JP6002428B2 - 荷電粒子線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子ビーム等の荷電粒子線を用いて検査・計測等を行う荷電粒子線装置に関する。
荷電粒子線の一つである電子ビームを用いた試料の観察・検査・計測に用いられる走査電子顕微鏡(SEM)は、電子源から放出された電子を加速し、静電レンズや電磁レンズによって試料表面上に収束させて照射する。これを1次電子と呼んでいる。1次電子の入射によって試料からは2次電子(低エネルギーの電子を2次電子、高エネルギーの電子を反射電子と分けて呼ぶ場合もある。)。これら2次電子を、電子ビームを偏向して走査しながら検出することで、試料上の微細パターンや組成分布の走査画像を得ることができる。また、試料に吸収される電子を検出することで、吸収電流像を形成することも可能である。
従来の電子ビームの偏向方法は、例えば特許文献1や2に開示されている。これらの特許文献では電磁偏向器の場と電磁レンズの場をオーバーラップさせることで電子ビームの偏向により生じる偏向収差を低減することを目指している。
特開2004−134379号公報 特表2003−521096号公報
走査電子顕微鏡において望ましいとされる機能として、電子ビームの分解能の大幅な低下を招くことなく広い視野の走査を行えることが挙げられる。半導体の微細化が進むに従いレジストパターンの2次元高速検査が必要となってきており、検査領域の拡大やシュリンクの低減などに広い視野の走査が必要となって来ている。
そこで、発明者らは従来の偏向方法で広い視野の走査を行った場合の問題点の有無について検討した。特許文献1では電磁レンズの磁場と電磁偏向器の磁場がオーバーラップしているものの、電磁偏向器は電磁レンズの開口より大きく、しかも電子ビーム側(レンズコイルとは反対側)に位置している。このため、電子ビームの通過する軸上において上下方向に大きく偏向場の分布を持つことになり、場のオーバーラップの割合が小さくなっていること、特許文献2においても電磁レンズ周辺の磁性体構造に囲まれており、電磁レンズの場とオーバーラップした電磁偏向器を有しているが、電磁レンズの開口位置と一致せず、オーバーラップの割合が制限されていることが分かった。
このため、これら従来技術で広い視野の走査を行った場合には、偏向コマ収差を充分に軽減できる効果が得難いことが危惧された。また、軸上分解能を向上させるためには更に静電レンズ場が必要であり、電磁偏向器の位置が静電レンズ場と重なることによる静電レンズ場の乱れが、レンズ性能を劣化させてしまう恐れのあることが分かった。
本発明の目的は、広い視野の走査を行うような場合であっても、偏向コマ収差を低減することが可能な荷電粒子線装置を提供することにある。
上記目的を達成するための一実施形態として、荷電粒子源と、前記荷電粒子源から放出された荷電粒子線を偏向する上段偏向器と、前記上段偏向器で偏向された前記荷電粒子線を試料上に照射する電磁型対物レンズと、前記試料を載せるステージとを備えた荷電粒子線装置において、前記電磁型対物レンズは、複数の磁路と前記複数の磁路で囲われた対物レンズコイルと、前記複数の磁路により構成され前記試料に対向するように配置される開口と、前記開口の端部よりも前記対物レンズコイル側に配置されたレンズ内偏向器とを有することを特徴とする荷電粒子線装置とする。
また、荷電粒子源と、上段偏向器と、電磁型対物レンズと、試料を載せるステージとが、前記荷電粒子源から放出された荷電粒子線の進行方向に沿うように順次配置された荷電粒子線装置において、前記電磁型対物レンズは、上磁路及び下磁路と、前記上磁路及び下磁路で囲われた対物レンズコイルと、前記上磁路及び下磁路により構成され前記試料に対向するように配置される開口と、トロイダルコイルを備え前記開口の端部よりも前記対物レンズコイル側に配置されたレンズ内偏向器とを有することを特徴とする荷電粒子線装置とする。
本発明によれば、広い視野の走査を行うような場合であっても、偏向コマ収差を低減することが可能な荷電粒子線装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係る荷電粒子線装置(走査電子顕微鏡)の全体概略構成図である。 本発明の第1の実施例に係る走査電子顕微鏡における第3偏向器の上面図である。 本発明の第1の実施例に係る走査電子顕微鏡における対物光学系を説明するための要部拡大断面図である。 本発明の第1の実施例に係る走査電子顕微鏡を調整する際の手順の1例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係る走査電子顕微鏡のユーザーインターフェイス画面に表示される項目の1例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る荷電粒子線装置(走査電子顕微鏡)における対物光学系を説明するための要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施例に係る走査電子顕微鏡における第3静電偏向器の上面図である。 本発明の第3の実施例に係る荷電粒子線装置(走査電子顕微鏡)における対物光学系を説明するための要部拡大断面図である。 本発明の第3の実施例に係る走査電子顕微鏡における第3偏向器の上面図である。 本発明の第1の実施例に係る走査電子顕微鏡における偏向コマ収差の従来装置との比較図である。
発明者等は上記目的を達成するための技術について検討した結果、当初有効性が疑わしいと思われた構成であるものの、上磁路と下磁路とで囲われた空間を有する対物レンズの内部に偏向器(レンズ内偏向器)を設けることにより、偏向コマ収差を低減できることを見出した。特に、対物レンズの試料側に対向した開口端よりも対物レンズコイル側(対物電磁レンズの磁路内)にレンズ内偏向器を設置することが有効である。なお、ここで“対向”とは開口端が試料側に向いていれば良く開口端面と試料表面とがある角度を有してもよい。但し、これらの面が互いに平行であることが望ましい。更に、対物レンズの上段に他の偏向器を設置し、複数の偏向器を連動させることが効果的である。これにより、効率的で副作用(レンズ性能劣化等)の少ない偏向コマ収差の低減が可能となる。
以下、実施例を用いて詳細に説明する。
本発明の第1の実施例について、図1〜図5、図10を用いて説明する。
図1に本実施例1に係る走査電子顕微鏡の全体概略構成図を示す。電子銃101から放出された1次電子116は第1コンデンサレンズ103と第2コンデンサレンズ105と、対物レンズ上磁路110、対物レンズ下磁路111、対物レンズコイル112より構成される対物レンズにより試料上に結像される。対物レンズ上磁路には正電圧を、試料114には負電圧が印加されており、ここで静電レンズが形成されているため、対物レンズは磁場電場重畳レンズとなっている。またレンズの開口400は試料側に向いており、セミインレンズ型と呼ばれるレンズ構造となっている。但し、対物レンズの開口が試料側に向いていればよく、必ずしもセミインレンズ型に限らない。試料114から放出される2次電子117(低速電子を2次電子、高速電子を反射電子と分類する場合もあるがここでは2次電子に表記を統一した。)は中間にある検出器121により検出される。試料上の1次電子は第1走査偏向器106と第2走査偏向器108により2次元に走査され、結果として2次元画像を得ることが出来る。この2次元画像の中心位置は第1偏向器107と第2偏向器109により規定される。本実施例では、第1および第2走査偏向器は静電偏向器、第1および第2偏向器は電磁偏向器である。2次元画像は表示装置147に表示される。
なお、符号115はステージ、符号131は電子銃制御部、符号133は第1コンデンサレンズ部、符号135は第2コンデンサレンズ部、符号137は第1走査偏向器制御部、符号139は第2走査偏向制御部、符号138は第1偏向器制御部、符号140は第2偏向器制御部、符号141はブースター電圧制御部、符号142は対物レンズ制御部、符号144は試料電圧制御部、符号136は検出系制御部、符号102は第1アライナー、符号132は第1アライナー制御部、符号104は第2アライナー、符号134は第2アライナー制御部、符号118は焦点補正器、符号148は焦点補正器制御部、符号119は非点補正器、符号149は非点補正器制御部、符号120は偏向色収差補正器、符号150は偏向色収差補正器制御部、符号145は記録装置、符号146は装置全体の制御演算装置を示す。なお、同一符号は原則として同一構成要素を示す。
また、対物レンズの磁路の内(磁路の開口より対物レンズコイル側)には第3偏向器(レンズ内偏向器)113が配置されている。符号143は第3偏向器制御部を示す。第3偏向器周辺の上面図を図2に示す。第3偏向器113はリング状のフェライトコア202にトロイダルコイル205を巻いたトロイダル型の偏向器である。符号201は対物レンズ下磁路の外周、符号204は対物レンズ下磁路の内周、符号207は対物レンズ上磁路の外周、符号203は対物レンズ上磁路の内周を示す。本実施例では第1および第2偏向器107、109に第3偏向器を加えて連動制御することにより、偏向コマ収差を低減している。なお、対物レンズ外の偏向器は2つに限定されるものではない。第3偏向器(レンズ内偏向器)を対物レンズの磁路の内に配置することで、第3偏向器による軸上での電子の収束作用への影響を実質的に無視することが出来るので、第3偏向器による軸上分解能の劣化はない。また、対物レンズの磁路の内に偏向器を配置することで、偏向レンズ磁場の分布がレンズの磁路開口400に集中し、レンズ磁場と偏向磁場の位置の重なりを大きくすることが可能となり、結果として偏向器のインレンズ効果を大きく出来ることが期待できる。また本構造では、対物レンズ上磁路110と試料114との間の電位差により形成される静電レンズ場を乱すことがないので、静電レンズの使用が可能となる。本構造で静電レンズ有無での軸上分解能はそれぞれ、1.8nmと5.2nmであった。
有芯のトロイダル型偏向器を用いることは以下の2点で有効である。まず、磁性体であるフェライトを用いることで偏向感度を増大させて、レンズ磁路のシールド効果による偏向感度の低減を補うことが出来る。また、磁性体には回転方向に凹凸構造がなく平坦であり、回転対称形であるために、レンズ磁場への非対称な影響を与えることはない。なお、“平坦”とは、意図的に形成された凹凸を有さない構造を含む。これらのことにより、軸上のレンズ性能に悪影響を与えることなく充分な偏向感度を得ることが出来るので、結果として偏向コマ収差補正が可能となる。図2に示すように第3偏向器を対物レンズの磁路内に配置するために、第3偏向器の径はレンズ磁場を形成する上磁路と下磁路の内周203、204の径より大きく、上磁路と下磁路の外周207、201の径より小さくしている。これにより、レンズ磁路の開口400より対物レンズコイル側に電磁偏向器を配置することを可能としている。
図3には対物レンズ300部分の詳細を示しており、フェライトシールド302、303と高さ検出用光路301が記載されている。対物レンズ上磁路110と対物レンズ下磁路111とで囲われる空間内(対物レンズ磁路内)に電磁偏向器113を配置する際の課題の1つとして偏向器113の応答速度がある。電磁偏向器113の磁場が直接レンズ磁路110、111と相互作用すると渦電流により応答速度が遅くなってしまう。一般的にレンズ磁路110、111には透磁率の高いパーマロイや純鉄を用いるために渦電流が生じやすい。従って本実施例ではレンズ磁路110、111と磁路内偏向器113の間にフェライトによるシールド302、303を設けている。フェライトは電気伝導がなく渦電流を生じないために、高速の応答が期待できる。フェライトのシールド302、303はレンズ磁場に影響を与えないように、レンズ磁路110、111より外に出ないように配置されている。また、パーマロイとの磁気結合を避けるために、パーマロイと間隙を設けて設置されている。なお、フェライトシールドは磁路内壁全面に対向して配置することが望ましいが、一部だけ設けても渦電流低減の効果を得ることができる。
対物レンズ磁路内に電磁偏向器113を配置する際のもう1つの課題として高さ検出用光路301が挙げられる。対物レンズ300が試料114に近い場合、高さ検出用光路301は対物レンズ300の開口400を通過する場合が多い。従って、本実施例でのレンズ内偏向器113がこの光路を遮らないように、対物レンズコイル112と電磁偏向器113の間に光路を設けている。したがって、レンズ内偏向器113は対物レンズ300の磁路と光路に挟まれた領域に配置することとなる。
次に、図4を用いて本実施例に係る走査電子顕微鏡の調整方法を説明する。調整開始(S401)、初期値設定(S402)を行う。まず、各偏向器のX、Y方向のそれぞれの強度の初期値を設定する。ここで設定する初期値とは試料上での偏向量あたりの電流量に対応するパラメータである。次に、第1および第2偏向器107、109により偏向した際、電子ビーム(1次電子)116が試料114へ垂直入射するための条件を求めた(S403)。先の初期値のもとでの試料上での偏向を行い、入射角度を計測する。入射角度が規定値よりも大きければ第1偏向器と第2偏向器のX、Y方向それぞれの偏向量あたりの電流量に対応するパラメータを調整し、入射角を補正してする。次に第3偏向器113を用いて偏向コマ収差を低減する条件の軌道を求めた(S404)。即ち、偏向時のコマ収差を求めて、第3偏向器のX、Y方向それぞれの偏向量あたりの電流量に対応するパラメータの調整を行い、偏向コマ収差を補正する。次に電子ビーム116の入射角度を計測する(S405)。垂直入射から軌道がずれている場合には、再びステップS403に戻り、第1および第2偏向器107、109を用いて垂直入射を実現する。このループ(ステップS403〜ステップS405)を繰り返すことで最終的に、垂直入射と偏向コマ収差の低減の双方を満足する値に抑える条件を得ることが出来る。装置使用時にはこれら3つの偏向器のパラメータに従って、それぞれの偏向器に同時に電流を流すことで3つの偏向器の連動動作を行うことになる。
このことはレンズの磁路の内に設置された偏向器を含む3つの偏向器113、107、109を連動させることで可能となったものである。このことは2つの偏向器107、109若しくは対物レンズ300と離れた領域にある3つの偏向器では実現することが出来ない。
更に、本実施例の装置には偏向色収差補正器120、焦点補正器118、非点補正器119が設けられており(図1参照)、偏向により生じる偏向コマ収差以外に分解能を劣化させるこれら3つの収差の補正が可能である。図4のフローチャートではこれらの補正器を用いるために、偏向色収差の補正(S406)、像面湾曲の補正(S407)、非点収差の補正(S408)を行うためのパラメータ(偏向量あたりの補正器の駆動電流や駆動電圧に対応する量)を決定し、全体の調整が終了する。
次に、図5を用いて走査電子顕微鏡のユーザーインターフェイス画面に表示される項目の例について説明する。図5にこの装置を使用する際のユーザーインターフェイスを示す。各補正項目は選択可能となっており、本実施例では焦点、非点、偏向色、偏向コマ収差の補正可能な全ての収差の補正を行うように選択されている。
上記で説明した走査電子顕微鏡を用いて偏向コマ収差の補正を行った。図10に第3偏向器(レンズ内偏向器)の作動の有無での偏向コマ収差の大きさの比較を示す。この結果、3つの偏向器と3つの補正器を連動して作動させることにより、30μm角偏向という大きな視野において分解能劣化の実質的な解消と垂直入射を実現することが出来た。本実施例に係る装置を用いることにより正確な観察画像が得られ、高精度な検査や計測を行うことができる。
以上、本実施例によれば、レンズ内偏向器を備えることにより広い視野の走査を行うような場合であっても、偏向コマ収差を低減することが可能な荷電粒子線装置を提供することができる。また、偏向色収差、像面湾曲、非点収差も併せて補正することにより、分解能劣化の実質的な解消を実現することができる。
本発明の第2の実施例について、図6と図7を用いて説明する。なお、実施例1に記載され本実施例に未記載の事項は特段の事情が無い限り本実施例にも適用することができる。
図6は本実施例に係る走査電子顕微鏡における対物光学系を説明するための要部拡大断面図である。なお、装置の全体概略構成は図1に示すものと同様である。本実施例では、第3偏向器(レンズ内偏向器)として対物レンズ300の磁路内に8極の静電偏向器601を設けている。静電偏向器601の利点は渦電流による応答遅れを避けられることにある。
図7に本実施例に係る走査電子顕微鏡における第3偏向器の上面図を示す。静電偏向器601の径はレンズ磁場を形成する上磁路と下磁路の内周203、204の径より大きく、上磁路と下磁路の外周207、201の径より小さくしている。静電偏向器601の場合にもレンズの磁路が導体のパーマロイであるために、静電偏向場をシールドする効果がある。これにより偏向場は実施例1と同様にレンズ磁場と重なり合うことになる。本実施例でも上磁路110には正電圧を、試料114には負電圧を印加しており、試料上には静電レンズが形成されている。従って、静電偏向器601の平均電圧はこの静電レンズに影響を与えないように調整することが有効であり、上磁路電圧以下で下磁路電圧以上に調整する。本実施例では下磁路111に近い電圧に設定している。
この結果、上段の2つの電磁偏向器107、109と合わせた3つの偏向器と3つの補正器を連動して作動させることにより、30μm角偏向という大きな視野において分解能劣化の実質的な解消と垂直入射を実現することが出来た。本実施例に係る装置を用いることにより正確な観察画像が得られ、高精度な検査や計測を行うことができる。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、レンズ内偏向器を静電偏向器とすることにより、フェライトシールドを省略することができ、装置の簡略化を図ることができる。
本発明の第3の実施例について、図8と図9を用いて説明する。なお、実施例1や2に記載され本実施例に未記載の事項は特段の事情が無い限り本実施例にも適用することができる。
図8は本実施例に係る走査電子顕微鏡における対物光学系を説明するための要部拡大断面図である。なお、装置の全体概略構成は図1に示すものと同様である。本実施例では電磁レンズ(対物レンズ)の上磁路110の外側に電磁偏向器である第3偏向器(レンズ内偏向器)801を配置している。符号902は第3偏向器のフェライトコア、符号905はトロイダルコイルを示す。本実施例においても、レンズ内偏向器は対物レンズ300の試料114側に向いた開口端よりも対物レンズコイル側に設置されている。図9は第3偏向器の上面図である。第3偏向器801は有芯のトロイダル型偏向器であり、その径はレンズ磁場を形成する上磁路の内周203の径より大きく、下磁路の内周204の径や上磁路と下磁路の外周207、201の径より小さくしている。本実施例では第3偏向器801の径が下磁路の内周294の径より小さいために、レンズ磁路のシールド効果は低下している。しかし、1次電子に重要な試料上方領域では上磁路110によるシールド効果のみでも、充分なレンズ場と偏向場の重ね合わせ効果を得ることが出来る。また、第3偏向器の磁性体がレンズ磁場の分布形成に影響を与えることになるが、トロイダル型偏向器であれば磁性体は回転対称であるため、軸上分解能を低下させる非対称場は生じないことになる。実施例1と同様に対物レンズ上段の2段偏向器107、109と連動させることにより偏向コマ収差の低減が可能となり、焦点、非点、偏向色収差の補正も連動させることにより、30μm角偏向という大きな視野において分解能劣化を回避することが出来た。本実施例に係る装置を用いることにより正確な観察画像が得られ、高精度な検査や計測を行うことができる。
以上本実施例によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、フェライトシールドを省略することができる。
なお、上記実施例では電子ビームを用いた装置について説明を行ったが、イオンビームを用いることもできる。その際の第3偏向器としては静電偏向器が望ましい。これによりイオンビームであっても大きく偏向することができる。又本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101…電子銃、102…第1アライナー、103…第1コンデンサレンズ、104…第2アライナー、105…第2コンデンサレンズ、106…第1走査偏向器、107…第1偏向器、108…第2走査偏向器、109…第2偏向器、110…対物レンズ上磁路、111…対物レンズ下磁路、112…対物レンズコイル、113…第3偏向器、114…試料、115…ステージ、116…1次電子、117…2次電子、118…焦点補正器、119…非点補正器、120…偏向色収差補正器、121…検出器、131…電子銃制御部、132…第1アライナー制御部、133…第1コンデンサレンズ制御部、134…第2アライナー制御部、135…第2コンデンサレンズ制御部、136…検出系制御部、137…第1走査偏向器制御部、138…第1偏向器制御部、139…第2走査偏向器制御部、140…第2偏向器制御部、141…ブースター電圧制御部、142…対物レンズ制御部、143…第3偏向器制御部、144…試料電圧制御部、145…記録装置、146…装置全体の制御演算装置、147…表示装置、148…焦点補正器制御部、149…非点補正器制御部、150…偏向色収差補正器制御部、201…対物レンズ下磁路の外周、202…第3偏向器のフェライトコア、203…対物レンズ上磁路の内周、204…対物レンズ下磁路の内周、205…トロイダルコイル、207…対物レンズ上磁路の外周、300…対物レンズ、301…高さ検出用光路、302…上磁路フェライトシールド、303…下磁路フェライトシールド、400…対物レンズの開口、601…第3静電偏向器、801…第3偏向器、902…第3偏向器のフェライトコア、905…トロイダルコイル。

Claims (11)

  1. 荷電粒子源と、前記荷電粒子源から放出された荷電粒子線を偏向する上段偏向器と、前記上段偏向器で偏向された前記荷電粒子線を試料上に照射する電磁型対物レンズと、前記試料を載せるステージとを備えた荷電粒子線装置において、
    前記電磁型対物レンズは、
    前記荷電粒子線の軌道を取り囲むように配置されたリング状の複数の磁路と
    前記複数の磁路で囲われた磁路内領域に配置された対物レンズコイルと、
    前記複数の磁路により構成され前記試料に対向するように配置されるリング状の開口と、
    前記複数の磁路によって囲まれた前記磁路内領域に内包され前記開口より前記対物レンズコイル側となるように前記開口の近傍に配置されたレンズ内偏向器と
    を有することを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数の磁路の1部と前記試料との間に電位差を設ける手段を更に有することを特徴とする荷電粒子線装置。
  3. 請求項2において、
    前記レンズ内偏向器は、前記試料との間で電位差が生じる前記磁路の外側に配置されていることを特徴とする荷電粒子線装置。
  4. 請求項1において、
    前記レンズ内偏向器は、予め決められた関係にもとづき前記上段偏向器と連動して制御されるものであることを特徴とする荷電粒子線装置。
  5. 請求項1において、
    前記レンズ内偏向器は、有芯のトロイダル型電磁偏向器であることを特徴とする荷電粒子線装置。
  6. 請求項1において、
    前記複数の磁路と前記レンズ内偏向器との間の少なくとも1部にフェライトシールドが配置されていることを特徴とする荷電粒子線装置。
  7. 請求項5において、
    前記有芯のトロイダル型電磁偏向器の芯として使用する磁性体の表面は、回転方向に凹凸構造がなく平坦であることを特徴とする荷電粒子線装置。
  8. 請求項1において、
    前記レンズ内偏向器は、前記複数の磁路と前記試料の高さ測定用光路との間に挟まれた領域に配置されていることを特徴とする荷電粒子線装置。
  9. 請求項1において、
    前記荷電粒子源はイオン源であり、
    前記レンズ内偏向器は、静電偏向器であることを特徴とする荷電粒子線装置。
  10. 荷電粒子源と、上段偏向器と、電磁型対物レンズと、試料を載せるステージとが、前記荷電粒子源から放出された荷電粒子線の進行方向に沿うように順次配置された荷電粒子線装置において、
    前記電磁型対物レンズは、
    前記荷電粒子線の軌道を取り囲むように配置されたリング状の上磁路及び下磁路と、
    前記上磁路及び下磁路で囲われた磁路内領域に配置された対物レンズコイルと、
    前記上磁路及び下磁路により構成され前記試料に対向するように配置されるリング状の開口と、
    トロイダルコイルを備え前記上磁路及び下磁路によって囲まれた前記磁路内領域に内包され前記開口より前記対物レンズコイル側となるように前記開口の近傍に配置されたレンズ内偏向器と
    を有することを特徴とする荷電粒子線装置。
  11. 請求項1において、
    前記電磁型対物レンズはセミインレンズ型であることを特徴とする荷電粒子線装置。
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