JP6007422B2 - ダイホルダ用清掃具並びにその清掃具を取り扱うプレスブレーキ及びその清掃具とプレスブレーキを使用する清掃方法 - Google Patents

ダイホルダ用清掃具並びにその清掃具を取り扱うプレスブレーキ及びその清掃具とプレスブレーキを使用する清掃方法 Download PDF

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本発明は、ダイホルダに付着したカスを払拭することにより、ダイホルダの破損を防止すると共に所望の曲げ角度が得られるようにしたダイホルダ用清掃具並びにその清掃具が加工時に邪魔にならないように取り扱うプレスブレーキ及びその清掃具とプレスブレーキを使用する清掃方法に関する。
従来より、プレスブレーキのパンチP(図1)とダイDから成る金型の清掃に関する手段は、例えば特開2004-237286号公報、特開2007-289978号公報、特開昭60-33828号公報等に開示されている。
このうち前二者(特開2004-237286号公報、特開2007-289978号公報)に開示されている手段は、金型そのものを清掃する手段である。
しかし、従来は、曲げ加工時において、材料であるワークから剥がれた粉、メッキ、黒皮材の鉄粉、前工程のパンチ加工における打ち抜き穴形成時にできたバリやミクロジョイントの切れ端、その他のチリ埃等(以下、これらをカスと総称する)のカスK(図12)が、金型ホルダ、特にダイホルダ31の金型装着溝32の肩部32A、32B、内側面32C、32D、底面32Eに付着することがある。
その結果、このようにカスKが付着した金型ホルダをそのままの状態で使用した場合には、金型ホルダが破損するばかりでなく、金型も破損し、更に、金型の芯ズレ(パンチPとダイDとの中心線が一致しない)に起因して所望の曲げ角度が得られない等種々の弊害が発生する。
これを解決するための金型ホルダの清掃手段が、上記特開昭60-33828号公報に開示されている(同公報の第5図〜第8図)。
特開2004-237286号公報、 特開2007-289978号公報、 特開昭60-33828号公報
前記特開昭60-33828号公報の第5図〜第6図に開示されている清掃手段は、揺動形アクチュエータ45によりブラシ47を90°回転させることにより、該ブラシ47の短辺がパンチ3、ダイ9の取付面49、51を清掃する。
換言すれば、ブラシ47により、パンチ3とダイ9の金型ホルダを清掃することができる。
しかし、パンチ3の金型ホルダ、即ち、取付面49が下方を向いているので(第5図)、ブラシ47で清掃する前に、取付面49に付着したカスが落下するおそれがある。
また、上記ブラシ47で取付面49、51を清掃すると記載されてはいるが、清掃した後に、カスを具体的にどのように処理するのかが不明であり、カスは空中に撒布されるおそれがあり、長期間撒布されると、環境汚染が進むことも考えられる。
このことは、第7図〜第8図に記載されている金型ホルダ清掃手段についても、同様である。
本発明の目的は、金型ホルダ装着溝の肩部、内側面、底面に付着したカスを完全に除去することにより、金型ホルダの破損、金型の破損を阻止し、金型の芯ズレを無くして所望の曲げ角度を得るようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載したように、
プレスブレーキ1のダイホルダ31のカス付着部位に摺接し、該部位に付着したカスを掃き出すワイパ40〜47を設け、該ワイパ40〜47が取り付けられている本体50は、ダイホルダ31の金型装着溝32に挿入し該金型装着溝32の長手方向(X軸方向)に沿って移動可能であり、上記本体50の長手方向(X軸方向)における左右両垂直面50A、50Bの中央部には、ダイホルダ31金型装着溝32の肩部32A、32B摺接用のワイパ40、41が、下部には、底面32E摺接用のワイパ42、43が、中央部と下部との間には、内側面32C、32D摺接用のワイパ44、45、46、47が、それぞれ設けられていることを特徴とするダイホルダ用清掃具8と、
請求項に記載したように、
プレスブレーキ1のダイホルダ31のカス付着部位に摺接し、該部位に付着したカスを掃き出すワイパ40〜47を設け、該ワイパ40〜47が取り付けられている本体には、ダイ交換装置3A係合用の孔が設けられていることを特徴とするダイホルダ用清掃具と、
請求項に記載したように、
上記請求項1に記載されたダイホルダ用清掃具8を取り扱うプレスブレーキ1であって、
下部テーブル13の少なくとも片側であってダイホルダ31金型装着溝32の底面32Eと同じ高さ位置に、上記ダイホルダ用清掃具8を加工の邪魔にならないように退避させる退避部60、61を設けたことを特徴とするプレスブレーキ1と、
請求項に記載したように、
上記請求項1に記載されたダイホルダ用清掃具8と請求項5に記載されたプレスブレーキ1を使用する清掃方法であって、
上記ダイホルダ用清掃具8本体50のダイ交換装置3A係合用の孔51に、ダイ交換装置3Aを係合させた後、該ダイ交換装置3Aを移動させることにより、該ダイホルダ用清掃具8を長手方向に自動的に移動させることを特徴とする清掃方法という技術的手段を講じている。
上記本発明の構成によれば、カス付着部位は、ダイホルダ31金型装着溝32(図12)の肩部32A、32B、内側面32C、32D、及び底面32Eであることから、これら部位に付着したカスKを掃き出すワイパ40〜47を設けたダイホルダ用清掃具8(請求項1、)と、このダイホルダ用清掃具8が加工の邪魔にならないように退避部60、61を設けたプレスブレーキ1(請求項)と、上記ダイホルダ用清掃具8及びプレスブレーキ1を使用する清掃方法(請求項)によれば、カスKは掃き出されて退避部60(図1)、61のダストボックス62、63へ集積される。
従って、本発明によれば、金型ホルダ装着溝の肩部、内側面、底面に付着したカスを完全に除去することにより、金型ホルダの破損、金型の破損を阻止し、金型の芯ズレを無くして所望の曲げ角度を得るという効果を奏する。
本発明の全体構成図である。 本発明に係るダイホルダ用清掃具8と金型交換装置3Aとの関係を示す斜視図である。 図2の正面図である。 本発明に係るダイホルダ用清掃具8の斜視図である。 図4におけるワイパ40〜47の詳細図である。 図4におけるワイパ40〜47と掃き出すべきカスKとの関係を示す図である。 本発明に係るダイホルダ用清掃具8の他の実施例を示す図である。 本発明に係るプレスブレーキ1の斜視図である。 図8の平面図である。 本発明に係る清掃方法を示すフローチャートである 図9の詳細図である。 従来技術の課題説明図である。
以下、本発明を実施例により添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の全体構成図であり、図示するプレスブレーキ1は、例えば下降式プレスブレーキである。
このプレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有し、該側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えば油圧シリンダ14,15が設けられ、該油圧シリンダ14,15により、上部テーブル12が上下動し、該上部テーブル12には、パンチホルダ30を介して一方の金型であるパンチPが装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイホルダ31を介して他方の金型であるダイDが装着されている。
この構成により、下部テーブル13の後方に配置されたバックゲージ装置の突当10,11に、例えば作業者がワークWを突き当てて位置決めした後、フットペダル7をONすることにより、油圧シリンダ14,15を作動しラムである上部テーブル12を下降させれば、前記パンチPとダイDの協働により該ワークWが曲げ加工される。
前記上部テーブル12と下部テーブル13の側方には、図示するように、金型格納部2、3と金型交換装置2A、3Aが設置され(例えばWO00/41824号公報に開示)、各金型交換装置2A、3Aは左右方向(X軸方向)に移動自在であって、金型格納部2、3と上部テーブル12、下部テーブル13間での金型P、D交換が可能である。
前記金型交換装置2A、3Aのうちの後者、即ち、ダイ交換装置3A(図2、図3)は、本発明に係るダイホルダ用清掃具8の自動移動手段である。
この場合、ダイホルダ用清掃具8の本体50に形成された孔51に、ダイ交換装置3Aの係合部材3A1と鉤部材3A2を挿入した後、該ダイ交換装置3Aを長手方向(X軸方向)へ移動させれば、ダイホルダ用清掃具8も長手方向へ移動する。即ち、端的に言えば、上記孔51は、自動移動手段係合用の孔である。
そして、自動移動手段としては、既述したダイ交換装置3Aの他に、ロボット(図示省略)があり、その場合には、ロボットのハンドを前記本体50(図2)の孔51に係合させた後、該ロボットを長手方向に移動させれば、ダイホルダ用清掃具8を長手方向に自動的に移動させることができる。
上記ダイ交換装置3Aの係合部材3A1と鉤部材3A2は、構造上互いに協働して作用するものであり(例えば前記WO00/41824号公報の図11〜図16(図36〜図37)参照)、本発明はこれら部材の作用を構造上そのままの形式で利用し、本発明に係るダイホルダ用清掃具8の曳行手段としての機能を発揮させるようにしたのである。
このダイホルダ用清掃具8は、ワイパ40〜47(図4)を有し、該ワイパ40〜47は、ダイホルダ31のカス付着部位(図12)に摺接しながら(図6)、該部位に付着したカスKを掃き出す掃出手段である。
この場合、カス付着部位としては、既述したように、ダイホルダ31金型装着溝32の肩部32A、32B(図12)と、内側面32C、32Dと、底面32Eがある。
そして、ワイパ40〜47のそれぞれは、同じ構造を有し、ワイパ40を例にとれば、図5に示すように、ワイパ40自身は、弾性体、例えば高弾性NBRゴムにより形成され、裏面に特殊素材40A(摩擦係数が低く、肩部32A、32Bに対する摺接時の機械(ダイホルダ31(図2)やダイ交換装置3A)への負担を軽減させる機能を有する)を取り付け、表面から鋼板40B(図5)を本体50へねじ止めしたものである、
また、ワイパ40は、先端部が肩部32A、32Bとは密着しており、該肩部32A、32Bへの押し付け代70、71の幅(X軸方向)がほぼ0.5mm〜1mmである。
上記ワイパ40〜47の取り付け箇所としては、後述する本体50(図4)の長手方向(X軸方向)における左右両垂直面50A、50Bの中央部、下部、及び中央部と下部との間がある。
このうち前記中央部には、ダイホルダ31(図6)金型装着溝32の肩部32A、32B摺接用のワイパ40、41が、下部には、同溝32の底面32E摺接用のワイパ42、43が、中央部と下部との間には、同溝32の内側面32C、32D摺接用のワイパ44、45、46、47がそれぞれ取り付けられている。
上記ワイパ40〜47は、いずれもそれぞれの先端部が、対応する摺接箇所、即ち、肩部32A(図6)、32B、底面32E、及び内側面32C、32Dに向かって傾斜していて、既述したように、各摺接箇所に対して密着している。
また、上記本体50(図7)の長手方向(X軸方向)に直交する方向(Y軸方向)における前後(Y軸方向)両垂直面50C、50Dの下部であって上記内側面32C、32D摺接用のワイパ44、45、46、47の間には、底面32E摺接用のブラシ48、49が設けられている。
上記底面32E摺接用のブラシ48、49は、例えばナイロンで形成されていて、取付部48A、49Bから下方へ真っ直ぐ伸び、先端部が底面32Eに当接している。
上記ワイパ40〜47を有する本発明に係るダイホルダ用清掃具8(図1)を手動又は自動で左右に(X軸方向)移動させ、該ワイパ40〜47でカスKをダイホルダ31の長手方向へ掃き出し、該ダイホルダ用清掃具8を下部テーブル13両端の退避部60、61まで移動させて上記掃き出したカスKをダストボックス62(図8)、63へ集積させることができる。
更に、上記ダイホルダ用清掃具8に底面32E摺接用のブラシ48(図7)、49が設けられている場合には、該ダイホルダ用清掃具8(図1)を退避部60、61まで移動させた後、該ブラシ48、49に付着したカスKをエアーブロー装置64、65、66、67からのエアーで吹き飛ばしダストボックス62(図8)、63へ落下させることができる。
よって、本発明によれば、金型ホルダ装着溝の肩部、内側面、底面に付着したカスを完全に除去することにより、金型ホルダの破損、金型の破損を阻止し、金型の芯ズレを無くして所望の曲げ角度を得るという作用・効果を達成することが可能となる。
上記ワイパ40〜47が取り付けられている前記本体50(図4)は、直方体形状を有し、該本体50は、ダイホルダ31(図2)の金型装着溝32に挿入し、該金型装着溝32の長手方向(X軸方向)に沿って移動可能である。
この本体50には、既述した長孔51が形成されていて、該本体50を自動で移動させる場合には、移動手段であるダイ交換装置3Aの係合部材3A1と鉤部材3A2を挿入し、手動で移動させる場合には、前記長孔51は無視し、作業者が該本体50を手で押して移動させる。
この場合、自動又は手動で移動させるのに便利なように、上記本体50(図4)には回転体52、53、例えば車輪52、53が設けられている。
上記車輪52、53は、ダイホルダ31金型装着溝32の底面32E上を回転して、本体50を金型装着溝32の長手方向(X軸方向)に移動させる機能を有する。
そして、図4に示す実施例では、2個の車輪52、53は、長手方向(X軸方向)に一定の間隔を置いて離れていると共に、長手方向と直交する方向(Y軸方向)にも、一定の間隔を置いて離れている。
この構成により、2個の車輪52、53は、本体50を安定状態で金型装着溝32の長手方向に沿って移動させることができる。
また、図4の前後方向(Y軸方向)におけるこちら側の垂直面50Cの左側下部が開放されて、そこに左側の車輪52が、向こう側の垂直面50Dの右側下部が開放されて、そこに右側の車輪53がそれぞれ着脱自在に取り付けられている。
一方、前記下部テーブル13(図1)の両側であってダイホルダ31金型装着溝32(図8)の底面32Eと同じ高さ位置には、上記ダイホルダ用清掃具8を加工の邪魔にならないように退避させる退避部60、61が設けられている。
上記退避部60、61は、いずれも同じ構造を有し、例えば左側の退避部60の詳細が図8に示されている。
退避部60は、全体として既述したダイホルダ用清掃具8が入り込むことができ、且つダストボックス62を着脱自在に取り付けることができる程度の大きさを有している。
そして、上記退避部60は、台座83の上に筐体80が載置された構造を有し、該筐体80は、その上部、ダイホルダ31金型装着溝32との境界、及び作業者側(図8のこちら側)下部が開放されている。
この構成により、既述したダイホルダ用清掃具8がダイホルダ31から入り込むことができるようになっていると共に、ダストボックス62が着脱自在となっている。
上記ダストボックス62の近傍には、エアーブロー装置64、65が設けられ、既述したように、本体50(図7)の前後(Y軸方向)両垂直面50C、50Dの下部に底面32E摺接用のブラシ48、49が設けられている場合には、両ブラシ48、49に付着したカスKを吹き飛ばし、ダストボックス62(図8)に落下させることができる。
上記筐体80の内面には、レール81、82が固定され、該レール81、82は、その上を既述したダイホルダ用清掃具8(図4)の本体50に取り付けた車輪52、53が走行可能であって、該レール81、82の高さ位置は、既述したダイホルダ31の金型装着溝32の底面32Eの高さ位置と同じである。
上記レール81、82の全幅A(図9)は、前記金型装着溝32の底面32Eの幅aにほぼ等しく、両レール81、82間の間隔Bは、ダイホルダ用清掃具8(図4)の両車輪52、53間の間隔(Y軸方向)にほぼ等しく、更に、各レール81、82の幅C(図9)は、既述した各車輪52(図4)、53それぞれの幅(Y軸方向)にほぼ等しい。
この構成により、ダイホルダ用清掃具8を左右(X軸方向)に移動させて(例えばダイホルダ31の右端から左端への移動(図11のステップ103E)の場合)、前記ワイパ40〜47(図4)によりカスKをダイホルダ31(図9)の長手方向(X軸方向)へ掃き出した場合には、該清掃具8をダイホルダ31の左端まで移動させた後その車輪52(図4)、53をレール81(図9)、82上を走行させることにより、該清掃具8を筐体80に入り込ませて停止させることができる。
この間、カス付着部位(図12)からダイホルダ31の長手方向(X軸方向)へ掃き出されたカスKは、ワイパ40(図4)〜47により更に退避部60(図8、図9)内に押し出され、該退避部60内のレール81、82の間や、各レール81と82の外側の空間部を通過してダストボックス62に落下し、該ダストボックス62に集積される。
更に、ダイホルダ用清掃具8(図7)が底面32E摺接用のブラシ48、49を有する場合には、両側のエアーブロー装置64(図8、図9)、65からのエアーにより該ブラシ48、49に付着したカスKを吹き飛ばし、前記ダストボックス62へ落下させることができる。
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図10〜図11に基づいて説明する。
(A) ダイホルダ31を清掃する前の段取り動作。
図10のステップ101において、金型が配置されていえるか否かを判断し、配置されていれば(YES)、ステップ102において、金型を格納し、配置されていなければ(NO)、ステップ103において、金型ホルダを清掃する。
即ち、上下テーブル12(図1)、13の金型ホルダ30、31に金型が配置されている場合には、金型ホルダの清掃の邪魔になるので、既述した金型交換装置2A、3Aを用いて配置されている金型を予め金型格納部2、3に格納しておく。
その後金型ホルダ、特にダイホルダ31を清掃するが、詳細は、図11に示されている。
反対に、上下テーブル12(図1)、13の金型ホルダ30、31に金型が配置されていない場合には、直ちに(ステップ101のNO⇒ステップ103)ダイホルダ31を清掃する。
(B) ダイホルダ31の清掃動作。
以下の動作においては、当初はダイホルダ用清掃具8が(図1)左側の退避部60に退避しているものとする。
(B)-1 ダイホルダ用清掃具8を左側の退避部60から右側の退避部61へ退避させる動作。
図11のステップ103Aにおいて、ダイホルダ用清掃具8を左側の退避部60から引き出し、ステップ103Bにおいて、その引き出したダイホルダ用清掃具8をダイホルダ31の左端から右端へ移動させ、カスKを掃き出し、ステップ103Cにおいて、その移動させたダイホルダ用清掃具8を右側の退避部61へ退避させ、掃き出したカスKをダストボックス63へ集積させる。
即ち、既述したように、ダイホルダ用清掃具8が当初は左側の退避部60に退避しているものとすると、作業者はそのダイホルダ用清掃具8を退避部60からダイホルダ31の左端まで引き出す。
作業者は、手動の場合には、ダイホルダ用清掃具8(図2)の本体50を手で押さえた状態で、また、自動の場合には、ダイ交換装置3Aの係合部材3A1と鉤部材3A2を上記本体50の長孔51に挿入した状態で、該ダイホルダ用清掃具8を引き出す。
その後、作業者は、引き出したダイホルダ用清掃具8を、手動の場合には本体50を手で押えたまま、また、自動の場合には、ダイ交換装置3Aを駆動状態のままで、ダイホルダ31(図1)の左端から右端へ移動させる。
この間に、ダイホルダ用清掃具8のワイパ40〜47により、ダイホルダ31に付着したカスK(図6)は、掃き出される。
そして、ダイホルダ31(図1)の右端に到達したダイホルダ用清掃具8は、右側の退避部61内のレール83、84(図8のレール81、82に相当)上を走行し、該退避部61へ退避した後そこに停止する。
その間、既述したように、掃き出されたカスKは、ワイパ40(図4)〜47により更に右側の退避部61(図8、図9に示す左側の退避部60に相当)内に押し出され、右側の退避部61内の前記レール83、84(図8のレール81、82に相当)の間や、各レール83と84の外側の空間部を通過して右側のダストボックス63(図1)に落下し、該ダストボックス63に集積される。
このカスKが集積されたダストボックス63は、退避部61から離脱させて所定の場所まで持って行き、内部のカスKを廃棄する等環境衛生上問題が発生しないように処置をしておく。
そして、空になったダストボックス63は、次の清掃のために退避部61に戻しておく。
(B)-2 ダイホルダ用清掃具8を右側の退避部61から左側の退避部60へ退避させる動作。
図11のステップ103Dにおいて、ダイホルダ用清掃具8を右側の退避部61から引き出し、ステップ103Eにおいて、その引き出したダイホルダ用清掃具8をダイホルダ31の右端から左端へ移動させ、カスKを掃き出し、ステップ103Fにおいて、その移動させたダイホルダ用清掃具8を左側の退避部60へ退避させ、掃き出したカスKをダストボックス62へ集積させる。
即ち、既述したように、前回の清掃終了時点において(図11のステップ103C)、ダイホルダ用清掃具8は右側の退避部61(図1)に退避しているので、作業者はそのダイホルダ用清掃具8を退避部61からダイホルダ31の右端まで引き出す。
同様に、作業者は、手動の場合には、ダイホルダ用清掃具8(図2)の本体50を手で押さえた状態で、また、自動の場合には、ダイ交換装置3Aの係合部材3A1と鉤部材3A2を上記本体50の長孔51に挿入した状態で、該ダイホルダ用清掃具8を引き出す。
その後、同様に、作業者は、引き出したダイホルダ用清掃具8を、手動の場合には本体50を手で押えたまま、また、自動の場合には、ダイ交換装置3Aを駆動状態のままで、ダイホルダ31(図1)の右端から左端へ移動させると、この間に、ダイホルダ用清掃具8のワイパ40〜47により、ダイホルダ31に付着したカスK(図6)は、掃き出される。
そして、同様に、ダイホルダ31(図1)の左端に到達したダイホルダ用清掃具8は、左側の退避部60(図8、図9)内のレール81、82上を走行し、該退避部60へ退避した後そこに停止する。
その間、同様に、掃き出されたカスKは、ワイパ40(図4)〜47により更に左側の退避部60内に押し出され、左側の退避部60内の前記レール81、82の間や、各レール81と82の外側の空間部を通過して左側のダストボックス62に落下し、該ダストボックス62に集積される。
このカスKが集積されたダストボックス62は、同様に、退避部60から離脱させて所定の場所まで持って行き、内部のカスKを廃棄する等環境衛生上問題が発生しないように処置をしておき、空になったダストボックス62は、次の清掃のために退避部60に戻しておく。
(C) 曲げ加工動作。
ダイホルダ31の清掃が終了した後は(図10のステップ103)、図10のステップ104において、金型を配置し、ステップ105において、曲げ加工を行い、ステップ106において、加工終了か否かを判断し、終了しない場合には(NO)、前記ステップ105に戻って同じ動作を繰り返し、終了した場合には(YES)、全ての動作を完了する(END)。
ダイホルダ31の清掃が終了した後は、曲げ加工が行われるが、その前提として、作業者は、上下テーブル12(図1)、13の金型ホルダ30、31の所定位置に、所定形式の金型を配置する。
即ち、作業者は、よく知られているように、予め製品情報(例えばCAD情報)を入出力手段20B(図1)から入力することにより、曲げ順、金型、金型レイアウトを求めておくが、この金型レイアウト情報に基づき、既述した金型格納部2(図1)、3と金型交換装置2A、3Aを用いることにより、上下テーブル12、13の所定位置に所定金型を配置しておく。
その後、作業者は、下部テーブル13の後方に配置されたバックゲージ装置の突当10、11にワークWを突き当てて位置決めした後、フットペダル7をONすることにより、油圧シリンダ14、15を作動しラムである上部テーブル12を下降させれば、前記パンチPとダイDの協働により該ワークWが曲げ加工される。
そして、加工終了まで(図10のステップ106のYES)上記の動作が行われる。
上記のとおり、本発明は、金型ホルダ装着溝の肩部、内側面、底面に付着したカスを完全に除去することにより、金型ホルダの破損、金型の破損を阻止し、金型の芯ズレを無くして所望の曲げ角度を得る場合に利用され、また、ダイホルダ用清掃具が手動の場合だけでなく、自動の場合にも適用があると共に、本体にワイパを設けた場合だけではなくブラシを設けた場合にも適用があり、下部テーブル両端の退避部にダストボックスを設けた場合だけでなくエアーブロー装置を設けた場合にも適用があり、更には、下降式プレスブレーキのみならず、上昇式プレスブレーキにも適用され、極めて有用である。
1 プレスブレーキ
2、 3 金型格納部
2A、3A 金型交換装置
3A1 係合部材
3A2 鉤部材
7 フットペダル
8 ダイホルダ用清掃具
10、11 突当
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 油圧シリンダ
16、17 側板
20B 入出力手段
30 パンチホルダ
31 ダイホルダ
32 金型装着溝
40 〜47 ワイパ
48 〜49ブラシ
50 本体
51 孔
60、61 退避部
62、63 ダストボックス
64〜67 エアーブロー
70、71 押し付け代
80 筐体
81〜84 レール
K カス
D ダイ
P パンチ
W ワーク

Claims (8)

  1. プレスブレーキのダイホルダのカス付着部位に摺接し、該部位に付着したカスを掃き出すワイパを設け、該ワイパが取り付けられている本体は、ダイホルダの金型装着溝に挿入し該金型装着溝の長手方向に沿って移動可能であり、
    上記本体の長手方向における左右両垂直面の中央部には、ダイホルダ金型装着溝の肩部摺接用のワイパが、下部には、底面摺接用のワイパが、中央部と下部との間には、内側面摺接用のワイパが、それぞれ設けられている
    ことを特徴とするダイホルダ用清掃具。
  2. 上記本体の長手方向に直交する方向における前後両垂直面の下部であって上記内側面摺接用のワイパの間には、底面摺接用のブラシが設けられている請求項1記載のダイホルダ用清掃具。
  3. 上記本体には、自動移動手段係合用の孔が設けられている請求項1又は2記載のダイホルダ用清掃具。
  4. 上記本体には、ダイ交換装置係合用の孔が設けられている請求項1又は2記載のダイホルダ用清掃具。
  5. 上記請求項1に記載されたダイホルダ用清掃具を取り扱うプレスブレーキであって、下部テーブルの少なくとも片側であってダイホルダ金型装着溝の底面と同じ高さ位置に、上記ダイホルダ用清掃具を加工の邪魔にならないように退避させる退避部を設けた
    ことを特徴とするプレスブレーキ。
  6. 上記退避部には、着脱自在なダストボックスを設けた請求項5記載のプレスブレーキ。
  7. 上記ダストボックスの近傍には、エアーブロー装置を設けた請求項6記載のプレスブレーキ。
  8. 上記請求項1に記載されたダイホルダ用清掃具と請求項5に記載されたプレスブレーキを使用する清掃方法であって、
    上記ダイホルダ用清掃具本体のダイ交換装置係合用の孔に、ダイ交換装置を係合させた後、該ダイ交換装置を移動させることにより、該ダイホルダ用清掃具を長手方向に自動的に移動させる
    ことを特徴とする清掃方法。
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