JP5995734B2 - 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法 - Google Patents

飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5995734B2
JP5995734B2 JP2013013675A JP2013013675A JP5995734B2 JP 5995734 B2 JP5995734 B2 JP 5995734B2 JP 2013013675 A JP2013013675 A JP 2013013675A JP 2013013675 A JP2013013675 A JP 2013013675A JP 5995734 B2 JP5995734 B2 JP 5995734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
acceleration
control
thruster
tvc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013013675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014145507A (ja
Inventor
啓介 安藤
啓介 安藤
義宏 世良
義宏 世良
正二郎 古谷
正二郎 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013013675A priority Critical patent/JP5995734B2/ja
Publication of JP2014145507A publication Critical patent/JP2014145507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5995734B2 publication Critical patent/JP5995734B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Description

本発明は、飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法に関する。
誘導により目標物へ向かって運動する飛しょう体が知られている。目標物が移動する場合、飛しょう体を目標物へ正しく誘導するためには、飛しょう体の運動を適切に制御することが重要である。飛しょう体の運動の制御は、例えば、(サイド)スラスタやTVC(Thrust vector control)を制御することにより行われる。したがって、移動する目標物へ飛しょう体を正しく誘導するために、スラスタやTVCをより適切に制御する技術が望まれる。
飛しょう体の運動を制御する技術として、例えば第2636189号公報(特許文献1)に飛しょう体の制御装置が開示されている。この飛しょう体の制御装置は、加速度センサと、減算器と、比例型制御器と、第1の機体運動操作手段と、積分型制御器と、第2の機体運動操作手段とを備える。加速度センサは、飛しょう体の機体運動を検出する。減算器は、機体運動指令信号及び上記加速度センサの出力を受け誤差信号を出力する。比例型制御器は、同減算器の出力を受ける。第1の機体運動操作手段は、同比例型制御器の出力を受け、高速応答である。積分型制御器は、上記減算器の出力を受ける。第2の機体運動操作手段は、同積分型制御器の出力を受け、低速応答である。すなわち、この制御装置は、高速応答の第1の機体運動操作手段(例示:サイドスラスタ、主翼操舵)と低速応答の第2の機体運動操作手段(例示:TVC、後翼操舵)とを同時に用いている。
特許第2636189号公報
発明者は、スラスタとTVCを用いた飛しょう体の機体制御方式として今回以下の検討を行った。
スラスタとTVCを用いた飛しょう体の機体制御方式として、次の方法が考えられる。1つの方法はダイバートモード(軌道制御モード)であり、他の1つの方法はモーメントモード(姿勢制御モード)である。ダイバートモードは、スラスタとTVCとを同位相に作動させる。すなわち、スラスタによる旋回力をTVCで打ち消すようにする。その結果、機体の姿勢角はほとんど変化せず、機体は概ね横にスライドして、機体はほとんど向きを変えない。一方、モーメントモードは、TVCにより機体を大きく振る。すなわち、TVCを用いて機体を大きく旋回させる。その結果、機体の姿勢角は大きく変化し、機体は向きを変える。
図1は、ダイバートモードとモーメントモードの特性比較を示す表である。
ダイバートモードには以下の特徴がある。スラスタとTVCとを同位相に作動させて旋回するため、発生可能な旋回加速度が小さい。そのため、旋回能力は低いと考えられる(△)。また、スラスタ推力が、そのまま旋回力となる。そのため応答性は高いと考えられる(○)。また、機体の姿勢角の変化を伴わないため、機体の動揺が小さい。そのため、目標到達に必要な誘導信号精度を確保することが可能と考えられる(○)。また、機体の動揺が小さいため、シーカのシーカゲインを大きく設定可能である。
モーメントモードには以下の特徴がある。TVCを作動させ大きく姿勢角を変化させて主推力で旋回するため、発生可能な旋回加速度が大きい。そのため、旋回能力は高いと考えられる(○)。また、機体の姿勢角変化により旋回力を発生させる。そのため、応答性は低いと考えられる(△)。また、大きな機体の姿勢角変化を伴うため、機体の動揺が非常に大きい。そのため、目標到達に必要な誘導信号精度を確保することが困難と考えられる(△)。また、機体の動揺が大きいため、シーカのシーカゲインを大きく設定できない。
このようなダイバートモードの特性とモーメントモードの特性との相違は、飛しょう体が運動する高度が低い場合、すなわち空気抵抗が大きい場合には、あまり顕著に現れて来ない。そのため、従来では、飛しょう体が目標物へ向かって運動するとき、ダイバートモード及びモーメントモードのうちから予め選択された単一のモードを用いている。例えば、上述された特許文献1(第2636189号公報)では、サイドスラスタ(第1の機体運動操作手段)とTVC(第2の機体運動操作手段)とを概ね同時に用いるモードが記載されている。
しかし、発明者の研究により、上記のダイバートモードの特性とモーメントモードの特性との相違は、飛しょう体が運動する高度が高い場合、すなわち空気抵抗が小さい場合には、特に、顕著に現れて来ることが判明した。そのため、飛しょう体を高高度で使用する場合、予め設定された単一のモードを用いた制御だけでは、飛しょう体を目標物へ正しく誘導することが困難な場合が予想される。
特に、近年、高高度でも高い性能を発揮することが可能な飛しょう体の要求が高くなっている。その要求に対応するためには、発明者の研究によれば、高高度で機体を大きく旋回させつつ目標へ正確に到達する機能が必要である。具体的には、終末誘導の初期において初中期誘導誤差の修正に大きな旋回加速度が必要であり、終末誘導の後期において目標到達のために高応答性/誘導信号精度の確保が必要である。しかし、姿勢角変化(機体の動揺)を大きくすると、誘導信号精度を確保することが困難であり、姿勢角変化を小さくすると、旋回能力を高めることが困難である。すなわち、ダイバートモード及びモーメントモードのいずれか一方だけでは、上記要求に対応することができない。したがって、飛しょう体の制御において、高高度においても、高い旋回能力と、高い誘導信号精度を確保することが望まれる。
また、たとえ飛しょう体が運動する高度が低い場合であっても、飛しょう体を目標へ正確に到達する機能をより向上させるためには、上述された高高度の場合と同様の理由から、ダイバートモード及びモーメントモードのいずれか一方だけでは十分に対応することができない。飛しょう体の制御において、飛しょう体の目標到達精度をより向上することが望まれる。
本発明の目的は、飛しょう体の目標到達精度をより向上することが可能な飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法を提供することにある。また、本発明の他の目的は、高高度においても、高い旋回能力と、高い誘導信号精度を確保することが可能な飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法を提供することにある。
この発明のこれらの目的とそれ以外の目的と利益とは以下の説明と添付図面とによって容易に確認することができる。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の飛しょう体の制御装置は、加速度分配部(12)と、駆動制御部(13)と、スラスタTVC分配部(14)とを具備している。加速度分配部(12)は、飛しょう体の加速度を指示する加速度指令を、飛しょう体のダイバートモード用の第1加速度指令と、飛しょう体のモーメントモード用の第2加速度指令とに配分する。駆動制御部(13)は、第1加速度指令に基づいて、ダイバートモード用の第1スラスタ制御指令とダイバートモード用の第1TVC(Thrust vector control)制御指令とを生成し、第2加速度指令に基づいて、モーメントモード用の第2スラスタ制御指令とモーメントモード用の第2TVC制御指令とを生成する。スラスタTVC分配部(14)は、第1スラスタ制御指令と第2スラスタ制御指令とからスラスタ制御指令を生成し、第1TVC制御指令と第2TVC制御指令とからTVC制御指令を生成する。加速度分配部(12)は、飛しょう体の運動の制御を実行中に、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する配分割合を変更する。
上記の飛しょう体の制御装置において、加速度分配部(12)は、加速度指令の大きさ、又は、飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、配分割合を変更しても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、駆動制御部(13)は、飛しょう体の姿勢角が変化しないように、第1TVC制御指令及び第1スラスタ制御指令を発生させても良い。併せて、姿勢角が変化するように、第2TVC制御指令及び第2スラスタ制御指令を発生させても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、駆動制御部(13)は、第1TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、第1スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を打ち消すように、第1TVC制御指令及び第1スラスタ制御指令を発生させても良い。併せて、第2TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、第2スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を超えるように、第2TVC制御指令及び第2スラスタ制御指令を発生させても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、加速度分配部(12)は、加速度指令の大きさに基づいて、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する場合、加速度指令が小さくなるほど、第1加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更しても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、加速度分配部(12)は、飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、加速度指令を、第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する場合、時間が長くなるほど、第1加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更しても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、加速度分配部(12)は、飛しょう体の到達目標を設定した時の誘導誤差が小さいほど、第1加速度指令が大きいように、配分割合の初期値を設定しても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、加速度分配部(12)は、配分割合に基づいて、飛しょう体のシーカのシーカゲインを変更する変更信号を出力しても良い。
上記の飛しょう体の制御装置において、駆動制御部(13)は、第1加速度指令に基づいて、第1スラスタ制御指令と第1TVC制御指令とを生成するダイバートモード制御部(22)と、第2加速度指令に基づいて、第2スラスタ制御指令と第2TVC制御指令とを生成するモーメントモード制御部(23)とを含んでいても良い。
本発明の飛しょう体は、シーカ(6)と、飛しょう体の制御装置(2)と、スラスタ(3)と、TVC(4)とを具備している。検出部(5)は、飛しょう体の機体加速度、目視線角、機体角速度を検出する。シーカ(6)は、目視線角と機体角速度とに基づいて、誘導信号を生成する。飛しょう体の制御装置(2)は、前誘導信号に基づく加速度指令と、機体加速度とに基づいて、スラスタ制御指令とTVC制御指令とを出力し、上記各段落に記載されている。スラスタ(3)は、スラスタ制御指令に基づいて駆動される。TVC(4)は、TVC制御指令に基づいて駆動される。
上記載の飛しょう体において、加速度分配部(12)が配分割合に基づいて、シーカ(6)のシーカゲインを変更する変更信号を出力したとき、シーカ(6)は、変更信号に基づいて、シーカゲインを変更しても良い。
本発明の飛しょう体の制御方法は、飛しょう体の加速度を指示する加速度指令を、飛しょう体のダイバートモード用の第1加速度指令と、飛しょう体のモーメントモード用の第2加速度指令とに配分するステップと、第1加速度指令に基づいて、ダイバートモード用の第1スラスタ制御指令とダイバートモード用の第1TVC(Thrust vector control)制御指令とを生成し、第2加速度指令に基づいて、モーメントモード用の第2スラスタ制御指令とモーメントモード用の第2TVC制御指令とを生成するステップと、第1スラスタ制御指令と第2スラスタ制御指令とからスラスタ制御指令を生成し、第1TVC制御指令と第2TVC制御指令とからTVC制御指令を生成するステップとを具備している。加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分するステップは、飛しょう体の運動の制御を実行中に、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する配分割合を変更するステップを備えている。
上記の飛しょう体の制御方法において、配分割合を変更するステップは、加速度指令の大きさ、又は、飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、配分割合を変更しても良い。
上記の飛しょう体の制御方法において、第1TVC制御指令、第1スラスタ制御指令、第2TVC制御指令及び第2スラスタ制御指令を発生させるステップは、飛しょう体の姿勢角が変化しないように、第1TVC制御指令及び第1スラスタ制御指令を発生させるステップと、姿勢角が変化するように、第2TVC制御指令及び第2スラスタ制御指令を発生させるステップとを備えていても良い。
上記の飛しょう体の制御方法において、第1TVC制御指令、第1スラスタ制御指令、第2TVC制御指令及び第2スラスタ制御指令を発生させるステップは、第1TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、第1スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を打ち消すように、第1TVC制御指令及び第1スラスタ制御指令を発生させるステップと、第2TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、第2スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を超えるように、第2TVC制御指令及び第2スラスタ制御指令を発生させるステップとを備えていても良い。
上記の飛しょう体の制御方法において、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分するステップは、加速度指令の大きさに基づいて、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する場合、加速度指令が小さくなるほど、第1加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更するステップを備えていても良い。
上記の飛しょう体の制御方法において、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分するステップは、飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、加速度指令を、第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する場合、時間が長くなるほど、第1加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更するステップを備えていても良い。
上記の飛しょう体の制御方法において、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分するステップは、飛しょう体の到達目標を設定した時の誘導誤差が小さいほど、第1加速度指令が大きいように、配分割合の初期値を設定するステップを備えていても良い。
上記の飛しょう体の制御方法において、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分するステップは、配分割合に基づいて、飛しょう体のシーカ(6)のシーカゲインを変更する変更信号を出力するステップを備えていても良い。
本発明により、飛しょう体の目標到達精度をより向上することが可能となる。また、本発明により、高高度においても、高い旋回能力と、高い誘導信号精度を確保することが可能となる。
図1は、ダイバートモードとモーメントモードの特性比較を示す表である。 図2は、第1の実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体の構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態に係る飛しょう体の運動を示すフロー図である。 図4は、第1の実施の形態に係る飛しょう体の誘導のシーケンスと制御モードのシーケンスとの関係を示す図である。 図5Aは、第1の実施の形態に係る加速度分配部における加速度指令の配分方法を示すグラフである。 図5Bは、第1の実施の形態に係る加速度分配部における加速度指令の配分方法を示すグラフである。 図6は、第1の実施の形態に係る飛しょう体の制御方法を示すフロー図である。 図7は、第2の実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体の構成を示すブロック図である。 図8は、第2の実施の形態に係るシーカの構成を示すブロック図である。 図9は、第2の実施の形態に係る飛しょう体の誘導のシーケンスと制御モードのシーケンスとシーカゲインとの関係を示す図である。
本発明の実施の形態に係る飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法について、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体について説明する。
まず、本実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体の構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体の構成を示すブロック図である。飛しょう体1は、誘導により目標物へ向かって運動する飛行物体である。飛しょう体1は、制御部2と、スラスタ3と、TVC(Thrust vector control)4と、検出部5と、シーカ6とを具備している。
検出部5は、飛しょう体1の運動(飛しょう体運動50)に応答して、飛しょう体1の機体加速度及び機体角速度と、目標物に対する目視線角とを検出する。検出部5は、加速度センサ、角速度センサ及びアンテナ素子に例示される。シーカ6は、検出部5で検出された目視線角と機体角速度とに基づいて、所定の演算処理により誘導信号を生成する。
制御部2(制御装置)は、シーカ6から出力された誘導信号と検出部5で検出された機体加速度とに基づいて、所定の演算処理によりスラスタ開度指令(スラスタ制御指令)とTVC舵角指令(TVC制御指令)とを出力する。ここで、スラスタ開度指令及びTVC舵角指令は、ダイバートモードの指令とモーメントモードの指令とが混合した指令となっている。詳細は後述される。なお、ダイバートモード及びモーメントモードは、図1及びその説明で記載したとおりである。
スラスタ3は、制御部2で生成されたスラスタ開度指令に基づいて駆動される。TVC4は、制御部2で生成されたTVC舵角指令に基づいて、駆動される。それらスラスタ3及びTVC4が駆動されることで、飛しょう体1が運動する(飛しょう体運動50)。
図3は、本実施の形態に係る飛しょう体の運動を示すフロー図である。制御部2は、誘導信号に基づいて、スラスタ開度指令とTVC舵角指令とをスラスタ3及びTVC4へ出力する。スラスタ開度指令とTVC舵角指令とに基づいて、スラスタ3及びTVC4が駆動される。それにより、飛しょう体1が運動する(機体運動S1)。機体運動S1により、目標物に対して飛しょう体1が相対的に運動する(相対運動S2)。機体運動S1による飛しょう体1の機体角速度と、相対運動S2による飛しょう体1の目標物に対する目視線角とが検出部5により検出され、シーカ6に入力される。シーカ6は、目視線角と機体角速度とに基づいて、誘導信号を生成し、制御部2へ出力する(シーカS3)。これらS1〜S3の動作は、飛しょう体1が運動を開始し、目標物へ到達するまで継続される。
再び、図2を参照して、制御部2(制御装置)はコンピュータに例示される情報処理装置であり、その形態は半導体チップや電子素子を搭載したボードに例示される。制御部2は、加速度指令算出部11と、加速度分配部12と、駆動制御部13と、スラスタTVC分配部14とを備えている。加速度指令算出部11〜スラスタTVC分配部14は、ソフトウェアとして実現されても良いし、ハードウェハとして実現されても良いし、ソフトウェアとハードウェハとを組み合わせて実現されても良い。
加速度指令算出部11は、誘導信号に基づいて、飛しょう体1の機体の加速度を示す加速度指令を生成する。具体的には、加速度指令算出部11は、誘導信号に、飛しょう体1に対応した演算処理(例示:飛しょう体1に対応した係数を乗算する)を施し、加速度指令として出力する。
加速度分配部12は、飛しょう体1の機体の加速度を示す加速度指令と、現在の機体加速度との差に基づいて、加速度の誤差信号を生成する。そして、加速度分配部12は、その誤差信号を、飛しょう体1のダイバートモード用の第1加速度指令と、飛しょう体1のモーメントモード用の第2加速度指令とに配分する。ただし、加速度分配部12は、制御部2が飛しょう体1の運動の制御を実行中に、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する配分割合を変更する。言い換えると、加速度分配部12は、飛しょう体1の運動中に、配分割合を変更する。具体的な配分の方法については、後述される。
駆動制御部13は、第1加速度指令に基づいて、ダイバートモード用のスラスタ開度指令(1)(第1スラスタ制御指令)とダイバートモード用のTVC舵角指令(1)(第1TVC制御指令)とを生成する。同時に、駆動制御部13は、第2加速度指令に基づいて、モーメントモード用のスラスタ開度指令(2)(第2スラスタ制御指令)とモーメントモード用のTVC舵角指令(2)(第2TVC制御指令)とを生成する。駆動制御部13は、ダイバートモード制御部22と、モーメントモード制御部23とを含んでいる。
ダイバートモード制御部22は、第1加速度指令に基づいて、飛しょう体1がダイバートモードの動作を行うように、スラスタ開度指令(1)とTVC舵角指令(1)とを生成する。その場合、飛しょう体1の姿勢角が変化せず、横にスライドするように、TVC舵角指令(1)及びスラスタ開度指令(1)を発生させる。すなわち、TVC舵角指令(1)による主推進装置の旋回力が、スラスタ開度指令(1)によるスラスタの旋回力を打ち消すように、TVC舵角指令(1)及びスラスタ開度指令(1)を発生させる。
また、モーメントモード制御部23は、第2加速度指令に基づいて、飛しょう体1がモーメントモードの動作を行うように、スラスタ開度指令(2)とTVC舵角指令(2)とを生成する。その場合、姿勢角が変化するように、TVC舵角指令及びスラスタ開度指令を発生させる。すなわち、TVC舵角指令(2)による主推進装置の旋回力が、スラスタ開度指令(2)によるスラスタの旋回力を超えるように、TVC舵角指令(2)及びスラスタ開度指令(2)を発生させる。
スラスタTVC分配部14は、スラスタ開度指令(1)とスラスタ開度指令(2)とを統合することによりスラスタ開度指令を生成する。同時に、スラスタTVC分配部14は、TVC舵角指令(1)とTVC舵角指令(2)とを統合することによりTVC制御指令を生成する。そして、スラスタTVC分配部14は、スラスタ開度指令をスラスタ3へ出力する。同時に、スラスタTVC分配部14は、TVC制御指令をTVC4へ出力する。
図4は、本実施の形態に係る飛しょう体1の誘導のシーケンスと制御モードのシーケンスとの関係を示す図である。上側のグラフは飛しょう体1の誘導のシーケンスを示し、縦軸は必要な旋回能力を示し、横軸は時間を示している。下側のグラフは飛しょう体1の制御モードのシーケンスを示し、縦軸は制御モードの割合を示し、横軸は時間を示している。
図4の上側のグラフに示すように、初中期誘導フェーズ(時間0まで)は、姿勢・軌道が維持された状態である。その後、目標物を捕捉して目標セット(例示:ロックオン)を行った後の終末誘導フェーズ(時間0以降、目標到達の時間t3まで)は、初期の段階(時間0〜t1)と、中間の段階(時間t1〜t2)と、最終の段階(時間t2〜t3)とに概ね分けられる。初期の段階では、初中期誘導フェーズにおける飛しょう体1の進路と目標物との誤差が大きいことが多い。その初中期誘導誤差を修正するためには、必要な旋回能力を高くする必要がある。中間の段階では、修正により、その初中期誘導誤差が小さくなっていく。そのため、その初中期誘導誤差の修正のための必要な旋回能力も徐々に小さくすることができる。一方、目標物には近づいているため、目標到達(例示:直撃)に必要な修正のための必要な旋回能力を徐々に大きくする必要がある。その結果、全体として必要な旋回能力は徐々に小さくなりつつ、その初中期誘導誤差の修正のための必要な旋回能力の割合は低下し、その目標到達に必要な修正のための必要な旋回能力の割合が高くなる。そして、最終の段階(時間t2〜t3)では、目標到達に必要な小さな修正だけになるため、必要な旋回能力は小さいままとなる。
このような終末誘導フェーズの状況において、初中期誘導誤差の修正のための必要な旋回能力は、図1に示す特性から、旋回能力の高いモーメントモードを主に用いた制御により得ることが好ましいと考えられる。一方、目標到達に必要な修正のための必要な旋回能力は、図1に示す特性から、誘導信号精度の高いダイバートモードを主に用いた制御により得ることが好ましいと考えられる。したがって、本実施の形態では、図4の下側のグラフに示すような制御モードのシーケンスとする。具体的には、終末誘導フェーズの初期の段階(時間0〜t1)では、モーメントモードを用いる。また、中間の段階(時間t1〜t2)から最終の段階(時間t2〜t3)までは、モーメントモードを用いるだけでなく、ダイバートモードも併せて用い、徐々にダイバートモードの割合を増やしていく。目標到達の直前の段階(時間t3の直前)では、ダイバートモードの指令の割合が高く、誘導信号精度が高い状態となっている。
このように、本実施の形態では、誤差が大きい初期の段階では、誤差の修正に適したモーメントモードを用いて、誤差が早期に小さくなるようにする。また、誤差が小さくなり目標に近づく中間の段階では、誤差の修正に適したモーメントモードの割合を減らし、目標到達に必要な修正に適したダイバートモードの割合を増やして、誤差の修正と目標到達の修正とをバランスよく行うようにする。更に、誤差がほとんどなくなり目標に極めて近づいた最終の段階では、モーメントモードの割合を更に減らし、ダイバートモードの割合を更に増やして、目標到達の修正を優先して行うようにする。それにより、飛しょう体1の目標到達精度をより向上することが可能となる。また、高高度においても、高い旋回能力と、高い誘導信号精度を確保することが可能となる。
このような制御は、制御部2において、加速度分配部12が加速度指令を図4の下側のグラフのようにモーメントモードとダイバートモードとに適宜配分することで実現される。その配分方法について、以下に説明する。
図5A及び図5Bは、本実施の形態に係る加速度分配部12における加速度指令の配分方法を示すグラフである。図5Aは図4に対応した加速度指令の変化の一例を示し、縦軸は加速度指令を示し、横軸は時間を示している。図5Bは図5Aに対応した加速度指令の配分割合の一例を示し、縦軸は配分割合を示し、横軸は時間を示している。
図4に対応した加速度指令の変化は、例えば図5Aに示すようになる。すなわち、初期の段階(時間0〜t1)では、初中期誘導誤差を修正するために、加速度指令が大きくなっている(加速度指令=a1)。また、中間の段階(時間t1〜t2)では、修正により、その初中期誘導誤差が小さくなっていくため、加速度指令も徐々に小さくなっていく(a2<加速度指令<a1)。このとき、目標到達に必要な修正のための加速度指令の分は相対的に小さい。そして、最終の段階(時間t2〜)では、目標到達に必要な小さな修正だけになるため、加速度指令は小さいままとなる((加速度指令=a2)。
そのとき、図5Aに対応した加速度指令の配分割合の変化は、例えば図5Bのようになる。ただし、ここでは、(配分割合)=(ダイバートモードへの指令)/((モーメントモードへの指令)+(ダイバートモードへの指令))とする。図に示すように、初期の段階(時間0〜t1)では、初中期誘導誤差を修正するために、モーメントモードへの指令の割合を大きくし、ダイバードモードへの指令の割合を小さくしている(配分割合=R2)。モーメントモードへの指令の割合としては最大となる。また、中間の段階(時間t1〜t2)では、その初中期誘導誤差の修正が小さくなり、目標到達に必要な修正が大きくなるため、モーメントモードへの指令の割合を小さくしていき、ダイバードモードへの指令の割合を大きくしていく(R2<配分割合<R1)。そして、最終の段階(時間t2〜)では、目標到達に必要な小さな修正だけになるため、ダイバードモードへの指令の割合を大きくし、モーメントモードへの指令の割合を小さくしている((配分割合=R1)。ダイバートモードへの指令の割合としては最大となる。ここで、R2は、0%であっても良い。また、R1は、100%であっても良い。また、配分割合の定義は、上記の式に限定されるものではなく、ダイバートモードへの指令とモーメントモードへの指令との比を示すことができれば、他の式であっても良い。
また、時間0における配分割合の初期値は、制御部2の記憶部(図示されず)に予め記憶された値を用いても良いし、時間0よりも前に外部から入力された値を用いても良い。あるいは、時間0における配分割合の初期値は、初期中期誘導誤差の大きさに基づいて設定しても良い。その場合には、例えば、初期中期誘導誤差の値が相対的に大きい場合には初期値を小さく設定する。それにより、初期の段階でモーメントモードの指令の割合が大きくなり、誤差の修正を早期に短期間で行うことができる。一方、初期中期誘導誤差の値が相対的に小さい場合には初期値を大きく設定する。それにより、初期の段階でダイバートモードの指令の割合が大きくなり、目標到達に必要な修正を早期に開始することができる。
このように、制御部2の加速度分配部12は、加速度指令が相対的に大きい段階では、モーメントモードへの指令の割合を大きくし(配分割合を小さくし)、加速度指令が相対的に小さくなるに連れ、モーメントモードへの指令の割合を小さくしていく(配分割合を大きくしていく)。言い換えると、初中期誘導誤差が相対的に大きいとき、モーメントモードへの指令の割合を大きくし(配分割合を小さくし)、初中期誘導誤差が相対的に小さくなるに連れ、モーメントモードへの指令の割合を小さくしていく(配分割合を大きくしていく)。それにより、図4の制御モードシーケンスを実現することができる。
ここで、配分割合の変化については、加速度指令の大きさに基づいて変化させる方法、及び、飛しょう体1の到達目標を設定した時(例示:ロックオンした時;時間0)からの時間に基づいて変化させる方法などが考えられる。
加速度指令の大きさに基づいて変化させる方法については、例えば、以下の方法が考えられる。加速度指令の値が相対的に大きい場合には、モーメントモード用の第2加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更する。それにより、誤差が相対的に大きいときに、モーメントモードの指令の割合が大きくなり、誤差の修正を早期に短期間で行うことができる。一方、加速度指令の値が相対的に小さい場合には、ダイバートモード用の第1加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更する。それにより、誤差が相対的に小さいときに、ダイバートモードの指令の割合が大きくなり、目標到達に必要な修正を早期に開始することができる。
図5Bの例が、加速度指令の大きさに基づいて変化させる方法を示していると見れば、加速度指令が単調に減少していることに対応して、ダイバートモードへの指令の割合(配分割合)も単調に増加している。ただし、本実施の形態はこの図5Bの例に限定されるものではなく、例えば、加速度指令が途中で増加すれば、それに対応して、ダイバートモードへの指令の割合(配分割合)も途中で減少してもよい。また、変化は、単位時間ごとにステップ状に変化するようにしてもよい。例えば、所定の時間ごとに計算を行うことで、その所定の時間ごとに配分割合を決定する。
一方、飛しょう体1の到達目標を設定した時(時間0)からの時間に基づいて変化させる方法については、例えば、以下の方法が考えられる。飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間が短い場合には、モーメントモード用の第2加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更する。それにより、誤差が相対的に大きいと予測される初期の段階で、モーメントモードの指令の割合が大きくなり、誤差の修正を早期に短期間で行うことができる。一方、飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間が短い場合には、ダイバートモード用の第1加速度指令が大きくなるように、配分割合を変更する。それにより、誤差が相対的に小さいと予測される中間から最終の段階で、ダイバートモードの指令の割合が大きくなり、目標到達に必要な修正を早期に開始することができる。
図5Bの例が、飛しょう体1の到達目標を設定した時(時間0)からの時間に基づいて変化させる方法を示している場合、時間が経過することに対応して、ダイバートモードへの指令の割合(配分割合)も単調に増加している。ただし、本実施の形態はこの図5Bの例に限定されるものではなく、例えば、時間が経過と共に、ダイバートモードへの指令の割合(配分割合)の増加率が増加又は減少してもよい。また、変化は、単位時間ごとにステップ状に変化するようにしてもよい。例えば、所定の時間ごとに計算を行うことで、その所定の時間ごとに配分割合を決定する。
次に、本実施の形態に係る飛しょう体の制御方法(飛しょう体の制御装置の動作)について説明する。図6は、本実施の形態に係る飛しょう体の制御方法(飛しょう体の制御装置の動作)を示すフロー図である。この動作は、図3の機体運動S1の制御部2の動作と見ることができる。
制御部2の加速度指令算出部11は、誘導信号を受信する(ステップS11)。そして、加速度指令算出部11は、誘導信号について、飛しょう体1に対応した演算処理を実行し、加速度指令を算出する(ステップS12)。加速度指令は、加速度分配部12へ出力される。続いて、加速度分配部12は、加速度指令と、現在の機体加速度との差を示す、加速度の誤差信号を算出する。そして、加速度分配部12は、その誤差信号を、飛しょう体1のダイバートモード用の第1加速度指令と、飛しょう体1のモーメントモード用の第2加速度指令とに配分する(ステップS13)。ただし、加速度分配部12は、飛しょう体1の運動中に、加速度指令を第1加速度指令と第2加速度指令とに配分する配分割合を変更する。その配分割合の変更方法としては、例えば、加速度指令の大きさ又は記飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間などに基づいて行う。具体的には、図4〜図6及びその説明に記載されたとおりである。第1加速度指令と第2加速度指令とは、駆動制御部13へ出力される。その後、駆動制御部13のダイバートモード制御部22は、第1加速度指令に基づいて、ダイバートモード用のスラスタ開度指令(1)とダイバートモード用のTVC舵角指令(1)とを算出する(ステップS14)。同時に、駆動制御部13のモーメントモード制御部23は、第2加速度指令に基づいて、モーメントモード用のスラスタ開度指令(2)とモーメントモード用のTVC舵角指令(2)とを算出する(ステップS14)。スラスタ開度指令(1)とスラスタ開度指令(2)とTVC舵角指令(1)とTVC舵角指令(2)とは、スラスタTVC分配部14へ出力される。次に、スラスタTVC分配部14は、スラスタ開度指令(1)とスラスタ開度指令(2)とを統合して、スラスタ開度指令を算出する(ステップS15)。同時に、スラスタTVC分配部14は、TVC舵角指令(1)とTVC舵角指令(2)とを統合して、TVC制御指令を算出する(ステップS15)。スラスタ開度指令はスラスタ3へ出力される。同時に、TVC制御指令はTVC4へ出力される。これらステップS11〜ステップS13の動作は、飛しょう体1が運動を開始し、目標物へ到達するまで継続される。
このように、本実施の形態では、終末誘導の各フェーズに対応して、モーメントモードからダイバートモードヘ加速度配分を変化させる。その加速度配分は、加速度指令や飛しょう体1の到達目標を設定した時からの時間や初中期誘導誤差に応じて、ダイバートモードとモーメントモードへの配分を決定する。それにより、初中期誘導誤差の修正に必要な大旋回を主にモーメントモードで実施した後、目標到達に必要な応答性をダイバートモードで確保することが可能となる。すなわち、特性の異なる複数の制御系に対して加速度指令を配分することで、旋回加速度と応答性とを両立させることが可能となる。
以上のように、本実施の形態により、飛しょう体の目標到達精度をより向上することが可能となる。また、本実施の形態により、高高度においても、高い旋回能力と、高い誘導信号精度を確保することが可能となる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体について説明する。本実施の形態の飛しょう体の制御装置及び飛しょう体は、シーカ6のシーカゲインを加速度分配部12で算出される配分割合に基づいて変更する点で、第1の実施の形態と相違している。以下、本実施の形態と第1の実施の形態との相違点について主に説明する。
図7は、本実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、制御部2の加速度分配部12は、算出した配分割合に基づいて、飛しょう体1のシーカのシーカゲインを変更する変更信号を出力する。変更信号は、配分割合を示している。シーカ6は、その変更信号の示す配分割合に基づいて、シーカゲインを変更する。
図8は、本実施の形態に係るシーカの構成を示すブロック図である。シーカ6は、機体角速度によって機体姿勢の補正をされた目視線角に基づいて、誘導信号を算出する。具体的には、誘導信号は、目視線角の誤差角にシーカゲインKを乗算して算出される。ただし、誤差角は、単位時間当たりの(目視線角−誘導信号の積分値)、すなわち目視線角の時間微分量である。このとき、このシーカゲインKを大きくすると、誘導信号精度は高まる。しかし、機体の動揺が大きい場合、制御が発散してしまうおそれがある。一方、このシーカゲインKを小さくすると、誘導信号精度は低くなる。しかし、機体の動揺が大きい場合でも、制御が発散することはない。したがって、機体の動揺が大きくなる可能性のあるモーメントモードでは、シーカゲインKを小さくすることが好ましい。それにより、誘導信号精度は低くなるが、制御の発散を防止できる。一方、機体の動揺が小さいダイバートモードでは、シーカゲインKを小さくすることが好ましい。それにより、制御の発散のおそれが小さいため、誘導信号精度を高めることができる。
本実施の形態では、飛しょう体1の運動中(運動の制御を実行中)に配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)を変化させる。そして、配合割合の変化に対応して、シーカゲインKHも変化させるようにする。配合割合に応じてシーカゲインKHを変更することで、制御の安定性と誘導信号精度の向上とのバランスが取れた制御が可能となる。
図9は、本実施の形態に係る飛しょう体1の誘導のシーケンスと制御モードのシーケンスとシーカゲインとの関係を示す図である。上側のグラフは飛しょう体1の誘導のシーケンスを示し、縦軸は必要な旋回能力を示し、横軸は時間を示している。真ん中のグラフは飛しょう体1の制御モードのシーケンスを示し、縦軸は制御モードの割合を示し、横軸は時間を示している。下側のグラフは飛しょう体1のシーカのシーカゲインを示し、縦軸はシーカゲインを示し、横軸は時間を示している。
図9の上側のグラフ(誘導のシーケンス)及び図9の真ん中のグラフ(制御モードのシーケンス)については、図4の上側のグラフ及び図4の下側のグラフと同様である。すなわち、旋回能力(上側のグラフ)については、終末誘導フェーズ(時間0〜t3)において、初期の段階では初中期誘導誤差を修正するため、必要な旋回能力は高い。中間の段階では、初中期誘導誤差が小さくなっていくため、必要な旋回能力も徐々に小さくなる。ただし、目標到達に必要な修正のために、大きさは小さいが、その分の必要な旋回能力が増えてくる。最終の段階(時間t2〜t3)では、初中期誘導誤差がほとんど無くなり、目標到達に必要な小さな修正だけになるため、必要な旋回能力は小さいままとなる。また、制御モード(真ん中のグラフ)については、終末誘導フェーズ(時間0〜t3)において、初期の段階(時間0〜t1)では、旋回能力の高いモーメントモードを用いる。また、中間の段階(時間t1〜t2)から最終の段階(時間t2〜t3)までは、モーメントモードを用いるだけでなく、誘導信号精度の高いダイバートモードも併せて用い、徐々にダイバートモードの割合を増やしていく。その配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)の変化については、図5A及び図5Bとその説明とに記載したとおりである。
このような終末誘導フェーズの状況において、シーカゲインKを、配分割合の変化に対応させて変化させる。具体的には、初期の段階(時間0〜t1)では、モーメントモードの指令の割合が高いので、シーカゲインKを小さくする。それにより、機体の動揺が大きい場合でも、制御が発散しないようにする。また、中間の段階(時間t1〜t2)から最終の段階(時間t2〜t3)までは、ダイバートモードの指令の割合が増加するに連れて、シーカゲインKを増加させていく。ダイバートモードの指令の割合が増加するに連れて、機体の動揺が減少していくので、シーカゲインKを増加させても、制御が発散しないからである。それに伴い、誘導信号精度は高まっていく。そして、目標到達の直前の段階(時間t3の直前)では、ダイバートモードの指令の割合が高く、シーカゲインKも高く、誘導信号精度が高い状態となっている。
このように、本実施の形態では、配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)の変化に対応させて、シーカゲインKを変化させている。それにより、制御の発散を防止しながら、誘導信号精度を高めることができる。すなわち、誤差が大きい初期の段階では、誤差の修正に適したモーメントモードを用いて、シーカゲインを小さくして制御の発散を防止しながら、誤差が早期に小さくなるようにする。また、誤差が小さくなり目標に近づく中間の段階では、モーメントモードの割合を減らし、目標到達に必要な修正に適したダイバートモードの割合を増やして、シーカゲインを段階的に大きくして誘導信号の精度を高め、誤差の修正と目標到達の修正とをバランスよく行うようにする。更に、誤差がほとんどなくなり目標に極めて近づいた最終の段階では、モーメントモードの割合を更に減らし、ダイバートモードの割合を更に増やして、シーカゲインを更に大きくして誘導信号の精度を更に高め、目標到達の修正を優先して行うようにする。それにより、飛しょう体1の目標到達精度をより向上することが可能となる。また、高高度においても、高い旋回能力と、高い誘導信号精度を確保することが可能となる。
本実施の形態に係る飛しょう体の制御方法(飛しょう体の制御装置の動作)については、配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)の変化に対応させて、シーカゲインKを変化させる他は第1の実施の形態(図6)と同じであるので、その説明を省略する。
本実施の形態についても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)の変化に対応させて、シーカゲインKを変化させるので、制御の発散を更に防止しながら、誘導信号精度を更に高めることができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第23実施の形態に係る飛しょう体の制御装置及び飛しょう体について説明する。本実施の形態の飛しょう体の制御装置及び飛しょう体は、配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)を連続的に変化させるのではなく、ステップ状に変化させる点で、第1、第2の実施の形態と相違している。以下、本実施の形態と第1、第2の実施の形態との相違点について主に説明する。
本実施の形態では、制御部2の加速度分配部12は、加速度指令の大きさ又は到達目標を設定した時からの時間が予め設定された基準値を超えた場合、配分割合を、モーメントモードの指令の割合が多い配分割合(固定値)から、ダイバートモードの指令の割合が多い配分割合(固定値)に変更する。それにより、制御を容易に実行することができる。具体的には、加速度分配部12は、加速度指令の大きさが基準値を下回った場合、配分割合を、モーメントモードの指令の割合が多い配分割合から、ダイバートモードの指令の割合が多い配分割合に変更する。又は、加速度分配部12は、到達目標を設定した時からの時間が基準値上回った場合、配分割合を、モーメントモードの指令の割合が多い配分割合から、ダイバートモードの指令の割合が多い配分割合に変更する。
基準値は、制御部2の記憶部(図示されず)に予め記憶された値を用いても良いし、時間0よりも前に外部から入力された値を用いても良い。また、モーメントモードの指令の割合が多い配分割合(固定値)は、モーメントモードが100%であっても良い。また、ダイバートモードの指令の割合が多い配合割合(固定値)は、ダイバートモードが100%であっても良い。
また、基準値を複数個設けることで、複数の段階で配分割合(固定値)を変化させても良い。例えば、第1基準値と第2基準値の2個の基準値を設けた場合、加速度分配部12は以下の制御を行う。加速度分配部12は、加速度指令の大きさが第1基準値を下回った場合、配分割合を、モーメントモードの指令の割合が多い配分割合から、ダイバートモードの指令の割合が多い配分割合に変更する。そして、加速度分配部12は、加速度指令の大きさが更に第2基準値(<第1基準値)を下回った場合、配分割合を、ダイバートモードの指令の割合が更に多い配分割合に変更する。又は、加速度分配部12は、到達目標を設定した時からの時間が第1基準値上回った場合、配分割合を、モーメントモードの指令の割合が多い配分割合から、ダイバートモードの指令の割合が多い配分割合に変更する。そして、加速度分配部12は、到達目標を設定した時からの時間が更に第2基準値(>第1基準値)を上回った場合、配分割合を、ダイバートモードの指令の割合が更に多い配分割合に変更する。
本実施の形態に係る飛しょう体の制御方法(飛しょう体の制御装置の動作)については、配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)の変化のさせ方が異なる他は、第1、第2の実施の形態と同じであるので、その説明を省略する。
本実施の形態についても、第1、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、配分割合(ダイバートモードとモーメントモードとの比)の変化の方法が単純であるので、その制御を容易に行うことがえきる。
上記各実施の形態がソフトウェアを用いて実現される場合、そのソフトウェアがコンピュータ読取可能な記憶媒体に記録され、その記憶媒体から情報処理装置に読み込まれても良い。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。
1 :飛しょう体
2 :制御部
3 :スラスタ
4 :TVC
5 :検出部
6 :シーカ
11:加速度指令算出部
12:加速度分配部
13:駆動制御部
14:スラスタTVC分配部
22:ダイバートモード制御部
23:モーメントモード制御部
50:飛しょう体運動

Claims (19)

  1. 飛しょう体の制御装置であって、
    前記飛しょう体の加速度を指示する加速度指令を、前記飛しょう体のダイバートモード用の第1加速度指令と、前記飛しょう体のモーメントモード用の第2加速度指令とに配分する加速度分配部と、
    前記第1加速度指令に基づいて、前記ダイバートモード用の第1スラスタ制御指令と前記ダイバートモード用の第1TVC(Thrust vector control)制御指令とを生成し、前記第2加速度指令に基づいて、前記モーメントモード用の第2スラスタ制御指令と前記モーメントモード用の第2TVC制御指令とを生成する駆動制御部と、
    前記第1スラスタ制御指令と前記第2スラスタ制御指令とからスラスタ制御指令を生成し、前記第1TVC制御指令と前記第2TVC制御指令とからTVC制御指令を生成するスラスタTVC分配部と
    を具備し、
    前記加速度分配部は、前記飛しょう体の運動の制御を実行中に、前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分する配分割合を変更する
    飛しょう体の制御装置。
  2. 請求項1に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記加速度分配部は、前記加速度指令の大きさ、又は、前記飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、前記配分割合を変更する
    飛しょう体の制御装置。
  3. 請求項2に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記駆動制御部は、
    前記飛しょう体の姿勢角が変化しないように、前記第1TVC制御指令及び前記第1スラスタ制御指令を発生させ、
    前記姿勢角が変化するように、前記第2TVC制御指令及び前記第2スラスタ制御指令を発生させる
    飛しょう体の制御装置。
  4. 請求項2に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記駆動制御部は、
    前記第1TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、前記第1スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を打ち消すように、前記第1TVC制御指令及び前記第1スラスタ制御指令を発生させ、
    前記第2TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、前記第2スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を超えるように、前記第2TVC制御指令及び前記第2スラスタ制御指令を発生させる
    飛しょう体の制御装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記加速度分配部は、前記加速度指令の大きさに基づいて、前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分する場合、前記加速度指令が小さくなるほど、前記第1加速度指令が大きくなるように、前記配分割合を変更する
    飛しょう体の制御装置。
  6. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記加速度分配部は、前記飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、前記加速度指令を、前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分する場合、前記時間が長くなるほど、前記第1加速度指令が大きくなるように、前記配分割合を変更する
    飛しょう体の制御装置。
  7. 請求項2乃至6のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記加速度分配部は、前記飛しょう体の到達目標を設定した時の誘導誤差が小さいほど、前記第1加速度指令が大きいように、前記配分割合の初期値を設定する
    飛しょう体の制御装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記加速度分配部は、前記配分割合に基づいて、飛しょう体のシーカのシーカゲインを変更する変更信号を出力する
    飛しょう体の制御装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御装置において、
    前記駆動制御部は、
    前記第1加速度指令に基づいて、前記第1スラスタ制御指令と前記第1TVC制御指令とを生成するダイバートモード制御部と、
    前記第2加速度指令に基づいて、前記第2スラスタ制御指令と前記第2TVC制御指令とを生成するモーメントモード制御部と
    を含む
    飛しょう体の制御装置。
  10. 飛しょう体の機体加速度、目視線角、機体角速度を検出する検出部と、
    前記目視線角と前記機体角速度とに基づいて、誘導信号を生成するシーカと、
    前誘導信号に基づく加速度指令と、前記機体加速度とに基づいて、スラスタ制御指令とTVC制御指令とを出力する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御装置と、
    前記スラスタ制御指令に基づいて駆動されるスラスタと、
    前記TVC制御指令に基づいて駆動されるTVCと
    を具備する
    飛しょう体。
  11. 請求項10に記載の飛しょう体において、
    前記加速度分配部が前記配分割合に基づいて前記シーカのシーカゲインを変更する変更信号を出力したとき、前記シーカは、前記変更信号に基づいて、前記シーカゲインを変更する
    飛しょう体。
  12. 飛しょう体の制御方法であって、
    前記飛しょう体の加速度を指示する加速度指令を、前記飛しょう体のダイバートモード用の第1加速度指令と、前記飛しょう体のモーメントモード用の第2加速度指令とに配分するステップと、
    前記第1加速度指令に基づいて、前記ダイバートモード用の第1スラスタ制御指令と前記ダイバートモード用の第1TVC(Thrust vector control)制御指令とを生成し、前記第2加速度指令に基づいて、前記モーメントモード用の第2スラスタ制御指令と前記モーメントモード用の第2TVC制御指令とを生成するステップと、
    前記第1スラスタ制御指令と前記第2スラスタ制御指令とからスラスタ制御指令を生成し、前記第1TVC制御指令と前記第2TVC制御指令とからTVC制御指令を生成するステップと
    を具備し、
    前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分するステップは、
    前記飛しょう体の運動の制御を実行中に、前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分する配分割合を変更するステップを備える
    飛しょう体の制御方法。
  13. 請求項12に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記配分割合を変更するステップは、前記加速度指令の大きさ、又は、前記飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、前記配分割合を変更する
    飛しょう体の制御方法。
  14. 請求項13に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記第1TVC制御指令、前記第1スラスタ制御指令、前記第2TVC制御指令及び前記第2スラスタ制御指令を発生させるステップは、
    前記飛しょう体の姿勢角が変化しないように、前記第1TVC制御指令及び前記第1スラスタ制御指令を発生させるステップと、
    前記姿勢角が変化するように、前記第2TVC制御指令及び前記第2スラスタ制御指令を発生させるステップと
    を備える
    飛しょう体の制御方法。
  15. 請求項13に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記第1TVC制御指令、前記第1スラスタ制御指令、前記第2TVC制御指令及び前記第2スラスタ制御指令を発生させるステップは、
    前記第1TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、前記第1スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を打ち消すように、前記第1TVC制御指令及び前記第1スラスタ制御指令を発生させるステップと、
    前記第2TVC制御指令による主推進装置の旋回力が、前記第2スラスタ制御指令によるスラスタの旋回力を超えるように、前記第2TVC制御指令及び前記第2スラスタ制御指令を発生させるステップと
    を備える
    飛しょう体の制御方法。
  16. 請求項13乃至15のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分するステップは、
    前記加速度指令の大きさに基づいて、前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分する場合、前記加速度指令が小さくなるほど、前記第1加速度指令が大きくなるように、前記配分割合を変更するステップを備える
    飛しょう体の制御方法。
  17. 請求項13乃至15のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分するステップは、
    前記飛しょう体の到達目標を設定した時からの時間に基づいて、前記加速度指令を、前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分する場合、前記時間が長くなるほど、前記第1加速度指令が大きくなるように、前記配分割合を変更するステップを備える
    飛しょう体の制御方法。
  18. 請求項13乃至17のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分するステップは、
    前記飛しょう体の到達目標を設定した時の誘導誤差が小さいほど、前記第1加速度指令が大きいように、前記配分割合の初期値を設定するステップを備える
    飛しょう体の制御方法。
  19. 請求項12乃至18のいずれか一項に記載の飛しょう体の制御方法において、
    前記加速度指令を前記第1加速度指令と前記第2加速度指令とに配分するステップは、
    前記配分割合に基づいて、飛しょう体のシーカのシーカゲインを変更する変更信号を出力するステップを備える
    飛しょう体の制御方法。
JP2013013675A 2013-01-28 2013-01-28 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法 Active JP5995734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013013675A JP5995734B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013013675A JP5995734B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014145507A JP2014145507A (ja) 2014-08-14
JP5995734B2 true JP5995734B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=51425897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013013675A Active JP5995734B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5995734B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6429689B2 (ja) * 2015-03-16 2018-11-28 三菱電機株式会社 センサ制御システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0776680B2 (ja) * 1991-04-17 1995-08-16 防衛庁技術研究本部長 双操舵飛しょう体の制御方法
JP2739698B2 (ja) * 1994-09-26 1998-04-15 防衛庁技術研究本部長 飛しょう体の制御方法
JP2636189B2 (ja) * 1994-10-04 1997-07-30 防衛庁技術研究本部長 飛しょう体の制御装置
JP2784170B2 (ja) * 1996-02-06 1998-08-06 川崎重工業株式会社 サイドスラスタ型飛しよう体の制御方法
JP2003114099A (ja) * 2001-10-02 2003-04-18 Mitsubishi Electric Corp 誘導飛しょう体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014145507A (ja) 2014-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2188144A2 (en) Stall, buffeting, low speed and high attitude protection systems
WO2012074600A1 (en) Flight-control system for canard-controlled flight vehicles and methods for adaptively limiting acceleration
JP2011057212A (ja) ビークル位置保持システム
EP3159767B1 (en) Zoom climb prevention system for enhanced performance
EP1678460B1 (en) System and method with adaptive angle-of-attack autopilot
JPH09506962A (ja) 発射前、発射後動作制御装置を有するへリコプタ一体型発射及び飛行制御
JP5995734B2 (ja) 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法
JP4537121B2 (ja) 回転翼航空機の高度制御装置
US20210397183A9 (en) Non-binary collaborative recovery system
CN107167128B (zh) 一种基于双阈值的飞行器离轨制动速度修正方法
KR102198761B1 (ko) 무인 비행체의 자세 제어를 위한 이중모드 오토파일럿 장치 및 자세 제어 방법
US11921521B2 (en) Method of controlling an aircraft, flight control device for an aircraft, and aircraft with such flight control device
US9889926B2 (en) Air vehicles and systems for preemptive turbulence mitigation
KR101936321B1 (ko) 유도무기의 제어 방법 및 제어 시스템
CN112462794A (zh) 一种演示验证火箭悬停制导方法及系统
JP3248645B2 (ja) 飛翔体の姿勢制御装置
JP2940693B2 (ja) 飛しょう体の誘導方法
JP2008275206A (ja) 飛しょう体誘導装置
KR101602311B1 (ko) 비행체의 유도 조종 방법 및 그 장치
JP3885475B2 (ja) 誘導装置
JP5863515B2 (ja) 飛しょう体の制御装置及び飛しょう体の制御方法
JPH07223600A (ja) 宇宙往還機の姿勢制御装置
JPS5896309A (ja) 飛しよう体自動操縦方式
Du et al. Analysis of the function of an accelerometer as feedback instrument within a lateral autopilot
RU2275671C1 (ru) Система управления беспилотным летательным аппаратом

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160823

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5995734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151