JP6007815B2 - 過給機 - Google Patents
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Description
図1に示したように、本発明の第1実施形態に係るターボチャージャ60は内燃機関(機関)10に適用される。機関10は、機関本体部20、吸気通路部30、排気通路部40及びブローバイガス還流装置50を備えている。
オイルパン22は、クランクケース21の下方においてクランクケース21に固定されている。オイルパン22は、クランクケース21とともに、クランクシャフト21a及び潤滑油(オイル)OLを収容する空間(以下、「クランクケース室」とも称呼する。)を形成している。
ピストン23cは略円筒形であり、側面に複数のピストンリングを備えている。複数のピストンリングのうちの最も下方(クランクケース21側)のリングは、所謂「オイルリングOR」である。オイルリングORは、シリンダ23aの内壁(即ち、シリンダライナ23bの内壁)を摺動しながら同内壁の潤滑油(油膜)をクランクケース21側に掻き落とすようになっている。ピストン23cは、コネクティングロッド23dによってクランクシャフト21aに連結されている。ピストン23cの上面(頂面)はシリンダライナ23bの内壁面及びシリンダヘッド部24の下面と共に燃焼室CCを形成している。
次に、上述したように構成されたターボチャージャ60の作用について説明する。先ず、従来のターボチャージャにおいてデポジットが堆積する際のメカニズムについて、図3を参照しながら説明する。
シュラウド部SDの壁面(シュラウド壁面63b)が第1部材631により構成され、 少なくともスクロール部SRの外周側内壁面63d(実際には、更に、吸気上流側内壁面63e、及び、内周側内壁面63f)が「第1部材631と分離した第2部材632」により構成され、
第1部材631と第2部材632とは「第1部材及び第2部材のいずれよりも熱伝導率の低い断熱部(断熱部材633及びエアーギャップAG)を介して連接されている。
次に、図5を参照しながら本発明の第2実施形態に係る遠心式コンプレッサ71を備えるターボチャージャについて説明する。コンプレッサ71は第1実施形態に係るコンプレッサ61と同様の「内燃機関10の吸気通路の部位」に配設される。コンプレッサ71は、第1実施形態に係る第1部材631と同一材料からなるが形状が相違する第1部材731と、第1実施形態に係る第2部材632と同一材料からなるが形状が相違する第2部材732と、第1実施形態に係る断熱部材633と同一部材からなるが形状及び配設位置が相違する断熱部材733と、を有する点において、コンプレッサ61と相違している。
次に、図7を参照しながら本発明の第3実施形態に係る遠心式コンプレッサ81を備えるターボチャージャについて説明する。遠心式コンプレッサ81は遠心式コンプレッサ71と同様の「内燃機関10の吸気通路の部位」に配設される。遠心式コンプレッサ81は、第1部材731と同一材料からなる第1部材831及び第2部材732と同一材料からなる第2部材832を有する。第1部材831及び第2部材832の形状は、スクロール部SRの内周側内壁面83fの近傍領域(ディフューザ部DFの吸気上流側に位置する領域、図7においてディフューザ部DFの左側領域、以下「ディフューザ部DFの範囲」と称呼する。)において、第1部材731及び第2部材732の形状とそれぞれ相違している。更に、遠心式コンプレッサ81は、断熱部材733と同一材料からなる断熱部材833を有する。断熱部材833は、断熱部材733と形状及び配設位置が相違している。
第2部材832は、その径方向内側の形状が、第1部材831の径方向外側の形状と略一致するように構成されている。
更に、第2部材832の径方向内側と第1部材831の径方向外側との間には所定幅のエアギャッップAGが形成されている
第1部材831の放熱経路は、第2実施形態と同様に第1部材831のディフューザ壁面63cの最外周部(即ち、スクロール部SRに露呈している第1部材831の部分)からシュラウド壁面63b、そして吸気導入壁63aに向かう経路である。
第1変形例においては、図8に示すように、第1部材631と第2部材632の境界をすべて断熱部材633aで埋めている。例えば、断熱部材633aをポリフェニリンサルファイド(PPS)等の熱可塑性樹脂として、モールド成型で製作する。この部品を第2部材632に圧入固定した後、第1部材631を更に圧入固定する。この方法によれば、ネジ等の締結部材を用いることなく、第1部材631及び断熱部材633aを第2部材632に固定することができる。
第2変形例においては、図9に示すように、第1部材731と第2部材732の境界をすべて断熱部材733aで埋めている。第2変形例においても、上記の第1変形例のように、断熱部材733aを熱可塑性樹脂を用いてモールド成型する。この部品を第2部材732に圧入固定した後、第1部材731を更に圧入固定する。又は、第2部材732に第1部材731を挿入し、この間に断熱部材733aとして熱硬化性樹脂を流し入れ、熱硬化性樹脂を固化させることにより、第1部材731を固定することができる。
図10に示した第3変形例においては、第2部材632とシールプレート64とを一体化した第2部材634が使用されている。この形態によれば、部品点数を削減することができる。
Claims (5)
- コンプレッサのインペラハブに形成されたインペラ翼の径方向外側に位置し且つ同インペラ翼に沿う形状を有するシュラウド部の壁面、前記インペラ翼及び前記インペラハブによって形成される圧縮部と、
前記圧縮部に連通するとともに前記インペラ翼の軸線周りに環状に形成されるディフューザ部と、
前記ディフューザ部の外周部と連通するとともに前記インペラ翼の軸線周りに環状に形成されるスクロール部と、
を有する遠心式コンプレッサを備えた過給機において、
前記シュラウド部の前記壁面が第1部材により構成され、
少なくとも前記スクロール部の外周側内壁面が前記第1部材と分離した第2部材により構成され、
前記第1部材と前記第2部材とは同第1部材及び同第2部材のいずれよりも熱伝導率の低い断熱部を介して連接され、前記断熱部により前記第2部材の熱が前記シュラウド部の前記壁面へと伝わり難くするように構成されている、
ことを特徴とする過給機。 - 請求項1に記載の過給機において、
前記第2部材は、前記スクロール部の外周側内壁面に加えて、前記スクロール部の内周側内壁面と、前記内周側内壁面の一部から前記シュラウド部の前記壁面まで延在する前記ディフューザ部の壁面の一部と、を構成していることを特徴とする過給機。 - 請求項1に記載の過給機において、
前記第1部材は、前記シュラウド部の前記壁面に加えて、前記スクロール部の内周側内壁面の一部と、前記内周側内壁面の一部から前記シュラウド部の前記壁面まで延在する前記ディフューザ部の壁面の一部と、を構成していることを特徴とする過給機。 - 請求項3に記載の過給機において、
前記第1部材が前記インペラ翼の軸線と平行な線と交わる長さが、前記ディフューザ部の範囲において、前記インペラ翼の軸線に近いほど長くなることを特徴とする過給機。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の過給機であって、
クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に還流させるブローバイガス通路部を備える内燃機関に適用され、
前記コンプレッサが、前記吸気通路であって前記ブローバイガス通路と前記吸気通路との接続部よりも下流側に配設されている、過給機。
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