JP5997631B2 - タイヤビード取外し装置 - Google Patents

タイヤビード取外し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5997631B2
JP5997631B2 JP2013045894A JP2013045894A JP5997631B2 JP 5997631 B2 JP5997631 B2 JP 5997631B2 JP 2013045894 A JP2013045894 A JP 2013045894A JP 2013045894 A JP2013045894 A JP 2013045894A JP 5997631 B2 JP5997631 B2 JP 5997631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
bead
wheel
rotation axis
rotary table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013045894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014172486A (ja
Inventor
三村 義雄
義雄 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onodani Machine Co Ltd
Original Assignee
Onodani Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onodani Machine Co Ltd filed Critical Onodani Machine Co Ltd
Priority to JP2013045894A priority Critical patent/JP5997631B2/ja
Publication of JP2014172486A publication Critical patent/JP2014172486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5997631B2 publication Critical patent/JP5997631B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パンクしても一定距離を走行可能なランフラットタイヤ、偏平タイヤなどの剛性の高いタイヤの上ビードを、ホイールの上リムから分離して取り外すために有利に実施することができるタイヤ取外し装置に関する。
従来から、ランフラットタイヤおよび偏平タイヤなどの剛性の高いタイヤは、ホイールからの取外し作業、およびタイヤのホイールへの取付け作業を、一人の作業者によって行うことができないために、タイヤチェンジャまたはタイヤ交換機とも呼ばれるタイヤ着脱装置が用いられている。
このような従来技術のタイヤ着脱装置は、ホイールからタイヤを取り外すに際して、まずホイールの上リムに強固に圧着した状態にある上ビードを取り外す必要があるため、そのような取外し作業を行う手段として、タイヤビード取外し装置を具備している。
前記タイヤビード取外し装置は、基台と、駆動アームと、ビード取外し具とを含んで構成される。前記基台は、ホイールが水平に横倒しされた状態で搭載され、搭載されたホイールの下リムを着脱可能に保持して、鉛直な回転軸線まわりに回転駆動される回転テーブルを備える。
前記駆動アームは、回転テーブルよりも上方で、一端部を回転軸線に向けて水平方向に延びて配置され、前記回転軸線に近接する方向である前進方向および回転軸線から離反する方向である後退方向に変位可能であるとともに、上昇方向および下降方向に変位可能に設けられる。
前記駆動アームの前記回転軸線側に配置される前記一端部には、前記ビード取外し具が前記駆動アームの長手方向に垂直な水平軸線まわりに角変位可能に設けられる。このビード取外し具は、ホイールの上リムとタイヤの上ビードとの間に挿入される先細状のディマウント爪とも呼ばれる略S字状の挿入部を有する。
前記タイヤビード取外し装置によって、タイヤの上ビードをホイールの上リムから取り外す場合、回転テーブルを回転状態として、タイヤ着脱装置に備えられるビードプレスローラによって、タイヤの上ビードおよび上側壁部を押し下げ、回転テーブルを回転させながら、上ビードをホイールのセンタードロップへ落とし込む。
このとき、前記ビードプレスローラは、タイヤの上側壁部上の一定位置でローラ軸線まわりに回転自在なフリー状態であり、回転テーブルによるタイヤおよびホイールの回転に従動する。この状態で、タイヤおよびホイールが1回転すると、上ビートが全周にわたってホイールのセンタードロップへ落とし込まれる。
その後、ホイールの上リムとタイヤの上ビードとの間に、前記ビード取外し具の挿入部を挿入する。このとき、挿入部の挿入点近傍の上ビードを、前記ビードプレスローラによって押し下げておき、前記挿入部の挿入を容易化している。
また、このビード取外し具の挿入部の挿入点に対して、周方向に180度反対側の上ビードおよび上側壁部は、押え板によってホイールのセンタードロップまで押圧されて押し込まれ、これによって上ビードの前記挿入点近傍の領域をホイールに対して弛緩させる。
この状態で、ビード取外し具近傍の上リムと上ビードとの間に、作業者によって鋼鉄製のタイヤレバーの先端部を挿入し、上リムを支点にしてタイヤレバーを下方へ操作することによって、前記先端部を上昇させて上ビードが上リムよりも上側に引き出し、この状態で、回転テーブルを回転させることによって、上ビードが全周にわたってホイールの上リムの上方へ取り外される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2011−11572号公報
前記従来技術では、ランフラットタイヤおよび偏平タイヤなどの剛性の高いタイヤにおいても、ホイールの上リムに対する上ビードの密着度が高いものがあり、前記ビードプレスローラおよび押え板を用いる構成によっても、ビード取外し具の挿入部を、上ビードと上リムとの間に、容易かつ円滑に挿入することができない場合があり、このような課題を簡素な構成で解決することができるタイヤビード取外し装置が望まれている。
本発明の目的は、簡素な構成で、ビード取外し具の挿入部を、上ビードと上リムとの間に、容易かつ円滑に挿入することができるタイヤビード取外し装置を提供することである。
本発明は、タイヤが装着されたホイールのホイールリムから前記タイヤのタイヤビードを取り外すタイヤビード取外し装置であって、
前記ホイールが搭載され、搭載された前記ホイールを着脱可能に保持して、鉛直な回転軸線まわりに回転駆動される回転テーブルを備える基台と、
前記回転テーブルの上方で、長手方向一端部を前記回転軸線に向けて水平に配置される駆動アームであって、前記回転軸線に近接する方向である前進方向および前記回転軸線から離反する方向である後退方向に変位可能であるとともに、上昇方向および下降方向に変位可能に設けられる駆動アームと、
前記駆動アームの前記一端部に、前記駆動アームの長手方向に垂直な水平軸線まわりに角変位可能に設けられ、前記ホイールリムと前記タイヤビードとの間に挿入される挿入部を有するビード取外し具と、
前記回転テーブルの上方で、水平方向に延びて配置される押圧アームであって、前記回転テーブルに保持される前記ホイールに装着された前記タイヤの回転に追従して、水平方向に移動可能に設けられる押圧アームと、
前記押圧アームの長手方向一端部に設けられ、前記回転テーブルに搭載される前記ホイールに装着された前記タイヤを、上方から押圧するタイヤ押え具であって、
前記回転軸線に垂直な第1平面に沿って延びるタイヤ押圧面と、
前記第1平面に対して斜めに交差する第2平面に沿って延び、前記回転軸線に臨んで配置される挿入案内面とを有するタイヤ押え具と、を含むことを特徴とするタイヤビード取外し装置である。
また本発明は、前記タイヤ押え具は、前記押圧アームに連結される第1ブロックと、前記第1ブロックの一側面から突出し、前記挿入案内面を有する第2ブロックとを含み、前記タイヤ押圧面は、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックの下面であることを特徴とする。
また本発明は、前記タイヤ押え具は、硬質合成樹脂から成ることを特徴とする。
本発明によれば、基台の回転テーブルに搭載されたホイールは、該回転テーブルによって着脱可能に保持され、鉛直な回転軸線まわりに回転駆動される。回転テーブルの上方には、駆動アームがその長手方向一端部を前記回転テーブルの回転軸線に向けて水平に配置される。駆動アームは、前進方向および後退方向に変位可能であるとともに、上昇方向および下降方向に変位可能である。
駆動アームの長手方向一端部には、ホイールリムとタイヤビードとの間に挿入される挿入部を有するビード取外し具が設けられる。ビード取外し具は、駆動アームの長手方向一端部に、前記駆動アームの長手方向に垂直な水平軸線まわりに角変位可能に設けられる。
回転テーブルの上方にはまた、押圧アームが水平方向に延びて配置される。押圧アーム回転テーブルに保持される前記ホイールに装着された前記タイヤの回転に追従して、水平方向に移動可能である。
押圧アームの長手方向一端部には、回転テーブルに搭載される前記ホイールに装着されたタイヤを、上方から押圧するタイヤ押え具が設けられる。タイヤ押え具には、タイヤ押圧面と挿入案内面とが形成される。タイヤ押圧面は、回転テーブルの回転軸線に垂直な第1平面に沿って延びる。また、挿入案内面は、第1平面に対して斜めに交差する第2平面に沿って延び、回転テーブルの回転軸線に臨んで配置される。
このようなタイヤ押え具が設けられることによって、ビード取外し具の挿入部を上リムと上ビードとの間に挿入するに際して、タイヤの上側壁部をタイヤ押え具のタイヤ押圧面によって押圧して、タイヤの上ビードとホイールの上リムとの間に隙間を形成し、この隙間に挿入案内面に案内させて挿入部を導き、簡素な構成で、ビード取外し具の挿入部を、上ビードと上リムとの間に、容易かつ円滑に挿入することができる。
本発明の一実施形態のタイヤビード取外し装置を含むタイヤ交換装置1の外観を示す正面図である。 タイヤ交換装置1の平面図である。 タイヤ押え具6を拡大して示す斜視図である。 回転テーブル10に搭載されたホイールWの上リムW1からタイヤTの上ビードT1を取り外す動作を説明するための断面図である。 タイヤ押え具6による挿入部6aの挿入動作を説明するための拡大断面図であり、上リブW1から上ビードT1が離間した状態を示す。 タイヤ押え具6による挿入部6aの挿入動作を説明するための拡大断面図であり、外溝60に上ビードT1の先端部が係合した状態を示す。 タイヤ押え具6による挿入部6aの挿入動作を説明するための拡大断面図であり、上リブW1から上ビードT1が引き出された状態を示す。
図1は、本発明の一実施形態のタイヤビード取外し装置を含むタイヤ交換装置1の外観を示す正面図であり、図2はタイヤ交換装置1の平面図である。本実施形態のタイヤビード取外し装置は、整備工場、給油所などの略水平な床面などの設置面Mに設置されるタイヤ交換装置1によって実現される。
タイヤ交換装置1は、タイヤチェンジャまたはタイヤ交換機とも呼ばれ、タイヤビード取外し装置を備える。このタイヤビード取外し装置は、少なくとも基台2と、駆動アーム3と、ビード取外し具4と、押圧アーム5と、タイヤ押え具6とを含むる。
前記基台2は、ホイールWが水平に横倒しされた姿勢で搭載され、搭載されたホイールWを着脱可能に保持して、鉛直な回転軸線L1まわりに正転方向である矢符A1方向および逆転方向である矢符A2方向のいずれか一方の回転方向に選択的に回転駆動される回転テーブル10を備える。
前記駆動アーム3は、回転テーブル10の上方で、長手方向一端部3aを回転軸線L1に向けて水平に配置され、基台2に、回転軸線L1に近接する方向である前進方向B1および回転軸線L1から離反する方向である後退方向B2に変位可能であるとともに、上昇方向C1および下降方向C2に変位可能に設けられる。
前記ビード取外し具4は、駆動アーム3の前記長手方向一端部3aに挿入部4aを有する。この挿入部4aは、前記駆動アーム3の長手方向に垂直な水平軸線L2まわりに、水平位置から下降する方向である矢符D1方向、および前記長手方向一端部3aが水平位置から上昇する方向である矢符D2方向に角変位可能に設けられる。挿入部4aは、前記ホイールWのホイールリムである上リムW1と、前記タイヤTのタイヤビードである上ビードT1との間に挿入され、上ビードT1を上リムW1から分離するために用いられる。
前記押圧アーム5は、回転テーブル10の上方で、水平方向に延びて配置され、基台2に、回転テーブル10に保持されるホイールWに装着された前記タイヤTの回転に追従して、水平方向に移動可能に設けられる。
前記押圧アーム5は、第1〜第3水平アーム5a,5b,5cと、第1水平アーム5aの長手方向一端部と第2水平アーム5bの長手方向一端部とを水平面に沿って回動自在に連結する第1軸5dと、第2水平アーム5bの長手方向他端部と第3水平アーム5cの長手方向一端部とを水平面に沿って回動自在に連結する第2軸5eと、第3水平アーム5cに該第3水平アーム5cに沿って移動可能に装着される取付体5fと、取付体5fに上端部が連結される鉛直アーム5gと、鉛直アーム5gの上端部と取付体5fとを水平軸線まわりに角変位可能に連結する第3軸5hとを含んで構成される。前記第1および第2軸5d,5eは、鉛直軸線上に配置され、第1〜第3水平アーム5a,5b,5cを互いに屈曲自在に連結している。
前記第1水平アーム5aの長手方向他端部は、第4軸50によって鉛直軸線まわりに角変位可能な状態で、押圧アーム駆動手段51に取付けられ、上昇方向E1および下降方向E2に移動可能に構成される。前記押圧アーム駆動手段51は、複動空気圧シリンダによって実現される。
前記タイヤ交換装置1は、タイヤビード案内部材11、ビードプレスローラ12、ビード押上げローラ13をさらに含む。回転テーブル10は、金属製の回転板15と、回転板15に回転軸線L1に関して軸対称に、該回転軸線L1に近接/離反する方向に移動可能に設けられる複数(本実施形態では4)の爪部材16と、これらの爪部材16を前記近接/離反する方向へ駆動する第1空気圧シリンダ17を有する爪部材駆動手段18とを有する。
このような回転テーブル10には、タイヤTが装着されたホイールWが水平に横倒しされた状態で乗載される。各爪部材16は、第1空気圧シリンダ17のピストン軸を一方向へ作動させて、乗載されたホイールWの下リムW2を、回転軸線L1に関して半径方向内方へ移動させ、ホイールWをその軸線が回転軸線L1と共通な一直線を成すように位置決めされた状態で挟着し、安定に保持することができる。
また、タイヤ交換後に新たなタイヤTが装着されたホイールWを回転テーブル10から取り外す場合には、第1空気圧シリンダ17のピストン軸を他方向へ作動させて、各爪部材16を回転軸線L1に関して半径方向外方へ移動させ、乗載されたホイールWの下リムW2から離反させ、各爪部材16による下リムW2の挟着状態を解除して、ホイールWをタイヤTとともに回転テーブル10から取り出せる状態とすることができる。このように、回転テーブル10は、ホイールWを着脱可能に保持することができるように構成されている。
前記基台2には、前記押圧アーム駆動手段51が設けられる側の側部とは反対側の側部に、昇降駆動手段53が並設される。昇降駆動手段53は、複動空気圧シリンダ54を備え、該複動空気圧シリンダ54が作動することによって、前記タイヤビード取外し具4およびビードプレスローラ12を昇降駆動することができる。
前記タイヤビード案内部材11は、縦ガイドポール55の下端部に固定され、縦ガイドポール55は可動体56に挿通され昇降移動可能に構成されている。
図3は、タイヤ押え具6を拡大して示す斜視図である。前記タイヤ押え具6は、押圧アーム5の長手方向一端部に設けられ、回転テーブル10に搭載されるホイールWに装着されたタイヤTを、上方から押圧する。タイヤ押え具6は、回転軸線L1に垂直な第1平面S1に沿って延びるタイヤ押圧面21と、第1平面S1に対して斜めに交差する第2平面S2に沿って延び、回転軸線L1に臨んで配置される挿入案内面22とを有する。
前記タイヤ押え具6は、押圧アーム5の一部を構成する前述の鉛直アーム5gの下端部に連結される第1ブロック23と、第1ブロック23の一側面24から突出し、挿入案内面22を有する第2ブロック25とを含む。タイヤ押圧面21は、第1ブロック23および第2ブロック25の下面によって実現される。前記第1ブロック23の一側面24は、タイヤTをホイールWから取り外すときの回転テーブル10の回転方向である矢符A1方向の下流側に臨む側面である。
前記タイヤ押え具6は、耐摩耗性および耐候性の高い硬質合成樹脂から成る。
前記挿入案内面22は、第2平面S2に対して下方、すなわち第1平面S1に向かって凸に湾曲して形成される。第2平面S2の第1平面S1に対する角度θは、25°以上、30°以下に選ばれ、好ましくは、27°以上、28°以下に選ばれる。
前記タイヤ押え具6の前記回転軸線L1に臨む側面57は、上方になるにつれて半径方向外方に傾斜して形成される。このように回転軸線L1に臨む側面57を傾斜させることによって、タイヤ押え具6によってタイヤTの上ビードT1を押圧した際に、タイヤ押え具6がホイールWの上リムW1と干渉することを回避できる。
図4は、回転テーブル10に搭載されたホイールWの上リムW1からタイヤTの上ビードT1を取り外す動作を説明するための断面図であり、図5A〜図5Cは、タイヤ押え具6による挿入部6aの挿入動作を説明するための拡大断面図であり、図5Aは上リブW1から上ビードT1が離間した状態を示し、図5Bは外溝60に上ビードT1の先端部が係合した状態を示し、図5Cは上リブW1から上ビードT1が引き出された状態を示す。本実施形態では、前記タイヤTが、偏平タイヤやランフラットタイヤであって、特にホイールWの上リムW1からタイヤTの上ビードT1の取り外す場合について説明する。
前記取り外しが困難なタイヤTとして、ホイールWの上リムW1および下リムW2の内周部に密着する内ビード部分T1INと、上リムW1および下リムW2の外周部に密着する外ビード部分T1OUTとを有する偏平タイヤやランフラットタイヤを想定して以下に説明する。
前記タイヤTは、回転テーブル10に搭載されるに際して、ホイールWのドロップ部が上方に臨むように回転テーブル10に乗載された場合に、上方に配置される一方のリムを上リムW1とし、下方に配置される他方のリムを下リムW2とする。また、上方に配置される一方のビードを上ビードT1とし、下方に配置されるビードを下ビードT2として、以下に上ビードT1の上リムW1からの取り外し手順について説明する。
まず、前記タイヤTが装着されたホイールWを回転テーブル10に横倒しした状態で乗載し、各爪部材16を半径方向内方へ移動させて、下リムW2を挟着し、タイヤTが装着されたホイールWが回転テーブル10に固定される。
次に、タイヤ押え具6を、第2ブロック25がビード取外し具4の挿入部4aによって押圧されるべき押圧点の推定位置に配置されるように移動させるとともに、挿入案内面22が回転軸線L1に臨むように、作業者が手動で前記押圧アーム5を操作して、タイヤ押え具6の向きを調整する。この状態で、タイヤ押え具6をタイヤ押え具駆動手段52によって下降させて、タイヤ押え具6のタイヤTの上方に臨む上側壁部をタイヤ押圧面21によって押圧し、上ビードT1の挿入部4aの挿入点近傍を上リムW1から押し下げて、図4および図5Aのように離間させる。
この状態で、ビード取外し具4を矢符C2方向へ下降させると、挿入部4aの先端部が第2ブロック25の挿入案内面22に接触し、さらにビード取外し具4を下降させるにつれて、挿入部4aはビード取外し具4によって押下げされた上リムW1と上ビードT1との間の隙間ΔSに案内され、押し下げられた上ビードT1の下方へ挿入させることができる。
ビード取外し具4がタイヤTの上側壁部をさらに押圧すると、上ビードT1は変形するが、このままビード取外し具4を下降させても、挿入部4aに設けられる外溝60に上ビードT1は係合しないため、ある程度下降させたところで、ビード取外し具4の向きを変える。すなわち、挿入部4aの先端部は、挿入案内面22によってホイールWに接近する方向に案内され、この状態でさらに下降させると、外溝60に上ビードT1を係合させることができる。
このように、ビード取外し具4は、向きを変えるために軸61の水平軸線L2を中心として、駆動アーム3に揺動可能に軸支されている。空気圧シリンダ62のピストンロッドを突出させると、ビード取外し具4の先端部はホイールWから遠ざかり、逆に空気圧シリンダ62のピストンロッドを後退させると、圧縮コイルばね63によるばね力が作用して、ビード取外し具4の先端部は、ホイールWに接近させることができる。
ビード取外し具4の外溝60に上ビードT1を係合させるために、ビード取外し具4の向きを変えて先端部を上リムW1に接近させ、この状態で下降させると、図5Bに示すように、上ビードT1が外溝60に係合する。その後、ビード取外し具4の外溝60に上ビードT1を係合させた状態で、ビード取外し具4を上昇させる。このとき、空気圧シリンダ62はOFFの状態であり、ビード取外し具4は、圧縮コイルばね63のばね力によってばね付勢され、ビード取外し具4の先端部は、ホイールWの外周に押し当てられた状態で摺動しながら上昇する。
ビード取外し具4の先端部をホイールW側に近づく方向にばね力によって付勢された状態で、ビード取外し具4が上昇すると、ビード取外し具4の内溝64は、上リムW1に係合する。従って、ビード取外し具4の先端部は、ホイールWの上リムW1に内溝64が係合することによって位置決めされる。
次に、上ビードT1を上リムW1から取り外すに際しては、外溝60は内溝64よりも上方位置にあり、したがって、内溝64が上リムW1に係合している状態では、図5Cに示すように、外溝60に係合している上ビードT1は、上リムW1よりも上方位置にあって、ホイールWから離脱している。この状態で、ホイールWおよびタイヤTを矢符A1方向へ回転させることによって、上ビードT1は全周にわたってホイールWの上リムW1から取外される。
上ビードT1がホイールWから外されたタイヤTは、ビード押上げローラ13をタイヤTの下側壁部に押し当てて、タイヤTを矢符A1方向へ回転させることによって、下ビードT2は下リムW2および上リムW1を経てホイールWから取り外される。
1 タイヤ交換装置
2 基台
3 駆動アーム
3a 駆動アーム3の長手方向一端部
4 ビード取外し具
4a 挿入部
5 押圧アーム
5a 第1水平アーム
6 タイヤ押え具
10 回転テーブル
11 タイヤビード案内部材
12 ビードプレスローラ
13 ビード押上げローラ
15 回転板
16 爪部材
18 爪部材駆動手段
21 タイヤ押圧面
22 挿入案内面
23 第1ブロック
25 第2ブロック
51 押圧アーム駆動手段
53 昇降駆動手段
55 縦ガイドポール
B1 前進方向
B2 後退方向
C1 上昇方向
C2 下降方向
D1,D2 角変位方向
L1 回転軸線
L2 水平軸線
S1 第1平面
S2 第2平面
T タイヤ
T1 上ビード
W ホイール
W1 上リム

Claims (3)

  1. タイヤが装着されたホイールのホイールリムから前記タイヤのタイヤビードを取り外すタイヤビード取外し装置であって、
    前記ホイールが搭載され、搭載された前記ホイールを着脱可能に保持して、鉛直な回転軸線まわりに回転駆動される回転テーブルを備える基台と、
    前記回転テーブルの上方で、長手方向一端部を前記回転軸線に向けて水平に配置される駆動アームであって、前記回転軸線に近接する方向である前進方向および前記回転軸線から離反する方向である後退方向に変位可能であるとともに、上昇方向および下降方向に変位可能に設けられる駆動アームと、
    前記駆動アームの前記一端部に、前記駆動アームの長手方向に垂直な水平軸線まわりに角変位可能に設けられ、前記ホイールリムと前記タイヤビードとの間に挿入される挿入部を有するビード取外し具と、
    前記回転テーブルの上方で、水平方向に延びて配置される押圧アームであって、前記回転テーブルに保持される前記ホイールに装着された前記タイヤの回転に追従して、水平方向に移動可能に設けられる押圧アームと、
    前記押圧アームの長手方向一端部に設けられ、前記回転テーブルに搭載される前記ホイールに装着された前記タイヤを、上方から押圧するタイヤ押え具であって、
    前記回転軸線に垂直な第1平面に沿って延びるタイヤ押圧面と、
    前記第1平面に対して斜めに交差する第2平面に沿って延び、前記回転軸線に臨んで配置される挿入案内面とを有するタイヤ押え具と、を含むことを特徴とするタイヤビード取外し装置。
  2. 前記タイヤ押え具は、前記押圧アームに連結される第1ブロックと、前記第1ブロックの一側面から突出し、前記挿入案内面を有する第2ブロックとを含み、前記タイヤ押圧面は、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックの下面であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤビード取外し装置。
  3. 前記タイヤ押え具は、硬質合成樹脂から成ることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤビード取外し装置。
JP2013045894A 2013-03-07 2013-03-07 タイヤビード取外し装置 Active JP5997631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045894A JP5997631B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 タイヤビード取外し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045894A JP5997631B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 タイヤビード取外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014172486A JP2014172486A (ja) 2014-09-22
JP5997631B2 true JP5997631B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=51694196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045894A Active JP5997631B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 タイヤビード取外し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5997631B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITVR20010124A1 (it) * 2001-11-22 2003-05-22 Butler Enrineering & Marketing Testa di stallonatura con unghia per il montaggio/smontaggio di un pneumatico per macchina smontagomme.
JP2005041315A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Onodani Kiko Kk 自動車タイヤ取外し方法、およびタイヤ取外し装置
US20120138239A1 (en) * 2010-12-03 2012-06-07 Yoshio Mimura Bead detaching arm, tire demounting method and apparatus using bead detaching arm
IT1403494B1 (it) * 2010-12-23 2013-10-17 Butler Eng & Marketing Dispositivo di smontaggio del secondo tallone di un pneumatico da un cerchione e relativo metodo di smontaggio

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014172486A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5478024B2 (ja) タイヤ着脱装置のビードプレス装置
JP5563742B2 (ja) タイヤ着脱装置のマウントプレス装置
JP2009227006A (ja) タイヤ着脱装置のタイヤビード案内装置
JP4073299B2 (ja) タイヤ着脱装置のビード取りはずし用ヘッド
EP2629992B1 (en) A tyre demounting machine
EP2524819B1 (en) Bead breaking unit for tyre changing machines
CN101492001B (zh) 带自动挖胎钩和装胎导顺轮的拆胎装置
JP5935160B2 (ja) タイヤ交換機械のためのビード破壊ユニット
EP2527166B1 (en) bead breaking unit for tyre changing machines
JP2008062922A (ja) 乗物用ホイールの取り付けおよび取り外し用機械
US20120222823A1 (en) Tire mounting and demounting machine, tire mounting method and tire demounting method
JP5808063B2 (ja) 部品実装機の装着ヘッド保持装置
WO2016039033A1 (ja) タイヤ装着機構
JP5778955B2 (ja) タイヤ上ビードの取外し方法
JP5997631B2 (ja) タイヤビード取外し装置
JP5026477B2 (ja) タイヤ上ビードの取外し方法及びその装置
CN105984294B (zh) 一种用于轮胎拆装机的操作头
JP2010234984A (ja) タイヤレバー、及びタイヤ取り外し方法
JP6430862B2 (ja) タイヤ脱着用クリップ、タイヤ離脱方法及びタイヤ装着方法
JP5954932B2 (ja) タイヤ着脱装置
JP5026481B2 (ja) 回転テーブルを備えたタイヤ着脱装置
JP5026476B2 (ja) タイヤ着脱機に装着されるビード落し装置
JP6401476B2 (ja) シューの先端構造、シュー及びローダ
JP5663350B2 (ja) タイヤ着脱装置およびタイヤ装着方法
CN214727975U (zh) 一种压胎辅助装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5997631

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250