JP6003074B2 - 点灯装置、プロジェクター、及び点灯方法 - Google Patents
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Description
これにより、点灯装置は、駆動周波数を共振ピーク周波数に制御するまでの時間を短縮することができる。例えば、点灯装置は、共振ピーク周波数が得られるような駆動周波数の下限値から上限値までを掃引動作(スイープ)させる場合に比較して、少ない回数の周波数の変更により共振ピーク周波数に制御することができる。
また、本発明の他の態様は、電圧変換部が、直流電圧を交流電圧に変換する電圧変換手順と、共振部が、共振回路を有し、前記電圧変換部により変換された前記交流電圧から、放電灯を点灯開始させる電圧を前記共振回路により発生させる共振手順と、共振状態検出部が、前記共振部の共振状態を検出する共振状態検出手順と、ピーク判定部が、前記共振状態検出手順により検出された前記共振状態に基づいて前記共振状態が共振ピークであるか否かを判定するピーク判定手順と、周波数制御部が、記憶部に記憶された周波数に基づいて、前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を所定の周波数間隔の複数のステップの中から選択して制御する周波数制御手順と、を有し、前記周波数制御手順において、前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、前記記憶部に記憶された周波数に制御した場合において前記共振状態が共振ピークとならなかった場合、複数ステップ変更する毎に、当該制御した周波数に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように順次変更することを特徴とする点灯方法である。
また、本発明の一態様として、点灯装置は、直流電圧を交流電圧に変換する電圧変換部と、前記電圧変換部により変換された前記交流電圧から、放電灯を点灯開始させる電圧を発生させる共振回路を有する共振部と、記憶部に記憶された周波数に基づいて、前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を制御する周波数制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明によると、周波数制御部は、記憶部に記憶された周波数に基づいて放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数を制御する。よって、本発明の点灯装置は、例えば記憶部に記憶された適切な周波数(放電灯を点灯開始させるのに適切な周波数)を用いて駆動することができるため、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
この発明によると、ピーク判定部は、共振状態検出部が検出した共振部の共振状態に基づいて、共振状態が共振ピークであるか否かを判定する。よって、本発明の点灯装置は、共振部の共振状態が共振ピーク(ピーク電圧)であるか否かを判定することができる。
この発明によると、周波数制御部は、放電灯を点灯開始させる際の共振ピーク周波数を、まず、記憶部に記憶された周波数に制御する。そして、周波数制御部は、記憶部に記憶された周波数制御した場合において共振状態が共振ピークとならなかった場合には、当該制御した周波数に対して高い周波数または低い周波数において、当該制御した周波数に対して近い周波数から遠い周波数になるように順次変更する。これにより、周波数制御部は、共振状態が共振ピークにならなかった場合、制御した周波数(記憶部に記憶された周波数)に対して近い周波数から順次変更することができる。そのため、周波数制御部は、少ない回数の周波数の変更により共振ピーク周波数に制御することができる。よって、本発明の点灯装置は、共振電圧が生じる周波数の下限値から上限値の範囲において、駆動周波数の掃引動作(スイープ)を毎回実行する場合に比較して、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
この発明によると、周波数制御部は、放電灯を点灯開始させる際の共振ピーク周波数を、まず、直前に放電灯を点灯開始させた際の共振ピーク周波数に制御記憶部に記憶された周波数に制御する。そして、周波数制御部は、記憶部に記憶された周波数制御した場合において共振状態が共振ピークとならなかった場合には、当該制御した周波数に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように順次変更する。これにより、周波数制御部は、共振状態が共振ピークにならなかった場合、例えば、制御した周波数(記憶部に記憶された周波数)に対して近い周波数から順次、高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように変更することができる。そのため、周波数制御部は、少ない回数の周波数の変更により共振ピーク周波数に制御することができる。よって、本発明の点灯装置は、共振電圧が生じる周波数の下限値から上限値の範囲において、駆動周波数の掃引動作(スイープ)を毎回実行する場合に比較して、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
この発明によると、共振状態検出部は、共振部の共振状態を、共振部において発生した電圧および電流の何れかにより検出する。よって、本発明の点灯装置は、共振部の共振回路において生じる共振電圧または共振電流を検出することにより、共振部の共振状態を検出することができる。
この発明によると、ピーク判定部は、共振状態検出部により検出された共振部において発生した電圧を予め定められた電圧閾値と比較し、比較結果に応じて共振状態が共振ピークであるか否かを判定する。例えば、ピーク判定部は、検出された電圧が予め定められた電圧閾値より高いと判定した場合、共振状態が共振ピークであると判定する。一方、ピーク判定部は、検出された電圧が予め定められた電圧閾値以下であると判定した場合、共振状態が共振ピークではないと判定する。よって、本発明の点灯装置は、共振部の共振電圧を検出した結果に基づいて、共振部の共振状態が共振ピーク(ピーク電圧)であるか否かを判定することができる。
この発明によると、ピーク判定部は、共振状態検出部により検出された共振部において発生した電流を予め定められた電流閾値と比較し、比較結果に応じて共振状態が共振ピークであるか否かを判定する。例えば、ピーク判定部は、検出された電流が予め定められた電流閾値より高いと判定した場合、共振状態が共振ピークであると判定する。一方、ピーク判定部は、検出された電流が予め定められた電流閾値以下であると判定した場合、共振状態が共振ピークではないと判定する。よって、本発明の点灯装置は、共振部の共振電流を検出した結果に基づいて、共振部の共振状態が共振ピーク(ピーク電流)であるか否かを判定することができる。
この発明によると、周波数制御部は、放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数を、ピーク判定部が共振ピークであると判定して記憶部に記憶させた共振ピーク周波数に制御する。よって、本発明の点灯装置は、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
この発明によると、周波数制御部は、放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数を、直前に放電灯を点灯開始させた際の共振ピーク周波数に制御する。よって、本発明の点灯装置は、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
この発明によると、出荷前の調整において、放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数が、初期値として記憶部に記憶される。周波数制御部は、初めて放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数を、この初期値に制御する。これにより、本発明の点灯装置は、製品出荷後、初めて放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数を、出荷前調整における共振ピーク周波数に制御することができる。よって、本発明の点灯装置は、製品出荷後、初めて放電灯を点灯開始させる際であっても、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
この発明によると、共振部は、電圧変換部から供給された交流電圧を、LC直列共振回路による共振現象を用いて、放電灯を点灯開始させる電圧を発生させる。よって、本発明の点灯装置は、簡易な構成であるLC直列共振回路による共振現象を用いて、放電灯を点灯開始させる電圧を発生させることができる。
この発明によると、プロジェクターは、上述の点灯装置を備えているため、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
共振部が、共振回路を有し、前記電圧変換部により変換された前記交流電圧から、放電灯を点灯開始させる電圧を前記共振回路により発生させる共振手順と、周波数制御部が、記憶部に記憶された周波数に基づいて、前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を制御する周波数制御手順と、を有することを特徴とする。
この発明によると、周波数制御部が、放電灯を点灯開始させる際の交流電圧の周波数を、ピーク判定手順において共振ピークであると判定して記憶部に記憶させた共振ピーク周波数に制御する周波数制御手順を実行する。よって、本発明の点灯方法によれば、放電灯を点灯させる制御を開始してから放電灯が点灯するまでの時間を短縮することができる。
まず、本発明の実施形態に係る点灯装置52を備えているプロジェクター1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を示す模式図である。
図1において、プロジェクター1は、内部に設けられた光源から出射された光束を変調して、画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射するものである。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装筐体2、投射光学装置3及び画像形成装置4を備えている。この他、プロジェクター1は、当該プロジェクター1内部を冷却する冷却ファン等で構成される冷却ユニット91、商用交流電流を変換した直流電流をプロジェクター1内部の各構成部材に供給する電源ユニット92、及び、プロジェクター1全体を制御する制御ユニット93等を備えている。
外装筐体2は、合成樹脂又は金属により全体略直方体状に形成された筐体であり、前述の各装置3,4及び各ユニット91〜93等を内部に収納する。投射光学装置3は、後述する画像形成装置4にて形成された画像を被投射面上に結像させるとともに、当該画像を拡大投射する。この投射光学装置3は、図示を省略するが、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
画像形成装置4は、前述の制御ユニット93による制御の下、画像情報に応じた画像を形成する光学装置である。この画像形成装置4は、照明装置5、照明光学装置41、色分離光学装置42、リレー光学装置43及び電気光学装置44を備え、これらを内部に設定された照明光軸A上の所定位置に収納配置するほか、投射光学装置3を支持する光学部品用筐体45を備えている。
照明光学装置41は、一対のレンズアレイ411,412、偏光変換素子413及び重畳レンズ414を備えている。色分離光学装置42は、ダイクロイックミラー421,422及び反射ミラー423を備えている。リレー光学装置43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433、及び反射ミラー432,434を備える。電気光学装置44は、フィールドレンズ441と、光変調装置としての3つの液晶パネル442(赤色光用、緑色光用、及び青色光用の液晶パネルを、それぞれ442R,442G,442Bとする)と、それぞれ3つの入射側偏光板443、視野角補償板444及び出射側偏光板445と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム446とを備えている。
図2は、本実施形態に係る点灯装置52の概略構成の一例を示す図である。点灯装置52は、図2に示すように、前述の電源ユニット92から供給される直流電圧を交流電圧に変換して放電灯511の電極E(E1,E2)に出力し、放電灯511を点灯させる駆動部7と、前述の制御ユニット93の制御下で駆動部7を制御する制御部6と、を備えている。
駆動部7は、入力された直流電圧を降圧する降圧部71、直流電圧から交流電圧に変換する電圧変換部72、共振回路を有する共振部73、及び電圧検出部74(共振状態検出部)を備えている。
降圧部71は、ダウンコンバーター回路(例えばダウンチョッパー回路)を含んで構成されており、制御部6による制御により、電源ユニット92に接続される直流電源から入力される直流電圧(例えば、略380V)を、放電灯511の点灯に適した電圧(例えば、略50V〜150V)に降下させる。
制御部6は、前述のように、駆動部7の駆動を制御し、ひいては、放電灯511の点灯を制御する。この制御部6は、周波数制御部61、ピーク判定部62、及び記憶部63を備えている。
次に、放電灯511を点灯開始させる際の駆動周波数の制御について説明する。
点灯装置52は、放電灯511を点灯開始させる際には、その駆動周波数を決定するために、共振部73において共振現象が生じる(ピークを判別できる)ものの、放電灯511の点灯には至らない程度の電圧(例えば、略20〜30V程度)を共振部73に印加して駆動する。そして、点灯装置52は、この駆動によって共振部73において生じた共振電圧(ピーク電圧)に基づいて駆動周波数を決定した後に、決定した駆動周波数を用いて、放電灯511を点灯開始させるのに十分な電圧(例えば、略100〜150V)を共振部73に印加して駆動する。これにより、点灯装置52は、共振部73において共振現象により生じた電圧(例えば、数kV)を放電灯511に印加する(放電灯511を点灯開始させる)。
次に、図3を参照して、放電灯511を点灯開始させる際の駆動周波数制御の処理について説明する。
図3は、放電灯511を点灯開始させる際の駆動周波数制御の一例を説明する図である。図3(a)は、横軸が周波数f、縦軸が電圧Vであって、電圧変換部72の駆動周波数fsに対する、共振部73において発生する電圧(共振電圧、すなわち放電灯511の電極Eに印加する電圧)Vの交流波形を示す概念図である。また、図3(b)は、図3(a)の電圧Vの波形を実効電圧Vrの波形として示す概念図である。以下の説明において、この共振部73において発生する電圧の実効電圧Vrを、共振電圧Vrと称する。
次に、前回(直前)の共振ピーク周波数において共振電圧Vrのピーク電圧が得られない場合の駆動周波数制御の処理について説明する。
再び放電灯511を点灯開始させる場合、周波数制御部61が、前回(直前)、放電灯511を点灯させた駆動周波数に制御したとしても、共振電圧Vrがピーク電圧にならない場合がある。これは、点灯装置52を構成する各部品の特性のバラツキ、環境変化、経時変化等によるものである。しかし、この場合であっても、共振周波数(共振ピーク周波数)が極端に変動することは少なく、前回(直前)、放電灯511を点灯させた駆動周波数に近い周波数において共振電圧Vrがピーク電圧となる可能性が高い。
この場合、周波数制御部61は、駆動周波数fs(0)に対して近い周波数であるfs(1)又はfs(−1)から順に遠い周波数になるように順次変更する。また、周波数制御部61は、駆動周波数fs(0)に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように順次変更する。例えば、周波数制御部61は、駆動周波数fs(0)、fs(1)、fs(−1)、fs(2)、fs(−2)、・・・の順に変更する。
これにより、周波数制御部61は、共振電圧Vrがピーク電圧にならなかった場合、直前の共振ピーク周波数に対して近い周波数から順次、高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように変更することができる。そのため、周波数制御部61は、共振ピーク周波数が得られるような駆動周波数の下限値から上限値までを掃引動作(スイープ)させる場合に比較して、少ない回数の周波数の変更により共振ピーク周波数に制御することができる。よって、図4に示す駆動周波数制御の処理によれば、周波数制御部61は、駆動周波数を共振ピーク周波数に制御するまでの時間を短縮することができる。
次に、前回(直前)の共振ピーク周波数において共振電圧Vrのピーク電圧が得られない場合の駆動周波数制御の処理について、図4に示す例とは異なる例を説明する。
なお、周波数制御部61が、図4、図5に示すように駆動周波数fs(0)に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように駆動周波数を順次変更する場合の制御は、1STEP変更する毎に高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように変更する制御に限られるものではない。例えば、周波数制御部61は、複数STEP変更する毎に駆動周波数fs(0)に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように変更する制御としてもよい。
よって、図6に示す駆動周波数制御の処理によれば、周波数制御部61は、駆動周波数を共振ピーク周波数に制御するまでの時間をさらに短縮することも可能である。
次に、図7を参照して、駆動周波数制御の処理の動作について説明する。
図7は、放電灯511を点灯開始させる際の駆動周波数制御の処理の第1例を示すフローチャートである。この図7は、図3および図4を用いて説明したように、放電灯511を点灯開始させる際に、まず記憶部63に記憶されている前回の共振ピーク周波数を駆動周波数に制御するとともに、ピーク電圧が得られない場合には、前回の共振ピーク周波数に近い周波数から遠い周波数となるように、且つ、この共振ピーク周波数に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように、駆動周波数を順次変更する処理の動作を示している。
次に、図8を参照して、図7に示す処理とは異なる駆動周波数制御の処理の動作について説明する。
図3〜7を用いて説明した駆動周波数制御の処理は、前回(直前)の共振ピーク周波数において共振電圧Vrのピーク電圧が得られない場合に、予め設定された順序に従って順次駆動周波数を変更する処理であったが、共振部73の共振状態に応じて、駆動周波数を変更する処理としてもよい。
なお、以下の説明において、共振部73において発生する電流(共振電流)を共振電流Irと称し、前回(直前)の共振ピーク周波数を周期Ts、周期Tsで駆動したときの共振電流の値を共振電流値Ir(0)とする。
例えば、ステップS40において、共振電流値Ir(+1)が共振電流値Ir(+2)以下であると判定された場合、すなわち、駆動周期を「周期Ts+t」から「周期Ts+2×t」に変更することにより共振電流Irの値が増加した場合、周波数制御部61は、ステップS37に処理を戻し、駆動周期を「周期Ts+3×t」に変更する。
例えば、ステップS49において、共振電流値Ir(−1)が共振電流値Ir(−2)以下であると判定された場合、すなわち、駆動周期を「周期Ts−t」から「周期Ts−2×t」に変更することにより共振電流Irの値が増加した場合、周波数制御部61は、ステップS46に処理を戻し、駆動周期を「周期Ts−3×t」に変更する。
なお、点灯装置52が初めて放電灯511を点灯開始させる制御を行う場合には、前回の共振ピーク周波数が記憶部63に記憶されていない。そのため、点灯装置52を備えた機器(例えばプロジェクター1)が出荷される前に行われる調整において、点灯装置52が、放電灯511を点灯開始させる制御を実行し、この出荷前の調整において得られた共振ピーク周波数が記憶部63に記憶されてもよい。例えば、点灯装置52は、調整用の治具からの制御コマンドに応じて駆動周波数制御(例えば駆動周波数の掃引動作)を実行し、共振ピーク周波数を記憶部63に記憶してもよい。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Claims (11)
- 直流電圧を交流電圧に変換する電圧変換部と、
前記電圧変換部により変換された前記交流電圧から、放電灯を点灯開始させる電圧を発生させる共振回路を有する共振部と、
前記共振部の共振状態を検出する共振状態検出部と、
前記共振状態検出部により検出された前記共振状態に基づいて前記共振状態が共振ピークであるか否かを判定するピーク判定部と、
記憶部に記憶された周波数に基づいて、前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を所定の周波数間隔の複数のステップの中から選択して制御する周波数制御部と、
を備え、
前記周波数制御部は、
前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、前記記憶部に記憶された周波数に制御した場合において前記共振状態が共振ピークとならなかった場合、複数ステップ変更する毎に、当該制御した周波数に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように順次変更する
ことを特徴とする点灯装置。 - 前記周波数制御部は、
前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、前記記憶部に記憶された周波数に制御した場合において前記共振状態が共振ピークとならなかった場合、当該制御した周波数に対して高い周波数または低い周波数において、当該制御した周波数に対して近い周波数から遠い周波数になるように順次変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の点灯装置。 - 前記共振状態検出部は、
前記共振状態として、前記共振部において発生した電圧および電流の何れかを検出する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の点灯装置。 - 前記ピーク判定部は、
前記共振状態検出部により検出された電圧が予め定められた電圧閾値より高いか否かを判定するとともに、前記検出された電圧が前記予め定められた電圧閾値より高いと判定した場合、前記共振状態が共振ピークであると判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の点灯装置。 - 前記ピーク判定部は、
前記共振状態検出部により検出された電流が予め定められた電流閾値より大きいか否かを判定するとともに、前記検出された電流が前記予め定められた電流閾値より大きいと判定した場合、前記共振状態が共振ピークであると判定する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の点灯装置。 - 前記ピーク判定部は、
前記共振状態が共振ピークであると判定した際に前記周波数制御部が制御していた前記交流電圧の周波数を、共振ピーク周波数として前記記憶部に記憶させ、
前記周波数制御部は、
前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、前記記憶部に記憶された前記共振ピーク周波数に制御する
ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の点灯装置。 - 前記周波数制御部は、
前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、直前に前記放電灯を点灯開始させた際の前記共振ピーク周波数に制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の点灯装置。 - 前記記憶部には、出荷前の調整において前記共振状態が共振ピークとなった前記交流電圧の周波数である出荷調整時共振ピーク周波数が記憶されており、
前記周波数制御部は、
前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、前記記憶部に記憶されている前記出荷調整時共振ピーク周波数に制御する
ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の点灯装置。 - 前記共振部は、
前記共振回路として、インダクター(L)とコンデンサー(C)とを含むLC直列共振回路、
を備え、
前記周波数制御部の制御により前記電圧変換部において生成された前記交流電圧から、前記LC直列共振回路により前記放電灯を点灯開始させる電圧を発生させる
ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の点灯装置。 - 請求項1に記載の点灯装置を備える
ことを特徴とするプロジェクター。 - 電圧変換部が、直流電圧を交流電圧に変換する電圧変換手順と、
共振部が、共振回路を有し、前記電圧変換部により変換された前記交流電圧から、放電灯を点灯開始させる電圧を前記共振回路により発生させる共振手順と、
共振状態検出部が、前記共振部の共振状態を検出する共振状態検出手順と、
ピーク判定部が、前記共振状態検出手順により検出された前記共振状態に基づいて前記共振状態が共振ピークであるか否かを判定するピーク判定手順と、
周波数制御部が、記憶部に記憶された周波数に基づいて、前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を所定の周波数間隔の複数のステップの中から選択して制御する周波数制御手順と、
を有し、
前記周波数制御手順において、
前記放電灯を点灯開始させる際の前記交流電圧の周波数を、前記記憶部に記憶された周波数に制御した場合において前記共振状態が共振ピークとならなかった場合、複数ステップ変更する毎に、当該制御した周波数に対して高い周波数と低い周波数とを交互に繰り返えすように順次変更する
ことを特徴とする点灯方法。
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