JP5997578B2 - クロストーク補正係数算出方法およびクロストーク補正係数算出機能を備えた透明膜の膜厚測定装置 - Google Patents

クロストーク補正係数算出方法およびクロストーク補正係数算出機能を備えた透明膜の膜厚測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、ウエーハやガラスを基板として形成される透明膜や、プラスチックフィルムや石けん膜のような透明な独立膜の膜厚を、波長の異なる複数の単色光を利用して測定する場合に発生する単色光相互のクロストーク現象のクロストーク補正係数算出方法及びクロストーク補正係数算出機能を備えた、透明膜の膜厚測定装置に関する。
従来、測定対象物である透明膜の膜厚を高速に精度良く測定することができる複数波長の単色光による膜厚測定方法およびその装置が提案されている。
なかでも、本願と同じ出願人による特許文献1の発明は、複数点の反射光情報を利用して、複数の膜厚を一括して求めるという特徴を有している。
すなわち、この発明は、M個からなる複数の波長の単色光を測定対象である透明膜に照射し、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射光により生成される干渉画像から1点以上の選択点をN点選択し、前記N点の選択点の内のi点に対応する波長番号jの干渉輝度信号に、前記波長番号jの波長λ(j)を既知とし、前記波長番号jの平均輝度a(j)、干渉変調度b(j)、および前記点iの光学膜厚nt(i)のすべて、あるいは、一部を未知パラメータとし、残りを既知パラメータとして、前記点iに対応する波長番号jの輝度g(i,j)が
g(i,j)=a(j)×[1+b(j)×cos{4π×nt(i)/λ(j)}](1)
で表される干渉縞モデルを適合することにより、前記未知パラメータを求めることを特徴とする膜厚測定方法、および当該方法を用いる膜厚測定装置である。
ただし、g(i,j)=点iにおける波長番号jの輝度。
a(j)=波長番号jの平均輝度。
b(j)=波長番号jの干渉変調度。
nt(i)=点iの光学膜厚。
λ(j)=波長番号jの波長
である。
すなわち、2種類以上の波長を用いて撮像した干渉画像から、1点以上の点を選択し、前記選択点の干渉輝度信号に、干渉縞モデルを最小二乗適合(フィッティング)して各点の膜厚、ないし波形パラメータを一括して求める方法、及び当該方法を用いて測定できる装置に関する発明である。
しかし、ここで、撮像装置として市販のカラーカメラを使用する場合、波長の異なる複数の各単色光を分離するためのカラーフィルタと分光感度分布を有する撮像素子を用いているので、クロストーク現象が生じる。尚、ここで云うクロストーク現象とは、RGB3色のカラーカメラを例にすると、カラーカメラの波長B,GおよびRの各成分のスペクトル感度(輝度)分布が重複しているために、該カラーカメラの波長B,GおよびRの各成分が各3色の個々の照明光と完全に対応していなく、例えば、カラーカメラのグリーンである530nm波長成分には、ブルーである470nm波長成分による信号も混入する現象を云う。例えば、図6に示す様に、カラーカメラのグリーンのLED光源の分光通過感度特性(中心波長530nm)によって、ブルーのLED光源(中心波長470nm)による信号もγの高さ分が混入している、したがって、当該クロストークを補正して除去する必要がある。
従来のクロストーク補正係数算出法は、各波長の照明を個別に点灯して複数枚のカラー画像を得る個別点灯法が用いられていた。該方法では、該画像の各画素における各波長B,GおよびRのスペクトル感度(輝度)の測定値から、図7に示すスペクトル感度(輝度)間の相関図を得て、回帰係数を得るというものである。
図7は、横軸を波長Bの輝度値とし、縦軸は、波長G及びRの観測輝度値G’及びR’を表わす。ここで、各波長の観測輝度値をB’,G’及びR’真の輝度値をB,G及びRとし、且つ各クロストーク現象の強度をあらわす係数を、α、β、γ、δ、ε及びζであらわした時、各クロストークモデルが、式(2)
B’= B+αG+βR
G’=γB+ G+δR
R’=εB+ζG+ R (2)
で表わすので、この式を図7に当てはめる。例えば、波長Rの輝度値と波長Gの輝度値を非点灯状態で、横軸である波長Bの光量を変化させたとき、クロストークである縦軸の観測輝度値G’及びR’が、式(3)
G’=γB γ=0.28
R’=εB ε=0.01 (3)
で表わす。以下同様に、R成分又はG成分のみを点灯することにより、α、β、δおよびζも求まる。
しかし、上記方法では、以下の問題があった。1)各波長の照明を個別に点灯してカラー画像を得るという煩雑さがあるため、時間と手間がかかっていた。2)個別に点灯可能な照明系にしか適用できない方法であった。
この課題に対して、本願と同じ出願人は特許文献2を発明した。しかし、特許文献2の発明は、表面形状を測定するための装置に適用されるものであり、装置の構成要素として参照面を有することが前提となっているのに対して、透明膜の表面および裏面からの反射光の干渉を利用する膜厚測定においては、装置の構成要素に参照面を必要としない。また、クロストーク補正のためだけに装置構成に参照面を設けることは、装置コスト、装置スペースの面で好ましいことではない。
特願2011−275509号公報 特開2012−117858号公報
それゆえ、本発明は、上記の背景技術の弱点を解消するためになされたものであり、その目的は、波長の異なる複数の単色光を出射する照明手段と前記複数の単色光に対する撮像手段を用いた測定系に生じるクロストークを補正するためのクロストーク補正係数を、簡易な装置構成でも得られる方法、および同方法によりクロストーク補正係数を算出する機能を備えた透明膜の膜厚測定装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載のの発明は、M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対応する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射光により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
光学膜厚が既知で、かつその値の異なるM+1個以上の透明膜を対象とした干渉輝度測定値からクロストーク補正係数を算出することを特徴とするクロストーク補正係数算出方法
請求項2に記載の発明は、前記照明手段から出射されるj番目(j=1〜M)の波長λ(j)における、透明膜i(i=1〜N;NはM+1以上)の輝度値をg(i、j)、平均輝度(=直流成分)をa(j)、干渉変調度をb(j)、透明膜iの光学膜厚をnt(i)としたときの、干渉輝度値が
g(i,j)=a(j)×[1+b(j)×cos{4π×nt(i)/λ(j)}]
として表され、これにクロストークの影響が加わって干渉輝度測定値になるとして
クロストーク補正係数を算出する請求項1に記載のクロストーク補正係数算出方法である。
請求項3に記載の発明は、M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射項により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
干渉輝度を測定する透明膜の数Nが、以下の条件を満たし。各光学膜厚が異なれば、各光学膜厚値が未知であってもクロストーク補正係数の算出が可能であることを特徴とするクロストーク補正係数算出方法である。
N≧M×(M+1)/(M−1)
請求項4に記載の発明は、M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射項により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
波長が隣接する単色光間で生じるクロストーク現象のみを考慮し、
光学膜厚が既知で、かつその値の異なる4個以上の透明膜を対象とした干渉輝度測定値からクロストーク補正係数を算出することを特徴とするクロストーク補正係数算出方法である。
請求項5に記載の発明は、前記照明手段から出射されるj番目(j=1〜M;Mは3以上)の波長λ(j)における、透明膜i(i=1〜N;Nは4以上)の輝度値をg(i、j)、平均輝度(=直流成分)をa(j)、干渉変調度(=交流振幅)をb(j)、透明膜iの光学膜厚をnt(i)としたときの、干渉輝度値が
g(i,j)=a(j)×[1+b(j)×cos{4π×nt(i)/λ(j)}]
として表され、これにクロストークの影響が加わり、干渉輝度測定値となるとして
クロストーク補正係数を算出する請求項4に記載のクロストーク補正係数算出方法である。
請求項6に記載の発明は、M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射項により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
波長が隣接する単色光間で生じるクロストーク現象のみを考慮し、
Mが3以上の場合において、測定対象である、膜厚の異なる透明膜の数が5個以上であれば、各光学膜厚値が未知であってもクロストーク補正係数の算出が可能であることを特徴とするクロストーク補正係数算出方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6に記載の発明において、用いる単色光が、赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類であることを特徴とするクロストーク補正係数算出方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項7に記載のクロストーク補正係数算出方法を行う機能を備えた、透明膜の膜厚測定装置である。
本発明によれば、波長の異なるM種の単色光を出射する照明手段と、前記M種の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像素子を構成要素として含む光学系の、クロストーク補正係数を求めることが、装置的な付加を必要とせず、光学膜厚が既知でかつその値の異なるN個(請求項1の発明ではNはM+1以上、請求項2の発明ではNは4以上)の透明膜を用意することで可能となる。更に、光学膜厚が未知の場合であってもNが特定の条件(請求項3では、N≧M×(M+1)/(M−1)、請求項6ではN≧5)を満たせば、クロストーク補正係数を求めることが可能になる。また、これらのクロストーク補正係数算出機能を透明膜の膜厚測定装置に備えることにより、高精度な膜厚測定が可能になる。
本発明に係る透明膜の膜厚を測定する装置の概略図である。 白色光をRGB各色フィルタ透過後に混色する照明手段である。 LEDアレイから複数の単色光が混色され出射される照明手段である。 3波長帯域通過フィルタの分光波長特性である。 異なる複数の膜厚を備える透明膜である。 カラーカメラの分光感度とLED照明中心波長である。 従来の個別点灯法によるクロストーク補正係数の算出例である。
以下、図面および数式を用いて本発明を実施するための形態について説明する。なお、本発明では、測定対象である透明膜の光学膜厚を、表面反射光と裏面反射光により単色光ごとに生成される干渉輝度を求める表現式を利用して測定する膜厚測定装置を例にとって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る膜厚測定装置の概略構成を示す図である。この膜厚測定装置は、ウエーハやガラスを基板40として基板40上に形成される測定対象の透明膜30に、波長の異なる複数の単色光を照射し撮像するする光学系ユニット1と、光学系ユニット1から得られた画像から膜厚を求めるデータ処理ユニット2から構成される。
光学系ユニット1は、波長の異なる複数の単色光を照明光として出力する照明装置10と、各単色光を平行光にするコリメートレンズ11と、透明膜30の方向に反射するとともに透明膜30の方向からの反射光を通過させるハーフミラー13と、ハーフミラー13からの照明光を通過させ、透明膜30からの反射光を拡大する対物レンズ14と、透明膜30で発生する干渉画像を結像する結像レンズ18と、干渉画像を撮像する撮像装置19とを備えている。
本願発明の照明手段である照明装置10は、一例として、図2に示すような、白色光の光学部材10Dから出射する光源の前に、異なる波長の複数の光をそれぞれを通過するフィルタを設け、各単色光を混色して同じ方向に出射する光ファイバライトガイド10Fからなる照明装置を構成する。
他の一例として、図3に示すように、波長の異なる複数の単色光が出力するLED(Light Emitting Diode)アレイからなるLED光源を用い、複数の単色光を混色して出射する照明装置を用いても良い。
また、他の一例として、白色光源(例えばハロゲンランプ)と、前記白色光源からの投射光から、図4に示すように、複数の単波長のみを通過させる多波長帯域通過フィルタ10Tを通して出射する照明装置を用いても良い。
ハーフミラー13は、コリメートレンズ11からの平行光を透明膜30に向け反射する一方、透明膜30の方向から来た光を通過させるものである。対物レンズ14は、入射してきた光を透明膜30の面に集光し、その反射像を拡大するレンズである。
撮像装置19は、干渉による輝度の空間的な変動を画像として撮像する。前記撮像した画像データは、データ処理系ユニット2のCPU20を介してメモリ21に格納される。
本願発明における撮像装置としては、波長の異なる複数の単色光の2次元の輝度画像を個々に画像データ化できる構成であれば良く、例えば、CCD固体撮像素子、MOSイメージセンサおよびCMOSイメージセンサなどが用いられる。
データ処理系ユニット2は、所定の演算処理を行うためのCPU20と、CPU20によって逐次収集された画像データや演算結果などの各種データおよびプログラムなどを記憶するメモリ21と、撮像エリアその他の設定情報を入力するマウスやキーボードからなる入力部22と、輝度画像や測定結果などを表示するモニタ23とを備える。
一方、測定対象の透明膜30には、図5に一例を示すように、光学膜厚の異なる状態が存在する。そして、照明手段から照射される単波長の数Mと演算に用いる膜厚数Nが一定の関係を満たすことにより、クロストーク補正係数の算出が可能になる。
そこで、以下に、本発明によるクロストーク補正係数算出の数式的根拠を示す。
例として、単波長の数Mが3で、光学膜厚が既知の透明膜の数Nが4の場合の式を示しながら説明する。
(実施の形態1−1)
まず、式(1)において示したと計算上の干渉輝度値をg(i、j)として、クロストーク現象を受けた干渉輝度値をg’(i、j)とすると両者の関係は式(4)のようになり、式(5)で示す行列がクロストーク補正行列となる。なお、iは光学膜厚が既知の透明膜の膜番号で、jは波長番号を示す。

Figure 0005997578

Figure 0005997578

ここで、M種の波長は個々に異なり、N個の光学膜厚も個々に異なるので、式(4)におけるg’(i、j)を表す数式は独立にM×N個成立する。また、クロストーク現象を受けた干渉輝度値をg’(i、j)は測定によって得られる値であるので、既知とすることができる。
一方、式(1)に示したg(i、j)を示す一般式において、nt(i)、λ(j)は既知であることから、この式における未知数はa(j)とb(j)の2個となる。
各jあたり2個で、jは1〜Mであるので、合計は2M個となる。また、求めるべきクロストーク補正係数の未知数は、式(5)における単波長の数Mが3の場合にα〜ζの6個となるが、一般式としては、M行M列行列のM×Mの中のM個が「1」で既知であるので、(M×M−M)個が未知となる。
以上より、独立な数式がM×N個成立するのに対して、未知数は(2M+M×M−M)個、すなわち(M×M+M)=M×(M+1)個となる。
したがって、未知数の値が求まる条件は
N×M≧M×(M+1) となり N≧M+1
となる。
すなわち、波長の異なるM種の単波長のクロストーク補正係数は、M+1 個以上の光学膜厚が既知の透明膜を用いた干渉輝度値を得ることによって、求めることが可能となる。
(実施の形態1−2)
更に、光学膜厚が未知であっても、光学膜厚の異なるN個を測定対象とした場合、式(4)における独立な式N×M個に対して、未知数は M×(M+1)+N個となり、
N×M≧M×(M+1)+N ならば、連立方程式を解ける。
すなわち N≧M×(M+1)/(M−1)
を満たす、光学膜厚の異なる透明膜厚を測定対象とすればクロストーク補正係数およびN個の透明膜の膜厚を求めることが可能となる。
(実施の形態2−1)
ところで、実際的には、Mが3以上の場合においては、クロストークは隣接する単波長同士について考慮して、隣接以外については0(ゼロ)と見なしても問題ないことが多い。その場合、式(4)および式(5)は、式(6)および式(7)に置き換えることが出来る。

Figure 0005997578

Figure 0005997578

この場合の未知数である「求めるべきクロストーク補正係数」は波長番号jが1およびMの場合が1個で、それ以外が2個となり、合計は
1×2+2×(M−2)=2M−2 となる。したがって、a(j)とb(j)を含めた未知数の合計は(4M−2)となるので、全ての未知数の値が求まる条件は
N×M≧4M−2 となり、N≧4−2/M となるが、Mは3以上なので、Nは4以上
となる。
すなわち、隣接以外の単波長同士のクロストーク補正係数を0(ゼロ)と見なすことにより、波長の異なる3種以上の単波長のクロストーク補正係数は、4個以上の光学膜厚が既知の透明膜を用いた干渉輝度値を得ることによって、求めることが可能となる。
(実施の形態2−2)
更に、光学膜厚が未知であっても、光学膜厚の異なるN個を測定対象とした場合、式(6)における独立な式N×M個に対して、未知数は 4M−2+N個となり、
N×M≧4M−2+N ならば、連立方程式を解ける。
すなわち、N≧4+2/(M−1) となり、Mは3以上であるので、
光学膜厚の異なる5個以上の透明膜厚を測定対象とすればクロストーク補正係数およびN個の透明膜の膜厚を求めることが可能となる。
以上、クロストーク補正係数算出方法2種類についての数式的根拠を示した。
次に、本願発明のクロストーク補正係数算出工程および手段を説明する。
<ステップS1>多波長干渉輝値取得
照明手段10から出射される波長の数がM種で、透明膜30内に光学膜厚(屈折率と膜厚の積)が異なる箇所がN個ある場合において、膜番号がi(i=1〜N)と波長番号がj(j=1〜M)の組み合わせ全て(M×N個)の干渉輝度実測値g’ijを図1の装置を用いて取得する。
照明装置10からは、波長が既知のM種類の単波長が照射され、それらがハーフミラー13で反射され透明膜30に向かい、表面30Aおよび裏面30Bで反射して干渉を生じる。その干渉光は、対物レンズ14、ハーフミラー13、結像レンズ18を経て、撮像装置17により干渉輝度値として取り込まれ、その値がデータ処理系ユニット2に送られる。ところで、撮像装置17において、照明装置10から出射された単波長に対する分光感度にクロストークがあれば、撮像装置17から出力される干渉輝度実測値はクロストークが含まれたものとなる。なお、撮像装置17において画像の位置による感度の不均一がある場合は、データ処理系ユニット2においてシェーディング補正を行った結果を干渉輝度実測値として扱う。
<ステップS2>演算用初期値設定
ステップS1で得たデータを用い、ステップS3において最小自乗法を用いて未知数を算出するのであるが、最小自乗演算開始段階で適切な初期値を設定しておくことが望ましい。そこで、各未知数に対する初期値決めを行う。
まず、a(j)、b(j)については、g’ijがクロストークによりj番以外の波長の影響も受けていることを無視して、
g’ij=a’(j)×[1+b’(j)×cos{4π×nt(i)/λ(j)}]
と仮定し、a’(j)、b’(j)を概算により求め、a(j)、b(j)の初期値とする。すなわち、g’1j、g’2j、・・g’Njの平均値をa’(j)とし、g’1j〜g’Njの中の(最大値−最小値)/(2×a’(j))を、b’(j)とする。
クロストーク補正係数の初期値としては、撮像装置17にも用いている撮像素子の標準的な分光感度が図6のようなデータとして判っている場合は、そのデータと照明手段10から出射される単波長の波長から、クロストーク値を推定して初期値とすることが出来る。また、図6のようなデータがない場合には、隣接する波長間でのクロストーク補正係数を0.3程度、それ以外を0として初期値としても良い。
<ステップS3>クロストーク補正係数演算
ステップS1で得た、クロストークを含む干渉輝度測定値のデータg’ijが式(4)また式(6)を用いたg’(i,j)と等しければ、g’ijをg’(i,j)として、式(4)または式(6)の連立方程式を解くことにより、クロストーク補正係数を求めることが出来るが、実際はg’ijには測定誤差が含まれることから、測定値g’ijと計算値g’(i,j)の自乗誤差(式(8))が最小となるようなa(j)、b(j)およびクロストーク補正係数を演算により求める。更に、実施の形態1−2および実施の形態2−2に関しては、未知の膜厚も同時に求めることになる。演算に際しては、ステップS2で設定した各初期値を用い、最小自乗演算を行うソフトウェアを用いる。
Figure 0005997578
光源は、λ(1)=470nm、λ(2)=560nm、λ(3)=600nmのRGB3色からなる照明。
撮像装置はRGB3色にに感度を有する3板式カラーカメラ。
測定対象は、シリコンウェハ上に屈折率1.46のシリコン酸化膜が形成されたものである。また、シリコン酸化膜には段差が設けられており、各膜厚は、0、100、200、300、400および500nmとなるように設計、形成されている。
なお、上記光源と撮像装置の組み合わせによるクロストーク補正係数は各実施例において求めているが、実施例での結果を検証するために、背景技術において紹介した個別に点灯する方式でも求めており、その結果は式(9)に示すとおりである。

Figure 0005997578

また、シリコンウェハ上に形成されたシリコン酸化膜の膜厚については、シリコンウェハ面とシリコン酸化膜表面の段差を表面形状測定装置(東レエンジニアリングのSP−700)において、精密測定しており、その結果を表1に示す。なお、表1においては、各実施例で数Nを変えた演算を行っているが、その際の数Nに対して、どの膜厚での測定結果を用いたかを示すようにした(○が演算に利用したもの)。
表1 測定対象のシリコン膜の膜厚
Figure 0005997578

(実施例1)
既知膜厚値として、表面形状測定装置を用いた精密測定値を用いた。各波長、膜厚毎の干渉輝度測定値は表2のようになった。
表2 波長別、膜厚別の干渉輝度値
Figure 0005997578

この結果を用い、実施の形態1−1の考えに基づき、式(8)に示す最小二乗式よりクロストーク補正係数を求めた結果を表3に示す。なお、最小自乗法の演算には、マイクロソフト社製エクセルに内蔵されているソルバーというソフウェアを用いた。
表3 光学膜厚、干渉輝度値から求めたクロストーク補正係数
Figure 0005997578
実施の形態1−1に関しては、N≧M+1においてはクロストーク補正係数が求められることになっているが、本実施例のM=3において、Nが4の場合には個別点灯で求めたものと等しいクロストーク補正係数が得られた。一方、N=Mに相当するN=3においては、個別点灯と求めたものとは差がでた。
(比較例)
実施例1では、既知膜厚値として、表面形状測定装置を用いた精密測定値を用いたが、これを表1における設計値に置き換えて実施例1と同じ演算を行った結果を表4に示す。この結果では、N≧M+1を満たす、N=4、5何れの場合においても、個別点灯によって求めた値と差が生じている。これは、膜厚の設計値が実際の値と異なるために生じたものと考えられる。
表4 膜厚に設計値を用いて求めたクロストーク補正係数
Figure 0005997578
そこで、膜厚が未知の場合にも適用が可能な実施の形態1−2の考えに基づき、演算を行った。
(実施例2)
実施の形態2の考えに基づき、式(8)に示す最小二乗式より膜厚、クロストーク補正係数を求めた結果を表5に示す。なお、最小自乗法の演算には、実施例1と同様、マイクロソフト社製エクセルに内蔵されているソルバーというソフウェアを用いた。演算に際して、膜厚の初期値には設計値を用いた。また、演算に用いた干渉輝度値は表2と同じである。
表5 干渉輝度値から求めた膜厚、クロストーク補正係数
Figure 0005997578
実施の形態1−2において、N≧M×(M+1)/(M−1)ならば、クロストーク補正係数と膜厚を求めることが可能と記したが、M=3においてはN≧6がその条件となる。
そこで、表5に示す演算結果を見ると、N=6においては、良好な結果が得られているのに対して、N=5では(主にクロストーク補正係数で)大きな誤差を生じている。
(実施例3)
表2の干渉輝度測定結果を用い、実施の形態2−1の考えに基づき、式(8)に示す最小二乗式よりクロストーク補正係数を求めた結果を表6に示す。なお、最小自乗法の演算に用いたソフトウェアは実施例1と同じであり、表(5)のβとεを0(ゼロ)として既知として演算を行った。
表6 光学膜厚、干渉輝度値から求めたクロストーク補正係数
Figure 0005997578
実施の形態2−1に関しては、N≧4においてはクロストーク補正係数が求められることになっているが、本実施例のM=3において、Nが4の場合には個別点灯で求めたものとほぼ等しいクロストーク補正係数が得られた。一方、N=Mに相当するN=3においては、個別点灯と求めたものとは差がでた。
本発明によれば、透明膜の光学膜厚を波長の異なる複数の単色光を測定する透明膜厚測定法およびこれを用いた装置によって測定を行う際に発生するクロストーク現象のクロストーク補正係数算出において、従来用いられていた個別点灯法と比べ、効率良くクロストーク補正係数を算出し、クロストーク補正をすることにより、透明膜の膜厚の高精度測定に活用できる。
1 光学系ユニット
2 データ処理系ユニット
10 照明装置
11 コリメートレンズ
12 RGBフィルタ
13 ハーフミラー
14 対物レンズ
18 結像レンズ
19 撮像装置
20 CPU
21 メモリ
22 入力部
23 モニタ
30 透明膜
30A 透明膜表面
30B 透明膜裏面(基板との界面)
40 基板

Claims (8)

  1. M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対応する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
    M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射光により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
    各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
    光学膜厚が既知で、かつその値の異なるM+1個以上の透明膜を対象とした干渉輝度測定値からクロストーク補正係数を算出することを特徴とするクロストーク補正係数算出方法。
  2. 前記照明手段から出射されるj番目(j=1〜M)の波長λ(j)における、透明膜i(i=1〜N;NはM+1以上)の輝度値をg(i、j)、平均輝度(=直流成分)をa(j)、干渉変調度をb(j)、透明膜iの光学膜厚をnt(i)としたときの、干渉輝度値が
    g(i,j)=a(j)×[1+b(j)×cos{4π×nt(i)/λ(j)}]
    として表され、これにクロストークの影響が加わって干渉輝度測定値になるとして
    クロストーク補正係数を算出する請求項1に記載のクロストーク補正係数算出方法。
  3. M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
    M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射項により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
    各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
    干渉輝度を測定する透明膜の数Nが、以下の条件を満たし。各光学膜厚が異なれば、各光学膜厚値が未知であってもクロストーク補正係数の算出が可能であることを特徴とするクロストーク補正係数算出方法。
    N≧M×(M+1)/(M−1)
  4. M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
    M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射項により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
    各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
    波長が隣接する単色光間で生じるクロストーク現象のみを考慮し、
    光学膜厚が既知で、かつその値の異なる4個以上の透明膜を対象とした干渉輝度測定値からクロストーク補正係数を算出することを特徴とするクロストーク補正係数算出方法。
  5. 前記照明手段から出射されるj番目(j=1〜M;Mは3以上)の波長λ(j)における、透明膜i(i=1〜N;Nは4以上)の輝度値をg(i、j)、平均輝度(=直流成分)をa(j)、干渉変調度(=交流振幅)をb(j)、透明膜iの光学膜厚をnt(i)としたときの、干渉輝度値が
    g(i,j)=a(j)×[1+b(j)×cos{4π×nt(i)/λ(j)}]
    として表され、これにクロストークの影響が加わり、干渉輝度測定値となるとして
    クロストーク補正係数を算出する請求項4に記載のクロストーク補正係数算出方法。
  6. M個からなる複数の既知波長の単色光を出射する照明手段と、M個の単色光それぞれの波長に対する分光感度を備えた撮像手段を構成要素として含む光学系を用い、
    M個の前記単色光を測定対象である透明膜に照射して得られる、前記透明膜の表面の反射光と裏面の反射項により生成される干渉輝度値から、前記透明膜の膜厚を求める膜厚測定において、
    各単色光の分光感度の間で生じるクロストーク現象の影響を定量化するための、クロストーク補正係数算出方法であり、
    波長が隣接する単色光間で生じるクロストーク現象のみを考慮し、
    Mが3以上の場合において、測定対象である、膜厚の異なる透明膜の数が5個以上であれば、各光学膜厚値が未知であってもクロストーク補正係数の算出が可能であることを特徴とするクロストーク補正係数算出方法。
  7. 請求項1ないし請求項6に記載の発明において、用いる単色光が、赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類であることを特徴とするクロストーク補正係数算出方法。
  8. 請求項1ないし請求項7に記載のクロストーク補正係数算出方法を行う機能を備えた、透明膜の膜厚測定装置。
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