JP6007512B2 - 液体吐出ヘッド駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出ヘッドの駆動回路に関する。
インクジェットプリンターは、印刷ヘッドに設けられた複数のノズルからインクを吐出して印刷媒体上に画像や文書を記録する。インクの吐出は、印刷ヘッドの各ノズルに対応して設けられたアクチュエーターが駆動回路から供給される駆動信号に従い駆動されることによって行われる。アクチュエーターとしては、例えば、ピエゾ素子のような容量性負荷が利用される場合が多い。
容量性負荷を有する印刷ヘッドに供給される駆動信号を生成する駆動回路としては、本願と同じ発明者により発明された特許文献1の回路がある。この駆動回路は、トランジスター対で構成された電流増幅回路と、電流増幅回路に供給するための波形信号を生成する波形生成回路とを用いて、印刷ヘッドの容量性負荷に供給するための駆動信号を生成する。また、電位調整回路を用いて、低電位側端子の電位を駆動信号の電位よりも所定量低く調整する。
特開2010−135943号公報
しかし、特許文献1の駆動回路は、波形生成回路や電位調整回路を含む回路構成がやや複雑であり、また、その消費電力も無視できない程度である。そこで、本願の発明者は、これらの点でより改善された回路を開発したいという希望を有していた。
なお、このような課題は、インクジェットプリンターにおける印刷ヘッドに限らず、液体を吐出するノズルと、そのノズルから液体を吐出させるアクチュエーターとを有する液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置に共通の課題であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、液体吐出ヘッドの駆動回路として、従来と異なる構成を有し、また、消費電力の少ない駆動回路を提供することを目的としている。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の一形態は、容量性負荷を有する液体吐出ヘッドに駆動信号を供給するための駆動回路であって、
第1の低電位側端子と第1の高電位側端子との間に直列接続された2つのトランジスターで構成された第1のトランジスター対であって、第1の制御入力端子に供給される第1の制御信号に応じて第1の出力端子から前記駆動信号を出力する第1のトランジスター対を含む主駆動回路と、
前記第1の低電位側端子に接続された第1の配線経路と、前記第1の高電位側端子に接続された第2の配線経路とに接続された補助駆動回路と、
前記補助駆動回路に、第2の制御信号としての制御用パルス信号を供給するパルス生成回路と、
を備え、
前記補助駆動回路は、
前記第1の配線経路と前記第2の配線経路との間に接続された充放電素子と、
第2の低電位側端子と第2の高電位側端子との間に直列接続された2つのトランジスターで構成されて反転回路として機能する第2のトランジスター対であって、第2の制御入力端子に供給される前記第2の制御信号に応じて出力信号を第2の出力端子から出力する第2のトランジスター対と、
前記第2のトランジスター対の前記第2の出力端子と、前記第1の配線経路との間に接続され、前記第2のトランジスター対の出力信号を平滑化した第1の補助駆動信号を前記第1の配線経路に出力する平滑フィルター回路と、
を含み、
前記第2のトランジスター対の前記第2の高電位側端子は、第1の電源に接続され、
前記充放電素子は、前記第1の電源よりも低い電圧を出力する第2の電源に、前記第2の配線経路を介して接続され、
前記充放電素子は、前記第1の配線経路を介して前記平滑フィルター回路から供給される前記第1の補助駆動信号に応じて前記第1の補助駆動信号よりも電位の高い第2の補助駆動信号を生成し、前記第2の配線経路を介して前記第1のトランジスター対の前記第1の高電位側端子に供給し、
前記パルス生成回路は、前記駆動信号の電位上昇時及び電位下降時のそれぞれにおいて、前記平滑フィルター回路から出力される前記第1の補助駆動信号のフィードバックを受けて、前記第1のトランジスター対のうちの充電用トランジスターのコレクタ−エミッタ間の電位差が所定の電位差となるように前記制御用パルス信号を調整するフィードバック制御を実行する、駆動回路である。
この駆動回路によれば、補助駆動回路の回路構成として、充放電素子と、第2のトランジスター対と、平滑フィルター回路とを含む単純な回路構成を利用しているので、駆動回路全体の回路構成を単純なものとすることができる。また、第2のトランジスター対は反転回路として機能するのでその消費電力を極めて小さく押さえることができる。
また、パルス制御回路が上述したフィードバック制御を行うことにより、充電用トランジスターの動作時のコレクタ−エミッタ間の電位差を常に十分に小さくすることができるので、第1のトランジスター対を駆動することができない可能性を低減でき、また、第1のトランジスター対における消費電力を十分に低減することができる。
[適用例1]
容量性負荷を有する液体吐出ヘッドに駆動信号を供給するための駆動回路であって、
第1の低電位側端子と第1の高電位側端子との間に直列接続された2つのトランジスターで構成された第1のトランジスター対であって、第1の制御入力端子に供給される第1の制御信号に応じて第1の出力端子から前記駆動信号を出力する第1のトランジスター対を含む主駆動回路と、
前記第1の低電位側端子に接続された第1の配線経路と、前記第1の高電位側端子に接続された第2の配線経路とに接続された補助駆動回路と、
を備え、
前記補助駆動回路は、
前記第1の配線経路と前記第2の配線経路との間に接続された充放電素子と、
第2の低電位側端子と第2の高電位側端子との間に直列接続された2つのトランジスターで構成されて反転回路として機能する第2のトランジスター対であって、第2の制御入力端子に供給される第2の制御信号に応じて出力信号を第2の出力端子から出力する第2のトランジスター対と、
前記第2のトランジスター対の前記第2の出力端子と、前記第1の配線経路との間に接続され、前記第2のトランジスター対の出力信号を平滑化した第1の補助駆動信号を前記第1の配線経路に出力する平滑フィルター回路と、
を含み、
前記第2のトランジスター対の前記第2の高電位側端子は、第1の電源に接続され、
前記充放電素子は、前記第1の電源よりも低い電圧を出力する第2の電源に、前記第2の配線経路を介して接続され、
前記充放電素子は、前記第1の配線経路を介して前記平滑フィルター回路から供給される前記第1の補助駆動信号に応じて前記第1の補助駆動信号よりも電位の高い第2の補助駆動信号を生成し、前記第2の配線経路を介して前記第1のトランジスター対の前記第1の高電位側端子に供給する、駆動回路。
この駆動回路によれば、補助駆動回路の回路構成として、充放電素子と、第2のトランジスター対と、平滑フィルター回路とを含む単純な回路構成を利用しているので、駆動回路全体の回路構成を単純なものとすることができる。また、第2のトランジスター対は反転回路として機能するのでその消費電力を極めて小さく押さえることができる。
[適用例2]
適用例1に記載の駆動回路であって、
前記充放電素子は、キャパシターであり、
前記キャパシターは、
(i)前記第2の補助駆動信号の電位が前記第2の電源の電位よりも低い期間において前記第2の電源により充電され、
(ii)前記第1のトランジスター対を構成する前記2つのトランジスターのうちで、前記第1の高電位側端子に直接接続されているトランジスターが導通状態の期間に放電する、駆動回路
この駆動回路によれば、キャパシターの適宜の充放電によって、第1の補助駆動信号よりも電位の高い第2の補助駆動信号を容易に生成することが可能である。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、液体吐出ヘッドを駆動するための駆動回路および駆動方法、そのような液体吐出ヘッドおよび駆動回路を有する液体吐出装置およびその制御方法、そのような液体吐出ヘッドおよび駆動回路を有し液体としてのインクを吐出して印刷を行う印刷装置および印刷方法等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としてのインクジェットプリンターの構成を示すブロック図である。 印刷ヘッドと駆動回路の構成を示す回路図である。 駆動信号の波形の一例を示す説明図である。
図1は、本発明の一実施形態としてのインクジェットプリンターの概略構成を示すブロック図である。インクジェットプリンター100は、制御ユニット40と、紙送りモーター22と、キャリッジモーター32と、印刷ヘッド60とを有している。
制御ユニット40は、ホストコンピューター90との間のインターフェイス41と、制御部42と、紙送りモータードライバー43と、ヘッドドライバー45と、キャリッジモータードライバー46とを有している。制御ユニット40は、更に、これらのドライバー43,45,46を、紙送りモーター22と、印刷ヘッド60と、キャリッジモーター32とにそれぞれ接続するインターフェイス47を有している。
制御部42は、ホストコンピューター90から印刷データを取得すると、印刷ヘッド60におけるインクの吐出状態(インクドットの形成状態)を示すドットデータを生成するとともに、各ドライバー43,45,46に制御信号を出力する。ドライバー43,45,46は、紙送りモーター22と、印刷ヘッド60と、キャリッジモーター32とを駆動するための駆動信号をそれぞれ出力する。例えば、ヘッドドライバー45は、印刷ヘッド60に対して、基準クロック信号SCKと、ラッチ信号LATと、駆動信号選択信号SI&SPと、チャンネル信号CHと、駆動信号COMとを供給する。この駆動信号COMは、印刷ヘッド60に設けられたインク吐出用のノズルアクチュエーター(「駆動素子」とも呼ぶ)を駆動する信号である。ノズルアクチュエーターとしては、例えば圧電素子(ピエゾ素子)などの容量性負荷を使用可能である。駆動信号COMは、ヘッドドライバー45内に設けられた駆動回路80(「駆動信号生成回路」とも呼ぶ)によって生成される。
図2は、駆動回路80と印刷ヘッド60の構成を示す回路図である。印刷ヘッド60は、複数のノズルに対応して設けられた複数のノズルアクチュエーター67と、駆動信号COMを個々のノズルアクチュエーター67に供給するか否かを切り替える選択スイッチ66とを有している。個々の選択スイッチ66は、駆動信号選択信号SI&SP(図1)に応じてオン/オフされるアナログスイッチである。駆動信号COMは、複数のノズルアクチュエーター67に共通に供給されるので、「共通駆動信号」とも呼ぶ。
駆動回路80は、主駆動回路230と、補助駆動回路210とを含んでいる。主駆動回路230は、駆動信号COMを生成する回路であり、補助駆動回路210は、後述する第1の補助駆動信号COM1と第2の補助駆動信号COM2とを生成する回路である。
主駆動回路230は、DAC回路236と、主トランジスター対234とを含んでいる。DAC回路236には、CPU51(図1)から、駆動信号COMを生成するための情報として所定周期毎に更新されるDAC値DVが入力される。DAC回路236は、入力されたDAC値DVに応じた電位を有する制御信号ANGを生成する。DAC値DVは、例えば、駆動信号COMの出力電位を10ビットのデジタル値で表した情報である。制御信号ANGは、このDAC値DVの変化に応じた電圧変化を示すアナログ信号である。
主トランジスター対234は、低電位側端子T11と高電位側端子T12との間に直列接続された2つのトランジスター231,232で構成されており、また、制御入力端子T13と出力端子T14とを有している。制御入力端子T13は、2つのトランジスター231,232の制御端子に共通に接続されており、ここに上述の制御信号ANGが入力される。また、出力端子T14は、2つのトランジスター231,232の間の節点に接続されており、ここから駆動信号COMが出力される。
本実施形態において、主トランジスター対234は、相補的に接続された(コンプリメンタリ接続された)放電用トランジスター231と充電用トランジスター232から構成されている。放電用トランジスター231はPNP型バイポーラトランジスターであり、充電用トランジスター232はNPN型バイポーラトランジスターである。2つのトランジスター231,232のエミッタは、出力端子T14に共通に接続されている。出力端子T14は、駆動信号COMを印刷ヘッド60に供給するための信号経路235に接続されている。放電用トランジスター231のコレクタは、低電位側端子T11に接続された第1の配線経路221に接続されている。充電用トランジスター232のコレクタは、高電位側端子T12に接続された第2の配線経路222に接続されている。2つのトランジスター231,232のベースには、制御入力端子T13を介して制御信号ANGが共通に入力される。なお、主トランジスター対234を「第1のトランジスター対」とも呼ぶ。また、本明細書では、各種の配線経路を単に「配線」とも呼ぶ。
主トランジスター対234の動作の概要は以下の通りである。制御信号ANGが上昇して充電用トランジスター232におけるベース電位がエミッタ電位より所定値以上(例えば0.6ボルト以上)高くなると、充電用トランジスター232が導通状態となり、駆動信号COMの電位が上昇する。一方、制御信号ANGが下降して放電用トランジスター231におけるベース電位がエミッタ電位より所定値以上低くなると、放電用トランジスター231が導通状態(電流を流す状態)となり、駆動信号COMの電位が下降する。また、制御信号ANGの電位が2つのトランジスター231,232のエミッタ電位に十分に近い値のときには、2つのトランジスター231,232は共に非導通状態(電流を流さない状態)となる。このように、制御信号ANGにより主トランジスター対234の動作が制御されることにより、制御信号ANGが電流増幅されて駆動信号COMが生成される。なお、導通状態とは、バイポーラトランジスターではエミッタとコネクターの間に電流が流れる状態であり、MOSFETではソースとドレインの間に電流が流れる状態を指す。同様に非導通状態とは、バイポーラトランジスターではエミッタとコネクターの間に電流が流れない状態であり、MOSFETではソースとドレインの間に電流が流れない状態を指す。
補助駆動回路210は、パルス生成回路213と、補助トランジスター対214と、平滑フィルター回路219と、充放電素子としてのキャパシター226と、を含んでいる。パルス生成回路213には、制御部42(図1)から、パルス変調制御信号MSが入力される。パルス変調制御信号MSは、第1の補助駆動信号COM1の基準となる信号である。パルス生成回路213は、パルス変調制御信号MSを所定のパルス変調方式(例えば、パルス幅変調やパルス密度変調)で変調して制御用パルス信号PWSを生成する。制御用パルス信号PWSは、パルスデューティによりパルス変調制御信号MSのレベルを表す矩形パルス信号であり、2つの電位レベルのいずれかを取る2値信号である。なお、制御用パルス信号PWSを単に「制御信号」とも呼ぶ。
補助トランジスター対214は、低電位側端子T21と高電位側端子T22との間に直列接続された2つのトランジスター211,212で構成されており、また、制御入力端子T23と出力端子T24とを有している。制御入力端子T23は、2つのトランジスター211,212の制御端子に共通に接続されており、ここに上述の制御用パルス信号PWSが入力される。また、出力端子T14は、2つのトランジスター231,232の間の設定に接続されており、ここから出力信号COMpが出力される。本実施形態では、低電位側端子T21は接地されており、高電位側端子T22は高電圧電源VHに接続されている。この高電圧電源VHは、ノズルアクチュエーター67の駆動信号COMの電圧レベルと同等の高い電圧を出力する電圧である。例えば、高電圧電源VHとしては、約50Vの電圧を出力する電源回路を利用可能である。なお、高電圧電源VHを「第1の電源」とも呼ぶ。
本実施形態において、補助トランジスター対214は、相補的に接続された接地側トランジスター211と電源側トランジスター212から構成されている。接地側トランジスター211はNチャンネルMOSFETであり、電源側トランジスター212はPチャンネルMOSFETである。この補助トランジスター対214は、反転回路(インバーター回路)として機能する。2つのトランジスター211,212のドレインは、補助トランジスター対214の出力端子T24に共通に接続されている。この出力端子T24は、平滑フィルター回路219の入力端子に接続されている。接地側トランジスター211のソースは接地されており、電源側トランジスター212のソースは高電圧電源VHに接続されている。2つのトランジスター211,212のゲートには、制御入力端子T23を介して制御用パルス信号PWSが共通に入力される。2つのトランジスター211,212には、それぞれに並列にダイオード215,216が設けられている。なお、補助トランジスター対214を、「第2のトランジスター対」とも呼ぶ。
補助トランジスター対214の動作の概要は以下の通りである。制御用パルス信号PWSがローレベルであるとき、接地側トランジスター211は非導通状態となり、電源側トランジスター212は導通状態となる。その結果、補助トランジスター対214の出力信号COMpは、高電圧電源VHにほぼ等しい電位となる。一方、制御用パルス信号PWSがハイレベルであるとき、接地側トランジスター211は導通状態となり、電源側トランジスター212は非導通状態となる。その結果、補助トランジスター対214の出力信号COMpは接地電位となる。このように、補助トランジスター対214によって制御用パルス信号PWSがデジタル的に反転され、制御用パルス信号PWS(すなわちパルス変調制御信号MS)を電流増幅した信号COMpが得られる。なお、補助トランジスター対214の出力信号COMpは、パルス状の信号波形を有しているが、この信号COMpは、ノズルアクチュエーター67に供給される駆動信号COMの波形を模擬したPWM信号の一種であると考えることも可能である。
平滑フィルター回路219は、補助トランジスター対214の出力信号COMpを平滑化することによって、第1の補助駆動信号COM1を生成する。本実施形態では、平滑フィルター回路219として、キャパシター218とコイル217との組み合わせにより構成されたローパスフィルター(低域通過フィルター)を用いている。
キャパシター226は、第1の配線経路221と第2の配線経路222との間に接続されている。上述したように、第1の配線経路221は主トランジスター対234の低電位側端子T11に接続されており、第2の配線経路222は主トランジスター対234の高電位側端子T12に接続されている。第2の配線経路222は、更に、逆流防止ダイオード227を介して低電圧電源VLに接続されている。この低電圧電源VLは、キャパシター226を充電するための電源である。なお、低電圧電源VLを生成する電源回路の中に逆流防止素子が設けられている場合には、逆流防止ダイオード227を補助駆動回路210から省略可能である。
キャパシター226の端子間電圧は、主トランジスター対234の高電位側端子T12に供給される第2の補助駆動信号COM2の電位を、低電位側端子T11に供給される第1の補助駆動信号COM1の電位よりも高くする。従って、低電圧電源VLの電圧は、2つの補助駆動信号COM1,COM2の電位差に相当する電圧値であれば良く、高電圧電源VHよりも低い電圧で十分である。例えば、低電圧電源VLとしては、約5Vの電圧を出力する回路を利用可能である。なお、低電圧電源VLを「第2の電源」とも呼ぶ。
このように、補助駆動回路210におけるパルス生成回路213と、補助トランジスター対214と、平滑フィルター回路219とは、パルス信号を用いてパルス変調制御信号MSを電力増幅する回路(いわゆるD級アンプ)として機能する。また、キャパシター226は、平滑フィルター回路219から出力された第1の補助駆動信号COM1に基づいて、第1の補助駆動信号COM1よりも高い電位を有する第2の補助駆動信号COM2を生成する。これらの2つの補助駆動信号COM1,COM2は、2つの信号経路221,222を介して、主トランジスター対234の2つの入力端子T11,T12に入力される。
図3は、2つの補助駆動信号COM1,COM2と、駆動信号COMの一例を示す説明図である。なお、2つの補助駆動信号COM1,COM2の波形は、図示の便宜上、その変動をやや誇張して描いている。この例では、主トランジスター対234の2つのトランジスター231,232は以下のように導通状態又は非導通状態に制御される。
(1)時刻ta以前の期間:
駆動信号COMが最低レベルに維持される期間であり、2つのトランジスター231,232は共に非導通
(2)時刻ta〜tbの期間:
駆動信号COMのレベルが上昇してノズルアクチュエーター67を充電する期間であり、放電用トランジスター231は非導通,充電用トランジスター232は導通状態
(3)時刻tb〜tcの期間:
駆動信号COMが一定の高い電位レベルに維持されている期間であり、2つのトランジスター231,232は共に非導通
(4)時刻tc〜tdの期間:
駆動信号COMのレベルが下降してノズルアクチュエーター67を放電させる期間であり、放電用トランジスター231は導通状態,充電用トランジスター232は非導通
(5)時刻td以降の期間:
駆動信号COMが最低レベルに維持される期間であり、2つのトランジスター231,232は共に非導通
キャパシター226は、駆動信号COMが最低レベルの期間(時刻ta以前及び時刻td以降)に、低電圧電源VLによって充電される。また、キャパシター226は、駆動信号COMが上昇する期間(時刻ta〜tb)には放電し、駆動信号COMの電流源として機能する。なお、正確に言えば、キャパシター226が実際に充電されるのは、第2の補助駆動信号COM2の電位レベルが低電圧電源VLの電位レベルよりも低い期間である。また、2つの補助駆動信号COM1,COM2の電位差は、キャパシター226の放電期間では減少し、充電期間では増大するが、図3では図示の便宜上、両者の電位差がほぼ一定として描かれている。なお、図2の回路構成から理解できるように、主トランジスター対234は、エミッタフォロワー回路に準じた機能を有する。従って、主トランジスター対234の出力端子T14から出力される駆動信号COMは、補助駆動信号COM1,COM2が多少変動しても実質的な影響を受けることが無く、DAC値DVの変化(すなわち制御信号ANGの変化)と同じほぼ直線的な変化を示す信号となる。なお、制御信号ANGは、例えば40V程度の振幅を有する信号である。
このように、本実施形態の駆動回路80は、駆動信号COMが最低レベルの期間においてキャパシター226を充電し、また、駆動信号COMが上昇する期間ではキャパシター226から放電するので、キャパシター226を駆動信号COMの電流源として機能させることができる。また、簡単な回路構成を有する補助駆動回路210を用いて、主トランジスター対234の両端の端子T11,T12に、適切な電位差を有する補助駆動信号COM1,COM2を供給することが可能である。
また、本実施形態では、小さな電位差を有する2つの補助駆動信号COM1,COM2が、主トランジスター対234を構成する2つのトランジスター231,232のコレクタに供給されているため、充電用トランジスター232のコレクタが高い電圧の電源に接続され放電用トランジスター231のコレクタが接地されている場合と比較して、充電用トランジスター232または放電用トランジスター231の動作時のコレクタ−エミッタ間の電位差を小さくすることができる。この結果、主トランジスター対234における消費電力を低減することができる。また、第1の補助駆動信号COM1を生成するために動作する補助トランジスター対214は、パルス信号に基づいて動作する小負荷のオン−オフ2状態のスイッチング回路として機能するので、その消費電力は小さい。特に、本実施形態では、補助トランジスター対214として、CMOSインバータ回路を使用しているので、その消費電力は極めて小さく、駆動回路80全体の消費電力を低減することが可能である。
ところで、駆動信号COMに従い駆動されるノズルアクチュエーター67の負荷は変動し得る。ノズルアクチュエーター67の負荷が異なる場合には、同じ制御用パルス信号PWSに基づいて補助トランジスター対214を駆動しても、第1の補助駆動信号COM1は異なる信号となる。例えば、駆動信号COMの上昇期間(例えば図3のtaからtbまでの期間)において、補助駆動信号COM2と駆動信号COMとの電位差が望ましい電位差よりかなり大きくなったり、反対に、かなり小さくなったりする場合がある。このような場合には、充電用トランジスター232または放電用トランジスター231の動作時のコレクタ−エミッタ間の電位差を十分に小さくすることができず、主トランジスター対234を駆動することができない可能性、または、主トランジスター対234における消費電力を十分に低減することができない可能性も考えられる。そこで、本実施形態の駆動回路80では、図2に示すように、平滑フィルター回路219から出力される第1の補助駆動信号COM1が、パルス生成回路213にフィードバックされている。すなわち、パルス生成回路213は、ノズルアクチュエーター67の負荷の変動にかかわらず、補助駆動信号COM1,COM2が望ましい電位レベル変化を示す信号となるように、フィードバック制御を行う。すなわち、パルス生成回路213は、駆動信号COMの電位上昇時に、主トランジスター対234の充電用トランジス232のコレクタ−エミッタ間の電位差が望ましい電位差となるように、制御用パルス信号PWSを調整する。同様に、駆動信号COMの電位下降時に、放電用トランジス231のコレクタ−エミッタ間の電位差が望ましい電位差となるように、制御用パルス信号PWSを調整する。この結果、本実施形態の駆動回路80では、充電用トランジスター232または放電用トランジスター231の動作時のコレクタ−エミッタ間の電位差を常に十分に小さくすることができるので、主トランジスター対234を駆動することができない可能性を低減でき、また、主トランジスター対234における消費電力を十分に低減することができる。但し、このフィードバック制御は省略してもよい。
・変形例:
本発明は上記の実施形態や実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
図2に示した実施形態では、充放電素子としてキャパシター226を用いていたが、キャパシター以外の充放電素子を利用しても良い。ここえ「充放電素子」とは、充電と放電が可能な素子を意味しており、例えば、2次電池を充放電素子として利用可能である。図2の回路構成において、キャパシター226の代わりに2次電池を使用した場合には、低電圧電源VLの電源回路に、2次電池の充電を制御する充電制御回路を設けることが好ましい。
・変形例2:
上記実施形態におけるプリンター100の構成は、あくまで一例であり、種々の変形可能である。例えば、上記実施形態では、ノズルアクチュエーター67としてピエゾ素子(圧電素子)を用いているが、他のノズルアクチュエーターを用いるとしてもよい。また、上記実施形態おける平滑フィルター回路219や主トランジスター対234、補助トランジスター対214を構成する素子も、種々変形可能である。また、図3に示した駆動信号COM,COM1,COM2の波形形状はあくまで一例であり、本発明は、種々の波形形状を有する駆動信号を生成する回路に適用可能である。
・変形例3:
本発明は、液体(機能材料の粒子が分散された液状体やジェルなどの流状体を含む)を吐出する装置であれば、インクジェットプリンター以外の装置にも適用可能である。このような液体吐出装置としては、例えば、布地に模様をつけるための捺染装置、液晶ディスプレイやEL(エレクトロルミネッサンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルター等の製造に用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解の形態で含む液状体を吐出する装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する装置、精密ピペットとして用いられて試料となる液体を吐出する装置、時計やカメラなどの精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する装置、光通信素子などに用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するための紫外線硬化樹脂などの透明樹脂液を基板上に吐出する装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリなどのエッチング液を吐出する装置等が挙げられる。
22…紙送りモーター
32…キャリッジモーター
40…制御ユニット
41…インターフェイス
42…制御部
43…紙送りモータードライバー
45…ヘッドドライバー
46…キャリッジモータードライバー
47…インターフェイス
51…CPU
60…印刷ヘッド
66…選択スイッチ
67…ノズルアクチュエーター
80…駆動回路
90…ホストコンピューター
100…インクジェットプリンター
210…補助駆動回路
211…接地側トランジスター
212…電源側トランジスター
213…パルス生成回路
214…補助トランジスター対
215,216…ダイオード
217…コイル
218…キャパシター
219…平滑フィルター回路
221…第1の配線経路
222…第2の配線経路
226…キャパシター
227…逆流防止ダイオード
230…主駆動回路
231…放電用トランジスター
232…充電用トランジスター
234…主トランジスター対
235…信号経路
236…DAC回路
ANG…制御信号
COM…駆動信号
COMp…出力信号
LAT…ラッチ信号
MS…パルス変調制御信号
PWS…制御用パルス信号
SCK…基準クロック信号
SI&SP…駆動信号選択信号
T11…低電位側端子
T12…高電位側端子
T13…制御入力端子
T14…出力端子
T21…低電位側端子
T22…高電位側端子
T23…制御入力端子
T24…出力端子
VH…高電圧電源(第1の電源)
VL…低電圧電源(第2の電源)

Claims (2)

  1. 容量性負荷を有する液体吐出ヘッドに駆動信号を供給するための駆動回路であって、
    第1の低電位側端子と第1の高電位側端子との間に直列接続された2つのトランジスターで構成された第1のトランジスター対であって、第1の制御入力端子に供給される第1の制御信号に応じて第1の出力端子から前記駆動信号を出力する第1のトランジスター対を含む主駆動回路と、
    前記第1の低電位側端子に接続された第1の配線経路と、前記第1の高電位側端子に接続された第2の配線経路とに接続された補助駆動回路と、
    前記補助駆動回路に、第2の制御信号としての制御用パルス信号を供給するパルス生成回路と、
    を備え、
    前記補助駆動回路は、
    前記第1の配線経路と前記第2の配線経路との間に接続された充放電素子と、
    第2の低電位側端子と第2の高電位側端子との間に直列接続された2つのトランジスターで構成されて反転回路として機能する第2のトランジスター対であって、第2の制御入力端子に供給される前記第2の制御信号に応じて出力信号を第2の出力端子から出力する第2のトランジスター対と、
    前記第2のトランジスター対の前記第2の出力端子と、前記第1の配線経路との間に接続され、前記第2のトランジスター対の出力信号を平滑化した第1の補助駆動信号を前記第1の配線経路に出力する平滑フィルター回路と、
    を含み、
    前記第2のトランジスター対の前記第2の高電位側端子は、第1の電源に接続され、
    前記充放電素子は、前記第1の電源よりも低い電圧を出力する第2の電源に、前記第2の配線経路を介して接続され、
    前記充放電素子は、前記第1の配線経路を介して前記平滑フィルター回路から供給される前記第1の補助駆動信号に応じて前記第1の補助駆動信号よりも電位の高い第2の補助駆動信号を生成し、前記第2の配線経路を介して前記第1のトランジスター対の前記第1の高電位側端子に供給し、
    前記パルス生成回路は、前記駆動信号の電位上昇時及び電位下降時のそれぞれにおいて、前記平滑フィルター回路から出力される前記第1の補助駆動信号のフィードバックを受けて、前記第1のトランジスター対のうちの充電用トランジスターのコレクタ−エミッタ間の電位差が所定の電位差となるように前記制御用パルス信号を調整するフィードバック制御を実行する、駆動回路。
  2. 請求項1に記載の駆動回路であって、
    前記充放電素子は、キャパシターであり、
    前記キャパシターは、
    (i)前記第2の補助駆動信号の電位が前記第2の電源の電位よりも低い期間において前記第2の電源により充電され、
    (ii)前記第1のトランジスター対を構成する前記2つのトランジスターのうちで、前記第1の高電位側端子に直接接続されているトランジスターが導通状態の期間に放電する、駆動回路。
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