JP2011194640A - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011194640A
JP2011194640A JP2010062086A JP2010062086A JP2011194640A JP 2011194640 A JP2011194640 A JP 2011194640A JP 2010062086 A JP2010062086 A JP 2010062086A JP 2010062086 A JP2010062086 A JP 2010062086A JP 2011194640 A JP2011194640 A JP 2011194640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
drive waveform
waveform signal
circuit
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010062086A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritaka Ide
典孝 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010062086A priority Critical patent/JP2011194640A/ja
Publication of JP2011194640A publication Critical patent/JP2011194640A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】複数の電力増幅器を用いて電力増幅する場合に、簡易な構成で安定して動作させることが可能な液体噴射装置の提供を目的とする。
【解決手段】液体噴射用のアクチュエーターを駆動するための基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、前記駆動波形信号発生回路で発生された駆動波形信号をパルス変調する変調回路と、プッシュプル接続されたスイッチング素子対により前記変調回路でパルス変調された変調信号を電力増幅する2n個(n≧1)の電力増幅素子と、前記電力増幅器を駆動する2n個(n≧1)の増幅器駆動回路と、前記電力増幅器で電力増幅された電力増幅変調信号を平滑化する平滑フィルターと、前記駆動波形信号発生回路で発生される駆動波形信号のデータと駆動アクチュエーター数に応じて前記増幅器駆動回路の出力電圧を調整する機構を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は液体噴射装置に関するものである。
インクジェットプリンターに代表される液体噴射型印刷装置では、電力増幅回路で電力増幅された駆動信号を圧電素子などのノズルアクチュエーターに印加してノズルから液体を噴射するが、例えばリニア駆動されるプッシュプル接続型トランジスター等のアナログ電力増幅器で駆動信号を電力増幅すると、損失が大きく、放熱のための大きなヒートシンクが必要となる。そこで、駆動信号をデジタル電力増幅器、所謂D級アンプで電力増幅することにより、損失を低減し、ヒートシンクを無用としている。特に、非特許文献1に示すマルチレベルインバーター構成のD級アンプは高効率かつ低THD()が可能とする構成であり、上記電力増幅回路の更なる小型高効率化が期待できる。
電気学会 D部門 論文誌,125巻 7号,2005年
マルチレベルインバーター構成のD級アンプは、複数段の電力増幅器により構成される。本構成においては、下段の電力増幅器はグラウンド電位基準で動作し、上段の電力増幅器は下段の電力増幅器の出力を基準電位とし動作する。このため、電力増幅器の出力信号にリンギングなど高周波ノイズが発生すると、基準電位が安定せず、電力増幅器が誤作動を引き起こす可能性がある。上記問題の原因であるリンギングを抑制するため、非特許文献1に示すように電力増幅素子のゲート駆動回路を工夫することが検討されているが、素子点数が増加するため回路規模が増大すること、制御が複雑化すること、ゲート抵抗を増大させることによりスイッチング速度の低下などの問題が生じる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に記載の液体噴射装置は、液体噴射用のアクチュエーターを駆動する基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、前記駆動波形信号発生回路で発生された駆動波形信号をパルス変調する変調回路と、プッシュプル接続されたスイッチング素子対により前記変調回路でパルス変調された変調信号を電力増幅する2n個(n≧1)の電力増幅素子と、前記電力増幅素子を駆動する電力増幅素子駆動回路と、電力増幅素子で電力増幅された電力増幅変調信号を平滑化する平滑フィルターと、を備えた液体噴射装置であって、前記駆動波形信号発生回路で発生される駆動波形信号のスルーレートデータと駆動アクチュエーター数により、電力増幅器のハードスイッチング領域を検出する機構と、ハードスイッチング領域における電力増幅器の出力波形リンギングを抑制する機構とを備える。
本適用例に記載の液体噴射装置によれば、簡易な構成で誤動作を防止できる高効率かつ低THDの電力増幅回路が達成し、小型、高品位印刷が可能な液体噴射装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の液体噴射装置によれば、前記ハードスイッチング領域を検出する機構は、駆動波形信号のスルーレートと駆動アクチュエーター数の積を参照し、ハードスイッチング領域を検出することが好ましい。
[適用例3]上記適用例に記載の液体噴射装置によれば、前記出力波形リンギングを抑制する機構は前記電力増幅素子駆動回路の電源電圧を変更することが好ましい。
本発明にかかる実施例としての印刷装置(液体噴出装置)の構成図。 電力増幅回路におけるソフトスイッチング領域の電流の説明図。 電力増幅回路におけるソフトスイッチング領域のゲート電圧、電力増幅回路出力電圧、出力電流の説明図。 電力増幅回路におけるハードスイッチング領域の電流の説明図。 電力増幅回路におけるハードスイッチング領域のゲート電圧、電力増幅回路出力電圧、出力電流の説明図。 台形波を出力時の電力増幅回路の出力電流と出力電圧を示す説明図(常時ソフトスイッチング領域)。 台形波を出力時の電力増幅回路の出力電流と出力電圧を示す説明図(ソフトスイッチング領域とハードスイッチング領域が混在)。 ソフトスイッチング時とハードスイッチング時におけるゲートドライバー電源電圧を示す説明図。 ハードスイッチングの検出フロー図。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明にかかる実施例としての印刷装置(液体噴出装置)の概略構成図である。波形メモリー1から出力されるアクチュエーター6を駆動するための駆動波形信号を変調回路2にてパルス変調する。パルス変調信号はレベルシフト回路を介して、あるいは直接ゲートドライバー回路3に入力される。ゲートドライバー回路3はプッシュプル接続されたMOSFET4のゲートを駆動し、MOSFET対により変調信号を電力増幅する。ここでアクチュエーター駆動波形信号のスルーレートデータ(=dV/dt)を格納する駆動波形スルーレートデータメモリー7と、描画する画像データにより定まる1駆動波形周期あたりの駆動アクチュエーター数データ8から、ハードスイッチング領域を検出するハードスイッチング検出機構9を有し、ハードスイッチングを検出すると電源電圧調整回路10により、ゲートドライバー回路の電源電圧を低下させる。電力増幅された電力増幅変調信号はインダクタ、コンデンサーにより構成された平滑フィルター5により平滑化され、アクチュエーター6に出力される。
図2にD級増幅器の構成、図3にMOSFETの出力電圧波形、電流波形を示し、D級増幅器のスイッチング領域における動作を簡単に説明する。D級増幅器においてはプッシュプル接続されたスイッチング素子対が同時オン状態となり、貫通電流が流れるのを防ぐために、スイッチング素子対が同時オフする区間(デッドタイム)を設けられている。図2、図3は電流の極性が交互に現れる領域であり、ソフトスイッチング領域と呼ばれる。この領域においては、デッドタイム区間中にこれからターンオンするMOSFETに内蔵されるボディダイオードを電流が流れるため、図中VS電位はターンオフした瞬間に変換される。このため、MOSFETがターンオンした瞬間にターンオンするMOSFETのドレインソース間電圧が変化するわけではない。それに対し、図4、図5は電流の極性が常に負向きの領域を示したものであり、ハードスイッチング領域と呼ばれる。ここでは、デッドタイム区間中にVS電位は変換されず、MOSFETがターンオンした瞬間に変換される。図5の例においては、MOSFET[B]がターンオンした瞬間に、MOSFET[B]のドレインソース間電圧が急激に変化するため、MOSFET[A]の逆回復電荷が一気に放出され、瞬間的に大電流が流れる。この瞬間電流が、配線パターン又はMOSFETのリードインダクタンスと共振するため、出力リンギング発生の原因となる。マルチレベルインバーター構成のD級アンプにおいては発生したリンギングの影響により誤動作を起こし易い。
以上より、マルチレベルインバーター構成のD級増幅器を安定して動作させるためには、ハードスイッチング領域におけるリンギングを抑制させることが必要である。尚、本例においては電流の極性が常に負向きの領域で説明したが、常に正向きの場合も同様にハードスイッチング領域が生じる。
本実施例1の印刷装置(液体噴射装置)はハードスイッチング領域を検出するハードスイッチング検出機構を備える。図2、図4の構成のD級増幅器を例に、台形波にてアクチュエーターを駆動した際の電力増幅器の出力電圧、出力電流を図6、図7の例により説明する。MOSFETには変調周期で流れる電流の他に、下式(1)に示すアクチュエーター駆動電圧V(t)の時間微分(以下駆動波形のスルーレート)にアクチュエーターの負荷容量を乗じた値の電流が流れる。
I=CxdV/dt ・・・・式(1)
この電圧の時間微分にアクチュエーターの負荷容量を乗じた値(=電流値)が大きいと、ハードスイッチング領域が現れる。ここで図6、図7は同一駆動波形における駆動アクチュエーター数が少ない例、多い例であり、図6は常にソフトスイッチング領域、図7はソフトスイッチング領域とハードスイッチング領域が混在している。そこで、図9のハードスイッチングの検出フロー図に示すように、ハードスイッチング検出機構は、駆動アクチュエーターの負荷容量と、駆動波形のスルーレートの積を算出し、その値が予め定められた値以上になった際に電力増幅器がハードスイッチング領域にあると判定する。
本実施例についてはハードスイッチング領域に入るとハードスイッチング検出機構よりハードスイッチング検出信号が送られ、ゲートドライバー回路電源電圧調整回路により、ゲートドライバー回路の電源電圧を低下させる。通常の増幅器においてはゲートドライバー回路の出力電圧はMOSFETをオンさせるために必要な閾値電圧よりも十分高い値に設定されている。これはゲートドライバー回路の出力電圧が高いと、MOSFETのオン抵抗が低下するため、省電力なスイッチングが可能なためである。
本実施例では、ソフトスイッチング領域においてゲートドライバー回路の電源電圧はMOSFETをオンさせるために必要な閾値電圧よりも十分高い電圧に設定されているが(図8中Vgs_S)、ハードスイッチング領域におけるゲートドライバー回路の電源電圧はソフトスイッチング時よりも低く設定される(図8中Vgs_H)。つまり、ハードスイッチング領域においてはMOSFETのオン抵抗がソフトスイッチング領域よりも高くなる。これにより、ハードスイッチング領域において、貫通電流として流れる逆回復電流量が減少すると共に、リンギング発生時にソフトスイッチング時よりもオン抵抗が高く、リンギングをダンピングするため、リンギングの小さい電力増幅回路の出力波形を得ることができる。
従って、本実施例によれば、簡易な構成で誤動作を防止できる高効率かつ低THDの電力増幅回路が達成し、小型、高品位印刷が可能な液体噴射装置を提供することができる。
1…波形メモリー、2…パルス変調回路、3…ゲートドライバー回路、4…MOSFET、5…平滑フィルター、6…アクチュエーター、7…駆動波形スルーレートデータメモリー、8…駆動アクチュエーター数データ、9…ハードスイッチング検出機構、10…電圧調整回路。

Claims (3)

  1. 液体噴射用のアクチュエーターを駆動する基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、
    前記駆動波形信号発生回路で発生された駆動波形信号をパルス変調する変調回路と、
    プッシュプル接続されたスイッチング素子対により前記変調回路でパルス変調された変調信号を電力増幅する2n個(n≧1)の電力増幅素子と、
    前記電力増幅素子を駆動するゲートドライバー回路と、
    前記電力増幅素子で電力増幅された電力増幅変調信号を平滑化する平滑フィルターと、を備えた液体噴射装置であって、
    前記駆動波形信号発生回路で発生される駆動波形信号のスルーレートデータと駆動アクチュエーター数により、電力増幅器のハードスイッチング領域を検出する機構と、
    ハードスイッチング領域における電力増幅器の出力波形リンギングを抑制する機構と、を備えることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記ハードスイッチング領域を検出する機構は、駆動波形信号のスルーレートと駆動アクチュエーター数の積を参照し、ハードスイッチング領域を検出することを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 前記出力波形リンギングを抑制する機構は前記電力増幅素子駆動回路の電源電圧を変更することを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。
JP2010062086A 2010-03-18 2010-03-18 液体噴射装置 Withdrawn JP2011194640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010062086A JP2011194640A (ja) 2010-03-18 2010-03-18 液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010062086A JP2011194640A (ja) 2010-03-18 2010-03-18 液体噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011194640A true JP2011194640A (ja) 2011-10-06

Family

ID=44873455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010062086A Withdrawn JP2011194640A (ja) 2010-03-18 2010-03-18 液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011194640A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103042830A (zh) * 2011-10-13 2013-04-17 珠海纳思达电子科技有限公司 液体喷头及其驱动控制方法
JP2013176936A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Seiko Epson Corp 液体吐出ヘッド駆動回路
EP3703257A3 (en) * 2019-03-01 2020-12-02 Infineon Technologies Austria AG Dv/dt self-adjustment gate driver architecture

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103042830A (zh) * 2011-10-13 2013-04-17 珠海纳思达电子科技有限公司 液体喷头及其驱动控制方法
JP2013176936A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Seiko Epson Corp 液体吐出ヘッド駆動回路
EP3703257A3 (en) * 2019-03-01 2020-12-02 Infineon Technologies Austria AG Dv/dt self-adjustment gate driver architecture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9735774B2 (en) Capacitive load driving circuit
CN103825461B (zh) 具有对栅极电压的紧密控制的驱动电路
US7244007B2 (en) Capacitive load driving circuit, droplet ejection device, droplet ejection unit and inkjet head driving circuit
US8284953B2 (en) Circuit and method of reducing pop-up noise in a digital amplifier
US20160065065A1 (en) Switching Converter Control
US9184366B2 (en) Capacitive load drive circuit
US10594315B2 (en) Switching rate monitoring and control
JPWO2013046303A1 (ja) アンプ回路及びアンプ回路の出力生成方法
JP2008124715A (ja) 高周波電力増幅器
JP2013038457A (ja) 増幅回路、ヘッド駆動回路、及び、液体噴射装置
JP2009029117A5 (ja)
US11336182B2 (en) Driving circuit with energy recycle capability
JP2013038458A (ja) 増幅回路、ヘッド駆動回路、及び、液体噴射装置
JP2011194640A (ja) 液体噴射装置
JP2009060361A (ja) D級増幅回路
TWI571055B (zh) 可降低電磁干擾與電源擾動之切換式驅動器
JP2012105241A (ja) 容量性負荷駆動回路
TW201728079A (zh) 經多工之多階轉換器放大器
Vasić et al. Highly efficient linear power amplifier for driving fast slew rate capacitive loads
EP3744000B1 (en) Amplifier for driving a capacitive load
JP2019022944A (ja) 集積回路、駆動回路及び液体吐出装置
JPH05161343A (ja) Mosゲートトランジスタの駆動回路
JPWO2011024307A1 (ja) インクジェットプリンタ及び印刷方法
US20140292408A1 (en) Radio-Frequency Power Amplifier
JP4924761B1 (ja) 容量性負荷駆動回路および流体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130604