JP6001548B2 - エアロゾル防止のための自動精製装備及び自動精製方法 - Google Patents

エアロゾル防止のための自動精製装備及び自動精製方法 Download PDF

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Description

本発明は多数の生体試料から交差汚染なしにターゲット核酸を分離する自動精製装備に係り、より詳しくは高濃度のターゲット核酸を含んでいる生体試料とターゲット核酸を低濃度で含んでいるかまたは含んでいない生体試料が混じっているとき、高濃度ターゲット核酸を含んでいる生体試料から発生するエアロゾルによる汚染を防ぐための自動精製装備である。
本発明は2軸または3軸方向に動くマルチピペットブロックまたは磁石棒によって多数の生体試料を精製するすべての核酸精製装備に適用可能なもので、高濃度のターゲット核酸を含んでいる生体試料からエアロゾルによる汚染を最小化しながら正確な結果を得ることができる自動精製装備に関する。
生体試料から核酸を分離するために自動精製装備がたくさん使われている。これは、実時間定量PCRを使えば、10個以下のターゲット病原体から10億個のターゲット病原体まで高敏感度で正確に定量検査することができるからである。しかし、一般的に核酸精製は多数の生体試料を対象として同時に行われる。このような高敏感度と高い動的検出範囲(dynamic
range)によって高濃度のターゲット病原体を含む生体試料とターゲット核酸のない生体試料を同時に精製する場合、エアロゾルによる汚染が偽陽性(false positive)を発生させる問題が深刻である。一例として、1ml当たり10億個のウイルスを含んでいる生体試料からターゲット核酸を精製する場合、この生体試料で発生したエアロゾルが1億分の1ml、つまり1ピコリットル(pl)のエアロゾル一つがそばの生体試料を汚染しても偽陽性を示す問題がある。
一般に、核酸を精製するためには核酸を選択的に吸着する材料を用いる。メンブレインを用いる方法と磁性粒子を用いる方法がある。磁性粒子を使う方式が一般的に広く使われている。この方法は、エアロゾルが発生しやすい真空方式を使わず、表面積の広い微細な磁性粒子を用いて溶液のサスペンション状態で早く生化学物質を付着させ、磁場を加えてターゲット物質の付着された磁性粒子を凝集させた後、溶液を除去する方法であり、これに関連した自動化装備が多様に開発されている。
これは磁性粒子を付着させる方式によって、ピペットに付ける方法、磁石棒が挿入されたチューブに付ける方法、マルチウェルプレートに付ける方法などに区分される。
近年、ピペットを用いる自動化した方法が一般的に広く使われている。ラブシステム社(特許文献1)は使い捨てピペット形態を用いて磁性粒子を分離するさまざまな方法について記述している。プレシジョンシステムサイエンス社の方法(特許文献2及び3)もピペットに磁性粒子を付ける方法で、基本的に原理は特許文献1と同様である。違う点は、磁石をピペットの一方向に付けたり取り外したりしてチップの一側方向から磁場を制御する方法である。この特許文献の請求項は磁性物質を引き寄せたり解除したりする調節方法であり、次の段階で構成される。容器から磁性粒子を含んでいる液体を吸入することができ、液体を排出することができる液体入口を含む液体吸入ラインを持っているピペット手段と、ピペット手段の液体吸入ラインの外部表面に合わせて付着可能な単数または複数の磁石胴体を提供すること、ピペット手段が引き寄せるか解除する調節において磁性物質含有溶液を吸入して維持すること、磁石の磁場によって液体吸入ラインにある磁性物質をピペット手段の内側壁に引き寄せるか維持すること、反対に磁石による磁場を邪魔することで溶液吸入ラインの溶液内にある磁性物質を解除し、よって磁性物質と溶液が一緒に溶液吸入口の外に出る方法である。
ロシュダイアグノスチックス社では使い捨てチップに永久磁石を接近させることで、磁性粒子を付着させて磁性粒子を凝集させて溶液から分離する方法を提示した(特許文献4)。この装備は、ポンプに連結されたピペット、磁石、及びピペットを磁石側または反対側に移送するための手段で構成されている。このような構造はいずれも使い捨てピペットを用いて溶液から分離して他の溶液に懸濁させることができる方法を提示しているが、最大の限界点は磁性粒子によってピペットの下端部の詰まり現象が発生して結果が不正確に出る場合がたびたび発生するという点である。
使い捨てチューブに着脱可能な磁石棒に磁性粒子を付けることにより磁性粒子を多様な核酸精製用溶液に移動させて核酸を精製する方法が開発されている。プロメガ社(Promega)のMaxwell
16TM、Thermo社のKing FisherTMモデルが開発されている。このようなシステムは磁性粒子を捕集する棒が挿入されるチューブを上下に移動して溶液を撹拌するので、チューブ全体に核酸を含む溶液が付くしかない。
生体試料が入っている容器で反応がなされ、磁性粒子を付着させて精製する方法は古い方法である。ジェンプロブ社(Gen−Probe、Inc)では、磁気的にひかれる粒子を分離するための方法として、磁気的分離ラックを使った方法を開示した。アマシャム社(Amersham
International plc)ではドーナツ状の永久磁石を容器に対して垂直方向に移動させて磁場をスイッチングする方法を開発し(特許文献5)、ベックマン社(Beckman
instruments、Inc)では、永久磁石物質を持つ磁石板(magnetic plate)を用いて磁性物質を持つ試料をサンプルから分離する自動精製装備を開発した(特許文献6)。この磁石板は容器が収容可能な多数の孔があいている板(plate)状のもので、磁石板の上下運動を可能とする手段を含んでいる。底に磁性粒子を付着する場合、磁性粒子のサスペンションと試料と溶液との混合がいずれも使い捨てピペットによってなされるので、ピペットの表面に核酸の含まれた溶液が付くしかない。
前記のいずれかの方法においても、生物学的物質精製において、Lysisと磁性粒子との結合、洗浄反応などによって核酸の含まれた溶液が付いているピペットやチューブを他の空間に移動させる段階が必ず発生することになる。この移動段階で使い捨てピペットや精製用チューブの表面に空気の渦流が発生するので、エアロゾルによる汚染を避けることができなくなる。
それにもかかわらず、現在まで開発されて来た自動精製装備において、エアロゾルが発生することを効率よく防止するための手段に対する考慮はまだ十分でない。現在まで開発されて来た汚染防止システムは使い捨てピペットに落下するかも知れない液滴を防止することができる落下防止用ガードが設置されているものがバイオニアのExiprep
16 Proに適用されており、RocheのMagna Pure 96に適用されている。しかし、落下防止となると言っても移動中に発生する空気の渦流によって疎水性の使い捨てピペットの表面に付着した核酸を含んでいる溶液から発生するエアロゾルを防止することはできない。したがって、核酸を含んでいる生体試料溶液からターゲット核酸を分離する一連の過程でエアロゾルの発生は不可避であり、特に高濃度核酸を含んでいる溶液から発生するエアロゾルによるPCRでの偽陽性汚染は避けることができない。
本発明は、試料をピペッティングした後、ピペットの表面に付いている微細な水滴が移動するときに発生する空気の流れによって発生するエアロゾルの発生を最小化することで交差汚染を最小化しようとする。
アメリカ特許第5,647,994号明細書 アメリカ特許第5,702,950号明細書 アメリカ特許第6,231,814号明細書 アメリカ特許第6,187,270号明細書 アメリカ特許第5,897,783号明細書 ヨーロッパ特許第0479448号明細書
本発明は、核酸を含んでいる溶液がピペット、または磁石棒チューブの表面に微細に付いている状態で水平に移動するときに空気渦流によってエアロゾルが発生することを根本的に防止するために、核酸を含んでいる溶液が微細に付いている部分が水平移動の前に空気流れが最小化するように閉塞空間を形成した後に移動して表面でエアロゾルを発生させなく、移動した後にはピペット、または磁石棒チューブを上下方向に自由に移動させることで、核酸精製を相互の交差汚染なしに行うことが可能な自動精製装備を提供しようとする。
また、本発明は、使い捨てピペットブロックの水平方向移動の際、多数のピペットから溶液が不適切に落下してマルチウェルプレートキットの多数の単位ウェルに汚染することを防止することができる自動精製装備を提供しようとする。
前記本発明の目的を達成するために、本発明は、多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製装備であって、多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブが装着され、水平方向及び垂直方向に移動可能に設置された精製ブロック110、前記多数のピペットPの下端部または前記多数の磁石棒チューブの下端部から離隔し、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる位置、及び前記精製ブロック110の下降の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に移動可能に設置された溶液適皿1050、及び前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断されるように、前記落下する溶液を受けることができる位置に移動した前記溶液適皿1050と密着して前記溶液適皿1050とともに前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を取り囲むように形成されたエアロゾル防止部1070、を含む、エアロゾル防止のための自動精製装備を提供する。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は、前記精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿1050と密着するように、一定の垂直位置に固定設置される箱状である。
好ましくは、前記エアロゾル防止部1070は、エアロゾル防止部用第1測板73−1、前記エアロゾル防止部用第1測板73−1と向き合うように設置されるエアロゾル防止部用第3測板73−2、両側端が前記エアロゾル防止部用第1測板73−1及び前記エアロゾル防止部用第3測板73−2に連結されるエアロゾル防止部用第2測板75−1、及び前記エアロゾル防止部用第2測板75−1から離隔し、両側端が前記エアロゾル防止部用第1測板73−1及び前記エアロゾル防止部用第3測板73−2に連結され、下端部が前記エアロゾル防止部用第2測板75−1の下端部より上部に位置するエアロゾル防止部用第4測板75−2を含む四角箱状であり、前記溶液適皿1050は、溶液適皿用下板51、内側面が前記エアロゾル防止部用第1測板73−1の外側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第1密着板53−1、外側面が前記エアロゾル防止部用第2測板75−1の内側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第2密着板55−1、内側面が前記エアロゾル防止部用第3測板73−2の外側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第3密着板53−2、及び内側面が前記エアロゾル防止部用第4測板75−2の外側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第4密着板55−2を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿1050に密着する箱状である。
好ましくは、前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'L'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板251と前記溶液適皿用下板251の一側端から上方に立設される平板状の溶液適皿用測板253を含み、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板251に密着し、開放した周面の両側端が前記溶液適皿用測板253に密着可能となるように水平方向の断面が'U'字形状に形成される。
好ましくは、前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'L'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板251と前記溶液適皿用下板251の一側端から上方に立設される平板状の溶液適皿用測板253を含み、前記エアロゾル防止部1070は、前記精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板251に密着し、開放した周面の両側端が前記溶液適皿用測板253に密着するように、水平方向の断面が'U'字形状に形成され、一定の垂直位置に固定設置される。
好ましくは、前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'U'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板351と前記溶液適皿用下板351の両側端から上方にそれぞれ立設される平板状の溶液適皿用測板353−1、353−2を含み、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板351に密着し、両側端が前記溶液適皿用測板353−1、353−2に密着可能となるように前記精製ブロック110の対向する両側面にそれぞれ設置された2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'U'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板351と前記溶液適皿用下板351の両側端から上方にそれぞれ立設される平板状の溶液適皿用測板353−1、353−2を含み、前記エアロゾル防止部1070は、前記精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板351に密着し、両側端が前記溶液適皿用測板353−1、353−2に密着するように、前記精製ブロック110を介して相互に向き合って一定の垂直位置に固定設置される2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は、前記落下する溶液を受けることができる位置、及び前記精製ブロックの下降の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に移動する場合、空気の移動が最小化するように水平方向に移動し、前記溶液適皿用測板253、353−1、353−2が同一垂直平面上に沿って移動するように設置される。
好ましくは、前記溶液適皿1050には、前記エアロゾル防止部1070の下側端が挿入される挿入溝151−Gが形成される。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板471と、前記エアロゾル防止チューブ支持板471が下方に移動した場合、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔471−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板471の下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着する多数のエアロゾル防止チューブ473を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板471と、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔471−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板471の下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着する多数のエアロゾル防止チューブ473を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板471と、前記エアロゾル防止チューブ支持板571が下方に移動した場合、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔571−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に延設される多数のエアロゾル防止チューブ573と、前記多数のエアロゾル防止チューブ573を内包し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に伸び、前記エアロゾル防止チューブ支持板571が下方に移動した場合、下端部が前記溶液適皿1070に密着するエアロゾル防止容器575を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板471と、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔571−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に延設される多数のエアロゾル防止チューブ573と、前記多数のエアロゾル防止チューブ573を内包し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1070に密着するエアロゾル防止容器575を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包する多数の案内孔671−Hが上下面に貫設されたエアロゾル防止ブロック671を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包する多数の案内孔671−Hが上下面に貫設されたエアロゾル防止ブロック671を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に上下方向に移動可能に設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔771−Hが形成されたエアロゾル防止部上板771と、前記エアロゾル防止部上板771が下方に移動した場合、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を内包するように前記エアロゾル防止部上板771の縁部から下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着するエアロゾル防止容器775を含む。
好ましくは、前記溶液適皿1050は平板状であり、前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔771−Hが形成されたエアロゾル防止部上板771と、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を内包するように前記エアロゾル防止部上板771の縁部から下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着するエアロゾル防止容器775を含む。
また、本発明は、多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製方法であって、多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロック110の水平方向移動の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態を維持する、エアロゾル防止のための自動精製方法を提供する。
好ましくは、前記自動精製方法は、前記精製ブロック110に装着された前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下端部が一定の垂直位置に固定設置されたエアロゾル防止部1070の下端部上部に位置するように、前記精製ブロック110を上方に移動させる精製ブロックの上昇段階(S10)、前記エアロゾル防止部107の下端部と密着し、前記エアロゾル防止部107とともに前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を取り囲むように、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第1移動段階(S20)、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態で前記精製ブロック110を水平方向に移動させる精製ブロックの水平移動段階(S30)、前記精製ブロック110の下降の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に前記溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第2移動段階(S40)、及び前記溶液適皿の第2移動段階(S40)の後、前記精製ブロック110を下降させて前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブをそれぞれ核酸抽出溶液に浸す精製ブロックの下降段階(S50)、を含む。
好ましくは、自動精製方法は、前記前記精製ブロック110に装着された前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下部に前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第1移動段階(S110)、エアロゾル防止部1070が前記第1移動段階(S10)で移動した前記溶液適皿1050と密着し、前記溶液適皿1050とともに前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を外部から遮断するように、前記エアロゾル防止部1070を前記精製ブロック110の下方に移動させるエアロゾル防止部の下降段階(S120)、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態で前記精製ブロック110を水平方向に移動させる精製ブロックの水平移動段階(S130)、前記精製ブロックの水平移動段階(S130)の後、前記エアロゾル防止部1070を前記精製ブロック110の上方に移動させるエアロゾル防止部の上昇段階(S140)、前記精製ブロック110の下降の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に前記溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第2移動段階(S150)、及び前記エアロゾル防止部の上昇段階(S140)及び前記溶液適皿の第2移動段階(S150)の後、前記精製ブロック110を下降させて前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブをそれぞれ核酸抽出溶液に浸す精製ブロックの下降段階(S160)、を含む。
溶液適皿とエアロゾル防止部が装着された本発明による自動精製装備は、多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブが外部から遮断されて密閉した状態でだけ水平移動しながら核酸精製を遂行するので、多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブの表面に水平移動中の空気渦流によって発生するエアロゾルを根本的に防止することができる。したがって、本発明はターゲット核酸を含んでいる溶液が付いている多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロックが水平方向に移動するときに空気の渦流を発生させないので、エアロゾル発生と交差汚染を根本的に防止することができる利点がある。
また、本発明は、前記精製ブロックが水平方向に移動するとき、多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブから溶液が不適切に落下してマルチウェルプレートの多数の単位ウェルが汚染されることを根本的に防止することができる利点がある。
実施例1の斜視図である。 実施例1の斜視図である。 実施例1の斜視図である。 図1及び図2の要部の斜視図である。 図1及び図2の要部の斜視図である。 実施例2の斜視図である。 実施例2の斜視図である。 実施例2の要部の斜視図である。 実施例2の要部の斜視図である。 実施例3の要部の斜視図である。 実施例3の要部の斜視図である。 実施例5の要部の斜視図である。 実施例5の要部の斜視図である。 実施例7のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図である。 実施例9のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図である。 実施例11のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図である。 実施例13のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図である。 実施例15のフローチャートである。 実施例16のフローチャートである。
前記及び他の目的、特徴及び本発明の利点は次の図面を参照する好適な実施例の説明から明らかになるであろう。以下、図面参照して本発明の一実施例について詳細に説明する。
実施例1は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製装備に関するものである。
図1、図2及び図3は実施例1の斜視図を、図4及び図5は図1及び図2の要部の斜視図を示す。
図1〜図3を参照すれば、実施例1は多数の生体試料からターゲット核酸を分離するための精製ブロック110を持つ。精製ブロック110は精製ブロック支持部120に上下方向にスライド可能に設置される。
図1〜図3には図示されていないが、精製ブロック支持部120には、精製ブロック110を上下に移動させるための精製ブロック昇降モーター151(図7参照)が設置される。
図1〜図3を参照すれば、精製ブロック支持部120は水平方向のy軸方向にスライド可能となるように精製ブロック第1水平ガイド130に装着される。精製ブロック第1水平ガイド130は精製ブロック第2水平がイド140に水平方向のx軸方向にスライド可能となるように装着される。前記x軸方向と前記y軸方向は相互に直交する方向である。精製ブロック支持部120及び精製ブロック第1水平ガイド130をそれぞれx軸方向及びy軸方向に移動させるための移動手段は図面に図示されていない。
図1〜図3を参照すれば、精製ブロック110にはシリンジピンホルダー113が上下方向にスライド可能に装着される。シリンジピンホルダー113には多数のシリンジピン115が固定装着される。一方、精製ブロック110にはシリンジピンホルダー113を上下方向に移動させるためのシリンジピン移動モーター111が固定装着される。
図1〜図3を参照すれば、精製ブロック110の下端部には多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブ(図示せず)が装着される。
図1〜図5を参照すれば、実施例1は溶液適皿1050を持つ。溶液適皿1050は多数のピペットPの下端部または前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の下端部から離隔して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を受けることができる位置に移動可能に設置される。また、溶液適皿1050は、前記精製ブロック110の下降の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)との接触を避けることができる位置に移動可能に設置される。溶液適皿1050を前記落下する溶液を受けることができる位置及び前記接触を避けることができる位置に移動させる溶液適皿移動手段については後述する。
図5を参照すれば、溶液適皿1050は平板状の溶液適皿用下板51を持つ。溶液適皿用下板51は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。
図5を参照すれば、溶液適皿用下板51の上面には縁部に沿って溶液適皿用第1密着板53−1、溶液適皿用第2密着板55−1、溶液適皿用第3密着板53−2、及び溶液適皿用第4密着板55−2が垂直方向に立設される。
図4及び図5を参照すれば、溶液適皿用第1密着板53−1は内側面がエアロゾル防止部用第1測板73−1の外側面に密着可能に形成される。溶液適皿用第2密着板55−1は外側面がエアロゾル防止部用第2測板75−1の内側面に密着可能に形成される。溶液適皿用第3密着板53−2は内側面がエアロゾル防止部用第3測板73−2の外側面に密着可能に形成される。溶液適皿用第4密着板55−2は内側面がエアロゾル防止部用第4測板75−2の外側面に密着可能に形成される。
図1〜図5を参照すれば、実施例1は、精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が精製ブロック110の周面に密着し、下側端が溶液適皿1050に密着するように一定の垂直位置に固定設置される箱状のエアロゾル防止部1070を持つ。エアロゾル防止部1070は前記落下する溶液を受けることができる位置に移動した溶液適皿1050と密着して、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を外部から遮断させるためのものである。エアロゾル防止部1070が溶液適皿1050と密着して、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を外部から遮断させることで、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの間を通過する空気の流れが発生しなくなる。よって、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中でいずれか一つのピペットPの周面またはいずれか一つの磁石棒チューブの周面を濡らした前記ターゲット核酸を含む溶液からエアロゾルが発生して残りのピペットPの周面または残りの磁石棒チューブの周面に付着することが防止される。
図4及び図5を参照すれば、エアロゾル防止部1070は、エアロゾル防止部用第1測板73−1、エアロゾル防止部用第2測板75−1、エアロゾル防止部用第3測板73−2、及びエアロゾル防止部用第4測板75−2を含んでなり、四角箱状に形成される。
図4及び図5を参照すれば、精製ブロック支持部120にはエアロゾル防止部用固定ブロック86が固定連結される。エアロゾル防止部1070は、エアロゾル防止部用第3測板73−2がエアロゾル防止部用固定ブロック86に固定装着されることにより、一定の垂直位置に固定設置される。一方、エアロゾル防止部用第1測板73−1はエアロゾル防止部用第3測板73−2と向き合うように設置され、エアロゾル防止部用第2測板75−1はエアロゾル防止部用第4測板75−2と向き合うように設置される。エアロゾル防止部用第4測板75−2は下端部がエアロゾル防止部用第2測板75−1の下端部より上部に位置するように設置される。一方、エアロゾル防止部用第1測板73−1の外側面が溶液適皿用第1密着板53−1の内側面に密着し、エアロゾル防止部用第2測板75−1の内側面が溶液適皿用第2密着板55−1の外側面に密着し、エアロゾル防止部用第3測板73−2の外側面が溶液適皿用第3密着板53−2の内側面に密着し、エアロゾル防止部用第4測板75−2の外側面が溶液適皿用第4密着板55−2の内側面に密着することにより、溶液適皿1050とエアロゾル防止部1070の間の気密性が向上する。
以下、前記溶液適皿移動手段について説明する。
図4及び図5を参照すれば、エアロゾル防止部用固定ブロック86には溶液適皿用支持部61が連結される。
図4及び図5を参照すれば、エアロゾル防止部用固定ブロック86と精製ブロック支持部120の間には溶液適皿用案内棒62が設置される。溶液適皿用案内棒62には溶液適皿用スライダー63が溶液適皿用案内棒62に沿って水平方向に移動可能に装着される。
図4及び図5を参照すれば、溶液適皿用支持部61には溶液適皿移動モーター64が固定設置される。溶液適皿移動モーター64にはピニオン66が回転可能に連結される。一方、溶液適皿用スライダー63にはピニオン66と噛み合うラック65が固定設置される。よって、溶液適皿移動モーター64によってピニオン66が回転すれば、溶液適皿用スライダー63が溶液適皿用案内棒62に沿って水平方向に移動する。
図4及び図5を参照すれば、溶液適皿用スライダー63には溶液適皿用下板51が固定連結される。よって、溶液適皿用スライダー63が水平方向に移動することによって溶液適皿1050が水平方向に移動する。一方、溶液適皿1050は、溶液適皿用スライダー63の移動の際、溶液適皿用下板51が同一水平面に沿って移動するように設置される。溶液適皿用下板51が同一水平面に沿って移動するので、溶液適皿用下板51の移動による空気の流れが最小化する。
実施例2は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離する他の自動精製装備に関するものである。
図6及び図7は実施例2の斜視図を、図8及び図9は第2実施例の要部の斜視図を示す。
図6及び図7を参照すれば、実施例2は多数の生体試料からターゲット核酸を分離するための精製ブロック110を持つ。精製ブロック110は精製ブロック支持部120に上下方向にスライド可能となるように設置される。
図6及び図7を参照すれば、精製ブロック支持部120には精製ブロック110を上下に移動させるための精製ブロック昇降モーター151が設置される。
図6及び図7を参照すれば、精製ブロック支持部120は水平方向のy軸方向にスライド可能となるように精製ブロック第1水平ガイド130に装着される。精製ブロック第1水平ガイド130は精製ブロック第2水平がイド140に水平方向のx軸方向にスライド可能となるように装着される。前記x軸方向と前記y軸方向は相互に直交する方向である。精製ブロック支持部120及び精製ブロック第1水平ガイド130をそれぞれx軸方向及びy軸方向に移動させるための移動手段は図面に図示されていない。
図6及び図7を参照すれば、精製ブロック110の下端部には多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブ(図示せず)が装着される。
図6〜図9を参照すれば、第2実施例は溶液適皿1050を持つ。溶液適皿1050は多数のピペットPの下端部または前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の下端部から離隔して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を受けることができる位置に移動可能に設置される。また、溶液適皿1050は、前記精製ブロック110の下降の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)との接触を避けることができる位置に移動可能に設置される。溶液適皿1050を前記落下する溶液を受けることができる位置及び前記接触を避けることができる位置に移動させる溶液適皿移動手段については後述する。
図8を参照すれば、溶液適皿1050は平板状の溶液適皿用下板151を持つ。溶液適皿用下板151は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。溶液適皿用下板151の上面には縁部に沿って閉曲線形態を成す挿入溝151−Gが形成される。
図6及び図7を参照すれば、実施例2は精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置されるエアロゾル防止部1070を持つ。エアロゾル防止部1070は精製ブロック110の下方に移動して前記落下する溶液を受けることができる位置に移動した溶液適皿1050と密着して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を外部から遮断させるためのものである。エアロゾル防止部1070が溶液適皿1050と密着して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を外部から遮断させることで、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの間を通過する空気の流れが発生しなくなる。よって、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中でいずれか一つのピペットPの周面またはいずれか一つの磁石棒チューブの周面を濡らした前記ターゲット核酸を含む溶液からエアロゾルが発生して残りのピペットPの周面または残り磁石棒チューブの周面に付着することが防止される。エアロゾル防止部1070を精製ブロック110の上下方向に移動させるエアロゾル防止部移動手段については後述する。
図6及び図8を参照すれば、エアロゾル防止部1070は、下方に移動した場合、上側端内側面が精製ブロック110の周面に密着し、下側端が溶液適皿1050の上面に密着する箱状に形成される。すなわち、エアロゾル防止部1070は精製ブロック110の外周面を取り囲んで上下方向に移動可能な箱状に形成できる。一方、エアロゾル防止部1070は下側端が溶液適皿1050の挿入溝151−G(図8参照)に挿入できるように形成される。エアロゾル防止部1070の下側端が溶液適皿1050の挿入溝151−G(図8参照)に挿入されることにより、溶液適皿1050とエアロゾル防止部1070の間の気密性が向上する。
以下、前記溶液適皿移動手段について説明する。
図8及び図9を参照すれば、精製ブロック支持部120の下側端には、相互に離隔して2個の溶液適皿用第1支持部161−1、161−2が連結設置される。
図8及び図9を参照すれば、溶液適皿用第1支持部161−1、161−2の間には溶液適皿用案内棒162が設置される。溶液適皿用案内棒162には溶液適皿用スライダー(参照符号なし)が溶液適皿用案内棒162に沿って水平方向に移動可能に装着される。
図8及び図9を参照すれば、前記溶液適皿用スライダー(参照符号なし)は溶液適皿用第1支持部161−1、161−2の間に配置される溶液適皿用移動板163に固定設置される。
図8及び図9を参照すれば、溶液適皿用第1支持部161−1には溶液適皿移動モーター164が固定設置される。溶液適皿移動モーター164には溶液適皿用ボールスクリュー165Sが回転可能に連結される。溶液適皿用ボールスクリュー165Sは溶液適皿用第1支持部161−1、161−2に回転可能に支持される。
図8及び図9を参照すれば、溶液適皿用ボールスクリュー165Sには溶液適皿用ボールナット165Nが螺合される。溶液適皿用ボールナット165Nには、溶液適皿用ボールスクリュー165Sの雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。一方、溶液適皿用ボールナット165Nは溶液適皿用移動板163に固定設置される。よって、溶液適皿移動モーター164によって溶液適皿用ボールスクリュー165Sが回転すれば、溶液適皿用移動板163が溶液適皿用案内棒162に沿って水平方向に移動する。
図8及び図9を参照すれば、溶液適皿用移動板163には溶液適皿用第2支持部166が固定連結される。溶液適皿用第2支持部166の上側面には溶液適皿1050が固定設置される。よって、溶液適皿用移動板163が水平方向に移動するにつれて溶液適皿1050が水平方向に移動する。一方、溶液適皿1050は、溶液適皿用移動板163の移動の際、溶液適皿用下板151が同一水平面に沿って移動するように設置される。溶液適皿用下板151が同一水平面に沿って移動するので、溶液適皿用下板151の移動による空気の流れが最小化する。
以下、前記エアロゾル防止部移動手段について説明する。
図8及び図9を参照すれば、精製ブロック支持部120の側面には、上下方向に相互に離隔して2個のエアロゾル防止部用第1支持部181−1、181−2が連結設置される。
図8及び図9を参照すれば、エアロゾル防止部用第1支持部181−1、181−2の間にはエアロゾル防止部用案内棒182が設置される。エアロゾル防止部用案内棒182には、エアロゾル防止部用移動ブロック183がエアロゾル防止部用案内棒182に沿って上下方向に移動可能に装着される。
図8及び図9を参照すれば、エアロゾル防止部用第1支持部181−1にはエアロゾル防止部移動モーター184が固定設置される。エアロゾル防止部移動モーター184には、エアロゾル防止部用ボールスクリュー185Sが回転可能に連結される。エアロゾル防止部用ボールスクリュー185Sはエアロゾル防止部用第1支持部181−1、181−2に回転可能に支持される。
図8及び図9を参照すれば、エアロゾル防止部用ボールスクリュー185Sにはエアロゾル防止部用ボールナット185Nが螺合される。エアロゾル防止部用ボールナット185Nには、エアロゾル防止部用ボールスクリュー185Sの雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。一方、エアロゾル防止部用ボールナット185Nはエアロゾル防止部用移動ブロック183に固定設置される。よって、エアロゾル防止部移動モーター184によってエアロゾル防止部用ボールスクリュー185Sが回転すれば、エアロゾル防止部用移動ブロック183がエアロゾル防止部用案内棒182に沿って上下方向に移動する。
図8及び図9を参照すれば、エアロゾル防止部用移動ブロック183にはエアロゾル防止部用第2支持部186の上側端が固定連結される。エアロゾル防止部用第2支持部186の下側端にはエアロゾル防止部1070が固定設置される。よって、エアロゾル防止部用移動ブロック183が下方に移動するにつれてエアロゾル防止部1070が下方に移動する。一方、エアロゾル防止部1070は、エアロゾル防止部用移動ブロック183の移動の際、エアロゾル防止部1070を構成する4個のエアロゾル防止部測板がそれぞれ同一垂直面に沿って移動するように設置される。4個のエアロゾル防止部測板がそれぞれ同一垂直面に沿って移動するので、4個のエアロゾル防止部測板の移動による空気の流れが最小化する。
実施例3は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図10及び図11は実施例3の要部の斜視図を示す。
実施例3は溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070を除き第2実施例と同様である。よって、同一構成要素に対しては同一の図面符号及び用語を使って説明する。
図10を参照すれば、溶液適皿1050は溶液適皿用下板251と溶液適皿用測板253を持つ。
図10及び図11を参照すれば、溶液適皿用下板251は平面状に形成されて水平に設置される。溶液適皿用下板251は溶液適皿用第2支持部166に固定設置される。溶液適皿用下板251は、溶液適皿用第2支持部166の移動の際、同一水平面に沿って移動するように設置される。これにより、溶液適皿用下板251の移動による空気の流れが最小化する。溶液適皿用下板251は第2実施例と同様に多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。一方、図面に図示されていないが、溶液適皿用下板251には上面端に沿ってエアロゾル防止部1070の下端部が挿入される挿入溝(図示せず)が形成される。
図10及び図11を参照すれば、溶液適皿用測板253は平面状に形成されて溶液適皿用下板251の一側端から上方に立てられて垂直に設置される。溶液適皿用測板253は、溶液適皿用第2支持部166の移動の際、同一垂直平面上に沿って移動するように設置される。これにより、溶液適皿用測板253の移動による空気の流れが最小化する。よって、溶液適皿1050は垂直方向の断面が'L'字形を成すように形成される。溶液適皿用測板253は、溶液適皿1050が移動した場合、上側端が精製ブロック110の側面に密着するように設置される。
図10を参照すれば、エアロゾル防止部1070は3個のエアロゾル防止部測板271、273−1、273−2を持つ。3個のエアロゾル防止部測板271、273−1、273−2はそれぞれ平板状に形成され、水平方向の断面が'U'字形を成すように相互に連結される。エアロゾル防止部測板273−1はエアロゾル防止部用第2支持部186の下側端に固定連結される。一方、エアロゾル防止部1070は、下方に移動するとき、3個のエアロゾル防止部測板271、273−1、273−2がそれぞれ同一垂直面に沿って移動するように設置される。3個のエアロゾル防止部測板271、273−1、273−2がそれぞれ同一垂直面に沿って移動するので、3個のエアロゾル防止部測板271、273−1、273−2の移動による空気の流れが最小化する。
図11を参照すれば、エアロゾル防止部1070は、下方に移動した場合、上側端内側面が精製ブロック110の周面に密着し、下側端が溶液適皿用下板251の前記挿入溝(図示せず)に挿入されるように設置される。また、エアロゾル防止部1070は、下方に移動した場合、開放した周面の両側端、つまり2個のエアロゾル防止部測板273−1、273−2の露出した側端が溶液適皿用測板253に密着可能となるように設置される。
実施例4は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図10及び図11を参照して説明すれば、実施例4の溶液適皿及びエアロゾル防止部は実施例3の溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070と同一の構造を持つ。よって、同一構成要素に対しては実施例3と同一の図面符号及び用語を使って説明する。実施例4の場合、エアロゾル防止部1070は、精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が精製ブロック110の周面に密着することができる垂直位置に固定設置される。よって、実施例4はエアロゾル防止部1070を上下方向に移動させるためのエアロゾル防止部移動手段を備えていない。また、溶液適皿用下板251には、実施例3とは異なり、上面端に沿ってエアロゾル防止部1070の下端部が挿入される挿入溝(図示せず)が形成されていない。よって、実施例4の溶液適皿用下板251には実施例1で説明した密着板53−1、53−2、55−1、55−2(図5参照)に相応する密着板が形成されることができる。その外の事項は実施例3で説明したようである。
実施例5は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図12及び図13は実施例5の要部の斜視図を示す。
実施例5は溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070を除き実施例2と同様である。よって、同一構成要素に対しては同一の図面符号及び用語を使って説明する。
図12を参照すれば、溶液適皿1050は溶液適皿用下板351と2個の溶液適皿用測板353−1、353−2を持つ。
図12及び図13を参照すれば、溶液適皿用下板351は平面状に形成されて水平に設置される。溶液適皿用下板351は溶液適皿用第2支持部166に固定設置される。溶液適皿用下板351は、溶液適皿用第2支持部166の移動の際、同一水平面に沿って移動するように設置される。これにより、溶液適皿用下板351の移動による空気の流れが最小化する。溶液適皿用下板351は実施例2と同様に多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。一方、図面に図示されていないが、溶液適皿用下板351には2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2(図12参照)の下端部がそれぞれ挿入されて気密性が向上するように相互に離隔して2個の挿入溝(図示せず)が一字形に形成される。
図12及び図13を参照すれば、2個の溶液適皿用測板353−1、353−2は平面状に形成されて溶液適皿用下板351の両側端から上方に立てられて垂直に設置される。2個の溶液適皿用測板353−1、353−2は、溶液適皿用第2支持部166の移動の際、同一垂直平面上に沿って移動するように設置される。これにより、2個の溶液適皿用測板353−1、353−2の移動による空気の流れが最小化する。よって、溶液適皿1050は垂直方向の断面が'U'字形を成すように形成される。2個の溶液適皿用測板353−1、353−2は、溶液適皿1050が移動した場合、上側端が精製ブロック110の側面に密着するように設置される。
図12を参照すれば、エアロゾル防止部1070は2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2を持つ。2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2はそれぞれ平板状に形成され、測板連結部373Cを介して上端部が相互に連結され、精製ブロック110を介して相互に向き合って平行に設置される。
図12及び図13を参照すれば、エアロゾル防止部測板373−1はエアロゾル防止部用第2支持部186の下側端に固定連結される。一方、エアロゾル防止部1070は、下方に移動するとき、2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2がそれぞれ同一垂直面に沿って移動するように設置される。2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2がそれぞれ同一垂直面に沿って移動するので、2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2の移動による空気の流れが最小化する。
図12及び図13を参照すれば、エアロゾル防止部1070は、下方に移動した場合、2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2の上側端内側面が精製ブロック110の周面に密着し、下側端がそれぞれ溶液適皿用下板351の前記挿入溝(図示せず)に挿入されるように設置される。また、エアロゾル防止部1070は、下方に移動した場合、2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2の両側端がそれぞれ2個の溶液適皿用測板353−1、353−2に密着可能となるように設置される。
実施例6は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図12及び図13を参照して説明すれば、実施例6の溶液適皿及びエアロゾル防止部は実施例5の溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070と同一構造を持つ。よって、同一構成要素に対しては実施例5と同一の図面符号及び用語を使って説明する。実施例6の場合、エアロゾル防止部1070は、精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が精製ブロック110の周面に密着することができる垂直位置に固定設置される。よって、第6実施例はエアロゾル防止部1070を上下方向に移動させるためのエアロゾル防止部移動手段を備えていない。また、溶液適皿用下板351には、実施例5と異なり、上面端に相互に離隔した2個の挿入溝(図示せず)が形成されていない。よって、実施例6の溶液適皿用下板351には第1実施例で説明した密着板53−1、53−2、55−1、55−2(図5参照)に相応する密着板が形成されることができる。その外の事項は実施例5で説明したようである。
実施例7は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図14は実施例7のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図を示す。
実施例7は溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070を除き実施例2と同様である。よって、同一構成要素に対しては同一の図面符号及び用語を使って説明する。
図14を参照すれば、エアロゾル防止部1070はエアロゾル防止チューブ支持板471及びエアロゾル防止チューブ473を持つ。
図14を参照すれば、エアロゾル防止チューブ支持板471には、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成される。多数の貫通孔471−Hは気密性を高めるために多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブよりちょっと大きく形成されるか、あるいは多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブと接触するとともに、エアロゾル防止チューブ支持板471の移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが下方に離脱しないほどの大きさに形成されることができる。エアロゾル防止チューブ支持板471はエアロゾル防止部用第2支持部186(図8参照)の下側端に固定連結されて精製ブロック110の下部に位置する。
図14を参照すれば、エアロゾル防止チューブ473はエアロゾル防止チューブ支持板471の下部に延びて多数形成される。多数のエアロゾル防止チューブ473は多数の貫通孔471−Hに連通し、下端部が溶液適皿1050にそれぞれ密着可能に形成される。多数のエアロゾル防止チューブ473は、エアロゾル防止チューブ支持板471が下方に移動した場合、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように形成される。精製ブロック110は数回にかけて下降と上昇を繰り返して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブをマルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルに注入された溶液に浸して取り出す動作を繰り返すようになる。よって、エアロゾル防止チューブ支持板471は、前記ターゲット核酸精製のために下降した精製ブロック110と衝突しないように、精製ブロック110が下降する位置より低い位置まで下降しなければならない。
図14を参照すれば、溶液適皿1050は平板状の溶液適皿用下板451を持つ。溶液適皿用下板451は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。溶液適皿用下板451の上面には、エアロゾル防止部1070の下向移動の際、多数のエアロゾル防止チューブ473の下側端が挿入される挿入溝451−G1が形成される。一方、挿入溝451−G1の内側には前記落下する溶液がたまるように溶液収集溝451−G2が形成されることができる。
実施例7は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分がそれぞれ互いに異なるエアロゾル防止チューブ473で取り囲まれて外部から遮断される。多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の間の間隔が小さな場合には、多数のエアロゾル防止チューブ473が多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)に嵌め合わせられにくい問題点がある。よって、実施例7は、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)が細い形態に形成され、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の間に十分な空間が形成された場合に適用することができる。
実施例8は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図14を参照して説明すれば、実施例8の溶液適皿及びエアロゾル防止部は実施例7の溶液適皿及びエアロゾル防止部と同一構造を持つ。よって、同一構成要素に対しては第7実施例と同一の図面符号及び用語を使って説明する。実施例8の場合、エアロゾル防止部1070は、精製ブロック110が上方に移動した場合、多数のエアロゾル防止チューブ473が前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包することができる垂直位置に固定設置される。よって、実施例8はエアロゾル防止部1070を上下方向に移動させるためのエアロゾル防止部移動手段を備えていない。また、溶液適皿用下板451には、第7実施例とは異なり、挿入溝451−G1が形成されていない。その外の事項は実施例7で説明したようである。
実施例9は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図15は実施例9のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図を示す。
実施例9はエアロゾル防止部1070を除き実施例2と同様である。
図15を参照すれば、エアロゾル防止部1070は、エアロゾル防止チューブ支持板571、エアロゾル防止チューブ573、及びエアロゾル防止容器575を持つ。
図15を参照すれば、エアロゾル防止チューブ支持板571には多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔571−Hが形成される。多数の貫通孔571−Hは実施例7と同一の大きさに形成されることができる。エアロゾル防止チューブ支持板571はエアロゾル防止部用第2支持部186(図8参照)の下側端に固定連結される。
図15を参照すれば、エアロゾル防止チューブ573はエアロゾル防止チューブ支持板571の下部に伸びて多数形成される。多数のエアロゾル防止チューブ573は多数の貫通孔571−Hに連通するように形成される。多数のエアロゾル防止チューブ573は、エアロゾル防止チューブ支持板571が下方に移動した場合、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように形成される。この場合、実施例7と同様に、エアロゾル防止チューブ支持板571は、前記ターゲット核酸精製のために下降した精製ブロック110と衝突しないように、精製ブロック110が下降する位置より低い位置まで下降する。
図15を参照すれば、エアロゾル防止容器575はエアロゾル防止チューブ支持板571の下部に延設され、多数のエアロゾル防止チューブ573を内包するように箱状に形成される。一方、エアロゾル防止容器575は、エアロゾル防止チューブ支持板571が下方に移動した場合、下端部が溶液適皿1050に密着可能となるように設置される。
図15を参照すれば、溶液適皿1050は、実施例2と同様に、平板状の溶液適皿用下板551を持つ。溶液適皿用下板551は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。溶液適皿用下板551の上面には、エアロゾル防止部1070の下向移動の際、エアロゾル防止容器575の下側端が挿入される挿入溝551−Gが形成される。
実施例7と同様に、第9実施例は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)が細い形態に形成されて、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の間に十分な空間が形成された場合に適用することができる。
実施例10は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図15を参照して説明すれば、実施例10の溶液適皿及びエアロゾル防止部は実施例9の溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070と同一構造を持つ。よって、同一構成要素に対しては実施例9と同一の図面符号及び用語を使って説明する。実施例10の場合、エアロゾル防止部1070は、精製ブロック110が上方に移動した場合、多数のエアロゾル防止チューブ573が前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包することができる垂直位置に固定設置される。よって、実施例10はエアロゾル防止部1070を上下方向に移動させるためのエアロゾル防止部移動手段を備えていない。また、溶液適皿用下板551の上面には挿入溝551−Gが形成されていない。その外の事項は実施例9で説明したようである。
実施例11は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図16は実施例11のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図を示す。
実施例11はエアロゾル防止部1070を除き実施例2と同様である。
図16を参照すれば、エアロゾル防止部1070はエアロゾル防止ブロック671及びエアロゾル防止容器673を持つ。
図16を参照すれば、エアロゾル防止ブロック671には多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の案内孔671−Hが形成される。多数の案内孔671−Hの上側端は第7実施例の貫通孔471−Hと同一大きさに形成されることができる。多数の案内孔671−Hの中で上側端下部は、エアロゾル防止ブロック671が下方に移動した場合、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように形成される。この場合、実施例7と同様に、エアロゾル防止ブロック671は、前記ターゲット核酸精製のために下降した精製ブロック110と衝突しないように、精製ブロック110が下降する位置より低い位置まで下降する。エアロゾル防止ブロック671はエアロゾル防止部用第2支持部186(図8参照)の下側端に固定連結され、精製ブロック110の下部に位置する。
図16を参照すれば、エアロゾル防止容器673はエアロゾル防止ブロック671の下側端下部に延設され、多数の案内孔671−Hの下部を内包するように箱状に形成される。一方、エアロゾル防止容器673は、エアロゾル防止ブロック671が下方に移動した場合、下端部が溶液適皿1050に密着可能となるように設置される。
図16を参照すれば、溶液適皿1050は平板状の溶液適皿用下板651を持つ。溶液適皿用下板651は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。溶液適皿用下板651の上面には、エアロゾル防止部1070の下向移動の際、エアロゾル防止容器673の下側端が挿入される挿入溝651−Gが形成される。
実施例7と同様に、第11実施例は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)が細い形態に形成されて多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の間に十分な空間が形成された場合に適用することができる。
実施例12は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図16を参照して説明すれば、実施例12の溶液適皿及びエアロゾル防止部は第11実施例の溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070と同一構造を持つ。よって、同一構成要素に対しては第11実施例と同一の図面符号及び用語を使って説明する。第12実施例の場合、エアロゾル防止部1070は精製ブロック110が上方に移動した場合、多数の案内孔671−Hが前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包することができる垂直位置に固定設置される。よって、実施例12はエアロゾル防止部1070を上下方向に移動させるためのエアロゾル防止部移動手段を備えていない。また、溶液適皿用下板651の上面には挿入溝651−Gが形成されていない。その外の事項は実施例11で説明したようである。
実施例13は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図17は実施例13のエアロゾル防止部及び溶液適皿の斜視図を示す。
実施例13はエアロゾル防止部1070を除き実施例2と同様である。
図17を参照すれば、エアロゾル防止部1070はエアロゾル防止部上板771及びエアロゾル防止容器775を持つ。
図17を参照すれば、エアロゾル防止部上板771には、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔771−Hが形成される。多数の貫通孔771−Hは実施例7と同一大きさに形成されることができる。エアロゾル防止部上板771はエアロゾル防止部用第2支持部186(図8参照)の下側端に固定連結されて精製ブロック110の下部に設置される。
図17を参照すれば、エアロゾル防止容器775はエアロゾル防止部上板771の縁部から下部に延設され、エアロゾル防止部上板771が下方に移動した場合、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように箱状に形成される。一方、エアロゾル防止容器775は、エアロゾル防止部上板771が下方に移動した場合、下端部が溶液適皿1050に密着可能となるように設置される。この場合、実施例7と同様に、エアロゾル防止部上板771は、前記ターゲット核酸精製のために下降した精製ブロック110と衝突しないように、精製ブロック110が下降する位置より低い位置まで下降する。
図17を参照すれば、溶液適皿1050は第2実施例と同様に平板状の溶液適皿用下板751を持つ。溶液適皿用下板751は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)から落下する溶液を全部受けることができるように充分に広く形成される。溶液適皿用下板751の上面には、エアロゾル防止部1070の下向移動の際、エアロゾル防止容器775の下側端が挿入される挿入溝751−Gが形成される。
実施例7と同様に、第13実施例は多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)が細い形態に形成されて多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブ(図示せず)の間に十分な空間が形成された場合に適用することができる。
実施例14は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離するさらに他の自動精製装備に関するものである。
図17を参照して説明すれば、実施例14の溶液適皿及びエアロゾル防止部は実施例13の溶液適皿1050及びエアロゾル防止部1070と同一構造を持つ。よって、同一構成要素に対しては実施例13と同一の図面符号及び用語を使って説明する。実施例14の場合、エアロゾル防止部1070は、精製ブロック110が上方に移動した場合、エアロゾル防止容器775が前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包することができる垂直位置に固定設置される。よって、実施例14はエアロゾル防止部1070を上下方向に移動させるためのエアロゾル防止部移動手段を備えていない。また、溶液適皿用下板551の上面には挿入溝751−Gが形成されていない。その外の事項は実施例13で説明したようである。
実施例15は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製方法に関するものである。
図18は実施例15のフローチャートを示す。
実施例15は、多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロック110の水平方向移動の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態を維持することを特徴とする。
以下、前述した実施例の中でエアロゾル防止部1070が一定の垂直位置に固定設置された実施例を用いた実施例15の自動精製方法について説明する。
図18を参照すれば、実施例15は、精製ブロックの上昇段階(S10)、溶液適皿の第1移動段階(S20)、精製ブロックの水平移動段階(S30)、溶液適皿の第2移動段階(S40)、及び精製ブロックの下降段階(S50)を含む。
図1〜図5を参照すれば、精製ブロックの上昇段階(S10)では、精製ブロック110に装着された多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下端部が一定の垂直位置に固定設置されたエアロゾル防止部1070の下端部上部に位置するように、精製ブロック110を上方に移動させるようになる。精製ブロック110は数回にかけて下降と上昇を繰り返して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブをマルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルに注入された溶液に浸したり取り出したりする動作を繰り返すようになる。すなわち、精製ブロックの上昇段階(S10)によって前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下端部がエアロゾル防止部1070の下端部上部に位置するようになる。
図1を参照すれば、溶液適皿の第1移動段階(S20)では、エアロゾル防止部107の下端部と密着してエアロゾル防止部107とともに多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を取り囲むように、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる溶液適皿1050を移動させるようになる。これにより、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液が多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下部に位置するマルチウェルプレート(図示せず)に落下せずに溶液適皿1050に集まるようになる。よって、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブを濡らした溶液がマルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルの中で望まないウェルに流入することが防止される。また、これにより、エアロゾル防止部1070が溶液適皿の第1移動段階(S20)で移動した溶液適皿1050と密着して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断される。
図1〜図3を参照すれば、溶液適皿の第1移動段階(S20)では、溶液適皿1050は、溶液適皿1050による空気の流れが最小化することができるように、溶液適皿用下板51を同一水平面上に沿って移動させる。
精製ブロックの水平移動段階(S30)では、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態で精製ブロック110を水平方向に移動させるようになる。よって、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分の周辺に空気の流れが発生しなくなる。よって、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブのいずれか一つのピペットPの周面またはいずれか一つの磁石棒チューブの周面を濡らした前記ターゲット核酸を含む溶液からエアロゾルが発生して残りのピペットPの周面または残り磁石棒チューブの周面に付着することが防止される。
図1及び図2を参照すれば、溶液適皿の第2移動段階(S40)では、溶液適皿1050を、精製ブロック110の下降の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に移動させる。溶液適皿の第2移動段階(S40)では、溶液適皿の第1移動段階(S20)と同様に、溶液適皿1050が溶液適皿1050による空気の流れが最小化することができるように溶液適皿用下板51を同一水平面上に沿って移動させる。
図3を参照すれば、精製ブロックの下降段階(S50)では、精製ブロック110を下降させて多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブをそれぞれ前記マルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルに注入された核酸抽出溶液に浸すようになる。
実施例16は本発明によって多数の生体試料からターゲット核酸を分離する他の自動精製方法に関するものである。
図19は実施例16のフローチャートを示す。
実施例16は、多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロック110の水平方向移動の際、前記多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態を維持することを特徴とする。
以下、前述した実施例の中でエアロゾル防止部1070が上下方向に移動するように設置された実施例を用いた第16実施例の自動精製方法について説明する。
図19を参照すれば、実施例16は、溶液適皿の第1移動段階(S110)、エアロゾル防止部の下降段階(S120)、精製ブロックの水平移動段階(S130)、エアロゾル防止部の上昇段階(S140)、溶液適皿の第2移動段階(S150)、及び精製ブロックの下降段階(S160)を含む。
図8及び図9を参照すれば、溶液適皿の第1移動段階(S110)では、精製ブロック110に装着された多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下部に溶液適皿1050を移動させるようになる。これにより、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液が多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの下部に位置するマルチウェルプレート(図示せず)に落下せずに溶液適皿1050に集まるようになる。よって、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブを濡らした溶液がマルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルの中で望まないウェルに流入することが防止される。
図8及び図9を参照すれば、溶液適皿の第1移動段階(S110)では、溶液適皿1050が、溶液適皿1050による空気の流れが最小化することができるように、溶液適皿用下板151を同一水平面上に沿って移動させる。
また、図10〜図13を参照すれば、溶液適皿の第1移動段階(S110)では、溶液適皿1050による空気の流れが最小化することができるように溶液適皿用測板253、353−1、353−2を同一垂直面上に沿って移動させる。
図8及び図9を参照すれば、エアロゾル防止部の下降段階(S120)では、エアロゾル防止部1070を精製ブロック110の下方に移動させる。これにより、エアロゾル防止部1070が第1移動段階(S110)で移動した溶液適皿1050と密着して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断される。精製ブロック110は数回にかけて下降と上昇を繰り返して多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブを前記マルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルに注入された溶液に浸したり取り出したりする動作を繰り返すようになる。図8は精製ブロック110が最初に下降する前の状態を示している。よって、精製ブロック110は数回にかけて下降及び上昇することによって多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブを前記ターゲット核酸を含む溶液またはその他の溶液が濡らした場合、つまり精製過程中にはエアロゾル防止部1070が第1移動段階(S110)で移動した溶液適皿1050から少し上部に離隔した位置で留まるようになる。すなわち、図8を参照すれば、エアロゾル防止部1070は、溶液適皿1050と密着しない場合には、下側端が溶液適皿1050の挿入溝151−Gから離脱することができる程度の位置に留まる。よって、エアロゾル防止部の下降段階(S120)で、図14〜図17に示されたエアロゾル防止部1070が下方に移動する場合にも空気の流れがほぼ発生しなくなる。
精製ブロックの水平移動段階(S130)では、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態で精製ブロック110を水平方向に移動させるようになる。よって、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分の周辺で空気の流れが発生しなくなる。よって、精製ブロック110の水平移動の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブの中でいずれか一つのピペットPの周面またはいずれか一つの磁石棒チューブの周面を濡らした前記ターゲット核酸を含む溶液からエアロゾルが発生して残りのピペットPの周面または残り磁石棒チューブの周面に付着することが防止される。
エアロゾル防止部の上昇段階(S140)では、エアロゾル防止部1070を精製ブロック110の上方に移動させ、エアロゾル防止部1070の下側端を溶液適皿1050の挿入溝151−G(図8参照)から離脱させる。前述したように、エアロゾル防止部の上昇段階(S140)はエアロゾル防止部1070の下側端が溶液適皿1050の挿入溝151−Gから離脱できる程度に少しだけ上昇させる。
図8を参照すれば、溶液適皿の第2移動段階(S150)では、溶液適皿1050を精製ブロック110の下降の際、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に移動させる。溶液適皿の第2移動段階(S150)では、溶液適皿の第1移動段階(S110)と同様に、溶液適皿1050による空気の流れが最小化することができるように溶液適皿用下板151を同一水平面上に沿って移動させる。
精製ブロックの下降段階(S160)では、精製ブロック110を下降させ、多数のピペットPまたは前記多数の磁石棒チューブをそれぞれ前記マルチウェルプレート(図示せず)の多数のウェルに注入された核酸抽出溶液に浸すようになる。
溶液適皿とエアロゾル防止部が装着された本発明による自動精製装備は、多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブが外部から遮断されて密閉した状態でだけ水平移動しながら核酸精製を行うので、多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブの表面に水平移動中の空気の渦流によって発生するエアロゾルを根本的に防止することができる。よって、本発明は、ターゲット核酸を含んでいる溶液が付いている多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロックが水平方向に移動するとき、空気の渦流を発生させないので、エアロゾルの発生と交差汚染を根本的に防止することができる利点がある。
また、本発明は、前記精製ブロックが水平方向移動するとき、多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブから溶液が不適切に落下してマルチウェルプレートの多数の単位ウェルが汚染することを根本的に防止することができる利点がある。
110:精製ブロック
151−G:挿入溝
251:溶液適皿用下板
253:溶液適皿用測板
351:溶液適皿用下板
353−1、353−2:溶液適皿用測板
373−1、373−2:エアロゾル防止部測板
471:エアロゾル防止チューブ支持板
471−H:貫通孔
473:エアロゾル防止チューブ
571:エアロゾル防止チューブ支持板
571−H:貫通孔
573:エアロゾル防止チューブ
575:エアロゾル防止容器
671:エアロゾル防止ブロック
671−H:案内孔
771:エアロゾル防止部上板
771−H:貫通孔
775:エアロゾル防止容器
1050:溶液適皿
1070:エアロゾル防止部
P:ピペット

Claims (20)

  1. 多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製装備において、
    多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブが装着され、水平方向及び垂直方向に移動可能に設置された精製ブロック110
    前記多数のピペットの下端部または前記多数の磁石棒チューブの下端部から離隔し、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる位置、及び前記精製ブロック110の下降の際、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に移動可能に設置された溶液適皿1050、及び
    前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断されるように、前記落下する溶液を受けることができる位置に移動した前記溶液適皿1050と密着して前記溶液適皿1050とともに前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を取り囲むように形成されたエアロゾル防止部1070
    を含むことを特徴とする、エアロゾル防止のための自動精製装備。
  2. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は、前記精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿1050と密着するように、一定の垂直位置に固定設置される箱状であることを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  3. 前記エアロゾル防止部1070は、エアロゾル防止部用第1測板73−1、前記エアロゾル防止部用第1測板73−1と向き合うように設置されるエアロゾル防止部用第3測板73−2、両側端が前記エアロゾル防止部用第1測板73−1及び前記エアロゾル防止部用第3測板73−2に連結されるエアロゾル防止部用第2測板75−1、及び前記エアロゾル防止部用第2測板75−1から離隔し、両側端が前記エアロゾル防止部用第1測板73−1及び前記エアロゾル防止部用第3測板73−2に連結され、下端部が前記エアロゾル防止部用第2測板75−1の下端部より上部に位置するエアロゾル防止部用第4測板75−2を含む四角箱状であり、
    前記溶液適皿1050は、溶液適皿用下板51、内側面が前記エアロゾル防止部用第1測板73−1の外側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第1密着板53−1、外側面が前記エアロゾル防止部用第2測板75−1の内側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第2密着板55−1、内側面が前記エアロゾル防止部用第3測板73−2の外側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第3密着板53−2、及び内側面が前記エアロゾル防止部用第4測板75−2の外側面に密着するように前記溶液適皿用下板51に立設される溶液適皿用第4密着板55−2を含むことを特徴とする、請求項2に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  4. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿1050に密着する箱状であることを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  5. 前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'L'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板251と前記溶液適皿用下板251の一側端から上方に立設される平板状の溶液適皿用測板253を含み、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板251に密着し、開放した周面の両側端が前記溶液適皿用測板253に密着可能となるように水平方向の断面が'U'字形状に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  6. 前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'L'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板251と前記溶液適皿用下板251の一側端から上方に立設される平板状の溶液適皿用測板253を含み、
    前記エアロゾル防止部1070は、前記精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板251に密着し、開放した周面の両側端が前記溶液適皿用測板253に密着するように、水平方向の断面が'U'字形状に形成され、一定の垂直位置に固定設置されたことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  7. 前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'U'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板351と前記溶液適皿用下板351の両側端から上方にそれぞれ立設される平板状の溶液適皿用測板353−1、353−2を含み、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板351に密着し、両側端が前記溶液適皿用測板353−1、353−2に密着可能となるように前記精製ブロック110の対向する両側面にそれぞれ設置された2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  8. 前記溶液適皿1050は、垂直方向の断面が'U'字形を成すように、平板状の溶液適皿用下板351と前記溶液適皿用下板351の両側端から上方にそれぞれ立設される平板状の溶液適皿用測板353−1、353−2を含み、
    前記エアロゾル防止部1070は、前記精製ブロック110が上方に移動した場合、上側端内側面が前記精製ブロック110の周面に密着し、下側端が前記溶液適皿用下板351に密着し、両側端が前記溶液適皿用測板353−1、353−2に密着するように、前記精製ブロック110を介して相互に向き合って一定の垂直位置に固定設置される2個のエアロゾル防止部測板373−1、373−2を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  9. 前記溶液適皿1050は、前記落下する溶液を受けることができる位置、及び前記精製ブロックの下降の際、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に移動する場合、空気の移動が最小化するように水平方向に移動し、前記溶液適皿用測板253、353−1、353−2が同一垂直平面上に沿って移動するように設置されることを特徴とする、請求項5または7に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  10. 前記溶液適皿1050には、前記エアロゾル防止部1070の下側端が挿入される挿入溝151−Gが形成されることを特徴とする、請求項4、5及び7のいずれか一項に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  11. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板471と、前記エアロゾル防止チューブ支持板471が下方に移動した場合、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔471−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板471の下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着する多数のエアロゾル防止チューブ473を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  12. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔471−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板471と、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔471−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板471の下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着する多数のエアロゾル防止チューブ473を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  13. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に前記精製ブロック110の上下方向に移動可能に設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔(571−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板(571と、前記エアロゾル防止チューブ支持板571が下方に移動した場合、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔571−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に延設される多数のエアロゾル防止チューブ573と、前記多数のエアロゾル防止チューブ573を内包し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に伸び、前記エアロゾル防止チューブ支持板571が下方に移動した場合、下端部が前記溶液適皿1070に密着するエアロゾル防止容器575を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  14. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔(571−Hが形成されたエアロゾル防止チューブ支持板(571と、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包するように前記多数の貫通孔571−Hに連通し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に延設される多数のエアロゾル防止チューブ573と、前記多数のエアロゾル防止チューブ573を内包し、前記エアロゾル防止チューブ支持板571の下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1070に密着するエアロゾル防止容器575を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  15. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に上下方向に移動可能に設置され、下方に移動した場合、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包する多数の案内孔671−Hが上下面に貫設されたエアロゾル防止ブロック671を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  16. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分をそれぞれ内包する多数の案内孔671−Hが上下面に貫設されたエアロゾル防止ブロック671を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  17. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110の下部に上下方向に移動可能に設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔771−Hが形成されたエアロゾル防止部上板771と、前記エアロゾル防止部上板771が下方に移動した場合、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を内包するように前記エアロゾル防止部上板771の縁部から下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着するエアロゾル防止容器775を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  18. 前記溶液適皿1050は平板状であり、
    前記エアロゾル防止部1070は前記精製ブロック110下部の一定の垂直位置に固定設置され、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブが挿入されてそれぞれ通過する多数の貫通孔771−Hが形成されたエアロゾル防止部上板771と、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を内包するように前記エアロゾル防止部上板771の縁部から下部に伸びて下端部が前記溶液適皿1050に密着するエアロゾル防止容器775を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル防止のための自動精製装備。
  19. 多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製方法において、
    多数のピペットまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロック110の水平方向移動の際、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態を維持し、
    前記精製ブロック110に装着された前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの下端部が一定の垂直位置に固定設置されたエアロゾル防止部1070の下端部上部に位置するように、前記精製ブロック110を上方に移動させる精製ブロックの上昇段階(S10)、
    前記エアロゾル防止部1070)の下端部と密着し、前記エアロゾル防止部1070)とともに前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を取り囲むように、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第1移動段階(S20)、
    前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態で前記精製ブロック110を水平方向に移動させる精製ブロックの水平移動段階(S30)、
    前記精製ブロック110の下降の際、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に前記溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第2移動段階(S40)、及び
    前記溶液適皿の第2移動段階(S40)の後、前記精製ブロック110を下降させて前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブをそれぞれ核酸抽出溶液に浸す精製ブロックの下降段階(S50)、
    を含むことを特徴とするエアロゾル防止のための自動精製方法。
  20. 多数の生体試料からターゲット核酸を分離する自動精製方法において、
    多数のピペットPまたは多数の磁石棒チューブが装着された精製ブロック110の水平方向移動の際、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態を維持し、
    前記精製ブロック110に装着された前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの下部に前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブから落下する溶液を受けることができる溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第1移動段階(S110)、
    エアロゾル防止部1070が前記第1移動段階(S11)で移動した前記溶液適皿1050と密着し、前記溶液適皿1050とともに前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分を外部から遮断するように、前記エアロゾル防止部1070を前記精製ブロック110の下方に移動させるエアロゾル防止部の下降段階(S120)、
    前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブの中で前記ターゲット核酸を含む溶液に濡らされた部分が外部から遮断された状態で前記精製ブロック110を水平方向に移動させる精製ブロックの水平移動段階(S130)、
    前記精製ブロックの水平移動段階(S130)の後、前記エアロゾル防止部1070を前記精製ブロック110の上方に移動させるエアロゾル防止部の上昇段階(S140)、
    前記精製ブロック110の下降の際、前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブとの接触を避けることができる位置に前記溶液適皿1050を移動させる溶液適皿の第2移動段階(S150)、及び
    前記エアロゾル防止部の上昇段階(S140)及び前記溶液適皿の第2移動段階(S150)の後、前記精製ブロック110を下降させて前記多数のピペットまたは前記多数の磁石棒チューブをそれぞれ核酸抽出溶液に浸す精製ブロックの下降段階(S160)、
    を含むことを特徴とするエアロゾル防止のための自動精製方法。
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