JP6002367B2 - 合体ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも2本のサブワイヤハーネスを組み合わせることで構成される合体ワイヤハーネスに関するものである。
近年の車両用ワイヤハーネスの多様化および複雑化に対応する技術として、複数のサブワイヤハーネスを組み合わせて1つの合体ワイヤハーネスを作る技術が提案されている。このような合体ワイヤハーネスを作る場合、サブワイヤハーネスの組み合わせを任意に選択することにより、多種類の仕様の合体ワイヤハーネスを容易に作ることができ、製品管理の合理化に貢献することができる。
この種の合体ワイヤハーネスの例が特許文献1に開示されており、図8、図9は特許文献1に記載された合体ワイヤハーネスを示している。図8は合体前のワイヤハーネス、図9は合体後のワイヤハーネスの部分拡大図である。
この合体ワイヤハーネスは、1本のサブワイヤハーネス101に第1のバンド111で固定された結束部品110の別の第2のバンド112によって、他のサブワイヤハーネス102を結束して一体化したものである。
特開2005−135874号公報
上述の従来の合体ワイヤハーネスでは、結合機能を備えた結束部品110を少なくとも1本のサブワイヤハーネス101、102に装着しておく必要があり、外部部品の装着手間がかかるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、結合機能を備えた特別な外部部品を装着しないでも、複数のサブワイヤハーネスを自由に合体させて1つのワイヤハーネスを組み立てることのできる合体ワイヤハーネスを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) それぞれ電線束の外周を覆うように樹脂成形体がモールド成形された複数本のサブワイヤハーネスのうち、一のサブワイヤハーネスの樹脂成形体と他のサブワイヤハーネスの樹脂成形体に、互いに嵌合されることで前記両樹脂成形体が結合されて両サブワイヤハーネスが一体化される凹凸嵌合部が設けられており、
前記一のサブワイヤハーネスの樹脂成形体と他のサブワイヤハーネスの樹脂成形体にそれぞれ、合体時に互いに対向する対向面が設けられており、それら対向面に、該対向面に垂直な方向の押し込み力によって互いに嵌合されるよう前記凹凸嵌合部としての凸部と凹部が設けられており、これら凸部と凹部は、互いに嵌合した状態において前記対向面に垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されており、
前記凸部と前記凹部は、前記対向面の縁部から離間して設けられており、
前記対向面が前記電線束の延在方向に沿って形成されており、それら対向面に、前記凸部と凹部が前記電線束の延在方向に沿って複数並べて配列されており、
前記複数の凸部には、第1の凸部と、前記第1の凸部より小さい第2の凸部とが含まれ、前記第1の凸部と前記第2の凸部とが、前記延在方向に沿って所定の順番で配列されており、
前記複数の凹部には、前記第1の凸部に対応する第1の凹部と、前記第2の凸部に対応する前記第1の凹部より小さい第2の凹部とが含まれ、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが、前記第1の凹部が前記第1の凸部と嵌合し且つ前記第2の凹部が前記第2の凸部と嵌合するように、前記延在方向に沿って前記所定の順番に対応する順番で配列されている
ことを特徴とする合体ワイヤハーネス。
) 前記複数本のサブワイヤハーネスの樹脂成形体のうち少なくとも一の樹脂成形体に、更に他の単数又は複数のサブワイヤハーネスの樹脂成形体に形成された凹凸嵌合部と嵌合可能な凹凸嵌合部が設けられていることを特徴とする上記(1)に記載の合体ワイヤハーネス。
上記(1)の構成の合体ワイヤハーネスによれば、電線束の外周を覆うようにモールド成形された樹脂成形体に最初から合体用の凹凸嵌合部が設けられているので、後から外部部品として結合部品を装着する必要がなく、余計な部品の装着手間を減らせる上、構成のシンプル化によるコストダウンとワイヤハーネスの生産性向上を図ることができる。また、標準品のサブワイヤハーネスの他に例えば複数種類のオプション用のサブワイヤハーネスを用意しておき、標準品のサブワイヤハーネスとオプション用のワイヤハーネスの任意の組み合わせによって、製品として多種類のワイヤハーネスを提供することができるので、品番数の削減を図ることができる。また、付加回路を最初から付け捨てで設けておかず、必要に応じて付加回路を追加することができるようになるので、付け捨て回路の無駄を無くせる。
また、上記(1)の構成の合体ワイヤハーネスによれば、2つのサブワイヤハーネスの樹脂成形体の対向面に、該対向面に垂直な方向の押し込みによって互いに嵌合する凸部と凹部を設けたので、樹脂成形体を押し付け合うだけで2つの樹脂成形体を結合することができる。また、凸部と凹部は、互いに嵌合した状態において前記対向面に垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されているので、凸部と凹部の嵌合が簡単に外れる心配がなく、強い結合力で2本のサブワイヤハーネスを一体化させておくことができる。
また、上記(1)の構成の合体ワイヤハーネスによれば、前記対向面に、凸部と凹部を電線束の延在方向に沿って複数並べて配列しているので、凸部と凹部の嵌合力の及ぶ範囲の長さを電線束の延在方向に沿って長く確保できる。従って、例えば、2本のサブワイヤハーネスの樹脂成形体から出ている部分の電線束に互いに離反する方向の力が加わっても、嵌合が外れにくくなる。
上記()の構成の合体ワイヤハーネスによれば、複数本のサブワイヤハーネスの樹脂成形体のうち少なくとも一の樹脂成形体に、更に他の単数又は複数のサブワイヤハーネスの樹脂成形体に形成された凹凸嵌合部と嵌合可能な凹凸嵌合部を設けているので、2個以上のサブワイヤハーネスを自由に組み合わせて一体のワイヤハーネスを作ることができる。
本発明によれば、電線束の外周を覆うようにモールド成形された樹脂成形体に最初から合体用の凹凸嵌合部が設けられているので、後から外部部品として結合部品を装着する必要がなく、余計な部品の装着手間を減らせる上、構成のシンプル化によるコストダウンとワイヤハーネスの生産性向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態の合体ワイヤハーネスの説明図で、(a)は2つのサブワイヤハーネスの各構成を示す斜視図、(b)は2つのサブワイヤハーネスを組み合わせて合体ワイヤハーネスを作る手順を示す工程図である。 同第1実施形態における2つのサブワイヤハーネスの樹脂成形体に形成された凸条と凹条の断面形状と寸法関係を示す図である。 同第1実施形態における凸条と凹条の他の断面形状の例を示す図で、(a)は第1例、(b)は第2例を示す図である。 (a)〜(j)は同第1実施形態における前記樹脂成形体への凸条や凹条の設け方のバリエーションを示す図である。 本発明の第2実施形態の合体ワイヤハーネスの説明図で、(a)は2つのサブワイヤハーネスの各構成を示す縦断面図、(b)は2つのサブワイヤハーネスを組み合わせて合体ワイヤハーネスを作る手順を示す工程図である。 同第2実施形態におけるサブワイヤハーネスの樹脂成形体への凸部の設け方の例を示す図で、(a)は2列に凸部を設けた例、(b)は1列に凸部を設けるものの、凸部の大きさを違えた場合の例を示す斜視図である。 同第2実施形態における凸部と凹部の他の断面形状例を示す図で、(a)は第1例、(b)は第2例を示す図である。 従来の合体ワイヤハーネスの合体前の状態を示す図である。 同従来の合体ワイヤハーネスの合体後の状態を示す部分拡大図で、(a)は側面図、(b)は断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の合体ワイヤハーネスの説明図で、(a)は2つのサブワイヤハーネスの各構成を示す斜視図、(b)は2つのサブワイヤハーネスを組み合わせて合体ワイヤハーネスを作る手順を示す工程図、図2は2つのサブワイヤハーネスの樹脂成形体に形成された凸条と凹条の断面形状と寸法関係を示す図である。
本実施形態の合体ワイヤハーネスWH10は、それぞれ電線束W11a、W11b、W12a、W12bの外周を覆うように角柱状の樹脂成形体1、3がモールド成形された第1および第2の2本のサブワイヤハーネスWH11、WH12のうち、一方のサブワイヤハーネスWH11の樹脂成形体1と他方のサブワイヤハーネスWH12の樹脂成形体3に、互いに嵌合することで両樹脂成形体1、3を結合して両サブワイヤハーネスWH11、WH12を一体化させる凹凸嵌合部2、4が設けられたものである。第1のサブワイヤハーネスWH11の樹脂成形体1には凹凸嵌合部として凹条2が設けられ、第2のサブワイヤハーネスWH12の樹脂成形体3には凹凸嵌合部として凸条4が設けられている。
角柱状の樹脂成形体1、3は、電線束W11a、W11b、W12a、W12bの延在方向Aに長手方向を揃えてほぼ同じサイズに形成されており、長手方向に沿った4つの側面のうちの1つの側面が合体時に互いに対向する合わせ面(対向面)1a、3aとなっている。電線束W11a、W11b、W12a、W12bは、角柱状の樹脂成形体1、3の長手方向の両端面から外部へ延び出しているが、一方の端面から延び出した電線束W11a、W12aと他方から延び出した電線束W11b、W12bが必ずしも同じ電線の束とは限らない。なお、樹脂成形体1、3の材質としては、PP、PS、PE等を採用することができる。発泡系樹脂やゴム系樹脂も採用することができる。
前述した合体時に互いに対向する合わせ面1a、3aは電線束W11a、W11b、W12a、W12bの延在方向Aに沿ったものであり、それら合わせ面1a、3aに、電線束W11a、W11b、W12a、W12bの延在方向Aに沿ってスライド可能に互いに嵌合するよう凹条2と凸条4が設けられている。また、これら凹条2と凸条4は、互いに嵌合した状態において合わせ面1a、3aに垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されている。具体的には、図2に示すように、凹条2は入口が狭まった断面台形のアリ溝として形成され、凸条4はアリ溝に対応した断面台形に形成されており、凹条2の入口の幅をB、奥の幅をA、凸条4の先端の幅をC、根元の幅をDとすると、
A>B
C>D
A≧C
B≦D
の寸法関係に設定されている。
本実施形態の合体ワイヤハーネスWH10によれば、図1(a)に示すように、2つのサブワイヤハーネスWH11、WH12の樹脂成形体1、3の合わせ面1a、3aに、電線束W11a、W11b、W12a、W12bの延在方向Aに沿ってスライド可能に互いに嵌合する凹条2と凸条4を設けているので、図1(b)に示すように、凹条2と凸条4の端部を軽く嵌め合わせて、2本のサブワイヤハーネスWH11、WH12の両樹脂成形体1、3を相対的に反対方向に矢印Sのようにスライドさせるだけで、無理なく凸条4と凹条2を適正な長さ範囲にわたり嵌合させることができ、必要な嵌合強度を発現させることができる。
また、凸条4と凹条2の嵌合範囲の長さを電線束W11a、W11b、W12a、W12bの延在方向Aに沿って長く確保できるので、例えば、2本のサブワイヤハーネスWH11の樹脂成形体1から出ている部分の電線束W11a、W11b、W12a、W12bに互いに離反する方向の力が加わっても、嵌合が外れにくくなる。また、凸条4と凹条2は、互いに嵌合した状態において前記合わせ面1a、3aに垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されているので、凸条4と凹条2の嵌合が簡単に外れる心配がなく、強い結合力で2本のサブワイヤハーネスWH11、WH12を一体化させておくことができる。
また、電線束W11a、W11b、W12a、W12bの外周を覆うようにモールド成形された樹脂成形体1、3に最初から合体用の凹条2および凸条4が設けられているので、後から外部部品として結合部品を装着する必要がなく、余計な部品の装着手間を減らせる上、構成のシンプル化によるコストダウンとワイヤハーネスの生産性向上を図ることができる。また、標準品のサブワイヤハーネスの他に例えば複数種類のオプション用のサブワイヤハーネスを用意しておき、標準品のサブワイヤハーネスとオプション用のワイヤハーネスの任意の組み合わせによって、製品として多種類のワイヤハーネスを提供することができるので、品番数の削減を図ることができる。また、付加回路を最初から付け捨てで設けておかず、必要に応じて付加回路を追加することができるようになるので、付け捨て回路の無駄を無くせる。
なお、樹脂成形体1、3の材料をソリッドな材料でなく、EPDMのようなゴム系樹脂やEPS、PSP、XPSのような発泡系樹脂を使用することにより、合体時の合わせ面1a、3aの面圧を大きくすることができるので、より強固な合体強度を発現することができる。
また、上記実施形態では、凸条4と凹条2の断面形状を台形状にした場合を示したが、図3(a)に示すように、凹条15や凸条16の断面形状を五角形状や六角形状に形成してもよい。また、図3(b)に示すように、凹条15や凸条16の断面形状をT字形に形成してもよい。
図4(a)〜(j)は前記樹脂成形体への凸条や凹条の設け方のバリエーションを示す図である。
(a)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の1つの側面に1個の凹条2を形成した例を示している。
(f)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の1つの側面に1個の凸条4を形成した例を示している。
(b)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の対向する2つの側面にそれぞれ1個ずつの凹条2を形成した例を示している。
(g)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の対向する2つの側面にそれぞれ1個ずつの凸条4を形成した例を示している。
(c)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の3つの側面にそれぞれ1個ずつの凹条2を形成した例を示している。
(h)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の3つの側面にそれぞれ1個ずつの凸条4を形成した例を示している。
(d)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の4つの側面にそれぞれ1個ずつの凹条2を形成した例を示している。
(i)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の4つの側面にそれぞれ1個ずつの凸条4を形成した例を示している。
(e)は矩形断面の樹脂成形体の本体5の対向する2つの側面にそれぞれ1個ずつの凸条4を形成し、更に残る対向する2つの側面にそれぞれ1個ずつの凹条2を形成し例を示している。
(j)は正八角形断面の樹脂成形体の本体6の3つの円周方向に90度ずつ離れた側面にそれぞれ1個ずつの凸条4を形成した例を示している。
以上のように、凸条4や凹条2を形成する数や場所は任意であり、互いに合うもの同士を嵌合させることで、2個以上のサブワイヤハーネスを自由に組み合わせて一体のワイヤハーネスを作ることができる。
<第2実施形態>
図5は第2実施形態の合体ワイヤハーネスの説明図で、(a)は2つのサブワイヤハーネスの各構成を示す縦断面図、(b)は2つのサブワイヤハーネスを組み合わせて合体ワイヤハーネスを作る手順を示す工程図である。
本実施形態の合体ワイヤハーネスWH20は、それぞれ電線束Wの外周を覆うように角柱状の樹脂成形体21がモールド成形された第1および第2の2本のサブワイヤハーネスWH21、WH22のうち、一方のサブワイヤハーネスWH21の樹脂成形体21と他方のサブワイヤハーネスWH22の樹脂成形体23に、互いに嵌合することで両樹脂成形体21、23を結合して両サブワイヤハーネスWH21、WH22を一体化させる凹凸嵌合部22、23が設けられたものである。第1のサブワイヤハーネスWH21の樹脂成形体21には凹凸嵌合部として凹部22が設けられ、第2のサブワイヤハーネスWH22の樹脂成形体23には凹凸嵌合部として凸部24が設けられている。
角柱状の樹脂成形体21、23は、電線束の延在方向Aに長手方向を揃えてほぼ同じサイズに形成されており、長手方向に沿った4つの側面のうちの1つの側面が合体時に互いに対向する合わせ面(対向面)21a、23aとなっている。電線束Wは、角柱状の樹脂成形体21、23の長手方向の両端面から外部へ延び出している。なお、樹脂成形体21、23の材質としては、PP、PS、PE等を採用することができるが、発泡系樹脂やゴム系樹脂を採用するのが好ましい。
前述した合体時に互いに対向する合わせ面21a、23aは電線束Wの延在方向Aに沿ったものであり、それら合わせ面21a、23aに、電線束Wの延在方向Aに沿って複数の凹部22と凸部24が並べて配列されている。これら凹部22と凸部24は、前記合わせ面21a、23aに垂直な方向Pの押し込みによって互いに嵌合するよう設けられており、互いに嵌合した状態において前記合わせ面21a、23aに垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されている。
具体的には、図2に示した場合と同じように、凹部22は入口が狭まリ奥が広がった断面台形状に形成され、凸部24は先端が広がり根元が窄まった断面台形状に形成さている。
本実施形態の合体ワイヤハーネスWH20によれば、2つのサブワイヤハーネスWH21、WH22の樹脂成形体21、23の合わせ面21a、23aに、該合わせ面21a、23aに垂直な方向の押し込みによって互いに嵌合する凸部24と凹部22を設けたので、樹脂成形体21、23を矢印Pのように押し付け合うだけで2つの樹脂成形体21、23を結合することができる。また、凸部24と凹部22は、互いに嵌合した状態において合わせ面21a、23aに垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されているので、凸部24と凹部22の嵌合が簡単に外れる心配がなく、強い結合力で2本のサブワイヤハーネスWH21、WH22を一体化させておくことができる。
また、前記合わせ面21a、23aに、凸部24と凹部22を電線束Wの延在方向に沿って複数並べて配列しているので、凸部24と凹部22の嵌合力の及ぶ範囲の長さを電線束Wの延在方向に沿って長く確保できる。従って、例えば、2本のサブワイヤハーネスWH21、WH22の樹脂成形体21、23から出ている部分の電線束Wに互いに離反する方向の力が加わっても、嵌合が外れにくくなる。
なお、樹脂成形体21、23の材料として、EPDMのようなゴム系樹脂やEPS、PSP、XPSのような発泡系樹脂を用いた場合、合体時の合わせ面21a、23aの面圧を大きくすることができるので、より強固な合体強度を発現することができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記第2実施形態では、凸部24や凹部22を1列に配列した場合を示したが、図6(a)に示すように2列やそれ以上の列に配列してもよいし、千鳥配列してもよい。凹部22についても同様である。また、図6(b)に示すように、凸部24の大きさを違えて、大きな凸部24aと小さな凸部24bを任意の順番で配列してもよい。その場合、相手側の凹部22についても、凸部24a、24bの配列に対応させることになる。
また、図7(a)に示すように、凹部25や凸部26を球状に形成してもよいし、図7(b)に示すように、断面多角形立体形状に形成してもよく、断面形状は任意に決めることができる。
1,3 樹脂成形体
1a,3a 合わせ面(対向面)
2 凹条(凹凸嵌合部)
4 凸条(凹凸嵌合部)
A 電線束の延在方向
W11a,W11b、W12a,W12b 電線束
WH11,WH12 サブワイヤハーネス
WH10 合体ワイヤハーネス
21,23 樹脂成形体
21a,23a 合わせ面(対向面)
22 凹部(凹凸嵌合部)
24 凸部(凹凸嵌合部)
W 電線束
WH21,WH22 サブワイヤハーネス
WH20 合体ワイヤハーネス

Claims (2)

  1. それぞれ電線束の外周を覆うように樹脂成形体がモールド成形された複数本のサブワイヤハーネスのうち、一のサブワイヤハーネスの樹脂成形体と他のサブワイヤハーネスの樹脂成形体に、互いに嵌合されることで前記両樹脂成形体が結合されて両サブワイヤハーネスが一体化される凹凸嵌合部が設けられており、
    前記一のサブワイヤハーネスの樹脂成形体と他のサブワイヤハーネスの樹脂成形体にそれぞれ、合体時に互いに対向する対向面が設けられており、それら対向面に、該対向面に垂直な方向の押し込み力によって互いに嵌合されるよう前記凹凸嵌合部としての凸部と凹部が設けられており、これら凸部と凹部は、互いに嵌合した状態において前記対向面に垂直な方向の一定の離脱抵抗力を発揮する断面形状に形成されており、
    前記凸部と前記凹部は、前記対向面の縁部から離間して設けられており、
    前記対向面が前記電線束の延在方向に沿って形成されており、それら対向面に、前記凸部と凹部が前記電線束の延在方向に沿って複数並べて配列されており、
    前記複数の凸部には、第1の凸部と、前記第1の凸部より小さい第2の凸部とが含まれ、前記第1の凸部と前記第2の凸部とが、前記延在方向に沿って所定の順番で配列されており、
    前記複数の凹部には、前記第1の凸部に対応する第1の凹部と、前記第2の凸部に対応する前記第1の凹部より小さい第2の凹部とが含まれ、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが、前記第1の凹部が前記第1の凸部と嵌合し且つ前記第2の凹部が前記第2の凸部と嵌合するように、前記延在方向に沿って前記所定の順番に対応する順番で配列されている
    ことを特徴とする合体ワイヤハーネス。
  2. 前記複数本のサブワイヤハーネスの樹脂成形体のうち少なくとも一の樹脂成形体に、更に他の単数又は複数のサブワイヤハーネスの樹脂成形体に形成された凹凸嵌合部と嵌合可能な凹凸嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の合体ワイヤハーネス。
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