光源)41、波長周回性を有する2×nAWG42、2個の1×nAWG43w,43p、2n個のPD(受光器)44、2個の光スイッチ45w,45p、切替制御部46、n本の伝送路47および2本の伝送路48w,48pとから構成されている。
ここで、LD41はONUを構成し、2×nAWG42は光波長多重分離器を構成し、1×nAWG43w,43p、PD44、光スイッチ45w,45pおよび切替制御部46はOSUを構成し、伝送路47はONUと光波長多重分離器との間(アクセス区間)の伝送路を構成し、伝送路48wおよび48pは光波長多重分離器とOSUとの間(多重区間)の現用系および予備系の伝送路を構成する。
前記構成において、n個のLD41はそれぞれアクセス区間のn本の伝送路47を介して2×nAWG42のn個のポートに接続され、2×nAWG42の2個のポートには多重区間の現用系および予備系に利用する2つの伝送路48w,48pが接続されている。現用系および予備系の2つの伝送路48w,48pは、それぞれ光スイッチ45w,45pおよび1×nAWG43w,43pを介してn個のPD44に接続されている。
一般に、図4に示すような、m個の入力ポートおよびn個の出力ポートを有し、波長周回性を有するm×nAWGの場合、入出力ポートと波長との間には図5に示すような関係がある。尚、入力ポートと出力ポートを入れ替えても波長の対応関係は同一である(例えば、非特許文献2を参照)。
そして、前述した光波長多重アクセスシステムでは、OSU内の切替制御部46が伝送路48w,48pの異常を監視し、異常が認められた際に光スイッチ45w,45pにより伝送路48w,48pの切替を行う。
しかしながら、前述した従来の伝送路の冗長化技術では、ONU側、つまり光WDM送信装置側の光源として、現用系および予備系のための2つの異なる波長を発振可能な光源を必要とし、かつ、AWGに光を結合するために前記光源は波長の管理および制御が必要であることから、光源が高コスト化するという第1の課題があった。これは入出力ポートの位置によって入出力可能な波長が一意に決定されてしまうというAWGの物理的性質に起因する。
さらに、冗長用(予備系)の伝送路の数を増加させると、光WDM送信装置では、増加した伝送路の本数分だけ、新たな波長を発振可能な光源が必要になるとともに、OSU側、つまり光WDM受信装置では、受光器の数が(増加した伝送路の数)×(ONUの最大収容数)分増加することになるため、装置コストが高コスト化するという第2の課題があった。
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、その目的は、簡易な構成および手順により伝送装置間の伝送路の冗長化が可能な光WDM伝送システムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る光WDM伝送システムは、広帯域光源およびn個の光変調器とともにカラーレス光源を構成する光波長多重分離器としてn×mポートの光波長多重分離器を用い、これに広帯域光源からの光信号をm本の伝送路のいずれかに切り替えて入力可能な切替デバイスを組み合わせる構成とした。
具体的には、本発明に係る光波長分割多重伝送システムは、
光WDM送信装置と、光WDM受信装置と、これらを互いに接続するm本の伝送路とから構成される光波長分割多重伝送システムであって、
前記光WDM送信装置は、
所定の波長幅を有する広帯域光源と、
光変調機能とともに増幅および反射機能を有するn個の光変調器と、
m×n個の入出力ポートを有し、m個のポートは前記m本の伝送路にそれぞれ接続され、n個のポートは前記n個の光変調器にそれぞれ接続され、前記広帯域光源からの光信号をn個に波長多重分離可能な入出力波長特性を有する第1の光波長多重分離器と、
前記広帯域光源からの光信号を前記m本の伝送路のいずれか1つに向けて出力する切替デバイスと
前記m本の伝送路のそれぞれに設けられ前記切替デバイスからの光信号を前記第1の光波長多重分離器方向に伝送するm個の光サーキュレータとを備え、
前記光WDM受信装置は、
n個の受光器と、
m×n個の入出力ポートを有し、m個のポートは前記m本の伝送路にそれぞれ接続され、n個のポートは前記n個の受光器にそれぞれ接続され、前記第1の光波長多重分離器と同様な入出力波長特性を有する第2の光波長多重分離器とを備えた
ことを特徴とする。
本システムによれば、光WDM送信装置において広帯域光源からの光信号を光波長多重分離器で各波長の光信号に分離して光変調器に入力し、変調および増幅するとともに反射して再び光波長多重分離器を介して伝送路へ出力することで、変調単位である入力(データ)信号ごとの波長の管理および制御を不要化でき、かつ、光WDM受信装置においてm×nポートの光波長多重分離器を用いることで受光器の数を削減することができる。従って、簡易な構成で伝送路の冗長化が可能な光WDM伝送システムを提供できる。
また、前述した光波長分割多重伝送システムにおいて、
前記光波長多重分離器はアレイ導波路回折格子(AWG)である
ことを特徴とする。
本システムによれば、光波長多重分離器にAWGを用いることで、AWGの有するサイクリックな入出力波長特性を利用することが可能であり、光波長多重分離器を簡易に構成できる。
また、前述した光波長分割多重伝送システムにおいて、
前記光変調器は反射型半導体光増幅器(RSOA)またはファブリ・ペロー−レーザダイオード(FP−LD)または垂直キャビティ面発光レーザ(VCSEL)である
ことを特徴とする。
本システムによれば、広帯域光源が発生する光信号を光波長多重分離器が分離し、複数の信号波長を得ることができ、かつ、RSOA、FP−LD、VCSEL等が前記光波長多重分離器を通して分離された光信号が有する波長で主発振することから波長の管理および制御を不要化できる。
また、前述した光波長分割多重伝送システムにおいて、
前記光WDM受信装置は、前記に加え、信号光とは波長の異なる監視光を発生して各伝送路に入力する監視光源を備え、
前記光WDM送信装置は、前記に加え、各伝送路から出力される監視光を受信し、受信した監視光に応じて前記切替デバイスに切替動作を指示する切替制御部を備えた
ことを特徴とする。
本システムによれば、簡易な構成で伝送路を監視の上、伝送路を切り替えることができる。
また、前述した光波長分割多重伝送システムにおいて、
前記光WDM送信装置は、前記に加え、信号光とは波長の異なる監視光を発生して各伝送路に入力するとともに、各伝送路から出力される監視光を受信し、受信した監視光に応じて前記切替デバイスに切替動作を指示する切替制御部を備え、
前記光WDM受信装置は、前記に加え、信号光は透過し、監視光は反射する波長特性を有する反射体を備えた
ことを特徴とする。
本システムによれば、伝送路の監視に係る機能を光WDM送信装置のみに搭載する簡易な構成で、伝送路の切り替えを実現することができる。
また、前述した光波長分割多重伝送システムにおいて、
前記切替制御部は前記監視光の光強度が所定の値以下であることを契機に前記切替デバイスに切替動作を指示する
ことを特徴とする。
本システムによれば、監視光源が発光する監視信号の強度を判定し、伝送路の状態に応じて、伝送路の切り替えを実施することができる。
また、前述した光波長分割多重伝送システムにおいて、
前記切替制御部は前記監視光を二乗検波し、所定の値以下であることを契機に前記切替デバイスに切替動作を指示する
ことを特徴とする。
本システムによれば、監視光源が発光する監視信号の強度を正確に測定し、伝送路の状態に応じて、伝送路の切り替えを実施することができる。
本発明によれば、簡易な構成および手順で伝送装置間の伝送路の冗長化が可能な光WDM伝送システムを提供することができる。
従来の光WDM伝送システムの一例を示す構成図 従来の光WDM伝送システムの他の例を示す構成図 伝送路を冗長化した従来の光WDM伝送システムの一例を示す構成図 m×nAWGの一例を示す構成図 m×nAWGにおける入出力ポートと波長との関係を示す説明図 本発明の光WDM伝送システムの第1の実施の形態を示す構成図 第1の実施の形態における伝送路切替制御の一例を示す処理の流れ図 本発明の光WDM伝送システムの第2の実施の形態を示す構成図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に記述するが、本発明は以下の実施の形態に制限されるものではない。
<第1の実施の形態>
図6は本発明の光WDM伝送システムの第1の実施の形態を示すもので、本光WDM伝送システムは、光WDM送信装置(送信ノード側光WDM伝送装置)50と、光WDM受信装置(受信ノード側光WDM伝送装置)60と、これらを互いに接続するm(2以上の整数)本(図面では3本)の伝送路70とから構成されている。
光WDM送信装置50は、所定の波長幅を有する広帯域光源51と、光変調機能とともに増幅および反射機能を有するn(2以上の整数)個の光変調器、ここではRSOA52と、m×n個の入出力ポートを有し、広帯域光源51からの光信号をn個に波長多重分離可能な入出力波長特性を有する第1の光波長多重分離器、ここではm×nAWG53と、広帯域光源51からの光信号をm本の伝送路70のいずれか1つに切り替えて入力する切替デバイス54と、各伝送路70から出力される監視光を受信し、受信した監視光に応じて切替デバイス54に切替動作を指示する切替制御部55とを備えている。
ここで、n個のRSOA52は光ファイバを介してm×nAWG53のn個のクライアント側ポートにそれぞれ接続され、m×nAWG53のm個のWDM側ポートはm本の伝送路70とそれぞれ接続されている。また、切替デバイス54は各伝送路70とそれぞれ光サーキュレータ56を介して接続されている。また、切替デバイス54は、広帯域光源51と光ファイバで接続され、切替制御部55と光ファイバまたは電子回路によって接続されている。さらにまた、切替制御部55は、(図示しない)光カプラを介して各伝送路70とそれぞれ接続されている。
尚、広帯域光源51は1個に限られず、2個以上あっても良い。また、光波長多重分離器としてAWGを例としたが、誘電体多層膜やグレーティングを組み合わせたその他の光波長多重分離器を用いても良い。また、光変調器としてRSOAの代わりにPF−LDやVCSELを用いても良い。さらに、変調器にLN(Lithium Niobate)変調器を、増幅器にSOA(Semiconductor Optical Amplifier)を用いて、変調器と増幅器を別々のデバイスとする構成を採っても良い。尚、光サーキュレータ56は、光カプラやミラーまたはフィルタを組み合わせた構成を採用しても良い。
光WDM受信装置60は、n個の受光器、ここではPD61と、m×n個の入出力ポートを有し、前記m×nAWG53と同様な入出力波長特性を有する第2の光波長多重分離器、ここではm×nAWG62と、信号光とは波長の異なる監視光を発生して各伝送路70に入力する監視光源63とを備えている。
ここで、各伝送路70はm×nAWG62のm個のWDM側ポートにそれぞれ接続され、m×nAWG62のn個のクライアント側ポートは光ファイバを介してn個のPD61とそれぞれ接続されている。また、監視光源63は各伝送路70とそれぞれ光サーキュレータ64を介して接続されている。
まず、前記システムにおける信号伝送に関する動作を説明する。
広帯域光源51は所定の波長幅を有するCW光を発生する。CW光は、切替デバイス54によって選択された光ファイバを介して光サーキュレータ56に達する。ここで光サーキュレータ56はCW光を光WDM送信装置50内のm×nAWG53方向にのみ伝送する役割を果たす。光サーキュレータ56を介してm×nAWG53に達したCW光は、m×nAWG53により特定の波長毎、ここではn個の異なる波長λ1,λ2,…λnにスライスされてn個のRSOA52にそれぞれ達する。
n個のRSOA52では、m×nAWG53によってスライスされたn個の異なる波長λ1,λ2,…λnの光信号をそれぞれ入力(データ)信号に応じて変調するとともに増幅し、反射する。n個のRSOA52により変調、増幅および反射されたn個の異なる波長λ1,λ2,…λnの信号光は再びm×nAWG53によって波長多重され、光サーキュレータ56に至る。ここで、光サーキュレータ56は、波長多重された信号光を光WDM受信装置60方向の伝送路70にのみ伝送する役割を果たす。
光WDM受信装置60において、伝送路70は光サーキュレータ64を介してm×nAWG62に接続されている。ここで光サーキュレータ64は波長多重された信号光をm×nAWG62方向にのみ伝送する役割を果たす。波長多重された信号光はm×nAWG62によりn個の異なる波長λ1,λ2,…λnの信号光に波長分離され、n個のPD61にそれぞれ至り、出力(データ)信号に変換される。
次に、前記システムにおける伝送路の切替に関する機能構成を説明する。
光WDM受信装置60は監視光源63を有し、光WDM送信装置50は切替制御部55を有する。監視光源63は光サーキュレータ64を介してm本の各伝送路70と接続し、切替制御部55は(図示しない)光カプラを通してm本の各伝送路70に接続されている。
次に、前記システムにおける伝送路の切替動作について図7の動作フローを用いて説明する。
光WDM受信装置60の監視光源63は、前記n個の信号光の各波長λ1,λ2,…λnとは異なる特定の波長のCW光による監視光を発生する。この監視用CW光はサーキュレータ64を介して各伝送路70に入力され、当該各伝送路70を伝搬して光WDM送信装置50に到達し、(図示しない)光カプラを介して切替制御部55に至る。切替制御部55では、監視用CW光をモニタする。
ここで、切替制御部55は、監視用CW光の強度が一定時間、所定の値以下であった場合、伝送路70に異常が発生していると判断し、切替デバイス54に伝送路70の切替動作を指示する。尚、切替制御部55は切替えるべき伝送路70の順序を予め保持しておいても良い。また、装置外部から切替制御部55に対して指示を与えて切り替える、例えば光WDM送信装置50外の監視ネットワークに存在する切替指示装置から、光ファイバやメタルケーブル等を介して切替制御部55に伝送路70の切替を指示する信号を伝達することにより、装置外部から伝送路70を切り替えるようにすることもできる。
切替デバイス54は切替制御部55の指示に従い、広帯域光源51が発生するCW光をm×nAWG53に伝える光ファイバを切り替える。
また、伝送路の切替動作は次の通りであっても良い。
光WDM受信装置60の監視光源63は、前記n個の信号光の各波長λ1,λ2,…λnとは異なる特定の波長の変調光による監視光を発生する。この監視用変調光はサーキュレータ64を介して各伝送路70に入力され、当該各伝送路70を伝搬して光WDM送信装置50に到達し、(図示しない)光カプラを介して切替制御部55に至る。切替制御部55では、監視用変調光をモニタする。
ここで、切替制御部55は、監視用変調光を二乗検波し、そのスペクトル強度が一定時間、所定の値以下であった場合、伝送路70に異常が発生していると判断し、切替デバイス54に伝送路70の切替動作を指示する。
本実施の形態では、光WDM送信装置においてAWGが波長分離した光信号をRSOAが変調および増幅することで、変調単位である入力(データ)信号ごとの波長の管理および制御を不要化でき、かつ、光WDM受信装置においてn×mポートのAWGを用いることで受光器の数を削減することができる。従って、簡易な構成で伝送路の冗長化が可能な光WDM伝送システムを提供できる。
<第2の実施の形態>
図8は本発明の光WDM伝送システムの第2の実施の形態を示すもので、光WDM受信装置側に監視光源を用いないことが第1の実施の形態の場合と異なる。
即ち、光WDM送信装置50bは、第1の実施の形態における切替制御部55の代わりに、信号光とは波長の異なる監視光を発生して各伝送路70に入力するとともに、各伝送路70から出力される監視光を受信し、受信した監視光に応じて切替デバイス54に切替動作を指示する切替制御部57を備えている。
また、光WDM受信装置60bは、第1の実施の形態における監視光源および光サーキュレータの代わりに、信号光の波長は透過し、監視光の波長は反射する波長特性を有する反射体65が各伝送路70に設けられている。尚、反射体65には、ミラーやフィルタ、グレーティング等を用いることができる。
切替制御部57はn個の信号光の各波長λ1,λ2,…λnとは異なる特定の波長の監視用CW光または監視用変調光を発生する。この監視用CW光または監視用変調光は(図示しない)光カプラを介して各伝送路70に入力され、当該各伝送路70を伝搬して光WDM受信装置60bに到達し、その反射体65にて反射される。反射された監視用CW光または監視用変調光は、各伝送路70を伝搬して光WDM送信装置50bに到達し、(図示しない)光カプラを介して切替制御部57に受信される。切替制御部57は受信した監視用CW光の強度が一定時間、所定の値以下であった場合、または受信した監視用変調光を二乗検波し、そのスペクトル強度が一定時間、所定の値以下であった場合、伝送路70に異常が発生していると判断し、切替デバイス54に伝送路70の切替動作を指示する。
本実施の形態では、伝送路の監視に係るアクティブ素子を光WDM送信装置のみに搭載する簡易な構成で、伝送路の切り替えを実現することができる。
50,50b:光WDM送信装置(送信ノード側光WDM伝送装置)、51:広帯域光源、52:RSOA、53,62:m×nAWG、54:切替デバイス、55,57:切替制御部、56,64:光サーキュレータ、60,60b:光WDM受信装置(受信ノード側光WDM伝送装置)、61:PD(受光器)、63:監視光源、65:反射体、70:伝送路。
国際公開第2004/107626号公報
Takashi Mitsui, Kazutaka Hara, Masamichi Fujiwara, Jun-ichi Kani, Masashi Tadokoro, Naoto Yoshimoto and Hisaya Hadama, "Simple and Scalable WDM/TDMA-PON using Spectral Slicing and Forward Error Correction," OSA conference on OFC/NFOFC 2011, OTuB5, Los Angeles, CA, USA(2011) Osamu Ishida and Hiroshi Takahashi, "Loss-Imbalance Equalization in Arrayed-Waveguide-Grating (AWG) Multiplexer Cascades," Journal of lightwave technology, Vol.13, No.6, pp1155-1163, (1995)

Claims (7)

  1. 光WDM送信装置と、光WDM受信装置と、これらを互いに接続するm本の伝送路とから構成される光波長分割多重伝送システムであって、
    前記光WDM送信装置は、
    所定の波長幅を有する広帯域光源と、
    光変調機能とともに増幅および反射機能を有するn個の光変調器と、
    m×n個の入出力ポートを有し、m個のポートは前記m本の伝送路にそれぞれ接続され、n個のポートは前記n個の光変調器にそれぞれ接続され、前記広帯域光源からの光信号をn個に波長多重分離可能な入出力波長特性を有する第1の光波長多重分離器と、
    前記広帯域光源からの光信号を前記m本の伝送路のいずれか1つに向けて出力する切替デバイスと
    前記m本の伝送路のそれぞれに設けられ前記切替デバイスからの光信号を前記第1の光波長多重分離器方向に伝送するm個の光サーキュレータとを備え、
    前記光WDM受信装置は、
    n個の受光器と、
    m×n個の入出力ポートを有し、m個のポートは前記m本の伝送路にそれぞれ接続され、n個のポートは前記n個の受光器にそれぞれ接続され、前記第1の光波長多重分離器と同様な入出力波長特性を有する第2の光波長多重分離器とを備えた
    ことを特徴とする光波長分割多重伝送システム。
  2. 前記第1及び第2の光波長多重分離器はアレイ導波路回折格子である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光波長分割多重伝送システム。
  3. 前記光変調器は反射型半導体光増幅器またはファブリ・ペロー−レーザダイオードまたは垂直キャビティ面発光レーザである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光波長分割多重伝送システム。
  4. 前記光WDM受信装置は、前記に加え、信号光とは波長の異なる監視光を発生して各伝送路に入力する監視光源を備え、
    前記光WDM送信装置は、前記に加え、各伝送路から出力される監視光を受信し、受信した監視光に応じて前記切替デバイスに切替動作を指示する切替制御部を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光波長分割多重伝送システム。
  5. 前記光WDM送信装置は、前記に加え、信号光とは波長の異なる監視光を発生して各伝送路に入力するとともに、各伝送路から出力される監視光を受信し、受信した監視光に応じて前記切替デバイスに切替動作を指示する切替制御部を備え、
    前光WDM受信装置は、前記に加え、信号光は透過し、監視光は反射する波長特性を有する反射体を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光波長分割多重伝送システム。
  6. 前記切替制御部は前記監視光の光強度が所定の値以下であることを契機に前記切替デバイスに切替動作を指示する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の光波長分割多重伝送システム。
  7. 前記切替制御部は前記監視光を二乗検波し、所定の値以下であることを契機に前記切替デバイスに切替動作を指示する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の光波長分割多重伝送システム。
JP2013082099A 2013-04-10 2013-04-10 光波長分割多重伝送システム Active JP6008371B2 (ja)

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