JP5999330B2 - 塗工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属箔等の帯状の被塗工物の表面に塗膜を形成するための塗工装置に関する。
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、セパレータを介して正極と負極を重ね合わせて製造される。正極及び負極は、集電体としての金属箔に活物質含有塗料を塗工したものである。金属箔へ活物質含有塗料を塗工する方法には、多くの場合、バックアップロールを用いたダイコート法が採用される。バックアップロールを用いたダイコート法では、図4に示すように、バックアップロール401に支持されて矢印402の向きに走行する帯状の金属箔403に、ダイコーター404のスリット405から塗料406が吐出されて塗工される。正極の製造工程では、図4に示すように、金属箔403に活物質を含有する塗料406を塗工した後に乾燥させ、その塗料406が乾燥した後の金属箔403を幅方向に多条にスリットすると共に長手方向に所定長さに裁断することにより、正極を得る。負極は、正極の製造工程と同様の製造工程によって得ることができる。
ところで、リチウムイオン二次電池の正極及び負極に使用する金属箔403は、ダイコート法で塗料が塗工される他の被塗工物(例えば、プラスチックフィルム等)と比較して、弾性係数が小さい。このため、バックアップロール401に金属箔403を巻きつけて矯正しても、図5に示すように、金属箔403に局所的なたるみ501が発生する場合がある。そこで、バックアップロール401に金属箔403を均一に巻きつけ、安定した塗工条件で均一な膜厚の塗膜を金属箔403上に形成するために、金属箔403の上流側に減圧機構を設ける手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図6は、特許文献1に記載された従来の減圧機構付き塗工装置を示す図である。
図6に示す従来の塗工装置では、走行する金属箔403がバックアップロール401に接触し始める地点を起点とし、その起点よりも金属箔403の走行方向402の上流側で金属箔403とバックアップロール401の外周面との間に形成される空間601が、減圧装置602によって減圧される。これにより、図6に示す従来の塗工装置は、金属箔403をバックアップロール401の外周面に密着させ、金属箔403に存在する局所的なたるみを矯正している。減圧装置602は、真空ポンプ等の公知の排気装置に接続されている。サポートロール603は、減圧装置602によって吸引されて持ち上げられる金属箔403と減圧装置602との接触を防ぎ、金属箔403が所定の位置で走行するようにしている。
特開2011−204565号公報
しかしながら、前述の従来の塗工装置の構成では、減圧装置602に接続されている排気装置から発生する圧力変動の影響により、金属箔403とバックアップロール401の外周面との間に形成される空間601内の圧力が顕著に変動する場合がある。なお、真空ポンプ等の公知の排気装置において、排気ガスに脈動が生じて周期的な圧力変動が起こることは、一般的に知られたことである。
さらに、前述の従来の塗工装置の構成では、金属箔403の搬送方向の上流側で発生して金属箔403上を伝播する振動により、金属箔403とバックアップロール401の外周面との間に形成される空間601内の圧力が顕著に変動する場合がある。金属箔403の上流側で発生する振動には、例えば、金属箔403を送り出す装置に組み込まれたモーターの振動等がある。
以上のことから、前述の従来の塗工装置の構成では、金属箔403とバックアップロール401の外周面との間に形成される空間601を、安定した減圧状態で維持することが困難な場合があった。
本発明は、前述の従来の課題を解決するもので、金属箔等の被塗工物をバックアップロールに密着させるために減圧する空間の減圧状態を安定させることができる塗工装置を提供することを目的とする。
本発明の塗工装置は、帯状の被塗工物を支持しながら走行させるバックアップロールと、前記バックアップロールと対向して配置され、前記被塗工物に塗料を塗工するコーターと、前記被塗工物が前記バックアップロールの外周面に接触し始める地点を起点とし、前記起点よりも前記被塗工物の走行方向の上流側で前記バックアップロールの外周面と前記被塗工物との間に形成される第1の減圧空間において、その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で、走行する前記被塗工物を支持する第1のサポートロールと、その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で前記第1のサポートロールよりも前記被塗工物の走行方向の上流側に配置されて走行する前記被塗工物を支持する第2のサポートロールと、前記第1のサポートロールと前記第2のサポートロールとの間の第2の減圧空間で開口するとともに壁に形成された開口部を通して前記第1の減圧空間に連通したダンパー室兼減圧室と、前記ダンパー室兼減圧室を排気して減圧する1つの排気装置と、を備え、前記排気装置の脈動により発生する圧力変動を、前記ダンパー室兼減圧室によって抑制する、ことを特徴とする。
また、本発明の塗工装置は、帯状の被塗工物を支持しながら走行させるバックアップロールと、前記バックアップロールと対向して配置され、前記被塗工物に塗料を塗工するコーターと、前記被塗工物が前記バックアップロールの外周面に接触し始める地点を起点とし、前記起点よりも前記被塗工物の走行方向の上流側で前記バックアップロールの外周面と前記被塗工物との間に形成される第1の減圧空間において、その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で、走行する前記被塗工物を支持する第1のサポートロールと、その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で前記第1のサポートロールよりも前記被塗工物の走行方向の上流側に配置されて走行する前記被塗工物を支持する第2のサポートロールと、開口部が前記第1の減圧空間で開口するダンパー室と、前記第1のダンパー室を介して前記第1の減圧空間を減圧する第1の排気装置と、前記第1のサポートロールと前記第2のサポートロールとの間の第2の減圧空間で開口する減圧室と、前記減圧室を介して前記第2の減圧空間を減圧する第2の排気装置と、を備え、第1の排気装置の脈動により発生する圧力変動を、前記ダンパー室によって抑制する、ことを特徴とする。
本発明によれば、金属箔等の被塗工物をバックアップロールに密着させるために減圧する空間の減圧状態を安定させることができる塗工装置及び塗工方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1における塗工装置の構成の概略を示す図 本発明の実施の形態1における塗工装置の一部を下から見た図 本発明の実施の形態2における塗工装置の構成の概略を示す図 バックアップロールを用いたダイコート法を実現する一般的な塗工装置を示す図 一般的な塗工装置においてバックアップロールに金属箔を巻きつけても、その金属箔のたるみが矯正しきれていない様子を表した図 特許文献1に記載された従来の塗工装置を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、同じ構成要素には同じ符号を付与することによって重複する説明を省略する。また、以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施の形態を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明は各図に示されていない任意の部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法や形状等は、図面作成の都合上、実際の部材の寸法や形状等を忠実に表したものではなく、各部材間の寸法比率についても、実際の部材間の寸法比率を忠実に表したものではない。なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の実施の形態の例示であって、本発明は、以下で説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。よって、以下の実施の形態で示す数値等についても、一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る塗工装置の構成の概略を示す図である。図1において、その塗工装置を構成する部材の一部は、断面で示している。
図1に示す塗工装置では、被塗工物103が、バックアップロール101に支持されて、矢印102の向きに走行する。被塗工物103は、帯状の部材であり、例えば、金属箔である。この塗工装置では、ダイコーター104のスリット105から吐出された塗料106が、被塗工物103に塗工される。つまり、この塗工装置は、バックアップロールを用いたダイコート法により、被塗工物103上に塗料106を塗工している。
図1に示す塗工装置は、帯状の被塗工物103を支持しながら走行させるバックアップロール101と、バックアップロール101と対向して配置されて被塗工物103のバックアップロール101とは反対側の面に塗料106を塗布するダイコーター104と、を備える。そして、この塗工装置は、帯状の被塗工物103をバックアップロール101で支持しながら走行させ、被塗工物103のバックアップロール101とは反対側の面に塗料106を塗工するように構成されている。ダイコーター104は、コーターの一例である。
このように、バックアップロールを用いたダイコート法では、バックアップロール101とダイコーター104とが被塗工物103を挟むように配置されて、ダイコーター104と対向する被塗工物103の面(被塗工面)に、ダイコーター104から塗料106が吐出される。
図1に示す塗工装置には、バックアップロール101に被塗工物103を巻きつけ、安定した塗工条件で均一な膜厚の塗膜を被塗工物103上に形成するために、被塗工物103の上流側に減圧機構が設けられている。
具体的には、図1に示す塗工装置では、走行する被塗工物103がバックアップロール101の外周面に接触し始める地点を起点とし、その起点よりも被塗工物103の走行方向102の上流側に形成される減圧空間107を、密着用減圧室108によって減圧する。減圧空間107は、被塗工物103がバックアップロール101の外周面に接触し始める地点を起点とし、走行する被塗工物103とバックアップロール101の外周面との間に形成される空間である。また、この実施の形態1において、被塗工物103がバックアップロール101の外周面に接触し始める地点を起点とし、その起点よりも被塗工物103の走行方向102の上流側で被塗工物103とバックアップロール101の外周面との間に形成される第1の減圧室は、減圧空間107と密着用減圧室108からなる空間である。
図1に示す塗工装置は、密着用減圧室108によって減圧空間107を減圧して、減圧空間107を通過する被塗工物103を吸引して持ち上げることにより、バックアップロール101の外周面に被塗工物103を密着させる構成となっている。したがって、図1に示す塗工装置によれば、被塗工物103に存在する局所的なたるみを矯正することができる。
図1に示す塗工装置では、密着用減圧室108を構成する壁109に開口部が形成されており、その開口部を通じて、密着用減圧室108が第1の減圧用排気装置110に接続されている。この第1の減圧用排気装置110によって密着用減圧室108が排気されると共に減圧されることにより、減圧空間107が排気されると共に減圧される。第1の減圧用排気装置110は、排気手段の一例である。
また、図1に示す塗工装置は、走行する被塗工物103を支持する第1のサポートロール111を備える。この第1のサポートロール111は、密着用減圧室108によって吸引されてバックアップロール101の外周面に接触し始める地点を起点として浮上する被塗工物103が、密着用減圧室108の壁と接触しないようにするために、密着用減圧室108の近傍に配置される。
第1のサポートロール111の配置位置および寸法は、バックアップロール101の外周面に接触し始める地点を起点として密着用減圧室108によって持ち上げられる被塗工物103の浮上量、および密着用減圧室108の容積(密着用減圧室108の内壁面の寸法)等を考慮して、被塗工物103と密着用減圧室108の壁との接触を妨げることができるように決定する。
このように、図1に示す塗工装置は、被塗工物103と密着用減圧室108の壁との接触を妨げることができるように構成されているので、密着用減圧室108によって吸引されて浮上した被塗工物103と密着用減圧室108の壁との接触を、第1のサポートロール111によって防止することができる。なお、図1に示す塗工装置では、第1のサポートロール111は、その軸心がバックアップロール101の軸心と平行になるように配置される。
また、図1に示す塗工装置は、第1の減圧用排気装置110において周期的に発生する圧力変動を抑制(吸収)する圧力変動抑制手段の一例として、密着用減圧室108と第1の減圧用排気装置110との間に接続されたダンパー室112を備える。
ダンパー室112は、密着用減圧室108を排気するための第1の減圧用排気装置110において発生する周期的な圧力変動を減衰させる機能を実現するために、例えば、第1の減圧用排気装置110とダンパー室112とを連通させる配管(流体管)の断面積よりも広い断面積を持つ必要がある。このダンパー室112が、第1の減圧用排気装置110に脈動が生じることで発生する周期的な圧力変動を抑制(吸収)することにより、密着用減圧室108内の圧力変動を抑制し、ひいては、減圧空間107内の圧力変動を抑制することができる。
図1に示す塗工装置では、ダンパー室112は、密着用減圧室108を構成する壁109に形成されている上記した開口部を介して、密着用減圧室108に連通している。また、ダンパー室112は接続口113を有し、その接続口113に第1の減圧用排気装置110が接続される。よって、密着用減圧室108内の空気は、ダンパー室112を介して第1の減圧用排気装置110により吸引される。
以上のように、この実施の形態1によれば、走行している帯状の被塗工物103をバックアップロール101に密着させるための密着用減圧室108を排気するための第1の減圧用排気装置110を備える場合に、その第1の減圧用排気装置110の脈動により発生する圧力変動が減圧空間107内の圧力に与える影響を、ダンパー室112によって抑制して、減圧空間107の減圧状態の安定化を図ることができる。なお、図1に示すように、ダンパー室112は、上記した密着用減圧室108の開口部の直近に設置するのが好適である。
続いて、走行する被塗工物103が搬送系上流(被塗工物103を供給する装置から減圧空間107までの被塗工物103を搬送する区間)の振動を伝播させ、減圧空間107の減圧状態に影響を与える問題について、この問題を解消するための構成と共に説明する。
図1に示す塗工装置は、被塗工物103の走行方向の上流側から被塗工物103上を伝播する振動を抑制(吸収)する振動抑制手段の一例として、減圧空間107よりも被塗工物103の走行方向の上流側に配置された振動抑制用減圧室114を備える。なお、この実施の形態1では、搬送系上流は、被塗工物103を供給する装置から第1のサポートロール111までの被塗工物103を搬送する区間である。振動抑制用減圧室114は、第2の減圧室の一例である。
振動抑制用減圧室114は、被塗工物103を吸引して持ち上げることにより、搬送系上流を伝播する振動を抑制する。これにより、搬送系上流を伝播する振動が減圧空間107へ与える影響を抑制して、減圧空間107内の圧力変動を抑制することができる。
図1に示す塗工装置では、振動抑制用減圧室114は接続口115を有し、その接続口115に第2の減圧用排気装置116が接続されている。したがって、図1に示す塗工装置は、第2の減圧用排気装置116によって振動抑制用減圧室114を排気して、減圧することにより、振動抑制用減圧室114の直下を通過する被塗工物103を吸引して持ち上げる構成となっている。
以上のように、この実施の形態1によれば、被塗工物103の走行方向の上流側で発生し被塗工物103上を伝播する振動が、減圧空間107内の圧力に与える影響を、振動抑制用減圧室114によって抑制して、減圧空間107の減圧状態の安定化を図ることができる。
また、図1に示す塗工装置は、振動抑制用減圧室114によって吸引されて、第1のサポートロール111の外周面に接触し始める地点を起点として浮上する被塗工物103が、振動抑制用減圧室114の壁と接触しないようにするために、振動抑制用減圧室114の近傍に配置されて、走行する被塗工物103を支持する第2のサポートロール117を備える。
第2のサポートロール117の配置位置および寸法は、第1のサポートロール111の配置位置および寸法、第1のサポートロール111の外周面に接触し始める地点を起点として振動抑制用減圧室114によって持ち上げられる被塗工物103の浮上量、並びに振動抑制用減圧室114の容積(振動抑制用減圧室114の内壁面の寸法)等を考慮して、被塗工物103と振動抑制用減圧室114の壁との接触を妨げることができるように決定する。
このように、図1に示す塗工装置は、振動抑制用減圧室114によって吸引されて浮上した被塗工物103と振動抑制用減圧室114の壁との接触を、第2のサポートロール117によって防止できるように構成されている。
なお、図1に示す塗工装置は、密着用減圧室108の近傍に配置される第1のサポートロール111と、振動抑制用減圧室114の近傍に配置される第2のサポートロール117との間の空間118が、振動抑制用減圧室114によって減圧されて、その空間118において搬送系上流を伝播する振動が遮断される構成となっている。また、第2のサポートロール117は、その軸心がバックアップロール101の軸心と平行になるように配置される。
以上のように、第1のサポートロール111と第2のサポートロール117は、減圧によって密着用減圧室108と振動抑制用減圧室114に吸い込まれる被塗工物103を、密着用減圧室108と振動抑制用減圧室114の各々の内壁面に接触させないために設けられている。
第1のサポートロール111と第2のサポートロール117の位置関係は、図1に示すように、第2のサポートロール117からバックアップロール101へ被塗工物103が通過する側において第2のサポートロール117の外周面とバックアップロール101の外周面に接する平面119よりも、密着用減圧室108側に、第1のサポートロール111を配置するのが好適である。第1のサポートロール111と第2のサポートロール117の位置関係をこのようにすることにより、減圧によって密着用減圧室108と振動抑制用減圧室114に吸い込まれる被塗工物103が、密着用減圧室108と振動抑制用減圧室114のそれぞれの内壁に接触する不具合を確実に防止できる。
以上説明したように、図1に示す塗工装置は、被塗工物103の走行方向に沿って、被塗工物103を2段で吸引する2段吸引機構を備えている。この2段吸引機構のコンパクト化を図るために、図1に示すように、振動抑制用減圧室114は、密着用減圧室108に隣接させて配置するのが好適である。
続いて、図1に示す塗工装置における各部材間の隙間について説明する。
図1に示す塗工装置は、バックアップロール101の外周面との間に所定の隙間を形成して、密着用減圧室108を構成する壁109の端部とバックアップロール101の外周面との間の隙間から密着用減圧室108の内部へ流入する空気の量を抑制するシール部120を備える。
具体的には、シール部120は、回転するバックアップロール101によって密着用減圧室108の内部に空気が巻き込まれないように、密着用減圧室108を構成する壁109の端部とバックアップロール101の外周面との間の隙間に直接連通する所定の隙間Lをバックアップロール101の外周面との間に形成する。その所定の隙間Lは、好適には100μm以下にする。また、その隙間Lをバックアップロール101の外周に沿って保つ距離Lは、バックアップロール101の直径に関係なく10mm以上にする必要があり、バックアップロール101の直径は100mm以上であることが好ましい。このようにすれば、密着用減圧室108の減圧状態を安定して維持することが可能となる。
密着用減圧室108を構成する壁109と第1のサポートロール111との間の隙間Lは、100μm以下であることが好ましい。このようにすれば、密着用減圧室108の減圧状態を安定して維持することが可能となる。
そのほか、図2に示すように、第1のサポートロール111とバックアップロール101との間において、密着用減圧室108を構成する壁109と被塗工物103の端部との間の隙間Lは、被塗工物103の蛇行を考慮して、密着用減圧室108の減圧状態を安定して維持する上で、必要最小限の隙間とするのが好ましい。隙間Lは、好ましくは、10mm以下とし、さらに好ましくは2mm以下とする。
なお、図2に示すように、密着用減圧室108を構成する壁109によって第1のサポートロール111を回動可能に支持してもよい。図示しないが、前述した第2のサポートロール117についても、前述した振動抑制用減圧室114を構成する壁によって回動可能に支持してもよい。
続いて、密着用減圧室108と、ダンパー室112と、振動抑制用減圧室114のそれぞれの容積と、密着用減圧室108を排気する第1の減圧用排気装置110と、振動抑制用減圧室114を排気する第2の減圧用排気装置116のそれぞれの排気能力について説明する。
密着用減圧室108の容積を1とした場合、バックアップロール101に被塗工物103を密着させるために密着用減圧室108に必要な減圧状態(圧力)を確保した上で、第1の減圧用排気装置110と第2の減圧用排気装置116に必要以上の負荷を与えないために、ダンパー室112と振動抑制用減圧室114の各容積は1以下とする。
また、第1の減圧用排気装置110には、密着用減圧室108までの経路で発生する圧力損失を考慮して、密着用減圧室108内を大気圧から1kPa以上減圧できる装置を用いることが好ましい。なお、第2の減圧用排気装置116も同様に、振動抑制用減圧室114内で大気圧から1kPa以上減圧できる装置を用いることで、更に被塗工物103が持つたるみなどの変形の影響を軽減できる可能性がある。
以上のように、この実施の形態1によれば、第1の減圧用排気装置110から発生する圧力変動および搬送系上流から伝播する振動を抑制して、被塗工物103に塗料106を塗工することができるので、減圧空間107を安定した減圧状態で維持することができ、バックアップロール101に被塗工物103を良好に密着させることができる。したがって、被塗工物103が持つたるみなどの変形の影響を受けずに、被塗工物103上に均一な厚さの塗膜を形成することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、減圧空間107の減圧状態に変動を与える外乱を抑制することができるので、従来の減圧装置の減圧室と比べて、密着用減圧室108を小型化することができる。すなわち、外乱を抑制できない従来の減圧装置では、減圧室が小さくなるほど、外乱の影響による減圧室内の圧力変動が顕著になるため、できる限り減圧空間の減圧状態を安定させるために、減圧室の小型化が困難であった。これに対して、この実施の形態1によれば、外乱を抑制できるので、従来の減圧装置の減圧室よりも小型の密着用減圧室108を用いても、減圧空間107の減圧状態を十分に安定させることができる。具体的には、減圧空間107の減圧状態の安定化を図った上で、減圧空間107において密着用減圧室108を構成する壁109と被塗工物103との間の最短距離を100mm以下とすることができる。したがって、従来の減圧装置と比べて、減圧空間107を小さくできる。
また、密着用減圧室108を小型化して、減圧空間107を小さくすれば、より少ない流量で、従来の減圧装置と同等の減圧能力を達成できる。したがって、減圧空間107を減圧するための密着用減圧室108の小型化(減圧空間107の小型化)によって顕著になる減圧空間107の圧力変動を抑えて、減圧空間107の減圧状態の安定化を図るとともに、減圧空間107を効率よく減圧することが可能となる。また、上記したように、より少ない流量で、従来の減圧装置と同等の減圧能力を達成できるので、第1の減圧用排気装置110として、従来よりも排気能力の小さい排気装置を使用することが可能となる。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、小型の密着用減圧室108に不安定な影響を与える2つの外乱、すなわち、排気装置の脈動から発生する圧力変動と搬送系上流から伝播する振動を抑制することにより、減圧空間107の減圧状態を安定に保つことができるようになり、密着用減圧室108を小型化することによる効率的な減圧効果を安定して得ることができ、小型で高効率の減圧装置を達成できる。
また、この実施の形態1に係る塗工装置は、ダイコーター104のスリット105から塗料106を吐出して被塗工物103に塗工する。このようにダイコート法を用いることにより、ダイコーター104の上流側に設けられる定流量ポンプの吐出量や流量調整バルブの開度等を調整するという簡単な操作を行うだけで、ダイコーター104のスリット105から吐出される塗料106の流量を変えることができるので、塗膜の厚みを容易に制御することができる。また、塗料106はダイコーター104から吐出されるまでは外気にさらされることがほとんどないので、溶媒の蒸発による塗料の濃度変化が生じにくく、バラツキの少ない塗膜を得ることができる。なお、塗料106は被塗工物103に連続的に塗工してもよいし、断続的に塗工してもよい。
また、被塗工物103および塗料106の材料に特に制限はなく、生産しようとする製品に応じて適宜選択することができる。例えば、リチウムイオン二次電池の正極及び負極を生産する場合には、被塗工物103として、二次電池の電極に使用される集電体となる金属箔(例えば、アルミニウム箔)を用い、塗料106には、二次電池の電極に使用される活物質又は絶縁材料を含む公知の塗料を使用する。これにより、二次電池用の正極及び負極を、安定した品質で効率よく生産することができる。さらに、上記したように塗料106を断続的に塗工すれば、リチウムイオン二次電池の正極及び負極を効率よく製造することができる。
なお、上記した実施の形態1は例示であって、本発明はこれに限定されず、適宜変更することができる。
例えば、上記した実施の形態1では、塗料106をダイコーター104で塗工したが、塗料の塗工方法はこのようなダイコート法に限定されない。例えばリバースコート法、グラビアコート法、コンマリバースコート法、コンマダイレクトコート法、バーコート法など、バックアップロールで被塗工物を支持した状態で、被塗工物のバックアップロールとは反対側の面に塗料を塗工する各種塗工方法に本発明を適用することができる。
また、上記した実施の形態1では、バックアップロール101及びコータ(実施の形態1ではダイコーター104)は、被塗工物103を左右方向に挟むように配置されていたが、これらの配置は任意に変更することができる。
また、被塗工物103は、図5に例示したような弛みを有する金属箔である必要はなく、このような弛みを実質的に有しない帯状の被塗工物であってもよい。弛みを有しない被塗工物であっても、被塗工物に空気が随伴して被塗工物とバックアップロールとの間に空気層が形成されて、被塗工物とダイコーターの先端との間隔が狭くなる場合がある。本発明は、このような場合にも上述した効果を奏する。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2に係る塗工装置の構成の概略を示す図であり、その塗工装置を構成する部材の一部を断面で示している。図3において、前述した実施の形態1において説明した部材に対応する部材には、実施の形態1と同一の符号を付与して、その説明を省略する。
図3に示す塗工装置は、実施の形態1で説明したダンパー室112と振動抑制用減圧室114を一つの減圧室に集約して、実施の形態1の効果を維持しつつ、塗工装置の簡略化を図っている点で、前述した実施の形態1と異なる。以下、前述した実施の形態1と異なる点について説明する。
図3に示すように、この実施の形態2に係る塗工装置は、ダンパー室兼減圧室301を備えている。ダンパー室兼減圧室301は、第2の減圧室の一例である。このダンパー室兼減圧室301は、前述した実施の形態1の振動抑制用減圧室114と同様に接続口302を有し、その接続口302を通じて、減圧用排気装置303に接続されており、その減圧用排気装置303によってダンパー室兼減圧室301を排気することにより、第1のサポートロール111と第2のサポートロール117との間の空間118を減圧させて、その空間118を通過する被塗工物103を吸引して持ち上げ、その空間118において、搬送系上流を伝播する振動を遮断することができる。減圧用排気装置303は、排気手段の一例である。
さらに、ダンパー室兼減圧室301は、密着用減圧室108を構成する壁109に形成されている開口部を通じて、密着用減圧室108と連通している。したがって、減圧用排気装置303によって、ダンパー室兼減圧室301を介して、密着用減圧室108が減圧される。ダンパー室兼減圧室301に、例えば、減圧用排気装置303とダンパー室兼減圧室301とを連通させる配管(流体管)の断面積よりも広い断面積を持たせることにより、減圧用排気装置303に脈動が生じることで発生する圧力変動を抑制(吸収)して、その圧力変動が密着用減圧室108の減圧状態(圧力)に影響しないようにすることができる。つまり、ダンパー室兼減圧室301は、前述した実施の形態1のダンパー室112を兼務している。
以上のように、この実施の形態2によれば、搬送系上流から伝播する振動を緩和する減圧室に、排気装置の脈動により発生する圧力変動を緩和するダンパー室としての機能を合わせて持たせることができ、一つのダンパー室兼減圧室301によって、前記した二種類の外乱を抑制することができるので、実施の形態1の効果を維持しつつ、塗工装置の簡略化を図ることができる。
本発明に係る塗工装置及び塗工方法の利用分野に特に制限はなく、バックアップロールで支持されながら走行する被塗工物に塗料を塗工するあらゆる用途に利用することができる。
101 バックアップロール
103 被塗工物
104 ダイコーター
105 スリット
106 塗料
107 減圧空間
108 密着用減圧室
109 壁
110 第1の減圧用排気装置
111 第1のサポートロール
112 ダンパー室
113 接続口
114 振動抑制用減圧室
115 接続口
116 第2の減圧用排気装置
117 第2のサポートロール
120 シール部
301 ダンパー室兼減圧室
302 接続口
303 減圧用排気装置
401 バックアップロール
403 金属箔
404 ダイコーター
405 スリット
406 塗料
501 たるみ
601 空間
602 減圧装置
603 サポートロール

Claims (5)

  1. 帯状の被塗工物を支持しながら走行させるバックアップロールと、
    前記バックアップロールと対向して配置され、前記被塗工物に塗料を塗工するコーターと、
    前記被塗工物が前記バックアップロールの外周面に接触し始める地点を起点とし、前記起点よりも前記被塗工物の走行方向の上流側で前記バックアップロールの外周面と前記被塗工物との間に形成される第1の減圧空間において、その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で、走行する前記被塗工物を支持する第1のサポートロールと、
    その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で前記第1のサポートロールよりも前記被塗工物の走行方向の上流側に配置されて走行する前記被塗工物を支持する第2のサポートロールと、
    前記第1のサポートロールと前記第2のサポートロールとの間の第2の減圧空間で開口するとともに壁に形成された開口部を通して前記第1の減圧空間に連通したダンパー室兼減圧室と、
    前記ダンパー室兼減圧室を排気して減圧する1つの排気装置と、
    を備え、
    前記排気装置の脈動により発生する圧力変動を、前記ダンパー室兼減圧室によって抑制する、
    塗工装置。
  2. 帯状の被塗工物を支持しながら走行させるバックアップロールと、
    前記バックアップロールと対向して配置され、前記被塗工物に塗料を塗工するコーターと、
    前記被塗工物が前記バックアップロールの外周面に接触し始める地点を起点とし、前記起点よりも前記被塗工物の走行方向の上流側で前記バックアップロールの外周面と前記被塗工物との間に形成される第1の減圧空間において、その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で、走行する前記被塗工物を支持する第1のサポートロールと、
    その軸心が前記バックアップロールの軸心と平行で前記第1のサポートロールよりも前記被塗工物の走行方向の上流側に配置されて走行する前記被塗工物を支持する第2のサポートロールと、
    開口部が前記第1の減圧空間で開口するダンパー室と、
    前記第1のダンパー室を介して前記第1の減圧空間を減圧する第1の排気装置と、
    前記第1のサポートロールと前記第2のサポートロールとの間の第2の減圧空間で開口する減圧室と、
    前記減圧室を介して前記第2の減圧空間を減圧する第2の排気装置と、
    を備え、第1の排気装置の脈動により発生する圧力変動を、前記ダンパー室によって抑制する、
    塗工装置。
  3. 前記第1のサポートロールは、前記第2のサポートロールから前記バックアップロールへ前記被塗工物が通過する側において前記第2のサポートロールの外周面と前記バックアップロールの外周面に接する平面よりも、前記ダンパー室兼減圧室の壁に形成された前記開口部の側に、配置されている、
    請求項1に記載の塗工装置。
  4. 前記第1のサポートロールは、前記第2のサポートロールから前記バックアップロールへ前記被塗工物が通過する側において前記第2のサポートロールの外周面と前記バックアップロールの外周面に接する平面よりも、前記ダンパー室の前記開口部の側に、配置されている、
    請求項2に記載の塗工装置。
  5. 前記バックアップロールの外周面との間に所定の隙間を形成して、前記第1の減圧室を構成する壁の端部と前記バックアップロールの外周面との間の隙間から前記第1の減圧空間の内部へ流入する空気の量を抑制するシール部を備える
    請求項1または請求項2記載の塗工装置。
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