JP5994695B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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そこで,このような問題を解消するための技術について,従来から種々の提案がなされている(例えば,特許文献1,特許文献2,及び特許文献3)。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
ここで,バックシート30は,肌対向面及び肌非対向面の両面又はいずれか一方の面の少なくとも一部に,金属層31を有している。バックシート30に形成する金属層31は,例えば,バックシート31に対して金属蒸着を行うことにより形成されたものであってもよいし,バックシート31に金属シートをラミネートすることにより形成されたものであってもよい。
さらに,バックシート30は,肌非対向面側をカバーシート40によって被覆されている。
また,金属層31は光を反射し,吸収性物品を構成するその他の不織布などの部材と比較して非常に目立つものであるため,金属層31を外部から視認できるものであると,着用者によっては,吸収性物品を着用することに抵抗を持つ恐れもある。この点,上記構成によれば,金属層31が吸収体10によって殆どの部分が隠れるようになるため,通常の吸収性物品と変わらない外観とすることができ,着用者の抵抗感を払拭できる。
さらに,上記構成では,バックシート30の周縁に沿って非金属域32を形成している。金属層31は,通常の不織布等と比較して手触りが硬いものであるため,バックシート30の周縁まで金属層31を形成すると,吸収性物品全体の風合いが損なわれたり,バックシート30の縁が着用者の肌に触れたときに傷をつけてしまう恐れもある。この点,上記構成のように,バックシート30の周縁に沿って非金属域32を形成することで,少なくともバックシート30の周縁部分の肌触りを柔らかいままに維持できるため,金属層31を形成したとしても,吸収性物品全体の風合いが損なわれることを効果的に防止できる。
なお,本願明細書において,「長手方向」とは,使い捨ておむつの長手方向を意味し,使い捨ておむつの前身頃から後身頃を結ぶ方向(図1の上下方向)をいう。また,「幅方向」とは,使い捨ておむつの幅方向を意味し,上記長手方向に平面的に直交する方向(図1の左右方向)をいう。
また,本願明細書において,「肌対向面」とは,吸収性物品が装着された際に着用者の肌に向かい合う面を意味し,「肌非対向面」とは,肌対向面とは反対側の面であり,着用者の肌に向かい合わない面を意味する。
また,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
本発明は,少なくとも,トップシートとバックシートの間に吸収体が介在し,さらにバックシートの肌非対向面を覆うカバーシートを備えた吸収性物品に関する。本発明は,例えば,パンツ型の使い捨ておむつ,テープ型の使い捨ておむつ,生理用ナプキン,尿取りパッド,又は吸収パッドのように,体液を吸収保持することを目的として着用者に装着される物品に広く適用可能である。パンツ型の使い捨ておむつは,前身頃と後身頃の両側部が予め接合されたタイプの使い捨ておむつである。パンツ型の使い捨ておむつとしては,吸収性本体が載置される外装体が前身頃から後身頃に掛けて一体となった一体型のものであってもよいし,外装体が前身頃及び後身頃で分離され,前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋された架橋型のものであってもよい。また,テープ型の使い捨ておむつは,前身頃又は後身頃の両側部に接着テープが取り付けられ,着用時に接着テープを利用して前身頃と後身頃を接着させるタイプの使い捨ておむつである。
以下では,これらの種々のタイプの使い捨ておむつのうち,前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋されたタイプのパンツ型使い捨ておむつを例に挙げて,本発明の内容を具体的に説明する。
続いて,吸収性本体4の構造について説明する。吸収性本体4は,股下域3を中心に前身頃1及び後身頃2にかけて配置される。吸収性本体4は,使い捨ておむつ100の着用時おいて,着用者の股下に当接して尿などの液体を吸収保持する。
吸収体10は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体10は,液透過性のトップシート20と,液不透過性のバックシート30の間に配置される。吸収体10は,トップシート20を透過した液体を吸収する機能を有する吸収性材料により構成される。吸収体10を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートを用いることとしてもよい。また,吸収性材料には,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成され,用いられる。また,吸収体10は,吸収性材料を,ティシュや不織布などのコアラップシート11により,肌対向面側及び肌非対向面側から被包することにより構成されたものであることが好ましい。
トップシート20は,着用者の股下の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体10に透過させるためのシート状の部材である。このため,トップシート20は,柔軟性が高い液透過性材料で構成されることが好ましい。ここにいう液透過性材料とは,例えば,標準の大気圧下において,常温の水を5mlその上に載せた場合に,1分未満の時間で水を透過する材料を意味する。トップシート20は,吸収体10を肌対向面側から被覆するように配置される。トップシート20と吸収体10は,ホットメルト接着剤等の公知の接着剤によって固定すればよい。
バックシート30は,トップシート20を透過し吸収体10に吸収された液体が,外部に漏出することを防止するためのシート状の部材である。このため,バックシート30は,液不透過性材料によって構成されることが好ましい。ここにいう液不透過性材料とは,例えば,標準の大気圧下において,常温の水を5mlその上に載せた場合に,1分以上経過してもその水を透過しない材料を意味する。バックシート30は,吸収体10を肌非対向面側から被覆するように配置される。
カバーシート40は,バックシート30を補強して,その手触りを良くし,かつ,バックシート30の金属層31による保温効果を高めることを目的として設けられるシート状の部材である。図2(a)の断面図に示されるように,カバーシート40は,バックシート30の肌非対向面側に貼り合わせられる。なお,カバーシート40は,後述するサイドシート50の一部に重畳して貼り合わせられるものであってもよい。カバーシート40を構成する材料としては,織布や不織布が用いられる。特に,カバーシート40を構成する材料として,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる湿式不織布又は乾式不織布を用いることが好ましい。また,カバーシート40を構成する不織布としては,熱可塑性樹脂からなる繊維を,スパンボンド法,エアースルー法,スパンレース法,サーマルボンド法,メルトブローン法,又はニードルパンチ法等の加工法によって加工したものが挙げられる。
計算式:(S1/S2)×100(%)
定義:S1=全エンボス突起の総平面面積
S2=エンボスロールの全面積
一対のサイドシート50は,吸収体10の両側部に立体ギャザーを形成するための部材である。図2(a)の断面図に示されるように,吸収体10の左右両側には,一対のサイドシート50が設けられる。立体ギャザーは,吸収体10の両側縁部に沿って起立し,着用者が排泄した尿の横漏れを防止するため防漏壁として機能する。吸収体10の両側縁に沿っては配置された一対のサイドシート50は,おむつの長手方向に沿って,トップシート20上に固定される。また,一対のサイドシート50は,トップシート20及びバックシート30の両側縁を挟みこむようにして,トップシート20の上面側及びバックシート30の底面側に,ホットメルト接着剤等によって固定されている。
図1に示されるように,前身頃外装体5及び後身頃外装体6は,使い捨ておむつの装着時において着用者の腹部及び背部に接触するとともに,前身頃外装体5及び後身頃外装体6の間に位置する吸収性本体4を,吊持するための部材である。
図3は,図1及び図2を参照して説明した実施形態とは異なる実施形態を示している。図3は,図2と同様に,吸収性本体4の断面を示すものである。図3に示した実施形形態の説明において,上記図1及び図2に示した実施形態と同じ構成については同じ符号を付してその説明を割愛し,上記図1及び図2の実施形態と異なる構成を中心に説明を行う。
続いて,図5を参照して,さらに別の実施形態について説明する。図5は,使い捨ておむつの構成部材のうち,吸収体10と,トップシート20と,バックシート30と,カバーシート40を概念的に抽出して斜視図であり,バックシート30に金属層31を形成する領域を模式的に示している。
30…バックシート 31…金属層 32…非金属域
40…カバーシート 50…サイドシート 51…外側ギャザー伸縮部材
52…内側ギャザー伸縮部材 60…第1補助シート 70…第2補助シート
100…使い捨ておむつ(吸収性物品)
Claims (6)
- 吸収体(10)と,
前記吸収体(10)の肌対向面側に配置された液透過性のトップシート(20)と,
前記吸収体(10)の肌非対向面側に配置された液不透過性のバックシート(30)と,
前記バックシート(30)の肌非対向面側に配置されたカバーシート(40)と,を備える吸収性物品であって,
前記バックシート(30)は,少なくとも肌対向面の少なくとも一部に金属層(31)を有しており,
前記吸収体(10)と前記バックシート(30)の金属層(31)との間に,一又は複数の第1補助シート(60)をさらに備え,
前記第1補助シート(60)は,複数の凹部(61)と複数の凸部(62)が形成されている
吸収性物品。 - 前記吸収体は,吸収性材料と当該吸収性材料を肌対向面側及び肌非対向面側から被包するコアラップシートとを有する
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記バックシート(30)は,少なくとも前記金属層(31)が形成された部分において,複数の通気孔が形成されている
請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。 - 前記カバーシート(40)は,エンボス加工によって,複数の凹部(41)と複数の凸部(42)が形成されている
請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。 - 前記バックシート(30)と前記カバーシート(40)との間に,一又は複数の第2補助シート(70)を,さらに備える
請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。 - 前記バックシート(30)は,前記吸収体(10)が厚み方向に重なる領域内,又は前記吸収体(10)が厚み方向に重なる部分を含む領域内に,前記金属層(31)を有しており,
前記バックシート(30)は,さらに,前記金属層(31)の周囲に,当該金属層(31)が形成されていない非金属域(32)を有する
請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。
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