JP6004216B1 - 位置情報特定方法、位置情報特定装置、及び、位置情報特定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影された対象物の位置及び速度を正確に特定するための位置情報特定方法を提供する。【解決手段】位置情報特定方法は、撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する監視カメラにより撮影された対象画像を取得するステップS11と、監視カメラと第1の距離をおいて配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を撮影した場合に得られる第1の目盛板画像を取得するステップS12と、第1の目盛板画像と、対象画像と、を重ね合わせるステップS14と、第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、対象画像に映った第1の既定サイズを有する第1の基準物体の画像上サイズAを測定するステップS15と、第1の基準物体の画像上サイズA、第1の既定サイズ、及び、第1の距離に基づき、監視カメラから第1の基準物体までの第1の対象距離Yを算出するステップS16と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、撮影された対象物の位置及び速度を正確に特定するための位置情報特定方法、位置情報特定装置、及び、位置情報特定プログラムに関する。
従来より、街頭の監視カメラや車両に搭載されたドライブレコーダ等により車両事故が撮影された場合、事故の瞬間の事故車両の速度は、以下のようにして特定されている。
例えば、横断歩道を越えた直後に事故が起こったような場合には、事故車両の先端が横断歩道に差し掛かった瞬間の画像フレームと、事故車両の先端が横断歩道を越えた瞬間の画像フレームと、を目測により抽出し、横断歩道の長さを2つの画像フレーム間の時間で除算することで、事故車両の速度を特定する。
ところで、多くの場合、自動車に設置されたドライブレコーダの高さは、110cm〜130cmであるのに対し、事故が起きた現場は、ドライブレコーダから10m以上の距離となることが多い。この場合、画像上の1mmの差が、実際には、数十cm〜数メートルにもなってしまう。
従って、画像上で事故車両の先端が横断歩道に差し掛かった瞬間を目測により抽出したとしても、実際に事故車両の先端が横断歩道に差し掛かった瞬間とは大きく異なっている可能性があり、このような方法で算出された事故車両の速度は正確なものではなく、事故の責任割合も大きく異なってきてしまう。
また、ドライブレコーダで撮影された画像は、カメラ特性及びレンズ特性により、中心から外れるほど歪んでいるため、事故車両が画像の中心から外れているほど、事故車両の位置の誤差も一層大きくなってしまう。
更に、事故直前には、事故車両はブレーキにより減速している場合が多い。しかしながら、上記方法では、事故車両の先端が横断歩道に差し掛かった瞬間と、事故車両の先端が横断歩道を越えた瞬間と、の間の平均速度を特定しているだけであって、事故車両の映像フレーム毎の速度や事故車両の衝突時の速度を特定しているわけではない。
そこで、本発明は、撮影された対象物の位置及び速度を正確に特定するための位置情報特定方法、位置情報特定装置、及び、位置情報特定プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する第1の撮影手段により撮影された対象画像を取得するステップと、前記所定の歪み特性を有する第2の撮影手段と第1の距離をおいて対向するように配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影した場合に得られる第1の目盛板画像を取得するステップと、前記第1の目盛板画像と、前記対象画像と、を重ね合わせるステップと、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記対象画像に映った第1の既定サイズを有する第1の基準物体の画像上サイズを測定するステップと、前記第1の基準物体の画像上サイズ、前記第1の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出するステップと、を備えたことを特徴とする位置情報特定方法を提供している。
このような構成によれば、歪み特性に対応した第1の目盛板を用いるので、第1の基準物体の画像上サイズは、歪みがなかった場合のサイズとして測定される。従って、歪みが補正された第1の基準物体の画像上サイズ、第1の既定サイズ、及び、第1の距離に基づき、第1の撮影手段から第1の基準物体5までの第1の対象距離を、歪みが補正された正確な値で算出することが可能となる。
また、本発明は、所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像のそれぞれについて、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出し、前記算出された2つの対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の基準物体の速度を算出するステップを更に備えることが好ましい。
このような構成によれば、第1の基準物体の瞬間的な速度まで正確に算出することが可能となる。
また、本発明は、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記対象画像に映った不動産である第2の既定サイズを有する第2の基準物体の画像上サイズを測定するステップと、前記第2の基準物体の画像上サイズ、前記第2の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第2の基準物体までの第2の対象距離を算出するステップと、前記所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像について算出された2つの第2の対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の撮影手段の速度を算出するステップと、前記第1の基準物体の速度から前記第1の撮影手段の速度を減算することにより、前記第1の基準物体の絶対速度を算出するステップと、を更に備えることが好ましい。
このような構成によれば、対象画像が第1の撮影手段の移動中に撮影されたものである場合には、第1の撮影手段自体の位置及び速度の変化も考慮される。従って、車両に搭載されたドライブレコーダ等により撮影された画像を用いても、第1の基準物体の瞬間的な速度まで正確に算出することが可能となる。
また、本発明は、第2の目盛を有する第2の目盛板を、前記第1の目盛板と前記第1の目盛板と第2の距離をおいて対向するように配置するステップと、前記第1の目盛板及び前記第2の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影して、第2の目盛板画像を取得するステップと、前記第2の目盛板画像上の第1の目盛、前記第2の目盛板画像上の第2の目盛、及び、前記第2の距離に基づき、前記第1の距離を算出するステップと、を更に備えることが好ましい。
このような構成によれば、第1の目盛板を正確に配置することができない可能性を考慮して、第1の目盛板を適当な位置に配置した後に、第1の距離を算出する。従って、自動車のフロントガラスが邪魔になるような場合であっても、第1の距離を正確に算出することができ、その結果として、対象距離も正確に算出することが可能となる。
また、前記第2の撮影手段として前記第1の撮影手段を用いることが好ましい。
このような構成によれば、第1の撮影手段と種類や設置位置等が同じ条件の第2の撮影手段を新たに準備する必要がなくなる。
また、前記第1の撮影手段の高さと前記第1の基準物体の高さの差と、前記算出された第1の対象距離と、に基づき、前記第1の撮影手段と前記第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出するステップを更に備えることが好ましい。
このような構成によれば、第1の撮影手段と第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出することが可能となる。
また、前記第1の撮影手段が車両に搭載されている場合、前記算出された第1の対象距離に基づき、前記車両の運転手の運転操作特性、及び、前記車両の性能変化情報の少なくとも一方を算出するステップを更に備えることが好ましい。
このような構成によれば、これらの運転操作情報又は性能変化情報を運転手へ還元することで、社会の交通安全へも貢献することも可能となる。また、算出された運転操作特性に基づき、運転手を格付けすることで、車両保険の加入金額等の目安ともなり得る。
また、本発明の別の観点によれば、撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する第1の撮影手段により撮影された対象画像と、前記所定の歪み特性を有する第2の撮影手段と第1の距離をおいて対向するように配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影した場合に得られる第1の目盛板画像と、第1の既定サイズを有する第1の基準物体に関する第1の基準物体情報と、が記憶された記憶部と、前記第1の目盛板画像と、前記対象画像と、を重ね合わせる重ね合わせ部と、前記第1の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第1の基準物体を特定する特定部と、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第1の基準物体の画像上サイズを測定する測定部と、前記第1の基準物体の画像上サイズ、前記第1の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出する算出部と、を備えたことを特徴とする位置情報特定装置を提供している。
前記算出部は、所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像のそれぞれについて、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出し、前記算出された2つの対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の基準物体の速度を算出することが好ましい。
また、前記記憶部には、不動産である第2の既定サイズを有する第2の基準物体に関する第2の基準物体情報が更に記憶されており、前記特定部は、前記第2の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第2の基準物体を特定し、前記測定部は、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第2の基準物体の画像上サイズを測定し、前記算出部は、前記第2の基準物体の画像上サイズ、前記第2の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第2の基準物体までの第2の対象距離を算出し、前記所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像について算出された2つの第2の対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の撮影手段の速度を算出し、更に、前記第1の基準物体の速度から前記第1の撮影手段の速度を減算することにより、前記第1の基準物体の絶対速度を算出することが好ましい。
また、前記第1の撮影手段の高さと前記第1の基準物体の高さの差と、前記算出された第1の対象距離と、に基づき、前記第1の撮影手段と前記第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出するステップを更に備えることが好ましい。
また、前記第1の撮影手段が車両に搭載されている場合、前記算出された第1の対象距離に基づき、前記車両の運転手の運転操作特性、及び、前記車両の性能変化情報の少なくとも一方を算出するステップを更に備えることが好ましい。
また、本発明の別の観点によれば、撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する第1の撮影手段により撮影された対象画像と、前記所定の歪み特性を有する第2の撮影手段と第1の距離をおいて対向するように配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影した場合に得られる第1の目盛板画像と、第1の既定サイズを有する第1の基準物体に関する第1の基準物体情報と、が記憶されたコンピュータにインストールされるプログラムであって、前記第1の目盛板画像と、前記対象画像と、を重ね合わせるステップと、前記第1の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第1の基準物体を特定するステップと、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第1の基準物体の画像上サイズを測定するステップと、前記第1の基準物体の画像上サイズ、前記第1の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出するステップと、を備えたことを特徴とする位置情報特定プログラムを提供している。
また、前記算出するステップでは、更に、所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像のそれぞれについて、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出し、前記算出された2つの対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の基準物体の速度を算出することが好ましい。
また、前記記憶部には、不動産である第2の既定サイズを有する第2の基準物体に関する第2の基準物体情報が更に記憶されており、前記特定するステップでは、更に、前記第2の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第2の基準物体を特定し、前記測定するステップでは、更に、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第2の基準物体の画像上サイズを測定し、前記算出するステップでは、更に、前記第2の基準物体の画像上サイズ、前記第2の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第2の基準物体までの第2の対象距離を算出し、前記所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像について算出された2つの第2の対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の撮影手段の速度を算出し、前記第1の基準物体の速度から前記第1の撮影手段の速度を減算することにより、前記第1の基準物体の絶対速度を算出することが好ましい。
また、前記第1の撮影手段の高さと前記第1の基準物体の高さの差と、前記算出された第1の対象距離と、に基づき、前記第1の撮影手段と前記第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出するステップを更に備えることが好ましい。
また、前記第1の撮影手段が車両に搭載されている場合、前記算出された第1の対象距離に基づき、前記車両の運転手の運転操作特性、及び、前記車両の性能変化情報の少なくとも一方を算出するステップを更に備えることが好ましい。
本発明の位置情報特定方法、位置情報特定装置、及び、位置情報特定プログラムによれば、撮影された対象物の位置及び速度を正確に特定することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態による位置情報特定方法のフローチャート 本発明の第1の実施の形態による複数の対象画像の説明図 本発明の第1の実施の形態による複数の対象画像の説明図 本発明の第1の実施の形態による複数の対象画像の説明図 本発明の第1の実施の形態による第1の対象距離を算出するための説明図 本発明の第1の実施の形態による第1の目盛板の平面図 本発明の第1の実施の形態による第1の目盛板画像の平面図 本発明の第1の実施の形態による第1の目盛板画像と対象画像を重ね合わせた図 本発明の第2の実施の形態による位置情報特定方法のフローチャート 本発明の第2の実施の形態による位置情報特定方法の説明図 本発明の第3の実施の形態による第1の距離の算出方法のフローチャート 本発明の第3の実施の形態による第1の距離を算出するための説明図 本発明の第3の実施の形態による第2の目盛板画像の平面図 本発明の第4の実施の形態による位置情報特定方法の説明図 本発明の第5の実施の形態による位置情報特定装置のブロック図 本発明の第5の実施の形態による制御部の動作を示したフローチャート
以下、本発明の第1の実施の形態による位置情報特定方法について、図1〜図5を参照して説明する。
本実施の形態では、停車中の車両10に搭載されたドライブレコーダ等の監視カメラ2により対向車両1が撮影されていたという設定の下で、対向車両1の位置及び速度を特定する。
以下で、本実施の形態による対向車両1の位置及び速度の測定方法(位置情報特定方法)について、図1に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、監視カメラ2により所定の時間をおいて撮影された複数枚の対象画像3(図2(a)−図2(c)参照)を取得する(S11)。
本実施の形態では、監視カメラ2が撮影した映像を構成する複数のフレームを、複数の対象画像3として取得するものとする。また、監視カメラ2は、所定の歪み特性を有しているため、撮影した画像には、所定の歪みが生じているものとし、本実施の形態では、中心から外れるほど、歪みが大きくなっているものとする。
なお、この監視カメラ2が、本発明の第1の撮影手段及び第2の撮影手段に該当する。
続いて、図3に示すように、監視カメラ2と第1の距離Xをおいて対向するように、第1の目盛板4を配置する(S12)。第1の目盛板4の配置は、車両10を借りるか、又は、車両10に搭載された監視カメラ2と同一のものを準備した上で、任意の場所で行えば良い。第1の目盛板4は、図4(a)に示すように、所定の間隔で形成されたマス目上の第1の目盛41を有している。
続いて、第1の目盛板4を監視カメラ2により撮影して、図4(b)に示すような第1の目盛板画像42を取得する(S13)。第1の目盛板画像42は、歪み特性を有する監視カメラ2で第1の目盛板4を撮影することにより取得されたものであるため、図4(b)に示すように、歪んで表示され、各マス目間の幅も一定ではなくなる。但し、この場合であっても、計算上は、各マス目間の幅は一定とみなすことができる。
続いて、図5に示すように、第1の目盛板画像42と、一の対象画像3と、を重ね合わせる(S14)。
本実施の形態では、第1の目盛板画像42と一の対象画像3とをデータ上で重ね合わせるものとするが、紙等のシート状の第1の目盛板画像42と一の対象画像3とを重ね合わせてもよい。その場合には、第1の目盛41と対象画像3の両方を視認できるように、一方が透過性を有している必要がある。
続いて、第1の目盛板画像42上の第1の目盛41を用いて、対象画像3に映った第1の基準物体5の画像上サイズAを測定する(S15)。
第1の基準物体5は、対向車両1に固定された第1の既定サイズBを有するものであり、例えば、対向車両1の横幅、ナンバープレート、ミラー等、対象物である対向車両1に固定されているものであれば、第1の基準物体5として採用可能である。ナンバープレートに関しては、全車両に共通のサイズであり、第1の対向車両1の横幅やミラーに関しては、対向車両1の車種に応じて設定されたものであるため、既定サイズを有するものとして採用することができる。図3及び図5では、対向車両1の横幅を第1の既定サイズBとして採用した例が示されている。
なお、図5では、図面の見やすさを重視して、対象画像3は歪んでいないが、実際には、対象画像3も第1の目盛41と同様に歪んでいる。
ここで、歪んではいても第1の目盛41間の幅は一定とみなすことができるので、第1の基準物体5の幅の両端間の第1の目盛41の数を数えることで、第1の基準物体5の画像上サイズAを測定することができる。なお、図5では、図面の見やすさを重視して、第1の目盛41を少な目に表示しているが、実際には、第1の目盛板4には、遥かに多くの第1の目盛41が形成されていることが好ましい。
最後に、第1の基準物体5の画像上サイズA、第1の既定サイズB、及び、第1の距離Xに基づき、監視カメラ2から第1の基準物体5までの第1の対象距離Yを算出する(S16)。
詳細には、図3に示すように、X:Y=A:Bの関係が成り立つので、この式に、設定値である第1の距離X、測定された第1の基準物体5の画像上サイズA、及び、第1の既定サイズBを代入することにより、第1の対象距離Yが算出される。
なお、第1の基準物体5の瞬間的な速度は、S14−S16までのステップを、S11で取得した残りの対象画像3に対しても行い、連続する2枚の対象画像3について算出された第1の対象距離Yの差を撮影間隔である所定の時間で除算することにより、算出することができる。
以上説明したように、本実施の形態による位置情報特定方法では、歪み特性に対応した第1の目盛板画像42を用いて第1の基準物体5のサイズを測定することで、歪みが補正された第1の基準物体5の画像上サイズAを取得することができる。従って、歪みが補正された第1の基準物体5の画像上サイズA、第1の既定サイズB、及び、第1の距離Xに基づき、監視カメラ2から第1の基準物体5までの第1の対象距離Yを、歪みが補正された正確な値で算出することが可能となる。
また、連続する2枚の対象画像3について算出された第1の対象距離Yの差を撮影間隔である所定の時間で除算することにより、第1の基準物体5の瞬間的な速度まで正確に算出することが可能となる。
続いて、本発明の第2の実施の形態による位置情報特定方法について、図3、図5〜図7を参照して説明する。図3及び図5は、第1の実施の形態と共通して利用する。
第1の実施の形態では、停車中の車両10に搭載された監視カメラ2により撮影された対象画像3を用いて、第1の基準物体5の位置及び速度を特定したが、本実施の形態では、移動中の車両10に搭載された監視カメラ2により撮影された対象画像3を用いて、第1の基準物体5の位置及び速度を特定する。
車両10が移動している場合、監視カメラ2自体の位置も変化しているので、第1の基準物体5の位置及び速度を特定するためには、監視カメラ2自体の位置及び速度の変化も考慮しなければならない。
図6は、本実施の形態による位置情報特定方法のフローチャートである。図6に示す処理は、図1のS14の後に行われる。
まず、S14で、第1の目盛板画像42と、一の対象画像3と、を重ね合わせた後、第1の目盛板画像42上の第1の目盛41を用いて、対象画像3に映った第2の基準物体6の画像上サイズCを測定する(S21)。
第2の基準物体6は、対象画像3内の不動産であって、第2の既定サイズDを有するものであり、例えば、電柱や横断歩道等が考えられる。また、車両等の移動体であっても停車中のものは、本発明の“不動産”に含まれる。図5及び図7では、電柱の直径を第2の既定サイズDとして採用した例が示されている。
最後に、第2の基準物体6の画像上サイズC、第2の既定サイズD、及び、第1の距離Xに基づき、監視カメラ2から第2の基準物体6までの第2の対象距離Y‘を算出する(S22)。
詳細には、図3に示すように、X:Y‘=C:Dの関係が成り立つので、この式に、設定値である第1の距離X、測定された第2の基準物体6の画像上サイズC、及び、第2の既定サイズDを代入することにより、第2の距離Y’を算出することができる。
監視カメラ2の瞬間的な速度は、S21−S22の処理を、S11で取得した残りの対象画像3に対しても行い、連続する2枚の対象画像3について算出された第2の対象距離Y‘の差を撮影間隔である所定の時間で除算することにより、算出することができる。
そして、2枚の対象画像3について算出された第1の基準物体5の速度から、当該2枚の対象画像3について算出された第2の基準物体6の速度を減算することで、当該2枚の対象画像3間の第1の基準物体5の絶対的な速度を算出することができる。
以上説明したように、本実施の形態による位置情報特定方法では、対象画像3が監視カメラ2の移動中に撮影されたものである場合には、監視カメラ2自体の位置及び速度の変化も考慮する。従って、車両に搭載されたドライブレコーダ等により撮影された画像を用いても、第1の基準物体5の瞬間的な速度まで正確に算出することが可能となる。
続いて、本発明の第3の実施の形態による位置情報特定方法について、図8〜図10を参照して説明する。
位置情報を特定するために車両10に搭載された監視カメラ2を用いる場合には、フロントガラスが邪魔になり、第1の目盛板4を監視カメラ2から第1の距離Xだけ離れた位置に正確に配置することが困難である。
そこで、本実施の形態では、第1の目盛板4を正確に配置することができない可能性を考慮して、第1の目盛板4を適当な位置に配置した後に、第1の距離Xを算出する。
図8は、本実施の形態による第1の距離Xの算出方法のフローチャートである。図8に示す処理は、図1のS16の前までに行われていればよい。
まず、図9に示すように、第1の目盛板4と対向するように第1の目盛板4と第2の距離Zをおいて第2の目盛板7を配置する(S31)。第2の目盛板7は、第1の目盛板4の第1の目盛41と同一のサイズの第2の目盛71を有している。
なお、本実施の形態では、監視カメラ2、第1の目盛板4、第2の目盛板7の順番に配置するが、監視カメラ2、第2の目盛板7、第1の目盛板4の順番に配置してもよい。
続いて、第1の目盛板4及び第2の目盛板7を監視カメラ2により撮影して、図10に示すような第2の目盛板画像72を取得する(S32)。
ここで、第1の目盛41と第2の目盛71とは同一のサイズを有しているが、第2の目盛板7の方が第1の目盛板4よりも監視カメラ2から遠い分、図10に示すように、第2の目盛71が第1の目盛41よりも小さく撮影される。なお、第2の目盛71は、図10に示すように、点線や着色により、第1の目盛41と視覚的に区別可能であることが好ましい。
続いて、第2の目盛板画像72上における第1の目盛41の画像上サイズP、及び、第2の目盛71の画像上サイズQを測定する(S33)。
最後に、第1の目盛41の画像上サイズP、第2の目盛71の画像上サイズQ、及び、第2の距離Zに基づき、第1の距離Xを算出する(S34)。
詳細には、図9に示すように、X:X+Z=Q:Pの関係が成り立つので、この式に、設定値である第2の距離Z、測定された第1の目盛41の画像上サイズP、及び、測定された第2の目盛71の画像上サイズQを代入することにより、第1の距離Xを算出することができる。
以上説明したように、本実施の形態による位置情報特定方法では、第1の目盛板4を正確に配置することができない可能性を考慮して、第1の目盛板4を適当な位置に配置した後に、第1の距離Xを算出する。従って、自動車のフロントガラスが邪魔になるような場合であっても、第1の距離Xを正確に算出することができ、その結果として、対象距離Yも正確に算出することが可能となる。
続いて、本発明の第4の実施の形態による位置情報特定方法について、図11を参照して説明する。
第1及び第2の実施の形態では、監視カメラ2と第1の基準物体5とが正対している場合を例に説明を行ったが、監視カメラ2と第1の基準物体5とは、必ずしも正対しているとは限らず、その場合には、測定された第1の基準物体5の画像上サイズを、正対していた場合の画像上サイズAに変換する必要がある。以下で、監視カメラ2と第1の基準物体5とが正対していない場合の画像上サイズの変換について説明する。
なお、本実施の形態では、図11に示すような高さH、幅Wの既定サイズを有する長方形状のナンバープレートを第1の基準物体5として採用し、幅Wを既定サイズBとして採用した場合を例に説明する。
監視カメラ2と第1の基準物体5とが正対していない場合、第1の基準物体5が監視カメラ2に対して、水平軸を中心に回転することにより傾いているケース1と、垂直軸を中心に回転することにより傾いているケース2と、が考えられる。
この場合、第1の基準物体5の第1の目盛板画像42上の高さH1と、第1の目盛板画像42上における第1の基準物体5の幅W1を測定した上で、H1/HとW1/Wを比較する。
例えば、H1/H>W1/Wであった場合、第1の基準物体5は、ケース2に該当するため、H1は、正対している場合の高さと等しい。
一方、高さH1:正対している場合の幅(画像上サイズA)=H:Wの関係にあるので、この場合には、W1とは無関係に、H、W、及び、H1に基づき、正対している場合の幅(画像上サイズA)を算出することができる。
H1/H<W1/W(ケース1)であった場合にも、同様の方法で、正対している場合の高さ(画像上サイズA)を算出することができる。
なお、第1の基準物体5は、長方形状であるが、第1の目盛板画像42上では、歪んでいる場合もある。そのような場合であっても、第1の目盛41を用いて本来のサイズに変換すれば、長方形状であることを確認することができる。
続いて、本発明の第5の実施の形態による位置情報特定装置8について、図12及び図13を参照して説明する。
上記実施の形態では、対向車両1の位置及び速度を手動により特定したが、本実施の形態では、位置情報特定装置8を用いて特定する。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、停車中の車両10に搭載された監視カメラ2により対向車両1が撮影されていたという設定の下で、対向車両1の位置及び速度を特定するが、他の実施形態にも適用することができる。
図12に示すように、位置情報特定装置8は、入力部81と、記憶部82と、制御部83と、を備えている。
入力部81からは、第1の距離Xと、対象画像3と、第1の目盛板画像42と、を入力可能である。
記憶部82には、第1の基準物体情報(第1の基準物体5の候補、各第1の基準物体5の識別情報、及び、各第1の基準物体5の第1の既定サイズB)が記憶されている。第1の基準物体5の候補としては、ナンバープレート、ミラー、対向車両1自体等が考えられる。第1の基準物体5の識別情報としては、車種ごとの色彩、形状、サイズ等の情報や、ナンバープレートの色彩、形状、サイズ等の情報等が考えられる。第1の基準物体5の既定サイズBとしては、車両の横幅、ナンバープレートの横幅等が考えられる。
また、記憶部82には、入力部81から入力された第1の距離X、対象画像3、及び、第1の目盛板画像42も記憶される。
制御部83は、記憶部82に記憶された情報に基づき、監視カメラ2から基準物体5までの対象距離Yの算出を行う。この制御部83が、本発明の“重ね合わせ部”、“特定部”、“測定部”、及び、“算出部”に相当する。
以下で、図13のフローチャートを用いて、制御部83による動作について説明する。図13のフローチャートは、第1の距離X、対象画像3、第1の目盛板画像42が記憶部82に記憶された状態で、位置情報特定装置8のスタートボタン(図示せず)が押下された時に開始する。
まず、制御部83は、記憶部82に第1の目盛板画像42と、一の対象画像3と、を重ね合わせる(S31)。
続いて、記憶部82に記憶された第1の基準物体情報を参照して、対象画像3内の第1の基準物体5を特定する(S32)。
詳細には、色彩や濃淡に変化が少ない部分を1つの物体であると判断し、第1の目盛板画像42を用いて、その物体の色彩、形状、サイズ等の識別情報を取得する。そして、取得した識別情報が、記憶部82に記憶された識別情報と一致又は近似する物体を第1の基準物体5として特定する。特定の基準としては、例えば、取得した識別情報と、記憶部82に記憶された識別情報とが、90%以上一致している場合に第1の基準物体5として特定する等が考えられる。
続いて、図1のS15と同様に、第1の目盛板画像42上の第1の目盛41を用いて、特定された第1の基準物体5の画像上サイズAを測定し(S33)、図1のS16と同様に、測定された第1の基準物体5の画像上サイズA、記憶部82に記憶された第1の既定サイズB、及び、記憶部82に記憶された第1の距離Xに基づき、監視カメラ2から第1の基準物体5までの第1の対象距離Yを算出する(S34)。
なお、対象画像3の中に複数の第1の基準物体5が存在する場合には、それぞれの第1の基準物体5について第1の対象距離Yを算出することで、より正確に対向車両1の位置を特定することが可能となる。
この後、制御部83は、2枚の対象画像3について第1の対象距離Yを算出することで、第1の実施の形態で同様に、第1の基準物体5の瞬間的な速度を算出することができる。
また、車両10が移動中であった場合には、記憶部82に第2の基準物体情報(第2の基準物体6の候補、各第2の基準物体6の識別情報、及び、各第2の基準物体6の第1の既定サイズD)を記憶させておき、制御部83により対象画像3内の第2の基準物体6を特定することで、第2の実施の形態と同様に、第1の基準物体5の絶対的な速度を算出することができる。
以上説明したように、本実施の形態による位置情報特定装置8によれば、対向車両1の位置及び速度を自動的に算出することができるので、画像上サイズAを肉眼で測定する場合と比べて、対向車両1の位置及び速度の算出に要する時間を大幅に短縮することが可能となる。
尚、本発明の位置情報特定方法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上記実施の形態では、理解容易のために、監視カメラ2と第1の基準物体5の高さの差は考慮していなかったが、当該高さの差を考慮することで、より正確に位置を特定することが可能となる。
例えば、監視カメラ2から横断歩道までの水平面上での距離を特定するためには、監視カメラ2の高さ、及び、算出された第1の距離Xに対して、三平方の定理を用いればよい。また、監視カメラ2からナンバープレートまでの水平面上での距離を特定するためには、監視カメラ2とナンバープレートの高さの差、及び、算出された第1の距離Xに対して、三平方の定理を用いればよい。
また、上記実施の形態では、監視カメラ2として、対向車両1に搭載されたドライブレコーダを採用したが、街頭の監視カメラや通行人の携帯電話等を監視カメラ2として採用することもできる。
また、上記実施の形態では、監視カメラ2が、図4(b)に示すような歪みを生じさせる場合を例に説明したが、その他の歪みを生じさせる場合であってもよい。また、第1の撮影手段と第2の撮影手段の歪み特性は、正確に一致していることが好ましいが、例えば、双方が魚眼レンズであるという程度の一致だけでも、本発明による効果を得ることができ、このような場合も本発明の範囲に含まれる。また、歪みが生じないことも歪み特性に含まれる。従って、双方が歪んでいない場合も、本発明の範囲に含まれる。
また、上記実施の形態では、第1の目盛板4及び第2の目盛板7には、それぞれ、マス目状の第1の目盛41及び第2の目盛71が設けられていたが、必ずしもマス目である必要はなく、測定のための目印となるものであればよい。また、第1の目盛41と第2の目盛71は、遠近の差が認識できればよいので、同一のサイズでなくてもよく、異なる目印であってもよい。
また、上記実施の形態では、図1のS12で第1の目盛板4を配置し、S13で第1の目盛板4を撮影したが、監視カメラ2と第1の距離Xをおいて対向するように配置された第1の目盛板4を撮影した場合に得られる画像に相当するものを予め準備しておき、当該画像を第1の目盛板画像42として利用してもよく、本発明には、このような場合も含まれる。
また、上記実施の形態では、一例として、対向車両1の位置及び速度を測定したが、本発明は、対向車両1に限らず、第1の基準物体5を有するものであれば何でも位置及び速度の測定の対象とすることができる。
また、上記実施の形態では、第1の基準物体5の瞬間的な速度を、連続する2枚の対象画像3を用いて算出したが、必ずしも連続していなくてもよい。
また、算出された第1の距離Xや速度を用いることで、監視カメラ2に相当するドライブレコーダを搭載した車両の運転手の運転操作特性(ハンドル舵角、加速度、車間距離、走行ライン等)を精密に算出することができる。従って、これらの運転操作情報を運転手へ還元することで、社会の交通安全へも貢献することも可能となる。また、算出された運転操作特性に基づき運転手を格付けすることで、車両保険の加入金額等の目安ともなり得る。
また、算出された第1の距離Xや速度を用いることで、監視カメラ2に相当するドライブレコーダを搭載した車両の性能変化情報(タイヤの摩耗度やエンジンの劣化度等)を精密に算出することができる。例えば、タイヤの摩耗度は、本発明により算出された自動車速度と、自動車の速度メータに表示された速度と、の差異から算出することができる。従って、これらの性能変化情報を運転手へ還元することによっても社会の交通安全へも貢献することが可能となる。
また、監視カメラ2に相当するドライブレコーダを搭載した車両において、監視カメラ2は、車両の進行方向に対して傾いて設置されていることが多いが、本発明を用いることで、監視カメラ2の傾きも算出することができる。
詳細には、当該車両において、監視カメラ2が傾いていない状態で撮影された対象画像3と、監視カメラ2が傾いた状態で撮影された対象画像3と、をそれぞれ第1の目盛板画像42と重ね合わせることで、例えば、当該車両の先端の上下位置の差異、左右位置の差異、左端と右端の上下位置の差異等を第1の目盛41で読み取ることができ、これにより、監視カメラ2の傾きを算出することが可能となる。
また、本発明は、制御部83が行う処理に相当するプログラムや、当該プログラムを記憶した記録媒体にも応用可能である。記録媒体の場合、コンピュータ等に当該プログラムがインストールされることとなる。ここで、当該プログラムを記憶した記録媒体は、非一過性の記録媒体であっても良い。非一過性の記録媒体としては、CD−ROM等が考えられるが、それに限定されるものではない。
1 対向車両
2 監視カメラ
3 対象画像
4 目盛板
5 第1の基準物体
6 第2の基準物体
7 目盛板
8 位置情報特定装置
10 車両
41 目盛
42 第1の目盛板画像
71 目盛
72 第2の目盛板画像
81 入力部
82 記憶部
83 制御部

Claims (17)

  1. 撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する第1の撮影手段により撮影された対象画像を取得するステップと、
    前記所定の歪み特性を有する第2の撮影手段と第1の距離をおいて対向するように配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影した場合に得られる画像に相当する第1の目盛板画像を取得するステップと、
    前記第1の目盛板画像と、前記対象画像と、を重ね合わせるステップと、
    前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記対象画像に映った第1の既定サイズを有する第1の基準物体の画像上サイズを測定するステップと、
    前記第1の基準物体の画像上サイズ、前記第1の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出するステップと、
    を備えたことを特徴とする位置情報特定方法。
  2. 所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像のそれぞれについて、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出し、前記算出された2つの対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の基準物体の速度を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の位置情報特定方法。
  3. 前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記対象画像に映った不動産である第2の既定サイズを有する第2の基準物体の画像上サイズを測定するステップと、
    前記第2の基準物体の画像上サイズ、前記第2の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第2の基準物体までの第2の対象距離を算出するステップと、
    前記所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像について算出された2つの第2の対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の撮影手段の速度を算出するステップと、
    前記第1の基準物体の速度から前記第1の撮影手段の速度を減算することにより、前記第1の基準物体の絶対速度を算出するステップと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の位置情報特定方法。
  4. 第2の目盛を有する第2の目盛板を、前記第1の目盛板と前記第1の目盛板と第2の距離をおいて対向するように配置するステップと、
    前記第1の目盛板及び前記第2の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影して、第2の目盛板画像を取得するステップと、
    前記第2の目盛板画像上の第1の目盛、前記第2の目盛板画像上の第2の目盛、及び、前記第2の距離に基づき、前記第1の距離を算出するステップと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の位置情報特定方法。
  5. 前記第2の撮影手段として前記第1の撮影手段を用いることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の位置情報特定方法。
  6. 前記第1の撮影手段の高さと前記第1の基準物体の高さの差と、前記算出された第1の対象距離と、に基づき、前記第1の撮影手段と前記第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の位置情報特定方法。
  7. 前記第1の撮影手段が車両に搭載されている場合、前記算出された第1の対象距離に基づき、前記車両の運転手の運転操作特性、及び、前記車両の性能変化情報の少なくとも一方を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の位置情報特定方法。
  8. 撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する第1の撮影手段により撮影された対象画像と、前記所定の歪み特性を有する第2の撮影手段と第1の距離をおいて対向するように配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影した場合に得られる画像に相当する第1の目盛板画像と、第1の既定サイズを有する第1の基準物体に関する第1の基準物体情報と、が記憶された記憶部と、
    前記第1の目盛板画像と、前記対象画像と、を重ね合わせる重ね合わせ部と、
    前記第1の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第1の基準物体を特定する特定部と、
    前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第1の基準物体の画像上サイズを測定する測定部と、
    前記第1の基準物体の画像上サイズ、前記第1の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出する算出部と、
    を備えたことを特徴とする位置情報特定装置。
  9. 前記算出部は、所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像のそれぞれについて、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出し、前記算出された2つの対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の基準物体の速度を算出することを特徴とする請求項8に記載の位置情報特定装置。
  10. 前記記憶部には、不動産である第2の既定サイズを有する第2の基準物体に関する第2の基準物体情報が更に記憶されており、
    前記特定部は、前記第2の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第2の基準物体を特定し、
    前記測定部は、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第2の基準物体の画像上サイズを測定し、
    前記算出部は、前記第2の基準物体の画像上サイズ、前記第2の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第2の基準物体までの第2の対象距離を算出し、前記所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像について算出された2つの第2の対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の撮影手段の速度を算出し、更に、前記第1の基準物体の速度から前記第1の撮影手段の速度を減算することにより、前記第1の基準物体の絶対速度を算出することを特徴とする請求項9に記載の位置情報特定装置。
  11. 前記第1の撮影手段の高さと前記第1の基準物体の高さの差と、前記算出された第1の対象距離と、に基づき、前記第1の撮影手段と前記第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の位置情報特定装置。
  12. 前記第1の撮影手段が車両に搭載されている場合、前記算出された第1の対象距離に基づき、前記車両の運転手の運転操作特性、及び、前記車両の性能変化情報の少なくとも一方を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項8から11のいずれか一項に記載の位置情報特定装置。
  13. 撮影した画像に生じる歪みに関する所定の歪み特性を有する第1の撮影手段により撮影された対象画像と、前記所定の歪み特性を有する第2の撮影手段と第1の距離をおいて対向するように配置された第1の目盛を有する第1の目盛板を前記第2の撮影手段により撮影した場合に得られる画像に相当する第1の目盛板画像と、第1の既定サイズを有する第1の基準物体に関する第1の基準物体情報と、が記憶されたコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記第1の目盛板画像と、前記対象画像と、を重ね合わせるステップと、
    前記第1の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第1の基準物体を特定するステップと、
    前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第1の基準物体の画像上サイズを測定するステップと、
    前記第1の基準物体の画像上サイズ、前記第1の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出するステップと、
    を備えたことを特徴とする位置情報特定プログラム。
  14. 前記算出するステップでは、更に、所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像のそれぞれについて、前記第1の撮影手段から前記第1の基準物体までの第1の対象距離を算出し、前記算出された2つの対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の基準物体の速度を算出することを特徴とする請求項13に記載の位置情報特定プログラム。
  15. 前記コンピュータには、不動産である第2の既定サイズを有する第2の基準物体に関する第2の基準物体情報が更に記憶されており、
    前記特定するステップでは、更に、前記第2の基準物体情報を参照して前記対象画像内の前記第2の基準物体を特定し、
    前記測定するステップでは、更に、前記第1の目盛板画像上の第1の目盛を用いて、前記特定された第2の基準物体の画像上サイズを測定し、
    前記算出するステップでは、更に、前記第2の基準物体の画像上サイズ、前記第2の既定サイズ、及び、前記第1の距離に基づき、前記第1の撮影手段から前記第2の基準物体までの第2の対象距離を算出し、前記所定の時間をおいて撮影された2枚の対象画像について算出された2つの第2の対象距離の差を前記所定の時間で除算することにより、前記第1の撮影手段の速度を算出し、前記第1の基準物体の速度から前記第1の撮影手段の速度を減算することにより、前記第1の基準物体の絶対速度を算出することを特徴とする請求項14に記載の位置情報特定プログラム。
  16. 前記第1の撮影手段の高さと前記第1の基準物体の高さの差と、前記算出された第1の対象距離と、に基づき、前記第1の撮影手段と前記第1の基準物体との間の水平面上の距離を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項13から15のいずれか一項に記載の位置情報特定プログラム。
  17. 前記第1の撮影手段が車両に搭載されている場合、前記算出された第1の対象距離に基づき、前記車両の運転手の運転操作特性、及び、前記車両の性能変化情報の少なくとも一方を算出するステップを更に備えたことを特徴とする請求項13から16のいずれか一項に記載の位置情報特定プログラム
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