JP6001429B2 - 水電池 - Google Patents

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Description

本発明は、水を注入して発電する水電池に関する。
従来、水を注入することによって発電する水電池は公知である。例えば、特許文献1には、水電池の外形を形成する、金属製の負極外筒体と、活性炭等からなる粉末充填材と、粉末充填材に差し込まれたロッド状の正極集電体と、水を粉末充填材に供給するための吸収部材とを含む水電池が開示されている。
実用新案登録第3112869号公報
特許文献1に開示された水電池では、負極外筒体の底面に位置する注水口から負極外筒体の内部に注入された水が吸収部材を介して粉末充填材に浸透し、両電極間に起電力を生じさせることができる。また、使用によって水電池が放電した後に、注水口から水をさらに注入することによって、再び電気を発生させることができる。
しかし、非常時や災害時等において、水を予め用意することができない状況においては、直ちに発電することができない。また、スポイト内に水を注入し、それを注水口から水電池の内部に注入するという作業は比較的に手間であり、素早い対応が求められる緊急時においては、より迅速に最初の発電がおこなわれることが求められていた。
本発明の課題は、従来の技術における水電池の改良であって、注水口から水を注水することなく、ワンプッシュで最初の発電を行うことのできる水電池の提供にある。
前記課題を解決するために、本発明は、長さ方向と、前記長さ方向において互いに対向する第1側及び第2側とを有し、負極筒体と、前記負極筒体の内部に充填された粉末充填材と、前記第1側に位置する端子とを含む水電池に関する。
本発明に係る水電池は、前記端子は、前記第1側の前記負極筒体の端部と離間してその外側に位置する押圧部と、前記押圧部から延出して前記負極筒体の前記端部から内部へ延びる脚部とを有し、前記負極筒体の前記第1側の内部には、内部に液体が収容された液収容部が配置されており、前記液収容部は、弾性を有する前記第1側の第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に位置して前記脚部と当接する支持部と、前記内部において前記支持部から前記第2側へ先鋭状に延びる針部とを有し、前記押圧部を押圧することによって、前記支持部が前記第2側へ移動して前記第1面が前記第2側へ凸曲状に弾性変形し、前記針部の先端が前記第2面を貫通することを特徴とする。
本発明の好ましい実施態様の一つとして、前記端子の前記押圧部と前記負極筒体の前記端部との間には、軟質プラスチック製のストッパーリングが取り外し可能に配置される。
本発明の他の好ましい実施態様の一つとして、前記ストッパーリングは、前記脚部が貫通する透孔を有する円筒部と、円筒部から延出する摘持部とを有する。
本発明のさらに他の好ましい実施態様の一つとして、前記脚部と前記針部とは別体に形成されており、前記脚部は金属製であって、前記針部はプラスチック材料から形成される。
本発明のさらに他の好ましい実施態様の一つとして、前記液収容部の前記第1面は、外周縁から前記支持部が位置する中央部に向かって次第に肉薄になるように形成される。
本発明のさらに他の好ましい実施態様の一つとして、前記液収容部の前記第2面は、外周縁から前記支持部から前記第2側へ延出する前記針部と対向する中央部に向かって次第に肉薄になるように形成される。
本発明のさらに他の好ましい実施態様の一つとして、前記粉末充填材に挿抜可能に挿入された正極集電体をさらに有し、前記正極集電体の一端が前記負極筒体の前記第2側の端部から外側へ延出して正極端子に被嵌される。
本発明のさらに他の好ましい実施態様の一つとして、前記負極筒体の前記第2側の端部には、複数の注水口を有して前記負極筒体内へ延びる封止栓が位置し、前記封止栓の内方には貯水スペースが位置する。
本発明のさらに他の好ましい実施態様の一つとして、前記針部は、前記支持部に固定された基端部と、前記基端部から前記第2側へ延びる先鋭部とを有し、前記先鋭部には液収容部内の液体を誘導するための複数の溝が形成される。
本発明に係る水電池は、負極筒体の内部に水等の液体が収納された袋状の液収容部を有し、負極端子(端子)の押圧部を押圧することによって、脚部が液収容部の第1面に位置する支持部を第2側へ移動させ、支持部から第2側に延びる針部の先端が液収容部の第2面を貫通して液体が粉末充填材に浸透して発電する。したがって、災害等の緊急時において水を用意して注水口から注水する必要がなく、ワンプッシュで速やかに最初の発電をすることができる。
水電池の斜視図。 図1のII−II線に沿う模式的断面図。 水電池の分解斜視図。 図2のIV線で囲む拡大図。 ストッパーリングの拡大斜視図。 液収容部の拡大破断斜視図。 負極端子の拡大斜視図。 針部の拡大斜視図。 図8のIX−IX線に沿う模式的断面図。 使用状態における図4と同様の拡大図。 水電池の使用状態を示す、照明・電力供給装置の斜視図。 照明・電力供給装置の分解図。
図1及び2を参照すると、水電池10は、長さ方向及び周方向と、縦方向において離間対向する第1及び第2端側11,12と、第1及び第2側11,12との間において、水電池10の長さ方向に延びる筒状の外周面部13とを有する。
水電池10は、円筒状の外形を形成する、例えば、鉄とニッケルの合金系のステンレス等から形成された外筒体14と、外筒体14の内周面に接する筒状の負極筒体15と、負極筒体15の内部に充填された酸化物質(正極活物質)からなる粉末充填材16と、負極筒体15の内部中央において、粉末充填材16に挿入された、電荷を集めるための主として炭素から形成されたロッド状の正極集電体17とを含む。正極集電体17は、第2側12において、外筒体14の縦外方へ突出し、その突出部がステンレス製等の正極端子18で被嵌されている。
図3及び7を参照すると、第1側11には、平坦状の押圧部20と、押圧部20の中央から延出する脚部21とを有する負極端子22が位置する。脚部21には、押圧部20に近接して、その外周から突出する鍔状の返し部21aが位置する。負極端子22の押圧部20と、外筒体14の第1側11の端部との間には、硬質プラスチック製のストッパーリング24が配置される。図3及び5を参照すると、ストッパーリング24は、中央部に負極端子22の脚部21を挿通するための開口25を有する円筒部26と、円筒部26から延出して指を引っ掛けるための突起27aを有する摘持部27とを有する。円筒部26の一部には、開口25と連通するスリット28が設けられており、スリット28の幅寸法は負極端子22の脚部21の幅寸法よりも小さくなっている。また、円筒部26の開口25は、その内径が負極端子22の脚部21の直径よりも僅かに小さいものであって、該開口25に脚部21が挿入された状態において脚部21は回転不能に保持されており、負極端子22は、ストッパーリング24によってその外筒体14側への移動が規制される。
操作者は、水電池10の使用時において、ストッパーリング24の摘持部27を摘んで外筒体14の周方向の外側へ引っ張ることによって、円筒部26の一部を弾性変形させながら負極端子22の脚部21をスリット28に通過させ、ストッパーリング24を負極端子22と外筒体14の開口14aとの間から取り外すことができる。水電池10の使用前の状態において、ストッパーリング24は、負極端子22の押圧部20と外筒体14とに挟持された状態であるので、不用意に取り外れることはない。本実施形態において、ストッパーリング24の円筒部26は断面円形であるが、三角形や四角形等の矩形状であってもよい。また、ストッパーリング24が、クリップのように、一対の摘持部と、それらに連接された内周壁部とを有し、一対の摘持部を互いに近づくように操作することによって、周壁部が互いに離隔する方向へ移動することによって、脚部に容易に着脱させることもできる。
図3及び5を参照すると、負極筒体15の内部の第1側11には、水や食塩水等の電気化学反応の触媒となりうる液体(本実施形態では水W)が収容された袋状の液収容部(液収容袋)30が位置する。液収容部30は、弾性材料、例えば、シリコン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂等の各種公知の熱可塑性樹脂から形成される。液収容部30は、中空であって、第1側11に位置する第1面31及び第2側12に位置する第2面32と、第1面31の外周縁壁を形成する突出縁部33と、第1面31の中央に位置する支持部34とを有する。支持部34は、第1面31から第1側11へ突出する第1嵌合部34aと、第1面31の内面から第2側12へ突出する、第2嵌合部34bとを有する。第1嵌合部34aには負極端子22の脚部21の先端部が嵌合され、第2嵌合部34bには針部35の基端部35bが嵌合されている。第1嵌合部34aの内径は負極端子22の脚部21の外径と同じ大きさ又はそれよりも僅かに小さく、脚部21は第1嵌合部34aに圧入された状態で保持されている。また、第2嵌合部34bの内径は、針部35の基端部35bの外径と同じ大きさ又はそれよりも僅かに小さく、針部35の基端部35bは第2嵌合部34bに圧入された状態で保持されている。脚部21及び針部35の基端部35bとは、それらが安定的に支持部34に固定されるために、第1及び第2嵌合部34a,34bの底面に接着又は溶着されていてもよい。
図4を参照すると、液収容部30の第1面31は、ダイアフラムのような柔軟性を有し、支持部34を第1側11から第2側12へ向かって押圧することによって、第2側12へ凸曲する。液収容部30の各種寸法について言えば、水電池が3単電池の大きさである場合において、全体の直径D1が約8.0〜12.0mm、支持部34の直径D2が約1.5〜3.5mm、第1,第2嵌合突出部34a,34bの直径D3が約0.7〜1.0mmである。また、図4を参照すると、液収容部30の第1面31は、所要の可撓性を発揮するために、中央に位置する支持部34に向かうにつれて肉薄になっており、第1面31の外周縁側の最も肉厚部位の厚さT1は約0.4〜0.6mm、第1面31の支持部34近傍の肉薄部位の厚さT2は約0.2〜0.4mmである。第2面32は、外周縁側が第1面31と同様に肉厚であるのに対し、その内周部分が第2側12へ移動する針部35が貫通できる程度に肉薄であって、肉厚部位の厚さT3は約0.4〜0.6mm、肉薄部位の厚さT4は約0.2〜0.4mmである。
図8及び9を参照すると、針部35は、負極端子22の脚部21及び液収容部30とは、別体の金属製又はプラスチック製であって、液収容部30の支持部34の第2嵌合部34bに圧入、接着又は溶着によって固定される基端部35bと、基端部35bから先細状に延びる先鋭部35aとを有する。先鋭部35aは、断面略十字状であって、液収容部30の第2面12を貫通したときに、その内部の液体を粉末充填材16に供給するためのガイドとなる複数の溝(ガイド溝)36が設けられている。本実施形態において、負極端子22の脚部21と針部35とは、別体に形成されているが、支持部34の第1及び第2嵌合部34a,34bを貫通させて、一体に形成してもよい。ただし、別体に形成する場合には、金属製の負極端子22と異なり、針部35をプラスチック材料から形成することができ、他の金属が粉末充填材16と接触することによって生じるおそれのある起電力への影響を避けることができる。
再び、図2及び3を参照すると、水電池10の第2側12は、封止栓40で形成されており、封止栓40には、2回目以降の発電において、水電池10内部に水を注入するための一対の注水口41が設けられる。封止栓40は、プラスチック、ガラス、セラミック等の各種の絶縁材料から形成された、中央に正極端子18が貫通するための透孔42aを有するリング状の蓋部42と、中央に正極集電体17が貫通するための透孔43aを有し、かつ、蓋部42とそれを貫通する正極端子18のフランジ部位とが配置される受部43とを含む。封止栓40によって負極筒体15と正極集電体17との導通が遮断される。注水口41は、一対ではなく複数形成されていてもよいし、電気反応によって内部に発生して充満した気体を外部へ放出するための排気口としての役割を兼ねる。
封止栓40の内面には、PETシールからなる透水性シールと不織布シートとを貼り合せ形成された、通気透液性を有する逆止弁シート44が配置される。逆止弁シート44の中央部には透孔44aが形成されており、該透孔44aを正極集電体17が貫通する。逆止弁シート44の内方には、逆止弁シート44と保水シート46とを離間させ、かつ、正極集電体17を支持するためのリング状のスペーサ45が配置される。
スペーサ45の周縁には、注入された水を貯水するための貯水スペース47が設けられており、スペーサ45の内面に接して保水シート46が嵌挿されている。保水シート46は、熱圧縮されたシート状のスポンジから形成されており、注水口41から注入された水を吸収、保持することによって貯水スペース47に膨張し、粉末充填材16が外部に漏れるのを防止する。
負極筒体15は、イオン化および/または酸化傾向が比較的に大きな電極活物質、例えば、金属マグネシウム、亜鉛等またはそれらを少なくとも2種以上含む合金から作られており、その外周面が、外筒体14の内周面に当接し、接着又は溶着される。外筒体14の第2側12の端縁は内方へ延び、負極筒体15の端縁上に重なって位置する。
粉末充填材16は、比較的に酸化力が強い導電体、例えば、活性炭、二酸化マンガン、酸化鉄、結晶性の酸化銀などの混合物から作られる。これらの物質は減極機能をも有するものであって、混合物の種類、混合比率等は、所要の酸化力に応じて自由に設計される。粉末充填材16は、透液性の繊維不織布シートによって形成されたセパレータ19によって全体が被包される。正極集電体17は、この種の分野で一般的に使用される、例えば、導電性が比較的に強い、電気化学的に安定な、炭素棒、エボナイト棒等から形成される。
図2及び10を参照すると、使用者がストッパーリング24の摘持部27を摘んで引っ張り、ストッパーリング24を取り外した後、負極端子22の押圧部20を内方へ押すことによって、液収容部30の第1面31の支持部34が下方に移動し、第1面31が第2側12へ凸曲状に弾性変形して、針部35の先鋭部35aがそれに対向する第2面32の中央部を貫通する。針部35が液収容部30の第2面32を貫通することによって、針部35の先鋭部35aのガイド溝36に沿って水Wがセパレータ19を介して粉末充填材16に浸透して拡散される。負極筒体15を構成するマグネシウムは浸透した水の酸素と結びついて酸化反応を生じ、水素が粉末充填材16を構成する活性炭、二酸化マンガンと結合することによって、起電力が発生する。液収容部30内の水Wが排出されることによって、内部の水位WLは低くなる。
図4及び5を参照すると、ストッパーリング24の厚さ寸法T5は約1.5〜3.5mmであって、ストッパーリング24を取り外した後、負極端子22を押圧したときには、該厚さ寸法T5とほぼ同じ分だけ針部35は下方に移動するので、図4に示すとおり、先鋭部35aの先端と液収容部30との離間寸法Rは、ストッパーリング24の厚さ寸法T5とほぼ同じ大きさまたはそれよりも僅かに小さいことが好ましい。離間寸法Rが約1.5mmよりも小さい場合には、水電池10が搬送されているときや比較的に衝撃を受けたとき等に、先鋭部35aの先端が第2面32に触れて貫通し、不用意に水が粉末充填材16に注入されるおそれがある。一方、離間寸法Rが3.5mm以上、すなわち、ストッパーリング24の厚さ寸法T5よりも大きい場合には、負極端子22を強く押圧しても、針部35が液収容部30の第2面32を貫通せず、起電力を発生させることができないおそれがある。
この種のマグネシウムを使用した水電池は、水を注入しない限りは電気化学反応を生じないので、長期保存が可能であり、通常、20年近く保存が可能であるが、緊急時や災害時の迅速性が求められる際に、水を用意して、スポイトで注水口に水を注入するという作業が手間であった。本実施形態の水電池10によれば、内部に水が予め収容されているので、緊急時に水を用意することなく、ストッパーリング24を取り外した後に、ワンプッシュで、より簡易かつ迅速に、発電可能な状態とすることができる。液収容部30に収容されている水を使用することによって、水電池10は約1.5Vの起電力を約2時間程度持続させることができる。水電池10は、水を注入することによって何回も使用可能であるところ、2回目以降の注水は、第2側12の注水口41からスポイト等を使用して内部に水を注入することによって行うことができる。注水口41から注入された水は保水シート46に迅速に吸収され、セパレータ19に浸透して粉末充填材16に拡散される。
既述のとおり、負極端子22の脚部21には、外周縁から外部に突出して第2側12へ向かって幅狭となる鍔状の返し部(上方抜け止め手段)21aが位置する。返し部21aは、外筒体14の開口14aの開口縁の内方に位置しており、起電後に負極端子22が外筒体14から脱落するのを防止する。負極筒体15の第1側11の端部は外周縁がフランジ状であって、負極端子22の押圧部20は、負極筒体15の端部に押し当てられた状態でその内面が端部の該フランジ部位に囲まれた中央の凹部に嵌合されており、水電池10の第1側11の端部は全体として平坦状を有する。
<使用例>
図11を参照すると、水電池10は、例えば、LED照明を有する照明・電力供給装置60の電力源として使用することができる。照明・電力供給装置60は、本体61と本体に取り外し可能に取り付けられた上下蓋体62,63とを有する。本体61は、台座部64と、台座部64に配置された、透明又は半透明のプラスチック又はガラス管等から形成された筒状体63と、台座部64に取り付けられ、筒状体63の内部に位置する複数のLEDランプから形成された光源65と、光源65からの光を反射するための光源65に向かって先鋭状に延びる略円錐状の反射体66とを有する。上蓋体62には、枠状の手持ち部67と、光源65のオンオフや光の強弱を調整するためのつまみ部68が配置される。また、下蓋体64には、携帯電話や携帯情報端末(PDA)、ポータブル音楽プレーヤー等を充電するためのプラグ差し込み口を有するコンセント部70が位置する。
図12を参照すると、台座部64の内部には、下蓋体64に支持されたソケット部材72が配置される。ソケット部材72は、複数の分離壁73を有し、分離壁73によって区分されたスペースには複数の水電池10が各端子74に電気的に接触して配置される。照明・電力供給装置60は、手持ち部67を有することによって持ち運び可能であって、災害などの緊急時に光源として使用することができる。また、複数の水電池10を用いることによって、携帯電話等の電源としても利用することができる。なお、図示していないが、例えば、反射体66を中空に形成してその内部に単数又は複数の水電池10を配置し、上蓋体62に形成された開口から水を水電池10の注水口41に直接供給することによって、2回目以降の発電をスムーズに行うようにしてもよい。
10 水電池
11 第1側
12 第2側
15 負極筒体
16 粉末充填材
17 正極集電体
18 正極端子
20 押圧部
21 脚部
22 負極端子(端子)
24 ストッパーリング
26 円筒部
27 摘持部
30 液収容部
31 第1面
32 第2面
34 支持部
35 針部
35a 先鋭部
35b 基端部
40 封止栓
41 注水口
47 貯水スペース
W 水(液体)

Claims (9)

  1. 長さ方向と、前記長さ方向において互いに対向する第1側及び第2側とを有し、負極筒体と、前記負極筒体の内部に充填された粉末充填材と、前記第1側に位置する端子とを含む水電池において、
    前記端子は、前記第1側の前記負極筒体の端部と離間してその外側に位置する押圧部と、前記押圧部から延出して前記負極筒体の前記端部から内部へ延びる脚部とを有し、
    前記負極筒体の前記第1側の内部には、内部に液体が収容された液収容部が配置されており、前記液収容部は、弾性を有する前記第1側の第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に位置して前記脚部と当接する支持部と、前記内部において前記支持部から前記第2側へ先鋭状に延びる針部とを有し、
    前記押圧部を押圧することによって、前記支持部が前記第2側へ移動して前記第1面が前記第2側へ凸曲状に弾性変形し、前記針部の先端が前記第2面を貫通することを特徴とする前記水電池。
  2. 前記端子の前記押圧部と前記負極筒体の前記端部との間には、軟質プラスチック製のストッパーリングが取り外し可能に配置される請求項1に記載の水電池。
  3. 前記ストッパーリングは、前記脚部が貫通する透孔を有する円筒部と、円筒部から延出する摘持部とを有する請求項2に記載の水電池。
  4. 前記脚部と前記針部とは別体に形成されており、前記脚部は金属製であって、前記針部はプラスチック材料から形成される請求項1〜3のいずれかに記載の水電池。
  5. 前記液収容部の前記第1面は、外周縁から前記支持部が位置する中央部に向かって次第に肉薄になるように形成される請求項1〜4のいずれかに記載の水電池。
  6. 前記液収容部の前記第2面は、外周縁から前記支持部から前記第2側へ延出する前記針部と対向する中央部に向かって次第に肉薄になるように形成される請求項1〜5のいずれかに記載の水電池。
  7. 前記粉末充填材に挿抜可能に挿入された正極集電体をさらに有し、
    前記正極集電体の一端が前記負極筒体の前記第2側の端部から外側へ延出して正極端子に被嵌される請求項1〜6のいずれかに記載の水電池。
  8. 前記負極筒体の前記第2側の端部には、複数の注水口を有して前記負極筒体内へ延びる封止栓が位置し、前記封止栓の内方には貯水スペースが位置する請求項1〜7のいずれかに記載の水電池。
  9. 前記針部は、前記支持部に固定された基端部と、前記基端部から前記第2側へ延びる先鋭部とを有し、前記先鋭部には前記液収容部内の液体を誘導するための複数の溝が形成される請求項1〜8のいずれかに記載の水電池。
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