JP6007730B2 - 多孔質複合金属体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

多孔質複合金属体の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、一次電池や二次電池、あるいは医療機器などに用いられる多孔質複合金属体の製造方法及び製造装置に関する。
多孔質金属体は、一次電池や二次電池、あるいは生体内に埋め込まれる人工歯根や人工関節などの医療機器への適用が検討されている。例えば、特許文献1では医療用デバイスとして用いられる多孔質金属体が開示されており、複数の多孔質金属体が積層状態に接合されている。特許文献2においては、多孔質金属体が燃料電池として使用されている。特許文献3では、リチウムイオン二次電池や電気二重層型キャパシタの集電体、LED放熱板ヒートシンク、ラジエータ等に用いられるものとして、アルミニウム多孔質焼結体とアルミニウム箔とを一体化した複合多孔質金属体が開示されている。
このような多孔質金属体を各種用途に適用する場合、特許文献3記載のように、金属製無垢材からなる緻密金属体と、多孔質金属体とを接合して複合体とすることが要求される場合がある。この緻密金属体と多孔質金属体とを接合する場合、一般には、これらをカーボン製の型の中に入れて加熱・拡散接合することが行われる。
国際公開第2007/066669号 特開2008−177047号公報 特開2010−280951号公報
ところで、緻密金属体と多孔質金属体とを拡散接合する場合、通常、これらを約1000℃まで加熱することが行われる。このため、型を構成しているカーボンが多孔質金属体に反応して、この多孔質金属体にカーボンが付着するおそれがある。
これを防ぐため、型をセラミックスで形成することも考えられるが、コストがかかって経済性が悪く、割れ易いなどの不具合もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、緻密金属体と多孔質金属体とを拡散接合して多孔質複合金属体を製造する際に、拡散接合用の型をなす材料が多孔質金属体に付着することを防止するとともに、緻密金属体に多孔質金属体を正確な位置に、正確な厚みや形状で接合して、高品質の多孔質複合金属体を製造することができる接合方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の多孔質複合金属体の製造方法は、緻密金属体の表面に多孔質金属体を押圧しながら加熱して拡散接合することにより、多孔質複合金属体を製造する方法であって、一方の型に、前記緻密金属体の外周面に当接する複数の位置決めピンを着脱可能に立設するとともに、これら位置決めピンに囲まれた部分における前記一方の型の表面及び他方の型の表面にセラミックス当て面を形成しておき、該セラミックス当て面に前記多孔質金属体を当接した状態で前記緻密金属体を前記位置決めピンに内接するように配置し、前記一方の型に他方の型を合わせて配置することにより前記多孔質金属体と緻密金属体を押圧状態とし、前記位置決めピンを抜き取った後に、加熱して前記多孔質金属体を緻密金属体に拡散接合することを特徴とする。
一方の型の表面及び他方の型の表面にセラミックス当て面を形成しておき、多孔質金属体にセラミックス当て面を当接させながら、位置決めピンに内接するように緻密金属体を配置して一方の型の所定位置に位置決めすることができ、他方の型を合わせて押圧状態とすることで、多孔質金属体をセラミックス当て面と緻密金属体とにそれぞれ密着させることができる。この状態において多孔質金属体及び緻密金属体を直接型に接触させることなく、位置決めピンの抜き取り後にも位置ずれを防止しつつ型内に配置することができる。そして、位置決めピンを抜き取った後に拡散接合するため、拡散接合時には、型を構成する材料が緻密金属体及び多孔質金属体に接触することを位置決めピンが配置されていた空間及びセラミックス当て面により確実に防止して、高品質の多孔質複合金属体を製造することができる。しかも、セラミックス当て面の使用を必要最小限に抑えることができるため、安価に製造することができる。
本発明の多孔質複合金属体の製造方法において、前記緻密金属体における前記多孔質金属体が配置されている側とは反対側の表面に第2の多孔質金属体を配置してもよい。
緻密金属体の両面に多孔質金属体が配置された構造の多孔質複合金属体を拡散接合することができ、型の表面のセラミックス当て面により、型と両面側の多孔質金属体との直接の接触を防止することができる。
本発明の多孔質金属体の製造方法において、前記多孔質金属体は前記緻密金属体に形成した収容部内に一部が該収容部から突出した状態に収容されるとともに、前記セラミックス当て面には前記多孔質金属体における前記緻密金属体からの突出部の一部を係合する凹部が形成されており、該凹部に前記多孔質金属体の突出部の一部を係合した状態で前記緻密金属体を前記位置決めピンに内接するように配置することとしてもよい。
本発明の多孔質複合金属体の製造装置は、緻密金属体の表面に多孔質金属体を押圧しながら加熱して拡散接合することにより、多孔質複合金属体を製造する装置であって、前記緻密金属体の外周面に当接する複数の位置決めピンを着脱可能に立設してこの位置決めピンに内接するように前記緻密金属体を位置決め可能に配置する一方の型と、前記位置決めピンに囲まれた部分における前記一方の型の表面及び他方の型の表面に設けられたセラミックス当て面と、前記一方の型との間に前記多孔質金属体と緻密金属体とを押圧した状態に配置される他方の型とを有し、前記他方の上型に、前記位置決めピンを抜き取り可能に挿通する貫通孔が設けられていることを特徴とする。
両型を閉じた後に他方の型の貫通孔内に配置されている位置決めピンを抜き取ることにより、緻密金属体の周囲に空間を形成することができ、型への接触を確実に防止することができる。
本発明の多孔質複合金属体の製造装置において、前記緻密金属体における前記多孔質金属体が配置されている側とは反対側の表面に第2の多孔質金属体が配置されることとしてもよい。
本発明の多孔質金属体の製造装置において、前記多孔質金属体は前記緻密金属体に形成した収容部内に一部が該収容部から突出した状態に収容されるとともに、前記セラミックス当て面には前記多孔質金属体における前記緻密金属体からの突出部の一部を係合する凹部が形成されているものとしてもよい。
本発明によれば、緻密金属体と多孔質金属体とを拡散接合する際に、型をなす材料が緻密金属体及び多孔質金属体に接触することが、位置決めピンが配置されていた空間及びセラミックス当て面により確実に防止することができ、高品質の多孔質複合金属体を製造できる。また、セラミックス当て面を必要最小限として、コストを抑えることができる。また、多孔質金属体と緻密金属体とを面方向に正確に位置決めした状態で接合することができる。
本発明の一実施形態における多孔質複合金属体の製造装置の下型を示す平面図である。 下型、位置決めピン及びセラミックス当て板を分解して示す図1のA−A線に沿う矢視断面図である 多孔質複合金属体の製造装置の上型を示す平面図である。 上型及びセラミックス当て板を分解して示す図3のB−B線に沿う矢視断面図である。 下型に多孔質金属体を収容した緻密金属体をセラミックス当て板とともに配置した状態を示す断面図である。 図5に示す状態から上型を型締めした状態を示す断面図である。 図6に示す状態から位置決めピンを抜き取った状態を示す断面図である。 本発明の製造装置により製造される多孔質複合金属体の例を示す断面図である。 本発明の製造装置により製造される多孔質複合金属体の他の例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
多孔質複合金属体1は、図8に示すように、一対の多孔質金属体2と緻密金属体3とを組み合わせてなるものである。
多孔質金属体2は、チタン、ステンレス、ニッケルなどの金属粉と有機バインダー、発泡材等を混合し、成形・乾燥・脱脂・焼結させて直方体ブロック状に成形されたもので、連続した骨格により形成される複数の気孔が連通した三次元網目状構造を有する発泡金属である。例えば、100mm四方で厚み2mm程度の大きさのシート状に形成される。緻密金属体3は、多孔質金属体2と同材料の多孔質金属体2よりブロック状の無垢材である。
この緻密金属体3の上下両側の表面には凹状の収容部4が形成され、この収容部4内に、多孔質金属体2を一部がこの収容部4から突出した状態で収容される。このときの多孔質金属体2の突出部5の緻密金属体3の表面からの突出高さHは、多孔質金属体2の収容部4への収容直後で0.3〜0.5mm程度であり、拡散接合後に例えば0.1mm程度となる。本発明では、緻密金属体3の下側に配置される多孔質金属体2に対して、上側に配置される多孔質金属体2を第2の多孔質金属体と称している。
この多孔質複合金属体1を製造するための製造装置は、図1〜図4に示すように、上型11、下型12、セラミックス当て板(セラミックス当て面)13、位置決めピン14を有し、緻密金属体3と多孔質金属体2とを押圧しながら拡散接合して、多孔質複合金属体1を製造するものである。本実施形態では、上型と下型とを有する構成とするが、本発明においては必ずしも上下に配置されるものでなくともよく、一方の型に対して他方の型が合わせて配置される構成のものであればよい。
この実施形態の製造装置では、上型11及び下型12は、カーボン製であり、同時に3個の多孔質複合金属体1を製造することができるようになっている。
下型12には、緻密金属体3の外周面に当接する複数の位置決めピン14が設けられている。本実施形態における位置決めピン14は、下型12に形成された穴15に挿入することによって着脱可能に設けられ、この下型12に対して着脱可能な状態で立設されている。これにより、図1の二点鎖線に示すように、位置決めピン14に囲まれた部分に緻密金属体3を位置決めピン14に内接するように配置する位置決め領域Rが形成される。また、この位置決め領域Rの内側には、セラミックス当て板13を位置決めして装着するための凹状の取付け部16が設けられている。
下型12の四隅部にはガイドピン17が立設されるとともに、これらガイドピン17により囲まれた領域内には、下型12の中央部の表面が突出して上型11に嵌合する凸部18が形成されている。
上型11には、各位置決めピン14を挿通させる貫通孔19が設けられるとともに、これら貫通孔19により囲まれた領域内に、下型12と同様に、セラミックス当て板13を嵌合状態に取り付ける凹状の取付け部20が設けられている。本発明ではこの上型11に配置されるセラミックス当て板13を第2のセラミックス当て板と称している。
また、上型11の四隅部には下型12のガイドピン17を嵌合するガイド孔21が形成され、これらガイド孔21に囲まれた領域内に、型締め時に下型12の凸部18を嵌合する凹部22が形成されている。
セラミックス当て板13は、平板状に形成されており、その中央部の表面には、多孔質金属体2における緻密金属体3への接触面とは反対側の端部、つまり緻密金属体3からの突出部5の端部を嵌合可能な凹部23が形成されている。この凹部23の深さは、拡散接合後の緻密金属体3からの多孔質金属体2の突出高さHと同じ寸法に設定される。
なお、上記した位置決めピン14の数を適宜増減させることもできる。位置決めピン14は、1つの多孔質複合金属体1を拡散接合する際に、少なくとも2箇所に設けられていればよい。この場合、緻密金属体3の隣接する2つの辺に当接可能な位置に位置決めピン14を設け、これらの位置決めピン14に緻密金属体3を押しつけて位置決めできる。
次に、このように構成した製造装置を用いて多孔質複合金属体1を製造する方法を説明する。
先ず、緻密金属体3の両面の収容部4に多孔質金属体2を収容状態に配置し、これらを組み合わせる。この場合、前述したように、緻密金属体3と多孔質金属体2とを拡散接合する前では、緻密金属体3の収容部4に多孔質金属体2を収容したときの突出部5の突出高さHが、最終製品よりも大きくなるように設定されている。収容部4の内周面と多孔質金属体2の外周面との間には、多孔質金属体2を収容する際に多孔質金属体2の外周面が崩れないように、図示しない適宜の隙間が設けられる。
一方、下型12の穴15に位置決めピン14を挿入して立設状態に配置し、これら位置決めピン14に囲まれた部分における取付け部16にセラミックス当て板13を位置決め状態に取付ける。
次に、図5に示すように、組み合わせ状態の緻密金属体3と多孔質金属体2とを下型12に装着する。このとき、セラミックス当て板13の凹部23に突出部5の端部を嵌合した状態で、緻密金属体3を位置決めピン14により囲まれた位置決め領域R内に配置する。これによって、位置決めピン14の外周面の一部に緻密金属体3の外周面が当接した状態で位置決めピン14に囲まれた位置決め領域Rにこの緻密金属体3が配置される。
続いて、下型12に対して上型11を装着する。このとき、緻密金属体3の上面に突出する多孔質金属体2の突出部5には、この突出部5を凹部23に嵌合した状態でセラミックス当て板13が被せられている。
そして、上型11の装着時には、上型11のガイド孔21に下型12のガイドピン17が挿入し、下型12に対して上型11が概略的に位置決めされ、さらに下型12の凸部18に上型11の凹部22が嵌合して、精密に位置決めされた状態で閉じられる。
このようにして型が閉じられると、図6に示すように、位置決めピン14の外周面の一部に緻密金属体3の外周面が接触し、両セラミックス当て板13に多孔質金属体2の突出部5が係合した状態で、これらセラミックス当て板13を介して上型11と下型12との間に挟み込まれた状態になる。セラミックス当て板13は、その凹部23の深さが拡散接合後の多孔質金属体2の突出高さHより小さく設定されているので、この型を閉じた状態でも、緻密金属体3に接触することはない。
したがって、両型11,12のうち位置決めピン14のみが緻密金属体3に接触し、両型11,12の表面はセラミックス当て板13にのみ接触した状態となる。
また、緻密金属体3は位置決めピン14により外側面が拘束され、多孔質金属体2は、緻密金属体3の凹部4に一部嵌合するとともに、セラミックス当て板13の凹部23に突出部5の端部が係合し、そのセラミックス当て板13は上型11の凹状の取付部20又は下型12の取付部16にそれぞれ嵌合しており、各部材が面方向に正確に位置決めされる。
また、この型を閉じた状態では下型12と上型11との間で多孔質金属体2と緻密金属体3とが押圧された状態となり、多孔質金属体2が圧縮されることにより、多孔質金属体2の突出高さHが小さくなるとともに、その分、多孔質金属体2が押圧方向と直交する面方向に拡げられ、緻密金属体3の収容部4の内周面に密接させられる。発泡体の材質や気孔率、接合面積、接合温度、型の構成にもよるが、押圧荷重は、発泡体の見かけ面積当たり50〜2500g/cm、より好ましくは、150〜1500g/cmとする事が望ましい。
次いで、図7に示すように、位置決めピン14を穴15から抜いて上型11、下型12から抜き取った状態とする。この状態では、緻密金属体3は、それまで接触していた位置決めピン14がなくなることにより、上型11及び下型12のいずれにも接触する部分はなくなり、この緻密金属体3から突出している多孔質金属体2がセラミックス当て板13を介して両型11,12の間に保持される。
この状態で例えば1050℃、約一時間の条件で両型11,12ごと加熱して、多孔質金属体2を緻密金属体3に拡散接合することで、多孔質複合金属体1を製造する。
前述したように、セラミックス当て板13の凹部23の深さが、拡散接合後の緻密金属体3からの多孔質金属体2の突出高さHと同じ寸法に設定されており、拡散接合完了時には、セラミックス当て板13が緻密金属体3の表面に接触した状態となる。
このように、この多孔質複合金属体1の製造方法は、着脱可能な位置決めピン14により緻密金属体3を位置決めし、多孔質金属体2の限られた部分にのみセラミックス当て板13を当接して、拡散接合時には位置決めピン14を抜き取ることにより、セラミックス当て板13のみが接触するようにし、上型11及び下型12を構成しているカーボン材が製品に付着することを確実に防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、一実施形態では、多孔質金属体が緻密金属体の収容部から一部突出した状態に収容されるようにしたが、このように突出するものでなくとも、緻密金属体の収容部内に緻密金属体と面一に収容されるもの、あるいは緻密金属体の表面より凹んだ状態で収容されるものにも適用することができる。多孔質金属体を緻密金属体の収容部内に緻密金属体と面一に収容する場合は、セラミックス当て板の表面は平坦面に形成し、多孔質金属体を緻密金属体の表面より凹んだ状態で収容する場合は、セラミックス当て板には、多孔質金属体に接触する凸部を形成しておくとよい。
また、緻密金属体に収容部を形成せずに、図9に示すように、緻密金属体の表面に多孔質金属体が載置された状態で重ねられるものについても、本発明を適用することができる。
また、緻密金属体の両面に多孔質金属体を接合した例を示したが、緻密金属体の片面にのみ多孔質金属体を接合する場合にも適用することができる。
さらに、セラミックス当て板を用いているが、凹部を有しない場合は、型の表面にセラミックスを溶射してセラミックス面を形成し、このセラミックス面が多孔質金属体に接触するようにしてもよい。また、緻密金属体の片面にのみ多孔質金属体を接合する場合など、緻密金属体の表面が型に接触する場合には、型の表面にセラミックス当て板を配置する、あるいは型の表面にセラミックスを溶射してセラミックス面とするなどの構成としてもよい。本発明では、一実施形態のセラミックス当て板及び溶射等により形成したセラミックス面の両方を含んでセラミックス当て面と称している。
1 多孔質複合金属体
2 多孔質金属体
3 緻密金属体
4 収容部
5 突出部
11 上型
12 下型
13 セラミックス当て板(セラミックス当て面)
14 位置決めピン
15 穴
16 取付け部
17 ガイドピン
18 凸部
19 貫通孔
20 取付け部
21 ガイド孔
22 凹部
23 凹部
R 位置決め領域

Claims (6)

  1. 緻密金属体の表面に多孔質金属体を押圧しながら加熱して拡散接合することにより、多孔質複合金属体を製造する方法であって、一方の型に、前記緻密金属体の外周面に当接する複数の位置決めピンを着脱可能に立設するとともに、これら位置決めピンに囲まれた部分における前記一方の型の表面及び他方の型の表面にセラミックス当て面を形成しておき、該セラミックス当て面に前記多孔質金属体を当接した状態で前記緻密金属体を前記位置決めピンに内接するように配置し、前記一方の型に他方の型を合わせて配置することにより前記多孔質金属体と緻密金属体を押圧状態とし、前記位置決めピンを抜き取った後に、加熱して前記多孔質金属体を緻密金属体に拡散接合することを特徴とする多孔質複合金属体の製造方法。
  2. 前記緻密金属体における前記多孔質金属体が配置されている側とは反対側の表面に第2の多孔質金属体を配置しておくことを特徴とする請求項1記載の多孔質複合金属体の製造方法。
  3. 前記多孔質金属体は前記緻密金属体に形成した収容部内に一部が該収容部から突出した状態に収容されるとともに、前記セラミックス当て面には前記多孔質金属体における前記緻密金属体からの突出部の一部を係合する凹部が形成されており、該凹部に前記多孔質金属体の突出部の一部を係合した状態で前記緻密金属体を前記位置決めピンに内接するように配置することを特徴とする請求項1又は2記載の多孔質複合金属体の製造方法。
  4. 緻密金属体の表面に多孔質金属体を押圧しながら加熱して拡散接合することにより、多孔質複合金属体を製造する装置であって、前記緻密金属体の外周面に当接する複数の位置決めピンを着脱可能に立設してこの位置決めピンに内接するように前記緻密金属体を位置決め可能に配置する一方の型と、前記位置決めピンに囲まれた部分における前記一方の型の表面及び他方の型の表面に設けられたセラミックス当て面と、前記一方の型との間に前記多孔質金属体と緻密金属体とを押圧した状態に配置される他方の型とを有し、前記他方の型に、前記位置決めピンを抜き取り可能に挿通する貫通孔が設けられていることを特徴とする多孔質複合金属体の製造装置。
  5. 前記緻密金属体における前記多孔質金属体が配置されている側とは反対側の表面に第2の多孔質金属体が配置されることを特徴とする請求項4記載の多孔質複合金属体の製造装置。
  6. 前記多孔質金属体は前記緻密金属体に形成した収容部内に一部が該収容部から突出した状態に収容されるとともに、前記セラミックス当て面には前記多孔質金属体における前記緻密金属体からの突出部の一部を係合する凹部が形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の多孔質複合金属体の製造装置。
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